JP2002130131A - 密閉形電動圧縮機 - Google Patents
密閉形電動圧縮機Info
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- JP2002130131A JP2002130131A JP2000317705A JP2000317705A JP2002130131A JP 2002130131 A JP2002130131 A JP 2002130131A JP 2000317705 A JP2000317705 A JP 2000317705A JP 2000317705 A JP2000317705 A JP 2000317705A JP 2002130131 A JP2002130131 A JP 2002130131A
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- discharge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 密閉形電動圧縮機において、吐出ポート部で
の圧力損失を低減させる。 【解決手段】 ピストン18のシリンダヘッド20側端
部に円錐台形状の凸部36が形成されている。また、シ
リンダヘッド20には、凸部36が入り込む吐出ポート
22が設けられている。吐出ポート22の内側面は、凸
部36の外側の傾斜面とは逆方向の傾斜面22aが形成
されている。このように構成すれば、吐出ポート22の
内側面と凸部36の外側面との間の通路断面積を十分に
確保することができ、吐出行程における同通路部での圧
力損失を低減できる。
の圧力損失を低減させる。 【解決手段】 ピストン18のシリンダヘッド20側端
部に円錐台形状の凸部36が形成されている。また、シ
リンダヘッド20には、凸部36が入り込む吐出ポート
22が設けられている。吐出ポート22の内側面は、凸
部36の外側の傾斜面とは逆方向の傾斜面22aが形成
されている。このように構成すれば、吐出ポート22の
内側面と凸部36の外側面との間の通路断面積を十分に
確保することができ、吐出行程における同通路部での圧
力損失を低減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉型電動圧縮機に
係り、特に冷蔵庫等の冷凍装置に組み込まれる密閉形電
動圧縮機に関する。
係り、特に冷蔵庫等の冷凍装置に組み込まれる密閉形電
動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に往復動式密閉形電動圧縮機は、図
7に断面図として示すように、密閉容器10内の下部に
電動機部11が、上部に圧縮機構部12が収納され、こ
れらは支持ばね13によって密閉容器10内に弾性支持
されている。電動機部11は固定子14と回転子15を
備え、回転子15にはクランク軸16が嵌入されてい
る。クランク軸16の上端部には、クランク軸16の軸
心より偏心したクランクピン16aが形成されている。
7に断面図として示すように、密閉容器10内の下部に
電動機部11が、上部に圧縮機構部12が収納され、こ
れらは支持ばね13によって密閉容器10内に弾性支持
されている。電動機部11は固定子14と回転子15を
備え、回転子15にはクランク軸16が嵌入されてい
る。クランク軸16の上端部には、クランク軸16の軸
心より偏心したクランクピン16aが形成されている。
【0003】圧縮機構部12は、図8に示すように、シ
リンダ17と、シリンダ17内を往復運動するピストン
18と、シリンダ17の一側を塞いでピストン18と共
にシリンダ17内に圧縮室19を形成するシリンダヘッ
ド20と、シリンダヘッド20に形成された吸入ポート
21及び吐出ポート22と、シリンダヘッド20に設け
られ吸入ポート21及び吐出ポート22をそれぞれ開閉
する吸入弁23及び吐出弁24とを備えている。シリン
ダヘッド21はヘッドカバー25で覆われ、このヘッド
カバー25には、吸入サイレンサ通路26と吸入ポート
21に連通した吸入室27と、吐出ポート22と吐出通
路28に連通する吐出室29が設けられている。また、
ピストン18にはピストンピン30によってコネクティ
ングロッド31の一側が接続され、このコネクティング
ロッド31の他側はクランクピン16aに取り付けられ
ている。
リンダ17と、シリンダ17内を往復運動するピストン
18と、シリンダ17の一側を塞いでピストン18と共
にシリンダ17内に圧縮室19を形成するシリンダヘッ
ド20と、シリンダヘッド20に形成された吸入ポート
21及び吐出ポート22と、シリンダヘッド20に設け
られ吸入ポート21及び吐出ポート22をそれぞれ開閉
する吸入弁23及び吐出弁24とを備えている。シリン
ダヘッド21はヘッドカバー25で覆われ、このヘッド
カバー25には、吸入サイレンサ通路26と吸入ポート
21に連通した吸入室27と、吐出ポート22と吐出通
路28に連通する吐出室29が設けられている。また、
ピストン18にはピストンピン30によってコネクティ
ングロッド31の一側が接続され、このコネクティング
ロッド31の他側はクランクピン16aに取り付けられ
ている。
【0004】密閉容器10内の下部には、図7に示すよ
うに、上記構成部品の各摺動部を潤滑するために潤滑油
32が貯溜されている。クランク軸16には、内部に縦
穴16bが形成されており、クランク軸16が回転する
と、その回転遠心作用により、潤滑油32は、図中の矢
印のように、縦穴16bを通ってフレーム軸受部33や
クランクピン16a等に給油する一方、クランクピン1
6aの上端部から飛散してシリンダ17とピストン18
を潤滑する。なお、被圧縮流体は、矢印のように、入口
管34から密閉容器10内に入り、圧縮機構部12で圧
縮された後に出口管35から排出される。
うに、上記構成部品の各摺動部を潤滑するために潤滑油
32が貯溜されている。クランク軸16には、内部に縦
穴16bが形成されており、クランク軸16が回転する
と、その回転遠心作用により、潤滑油32は、図中の矢
印のように、縦穴16bを通ってフレーム軸受部33や
クランクピン16a等に給油する一方、クランクピン1
6aの上端部から飛散してシリンダ17とピストン18
を潤滑する。なお、被圧縮流体は、矢印のように、入口
管34から密閉容器10内に入り、圧縮機構部12で圧
縮された後に出口管35から排出される。
【0005】ところで、上記構成の往復動式密閉形電動
圧縮機において、近年、吐出ポート22のデッドボリュ
ームを低減するために、ピストン18のシリンダヘッド
21側端部には、図8に示すように、吐出ポート22に
対応する位置に凸部36aが設けられている。この凸部
36aは円柱形をしており、シリンダヘッド20の吐出
ポート22は凸部36aが容易に入り込めるように、凸
部36aの外形に相似な円筒形状に形成されている。
圧縮機において、近年、吐出ポート22のデッドボリュ
ームを低減するために、ピストン18のシリンダヘッド
21側端部には、図8に示すように、吐出ポート22に
対応する位置に凸部36aが設けられている。この凸部
36aは円柱形をしており、シリンダヘッド20の吐出
ポート22は凸部36aが容易に入り込めるように、凸
部36aの外形に相似な円筒形状に形成されている。
【0006】また、図9に示すように円錐台形をなした
凸部36もある。この場合は、シリンダヘッド20の吐
出ポート22は凸部36が容易に入り込むように、凸部
36の外形に相似な円錐形状に形成されている。
凸部36もある。この場合は、シリンダヘッド20の吐
出ポート22は凸部36が容易に入り込むように、凸部
36の外形に相似な円錐形状に形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ピストンのシリンダヘッド側に設けられた
凸部と吐出ポートは軸方向に沿った断面形状が相似形で
あるので、ピストンが吐出行程になった直後、すなわち
シリンダ圧縮室内の圧力が吐出圧力に達して、被圧縮流
体が吐出弁を押し上げて、圧縮室内の吐出ポートを介し
て吐出室に流出しようとする時は、ピストンの凸部先端
が吐出ポート入口に一部入り込んで、吐出ポート入口部
内側面と凸部の外側面との間の通路断面積は非常に狭く
なっており、ここでの圧力損失が大きい。また、吐出行
程が終了するまでの間においても、上記通路面積は一定
であるか、もしくは凸部の根本にアール部が形成されて
いれば逆にますます狭くなるので、大きな圧力損失が生
じている。
来技術では、ピストンのシリンダヘッド側に設けられた
凸部と吐出ポートは軸方向に沿った断面形状が相似形で
あるので、ピストンが吐出行程になった直後、すなわち
シリンダ圧縮室内の圧力が吐出圧力に達して、被圧縮流
体が吐出弁を押し上げて、圧縮室内の吐出ポートを介し
て吐出室に流出しようとする時は、ピストンの凸部先端
が吐出ポート入口に一部入り込んで、吐出ポート入口部
内側面と凸部の外側面との間の通路断面積は非常に狭く
なっており、ここでの圧力損失が大きい。また、吐出行
程が終了するまでの間においても、上記通路面積は一定
であるか、もしくは凸部の根本にアール部が形成されて
いれば逆にますます狭くなるので、大きな圧力損失が生
じている。
【0008】このように大きな圧力損失が生じると、圧
縮機の効率が低下するとともに、圧縮室内の圧力や吐出
室内の圧力が急激に上昇するために圧力脈動が大きくな
り、圧縮機からの騒音も増大する。
縮機の効率が低下するとともに、圧縮室内の圧力や吐出
室内の圧力が急激に上昇するために圧力脈動が大きくな
り、圧縮機からの騒音も増大する。
【0009】本発明の課題は、吐出ポート部での圧力損
失を低減させることのできる密閉形電動圧縮機を提供す
ることにある。
失を低減させることのできる密閉形電動圧縮機を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の密閉形電動圧縮機は、密閉容器内に、電動
機部と、該電動機部によって駆動される圧縮機構部とが
収納され、前記圧縮機構部は、シリンダと、該シリンダ
