JPH09258530A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09258530A
JPH09258530A JP6660296A JP6660296A JPH09258530A JP H09258530 A JPH09258530 A JP H09258530A JP 6660296 A JP6660296 A JP 6660296A JP 6660296 A JP6660296 A JP 6660296A JP H09258530 A JPH09258530 A JP H09258530A
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JP
Japan
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mirror
lens
image forming
unit
image
Prior art date
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Application number
JP6660296A
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English (en)
Inventor
Tomonobu Nishio
朋宣 西尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 倍率誤差による解像劣化を防止する。 【解決手段】 所定の設置面に設置された立体物を含む
原稿に光を照射する光源と、前記原稿から反射された光
の一部を通過させるためのスリットが形成され、前記設
置面に沿って前記スリットの短辺方向に相対移動して前
記原稿を走査する走査手段と、前記走査手段からの光を
感光材料200上に結像させる結像光学系と、を備えた
画像形成装置において、前記結像光学系の原稿側がテレ
セントリックになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の設置面に設
置された立体物を含む原稿に光を照射して、前記原稿か
ら反射された光を結像光学系により感光材料上に結像さ
せる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿設置面に設置された立体
原稿に向けて光を照射し、立体原稿からの反射光を感光
材料上に結像させて平面画像を形成する立体原稿用の複
写装置が提案されている。
【0003】ところで、図8に示すように、立体原稿上
の物点A2 と物点A2 からの距離が同じである立体原稿
上の物点A1 、A3 とが共に光軸上にあり、物点A2
ピントが合っているとき、物点A2 よりレンズ側の物点
1 及び物点A2 よりレンズから遠い物点A3 は、像面
上でそれぞれ直径C1 、C2 を有する円像となる。この
場合、これらの円像の大きさが十分小さければ、人の肉
眼はこれらの円像を点像と区別できない。このようにピ
ント前後のぼけが許容される範囲を被写界深度といい、
倍率が1である場合には、被写界深度dは近似式2×
(許容錯乱円の直径δ)×(結像レンズのFナンバー)
で表される。そして、上記のような複写装置では、立体
原稿の厚みに応じた被写界深度を得るために、立体原稿
の厚みに応じて結像レンズのFナンバーを変化させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示すよ
うに、立体原稿上の物点D2 と物点D2 からの距離が同
じである立体原稿上の物点D1 、D3 とが共に光軸から
所定距離離れている場合、物点D1 、D3 に対応する像
点D1 ’、D3 ’は像点D2 ’を中心として像面の上下
方向に位置することになり、倍率誤差が生ずる。これに
より走査手段の走査速度に対して、像点D1 ’、D3
の走査速度が前記倍率誤差に比例して誤差を生ずる。よ
って、像点D1 ’、D3 ’は感光材料上の1点に結像す
ることなく、流れた点となって結像する。この像の流れ
量が、許容錯乱円の直径δ以上である場合には、立体原
稿から得られる像はぼけた像として認識される。
【0005】即ち、上記のような複写装置において、結
像レンズのFナンバーを変化させるだけでは、倍率誤差
による解像劣化を防止することができない。
【0006】ここで、上記流れ量Eは、走査露光の場合
のスリット光の走査方向の幅をwとし且つ倍率を1とす
ると、近似式(w×d)/(2×f){fは焦点距離}
で表されるため、焦点距離を長くすれば流れ量Eを小さ
くすることができる。しかし、焦点距離を大きくすると
複写装置の大型化を招く。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、装置の大型化を招くことなく倍率誤差
による解像劣化を防止できる立体原稿用の画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の設置面
