JPH09251190A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09251190A
JPH09251190A JP8059077A JP5907796A JPH09251190A JP H09251190 A JPH09251190 A JP H09251190A JP 8059077 A JP8059077 A JP 8059077A JP 5907796 A JP5907796 A JP 5907796A JP H09251190 A JPH09251190 A JP H09251190A
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JP
Japan
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dimensional object
scanning
mirror
image
light
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Application number
JP8059077A
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English (en)
Inventor
Tomonobu Nishio
朋宣 西尾
Joji Tokai
譲二 東海
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置台上に載置された立体物を走査露光して
画像を形成する際に、立体物の斜め上方からのあおり撮
影を可能とすることにより質感の高い画像を得ることが
できる画像形成装置を得る。 【解決手段】 フルレートキャリッジとされる第1走査
ユニット110は、第1ミラー116が支軸204によ
って回動可能に支持されており、立体物G2からの反射
光のうち斜め方向の光を水平方向に反射して第2ミラー
へ入射させることができる。したがって、所望により第
1ミラー116の傾斜角度を変更すれば、立体物を斜め
上方からあおり撮影することができ、質感の高い画像を
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、載置台上に載置さ
れた立体物を走査露光して画像を形成する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−140561号公報
には、載置台上に載置された立体物を走査露光して平面
画像を形成する画像形成装置が示されている。
【0003】この画像形成装置では、立体物の載置台の
上方に露光装置が設けられている。露光装置(スキャナ
ーユニット)の内部にはハロゲンランプ、ミラーユニッ
ト及びレンズユニットが内蔵されており、これらハロゲ
ンランプ及びミラーユニットが、立体物の上方を水平に
移動するのに伴ってハロゲンランプから光が照射され、
立体物から反射される光がミラーユニットにより感光材
料側に送られるようになる。そして、この光が画像形成
装置内の結像レンズを垂直下方に透過し、立体物の像が
原稿の像と同様に感光材料上に結像されて、立体物の平
面画像が形成される構成である。
【0004】ところで、このような従来の如き画像形成
装置では、載置台上に載置された立体物の画像を得る際
に、立体物の直上からの撮影により立体物の上面の画像
が得られるのみであり、所謂「あおり撮影」をすること
ができなかった。このため、質感の高い画像を得ること
ができない場合があり、この点において改善の余地があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、載置台上に載置された立体物を走査露光して画像
を形成する際に、立体物の斜め上方からのあおり撮影を
可能とすることにより質感の高い画像を得ることができ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像形成装置は、立体物を含む原稿を載置する原稿載置台
と、前記原稿載置台上に載置された立体物を上方から照
明する光源と、前記載置台上に載置された立体物の上方
に位置し、前記立体物を走査するスキャナーユニット
と、前記スキャナーユニットによって走査された走査光
を感光材料上に結像させて平面画像を形成する結像レン
ズと、を備える画像形成装置であって、前記スキャナー
ユニットは、前記立体物に対し所定の走査速度で水平移
動しながら前記立体物からの鉛直方向の反射光を90度
角度変換して水平方向に反射するフルレートキャリッジ
