JP2538318Y2 - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP2538318Y2
JP2538318Y2 JP163291U JP163291U JP2538318Y2 JP 2538318 Y2 JP2538318 Y2 JP 2538318Y2 JP 163291 U JP163291 U JP 163291U JP 163291 U JP163291 U JP 163291U JP 2538318 Y2 JP2538318 Y2 JP 2538318Y2
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裕享 神田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、写真処理装置に関し、
特に、この写真処理装置に用いられる露光工程部に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】写真処理装置(ラボシステム)はフイル
ム上の画像を印画紙に焼き付けて写真を自動的かつ連続
して得ることを目的とした装置である。この写真処理装
置に関し、本願出願人が、実願平1−23891におい
て提案した装置の概略構成を示したものが図6である。
図6に基づいて、この写真処理装置の構成並びに動作を
説明すると、本体100は露光用の光を発生する露光工
程部Aと、焼付工程部Bと、印画紙への現像、定着、安
定を行なう処理工程部Cと、印画紙の乾燥を行なう乾燥
工程部Dとに大別されており、夫々が垂直の隔壁板13
0と、水平の隔壁板131とにより図示のように分割さ
れている。
【0003】そして、本体100の上部中央に設けられ
る露光工程部Aは、ハロゲンランプ等からなる白色光源
103より光を略水平方向に照射し、その光をイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)からなる光3原
色の各色補正フイルター104、…を部分的に通過させ
て、隣接する光拡散筒105内へ入光させる。この光拡
散筒105の内部は反射面とされ、光路を鉛直下方に直
角に曲げるとともに、入光した光を拡散混合させて均一
色調を有する光として下方の焼付工程部Bへ出光させ
る。
【0004】ここで、光拡散筒105の下端部は、ネガ
キャリア106の中に入り込んでおり、そのため、ネガ
キャリアの交換及び、タ−ン等の拡散筒直下の作業のた
めの空間を確保するには、光拡散筒105を図中上方に
退避させることが必要となる。そのため、光拡散筒10
5は、回転軸102を中心に回動可能とされており、拡
散筒105は、必要に応じて、矢印E方向に退避させら
れる様になされている。
【0005】次に、上記のネガキヤリア106は、焼付
工程部Bの最上部を構成して本体100の上面に設けら
れており、作業者が行なうネガの交換、移動等を可能に
している。このネガキヤリア106のネガ部分を通過し
た破線図示の光は、光軸上に配設された電磁駆動源によ
り駆動されるシヤツタを備えたレンズ装置107によつ
てピント調節され、イーゼル108によつて額取りされ
て、下方の露光板110上に引き出された印画紙Pの印
画面上に導かれて印画紙Pを露光する。したがつて、こ
のレンズ装置107のレンズの焦点距離及びレンズの図
面上にて上下方向に変化させることにより、拡大率を変
えるようにして、種々のネガサイズや印画紙のサイズの
組み合わせを多く得ることができるようにしている。
【0006】一方、ネガキヤリア106のネガ部分を通
過した光の一部はミラーMにより反射されてネガの画像
確認が外部から行なえるようになつている。また、マガ
ジン109a内に収容されて明室内で取り扱い易いよう
に十分遮光されていて交換可能にされてる印画紙Pはロ
ール紙109にして内装されており、必要に応じて引き
出されるが、手動クランク109bがこのために設けら
れている。
【0007】そして、露光板110部分で露光された印
画紙Pは搬送されて行く途中で、例えばホールパンチ1
12により写真1枚毎に相当する位置にカツトマークを
付与され、プリント機構111により裏面に必要な情報
が書込まれる。このホールパンチ112の近傍にはカツ
ターKが設けられており、印画紙Pをこの部分において
切断可能にしている。
【0008】その後、焼付工程部Bの最終行路にはルー
プ貯留部114が設けられていて、補助カツタ113を
通過され処理工程部Cに送られる。この後、処理槽11
5へ搬送するようにしている。このループ貯留部114
は印画紙Pに図示のようなタルミを持たせるようにして
