JP3000030B2 - 光ファイバ部品の反射量の測定法及びそのための装置 - Google Patents

光ファイバ部品の反射量の測定法及びそのための装置

Info

Publication number
JP3000030B2
JP3000030B2 JP18268490A JP18268490A JP3000030B2 JP 3000030 B2 JP3000030 B2 JP 3000030B2 JP 18268490 A JP18268490 A JP 18268490A JP 18268490 A JP18268490 A JP 18268490A JP 3000030 B2 JP3000030 B2 JP 3000030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
measured
reflected light
light
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18268490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0470537A (ja
Inventor
一志 西ケ谷
智之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Osaka Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority to JP18268490A priority Critical patent/JP3000030B2/ja
Publication of JPH0470537A publication Critical patent/JPH0470537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3000030B2 publication Critical patent/JP3000030B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ファイバ部品を通過して、遠隔端で反射
された反射光量を精密に且つ改良できた測定限界でもっ
て測定する測定法及びそのための装置に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点] 光ファイバ部品を通過して、遠隔の端面で、反射され
た反射光量を精密に測定することは、光ファイバ通信、
光計測、光デイスクメモリ等に用いられている光ファイ
バを用いるときに、応用技術として、必要なものであ
る。
第3図は、光ファイバ部品の反射量の測定のための従
来の装置を示すものである。(JISハンドブック[光
学]日本規格協会編集、森五郎発行人)。これは、コネ
クター、アイソレイタ、スウィッチ等を備えた光ファイ
バ部品に、レーザ光が入射したときの、その光ファイバ
部品の特性、即ち、反射光の有無等の検査、を測定する
ためのものである。
図において、1は測定用光源で、4′は光方向性結合
器で、2は被測定光ファイバで、7は被測定光ファイバ
部品で、12は光出力メータである。光源1から導入され
た測定光は、方向性結合器4′、測定用光ファイバ2を
通り、被測定光ファイバ部品7に入射され、その被測定
端7cで反射される。この反射光は、その位相を反転し、
その反射により、その偏光角度が回転するので、方向性
結合器4′のハーフミラー面で反射され、光出力メータ
12に導かれ、その光量を測定することができる。
この被測定端の反射特性は、測定の基準として、光フ
ァイバ部品の被測定端に全反射ミラーを施したものとの
比較で表わされる。一般に、方向性結合器4′は光ファ
イバカプラが用いられている。しかし、この従来方法で
は、被測定光ファイバ部品の入射端7bでの反射が測定限
界を与えてしまうため、被測定反射端7cからの反射が入
射端7bでの反射量より小さいときは、測定不可能であっ
た。即ち最も反射量の少ない光ファイバコネクタを使用
したときにおいても、40db程度が測定限界になってい
た。
即ち、従来の技術では、被測定光ファイバ部品の入射
端7bでの反射光が測定限界を与えてしまうために、被測
定反射端7cからの反射が入射端7bの反射量より小さいと
きには、測定不可能であった。
従って、本発明は、以上のような問題を解決しるため
に、複屈折性結晶の偏光特性とファイバの偏光特性を併
用することにより、精密で、改良された測定限界の光フ
ァイバ部品の反射光量の測定方法を提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記の技術的な課題の解決のために、測定
用光源からの光を方向性結合器に、導き、その出力を被
測定ファイバに入射し、光ファイバの遠隔端で反射され
戻る反射光を、前記方向性結合器で、分離抽出して、光
ファイバの反射光量を測定する測定法において、前記方
向性結合器として、複屈折性結晶を用いて、偏光分離機
能を持たせ、更に、前記被測定ファイバの一部をループ
状等に変形させ、それにより該ファイバ中に生じた応力
が該光ファイバ自体に、複屈折を起こさせ、光ファイバ
型波長板を構成せしめ、それにより、前記反射光の偏光
角度を調整し、前記被測定光ファイバからの反射光を、
入射端7bの反射光に対して、選択的に分離して測定する
ことを特徴とする前記光ファイバの反射光量の測定法を
提供する。またその光ファイバの反射光量の測定法を行
なうため、複屈折性結晶を前記方向性結合器として用い
ることを特徴とする光ファイバの反射光量の測定装置を
提供する。
第2図は、本発明における光ファイバの反射量を測定
する際の原理を説明するための図である。1は測定用光
源であり、4は複屈折性結晶で、7は被測定光ファイバ
部品で、3はコリメータで、12は光出力メータである。
7aは被測定光ファイバ部品のファイバ部品を自ら用い、
ファイバ自体に一定の応力を持たせるような治具に取付
けることにより構成できるファイバ型波長板である。
即ち、ファイバ7自体をループ状などの形状にするこ
とにより、ファイバ内に応力をかけることにより、その
中を進行するレーザ光ビームの偏光面を回転せしめる。
複屈折性結晶4は、被測定光ファイバ部品に入射する
偏光の消光比を大きくする目的と、被測定反射端7cから
の反射光の分離を行なう目的の2つの目的を有する方向
性結合器として、使用するためのものである。ファイバ
型波長板7aは、被測定反射端7cからの反射光9の偏光面
を、入射光8の直線偏光に対して、適当な角度、例えば
90゜回転せしめることができる。
複屈折性結晶4において、被測定光ファイバ部品に入
射する光8は、常光線であり、反射光9は異常光線にな
るように、方解石結晶4の光学軸4aを設定すれば、入射
端7bからの光と被測定反射端7cからの光とは、完全に分
離され、被測定反射端7cからの光のみを光出力メータで
測定することができる。即ち、例えば、光学磁気をX線
分析で求め、それに対して、入射面を研摩して行くと言
う方法で設定することができる。
光ファイバの被測定端7cの反射特性は、測定の基準と
して光ファイバの被測定端に全反射ミラーを施したもの
との比較値で表わされる。
本発明の測定原理によれば、入射端7bの反射を完全に