と、前記走査速度の1/2の速度で水平移動しながら前
記フルレートキャリッジからの反射光を180度角度変
換して反射するハーフレートキャリッジとを有し、前記
フルレートキャリッジの光反射面を、前記走査方向と直
交する軸周りに回動可能に設け、前記フルレートキャリ
ッジを回動することにより、前記立体物からの反射光の
うち鉛直方向に対して所定の角度で反射される光を水平
方向に反射させて前記ハーフレートキャリッジへ入射さ
せるようにした、ことを特徴としている。
【0007】請求項1記載の画像形成装置では、光源か
らの光が原稿載置台上に載置された立体物に照射され、
立体物からの反射光がスキャナーユニットのフルレート
キャリッジ及びハーフレートキャリッジによって反射さ
れ、走査光として結像レンズへ案内されて感光材料上に
結像され、平面画像が形成される。
【0008】ここで、フルレートキャリッジの光反射面
は、走査方向と直交する軸周りに回動可能に設けられて
おり、このフルレートキャリッジを回動させて立体物か
らの反射光のうち鉛直方向に対して所定の角度で反射さ
れる光を水平方向に反射させてハーフレートキャリッジ
へ入射させることにより、原稿載置台上に載置された立
体物を斜め上方からあおり撮影することができる。した
がって、所望により前記反射光の反射角度を変更するこ
とにより、質感の高い画像を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の一の実施の形態を図1乃至図7に基づき説明する。
【0010】図1及び図2に示すように、本実施の形態
に係る画像形成装置は矩形箱状に形成される機台10を
備える。機台10の上面11の中央部には、矩形な透明
のプラテンガラス12が嵌められている。プラテンガラ
ス12は平面原稿載置台とされ、その上には、平面画像
を記録した平面状の原稿である平面原稿G1(例えば
紙)が平面画像を下向きにして載置される。プラテンガ
ラス12は押さえカバー14により覆われている。この
押さえカバー14は、装置奥側(画像形成装置を矢印A
の向きに見て)から手前側にかけて装置前後方向(図2
矢印OP方向)に移動可能に設けられると共に、装置奥
側において機台10の上面11にヒンジ止めされ、回動
してプラテンガラス12の表面を開閉自在とする。
【0011】従って、押さえカバー14を下げて閉じれ
ば、プラテンガラス12に載置されている平面原稿G1
が、押さえカバー14によってプラテンガラス12に押
さえ付けられる。押さえカバー14を装置手前側から上
向きに開ければ(図2に鎖線で示す)、平面原稿G1の
載置、取り除きが可能となる。さらに、閉じた状態の押
さえカバー14は、立体物G2(例えば、ラーメンが入
っているどんぶり等)を含む原稿を載置する立体物原稿
載置台として機能する。
【0012】図2に示すように、機台10の上面11の
装置手前側には、画像形成装置の動作を操作する操作パ
ネル16が設けられており、図1に示すように、機台1
0内には、感光材料200をロール状に巻き取って収納
する感材マガジン18が、配置されている。感光材料2
00は、感材マガジン18から所定長さ引き出されてカ
ッター20で切断され、その所定長さで搬送路24に沿
って露光部22に送られる。
【0013】露光部22の上方であってプラテンガラス
12との間には、平面原稿G1を走査露光するための第
1走査露光手段が設けられており、平面原稿G1の下面
を感光材料200上に走査露光することができる。この
第1走査露光手段は、ランプユニット26、第1ミラー
ユニット28、レンズユニット30、第2ミラーユニッ
ト32及び最終ミラー34を有し、これらミラーで光を
露光部22に送るように、順次配置されている。ランプ
ユニット26は、第1光源であるハロゲンランプ36及
び第1ミラー38を備え、第1ミラーユニット28は、
第2ミラー40及び第3ミラー42を備える。レンズユ
ニット30は、結像レンズ44を備えるとともに、図示
を省略するが、3種の色調整フィルタ、絞り機構を備え
る。第2ミラーユニット32は、第4ミラー46及び第
5ミラー48を備える。
【0014】図1から図3に示すように、平面原稿G1
の下面を第1走査露光手段で走査露光して画像を形成す
る時には、平面原稿G1を下方から照明するハロゲンラ
ンプ36から送られた光が、プラテンガラス12を透過
して平面原稿G1の下面へスリット状に照射され、この
照射された光が平面原稿G1の下面で反射される。平面
原稿G1の下面で反射された光は、第1ミラー38、第
2ミラー40、第3ミラー42で順番に反射されて、結
像レンズ44を通り、更に、第4ミラー46、第5ミラ
