JPH09251189A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH09251189A
JPH09251189A JP8059076A JP5907696A JPH09251189A JP H09251189 A JPH09251189 A JP H09251189A JP 8059076 A JP8059076 A JP 8059076A JP 5907696 A JP5907696 A JP 5907696A JP H09251189 A JPH09251189 A JP H09251189A
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JP
Japan
Prior art keywords
unit
mirror
image forming
image
photosensitive material
Prior art date
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Application number
JP8059076A
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English (en)
Inventor
Tomonobu Nishio
朋宣 西尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体物に対して所定角度傾斜した状態で走査
露光できる画像形成装置を得る。 【解決手段】 画像形成装置10では、スキャナーユニ
ット100が一対の腕部146、148と支持部17
2、174を介して基台11に回動可能に取付けれてい
る。また、可動ミラーユニット104が支持部172に
回動可能に取り付けれており、ロッド176等から成る
リンク機構によってスキャナーユニット100の回動角
度の1/2の角度で回動する。このため、所望によりス
キャナーユニット100を回動させて傾斜した状態で走
査露光すると、立体物G2からの反射光が可動ミラーユ
ニット104の第5ミラー124によって反射されて結
像レンズ136へ確実に案内され、立体物G2を斜視し
た状態の質感の高い画像を感光材料に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体物等の原稿を
走査露光して平面画像を形成する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置では、通常、プ
ラテンガラス上に平面原稿を配置して、プラテンガラス
の下方から平面原稿へ向けて光を照射すると、平面原稿
によって光が反射され、この反射光をミラーやレンズ等
から成る露光光学系によって露光部へ案内し、露光部に
送給された感光材料に結像する構成である。このタイプ
の画像形成装置では、光源や露光光学系をプラテンガラ
ス上の平面原稿に対して所定の方向へ走査移動させつつ
平面原稿からの反射光を走査光として走査露光すること
によって、感光材料に平面原稿の画像を形成できる。
【0003】また、これに対して、プラテンガラス上、
若しくはプラテンガラスを覆う押さえカバー上に載置さ
れた立体物の上面を走査露光して、その平面画像を感光
材料に形成する構成の画像形成装置も考案されている。
【0004】すなわち、このタイプの画像形成装置で
は、プラテンガラスの上方に光源及び露光光学系が配置
されている。この光源によってプラテンガラス上、若し
くはプラテンガラスを覆うカバー上に載置された立体物
へ向けて光を照射すると、立体物の上面によって光が反
射され、この反射光が露光光学系によって装置内部の露
光部へ案内されて露光部に送給された感光材料に結像さ
れる。さらに、この状態で、光源及び露光光学系をプラ
テンガラスに対して平行に移動させつつ立体物からの反
射光を走査光として走査露光することによって、感光材
料に立体物の平面画像を形成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
画像形成装置によって立体物を走査露光して画像を感光
材料に形成する場合には、感光材料に画像形成可能な立
体物の部位が立体物の上面、或いは下面に限定されてし
まう。このため、このような画像形成装置では質感の高
い画像を得ることができず、任意の角度から立体物を斜
視した状態の質感の高い画像を形成できる画像形成装置
が切望されていた。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して、立体物に
対して所定角度傾斜した状態で走査露光できる画像形成
装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、立体物を含む原稿を載置する原稿載置台と、前