内を往復運動するピストンと、前記シリンダの一側を塞
いで前記ピストンと共に前記シリンダ内に圧縮室を形成
するシリンダヘッドと、該シリンダヘッドに設けられた
吸入ポート及び吐出ポートと、前記吸入ポート及び吐出
ポートを開閉する吸入弁及び吐出弁とを備え、前記ピス
トンのシリンダヘッド側端部には、被圧縮流体を前記圧
縮室から吐出する際に前記吐出ポートに入り込む凸部が
形成され、かつ前記吐出ポートの内側面と前記凸部の外
側面とは軸方向に沿った傾斜が互いに異なっていること
を特徴としている。
に、本発明の密閉形電動圧縮機は、密閉容器内に、電動
機部と、該電動機部によって駆動される圧縮機構部とが
収納され、前記圧縮機構部は、シリンダと、該シリンダ
内を往復運動するピストンと、前記シリンダの一側を塞
いで前記ピストンと共に前記シリンダ内に圧縮室を形成
するシリンダヘッドと、該シリンダヘッドに設けられた
吸入ポート及び吐出ポートと、前記吸入ポート及び吐出
ポートを開閉する吸入弁及び吐出弁とを備え、前記ピス
トンのシリンダヘッド側端部には、被圧縮流体を前記圧
縮室から吐出する際に前記吐出ポートに入り込む凸部が
形成され、かつ前記吐出ポートの内側面と前記凸部の外
側面とは軸方向に沿った傾斜が互いに異なっていること
を特徴としている。
【0011】上記構成によれば、吐出ポートの内側面と
凸部の外側面とは軸方向に沿った傾斜が互いに異なって
いるので、凸部先端が吐出ポート入口に一部入り込んだ
ときでも、吐出ポート入口部内側面と凸部の外側面との
間の通路断面積はあまり狭くならず、この箇所で大きな
圧力損失が生じるのを回避できる。また、吐出ポートの
内側面と凸部の外側面とは軸方向に沿った傾斜が互いに
異なっていれば、吐出行程が終了するまでの間、十分な
通路断面積が維持され、大きな圧力損失は生じない。そ
の結果、圧縮機の効率低下や、圧力脈動による騒音も防
止できる。
凸部の外側面とは軸方向に沿った傾斜が互いに異なって
いるので、凸部先端が吐出ポート入口に一部入り込んだ
ときでも、吐出ポート入口部内側面と凸部の外側面との
間の通路断面積はあまり狭くならず、この箇所で大きな
圧力損失が生じるのを回避できる。また、吐出ポートの
内側面と凸部の外側面とは軸方向に沿った傾斜が互いに
異なっていれば、吐出行程が終了するまでの間、十分な
通路断面積が維持され、大きな圧力損失は生じない。そ
の結果、圧縮機の効率低下や、圧力脈動による騒音も防
止できる。
【0012】上記密閉形電動圧縮機を構成するに際して
は、以下の要素を付加することができる。 (1)前記凸部を錐形状として、前記吐出ポートの内側
面を前記錐形状とは逆に傾斜した傾斜面とする。 (2)前記凸部を円柱形状として、前記吐出ポートの内
側面を前記円柱形に対して傾斜した傾斜面とする。 (3)前記傾斜面を、前記吐出ポートの周方向に沿って
部分的に設ける。 (4)前記吐出ポートの端部に、前記傾斜面とは異なる
傾斜面を形成する。
は、以下の要素を付加することができる。 (1)前記凸部を錐形状として、前記吐出ポートの内側
面を前記錐形状とは逆に傾斜した傾斜面とする。 (2)前記凸部を円柱形状として、前記吐出ポートの内
側面を前記円柱形に対して傾斜した傾斜面とする。 (3)前記傾斜面を、前記吐出ポートの周方向に沿って
部分的に設ける。 (4)前記吐出ポートの端部に、前記傾斜面とは異なる
傾斜面を形成する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。なお、従来技術と同一な部分には同
一符号が記してある。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る密閉形電動圧縮
機の圧縮機構部の構成を示している。この圧縮機構部は
スコッチヨーク式の駆動機構であり、クランク軸16の
回転運動を往復運動に変換するスライダ40と、このス
ライダ40の運動によってシリンダ17内を往復運動す
るピストン18からなり、ピストン18はスライダ40
と係合するスライダ管41と一体に構成されている。つ
まり、クランク軸16の上端部にはクランク軸16の軸
心より偏心したクランクピン16aが設けられており、
このクランクピン16aには、外形が円筒形状したスラ
イダ40が挿入され、さらにスライダ40は内周面が円
筒形状の前記スライダ管41に挿設されている。そし
て、クランク軸16が回転するとクランクピン16aは
偏心回転運動を行い、これによって、スライダ40は図
面に対して垂直な方向に往復運動するとともに、スライ
ダ管41は図面の左右方向に往復運動する。
に従って説明する。なお、従来技術と同一な部分には同
一符号が記してある。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る密閉形電動圧縮
機の圧縮機構部の構成を示している。この圧縮機構部は
スコッチヨーク式の駆動機構であり、クランク軸16の
回転運動を往復運動に変換するスライダ40と、このス
ライダ40の運動によってシリンダ17内を往復運動す
るピストン18からなり、ピストン18はスライダ40
と係合するスライダ管41と一体に構成されている。つ
まり、クランク軸16の上端部にはクランク軸16の軸
心より偏心したクランクピン16aが設けられており、
このクランクピン16aには、外形が円筒形状したスラ
イダ40が挿入され、さらにスライダ40は内周面が円
筒形状の前記スライダ管41に挿設されている。そし
て、クランク軸16が回転するとクランクピン16aは
偏心回転運動を行い、これによって、スライダ40は図
面に対して垂直な方向に往復運動するとともに、スライ
ダ管41は図面の左右方向に往復運動する。
【0014】シリンダ17の一側はシリンダヘッド20
で塞がれており、シリンダ17内には、シリンダヘッド
20及びピストン18によって圧縮室19が形成されて
いる。シリンダヘッド20には吸入ポート21及び吐出
ポート22が形成され、さらに吸入ポート21には該吸
入ポートを開閉する吸入弁23が、吐出ポート22には
該吐出ポートを開閉する吐出弁24がそれぞれ設けられ
ている。また、シリンダヘッド20はヘッドカバー25
で覆われ、このヘッドカバー25の内部には、吸入サイ
レンサ通路26と吸入ポート21とを連通する吸入室2
7と、吐出ポート22と吐出通路28とを連通する吐出
室29が設けられている。
で塞がれており、シリンダ17内には、シリンダヘッド
20及びピストン18によって圧縮室19が形成されて
いる。シリンダヘッド20には吸入ポート21及び吐出
ポート22が形成され、さらに吸入ポート21には該吸
入ポートを開閉する吸入弁23が、吐出ポート22には
該吐出ポートを開閉する吐出弁24がそれぞれ設けられ
ている。また、シリンダヘッド20はヘッドカバー25
で覆われ、このヘッドカバー25の内部には、吸入サイ
レンサ通路26と吸入ポート21とを連通する吸入室2
7と、吐出ポート22と吐出通路28とを連通する吐出
室29が設けられている。
【0015】また、ピストン18のシリンダヘッド20
側端部には、吐出ポート22に対応する位置に凸部36
が形成されている。この凸部36はシリンダヘッド20
側に向かって細くなるような円錐台形状となっている。
一方、シリンダヘッド20に形成された吐出ポート22
の入口部は凸部36が容易に入り込める大きさを有し、
また、吐出ポート22の内側面には、凸部36の外側の
傾斜面とは逆方向の傾斜面22aが形成されている。こ
こでは、傾斜面22aは吐出ポート22の周方向に沿っ
て全体に形成されている。
側端部には、吐出ポート22に対応する位置に凸部36
が形成されている。この凸部36はシリンダヘッド20
側に向かって細くなるような円錐台形状となっている。
一方、シリンダヘッド20に形成された吐出ポート22
の入口部は凸部36が容易に入り込める大きさを有し、
また、吐出ポート22の内側面には、凸部36の外側の
傾斜面とは逆方向の傾斜面22aが形成されている。こ
こでは、傾斜面22aは吐出ポート22の周方向に沿っ
て全体に形成されている。
【0016】次に、上記構成の圧縮機構部について、そ
の作用を説明する。クランク軸16の回転によりクラン
クピン16aが偏心回転運動を行うと、スライダ40と
スライダ管41のスコッチヨーク機構により、ピストン
18は往復運動に変換されてシリンダ17内で往復摺動
する。図1において、ピストン18が右側に移動すると
圧縮室19内の圧力が吸入室27より低下するので、吸
入弁23が開弁する。被圧縮流体は、図7に示したよう
入口管34から密閉容器10内に入り、吸入サイレンサ
通路26等を通って、吸入室27に流入している。そし
て、吸入弁23が開弁することで、被圧縮流体は吸入ポ
ート21を通って吸入室27から圧縮室19へ吸入され
る。
の作用を説明する。クランク軸16の回転によりクラン
クピン16aが偏心回転運動を行うと、スライダ40と
スライダ管41のスコッチヨーク機構により、ピストン
18は往復運動に変換されてシリンダ17内で往復摺動
する。図1において、ピストン18が右側に移動すると
圧縮室19内の圧力が吸入室27より低下するので、吸
入弁23が開弁する。被圧縮流体は、図7に示したよう
入口管34から密閉容器10内に入り、吸入サイレンサ
通路26等を通って、吸入室27に流入している。そし
て、吸入弁23が開弁することで、被圧縮流体は吸入ポ
ート21を通って吸入室27から圧縮室19へ吸入され
る。
【0017】次に、ピストン18が下死点に達し、図1
において左側に移動し始めると、吸入弁23が閉じて、
圧縮室19の容積が減少するのに伴い、圧縮室19内の
圧力が上昇する。圧縮室19内の圧力が吐出圧力に達す
ると吐出弁24が開弁し、ピストン18が上死点に達す
るまでの間、圧縮された被圧縮流体は吐出ポート22を
通ってヘッドカバー25内の吐出室29に吐出される。
において左側に移動し始めると、吸入弁23が閉じて、
圧縮室19の容積が減少するのに伴い、圧縮室19内の
圧力が上昇する。圧縮室19内の圧力が吐出圧力に達す
ると吐出弁24が開弁し、ピストン18が上死点に達す
るまでの間、圧縮された被圧縮流体は吐出ポート22を