ー48で順番に反射され、最終ミラー34へは水平に照
射される。この最終ミラー34は、光を垂直下方に反射
して露光部22の感光材料200上に照射する。尚、第
1走査露光手段に係る光路をB1で図示する。
【0015】ランプユニット26及び第1ミラーユニッ
ト28が、図示を省略する駆動モータで駆動されて、装
置手前側から見て右側(図1の位置)から左側(図3の
位置)へ、平面原稿G1の下方を水平方向に沿って移動
すると、それにタイミングを合わせて感光材料200が
露光部22を、装置手前側から見て左方へ通過する。
【0016】これに伴って、前述のようにハロゲンラン
プ36から平面原稿G1の下面へ照射されて平面原稿G
1の下面で反射された光が、第1ミラー38、第2ミラ
ー40及び第3ミラー42により送られ、この送られた
光が結像レンズ44を透過し、感光材料200上に平面
原稿G1の下面の像が結像されて平面画像が得られる。
【0017】この際、ランプユニット26は走査速度と
同速度で移動し、第1ミラーユニット28は走査速度の
1/2の速度で移動して、光路長が変わらないようにな
っている。尚、結像倍率の変更は、レンズユニット3
0、第2ミラーユニット32がそれぞれ結像倍率に応じ
て位置を変えることによって、可能となる。
【0018】また、平面原稿G1の下面を第1走査露光
手段で走査露光して画像を形成する時には、通常押さえ
カバー14を閉じておくが、単に平面原稿G1をプラテ
ンガラス12上に載置するだけで、押さえカバー14を
開放した状態としても良い。
【0019】感光材料200は走査露光に伴い、露光部
22に続くスイッチバック部50へと送られ、露光後
は、スイッチバック部50を逆送される。但し、感光材
料200は露光部22へは戻らず、水塗布部に送られ
る。
【0020】水塗布部は、皿状の塗布タンク52を備え
る。この皿状の塗布タンク52内には画像形成用溶媒と
しての水が充填されている。感光材料200が塗布タン
ク52内を通過することにより、水が感光材料200に
塗布され、水が塗布された感光材料200は、熱現像転
写部に送られる。
【0021】一方、感材マガジン18と並んで受材マガ
ジン54が配置され、受材マガジン54内には受像材料
300がロール状に巻き取られて収納されている。受像
材料300は、受材マガジン54から所定長さ引き出さ
れてカッター56で切断され、その所定長さで搬送路5
8に沿って熱現像転写部に送られる。
【0022】熱現像転写部は、加熱ドラム60、無端圧
接ベルト62及び貼り合わせローラ64を備えている。
加熱ドラム60内には、図示を省略するハロゲンランプ
が配置され、ハロゲンランプは加熱ドラム60の表面を
加熱する。
【0023】従って、感光材料200が、貼り合わせロ
ーラ64と加熱ドラム60との間に送り込まれるととも
に、受像材料300が、感光材料200と加熱ドラム6
0との間に送り込まれると、無端圧接ベルト62の走
行、それに追動する加熱ドラム60の回転に伴って、感
光材料200が外側とされると共に受像材料300が内
側とされて、順番に重ね合わされて加熱ドラム60の外
周に巻き付けられる。その状態で、感光材料200及び
受像材料300が加熱されて、感光材料200から受像
材料300に画像が写され、熱現像転写が行われる。
【0024】その後、加熱ドラム60の回転に伴い、感
光材料200は、感材剥離爪66によって感光材料20
0の先端側から受像材料300より剥離される。剥離さ
れた感光材料200は、感材収容箱68へ集積される。
【0025】感光材料200が剥離された受像材料30
0は、受材剥離爪70によって受像材料300の先端側
から加熱ドラム60より剥離される。剥離された受像材
料300は、受材トレイ72へ排出される。
【0026】本実施の形態に係る画像形成装置は、立体
物用の第2走査露光手段を備えており、立体物G2の上
面を感光材料200上へ走査露光することもできる。そ
れを以下に説明する。
【0027】図1、図4及び図5に示すように、第2走
査露光手段は、スキャナーユニット100とレンズ部1
02とを備える。また、プラテンガラス12及び閉じた
状態での押さえカバー14の上面は、立体物G2を含む
原稿を載置する立体物原稿載置台とされる。
【0028】その立体物原稿載置台の上方に、上記スキ
ャナーユニット100が設けられる。スキャナーユニッ
ト100の外枠を、装置手前側から見た左右方向を長尺
とされると共に下面を開放した矩形箱状のハウジング1
08が構成し、このハウジング108内に、第1走査ユ
ニット110(フルレートキャリッジ)、第2走査ユニ