印画紙Pの長さを調節可能にして、印画紙Pに対する露
光板110部分における露光速度と処理槽115部分に
おける処理速度の相違を緩衝吸収して印画紙Pを連続走
行させながら両者における動作を中断させないようにす
るものである。
【0009】一方、処理槽115内は現像液、漂白液、
定着液が夫々3種5槽に分割されて充填されており、露
光された印画紙Pは各液内を通過する間に所定の処理が
施され、露光部の現像定着が行なわれる。この処理槽1
15を出た印画紙Pは次に印画紙の乾燥を行なう乾燥工
程部Dに送られる。この乾燥工程部D内には乾燥機11
6が配設されており、乾燥機116内を印画紙Pが通過
する間に乾燥され、続いてフラツプユニツト117部分
においてループを形成するように走行されてカツタ11
8における間欠送りと乾燥機からの連続送りとの走行速
度の差を調整されて、最後にカツタ118により、カツ
トマーク毎に切断され、送出口119の部分から本体1
00の外部に出力されて、本体100の上面に載置され
ているソータ120内に落下送給されるようにしてい
る。
【0010】ここで、写真処理装置においては、現像
液、漂白液、定着液等を写真の一定処理枚数ごとに交換
する必要があるが、上記の様に構成された従来の写真処
理装置においては、この液の交換を行う際に、図中破線
で囲んだ処理槽115の部分を本体100に対して、図
面に垂直な方向に引き出す様になされていた。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、上述した様に、処理槽115を本体
100に対して横方向に引き出す様にしていたため、写
真処理装置を設置するときに、この処理槽115を引き
出すための空間が余分に必要であった。また、処理槽1
15を引き出すときに、処理115層全体が揺れて、内
部の液がこぼれることがあった。
【0012】しかるに、本考案は、設置するための空間
(特に平面積)を取りにくく、処理層内の液がこぼれる
ことのない写真処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本考案の写真処理装置は、発光体
である白色光源と、該白色光源の光を調光するための光
学フイルタと、前記白色光源の光を拡散させるための光
拡散筒とを備える光源部と、該光源部を内部に収納する
フレ−ムとを具備する写真処理装置であって、前記フレ
−ムは、前記光源部を、前記写真処理装置に対して上下
方向に設定された前記光拡散筒の光軸に沿って、前記光
源部の動作位置と非動作位置とに移動させるためのガイ
ドシャフトと、該ガイドシャフトと平行に配置され、前
記光源部の移動時に、前記光源部が前記ガイドシャフト
の回りに回転することを防ぎながら案内するガイドレ−
ルとを備え、前記光源部は、前記ガイドシャフトにスラ
イド可能に嵌合する嵌合部と、前記ガイドレ−ルに当接
しながら回転するロ−ラとを備えることを特徴としてい
る。
【0014】また、この考案に係わる写真処理装置にお
いて、前記光源部を、前記動作位置と非動作位置とに保
持するための係止手段を更に備えることを特徴としてい
る。また、この考案に係わる写真処理装置において、前
記フレ−ムは、前記光源部を、前記非動作位置に向かっ
て付勢する付勢手段を更に備えることを特徴としてい
る。
【0015】また、この考案に係わる写真処理装置にお
いて、前記フレ−ムは、前記光源部を前記動作位置と、
前記非動作位置とに移動させたときに、前記光源部の停
止時の衝撃を緩衝するための緩衝手段を更に備えること
を特徴としている。また、この考案に係わる写真処理装
置において、前記フレ−ムは、前記白色光源の近傍に、
該白色光源の光を外部に照射するための窓を更に備える
ことを特徴としている。
【0016】
【作用】以上の様にこの考案に係わる写真処理装置は構
成されているので、光源部を上下方向にスライド式とし
て、露光工程部を縦長の構造とすることにより、写真処
理装置全体を設置面積を取りにくい構成とすることがで
き、且つ処理槽内の液がこぼれることがないような構成
とすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本考案の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。なお、説明にあたっ
て、従来例と同一部分には、同一符号を付して、その説
明を省略する。図1は、一実施例の写真処理装置全体の
概略構造を示したものである。図1において、本体10
0は、前述した従来例と同様に、露光工程部Aと、焼付
工程部Bと、印画紙への現像、定着、安定を行う処理工
程部Cと、印画紙の乾燥を行う乾燥工程部Dとに大別さ