に設置された立体物を含む原稿に光を照射する光源と、
前記原稿から反射された光の一部を通過させるためのス
リットが形成され、前記設置面に沿って前記スリットの
短辺方向に相対移動して前記原稿を走査する走査手段
と、前記走査手段からの光を感光材料上に結像させる結
像光学系と、を備えた画像形成装置において、前記結像
光学系の原稿側がテレセントリックになっていることを
特徴とする。
【0009】本発明によれば、結像光学系の原稿側がテ
レセントリックになっているため、原稿の走査手段側の
面上の物点から反射された光の主光線は光軸に平行にな
る。このため、光軸に平行な同一直線上に位置する物点
に対応する像点は一致する。よって、原稿を走査手段側
から見た図に対応する、形状寸法の正しい平面画像が得
られる。
【0010】また、本発明では、前記結像光学系は、前
記スリットの長辺方向に対応する方向に長く、且つ前記
スリットの短辺方向に対応する方向に短い形状のレンズ
を備えることができる。
【0011】この場合、倍率誤差による解像劣化が防止
される他、レンズの光が通過しない部分を少なくするこ
とにより、レンズの小型化、軽量化が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、本実施の形態
に係る画像形成装置は機台10を備えており、機台10
は略矩形箱状とされ、その短辺方向に沿った一端部側に
は上方が開放された略矩形箱状の突出部134が形成さ
れている。
【0014】図2に示すように、突出部134が右側に
配置された状態の機台10の上面11には、手前側の位
置に、画像形成装置の動作を操作する操作パネル16が
設けられている。なお、以下、操作パネル16が設けら
れた側を装置手前側、操作パネル16が設けられた側の
反対側を装置奥側と称する。
【0015】上面11の中央部には、矩形の窪み部13
が装置手前側の辺が長辺となるように形成されており、
窪み部13の底面の中央部には矩形の透明のプラテンガ
ラス12がその長辺方向が窪み部13の長辺方向と平行
になるように嵌め込まれている。このプラテンガラス1
2の上面は平面原稿設置面とされ、平面画像を記録した
平面状の原稿である平面原稿G1(例えば紙)が平面画
像を下向きにして載置される。
【0016】また、この画像形成装置は窪み部13に収
容可能な矩形の押さえカバー14を備えている。押さえ
カバー14の装置奥側の端部は機台10の上面11にヒ
ンジ止めされ、これにより、押さえカバー14は、図1
に示されるように、押さえカバー14の上面が上面11
と同一平面上に配置された状態(以下、閉状態という)
から、図2に示されるように、ヒンジ止めされた側と反
対側の端部がヒンジ止めされた端部の上方に位置した状
態(以下、開放状態という)まで図2の矢印OPに沿っ
て回動可能となっている。
【0017】そして、押さえカバー14の閉状態では押
さえカバー14の上面が、また、押さえカバー14の開
放状態ではプラテンガラス12が、立体的な原稿である
立体原稿G2(例えば、ラーメンの入ったどんぶり)を
載置するための立体原稿設置面とされる。なお、平面原
稿G1の下面を走査露光して画像を形成する時には、通
常押さえカバー14を閉状態として押さえカバー14の
下面とプラテンガラス12とで平面原稿G1を挟持する
が、押さえカバー14を開放状態として単に平面原稿G
1をプラテンガラス12上に載置してもよい。
【0018】機台10の突出部134が形成された側の
反対側の側面には受材トレイ72が形成されている。ま
た、図1に示すように、機台10内には、感光材料20
0をロール状に巻き取って収納する感材マガジン18、
及び受像材料300をロール状に巻き取って収納する受
材マガジン54が配置されている。さらに、感材マガジ
ン18の取出口近傍、受材マガジン54の取出口近傍に
は、それぞれ感光材料200、受像材料300を所定長
さに切断するカッター20、56が配置されている。ま
た、機台10内には、平面原稿G1を走査露光するため
の第1走査露光手段、露光部22、スイッチバック部5
0、水塗布部、熱現像転写部、感材収容箱68が設けら
れている。また、感材マガジン18、露光部22、スイ
ッチバック部50、水塗布部、熱現像転写部、及び感材
収容箱68を結ぶ搬送路24並びに受材マガジン54、
熱現像転写部、及び受材トレイ72を結ぶ搬送路58に
は、それぞれ図示しない複数の搬送ローラが配置されて
いる。
【0019】第1走査露光手段はプラテンガラス12の
下方に設けられており、プラテンガラス12の近傍に配
置されたランプユニット26、第1ミラーユニット2
8、レンズユニット30、第2ミラーユニット32及び
最終ミラー34を有している。
【0020】ランプユニット26は、プラテンガラス1
2に向けて光を照射するハロゲンランプ36、プラテン
ガラス12の短辺方向に平行な方向にスリットが形成さ
れプラテンガラス12上に載置された平面原稿G1から
反射された光の一部を通過させる光束制限部90、及び
光束制限部90を通過した光(以下、スリット光とい