通ってヘッドカバー25内の吐出室29に吐出される。
【0018】図2は、通常よく使用される圧力条件下に
おいて、圧縮室19内の圧力が吐出圧力に達して吐出行
程を開始するときの、ピストン18と吐出ポート22と
の相対関係を示している。このときは、ピストン18の
凸部36先端が吐出ポート22の入口部分に一部入り込
んだ状態である。そして、このようにピストン凸部36
先端が吐出ポート22に入り込むと、その直後に吐出弁
24が開いて、圧縮室19の圧縮された被圧縮流体が吐
出ポート22を通って吐出室29へと吐出される。
おいて、圧縮室19内の圧力が吐出圧力に達して吐出行
程を開始するときの、ピストン18と吐出ポート22と
の相対関係を示している。このときは、ピストン18の
凸部36先端が吐出ポート22の入口部分に一部入り込
んだ状態である。そして、このようにピストン凸部36
先端が吐出ポート22に入り込むと、その直後に吐出弁
24が開いて、圧縮室19の圧縮された被圧縮流体が吐
出ポート22を通って吐出室29へと吐出される。
【0019】本実施の形態では、吐出ポート22は凸部
36が容易に入り込める大きさを有しているので、吐出
ポート22の入口部分に凸部36先端の一部が入り込ん
だ状態においても、吐出ポート22の内側面と凸部36
の外側面との間の通路断面積を十分に大きく確保するこ
とができる。そして、吐出ポート22の内側面には凸部
36の外側面とは逆方向の傾斜面22aが形成されてい
るので、吐出行程が終了するまでの間においても、上記
通路面積が十分に確保される。そのために、被圧縮流体
が吐出ポート22を通る際の圧力損失を大幅に小さくす
ることができる。また、吐出ポート22における圧力損
失を小さくできることから、圧縮室19や吐出室29の
圧力が急激に上昇することがなくなり、特に、吐出室2
9内の圧力脈動が小さくなり、これに伴う騒音を低減す
ることができる。
36が容易に入り込める大きさを有しているので、吐出
ポート22の入口部分に凸部36先端の一部が入り込ん
だ状態においても、吐出ポート22の内側面と凸部36
の外側面との間の通路断面積を十分に大きく確保するこ
とができる。そして、吐出ポート22の内側面には凸部
36の外側面とは逆方向の傾斜面22aが形成されてい
るので、吐出行程が終了するまでの間においても、上記
通路面積が十分に確保される。そのために、被圧縮流体
が吐出ポート22を通る際の圧力損失を大幅に小さくす
ることができる。また、吐出ポート22における圧力損
失を小さくできることから、圧縮室19や吐出室29の
圧力が急激に上昇することがなくなり、特に、吐出室2
9内の圧力脈動が小さくなり、これに伴う騒音を低減す
ることができる。
【0020】吐出室29に吐出されたガスは、吐出通路
28を通って、図7に示した出口管35から密閉容器1
0外へ送り出される。以上のような吸入・圧縮・吐出の
行程をクランク軸16の1回転毎に繰り返される。
28を通って、図7に示した出口管35から密閉容器1
0外へ送り出される。以上のような吸入・圧縮・吐出の
行程をクランク軸16の1回転毎に繰り返される。
【0021】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2を示している。本実施の形態の特徴は、ピストン1
8のシリンダヘッド20側端部に凸部36aが形成され
ているが、この凸部36aは円錐台形状ではなく、円柱
形状をなしていることである。なお、シリンダヘッド2
0の吐出ポート22の内側面は、実施の形態1の場合と
同じ形状をなしている。
態2を示している。本実施の形態の特徴は、ピストン1
8のシリンダヘッド20側端部に凸部36aが形成され
ているが、この凸部36aは円錐台形状ではなく、円柱
形状をなしていることである。なお、シリンダヘッド2
0の吐出ポート22の内側面は、実施の形態1の場合と
同じ形状をなしている。
【0022】本実施の形態でも、実施の形態1の場合と
同様に、吐出ポート22の入口部分に凸部36a先端の
一部入り込んだとき、さらに吐出行程が終了するまでの
間、吐出ポート22の内側面と凸部36の外側面との間
の通路断面積を十分に大きく確保することができ、被圧
縮流体が吐出ポート22を通る際の圧力損失を大幅に小
さくすることができる。
同様に、吐出ポート22の入口部分に凸部36a先端の
一部入り込んだとき、さらに吐出行程が終了するまでの
間、吐出ポート22の内側面と凸部36の外側面との間
の通路断面積を十分に大きく確保することができ、被圧
縮流体が吐出ポート22を通る際の圧力損失を大幅に小
さくすることができる。
【0023】(実施の形態3)図4及び図5は、本発明
の実施の形態3を示している。本実施の形態の特徴は、
吐出ポート22の内側面に、凸部36の外側の傾斜面と
は逆方向の傾斜面22aが形成され、さらにその傾斜面
22aの上側(吐出弁24側)にストレート部22b
が、下側(吸入弁23側)にテーパー部22cがそれぞ
れ形成されていることである。テーパー部22cのテー
パー角度は凸部36の外側面の傾斜角とほぼ同じ角度か