れている。そして、その各々の工程部A〜Dは、垂直の
隔壁板130と水平の隔壁板131とにより分割されて
いる。
【0018】露光工程部Aにより調光されて出射された
光は、焼付工程部Bにおいて、印画紙Pを露光させ、露
光された印画紙Pは、処理工程部Cで現像処理された
後、乾燥工程部Dで乾燥される。そして、フラップユニ
ット117でル−プを形成された後、カッタ118で1
枚毎の写真にカットされ、ソ−タ150により、客先毎
に分類される。これらの一連の動作は従来例と同様であ
る。
【0019】一実施例が従来例と異なる一つの点は、処
理槽115内の液を、本体100の上側から交換できる
様に、乾燥工程部Dとその上面に載置されたソ−タ52
が蝶番54を支点として上方に開く様にされている点で
ある。この乾燥工程部Dとソ−タ52を上方に開いた状
態を図中破線で示している。写真処理装置の全高はそれ
ほど大きいものではないので、この写真処理装置を設置
する場合には、高さの制限よりも専有面積の制限の方が
大きい場合が多い。そのため、このように乾燥工程部D
を上方に開くようにすることにより、処理槽115の部
分を本体100に対して、横方向に引き出す必要がなく
なり、設置場所にそのための面積をとる必要がなく、面
積の狭い場所にも設置することが可能となる。
【0020】ここで、乾燥工程部Dを上方に開いたとき
に、処理槽115の上面全体が開口されることが望まし
い。そのため、フラップユニット117は、本体100
の右側の、焼き付け工程部Bの上側に配置され、処理槽
115の上側を塞がない様にされている。これに伴い、
露光工程部Aは、このフラップユニット117により焼
き付け工程部Bの上部の空間の一部を占有されるため、
図6に示した従来例の様に光拡散筒105の左側に白色
光源103を配置した構成を取ることができなくなる。
そのため、一実施例においては、図1に示した様に露光
工程部Aを縦長の構成とすることにより、図1に示した
ような、乾燥工程部Dを上側に開く構造を実現してい
る。
【0021】ここで、一実施例においては、従来例と同
様に、光拡散筒24の下端部は、ネガキャリア40の中
に入り込んでおり、そのため、ネガキャリア40の交換
及び、タ−ン等の光拡散筒24直下の作業のための空間
を確保するには、光拡散筒24を図中上方に退避させる
ことが必要となる。そのため、一実施例においては、光
拡散筒24及び、この光拡散筒を備える昇降ユニット5
全体を上下動可能とすることにより、光拡散筒24をネ
ガキャリア40から退避させる構造としている。
【0022】以下、この露光工程部Aの構成及び動作に
ついて詳細に説明する。図2は、この露光工程部Aを、
図1の矢印F方向から見た中央断面図である。そして、
光拡散筒24を備える昇降ユニット5が下側にある通常
の露光動作状態を示している。まず、この露光工程部A
の概略構成および動作について説明すると、この露光工
程部Aは発光体であるハロゲンランプ等の白色光源12
と、この白色光源12の光を調光するためのC.Cフィ
ルタユニット23と、白色光源12の光を拡散させるた
めの光拡散筒24とを備える昇降ユニット5と、この昇
降ユニット5を内部に収納するフレ−ム2から構成され
ている。そして、フレ−ム2は、本体100と一体に構
成されていいるとともに、昇降ユニット5を光拡散筒2
4の光軸に沿って上下方向に移動させるためのガイドシ
ャフト4と、このガイドシャフト4と平行に配置され、
昇降ユニット5の移動時に、この昇降ユニット5が、ガ
イドシャフト4の回りに回転することを防ぐためのガイ
ドレ−ル9とを備えている。また、昇降ユニット5は、
ガイドシャフト4にスライド可能に嵌合するブッシュ8
と、ガイドレ−ル9に当接しながら回転するロ−ラ42
A〜Cとを備えている。
【0023】そして、白色光源12から発せられた光
は、熱線を遮断する熱線反射フィルタ18及び、内面が
鏡面状のミラ−トンネル22を通過して、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロ−(Y)の各色補正フ
ィルタ29A〜Cに入射する。各色補正フィルタ29A
〜Cを通過した光は、光拡散筒24に入射し、この光拡
散筒24内部で拡散混合され、ネガ15に照射される。
【0024】次に上述した構成をさらに詳しく説明する
と、まず、フレ−ム2の高さ方向の中間よりやや低い位
置には、水平方向に渡された棚板3が取りつけられてい
る。この棚板3の上面とフレ−ム2の天板の下面には、
ブッシュ6が固定されており、この上側と下側の2つの
ブッシュ6の間にはさまれて、昇降ユニット5を上下方
向に移動させるためのガイドシャフト4が固定されてい