う)をプラテンガラス12の長辺方向に平行な方向に沿
って受材トレイ72側が形成された側面側に向けて反射
する第1ミラー38を備え、図示しない駆動モータに接
続された図示しない駆動手段に連結されてプラテンガラ
ス12の長辺方向に沿ってプラテンガラス12の短辺方
向に沿った一端部下方からプラテンガラス12の短辺方
向に沿った他端部下方まで移動可能とされている。
【0021】第1ミラーユニット28は、第1ミラー3
8からの光を垂直下方に向けて反射する第2ミラー40
及び第2ミラー40から反射された光を第1ミラー38
の反射方向と反対方向に反射する第3ミラー42を備
え、図示しない駆動モータに接続された図示しない駆動
手段に連結されて第1ミラー38によって反射された光
の光路に沿って移動可能とされている。
【0022】また、第2ミラーユニット32は、第3ミ
ラー42からの光を垂直下方に向けて反射する第4ミラ
ー46、及びハーフミラーで形成され、プラテンガラス
12の長辺方向に平行な方向に入射された光を透過させ
ると共に第4ミラー46から反射された光を第1ミラー
38の反射方向と同方向に反射する第5ミラー48を備
え、図示しない駆動モータに接続された図示しない駆動
手段に連結されて第3ミラー42によって反射された光
の光路に沿って移動可能とされる。
【0023】最終ミラー34は第5ミラー48からの光
の光路上に固定され、第5ミラー48からの光を垂直下
方に反射する。そして、搬送路24の最終ミラー34の
下方が露光部22とされている。
【0024】レンズユニット30は第1ミラーユニット
28と第2ミラーユニット32との間に配置されてお
り、露光部22の感光材料20上に平面画像を結像させ
る結像レンズ44と図示しない絞り及び3種の色調整フ
ィルタとを備えている。また、このレンズユニット30
は、図示しない駆動モータに接続された図示しない駆動
手段に連結されて第4ミラー42からの光の光路に沿っ
て移動可能とされる。
【0025】上記の第1走査露光手段に係る光路はB1
で図示されている(図3参照)。平面原稿G1の走査露
光時には、操作パネル16によって指定された結像倍率
に応じて、レンズユニット30及び第2ミラーユニット
32がそれぞれ図示しない駆動手段によって所定位置に
移動する。次いで、図示しない駆動モータ及び駆動手段
によって、ランプユニット26及び第1ミラーユニット
28が第1ミラー38の反射方向と同方向へ図1に示さ
れる位置から図3に示される位置まで移動する。この
際、ランプユニット26は走査速度と同速度で移動し、
第1ミラーユニット28は走査速度の1/2の速度で移
動して、光路長が変わらないようになっている。
【0026】以上の動作により、ハロゲンランプ36か
ら照射され平面原稿G1の下面で反射され且つ光束制限
部90を通過したスリット光が、順次、第1ミラー3
8、第2ミラー40、及び第3ミラー42で反射され、
結像レンズ44を通過して、第4ミラー46によって垂
直下方に反射される。垂直下方に反射された光は第5ミ
ラー48によって反射され、最後に最終ミラー34で垂
直下方へ反射されて露光部22へ照射される。
【0027】そして、ランプユニット26及び第1ミラ
ーユニット28の移動に同期して図示しない搬送ローラ
が感光材料200を搬送路24に沿って搬送し、感光材
料200が露光部22を通過する。これにより、感光材
料200上に平面原稿G1の下面に記録された像に対応
する平面画像が形成される。
【0028】スイッチバック部50は露光部22の搬送
方向下流側に形成され、搬送路24と水塗布部との間で
搬送路を切り換える搬送路切替え部(図示省略)、搬送
ローラ(図示省略)及び搬送ローラの回転方向切替えス
イッチ(図示省略)を備え、走査露光時には感光材料2
00を露光部22とは反対側の方向に向かって搬送する
と共に、露光終了後は搬送路及び搬送ローラの回転方向
を切り換えて感光材料200を水塗布部に向けて搬送す
る。
【0029】水塗布部は、画像形成用溶媒としての水が
充填された皿状の塗布タンク52を備えており、感光材
料200が塗布タンク52内を通過することによって、
感光材料200に水が塗布される。
【0030】熱現像転写部は、内部に表面加熱用のハロ
ゲンランプが配設された加熱ドラム60と、複数のロー
ラ及び駆動モータ61に巻き掛けられ外周の一部が加熱
ドラム60の外周の一部に沿うように配置された無端圧
接ベルト62と、加熱ドラム60近傍の搬送方向上流側
に配置された貼り合わせローラ64と、加熱ドラム60
近傍の搬送方向下流側に配置された感材剥離爪66及び
受材剥離爪70とを備えている。この熱現像転写部で
は、水塗布部から搬送された感光材料200及び水が塗
布された感光材料200の搬送に同期して搬送された受
像材料300が、加熱ドラム60側に受像材料300が
配置されるように、貼り合わせローラ64と加熱ドラム
60との間に送り込まれ、無端圧接ベルト62の走行に
追動する加熱ドラム60の回転に伴って、加熱ドラム6