若干大きく形成されている。凸部36は、実施の形態1
と同様、円錐台形状をなしている。
の実施の形態3を示している。本実施の形態の特徴は、
吐出ポート22の内側面に、凸部36の外側の傾斜面と
は逆方向の傾斜面22aが形成され、さらにその傾斜面
22aの上側(吐出弁24側)にストレート部22b
が、下側(吸入弁23側)にテーパー部22cがそれぞ
れ形成されていることである。テーパー部22cのテー
パー角度は凸部36の外側面の傾斜角とほぼ同じ角度か
若干大きく形成されている。凸部36は、実施の形態1
と同様、円錐台形状をなしている。
【0024】図4は圧縮室19内の圧力が吐出圧力に達
して吐出行程を開始するときの状態を示しているが、テ
ーパー部22cの終端部(テーパー部22cと傾斜面2
2aとの境界)22dは、吐出行程を開始するときの凸
部36の先端位置に一致する位置に設けられている。一
方、ストレート部22bの開始部(ストレート部22b
と傾斜面22aとの境界)22eは、図5に示すよう
に、ピストン18が上死点にある時の凸部36の先端位
置に一致する位置に設けられている。
して吐出行程を開始するときの状態を示しているが、テ
ーパー部22cの終端部(テーパー部22cと傾斜面2
2aとの境界)22dは、吐出行程を開始するときの凸
部36の先端位置に一致する位置に設けられている。一
方、ストレート部22bの開始部(ストレート部22b
と傾斜面22aとの境界)22eは、図5に示すよう
に、ピストン18が上死点にある時の凸部36の先端位
置に一致する位置に設けられている。
【0025】テーパー部22cを設けたことによって吐
出ポート部のデッドボリュームは増えるが、ストレート
部22bを設けたので、それ以上にデッドボリュームが
減っており、実質的には吐出ポート部のデッドボリュー
ムを減少させることができる。また、図5に示すよう
に、ピストン18が上死点に達する時には吐出行程が終
了することや吐出されるガス流量が減少することから、
ストレート部22bでのガスの流速が小さくなるので圧
力損失の影響もない。
出ポート部のデッドボリュームは増えるが、ストレート
部22bを設けたので、それ以上にデッドボリュームが
減っており、実質的には吐出ポート部のデッドボリュー
ムを減少させることができる。また、図5に示すよう
に、ピストン18が上死点に達する時には吐出行程が終
了することや吐出されるガス流量が減少することから、
ストレート部22bでのガスの流速が小さくなるので圧
力損失の影響もない。
【0026】本実施の形態によれば、吐出ポート部のデ
ッドボリュームを増大させることなく、吐出ポート22
の内側面と凸部36の外側面との間の通路断面積を更に
大きく確保することができるので、吐出ポート部での圧
力損失を更に低減させることが可能である。
ッドボリュームを増大させることなく、吐出ポート22
の内側面と凸部36の外側面との間の通路断面積を更に
大きく確保することができるので、吐出ポート部での圧
力損失を更に低減させることが可能である。
【0027】(実施の形態4)図6は、本発明の実施の
形態4を示している。本実施の形態の特徴は、吐出ポー
ト22の内側面に、傾斜面50が吐出ポート22の周方
向に沿って部分的に形成されていることである。また、
シリンダヘッド20の端部に設けられた吐出弁24は舌
状形のリード弁で、そのリフトを規制するためにリテー
ナ51が吐出弁24と一体的にシリンダヘッド20に固
定されている。
形態4を示している。本実施の形態の特徴は、吐出ポー
ト22の内側面に、傾斜面50が吐出ポート22の周方
向に沿って部分的に形成されていることである。また、
シリンダヘッド20の端部に設けられた吐出弁24は舌
状形のリード弁で、そのリフトを規制するためにリテー
ナ51が吐出弁24と一体的にシリンダヘッド20に固
定されている。
【0028】吐出ポート22の傾斜面50は凸部36の
外側の傾斜面とは逆方向に傾斜し、吐出弁24が開く側
(図の右側)に形成されている。また、吐出ポート22
の傾斜面50は吐出ポート外周のほぼ半周分を占めてお
り、残りの約半周分にはストレート面52が形成されて
いる。
外側の傾斜面とは逆方向に傾斜し、吐出弁24が開く側
(図の右側)に形成されている。また、吐出ポート22
の傾斜面50は吐出ポート外周のほぼ半周分を占めてお
り、残りの約半周分にはストレート面52が形成されて
いる。
【0029】上記構成において、圧縮室19の圧力が吐
出圧力に達すると、吐出弁24が開き、圧縮された被圧
縮流体はピストン18に押し出されるように傾斜面50
に沿って吐出室29(図1参照)に流出する。
出圧力に達すると、吐出弁24が開き、圧縮された被圧
縮流体はピストン18に押し出されるように傾斜面50
に沿って吐出室29(図1参照)に流出する。
【0030】本実施の形態によれば、ストレート面52
が形成されているので、吐出ポート部のデッドボリュー
ムを減らすことができるとともに、吐出弁に近い側で吐
出ポート部での圧力損失を大幅に低減できる。
が形成されているので、吐出ポート部のデッドボリュー
ムを減らすことができるとともに、吐出弁に近い側で吐
出ポート部での圧力損失を大幅に低減できる。
【0031】なお、本実施の形態では、傾斜面50とス
トレート面52を吐出ポート22側に形成したが、この
ような傾斜面50とストレート面52は吸入ポート21
側に形成することもできる。
トレート面52を吐出ポート22側に形成したが、この
ような傾斜面50とストレート面52は吸入ポート21
側に形成することもできる。
【0032】また、上述した実施の形態2及び実施の形
態3においても、吐出ポート22の内側面に、吐出ポー
ト22の周方向に沿って傾斜面を部分的に形成すること
ができる。
態3においても、吐出ポート22の内側面に、吐出ポー
ト22の周方向に沿って傾斜面を部分的に形成すること
ができる。
【0033】また、本発明は、圧縮機構部がスコッチヨ
ーク式の駆動機構を有するものだけでなく、図7及ぶ図
8で示したようなコネクティングロッド式の駆動機構を
有する密閉型電動圧縮機にも適用できる。
ーク式の駆動機構を有するものだけでなく、図7及ぶ図
8で示したようなコネクティングロッド式の駆動機構を
有する密閉型電動圧縮機にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、吐出ポート部での圧力損失を低減させることがで
きるので、高効率で低騒音の密閉形電動圧縮機を得るこ
とができる。
れば、吐出ポート部での圧力損失を低減させることがで
きるので、高効率で低騒音の密閉形電動圧縮機を得るこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態1を示しており、密閉形電
動圧縮機の圧縮機構部の断面図である。
動圧縮機の圧縮機構部の断面図である。
【図2】吐出行程開始時におけるピストンと吐出ポート
の部分拡大断面図である。
の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2を示しており、吐出行程
開始時におけるピストンと吐出ポートの部分拡大断面図
である。
開始時におけるピストンと吐出ポートの部分拡大断面図
である。
【図4】本発明の実施の形態3を示しており、吐出行程
開始時におけるピストンと吐出ポートの部分拡大断面図
である。
開始時におけるピストンと吐出ポートの部分拡大断面図
である。
【図5】実施の形態3において、上死点時におけるピス
トンと吐出ポートの部分拡大断面図である。
トンと吐出ポートの部分拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4を示しており、吐出行程
開始時におけるピストンと吐出ポートの部分拡大断面図
である。
開始時におけるピストンと吐出ポートの部分拡大断面図
である。
【図7】従来技術による密閉形電動圧縮機の縦断面図で
ある。
ある。
【図8】図8の密閉形電動圧縮機に搭載された圧縮機構
部の要部断面図である。
部の要部断面図である。
【図9】他の従来例による圧縮機構部の要部断面図であ
る。
る。
10 密閉容器 11 電動機部 12 圧縮機構部 13 支持ばね 14 固定子 15 回転子 16 クランク軸 16a クランクピン 17 シリンダ 18 ピストン 19 圧縮室 20 シリンダヘッド 21 吸入ポート 22 吐出ポート 22a 傾斜面 22b ストレート部 22c テーパー部 22d 終端部 22e 開始部 23 吸入弁 24 吐出弁 25 ヘッドカバー 26 吸入サイレンサ通路 27 吸入室 28 吐出通路 29 吐出室 32 潤滑油 34 入口管 35 出口管 36 円錐台形状の凸部 36a 円柱形状の凸部 40 スライダ 41 スライダ管 50 傾斜面 51 リテーナ 52 ストレート面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 茂太郎 栃木県下都賀郡大平町富田800番地 株式 会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 矢沢 秀樹 栃木県下都賀郡大平町富田800番地 株式 会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 紺野 元 栃木県下都賀郡大平町富田800番地 株式 会社日立栃木テクノロジー内 Fターム(参考) 3H003 AA02 AB03 AC03 BA00 CB00 CC06 CD02
Claims (5)
- 【請求項1】 密閉容器内に、電動機部と、該電動機部
によって駆動される圧縮機構部とが収納され、 前記圧縮機構部は、シリンダと、該シリンダ内を往復運
動するピストンと、前記シリンダの一側を塞いで前記ピ
ストンと共に前記シリンダ内に圧縮室を形成するシリン
ダヘッドと、該シリンダヘッドに設けられた吸入ポート
及び吐出ポートと、前記吸入ポート及び吐出ポートを開
閉する吸入弁及び吐出弁とを備え、 前記ピストンのシリンダヘッド側端部には、被圧縮流体
を前記圧縮室から吐出するときに前記吐出ポートに入り
