JPH09257892A - 光磁界センサ - Google Patents

光磁界センサ

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JPH09257892A
JPH09257892A JP6452196A JP6452196A JPH09257892A JP H09257892 A JPH09257892 A JP H09257892A JP 6452196 A JP6452196 A JP 6452196A JP 6452196 A JP6452196 A JP 6452196A JP H09257892 A JPH09257892 A JP H09257892A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
light source
faraday element
optical
incident
Prior art date
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Pending
Application number
JP6452196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Asai
裕次 浅井
Yoshiaki Kamejima
義明 亀嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファラデー素子としてガーネット系の強磁性体
を採用した光磁界センサにおいて、低磁界領域から高磁
界領域の広い範囲において、磁界強度を精度良く検出し
得るようにし、かつ検出感度の低下を極力抑制する。 【解決手段】光源17として波長半幅値が±2nmと小
さいSLDを採用して比誤差を小さくし、高磁界領域に
おいては勿論のこと低磁界領域においても磁界強度を精
度よく検出し得るようにし、また光吸収係数の小さい波
長0.78〜0.80μm帯のSLDを採用して光量損
失を小さく、かつファラデー定数を大きくしてファラデ
ー素子12中での光吸収を少なくすべくファラデー素子
の厚みを薄くしても、ファラデー素子の感度の低下を抑
制し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファラデー効果を
利用した光磁界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】光磁界センサの一形式として、光源と受
光部間に形成される光路上に、偏光子、ファラデー素
子、および検光子を配置してなり、前記ファラデー素子
に入射される直線偏光をファラデー効果により同ファラ
デー素子に印加される磁界に応じた強度の変調光として
出射して、同ファラデー素子に印加された磁界強度を検
出する光磁界センサがある。
【0003】当該光磁界センサにおいては、一般に、フ
ァラデー素子としてガーネット系の強磁性体が採用さ
れ、また光源として波長0.85μm帯の発光ダイオー
ド(LED)が採用されている。また、ファラデー素子
である強磁性体中での光吸収を極力少なくするために、
強磁性体は薄く研磨されて約40μm程度の厚みとされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該光磁界
センサにおいては、光源として採用しているLEDは波
長半値幅が約±20nmと大きいため、特に低磁界領域
での比誤差が大きく、磁界強度の検出精度があまり良く
ない。これに対処すべく、光源として波長半値幅が零に
近いレーザダイオード(LD)を採用することが考えら
れるが、LDの波長は位相が揃っているため、センサを
構成する各光学部品の端面で戻り光が生じて、光が光源
に逆戻りする現象が発生し、LD素子に流れる電流が不
安定になり、その結果センサからの出力値が不安定にな
ることは避けられない。
【0005】また、当該光磁界センサにおける感度は、
ファラデー素子中の有効光路長、すなわちファラデー素
子の厚みに比例するため、ファラデー素子である強磁性
体中での光吸収を極力少なくするために強磁性体を薄く
すると、検出感度が低下するという問題がある。
【0006】従って、本発明の目的は、ファラデー素子
としてガーネット系の強磁性体を採用した光磁界センサ
において、低磁界領域がら高磁界領域の広い範囲におい
て、磁界強度を精度良く検出し得るようにすることにあ
り、さらには検出感度の低下を極力抑制することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源と受光部
間に形成される光路上に、偏光子、ファラデー素子、お
よび検光子を配置してなり、前記ファラデー素子に入射
される直線偏光をファラデー効果により同ファラデー素
子に印加される磁界に応じた強度の変調光として出射し
て、同ファラデー素子に印加された磁界強度を検出する
光磁界センサにおいて、前記ファラデー素子としてガー
ネット系の強磁性体を採用するとともに、前記光源とし
てスーパールミネセント・レーザダイオード(SLD)
を採用したことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明は上記した光磁界センサにお
いて、前記光源として波長0.78〜0.80μm帯の
SLDを採用したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の作用・効果】このように構成した光磁界センサ
においては、光源として波長半幅値が±2nmと小さい
SLDを採用しているために比誤差が小さく、高磁界領
域においては勿論のこと、低磁界領域においても磁界強
度を精度よく検出することができる。
【0010】また、当該光磁界センサの光源として、波
長0.78〜0.80μm帯のSLDを採用した場合に
は、この0.78〜0.80μm帯の波長領域はその前
後の波長と比較して光吸収係数が小さい波長領域であ
り、光量損失の面からも有利である。
【0011】また、ガーネット系強磁性体であるファラ
デー素子は、入射光の波長が短くなるほどファラデー定
数が大きくなるため、上記した光源を採用した場合に
は、同じ厚みのファラデー素子であっても磁界に対する
感度が高くなり、ファラデー素子中での光吸収を少なく
すべく素子の厚みを薄くしても、ファラデー素子の感度
の低下を抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
するに、図1には本発明の一例に係る光磁界センサが示