0の外周に巻き付けられる。加熱ドラム60の外周に巻
き付けられた感光材料200及び受像材料300はハロ
ゲンランプによって予め加熱された加熱ドラム60表面
の熱によって加熱されて、感光材料200から受像材料
300に画像が転写される。次いで、加熱ドラム60の
回転に伴い、感光材料200は、感材剥離爪66によっ
て感光材料200の先端側から受像材料300より剥離
され、感材収容箱68にて集積される。一方、感光材料
200が剥離された受像材料300は、受材剥離爪70
によって受像材料300の先端側から加熱ドラム60よ
り剥離され、受材トレイ72へ排出される。
【0031】また、本発明の実施の形態に係る画像形成
装置は、上記機台10の周囲に配置されたフレーム10
6を備えている。図2に示すように、フレーム106
は、矩形とされ装置手前側の辺が長辺になるように配置
された下部枠103と、下部枠103の角部から立設す
る4本の支柱104と、突出部134側の2本の支柱1
04間に掛け渡され突出部134の下面を支持する横片
105と、支柱104上に配置され下面が開放された矩
形箱状のトップカバー150とを備えている。
【0032】図1に示すように、トップカバー150内
の長辺方向の両側には一対の走査部ガイド軸146が立
設されており、また、トップカバー150の内部には、
立体原稿G2を走査するためのスキャナーユニット10
0が配置されている。
【0033】スキャナーユニット100は、下面が開放
された矩形箱状のハウジング108を備えており、ハウ
ジング108の長辺方向の両側の側面には貫通孔が形成
された一対のガイド片148が突設されて、このガイド
片148の貫通孔をトップカバー150の走査部ガイド
軸146が貫通することにより、スキャナーユニット1
00が昇降可能に支持されている。また、このスキャナ
ーユニット100は、図示しないワイヤーによってハウ
ジング108の下端部の長辺方向が押さえカバー14の
長辺方向と平行になるように吊り下げられており、これ
によりスキャナーユニット100が所定の高さに保持さ
れると共にワイヤーの長さを調整することによりスキャ
ナーユニット100の高さを調整することが可能になっ
ている。
【0034】図4に示すように、ハウジング108内に
は上下方向に配置された2本のガイドレール126、1
28がハウジング108の長辺方向に平行に掛け渡され
ている。下方に位置するガイドレール128は、スキャ
ナーユニット100の下方外部に露出した一対のハロゲ
ンランプ132を備えるランプユニット130を移動可
能に支持し、上方に位置するガイドレール126は、第
1走査ユニット110及び第2走査ユニット112を移
動可能に支持している。また、ガイドレール126に
は、突出部134側に、固定ユニット114が固定され
ている。
【0035】図1に示すように、第1走査ユニット11
0は、押さえカバー14の短辺方向に平行な方向にスリ
ットが形成されハロゲンランプ132から照射され且つ
押さえカバー14又はプラテンガラス12上に載置され
た立体原稿G2から反射された光の一部を通過させる光
束制限部92、及び光束制限部92を通過したスリット
光を押さえカバー14の長辺方向に平行な方向に沿って
固定ユニット114側の反対側に向けて反射する第6ミ
ラー116を備える。
【0036】また、第2走査ユニット112は、第6ミ
ラー116からの光を垂直上方に向けて反射する第7ミ
ラー118及び第7ミラー118から反射された光を第
6ミラー116の反射方向と反対方向に反射する第8ミ
ラー120を備える。
【0037】固定ユニット114は、第8ミラー120
からの光を斜め上方に向けて反射する第9ミラー122
及び第9ミラー123からの光を垂直下方に向けて反射
する第10ミラー124を備える。
【0038】そして、上記の第1走査ユニット110及
び第2走査ユニット112は、駆動モータ194(図4
参照)に接続された図示しない駆動手段に連結されてい
る。また、ランプユニット130は、駆動モータ195
(図4参照)に接続された図示しない駆動手段に連結さ
れ、第1走査ユニット110の移動に同期して移動しな
がら立体原稿G2を上方から照明する。
【0039】一方、機台10の突出部134内には、ス
キャナーユニット100の第10ミラー124から反射
された光をプラテンガラス12の長辺方向に平行な方向
に沿って突出部134の側面側に向けて反射する第11
ミラー139、第11ミラー139から反射された光を
斜め上方に反射する第12ミラー140、第12ミラー
140から反射された光を垂直下方に反射する第13ミ
ラー142、及び第13ミラー142から反射された光
を第5ミラー48に向けてプラテンガラス12と平行な
方向に沿って反射する第14ミラー144が配置されて
いる。
【0040】また、スキャナーユニット100の第10
ミラー124と第11ミラー139との間には図示しな
い駆動モータに接続された図示しない駆動手段に連結さ
れたレンズユニット138が、第10ミラー124から
の光の光路に沿って移動可能に配置されている。このレ