込む凸部が形成され、かつ前記吐出ポートの内側面と前
記凸部の外側面とは軸方向に沿った傾斜が互いに異なっ
ていることを特徴とする密閉形電動圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の密閉形電動圧縮機にお
いて、 前記凸部は錐形状をなし、かつ前記吐出ポートの内側面
は前記錐形状とは逆に傾斜していることを特徴とする密
閉形電動圧縮機。 - 【請求項3】 請求項1に記載の密閉形電動圧縮機にお
いて、 前記凸部は円柱形状をなし、かつ前記吐出ポートの内側
面は前記円柱形に対して傾斜していることを特徴とする
密閉形電動圧縮機。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載の密閉形電動圧縮
機において、 前記傾斜した面は、前記吐出ポートの周方向に沿って部
分的に設けられていることを特徴とする密閉形電動圧縮
機。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の密閉形
電動圧縮機において、 前記吐出ポートの端部には、前記傾斜した面とは異なる
傾斜面が形成されていることを特徴とする密閉形電動圧
縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317705A JP2002130131A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 密閉形電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317705A JP2002130131A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 密閉形電動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002130131A true JP2002130131A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18796449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000317705A Pending JP2002130131A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 密閉形電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002130131A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101922439A (zh) * | 2009-06-12 | 2010-12-22 | 松下电器产业株式会社 | 密闭型压缩机和制冷装置 |
WO2013021634A1 (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-14 | パナソニック株式会社 | 密閉型圧縮機 |
CN115342040A (zh) * | 2021-05-12 | 2022-11-15 | 三井易艾斯机械有限公司 | 活塞泵 |
-
2000
- 2000-10-18 JP JP2000317705A patent/JP2002130131A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101922439A (zh) * | 2009-06-12 | 2010-12-22 | 松下电器产业株式会社 | 密闭型压缩机和制冷装置 |
JP2011132940A (ja) * | 2009-06-12 | 2011-07-07 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機および冷凍装置 |
US8435017B2 (en) | 2009-06-12 | 2013-05-07 | Panasonic Corporation | Hermetic compressor and refrigeration system |
WO2013021634A1 (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-14 | パナソニック株式会社 | 密閉型圧縮機 |
CN103732919A (zh) * | 2011-08-08 | 2014-04-16 | 松下电器产业株式会社 | 密闭型压缩机 |
CN115342040A (zh) * | 2021-05-12 | 2022-11-15 | 三井易艾斯机械有限公司 | 活塞泵 |
CN115342040B (zh) * | 2021-05-12 | 2023-03-24 | 三井易艾斯机械有限公司 | 活塞泵 |
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