る。
【0025】一方、昇降ユニット5は、昇降ユニット本
体14に、C.Cフィルタユニット23と、拡散筒24
を備えている。昇降ユニット本体14の上面には、ラン
プホルダ13を介して発光体である白色光源12が固定
されており、この昇降ユニット本体14の上面の、対応
する位置には、このランプ12の光を透過させるための
透穴14cが形成されている。また、昇降ユニット本体
14の上面には、2本の溝部14a,14bが形成され
ており、この溝部14a,14bに、C.Cフィルタユ
ニット23の外殻であるC.Cフィルタユニット本体2
1のブラケット部21a,21bを図面の垂直方向手前
から挿入し、止めネジ17で止めることにより、C.C
フィルタユニット23を昇降ユニット本体14に固定す
ることができる。
【0026】また、溝部14a,14bは、このC.C
フィルタユニット23を昇降ユニット本体14に着脱す
る際のガイドとなっており、このC.Cフィルタユニッ
ト23に内蔵され、白色光源12からの光を調光するた
めの光学フィルタ29A〜Cの清掃や、交換を行う際
に、簡単に取りはずしができる様にされている。また、
C.Cフィルタユニット本体21の上部には、支持板2
0を介して、ランプ12から放射される赤外成分を反射
する熱線反射フィルタ18が取りつけられている。
【0027】昇降ユニット本体14の下部には、ランプ
12から放射される光を拡散混合させるための拡散筒2
4が取りつけられており、この拡散筒24は、そのフラ
ンジ部24a,24bを拡散筒ガイド25,26に押さ
えられるとともに、後述するボ−ルキャッチ48によ
り、昇降ボックス本体14に固定されている。また、昇
降ユニット本体14の図中左端には、ガイドブロック7
が固着されており、このガイドブロック7には、上下方
向に貫通穴7aが形成されている。この貫通穴7aに
は、含油メタル等からなるブッシュ8が圧入等の方法に
より固定されており、このブッシュ8は、ガイドシャフ
ト4に沿って上下にスライドすることが可能である。従
って、手動により、昇降ユニット5に上下方向の力を加
えれば、昇降ユニット5全体をフレ−ム2に対して上下
動させることができる。
【0028】一方、フレ−ム2のガイドシャフト4が固
定されている側の反対側の壁面には、ガイドレ−ル9が
固定されており、昇降ユニット本体14に回転可能に軸
支されたロ−ラ42A,42B,42C(図3参照)
が、このガイドレ−ル9に沿って回転することにより、
昇降ユニット5がガイドシャフト4の回りに回転するこ
とが防止される。
【0029】また、フレ−ム2の左右両端の上部には、
ロ−ル28,34に巻かれた定荷重バネ30,33が取
りつけられており、この定荷重バネ30,33は、昇降
ユニット5の重量に略等しい加重で、この昇降ユニット
5を上方に引き揚げる様にしている。従って、この昇降
ユニット5を手動で上下させるときに、上げる方向と下
げる方向でその力量に差が出にくい様になされている。
【0030】また、ガイドシャフト4の下端には、図示
したように、昇降ユニット5を下側に移動させたとき
に、その衝撃を緩衝するための圧縮バネ10が配置され
ている。次に、図3は、図2を上側から見た平面図であ
る。フレ−ム2に固定されたガイドレ−ル9を、図示し
た様に、昇降ユニット本体14に回転自在に軸支された
ロ−ラ42A,42Cで挟み込むことにより、昇降ユニ
ット本体14がガイドシャフト4の回りに回転すること
を防止している。
【0031】また、フレ−ム2の前面には、蝶番11に
よりドア5が取りつけられており、このドアを図中矢印
方向に引き開けた状態で、C.Cフィルタユニット23
を昇降ユニット本体14から取りはずせる様になされて
いる。また、昇降ユニット本体14の図中左側の側面に
は、軸46が突出しており、この軸46には、フレ−ム
2に植設された係止ピン36,37に係合して、昇降ユ
ニット本体14を下側の位置(露光動作位置)と上側の
位置(退避位置)とに保持するためのフック38が、回
転可能に取りつけられている。このフック38の詳細を
示した図が図4である。
【0032】フック38の先端部は、図示したごとくカ
ギ部38b,38cになされており、昇降ユニット5が
下側の位置にいるときには、フレ−ム2に植設されたピ
ン37にカギ部38bを係合させることにより、昇降ユ
ニット5は、動作位置に保持される。また、昇降ユニッ
ト5が図中二点鎖線で示した上側の退避位置にいるとき
には、フレ−ム2に植設されたピン36にカギ部38c
を係合させることにより、昇降ユニット5が退避位置に
保持される。そして、フック38はバネ47により図中
