JPH09258334A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09258334A
JPH09258334A JP6660496A JP6660496A JPH09258334A JP H09258334 A JPH09258334 A JP H09258334A JP 6660496 A JP6660496 A JP 6660496A JP 6660496 A JP6660496 A JP 6660496A JP H09258334 A JPH09258334 A JP H09258334A
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JP
Japan
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lens
original
image forming
forming apparatus
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JP6660496A
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English (en)
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Tomonobu Nishio
朋宣 西尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明効率を低下させることなく、フラッシュ
ランプ自身の像が感光材料上に結像されることを防止す
る。 【解決手段】 原稿載置台124Eに載置された原稿に
光を照射するランプ128と、前記原稿の像を感光材料
38上に結像させるレンズ134と、を備えた画像形成
装置において、レンズ134は光軸が原稿の中心点から
原稿の外周側にシフトした位置に配置されるように配置
され、且つランプ128はレンズ134の光軸がシフト
した側から光を照射するように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿設置台に設置
された原稿に光を照射し、原稿の像を感光材料上に結像
させて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図11
に示されるように、透明なプラテンガラス3上に画像形
成面が下向きになるように載置された原稿6に向けてプ
ラテンガラス3の下方に配置された一対のフラッシュラ
ンプ1a、1bから光を照射して、原稿6から反射され
た光をレンズ4によって感光材料7上に結像させる画像
形成装置が従来より提案されている。
【0003】このような装置では、この図11に示され
るように、フラッシュランプ1a、1bから照射されプ
ラテンガラス3又は原稿6で正反射された直接光がレン
ズ4に入射することによってフラッシュランプ自身の像
が感光材料7上に結像されるという問題がある。
【0004】このような問題を解決するために、図12
に示されるように、プラテンガラス3の下方にレンズ4
の光軸に対して対称に配置された1対のフラッシュラン
プ8a、8bのうちの一方のフラッシュランプ8aによ
って原稿6の光軸よりフラッシュランプ8b側の半面6
bを照明し、他方のフラッシュランプ8bによって原稿
6の残りの半面6aを照明すると共にフラッシュランプ
8a、8bの原稿側に配置された光線規制部材5a、5
bによってフラッシュランプ8a、8bからの直接光を
制限する画像形成装置が特開昭60−52840号公報
に開示されている。
【0005】しかし、図11の画像形成装置では原稿の
画像形成面の半面(例えば、半面6a)はフラッシュラ
ンプ1a、1bの双方により照射されており、フラッシ
ュランプ1a、1bはレンズ4の光軸よりフラッシュラ
ンプ1a、1b自身に近い側の半面(例えば、フラッシ
ュランプ1aの場合では半面6a)を有効に照射できる
ように原稿から近距離に配置されるのに対し、図12の
画像形成装置では、前述の如く、原稿の画像形成面の半
面はフラッシュランプ8a、8bの内この半面からより
遠い方のフラッシュランプによって照射されるため、フ
ラッシュランプ8a、8bはレンズ4の光軸よりフラッ
シュランプ8a、8b自身から遠い側の半面を有効に照
射できるように図11のフラッシュランプ1a、1bと
比べレンズ4に近く且つ原稿から離れた位置に配置され
る。このため、図12の画像形成装置では照明効率が低
下するという問題がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、照明効率を低下させることなく、フラッ