ンズユニット138は、後述する結像光学系と、図示し
ない3種の色調整フィルタとを備える。
【0041】そして、レンズユニット138、第11ミ
ラー139、第12ミラー140、第13ミラー14
2、及び第14ミラー144がレンズ部102を構成す
る。
【0042】また、スキャナーユニット100、レンズ
部102、第5ミラー48及び最終ミラー34は、立体
原稿G2を走査露光するための第2走査露光手段を構成
しており、第2走査露光手段に係る光路はB2で図示さ
れる(図5参照)。第2走査露光手段は、第1走査露光
手段に比して、共役長(立体原稿G2のピント位置から
感光材料200のピント位置までの光路長)が長くなる
が、第6ミラー116、第7ミラー118、第8ミラー
120、第9ミラー123、第10ミラー124、第1
1ミラー139、第12ミラー140、第13ミラー1
42、第14ミラー144、第5ミラー48及び最終ミ
ラー34で構成される案内手段によって、限られたスペ
ース内でもその長い共役長を得ることができるようにな
っている。
【0043】立体原稿G2の走査露光時には、操作パネ
ル16によって指定された結像倍率に応じて、レンズユ
ニット138及び第2ミラーユニット32がそれぞれ図
示しない駆動手段によって所定の位置に移動する。次い
で、駆動モータ194に接続された図示しない駆動手段
によって第1走査ユニット110及び第2走査ユニット
112がガイドレール126に沿って、また、駆動モー
タ195に接続された図示しない駆動手段によってラン
プユニット130がガイドレール128に沿って、立体
原稿G2の上方をレンズ部102と反対側の位置(図1
及び図4の位置)からレンズ部102側の位置(図5に
示す位置)へ移動する。この際、第1走査ユニット11
0及びランプユニット130は走査速度と同速度で移動
し、第2走査ユニット112は走査速度の1/2の速度
で移動して、光路長が変わらないようになっている。
【0044】以上の動作により、一対のハロゲンランプ
132から照射され立体原稿G2の上面で反射され且つ
光束制限部92を通過したスリット光が、順次、スキャ
ナーユニット100内に配置された第6ミラー116、
第7ミラー118、第8ミラー120、及び第9ミラー
122で反射され、次いで第10ミラー124で垂直下
方へ反射され、レンズ部102に案内される。レンズ部
102に案内された光は結像レンズ136及び開放絞り
88を通過し、第11ミラー139、第12ミラー14
0、及び第13ミラー142で反射され、次いで第14
ミラー144で第2ミラーユニット32の第5ミラー4
8に向けて水平に反射される。第14ミラー144で反
射された光は第5ミラー48を透過し、最終ミラー34
で垂直下方へ反射されて露光部22へ照射される。
【0045】そして、第1走査ユニット110及び第2
走査ユニット112の移動に同期して図示しない搬送ロ
ーラが感光材料200を搬送路24に沿って搬送し、感
光材料200が露光部22を通過する。これにより、感
光材料200上に立体原稿G2を上から見た平面図に対
応する平面画像が形成される。
【0046】ところで、レンズユニット138の結像光
学系は、結像レンズ136及び開口絞り88を備える。
図6(C)に示すように、結像レンズ136は、原稿側
に凸型の原稿側レンズ面136Aと、感光材料200側
に凸型の像側レンズ面136Bとを備えており、正面形
状が円形のレンズ(図6(C)に破線で示される)の両
端部を切欠いた形状とされ、結像レンズ136の長辺方
向が光束制限部92のスリットの長辺方向に対応するよ
うに配置されている。また、図6(B)及び図6(C)
に示すように、開口絞り88は結像レンズ136の像焦
面に配置されており、これにより結像レンズ136の入
射瞳が無限遠になり原稿側はテレンセントリックになっ
ている。なお、開口絞り88はその大きさを調整するこ
とが可能とされ、これにより結像レンズ136のFナン
バーが調整可能となっている。
【0047】次に、図7に従って、本発明の実施の形態
に係る画像形成装置の作用を説明する。
【0048】図7は原稿側がテレセントリックとされた
結像光学系の作用を説明するための説明図であり、この
図に示すように、原稿側がテレセントリックとされた結
像光学系では、光軸外の物点から反射された光の主光線
は光軸に平行になる。このため、立体原稿上の物点
1 、Q2 、Q3 が光軸に平行な同一線上に配置されて
いる場合、これらの物点に対応する像点は一致する。よ
って、本発明の実施の形態に係る画像形成装置では、装
置手前側を正面とした場合の立体原稿の平面図に相当す
る、形状寸法の正しい平面画像を得ることができる。
【0049】また、本発明の実施の形態に係る画像形成
装置では、前述の如く、光軸に平行な同一線上に配置さ
れた立体原稿上の物点Q1 、Q2 、Q3 に対応する像点
が一致するため、倍率誤差による像の流れを考慮する必
要がなく、結像レンズ136のFナンバーのみで被写界
深度が決定される。
【0050】さらに、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置は、結像レンズ136がスリット光が通過しない
スリット短辺方向に対応する方向が切欠かれた形状とさ
れているため、結像レンズの小型化、軽量化を図ること
ができる。
【0051】なお、本実施の形態では、図6(C)の破
線に示されるような、円形の正面形状を有する結像レン
ズを使用することができる。
【0052】また、本実施の形態では、原稿側のみがテ
レセントリックな光学系を用いた場合について説明した
が、原稿側及び像側がテレセントリックな光学系を使用
してもよい。
【0053】また、前述した実施の形態は、本発明を適
用した画像形成装置の一例を示すものであり、本発明の
構成を限定するものではない。従って、例えば、デジタ
ル式の画像形成装置に本発明を適用してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、結像光学
系の原稿側がテレセントリックになっており、原稿の走
査手段側の面上の物点から反射された光の主光線は光軸
に平行であるため、原稿を走査手段側から見た図に対応
する、形状寸法の正しい平面画像を得ることができる。
【0055】また、本発明は、上記の結像光学系がスリ
ットの長辺方向に対応する方向に長く且つスリットの短
辺方向に対応する方向に短い形状のレンズを備える場合
には、レンズの光が通過しない部分を少なくすることに
より、レンズの小型化、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を装
置手前側から見た図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示
す外観斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に適用される第1走査露
光手段(ランプユニット、第1ミラーユニット、レンズ
ユニット等)の走査露光終了時を示し、装置手前側から
見た図であり、押さえカバーが開放された状態を示す。
【図4】本発明の一実施の形態に適用される第2走査露
光手段(スキャナーユニット及びランプユニット)の走
査部を示し、装置手前側から見た図である。
【図5】本発明の一実施の形態に適用される第2走査露
光手段の走査露光終了時を示し、装置手前側から見た図
である。
【図6】第2走査露光手段の結像光学系を示す図であ
る。
【図7】図6の結像光学系の作用を説明するための説明
図である。
【図8】被写界深度を説明するための説明図である。
【図9】倍率誤差による解像劣化を説明するための説明
図である。
【符号の説明】
12 プラテンガラス 14 押さえカバー 32 第2ミラーユニット 34 最終ミラー 92 光束制限部 110 第1走査ユニット 112 第2走査ユニット 114 固定ユニット 132 ハロゲンランプ 136 結像レンズ 139 第11ミラー 140 第12ミラー 142 第13ミラー 144 第14ミラー 200 感光材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の設置面に設置された立体物を含む
    原稿に光を照射する光源と、 前記原稿から反射された光の一部を通過させるためのス
    リットが形成され、前記設置面に沿って前記スリットの
    短辺方向に相対移動して前記原稿を走査する走査手段
    と、 前記走査手段からの光を感光材料上に結像させる結像光
    学系と、 を備えた画像形成装置において、 前記結像光学系の原稿側がテレセントリックになってい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記結像光学系は、前記スリットの長辺
    方向に対応する方向に長く、且つ前記スリットの短辺方
    向に対応する方向に短い形状のレンズを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP6660296A 1996-03-22 1996-03-22 画像形成装置 Pending JPH09258530A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067041A (ja) * 2007-08-20 2009-04-02 Seiko Epson Corp ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置

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JP2009067041A (ja) * 2007-08-20 2009-04-02 Seiko Epson Corp ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置

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