記原稿載置台上に載置された前記原稿に光を照射する光
源と、前記原稿載置台上に載置された前記原稿の上方に
位置し、前記原稿に対向した状態で移動することにより
当該移動方向に対して直角方向に長手のスリット状に前
記原稿からの反射光を走査露光する走査露光ユニット
と、前記走査露光ユニットからの反射光を受光して感光
材料に結像させる結像レンズと、を有する画像形成装置
であって、前記走査露光ユニットは、前記原稿に対向し
た状態で前記スリットの長手方向に沿って傾斜可能に設
けられ、且つ、前記走査露光ユニットからの反射光を反
射して前記結像レンズへ案内する反射手段を備えること
を特徴としている。
【0008】上記構成の画像形成装置では、光源からの
光が原稿載置台上の原稿に照射され、更に、その反射光
が原稿の上方に位置する走査露光ユニットによってスリ
ット状に露光される。また、走査露光ユニットによって
露光された反射光は、反射手段によって反射されて結像
レンズへ案内され、結像レンズによって感光材料に結像
される。更に、この状態で走査露光ユニットがスリット
の長手方向に対して直角方向に移動して、原稿からの反
射光が走査露光ユニットによって走査露光される。これ
によって、原稿の平面画像が感光材料に形成される。
【0009】ここで、走査露光ユニットは、原稿と対向
した状態でスリットの長手方向に沿って傾斜可能とされ
ているため、所望により走査露光ユニットを傾斜させて
走査露光すると、傾斜した状態の走査露光ユニットに対
向した側の原稿の側面の画像が感光材料に形成され、原
稿を斜視した状態の質感の高い画像を得ることができ
る。
【0010】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記反射手段は、反射面
が前記走査露光ユニットの傾斜に対応して当該傾斜角度
の1/2の角度で傾斜することを特徴としている。
【0011】上記構成の画像形成装置では、走査露光ユ
ニットが傾斜すると、これに対応して反射手段の反射面
が走査露光ユニットの傾斜角度の1/2の角度で傾斜さ
れるため、走査露光ユニットからの反射光は確実に結像
レンズへ案内されて感光材料に結像される。このため、
質感の高い画像を良好な状態で感光材料に形成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施の形態に
係る画像形成装置10が斜視図によって示されている。
また、図2には画像形成装置10の右側からの側面図が
示されており、図3には画像形成装置10の内部の構成
が正面図によって示されている。なお、これらの図にお
いて矢印Xは画像形成装置10の奥行き方向前方を示
し、矢印Yは画像形成装置10の幅方向右方を示し、矢
印Zは画像形成装置10の高さ方向上方を示す。
【0013】これらの図に示されるように、画像形成装
置10は機台11を備えている。この機台11の上面1
1Aの中央部には、透明で矩形状のプラテンガラス12
が嵌め込まれている。このプラテンガラス12は原稿稿
載置台とされており、平面原稿G1(例えば紙)の平面
画像がプラテンガラス12のガラス面と対向した状態
(すなわち、下方に向けられた状態)で載置される。
【0014】このプラテンガラス12の上方には押さえ
カバー14が配置されており、プラテンガラス12が上
方から覆われている。また、押さえカバー14は機台1
1の上面11Aの装置奥行き側で開閉自在にヒンジ止め
されており、押さえカバー14を開けることによって平
面原稿G1の載置及び除去が可能であり、押さえカバー
14を閉じることによってプラテンガラス12上の平面
原稿G1をプラテンガラス12に押さえ付けることがで
きると共に、押さえカバー14上に立体物G2(例え
ば、缶等の円柱状の物体)の載置が可能である。すなわ
ち、押さえカバー14は平面原稿G1の保持手段として
の機能を有するのみならず、立体物G2用の原稿載置台
としての機能を有している。
【0015】さらに、機台11の上面11Aの装置手前
側には、本画像形成装置10を外部から操作可能な操作
パネル16が設けられている。
【0016】一方、機台11の内部には感材マガジン1
8が配置されている。この感材マガジン18の内部に
は、感光材料160がロール状に巻き取られている。ま
た、感材マガジン18の近傍にはカッター20が配置さ
れており、感光材料160が感材マガジン18から所定
長さ引き出されると、カッター20によって切断され、
その所定長さで搬送路24に沿って露光部22へ送られ
る。
【0017】この露光部22とプラテンガラス12の間
には、平面原稿G1を走査露光するための第1走査露光
手段が設置されており、平面原稿G1の下面側を感光材
料160上に走査露光できる。この第1走査露光手段
は、ランプユニット26、第1ミラーユニット28、レ
ンズユニット30、第2ミラーユニット32及び最終ミ
ラー34によって構成されている。
【0018】ランプユニット26は、ハロゲンランプ3
6と第1ミラー38を備えている。ハロゲンランプ36
は平面原稿G1を下方から照明可能とされている。ま
た、第1ミラー38は平面原稿G1の下面で反射された
反射光を受け、更にこれを反射して第1ミラーユニット
28へ案内可能とされている。
【0019】第1ミラーユニット28は、第2ミラー4
0と第3ミラー42を備えており、ランプユニット26
からの反射光(すなわち、第1ミラー38からの反射
光)を受け、更にこれを反射してレンズユニット30へ
案内可能とされている。
【0020】レンズユニット30は、結像レンズ44を
備えると共に、3種の色調整フィルタ及び絞り機構(い
ずれも図示省略)を備えており、第1ミラーユニット2
8からの反射光(すなわち、第3ミラー42からの反射
光)を調整して第2ミラーユニット32へ案内可能とさ
れている。
【0021】第2ミラーユニット32は、第4ミラー4
6と第5ミラー48を備えており、レンズユニット30
によって調整された反射光を受け、更にこれを水平方向
に反射して最終ミラー34へ案内可能とされている。こ
こで、第5ミラー48はハーフミラーによって形成され
ており、鉛直上方からの光(すなわち、第4ミラー46
からの反射光)を水平方向に反射可能であると共に、第
5ミラー48の背面側(すなわち、図2の矢印Y方向
側)から水平に照射された光を透過可能である。
【0022】最終ミラー34は、第2ミラーユニット3
2からの光(すなわち、第5ミラー48からの反射光、
或いは第5ミラー48を透過した透過光)を垂直下方に
反射して、露光部22の感光材料160上に照射可能と
されている。
【0023】また、上述したランプユニット26及び第
1ミラーユニット28は駆動モータ(図示省略)によっ
て駆動され、平面原稿G1の下方を幅方向右側から左側
へ向けて(すなわち、図2の矢印Y方向とは逆方向に)
水平に移動可能とされている。更に、これらの水平移動
に同期して感光材料160が露光部22を左方へ通過す
る。これによって、平面原稿G1からの反射光を感光材
料160上に結像できる。ここで、ランプユニット26
は走査速度と同速度で移動し、第1ミラーユニット28
は走査速度の1/2の速度で移動して光路長が変わらな
いようになっている。また、レンズユニット30、第2
ミラーユニット32の各々が位置を変えることで結像倍
率の変更が可能である。
【0024】さらに、露光部22の下流側にはスイッチ
バック部50が設けられており、また、露光部22の下
方でスイッチバック部50の下流側には水塗布部が設け
られている。露光部22によって走査露光された感光材
料160はスイッチバック部50へと送られ、露光後は
スイッチバック部50を逆送して水塗布部へ送られる。
【0025】水塗布部は皿状の塗布タンク52を備えて
おり、塗布タンク52内には画像形成用溶媒としての水
が充填されている。感光材料160が塗布タンク52内
を通過することによって、水が感光材料160に塗布さ
れ、この状態で感光材料160が塗布タンク52の側方
の熱現像転写部に送られる。
【0026】一方、感材マガジン18の側方には受材マ
ガジン54が配置されており、受材マガジン54の内部
には受像材料165がロール状に巻き取られた状態で収
納されている。また、受材マガジン54の近傍にはカッ
ター56が配置されており、受像材料165が受材マガ
ジン54から所定長さ引き出されると、カッター56に
よって切断され、その所定長さで搬送路58に沿って熱
現像転写部へ送られる。
【0027】熱現像転写部は、加熱ドラム60、無端圧
接ベルト62、及び貼り合わせローラ64を備えてい
る。加熱ドラム60の内部には、ハロゲンランプ(図示
省略)が収容されており、これによって加熱ドラム60
の表面を加熱できる。
【0028】感光材料160及び受像材料165の双方
が貼り合わせローラ64と加熱ドラム60との間に送り
込まれると、無端圧接ベルト62の走行と、これに追動
する加熱ドラム60の回転に伴って、受像材料165の
外側に感光材料160が重ね合わされた状態で加熱ドラ
ム60の外周に巻き付けられる。この状態で、感光材料
160及び受像材料165を加熱することによって、感
光材料160から受像材料165へ画像を熱現像転写で
きる。
【0029】また、加熱ドラム60の下方には感材剥離
爪66と受材剥離爪70が設けられている。感材剥離爪
66は、熱現像転写後に加熱ドラム60の回転に伴って
回転する感光材料160のみを剥離する。また、受材剥
離爪70は、感光材料160が剥離された後に受像材料
165を加熱ドラム60から剥離する。