ット112(ハーフレートキャリッジ)、固定ユニット
114が備えられている。第1走査ユニット110は、
第1ミラー116を備え、第2走査ユニット112は、
第2ミラー118及び第3ミラー120を備える。固定
ユニット114は、第4ミラー122及び第5ミラー1
24を備える。
【0029】第1走査ユニット110及び第2走査ユニ
ット112は、図4に示すように、ハウジング108内
で装置手前側から見て左右に掛け渡されたガイドレール
126に、支持される。固定ユニット114は、装置手
前側から見てガイドレール126の右端部に固定され
る。
【0030】ここで、図6及び図7に詳細に示す如く、
フルレートキャリッジとされる第1走査ユニット110
は、第1ミラー116がサブフレーム202に固定され
ている。サブフレーム202は支軸204によってメイ
ンフレーム206に回動可能に支持されている。これに
より、第1ミラー116は、ガイドレール126に沿っ
た方向すなわち走査方向と直交する軸周りに回動可能と
なっている。また、支軸204の近傍には止めネジ20
8が設けられておりサブフレーム202に係合可能であ
る。これにより、サブフレーム202すなわち第1ミラ
ー116の回動位置が制限され所定角度で保持されるよ
うになっている。また、サブフレーム202(第1ミラ
ー116)を回動可能に支持するメインフレーム206
にはワイヤ210が連結されており、このワイヤ210
によって第1走査ユニット110はガイドレール126
に沿って移動可能となっている。
【0031】この場合、通常の状態では、第1走査ユニ
ット110(第1ミラー116)は立体物原稿載置台
(プラテンガラス12及び閉じた状態での押さえカバー
14)に45度の傾斜角度で対向しており、立体物G2
からの反射光を90度角度変換して反射すると共に、第
2走査ユニット112(第2ミラー118及び第3ミラ
ー120)は、第1走査ユニット110(第1ミラー1
16)からの反射光を更に180度角度変換して反射す
る構成である。一方、第1走査ユニット110の第1ミ
ラー116(サブフレーム202)が支軸204周りに
回動調節されて傾斜角度が変更された場合には、立体物
G2からの反射光のうち鉛直方向に対して所定の角度で
反射される光が水平方向に反射されて第2走査ユニット
112の第2ミラー118へ入射される構成である。こ
れにより、立体物原稿載置台(プラテンガラス12或い
は閉じられた状態の押さえカバー14)上に載置された
立体物G2を、斜め上方から走査することができる構成
である。
【0032】また、ハウジング108内であってガイド
レール126の下方には、ガイドレール128がガイド
レール126と平行に掛け渡される。ガイドレール12
8には、ハウジング108の下方へ第2光源である一対
のハロゲンランプ132を突出させて備えるランプユニ
ット130が、支持されている。すなわち、このランプ
ユニット130は、第1走査ユニット110及び第2走
査ユニット112等から成るスキャナーユニット100
と分離独立しており、スキャナーユニット100の下方
外部に露出して設けられている。
【0033】図1に示すように、装置手前側から見て右
側のスキャナーユニット100と機台10との間には、
レンズ部102が設けられる。このレンズ部102は、
上方が開放された筒状のケース134を外枠として有し
ており、このケース134の内外を移動可能に、レンズ
ユニット138が配置されている。レンズユニット13
8は、結像レンズ136を有するとともに、図示を省略
する3種の色調整フィルタ、絞り機構を備える。ケース
134内には、4枚のミラーである第6ミラー138、
第7ミラー140、第8ミラー142、第9ミラー14
4が、設けられている。
【0034】図4及び図5に示すように、立体物G2の
上面を第2走査露光手段で走査露光して画像を形成する
時には、立体物G2を上方から照明する一対のハロゲン
ランプ132から送られた光が、立体物G2の上面に照
射され、立体物G2の上面で反射される。立体物G2の
上面で反射された光は、第1ミラー116、第2ミラー
118、第3ミラー120で順番に反射され、反射され
た光が水平に送られて固定ユニット124の第4ミラー
122に照射される。水平に照射された光は、第4ミラ
ー122、第5ミラー124で順番に反射されて、垂直
下方へと案内される。垂直下方へと案内された光は結像
レンズ136を透過し、第6ミラー139、第7ミラー
140、第8ミラー142及び第9ミラー144で順番
に反射され、第1走査露光手段の第5ミラー48へ水平
に照射される。
【0035】その第5ミラー48は、ハーフミラーで形
成されており、第1走査露光手段の第4ミラー46から
の光を垂直下方から水平へと反射させることが可能であ
る一方、水平に照射された光をそのまま透過させること
も可能である。従って、第5ミラー48へ水平に照射さ
れた光はそのまま第5ミラー48を透過し、その透過し
た光は、最終ミラー34で垂直下方へ反射されて露光部
22の感光材料200へ照射される。尚、第2走査露光
手段に係る光路をB2で図示する。
【0036】また、この立体物G2の上面を第2走査露
光手段で走査露光して画像を形成する時には、通常押さ
えカバー14を閉じて、押さえカバー14の上に立体物
G2を載置するが、押さえカバー14を開放してプラテ
ンガラス12上に載置するようにしても良い。
【0037】一方、第1走査ユニット110及び第2走
査ユニット112がガイドレール126に沿うと共に、
ランプユニット130がガイドレール128に沿って、
立体物G2の上方を水平に移動、つまり、装置手前側か
ら見て左側(図1及び図4に示す位置)から右側(図5
に示す位置)へ移動する。これにタイミングを合わせて
感光材料200が、露光部22を装置手前側から見て左
方へ通過する。これに伴い、ハロゲンランプ132から
立体物G2の上面に照射されてその立体物G2の上面で
反射された光が、第1ミラー116、第2ミラー11
8、第3ミラー120で送られ、この送られた光が結像
レンズ136を透過し、感光材料200上に立体物G2
の上面の像が結像されて平面画像が得られる。
【0038】なお、第2走査露光手段は、第1走査露光
手段に比して、共役長(立体物G2のピント位置から感
光材料200のピント位置までの光路長)が長くなる
が、レンズユニット138に続く、第6ミラー139、
第7ミラー140、第8ミラー142、第9ミラー14
4によって、限られたスペース内でもその長い共役長を
得ることができるようになっている。
【0039】第1走査ユニット110及びランプユニッ
ト130は走査速度と同速度で移動し、第2走査ユニッ
ト112は走査速度の1/2の速度で移動して、光路長
が変わらないようになっている。また、これらの第1走
査ユニット110及び第2走査ユニット112は、ハウ
ジング108内に設けた駆動モータ194(図4を参
照)で駆動され、さらに、ランプユニット130は、同
様にハウジング108内に設けた駆動モータ195(図
4を参照)で駆動される。すなわち、ランプユニット1
30は、第1走査ユニット110及び第2走査ユニット
112の駆動源(駆動モータ194)と独立する駆動源
(駆動モータ195)によって第1走査ユニット110
の水平移動に同期して水平移動しながら立体物G2を上
方から照明する構成である。
【0040】図1及び図2に示すように、機台10を囲
む4本の支柱104を備えたフレーム106が、本実施
の形態の画像形成装置には設けられており、支柱104
間に掛け渡される横片105を介して機台10がフレー
ム106に固定されている。
【0041】フレーム16の上部には、下面が開放され
ると共に内部にスキャナーユニット100が位置してい
るトップカバー150が、設けられている。トップカバ
ー150内には、装置手前側から見てハウジング108
の左右両側に対応して、一対の走査部ガイド軸146
が、それぞれ垂直に伸びるように設けられている。これ
ら一対の走査部ガイド軸146には、スキャナーユニッ
ト100のハウジング108の側面外方に突設された一
対のガイド片148がそれぞれ嵌合しており、スキャナ
ーユニット100が走査部ガイド軸146に沿って昇降
自在とされている。さらに、このスキャナーユニット1
00は、図示を省略したワイヤーによって吊り下げられ
ており、スキャナーユニット100の高さ位置を保持す
ることが可能とされると共に適度な力でスキャナーユニ
ット100の高さ位置を変更することができるようにな
っている。
【0042】本実施の形態に係る画像形成装置の作用を
説明する。平面原稿G1の下面を走査露光して画像を形
成する時には、図1から図3に示すように、平面画像が
記録された平面原稿G1の平面画像側を下向きにして、
平面原稿G1をプラテンガラス12上に載置する。さら
に、ハロゲンランプ36が照明光を照射して平面原稿G
1を下方から照明しつつ、ランプユニット26、第1ミ
ラーユニット28、レンズユニット30、第2ミラーユ
ニット32及び最終ミラー34等により構成される第1
走査露光手段が、平面原稿G1の下面を走査露光する。
これにより、感光材料200上に平面原稿G1の下面の
平面画像が形成される。
【0043】一方、立体物G2を走査露光して画像を形