されている。当該光磁界センサは、セラミック質の基板
11の上端面の中央部にファラデー素子12が接着され
ており、基板11の上端面の左右両側部にファラデー素
子12を挟んで第1,第2偏光ビームスプリッタ13,
14が接着されている。これら各光学部品12〜14
は、互いに直列的に配設されている。また、第1,第2
コリメータ15,16は基板11上の左右の各部に設け
たV溝部11a,11bに嵌合されて接着され、各ビー
ムスプリッタ13,14に直交して対向して配設されて
いる。
【0013】コリメータ15,16は円柱状のフェルー
ル15a,16aと、ロッドレンズ15b,16bと、
光ファイバー15c,16cとにより構成されている。
光ファイバー15c,16cはフェルール15a,16
aの中央部に設けた挿入孔に挿入されていて、その芯線
がフェルール15a,16aの先端面にて露呈してい
る。ロッドレンズ15b,16bはフェルール15a,
16aより若干小径の円柱状もので、その後端面にてフ
ェルール15a,16aの先端面に接着されている。フ
ェルール15a,16aとロッドレンズ15b,16b
とは、光ファイバー15c,16cの軸心とロッドレン
ズ15b,16bの光軸を一致させる光軸調整がなされ
て接着されている。
【0014】当該光磁界センサにおいて、第1コリメー
タ15は図示しないコネクタを介して光源17に接続さ
れ、また第2コリメータ16は図示しないコネマタを介
して受光部18に接続されている。これにより、光源1
7から出射した光が第1コリメータ15の光ファイバー
15cを経てロッドレンズ15bに入射され、ロッドレ
ンズ15bにて平行光とされて偏光子として機能する第
1偏光ビームスプリッタ13に入射され、直線偏光とさ
れてファラデー素子12に入射される。入射光はファラ
デー素子12において、印加された磁界に応じて偏光面
が回転され、検光子として機能する第2偏光ビームスプ
リッタ14に入射される。入射光は第2偏光ビームスプ
リッタ14にて印加磁界に応じた強度の変調光として第
2コリメータ16のロツドレンズ16bに入射され、集
光して光ファイバー16cに入射され、受光部18にて
受光される。
【0015】しかして、当該光磁界センサにおいては、
ファラデー素子12としてガーネット系の強磁性体が採
用されているとともに、光源17として波長0.78〜
0.80μm帯のスーパールミネセント・レーザダイオ
ード(SLD)が採用されている。
【0016】従って、当該光磁界センサにおいては、光
源17は波長半幅値が±2nmと小さくて比誤差が小さ
く、高磁界領域においては勿論のこと、低磁界領域にお
いても磁界強度を精度よく検出することができる。
【0017】また、当該光磁界センサにおいては、光源
17の波長が0.78〜0.80μm帯であって、この
波長領域の前後の波長と比較して光吸収係数が小さくて
光量損失の面からも有利である。
【0018】また、ガーネット系強磁性体からなるファ
ラデー素子12は、入射光の波長が短くなるほどファラ
デー定数が大きくなるため、上記した光源17を採用す
ることにより、同じ厚みのファラデー素子であっても磁
界に対する感度が高くなり、ファラデー素子中での光吸
収を少なくすべくファラデー素子の厚みを薄くしても、
ファラデー素子の感度の低下を抑制することができる。
【0019】図2に示すグラフは、光源17としてSL
DとLEDを採用した場合の印加磁界と比誤差の関係を
示しており、光源17としてSLDを採用した場合を実
線のグラフで示し、光源17としてLEDを採用した場
合を破線のグラフで示している。これらの両グラフを参
照すれば、光源17としてSLDを採用した場合はLE
Dを採用した場合に比較して比誤差が小さいが、特に、
低磁界領域において両者には顕著な差異がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る光磁界センサの平面図であ
る。
【図2】光磁界センサとしてSLDとLEDを採用した
場合の印加磁界と比誤差の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11…基板、12…ファラデー素子、13,14…偏光
ビームスプリッタ、15,16…コリメータ、17…光
源、18…受光部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と受光部間に形成される光路上に、偏
    光子、ファラデー素子、および検光子を配置してなり、
    前記ファラデー素子に入射される直線偏光をファラデー
    効果により同ファラデー素子に印加される磁界に応じた
    強度の変調光として出射して、同ファラデー素子に印加
    された磁界強度を検出する光磁界センサにおいて、前記
    ファラデー素子としてガーネット系の強磁性体を採用す
    るとともに、前記光源としてスーパールミネセント・レ
    ーザダイオード(SLD)を採用したことを特徴とする
    光磁界センサ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光磁界センサにおいて、
    前記光源として波長0.78〜0.80μm帯のSLD
    を採用したことを特徴とする光磁界センサ。
JP6452196A 1996-03-21 1996-03-21 光磁界センサ Pending JPH09257892A (ja)

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JP6452196A JPH09257892A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 光磁界センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112305467A (zh) * 2020-10-22 2021-02-02 东北大学 基于碲酸盐光纤法拉第旋转效应的磁场传感装置及其使法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112305467A (zh) * 2020-10-22 2021-02-02 东北大学 基于碲酸盐光纤法拉第旋转效应的磁场传感装置及其使法
CN112305467B (zh) * 2020-10-22 2021-12-14 东北大学 基于碲酸盐光纤法拉第旋转效应的磁场传感装置及其使法

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