【0030】さらに、加熱ドラム60の側方には感材収
容箱68が設置されており、感材剥離爪66によって剥
離された感光材料160を集積できる。また、感材収容
箱68の下方には、機台11の外方へ突出した受材トレ
イ72が設置されており、受材剥離爪70によって剥離
された受像材料165を排出できる。
【0031】ところで、本画像形成装置10は、光源と
してのランプユニット130を備えている。このランプ
ユニット130は一対のハロゲンランプ132を備えて
おり、押さえカバー14上に載置された立体物G2へ向
けて光を照射できる。
【0032】また、本画像形成装置10は立体物G2用
の第2走査露光手段を備えている。この第2走査露光手
段はスキャナーユニット100、反射手段としての可動
ミラーユニット104、及びレンズ部102によって構
成されている。
【0033】スキャナーユニット100はハウジング1
08を備えている。このハウジング108は画像形成装
置10の幅方向に長手のボックス状に形成され、基台1
1から所定距離離間した位置に配置されており、基台1
1の後方に位置した状態(図1及び図2図示状態)と基
台11の上方に位置した状態(図2の二点鎖線状態)と
の間で所定角度回動(傾斜)可能とされている。以下、
スキャナーユニット100、可動ミラーユニット10
4、及びランプユニット130を便宜上図1及び図2に
示される状態にあるものとして各部材の位置関係等を説
明するが、この状態を本画像形成装置10の初期状態と
するものではない。
【0034】図1及び図4に示されるように、ハウジン
グ108の内部には、走査露光ユニットとしての第1走
査ユニット110、第2走査ユニット112、及び固定
ユニット114が収容されている。
【0035】第1走査ユニット110には高さ方向(す
なわち、図1乃至図3の矢印Z方向)に長手のスリット
117が形成されている。また、第1走査ユニット11
0の内部には第1ミラー116が配置されており、前方
からの光を受け、更にこれを反射して第1走査ユニット
110の側方に配置された第2走査ユニット112へ案
内可能とされている。
【0036】第2走査ユニット112は第2ミラー11
8と第3ミラー120を備えており、第1走査ユニット
110からの光(すなわち、第1ミラー116によって
反射された光)を受け、更にこれを反射して固定ユニッ
ト114へ案内可能とされている。
【0037】固定ユニット114は第4ミラー122を
備えており、第2走査ユニット112からの光(すなわ
ち、第3ミラー120によって反射された光)を受け、
更にこれを反射して前方の可動ミラーユニット104へ
案内可能とされている。
【0038】また、ハウジング108の内部にはガイド
レール126及びガイドレール128が設けられてい
る。これらのガイドレール126、128は、ハウジン
グ108の長手方向(図1及び図3の矢印Y方向)に長
手とされており、ハウジング108内の長手方向両端部
間に掛け渡されている。ガイドレール126は第1走査
ユニット110及び第2走査ユニット112を移動可能
に支持しており、更に、長手方向右側端部では固定ユニ
ット114を支持している。一方、ガイドレール128
はガイドレール126の前方に位置しており、ランプユ
ニット130をハウジング108から前方へ向けて突出
した状態で移動可能に支持している。すなわち、ランプ
ユニット130は、第1走査ユニット110及び第2走
査ユニット112等から成るスキャナーユニット100
とは分離独立した状態で設けられており、第1走査ユニ
ット110及び第2走査ユニット112がガイドレール
126に案内されると、ランプユニット130がガイド
レール128に案内されて移動する。更に、これらの移
動に同期して感光材料160が露光部22を装置幅方向
右側から左側へ向けて通過する構成である。
【0039】さらに、ハウジング108には一対の腕部
146、148が設けられている。腕部146は、ハウ
ジング108の幅方向左側端部に形成されており、基台
11の左側端部から装置上方へ向けて延出されている支
持部172にリベット184によって回動可能に連結さ
れている。
【0040】一方、腕部148は、ハウジング108の
幅方向右側端部に形成されており、基台11の右側端部
から装置上方へ向けて延出されている支持部174の上
端部にリベット186によって回動可能に連結されてい
る。すなわち、ハウジング108は基台11に回動可能
に連結されており、これにより、ランプユニット130
とスキャナーユニット100は、立体物G2に対向した
状態で基台11の後方と基台11の上方との間を図2の
矢印A方向へ向けて一体的に回動できる。
【0041】また、腕部148は、支持部174との連
結部から更に装置前方へ向けて延出されており、その前
端部にはロッド176がリベット188によって回動可
能に連結されている。さらに、ロッド176の腕部14
8とは逆側の端部には、アーム178がリベット190
によって回動可能に連結されている。また、このアーム
178のロッド176とは逆側の端部はリベット192
によって支持部174の下端部に回動可能に連結されて
いる。すなわち、支持部174(基台11)、腕部14
8(ハウジング108)、ロッド176、及びアーム1
78は、支持部174(基台11)を固定リンクとした
リンク機構を形成している。
【0042】また、上述したリンク機構には、可動ミラ
ーユニット104のアーム180が取り付けられてい
る。アーム180は、その長手方向中間部で支持部17
4の連結部に腕部148と共に回動可能に連結されてい
る。但し、このアーム180は腕部148とは独自に回
動可能である。また、アーム180の一端側にはアーム
180の長手方向に沿って長径の案内孔182が形成さ
れており、ロッド176とアーム178を連結するリベ
ット190が貫通している。すなわち、リベット190
は、ロッド176とアーム178を連結した状態で案内
孔182に沿って移動可能とされている。ここで、腕部
148がリベット186を軸に回動すると、これに連動
してロッド176とアーム178が回動すると共に、リ
ベット190がロッド176とアーム178を連結した
状態で案内孔182内を連結部に接離する方向へ移動し
て、アーム180がリベット186を軸に腕部148の
回動角度の1/2に相当する角度で回動する構成であ
る。
【0043】また、アーム180の他方の端部には、そ
の反射面をスキャナーユニット100側へ向けた第5ミ
ラー124が固定されている。この第5ミラー124は
固定ユニット114からの光(すなわち、第4ミラー1
22によって反射された反射光)を受けて、更にこれを
反射してレンズ部102へ案内する。ここで、可動ミラ
ーユニット104はスキャナーユニット100に連動し
て上記の如くアーム180が回動するため、第5ミラー
124は常に固定ユニット114からの光をレンズ部1
02へ案内できる。
【0044】一方、レンズ部102は機台11の右側端
部に設置されている。このレンズ部102はケース13
4を備えている。
【0045】また、図2及び図3に示されるように、レ
ンズ部102はレンズユニット138を備えている。こ
のレンズユニット138は、結像レンズ136を有する
と共に、3種の色調整フィルタ及び絞り機構(いずれも
図示省略)を備えており、ケース134の内外を高さ方
向に移動可能とされている。このレンズユニット138
は、結像レンズ136が鉛直上方からの光(すなわち、
第5ミラー124によって反射された光)を結像すると
共に、この光を所定の状態に調整して更に鉛直下方へ案
内可能とされている。
【0046】さらに、図3に示されるように、レンズ部
102のケース134の内部には、第6ミラー139、
第7ミラー140、第8ミラー142、及び第9ミラー
144が配置されている。これらのミラーは、レンズユ
ニット138によって調整された光を受け、更にこれを
反射可能とされており、第9ミラー144では、この光
を水平に反射して第5ミラー48へ案内可能とされてい
る。
【0047】なお、第1走査露光手段に比べて第2走査
露光手段は共役長(立体物G2のピント位置から感光材
料160のピント位置までの光路長)が長くなるが、レ
ンズユニット138に続く、第6ミラー139、第7ミ
ラー140、第8ミラー142、第9ミラー144によ
って、限られたスペース内でもその長い共役長を得るこ
とができる。
【0048】また、第1走査ユニット110及びランプ
ユニット130は走査速度と同速度で移動し、第2走査
ユニット112は走査速度の1/2の速度で移動して、
光路長が変化しない構成である。さらに、これらの第1
走査ユニット110及び第2走査ユニット112は、ハ
ウジング108内に設けられた駆動モータ(図示省略)
によって駆動され、さらに、ランプユニット130は、
同様にハウジング108内に設けられた駆動モータ(図
示省略)によって駆動される。
【0049】次に本実施の形態の作用について説明す
る。上記構成の本画像形成装置10では、平面原稿G1
を走査露光して画像を形成することができる。この場合
には、図3及び図7に示されるように、平面原稿G1の
平面画像側を下向きにした状態でプラテンガラス12上
に載置する。この状態でハロゲンランプ36が光を照射
すると、この照射光がプラテンガラス12を透過して平
面原稿G1の下面へスリット状に照射され、更に平面原
稿G1の下面で反射される。この反射光は、第1ミラー
38、第2ミラー40、第3ミラー42で順番に反射さ
れて、結像レンズ44を通り、更に、第4ミラー46、
第5ミラー48で順番に反射され、最終ミラー34へは
水平に照射される。この最終ミラー34では、反射光が
垂直下方に反射されて露光部22の感光材料160上に
照射される(この場合の光路をB1で図示する)。
【0050】この状態でランプユニット26及び第1ミ
ラーユニット28が、平面原稿G1の下方を駆動モータ
によって装置幅方向左側から右側へ向けて水平に移動す
ると、これに同期して感光材料160が露光部22を、
装置手前側から見て左方へ通過する。これによって、平
面原稿G1からの反射光が感光材料160上に結像され
て平面原稿G1の下面の像が感光材料160に潜像とし
て形成される。
【0051】潜像形成終了後の感光材料160はスイッ
チバック部50に送られた後に逆走して水塗布部(塗布
タンク52)によって処理される。さらに、受像材料1
65と重ね合わされた状態で加熱ドラム60の外周に巻
き付けられて加熱される。これによって、受像材料16
5に感光材料160の画像を受像材料165に熱現像転
写できる。
【0052】また、本画像形成装置10では、立体物G
2を所望の角度から走査露光してその画像を形成するこ
とができる。
【0053】例えば、立体物G2を後方から走査露光し
て画像を形成する場合には、図1乃至図4に示されるよ
うに、閉じた状態の押さえカバー14の上面28上、或
いはプラテンガラス12の上面上に立体物G2を載置す
る。この状態で、ランプユニット130のハロゲンラン
プ132の照明光を装置前方へ向けて照射すると、この
照明光が立体物G2の背面に照射される。さらに、この
照明光は立体物G2の背面によってスキャナーユニット
100へ向けて反射される。この反射光は第1走査ユニ
ット110のスリット117を通過することによってス
リット状とされ、第1ミラー116、第2ミラー11
8、第3ミラー120、第4ミラー122の順番で反射
される。さらに、この反射光は可動ミラーユニット10
4の第5ミラー124によって反射されてレンズ部10
2へ案内される。レンズ部102へ案内された反射光
は、結像レンズ136によって結像されると共に、色調
整フィルタ及び絞り機構によって調整された後に第6ミ
ラー139、第7ミラー140、第8ミラー142、及
び第9ミラー144の順番で反射されて第2ミラーユニ
ット32の第5ミラー48へ案内される。ここで、第5
ミラー48はハーフミラーで形成されているため、反射
光はそのままの状態で第5ミラー48を透過して、前述
した平面原稿G1によって反射された反射光と同様に、
最終ミラー34へは水平に照射されると共に最終ミラー
34によって反射されて露光部22の感光材料160上
に照射される(この場合の光路をB2で図示する)。
【0054】この状態で第1走査ユニット110及び第
2走査ユニット112が基台11の上方を駆動モータに
よって装置幅方向右側へ向けて水平に移動されると、こ
れに同期してランプユニット130が基台11の後方を
駆動モータによって装置幅方向右側へ向けて水平に移動
される。これによって、立体物G2の背面が、これらの
水平移動と同方向に走査露光される。更に、これらの水
平移動に同期して感光材料160が露光部22を装置手
前側から見て左方へ通過する。これによって、立体物G
2からの反射光が感光材料160上に結像されて立体物
G2の背面の平面画像が感光材料160に潜像として形
成される。
【0055】この後、前述した平面原稿G1を走査露光
して画像を形成する場合と同様の処理がなされ、これに
よって、受像材料165に画像を熱現像転写できる。
【0056】ここで、図5及び図6に示されるように、
走査露光する際に、予めハウジング108を上方へ向け
て所望の位置まで回動させると、ランプユニット130
が立体物G2と対向した状態で傾斜されるため、ハロゲ
ンランプ132からの光の光軸はハウジング108の回
動角度に応じて傾斜され、立体物G2の背面へ向けて照
射される。また、ハウジング108を回動させることに
よって、スキャナーユニット100の第1走査ユニット
110が立体物G2と対向した状態で同時に回動して傾
斜するため、立体物G2の背面からの反射光はスキャナ
ーユニット100の第1走査ユニット110へ向けて反
射される。この反射光はスリット117を通過してスリ
ット状とされた後に第1ミラー116乃至第4ミラー1
22によって反射され、可動ミラーユニット104の第
5ミラー124へ案内される。
【0057】ハウジング108が回動すると、これに応
じて、支持部174を固定リンクとして腕部148、ロ
ッド176、及びアーム178が連動し、更に、ロッド
176とアーム178を連結するリベット190が案内
孔182に沿って移動する。この状態では、可動ミラー
ユニット104のアーム180がハウジング108の回
動角度の1/2の角度で回動し、第5ミラー124が傾