成する時には、図4及び図5に示すように、立体物G2
がプラテンガラス12或いは閉じられた状態の押さえカ
バー14上に載置され、ハロゲンランプ132が照明光
を照射して立体物G2を上方から照明しつつ、スキャナ
ーユニット100及びレンズ部102等により構成され
る第2走査露光手段が立体物G2の上面を走査露光す
る。これにより、感光材料200上に立体物G2の上面
の平面画像が形成される。
【0044】そして、プラテンガラス12は、平面原稿
載置台及び立体物原稿載置台として共用されているの
で、押さえカバー14を開放した状態では、プラテンガ
ラス12が平面原稿載置台及び立体物原稿載置台とな
り、平面原稿載置台と立体物原稿載置台は実質的に同一
位置に配置されることになる。
【0045】また、平面原稿G1の下面を走査露光して
画像を形成する時に、図3に示すように、押さえカバー
14を開放した状態としておけば、平面原稿G1の下面
を走査露光する第1走査露光手段と同期させて、第2走
査露光手段側の一対のハロゲンランプ132を点灯させ
つつ走査して、感光材料200上に平面原稿G1の平面
画像を形成することができる。
【0046】従って、平面原稿G1の走査露光時に、他
方の露光装置である第2走査露光手段のハロゲンランプ
132をバックライトとして利用することができる。こ
の為、画像がより鮮明に感光材料200に形成され、さ
らには感光材料200より画像が写される受像材料30
0により鮮明に画像が形成されるなどによって、画像形
成装置の機能がより高くなる。
【0047】この際、上方の一対のハロゲンランプ13
2のうち1本のみ点灯させるか、両方とも点灯させるか
を選択可能とし、操作パネル16上で操作して選択する
ことにより、バックライトの光量の調整も可能となる。
【0048】また、本実施の形態において、平面原稿G
1の下面を走査露光して画像を形成する時に、第1走査
露光手段のハロゲンランプ36及び第2走査露光手段の
ハロゲンランプ132を点灯させて走査露光を行うモー
ドと、ハロゲンランプ132のみを点灯させて走査露光
を行うモードと、を選択可能とし、操作パネル16上で
操作して選択可能とすることもできる。
【0049】従って、平面原稿G1が透明なフィルムに
画像、文字等が描かれているものであるような場合で
も、ハロゲンランプ132のみを点灯させて走査露光を
行うモードを選択することにより、ハロゲンランプ13
2が平面原稿G1を透過して、平面画像が感光材料20
0上に形成できるようになる。
【0050】さらに、立体物G2の上面を走査露光して
画像を形成する時に、図4及び図5に示すように、押さ
えカバー14を開放した状態としておけば、立体物G2
の上面を走査露光する第2走査露光手段と同期させて、
ハロゲンランプ36を点灯させつつ走査して、感光材料
200上に立体物G2の平面画像を形成することができ
る。
【0051】従って、立体物G2の走査露光時に、他方
の露光装置である第1走査露光手段のハロゲンランプ3
6をアンダーバックライトとして利用することができ
る。この為、画像がより鮮明に感光材料200に形成さ
れ、さらには感光材料200より画像が写される受像材
料300により鮮明に画像が形成されるなどによって、
画像形成装置の機能がより高くなる。
【0052】また、立体物G2の上面を走査露光して画
像を形成する時に、ハロゲンランプ36及びハロゲンラ
ンプ132を点灯させて走査露光を行うモードと、ハロ
ゲンランプ36のみを点灯させて走査露光を行うモード
と、を選択可能とし、操作パネル16上で操作して選択
可能とすることもできる。
【0053】従って、立体物G2が透明で表面に画像、
文字等が描かれているものであるような場合でも、ハロ
ゲンランプ36のみを点灯させて走査露光を行うモード
を選択することにより、ハロゲンランプ36が立体物G
2を透過して、平面画像が感光材料200上に形成でき
るようになる。
【0054】さらに、本実施の形態においては、フルレ
ートキャリッジとされる第1走査ユニット110は、第
1ミラー116が支軸204周りに回動可能となってお
り、その傾斜角度を変更することにより立体物G2から
の反射光のうち鉛直方向に対して所定の角度で反射され
る光を水平方向に反射して第2走査ユニット112の第
2ミラー118へ入射できるため、所望により前記第1
走査ユニット110の第1ミラー116の傾斜角度を変
更することにより、原稿載置台(押さえカバー14)上
に載置された立体物G2を斜め上方からあおり撮影する
ことができる。したがって、質感の高い画像を得るこる
ことができる。