シュランプ自身の像が感光材料上に結像されることを防
止する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を設置す
るための原稿設置台に設置された原稿に光を照射する照
射手段と、前記原稿の像を感光材料上に結像させるレン
ズと、を備えた画像形成装置において、前記レンズは光
軸が前記原稿の中心点から前記原稿の外周側にシフトし
た位置に配置されるように配置され、且つ前記照射手段
は前記レンズの光軸がシフトした側から光を照射するよ
うに配置されたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、上記画像形成装置におい
て、前記照射手段から照射され前記原稿で正反射された
直接光が前記レンズに入射しない位置に前記レンズと前
記照射手段とが配置されたことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、レンズの光軸は原稿の中
心点から原稿の外周側にシフトした位置に配置されてお
り、且つ照射手段はレンズがシフトした側から光を照射
するように配置されたため、原稿で正反射された直接光
がレンズに入射することがなく、照射手段自身の像が感
光材料上に結像することが防止される。
【0010】また、本発明によれば、照射手段は原稿の
全面を照射できるように原稿の近距離に配置され、これ
により照明効率が上がる。
【0011】さらに、本発明は、前記照射手段を少なく
とも1個備えていればよく、前記照射手段を1個とした
場合には、画像形成装置の低コスト化及びコンパクト化
を図ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4に基づき本発
明の第1の実施の形態に係る画像形成装置120を説明
する。
【0013】図1に示されるように、画像形成装置12
0は略矩形箱状の機台12を備えており、機台12の上
面12Aの角部には画像形成装置120を操作するため
の操作パネル14が形成されている。以下、画像形成装
置120の操作パネル14が形成された側の長辺方向に
沿った側面側を装置手前側と称する。また、画像形成装
置10の長辺方向と平行な方向(矢印A方向)を装置左
右方向、画像形成装置120の短辺方向と平行な方向
(矢印D方向)を装置前後方向とそれぞれ称する。
【0014】図4に示されるように、機台12の上面1
2Aには矩形の開口部16が形成されていて、この開口
部16を覆うように、露光ユニット122が機台12と
一体的に形成されている。
【0015】露光ユニット122はケース124を備え
ており、ケース124は、機台12の略中央部に配置さ
れた略矩形枠状の第1本体124Aと、第1本体124
Aの上方に配置された下部が開放された略矩形箱状の第
2本体124Bと、第1本体124Aの上端に一端が固
定され第2本体124Bの下端に他端が固定された矩形
の蛇腹部124Cと、第2本体124Bの上部と連続し
装置手前側且つ下方に傾斜する矩形のルーフ部124D
と、第1本体124Aの下部から装置手前側に水平に延
出する矩形の原稿載置台124Eとから構成されてい
る。原稿載置台124Eの上面は、原稿を設置するため
の原稿設置面となっており、平面状の平面原稿や立体的
な立体原稿が画像形成面、即ち、平面原稿の場合は画像
が記録された面、立体原稿の場合は複写される側の面を
上に向けた状態で原稿載置台124E上に載置される。
原稿載置台124Eの上面の装置奥側には平面原稿を位
置決めするためのガイド124Hが形成されている。図
1に示されるように、このガイド124Hは原稿載置台
124Eの長辺方向に長尺の略矩形状とされていて、ガ
イド124Hの上面及び装置手前側の側面には、図5に
示されるように、2点鎖線で示される原稿載置台124
Eの装置左右方向の中心線E上に原稿の中心が配置され
るように、原稿のサイズに対応した図示しない目盛りが
中心線Eを中心とする両側に表示され、平面原稿は装置
前後方向に沿った端部が該当サイズの目盛りと対応し且
つその装置奥側の縁部がガイド124Hと当接するよう
に配置される。なお、原稿載置台124E上に載置可能
な平面原稿には、一例としてポストカードや2Lサイズ
の原稿等が挙げられる。
【0016】図4に示されるように、第2本体124B
の装置手前側の面の下部には、上方且つ装置手前側に傾
斜する傾斜部124Fが形成されている。この傾斜部1
24Fには後述する所定の位置に切欠きが形成されてお
り、切欠きにはリフレクタ126及び照射手段としての
ランプ128が固定されている。
【0017】また、ルーフ部124Dの下側傾斜面に
は、ランプ128から照射され原稿から反射された光を
第2本体124Bの装置手前側の面に向けて反射する第
1ミラー130が固定されている。