取り除くことができ、60dB以下の微小反射光量を測定す
ることができる測定装置を提供できた。
本発明による光ファイバ部品からの反射光量測定法
は、屈折率の測定等にも適用できるものである。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明
はそれにより限定されるものではない。
[実施例] 第1図は、本発明の光ファイバの反射光量の測定法を
示す代表的な装置の主要部分を示す模式図である。
本発明の装置は、半導体レーザ光源1、偏光波保持フ
ァイバ2、コリメータ3、複屈折性結晶による方向性結
合器4を備え、その方解石結晶4の光学軸を4aとし、入
射光モニター用ハーフミラー5を備え、被測定光ファイ
バ部品7を精密に設定するためのV溝6を、被測定光フ
ァイバの入力端(出力端)に備え、ファイバのループ屈
曲部7aは、前記のように、ファイバ型波長板と同等の作
用をさせる部分であり、7cは被測定反射端であり、測定
用ビーム8は、光源1からビームスプリッター10、方解
石結晶4、ハーフミラー5を通り、ファイバ部品7に入
射し、ファイバ部品7の他端7cで反射され、反射戻り光
ビーム9となり、戻る。
光源を例えば、レーザ光源1′による別波長光源に切
り替えて測定するためのビームスプリッター10を備え、
測定すべき反射戻り光9は、方解石結晶4の中で複屈折
され、方解石結晶4の端面に備えるプリズム11に入射
し、コリメータ3、搬送光ファイバ13、光コネクタ14を
通り、光出力メータ12に入り、その光量が測定される。
半導体レーザ1から出射したレーザ光8は、偏光波保
持ファイバ2で導かれ、コリメータ3により、コリメー
ト(平行光線に)されて、方向性結合器4(方解石結
晶)に入射する。このとき偏光波面の調整を行ない、方
解石結晶にとって常光線となるように調整する。
方解石結晶4から出射した光8は、ハーフミラー5で
測定光の一部を分岐して、コリメータ3を通して、ファ
イバ13に入射して、出力メータ12′で監視する。
ハーフミラー5を透過した光8は、コリメータ3によ
り集光されて、被測定ファイバ部品7に入射する。この
際、精密位置決めV溝6は、再現性良く、被測定光ファ
イバ部品7を定位置に設定するために設けられる。
ループ屈曲部7aは、1/4波長板の特性になるように光
ファイバのループ数とループ径を決定してある。従っ
て、入射した光8は、被測定反射端7cとの間を、往復す
る間に、光ファイバ型波長板7a(ループ屈曲部)を、2
度通過する。そのために、合計で1/2波長板と同等の効
果が生じる。
ファイバ7をループにしたときのループ面を回転させ
ることにより、入射光の偏光方向と波長板の主軸を調整
することができ、入射光に対して偏光面を例えば90゜回
転した直線偏光を容易に得ることができる。
ファイバの終端の反射端7cからの反射戻り光は、方向
性結合器4(方解石結晶)に再度入射して、異常光線と
しての光路を通過して、コリメータ3により、集光さ
れ、搬送ファイバ13を介して出力メータ12に入射する。
被測定端7cの反射特性は、測定の基準として、光ファ
イバ部品の被測定端の全反射ミラーを蒸着したものと、
比較して、表わされる。
以上のような構成の光ファイバの反射戻り光の光量の
測定法により、反射戻り光だけを十分に選択的に測定す
ることができ、測定限界を著しく向上させたものであ
る。
[発明の効果] 本発明による光ファイバ部品反射光量の測定法によ
り、以下のような種々の顕著な技術的効果が得られた。
第1に、光ファイバの入射端での反射光を完全に、測
定入射から取り除くことができ、被測定反射戻り光のみ
を選択的に分離することが容易にできる測定法及びその
ための装置を提供する。
第2に、従来の測定方法では、40dB程度の反射戻り光
までしか測定できなかったのに対して、本発明の測定法
によれば、60dB以下の微小な反射光量まで測定でき、測
定限界を著しく向上させたものである。
第3に、更に、光ファイバ部品の特性を改善に寄与で
きる測定方法とそのための装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光ファイバの反射光量の測定法に用
いる装置の概略図である。 第2図は、本発明による光ファイバの反射光量の測定法
の原理を説明するための構成図である。 第3図は、従来の光ファイバ部品反射光量の測定法の概
略図である。 [主要部分の符号の説明] 1……光源 3……コリメータ 4……方向性結合器(方解石結晶) 4a……方解石結晶の光学軸 7……被測定光ファイバ 7a……光ファイバ型波長板の機能を持つ部分(屈曲部) 7b……被測定光入射端 7c……被測定反射端 8……測定用光ビーム 9……反射戻り光ビーム 10……ビームスプリッター 12……光出力メータ 14……光コネクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定用光源からの光を方向性結合器に、導
    き、その出力を被測定ファイバに入射し、光ファイバの
    遠隔端で反射され戻る反射光を、前記方向性結合器で、
    分離抽出して、光ファイバ部品の反射光量を測定する測
    定法において、 前記方向性結合器として、複屈折性結晶を用いて、偏光
    分離機能を持たせ、更に、 前記被測定光ファイバの一部をループ状等に変形させ、
    その変形により該ファイバ中に生じた応力が該光ファイ
    バ自体に、複屈折を起こさせ、光ファイバ型波長板を構
    成せしめ、それにより、前記反射光の偏光角度を調整
    し、前記被測定光ファイバ部品からの反射光を、被測定
    光ファイバ部品の入射端の反射光に対して、十分に選択
    的に分離して測定することを特徴とする前記光ファイバ
    部品の反射光量の測定法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光ファイバ部品の反射光
    量の測定法を行なうため、複屈折性結晶を前記方向性結
    合器として用い、被測定の光ファイバの一部を変形せし
    め、光ファイバ型波長板を構成せしめたことを特徴とす
    る光ファイバ部品の反射光量の測定装置。
JP18268490A 1990-07-12 1990-07-12 光ファイバ部品の反射量の測定法及びそのための装置 Expired - Fee Related JP3000030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18268490A JP3000030B2 (ja) 1990-07-12 1990-07-12 光ファイバ部品の反射量の測定法及びそのための装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18268490A JP3000030B2 (ja) 1990-07-12 1990-07-12 光ファイバ部品の反射量の測定法及びそのための装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0470537A JPH0470537A (ja) 1992-03-05
JP3000030B2 true JP3000030B2 (ja) 2000-01-17