【0055】なお、前述した実施の形態は、本発明を適
用した画像形成装置の一例を示すものであり、本発明の
構成を限定するものではなく、本発明は種々の構成が可
能である。例えば、上記実施の形態で用いられて第1走
査露光手段及び第2走査露光手段により平面画像が形成
される感光材料を光電検出センサとし、平面画像を画像
データとすることにより、平面画像がデジタル信号化さ
れるので、画像形成装置が画像データを入出力可能な装
置ともなる。
【0056】さらに、上記実施の形態では、感光材料2
00から受像材料300に画像が写されるような画像形
成装置を用いて本発明を説明したが、これに限らず、単
なる印画紙のような感光材料に露光する装置にも、本発
明を適用できることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像形
成装置では、載置台上に載置された立体物を走査露光し
て画像を形成する際に、立体物の斜め上方からのあおり
撮影を可能とすることにより質感の高い画像を得ること
ができるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を装置
手前側から見た図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
外観斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に適用される第1走査露光
手段(ランプユニット、第1ミラーユニット、レンズユ
ニット等)の走査露光終了時の状態を示す装置手前側か
ら見た図である。
【図4】本発明の実施の形態に適用される第2走査露光
手段(スキャナーユニット及びランプユニット)の走査
部を示し、装置手前側から見た図である。
【図5】本発明の実施の形態に適用される第2走査露光
手段の走査露光終了時を示し、装置手前側から見た図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の第1
走査ユニットを示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る画像形成装置のの第
1走査ユニットを示し、装置側方から見た図である。
【符号の説明】
12 プラテンガラス(原稿載置台) 14 押さえカバー(原稿載置台) 100 スキャナーユニット 110 第1走査ユニット(フルレートキャリッジ) 112 第2走査ユニット(ハーフレートキャリッジ) 116 第1ミラー 118 第2ミラー 120 第3ミラー 130 ランプユニット 132 ハロゲンランプ(光源) 136 結像レンズ 138 レンズユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体物を含む原稿を載置する原稿載置台
    と、 前記原稿載置台上に載置された立体物を上方から照明す
    る光源と、 前記載置台上に載置された立体物の上方に位置し、前記
    立体物を走査するスキャナーユニットと、 前記スキャナーユニットによって走査された走査光を感
    光材料上に結像させて平面画像を形成する結像レンズ
    と、 を備える画像形成装置であって、 前記スキャナーユニットは、前記立体物に対し所定の走
    査速度で水平移動しながら前記立体物からの鉛直方向の
    反射光を90度角度変換して水平方向に反射するフルレ
    ートキャリッジと、前記走査速度の1/2の速度で水平
    移動しながら前記フルレートキャリッジからの反射光を
    180度角度変換して反射するハーフレートキャリッジ
    とを有し、 前記フルレートキャリッジの光反射面を、前記走査方向
    と直交する軸周りに回動可能に設け、前記フルレートキ
    ャリッジを回動することにより、前記立体物からの反射
    光のうち鉛直方向に対して所定の角度で反射される光を
    水平方向に反射させて前記ハーフレートキャリッジへ入
    射させるようにした、 ことを特徴とする画像形成装置。
JP8059077A 1996-03-15 1996-03-15 画像形成装置 Pending JPH09251190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004151606A (ja) * 2002-11-01 2004-05-27 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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