【0018】さらに、第2本体124Bの装置手前側の
面には略矩形の開口部132(図1)が形成されてお
り、第1ミラー130で反射された光がこの開口部13
2から装置内部に案内される。第2本体124Bの内部
且つ第1ミラー130からの光路上には、シャッタが組
み込まれたレンズ134が配置されている。このレンズ
134は図示しない駆動手段に連結されて第1ミラー1
30からの光路に沿って、換言すれば光軸方向に沿って
移動可能となっている。また、レンズ134の近傍に
は、図示しない絞り機構が設けられている。
【0019】図5は画像形成装置120を上から見たと
きの原稿載置台124E上に載置される原稿の設置位置
とレンズ134の光軸とランプ128の位置との関係を
示しており、図6は画像形成装置120を装置側方から
見たときの原稿載置台124E上に載置される原稿の設
置位置とレンズ134の光軸とランプ128の位置との
関係を示している。これらの図5及び図6に示されるよ
うに、レンズ134の光軸は、中心線Eと原稿のガイド
124H側の縁部との交点F1 で中心線Eに交わり、こ
れにより、どのサイズの原稿が載置されても、レンズ1
34の光軸が原稿の中心点より装置奥側に配置されるよ
うになっている。さらに、ランプ128はレンズ134
の光軸がシフトした側に配置されている。具体的には、
ランプ128は、図5及び図6に示されるように、レン
ズ134の光軸より中心線Eの装置奥側且つ上方の位置
であって、原稿の画像形成面の全面で所望の光量以上の
光量が得られるような原稿載置台124Eから近い位置
に配置されている。
【0020】なお、第2本体124Bに形成された開口
部132には図示しない蛇腹の一端が取付けられてお
り、この蛇腹の他端はレンズ134取付けられて、これ
により不要な光が装置内部に進入することが防止されて
いる。
【0021】図4に示されるように、第2本体124B
内部のレンズ134の光軸上には、レンズ134を透過
した光を下方に向けて反射する第2ミラー136が固定
されている。
【0022】なお、図1に示されるように、蛇腹部12
4Cには装置左右方向の両側に蛇腹を伸縮させるための
Xアーム138が設けられている。Xアーム138は2
本のアーム138A、138Bを備えており、このアー
ム138A、138Bはその中央部が係止され、且つア
ーム138A、138Bの一端は第1本体124Aの上
端部に形成された図示しない溝にスライド可能に係合
し、アーム138A、138Bの他端は第2本体124
Bの下端部に形成された図示しない溝にスライド可能に
係合している。このXアーム138及びレンズ134に
連結された図示しない駆動手段は、第2本体124Bの
側面に形成された開口部124Gから突出する変倍レバ
ー140に連結されて、倍率に応じてオペレータが変倍
レバー140を開口部124Gの長辺方向に沿って移動
させることによってXアーム138が第1本体124A
の上端部の溝及び第1本体124Bの下端部の溝をスラ
イドして蛇腹を伸縮させ第1ミラー130、レンズ13
4及び第2ミラー136が一体的に上下移動し且つレン
ズ134が第1ミラー130からの光路に沿って移動し
て、原稿からレンズ134までの光路長及びレンズ13
4から感光材料38までの光路長が変更される。
【0023】図2に示されるように、機台12内には、
第2ミラー136によって反射された光が照射される位
置に、平板状のステージ34が機台12の長辺方向とス
テージ34の長辺方向とが平行になるように水平に配置
されている。このステージ34は2枚の金属板及び金属
板に挟まれたヒート板を備えており、ヒート板の加熱に
よりステージ34は所定温度に昇温して維持されるよう
になっている。
【0024】また、ステージ34の操作パネル14が形
成された側とは反対側(図2の右側)の短辺方向に沿っ
た端部側の下方には巻出ローラ36が配置されていて、
巻出ローラ36には、支持体上に感光性ハロゲン化銀、
バインダー、色素供与性物質、還元剤を含む感光面が形
成された熱現像用の感光材料38が感光面が内側に配置
されるようにロール状に巻き取られている。さらに、巻
出ローラ36とステージ34との間にはニップローラ4
0が配置されており、巻出ローラ36から巻出された感
光材料38が感光面が上に配置された状態でこのニップ
ローラ40の間に案内されている。
【0025】一方、ステージ34の略中央部の下方に
は、巻取ローラ42が配置されていて、ニップローラ4
0及びステージ34上面を通過した感光材料38の先端
部がこの巻取ローラ42に係止されている。この巻取ロ
ーラ42は、図示しない駆動モータに接続されていて、
駆動モータの駆動に伴って回転する。
【0026】また、機台12の操作パネル14が形成さ