反時計回りに付勢されており、フック38の端部38a
とバネかけ44の端部をつまんで、時計回りに回動し、
図中二点鎖線で示した位置まで持ってくることにより、
係止を解除することができる。
【0033】次に、図5は、図2を左側から見た図であ
る。前述した様に、光拡散筒24は、昇降ユニット本体
14の拡散筒ガイド25,26に押さえられた状態で、
拡散筒24に設けられた係止部50のボ−ルを昇降ユニ
ット本体14に設けられたボ−ルキャッチ48で係止す
ることにより、昇降ユニット本体14に固定される。ま
た、フレ−ム2の上部には、白色光源12の光を外部に
導く窓部62が形成されており、この窓部62にネガ6
5を当てて目視することにより、ネガ65の画像を確認
することができる。
【0034】以上説明した様に、一実施例の写真処理装
置によれば、露光工程部Aを縦形にして、白色光源12
及び光拡散筒を含めた昇降ユニット5を上下にスライド
式とすることにより、乾燥工程部Dを上方に引き開ける
空間を確保することができ、それにより、処理槽115
を横方向に引き出さなくとも処理槽115内の液の交換
を行うことが可能となるので、設置するための面積を取
りにくく、処理槽115内の液がこぼれにくい写真処理
装置を提供することができる。
【0035】なお、本考案は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能
である。
【0036】
【考案の効果】以上説明した様に、本考案の写真処理装
置によれば、光源部を上下方向にスライド式として、露
光工程部を縦長の構造とすることにより、写真処理装置
全体を設置面積を取りにくい構成とすることができ、且
つ処理槽内の液がこぼれることがないような構成とする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置全体の概略構造を示した図であ
る。
【図2】露光工程部を図1の矢印F方向から見た中央断
面図である。
【図3】図2を上側から見た平面図である。
【図4】フックの詳細を示した図である。
【図5】図2を左側から見た中央断面図である。
【図6】従来の写真処理装置の概略構成を示した図であ
る。
【符号の説明】
2 フレ−ム 4 ガイドシャフト 5 昇降ユニット 9 ガイドレ−ル 23 C.Cフィルタユニット 24 光拡散筒 38 フック

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体である白色光源と、該白色光源の
    光を調光するための光学フイルタと、前記白色光源の光
    を拡散させるための光拡散筒とを備える光源部と、該光
    源部を内部に収納するフレ−ムとを具備する写真処理装
    置であって、前記フレ−ムは、前記光源部を、前記写真
    処理装置に対して上下方向に設定された前記光拡散筒の
    光軸に沿って、前記光源部の動作位置と非動作位置とに
    移動させるためのガイドシャフトと、該ガイドシャフト
    と平行に配置され、前記光源部の移動時に、前記光源部
    が前記ガイドシャフトの回りに回転することを防ぎなが
    ら案内するガイドレ−ルとを備え、前記光源部は、前記
    ガイドシャフトにスライド可能に嵌合する嵌合部と、前
    記ガイドレ−ルに当接しながら回転するロ−ラとを備え
    ることを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】 前記光源部を、前記動作位置と非動作位
    置とに保持するための係止手段を更に備えることを特徴
    とする請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 【請求項3】 前記フレ−ムは、前記光源部を、前記非
    動作位置に向かって付勢する付勢手段を更に備えること
    を特徴とする請求項2に記載の写真処理装置。
  4. 【請求項4】 前記フレ−ムは、前記光源部を前記動作
    位置と、前記非動作位置とに移動させたときに、前記光
    源部の停止時の衝撃を緩衝するための緩衝手段を更に備
    えることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
  5. 【請求項5】 前記フレ−ムは、前記白色光源の近傍
    に、該白色光源の光を外部に照射するための窓を更に備
    えることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
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