斜するため、ハウジング108が回動して傾斜した状態
であってもスキャナーユニット100からの光(すなわ
ち、第4ミラー122からの反射光)は第5ミラー12
4によって反射されてレンズ部102へ確実に案内され
る。このため、立体物G2の背面側を所望の角度の位置
から斜視した状態の高い質感の画像が感光材料160に
潜像として形成され、受像材料165に画像を熱現像転
写できる。
【0058】以上、説明したように、本実施の形態に係
る画像形成装置10では、平面原稿G1の画像の平面画
像を感光材料160に形成できるのみならず、立体物G
2に対して所望の角度から斜視や背面視等、立体的での
質感の高い画像を感光材料160に容易に形成できる。
【0059】なお、本実施の形態では、リンク機構を用
いて可動ミラーユニット104の回動角度を調整する構
成であったが、可動ミラーユニット104の角度を調整
するための機構はこの形態に限るものではない。例え
ば、上述したリンク機構に代えて複数のギヤによって可
動ミラーユニット104の角度を調整する構成としても
よく、更には、電動モータやこれを制御するコンピュー
タ等の制御手段を用いてハウジング108と可動ミラー
ユニット104の各々の回動角度を制御する構成として
もよい。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る画
像形成装置では、所望の角度で傾斜した位置から原稿載
置台上に載置された立体物を含む原稿を走査露光するこ
とによって、原稿を斜視した状態の質感の高い画像を良
好な状態で感光材料に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の斜
視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の側
面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の内
部構造を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の平
面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のス
キャナーユニットを回動させた状態を示す図1に対応し
た斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のス
キャナーユニットを回動させた状態を示す図2に対応し
た側面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の第
1走査露光手段による走査露光終了後の状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 14 押さえカバー(原稿載置台) 44 結像レンズ 110 第1走査ユニット(走査露光ユニット) 124 第5ミラー(反射手段) 130 ランプユニット(光源) 160 感光材料 G2 立体物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体物を含む原稿を載置する原稿載置台
    と、 前記原稿載置台上に載置された前記原稿に光を照射する
    光源と、 前記原稿載置台上に載置された前記原稿の上方に位置
    し、前記原稿に対向した状態で移動することにより当該
    移動方向に対して直角方向に長手のスリット状に前記原
    稿からの反射光を走査露光する走査露光ユニットと、 前記走査露光ユニットからの反射光を受光して感光材料
    に結像させる結像レンズと、 を有する画像形成装置であって、 前記走査露光ユニットは、前記原稿に対向した状態で前
    記スリットの長手方向に沿って傾斜可能に設けられ、且
    つ、前記走査露光ユニットからの反射光を反射して前記
    結像レンズへ案内する反射手段を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記反射手段は、反射面が前記走査露光
    ユニットの傾斜に対応して当該傾斜角度の1/2の角度
    で傾斜することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
JP8059076A 1996-03-15 1996-03-15 画像形成装置 Pending JPH09251189A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102404488A (zh) * 2010-09-16 2012-04-04 三星电子株式会社 交替扫描的图像扫描装置及其扫描方法

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