れた側(図2の左側)の短辺方向に沿った側面の上下方
向の両側には、それぞれ略矩形の開口部44、46が形
成されていて、下側の開口部44には排出トレイ48が
挿入され固定されている。この排出トレイ48の装置内
側の端部はステージ34の操作パネル14が形成された
側の端部近傍の下方に配置され且つその装置外側の端部
は装置内側の端部より下方に配置されている。また、ス
テージ34と排出トレイ48との間には、ガイド50が
配置されている。
【0027】他方、機台12の側面に形成された上側の
開口部46には塗布重合ユニット52が挿入されてい
る。この塗布重合ユニット52は巻出ローラ36側に配
置された塗布部54及び重合部56を備えており、これ
らが図示しない連結手段によって一体化されている。塗
布部54はステージ34の短辺方向に長尺な矩形箱状の
タンク58を備え、タンク58内には画像形成用溶媒と
しての水が充填されている。また、タンク58の底壁に
は長手方向に沿ってスリットが形成され、スリットには
長尺の矩形のスポンジ60がスポンジ60の下端面がス
テージ34の上面と略同一平面上に配置されるように挿
入され固着されている。
【0028】重合部56は、下部が開放された略矩形の
箱状のケース62を備えており、ケース62は機台12
の長辺方向とケース62の長辺方向とが略平行になるよ
うに配置されている。このケース62内部には、長手方
向の両側にローラ64、66が、下部が略同一平面上に
配置されるように固定されている。塗布部54側のロー
ラ64の直径は、塗布部54と反対側のローラ66の直
径より大きくなっており、ローラ64とローラ66との
間であってローラ64の近傍上部には、押さえローラ6
8が、この押さえローラ68の下部がローラ66の上部
と略同一平面上に配置されるように固定されている。ま
た、ローラ64、66には無端圧接ベルト70が巻き掛
けられていて、以上述べたローラ64、66及び押さえ
ローラ68の配置により、無端圧接ベルト70のローラ
64とローラ66との間に配置された部分が水平に保持
されている。
【0029】ケース62の上部には矩形の開口部が形成
されており、この開口部の開口端部から上方に立設する
矩形枠上の立設部72がケース62と一体的に形成され
ている。立設部72内には、所定長さに切断された受像
材料74が、媒染剤を有する色素固定材料が塗布された
画像形成面が上に配置された状態で収容されている。ま
た、立設部72の上部は、略矩形の蓋76によって覆わ
れており、蓋76及び立設部72によって受材マガジン
78が構成されている。なお、立設部72のローラ66
側の下端面には図示しない布等が固着されていて、これ
により無端圧接ベルト70の矢印B方向とは反対方向の
走行に伴って受像材料74が搬送されることが防止され
ている。
【0030】ローラ64の塗布部54側下方には、塗布
部54によって水が塗布され膨潤した感光材料38上の
余分な水分を絞るためのスクイズローラ80が配置され
ている。
【0031】上記の塗布重合ユニット52は、図示しな
い駆動手段に連結されて、ステージ34上を重合部56
の塗布部54とは反対側の端部が装置外部に配置された
図2の位置から塗布部54がステージ34の操作パネル
14が形成された側と反対側の端部側に配置された図3
の位置まで装置左右方向に沿って移動可能とされてい
る。
【0032】本実施の形態に係る画像形成装置120で
は、図示しないスイッチをオンにすると、ランプ128
が点灯し、ステージ34のヒート板が加熱され、ステー
ジ34が所定温度に昇温され維持される。なお、感光材
料38は予め所定長さ引き出されて未露光部分がステー
ジ34上に保持され、また、塗布重合ユニット52は図
2の位置に配置される。
【0033】原稿はオペレータによって画像形成面が上
になるように原稿載置台124E上に載置され、ランプ
128から照射された光がこの原稿によって反射され、
第1ミラー130で装置内部に向けて反射される。オペ
レータが操作パネル14を介して複写を指示すると、レ
ンズ134に組み込まれたシャッタが瞬間的に開閉し
て、第1ミラー130によって反射された光がレンズ1
34を通過し、レンズ134を通過した光は第2ミラー
136によって反射され、感光面が上になるようにステ
ージ34上に保持された感光材料38上に照射され、こ
れにより面露光が行われる。
【0034】面露光終了後、塗布重合ユニット52は、
図示しない駆動手段によって、図2の位置から図3の位
置まで移動する。このとき、露光された感光材料38に
塗布部54のスポンジ60によって水が塗布され、スク
イズローラ80によって余分な水分が絞られる。また、
塗布重合ユニット52の移動に伴う無端圧接ベルト70
の矢印B方向への走行により、受像材料74が受材マガ
ジン78から引き出される。引き出された受像材料74
は、押さえローラ68と無端圧接ベルト70との間を通
過し、ケース62の内壁に沿って無端圧接ベルト70と
スクイズローラ80との間に案内され、次いで受像材料
74の先端が感光材料38の面露光が行われた露光領域
の一端と当接する。以後、塗布重合ユニット52の移動
に伴い、受像材料74が画像形成面が下に配置された状
態で感光材料38の露光領域上に重ね合わされる。重ね
合わされた受像材料74及び感光材料38はステージ3
4によって加熱されて、これにより熱現像転写が行われ
る。即ち、感光材料38の可動性の色素が放出され、同
時に色素が受像材料74の色素固定層に転写されて、受
像材料74上に画像が形成される。
【0035】熱現像転写後は、巻取ローラ42の矢印C
方向の回転により、感光材料38が所定長さ分移動し
て、未露光部分がステージ34上に保持される。また、
感光材料38の移動に伴って受像材料74が移動し、ガ
イド50に案内されて、排出トレイ48に排出される。
【0036】次いで、塗布重合ユニット52が図3の位
置から図2の位置まで戻り、次の露光、塗布、重合に備
える。
【0037】本実施の形態によれば、上記の面露光にお
いて、図5及び図6に示されるように、レンズ134の
光軸が原稿の中心からシフトした位置、具体的には、中
心線Eと原稿の装置奥側の縁部との交点F1 に位置し、
且つランプ128は中心線E上のレンズ134の光軸よ
り装置奥側の位置の上方に配置されたため、原稿によっ
て正反射された直接光は、レンズ134に入射しない。
このため、本実施の形態に係る画像形成装置120は、
ランプ128自身の像が感光材料38上に結像されるこ
とを防止することができる。
【0038】また、本実施の形態に係る画像形成装置1
20は、原稿の全面で所望の光量以上の光量が得られる
ようにランプ128が原稿から近距離に配置されるた
め、照明効率を上げることができる。
【0039】さらに、本実施の形態に係る画像形成装置
120は、1個のランプ128で原稿を照明することが
可能であるため、画像形成装置120の低コスト化及び
コンパクト化を図ることができる。
【0040】なお、この画像形成装置120では、等倍
近傍の拡大及び縮小を行うことができる。例えば、図4
及び図6においては、点線で示される位置にレンズ13
4が配置されたときの倍率が1.4倍、実線で示される
位置にレンズ134が配置されたときの倍率が1倍、一
点鎖線で示される位置にレンズ134が配置されたとき
の倍率が0.7倍となっている。
【0041】次に、図7に基づいて本発明の第2の実施
の形態に係る画像形成装置150を説明する。なお、こ
の画像形成装置150は第1の実施の形態に係る画像形
成装置120に対し露光ユニット152のみが異なるの
で、露光ユニット152についての説明を行う。
【0042】露光ユニット152はケース154を備え
ており、ケース154は、機台12の略中央部に配置さ
れた略矩形枠状の第1本体154Aと、第1本体154
Aの上方に配置された下部が開放された略矩形箱状の第
2本体154Bと、第1本体154Aの上端に一端が固
定され第2本体154Bの下端に他端が固定された矩形
の蛇腹部154Cと、第2本体154Bの上部と連続し
装置手前側且つ下方に傾斜する矩形のルーフ部154D
と、第1本体154Aの下部から装置手前側に水平に延
出する矩形の原稿載置台154Eとから構成されてい
る。原稿載置台154Eの上面は、原稿を設置するため
の原稿設置面となっており、平面原稿や立体原稿が画像
形成面を上に向けた状態で原稿載置台154E上に載置
される。原稿載置台154Eの上面の装置奥側には平面
原稿を位置決めするためのガイド154Gが形成されて
いる。このガイド154Gの構造は第1の実施の形態に
係る画像形成装置120のガイド124Hの構造と同一
であり、説明を省略する。
【0043】第1本体154Aの装置手前側の面の上部
には、上方且つ装置手前側に傾斜する傾斜部154Fが
形成されている。この傾斜部154Fには所定の位置に
切欠きが形成されており、切欠きにはリフレクタ156
及び照射手段としてのランプ158が固定されている。
【0044】また、ルーフ部154Dの下側傾斜面に
は、ランプ158から照射され原稿から反射された光を
第2本体154Bの装置手前側の面に向けて反射する第
1ミラー160が固定されている。
【0045】さらに、第2本体154Bの装置手前側の
面には略矩形の開口部が形成されており、第1ミラー1
60で反射された光がこの開口部から装置内部に案内さ
れる。第2本体154Bの内部且つ第1ミラー160か
らの光路上には、第1ミラー160で反射された光を、
下方に配置されたステージ34に向けて反射する第2ミ
ラー162が配置されている。また、第2ミラー162
からの光の光路上には、シャッタが組み込まれたレンズ
164が配置されている。このレンズ164は図示しな
い駆動手段に連結されて第2ミラー162からの光路に
沿って第1本体154A内部を上下移動、換言すれば光
軸方向に沿った移動が可能となっている。また、レンズ
164の近傍には、図示しない絞り機構が設けられてい
る。
【0046】原稿載置台154E上の原稿設置位置、レ
ンズ164の光軸、及びランプ158の位置の関係は、
図5及び図6を用いて説明した第1の実施の形態と同様
であり、説明を省略する。
【0047】また、蛇腹部154Cには、蛇腹を伸縮さ
せるための図示しないXアームが設けられており、この
Xアーム及びレンズ164に連結された図示しない駆動
手段は、第2本体の側面に形成された開口部から突出す
る図示しない変倍レバーに連結されていて、倍率に応じ
てオペレータが変倍レバーを移動することによって蛇腹
が伸縮し第1ミラー160及び第2ミラー162が一体
的に上下移動し且つレンズ164が第1ミラー160及
び第2ミラー162の上下移動と連動して第2ミラー1
62からの光路に沿って上下移動して、原稿からレンズ
164までの光路長及びレンズ164から感光材料38
までの光路長が変更される。
【0048】なお、この露光ユニット152内部には図
示しない遮光手段が設けられて、不要な光が装置内部に
進入することが防止されている。
【0049】以上の画像形成装置150においても、第
1の実施の形態に係る画像形成装置120と同様の効果
を奏するほか、原稿の画像を縮小することができる。
【0050】次に、図8に基づいて本発明の第3の実施
の形態に係る画像形成装置170を説明する。なお、こ
の画像形成装置170は第1の実施の形態に係る画像形
成装置120に対し露光ユニット176のみが異なるの
で、露光ユニット176についての説明を行う。
【0051】露光ユニット176はケース178を備え
ており、ケース178は、機台12の略中央部に配置さ
れた略矩形枠状の第1本体178Aと、第1本体178
Aの上方に配置された下部が開放された略矩形箱状の第
2本体178Bと、第1本体178Aの上端に一端が固
定され第2本体178Bの下端に他端が固定された矩形
の蛇腹部178Cとから構成されている。また、機台1
2の上面12Aの露光ユニット176の装置手前側に
は、第1本体178Aの下部に連続する矩形の段差部1
80形成されている。この段差部180の上面が原稿を
設置するための原稿設置面とされ、平面原稿や立体原稿
が画像形成面を上に向けた状態で段差部180上に載置
される。段差部180の上面の装置奥側には平面原稿を
位置決めするためのガイド180Aが形成されている。
このガイド180Aの構造は第1の実施の形態に係る画
像形成装置120のガイド124Hの構造と同一であ
り、説明を省略する。
【0052】第1本体178Aの装置手前側の上部に
は、装置手前側に延出する段差部178Fが形成されて
いる。この段差部178Fの下面の装置手前側及び装置
奥側には一対のリフレクタ184及び照射手段としての
ランプ186が固定されている。
【0053】また、第1本体178Aの下面の略中央部
には矩形の開口部が形成されており、この開口部には、
ランプ186から照射され原稿から反射された光を結像
させるシャッタ内蔵のレンズ194が配置されている。
このレンズ194は図示しない駆動手段に連結されて上
下移動、換言すれば、光軸方向に沿った移動が可能とな
っている。また、レンズ194の近傍には、図示しない
絞り機構が設けられいる。
【0054】段差部180上の原稿設置位置、レンズ1
94の光軸、及びランプ186の位置の関係は、図5及
び図6を用いて説明した第1の実施の形態と同様であ
り、説明を省略する。
【0055】第2本体178B内部には、レンズ194
を透過した光の光路上にレンズ194を側方に向けて反
射する第1ミラー196が配置され、また、第1ミラー
196で反射された光の光路上に第1ミラー196から
の光を下方に配置されたステージ34に向けて反射する
第2ミラー198が配置されている。
【0056】蛇腹部178Cには、蛇腹を伸縮させるた
めの図示しないXアームが設けられており、このXアー
ム及びレンズ194に連結された図示しない駆動手段
は、第2本体の側面に形成された開口部から突出する図
示しない変倍レバーに連結されていて、倍率に応じてオ
ペレータが変倍レバーを移動することによって蛇腹が伸
縮し第1ミラー196及び第2ミラー198が一体的に
上下移動し且つレンズ194が第1ミラー196及び第
2ミラー198の上下移動と連動して上下移動して、原
稿からレンズ194までの光路長及びレンズ194から
感光材料38までの光路長が変更される。
【0057】なお、この露光ユニット176内部には図
示しない遮光手段が設けられて、不要な光が装置内部に
進入することが防止されている。
【0058】以上の画像形成装置170においても、第
1の実施の形態に係る画像形成装置120と同様の効果
を奏する他、原稿の画像を拡大(例えば、4〜7倍)す
ることができる。
【0059】次に、図9に基づいて本発明の第4の実施
の形態に係る画像形成装置10を説明する。なお、この
画像形成装置10は第1の実施の形態に係る画像形成装
置120に対し露光ユニット18のみが異なるので、露
光ユニット18についての説明を行う。
【0060】露光ユニット18はケース20を備えてお
り、ケース20は機台12の略中央部に配置され下部が
開放された略矩形箱状の本体20Aを備えている。この
本体20Aの上部には図示しない開口部が形成され、こ
の開口部を覆うように下部及び装置奥側が開放された略
矩形の箱状のルーフ部20Bが本体20Aと一体的に形
成されている。即ち、ルーフ部20Bの内部空間と本体
20Aの内部空間とは図示しない開口部を介して連通し
ている。また、本体20Aの下部には装置手前側に水平
に延出する略矩形の板状の原稿載置台20Cが本体20
Aと一体的に形成されており、ケース20はこれら本体
20A、ルーフ部20B及び原稿載置台20Cから構成
されている。原稿載置台20Cの上面は、原稿を設置す
るための原稿設置面となっており、平面原稿や立体原稿
が画像形成面を上に向けた状態で原稿載置台20C上に
載置される。原稿載置台20Cの上面の装置奥側には平
面原稿を位置決めするためのガイド20Dが形成されて
いる。このガイド20Dの構造は第1の実施の形態に係
る画像形成装置120のガイド124Hの構造と同一で
あり、説明を省略する。
【0061】本体20Cの装置手前側の面の装置上下方
向の略中央部には、後述する所定の位置に切欠きが形成
されており、切欠きにはリフレクタ22及び照明手段と
してのランプ24が固定されている。
【0062】また、ルーフ部20Bの内部には、ランプ
24から照射され原稿から反射された光を前述の図示し
ない開口部に向けて反射する第1ミラー26が固定され
ている。さらに、本体20A内部の第1ミラー26から
の光路上には、シャッタが組み込まれたレンズ28が配
置されている。また、このレンズ28の近傍には、図示
しない絞り機構が設けられている。
【0063】ここで、図5に示されるように、平面原稿
は装置前後方向に沿った端部がガイド20Dに表示され
た該当サイズの目盛りと対応し且つその装置奥側の縁部
がガイド20Dと当接するように配置される。また、図
5及び図10に示されるように、レンズ28の光軸は、
原稿の装置奥側の点F2 で中心線Eに交わり、これによ
り、どのサイズの原稿が載置されても、レンズ28の光
軸が原稿の中心点より装置奥側に配置されるようになっ
ている。さらに、ランプ24はレンズ28の光軸がシフ
トした側に配置されている。具体的には、ランプ24
は、図5に示されるように、中心線Eの装置奥側の上
方、且つ、図10に示されるように、中心線Eと原稿の
装置奥側の縁部との交点F1 で正反射され且つ感光材料
38のレンズ28の光軸に近い側の端部Gに反射光が到
達するような光線Hよりも外側の位置であって、原稿の
画像形成面の全面で所望の光量以上の光量が得られる原
稿から近距離の位置に配置されている。
【0064】なお、前述の開口部には図示しない蛇腹の
一端が取付けられており、この蛇腹の他端はレンズ28
に取付けられて、これにより不要な光が装置内部に進入
することが防止されている。
【0065】本体20A内部のレンズ28の光軸上に
は、レンズ28を透過した光を下方に配置されたステー
ジ34に向けて反射する第2ミラー30が固定されてい
る。
【0066】この画像形成装置10でも、図10に示さ
れるように、レンズ28の光軸が原稿の中心からシフト
した位置、具体的には、前述の交点F2 に位置し、且つ
ランプ24は交点F1 で正反射され且つ感光材料38の
レンズ28の光軸に近い側の端部Gに反射光が到達する
ような光線Hよりも外側の位置に配置されたため、原稿
によって正反射された直接光は、レンズ28に入射しな
い。このため、本実施の形態に係る画像形成装置10
は、ランプ24自身の像が感光材料38上に結像される
ことを防止することができる等の第1の実施の形態に係
る画像形成装置120と同様の効果を奏することができ
る。
【0067】なお、図7又は図8の画像形成装置におけ
るレンズ及びランプの配置を図10のようにしてもよ
い。
【0068】また、上記実施の形態に係る画像形成装置
では、原稿の画像形成面が上に配置されるが、原稿載置
台に透明なプラテンガラスをはめ込み、プラテンガラス
の下方から、画像形成面が下向きに配置された原稿に向
けて光を照射させる画像形成装置や、原稿載置台に軸支
されたプラテンガラスを画像形成面が上になるように配
置された原稿上に被せるタイプの画像形成装置に本発明
を適用することができる。
【0069】さらに、本発明は面露光式の画像形成装置
のみならず、走査露光式の画像形成装置にも適用でき
る。この場合原稿の中心とは、原稿のスリットに対応す
る部分の中心、換言すれば、スリットの中心をいい、光
軸はこのスリットの中心からスリットの外周側にシフト
した位置に配置されればよい。
【0070】
【発明の効果】本発明は、レンズの光軸は原稿の中心点
から原稿の外周に向けてシフトし、且つ照射手段はレン
ズがシフトした側から光を照射するように配置されたた
め、照射手段自身の像が感光材料上に結像することを防
止することができる。
【0071】また、本発明は、照射手段が原稿の全面を
照射できるように原稿の近距離に配置され、これにより
照明効率を上げることができる。
【0072】さらに、本発明は少なくとも1個の照射手
段があればよく、照射手段を1個とした場合には、画像
形成装置の低コスト化及びコンパクト化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の斜視図である。
【図2】図1の画像形成装置の機台内部の概略構成図で
ある。
【図3】図1の画像形成装置の機台内部の概略構成図で
ある。
【図4】図1の画像形成装置の露光ユニット内部の概略
構成図である。
【図5】図1の画像形成装置を上から見たときの原稿載
置台上に載置される原稿の設置位置とレンズの光軸とラ
ンプの位置との関係を示した説明図である。
【図6】図1の画像形成装置を装置側方から見たときの
原稿載置台上に載置される原稿の設置位置とレンズの光
軸とランプの位置との関係を示した説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の露光ユニット内部の概略構成図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
の斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置
の露光ユニット内部の概略構成図である。
【図10】図9の画像形成装置を装置側方から見たとき
の原稿載置台上に載置される原稿の設置位置とレンズの
光軸とランプの位置との関係を示した説明図である。
【図11】従来技術における画像形成装置を装置側方か
ら見たときの原稿載置台上に載置される原稿の設置位置
とレンズの光軸とランプの位置との関係を示した説明図
である。
【図12】従来技術における画像形成装置を装置側方か
ら見たときの原稿載置台上に載置される原稿の設置位置
とレンズの光軸とランプの位置との関係を示した説明図
である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 20C 原稿載置台 24 ランプ 28 レンズ 120 画像形成装置 124E 原稿載置台 128 ランプ 134 レンズ 150 画像形成装置 154E 原稿載置台 158 ランプ 164 レンズ 170 画像形成装置 180 段差部 186 ランプ 194 レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を設置するための原稿設置台に設置
    された原稿に光を照射する照射手段と、 前記原稿の像を感光材料上に結像させるレンズと、 を備えた画像形成装置において、 前記レンズは光軸が前記原稿の中心点から前記原稿の外
    周側にシフトした位置に配置されるように配置され、且
    つ前記照射手段は前記レンズの光軸がシフトした側から
    光を照射するように配置されたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記照射手段から照射され前記原稿で正
    反射された直接光が前記レンズに入射しない位置に前記
    レンズと前記照射手段とが配置されたことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
JP6660496A 1996-03-22 1996-03-22 画像形成装置 Pending JPH09258334A (ja)

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JP6660496A JPH09258334A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 画像形成装置

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