Family

ID=16122630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18268490A Expired - Fee Related JP3000030B2 (ja) 1990-07-12 1990-07-12 光ファイバ部品の反射量の測定法及びそのための装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3000030B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108955857B (zh) * 2018-06-29 2024-03-26 余姚舜宇智能光学技术有限公司 一种基于光纤的外差干涉光路结构和激光测振仪

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0470537A (ja) 1992-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4492436A (en) Polarization independent beam splitter
US4375910A (en) Optical isolator
US9563073B2 (en) Combined splitter, isolator and spot-size converter
US4886332A (en) Optical systems with thin film polarization rotators and method for fabricating such rotators
US5377040A (en) Polarization independent optical device
US5157324A (en) Improved electro-optical crystal
US2074106A (en) Metallographic illuminating system and prism therefor
JPH042934B2 (ja)
US3620593A (en) Method of surface interference microscopy
JP3000030B2 (ja) 光ファイバ部品の反射量の測定法及びそのための装置
JPH05313094A (ja) 光アイソレータ
WO1993016364A1 (en) Method of measuring the amount of light reflected by an optical fiber and device therefor
JPH0792325A (ja) 偏光選択素子、光源モジュ−ル及び光ファイバジャイロ
JPH04504471A (ja) 物理量を遠隔的に検出する反射作動型検出装置
JPS6365419A (ja) 光アイソレ−タ付半導体レ−ザ装置
JPS6257012B2 (ja)
JPH09119821A (ja) 光線の入射角の示差測定方法、およびその装置
JPS60146215A (ja) 光分岐結合器
JPS6162882A (ja) 磁界検出装置
JPH09145929A (ja) 光アイソレータ付き光ファイバ端子
JPS58203412A (ja) 偏波面保存光フアイバ形分岐器
JPH08286150A (ja) 光アイソレータ
JPH01199175A (ja) 磁界センサ
JPH03189611A (ja) 光コリメータとそれを用いた光センサー
JPH02160213A (ja) 偏波面回転装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees