JPH09257460A - 厚鋼板の形状測定方法 - Google Patents

厚鋼板の形状測定方法

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JPH09257460A
JPH09257460A JP8088740A JP8874096A JPH09257460A JP H09257460 A JPH09257460 A JP H09257460A JP 8088740 A JP8088740 A JP 8088740A JP 8874096 A JP8874096 A JP 8874096A JP H09257460 A JPH09257460 A JP H09257460A
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JP
Japan
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steel plate
edge position
thick steel
shape
position detector
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Application number
JP8088740A
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English (en)
Inventor
Toyoji Mano
豊司 真野
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剪断後の曲りや段付きの生じた厚鋼板の形状
を簡便かつ精度良く自動測定することができる手段の提
供。 【解決手段】 厚鋼板の形状を搬送ローラーテーブル上
で測定する際に、搬送ローラーテーブルのドライブサイ
ドに間隔配置した少なくとも3台以上のエッジ位置検出
器により厚鋼板のエッジ位置を測定し、その測定値から
鋼板両端を基準とした曲り量を求め、さらにワークサイ
ドに設置したエッジ位置検出器と前記ドライブサイドの
エッジ位置検出器により鋼板長辺方向に連続してエッジ
位置を測定し、この測定値と先に求めた前記3点以上の
曲り量とから厚鋼板の全長に渡る形状を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、厚鋼板の長辺方
向の形状を測定する技術に係り、特に剪断後の曲りや段
付きを含んだ厚鋼板の形状を搬送ローラーテーブル上で
自動的に測定することが可能な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】厚鋼板の熱間圧延ラインでは、鋼材の左
右の板厚差や硬度差が、また剪断ラインでは剪断機自体
の精度不良や動作不良(剪断能力の低下)がそれぞれ原
因して、横曲りや断付き(0.5〜3mm程度)等の成
品不良が発生する。図5はその厚鋼板の曲りの概念を示
す説明図で、長辺方向に曲り量Zが発生した厚鋼板の形
状を示す。図6は段付きの概念を示す説明図で、鋼板の
幅方向に断付きが発生した厚鋼板の形状を示す。
【0003】従来、剪断後の厚鋼板の曲りは、数人のオ
ペレーターにより厚鋼板の長辺の両端に水糸を張り、そ
の水糸と厚鋼板のエッジとの間隔を測定する方法で測定
が行われ、断付きはオペレーターの目視検査による方法
に頼っていた。
【0004】しかし、これらの方法は、オフラインで行
わなければならず、極めて非能率的であり、また、測定
作業、検査作業の安全性の面でも好ましくなかった。
【0005】そこで、熱間圧延ラインで発生する横曲り
を自動的に測定するため、例えば3台の幅計測機器を所
定の間隔に配置し、最先端点と次点を結ぶ直線と最後端
点とのずれを算出し、このずれを一定距離鋼板が進む毎
に求め、最終的に多項式として曲り量を求める方法が提
案されている(日本鉄鋼協会、鉄と鋼、第16号98
頁、1986)。この方法では、鋼板の全長にわたりn
回測定することにより最大(nー2)次の多項式で表す
ことができる。この方法によれば、熱間圧延ラインでは
鋼板のエッジの曲りは極めて緩やかであるため通常は6
次の多項式で曲りを十分に表現することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示すよ
うな段付きの存在する厚鋼板の場合は、図7に1mmの
段付きが存在する厚鋼板の曲りと段付き位置の関係を例
示したごとく、1mmの段付きが存在する形状の厚鋼板
の場合では、近似曲線の誤差を発生させる上、段付きを
表現することができない。つまり、前記多項式では連続
の値のために段付きを表現することは不可能である。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、曲りや段付きの存在する厚鋼板
の形状を搬送ライン上で自動的に精度よく測定すること
が可能な厚鋼板の形状測定方法を提案しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る厚鋼板の
形状測定方法は、厚鋼板の形状を搬送ローラテーブル上
で測定する方法において、搬送ローラーテーブルのドラ
イブサイドに設置した少なくとも3台以上のエッジ位置
検出器により厚鋼板のエッジ位置を測定し、その測定値
から鋼板両端を基準とした曲り量を求め、さらに前記エ
ッジ位置検出器の1台と搬送ローラーテーブルのワーク
サイドに設置した1台のエッジ位置検出器を用い、鋼板
長辺方向に短く一定間隔毎に連続して厚鋼板のエッジ位
置を測定し、この測定値と先に求めた少なくとも3点以
上の曲り量とから厚鋼板の全長にわたる形状を算出する
方法を要旨とするものである。
【0009】この発明において、搬送ローラーテーブル
のドライブサイドに間隔設置するエッジ位置検出器の個
数を少なくとも3台以上と限定したのは、2台以下の場
合は搬送時の斜行や蛇行の影響で曲りを正確に求めるこ
とができないためである。
【0010】また、この発明において、搬送ローラーテ
ーブルのワークサイドに設置するエッジ位置検出器は、
板幅測定のために設けるもので、設置個数は通常1台で
よく、位置的には搬送ローラーテーブルのドライブサイ
ドに設置されているいずれかのエッジ位置検出器と相対
向する位置に配置する。
【0011】この発明では、搬送ローラーテーブルのド
ライブサイドに設置したエッジ位置検出器により所定の
タイミングでエッジ位置を測定し、各測定値から鋼板の
曲りを算出し、次いでドライブサイドの厚鋼板の最先端
側に位置するエッジ位置検出器とワークサイドのエッジ
位置検出器により、短い間隔で測定したエッジ位置から
段付きを含む鋼板形状を求める。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明方法を実施するた
めの装置構成例を示す概略図で、1は搬送ローラーテー
ブル、2は厚鋼板、3a〜3bは搬送ローラーテーブル
のドライブサイドに設置したエッジ位置検出器で、3a
はNo.1エッジ位置検出器、3bはNo.2エッジ位
置検出器、3cはNo.3エッジ位置検出器、3dは搬
送ローラーテーブルのワークサイドに設置したNo.4
エッジ位置検出器、4は厚鋼板2の移動量を測定するた
めの速度計である。
【0013】上記装置により厚鋼板2の形状測定を行う
場合は、まず、搬送ローラーテーブル1に搬送されてき
た厚鋼板2の先端がNo.1エッジ位置検出器に位置し
た時点で、ドライブサイドの3個のNo.1エッジ位置
検出器3a、No.2エッジ位置検出器3b、No.3
エッジ位置検出器3cにてエッジ位置を測定し、その測
定値をそれぞれYo(x1)、Yo(x2)、Yo(x
3)とする。
【0014】次に、上記測定値Yo(x1)、Yo(x
2)、Yo(x3)から、鋼板両端を基準とした各部の
ドライブサイドの曲り量Zo(x1)、Zo(x2)、
Zo(x3)は下記(1)式〜(3)式により求まる。
【0015】 Zo(x1)=0 …(1)式 Zo(x2)=Yo(x2)ー{Yo(x3)ーYo(x1)}/2 ーYo(x1) …(2)式 Zo(x3)=0 …(3)式 Zo(x1):No.1エッジ位置検出器3aの部位の
曲り量 Zo(x2):No.2エッジ位置検出器3aの部位の
曲り量 Zo(x3):No.3エッジ位置検出器3aの部位の
曲り量 x1:鋼板先端からNo.1エッジ位置検出器3aまで
の距離 x2:鋼板先端からNo.2エッジ位置検出器3bまで
の距離 x3:鋼板先端からNo.3エッジ位置検出器3cまで
の距離 Yo:エッジ位置
【0016】そして、鋼板両端を基準とした各部のドラ
イブサイドの曲り量Zo(x1)、Zo(x2)、Zo
(x3)が求まると、厚鋼板が一定間隔(例えば10m
m)移動する毎にNo.1エッジ位置検出器3aおよび
No.4エッジ位置検出器3d(ワークサイド)により
連続して厚鋼板のエッジ位置測定を繰返し、この測定値
と先に求めたNo.1エッジ位置検出器3a、No.2
エッジ位置検出器3bおよびNo.3エッジ位置検出器
3cの各部位における曲り量とから厚鋼板の全長にわた
る形状を算出する。
【0017】なお、長尺の厚鋼板の形状測定や測定精度
向上をはかるためにエッジ検出器をn台に増やした場
合、各曲り量は下記(4)〜(6)式のように表すこと
ができる。
【0018】 Zo(x1)=0 …(4)式 Zo(xi)=Yo(xi)ー{Yo(xn)ーY(x1)} (xiーx1)/(xnーx1)ーY(x1) …(5)式 Zo(xn)=0 …(6)式
【0019】また、搬送中の厚鋼板の斜行および回転に
よる傾き変化に対する補正は、以下の方法により行うこ
とができる。鋼板先端からx(m)の位置のエッジ位置
Yd(x)および幅値Wm(x)とすれば、各部のドラ
イブサイドの曲り量Zd(x)、ワークサイドの曲り量
Zw(x)は、それぞれ下記(7)式、(8)式により
傾き補正を行って求める。
【0020】ただし、ワークサイドに設置したエッジ位
置検出器3dの出力をYw(x)、このエッジ位置検出
器3dと相対向するドライブサイドのNo.1エッジ位
置検出器3aとの間隔をwとすれば、鋼板先端からx
(m)の位置の幅値Wm(x)は(9)式により求め、
(10)式により傾き補正を行う。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】図1に示す装置構成において、搬送ローラー
テーブル1のドライブサイドに各エッジ位置検出器3a
〜3bを2mの間隔に設置し、No.1エッジ位置検出
器3aと相対向するワークサイドのNo.4エッジ位置
検出器3dの間隔wを900mmに設定し、図2aに示
す形状の供試材を用いて段付き形状の測定を行った結果
を図3および表1に示す。また、図2bに示す形状の供
試材を用いて曲りの形状測定を行った結果を図4および
表2に示す。図2a、bおよび表1、表2中のL、
、L、Lは長さ、Wは幅を、また表1、表2中
のtは厚さを、それぞれ表す。
【0027】なお、供試材(厚鋼板2)の移動量を測定
するためにNo.1エッジ位置検出器3aとNo.4エ
ッジ位置検出器3d間に設置する速度計4にはレーザー
ドップラー速度計を用いた。供試材(厚鋼板2)の移動
量を測定する方法としては、パルスジェネレーター(P
LG)でも問題ないが、搬送時のスリップで位置精度が
低下するのを防ぐために、レーザードップラー速度計が
好適である。
【0028】本実施例では、搬送中の供試材の斜行およ
び回転による傾き変化に対する補正は直線近似とした。
【0029】図3および表1の結果より、この発明方法
によれば高精度で鋼板の段付き部を検出できることがわ
かる。因みに、従来法では段付部測定は不可である。ま
た、従来法では、鋼板の曲りに対する形状測定誤差は±
0.7mmであったのに対し、この発明法では図4およ
び表2の結果より、鋼板の曲りに対しても精度良く形状
を測定できることがわかる。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】以上説明したごとく、この発明方法は、
搬送ローラーテーブルのドライブサイドに設置した複数
のエッジ位置検出器により所定のタイミングでエッジ位
置を測定し、各測定値から鋼板の曲りを算出し、次いで
ドライブサイドの厚鋼板の最先端側に位置するエッジ位
置検出器とワークサイドのエッジ位置検出器により、短
い間隔で測定したエッジ位置から段付きを含む鋼板形状
を求める方法であるから、段付き、曲りを含む厚鋼板の
形状を簡便かつ精度よく測定することができるという優
れた効果が得られ、成品の検査ラインにおいては自動測
定による能率向上がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するための装置構成例を示
す概略図である。
【図2】この発明の実施例における供試材を示す断面図
で、(a)は段付を有する供試材、(b)は曲りを有す
る供試材である。
【図3】図2aに示す形状の供試材を用いて段付き形状
の測定を行った結果を示す図である。
【図4】図2bに示す形状の供試材を用いて曲りの形状
測定を行った結果を示す図である。
【図5】厚鋼板の横曲りの概念を示す説明図で、長辺方
向に曲り量Zが発生した厚鋼板の平面形状を示す図であ
る。
【図6】段付きの概念を示す説明図で、鋼板の幅方向に
断付きが発生した厚鋼板の平面形状を示す図である。
【図7】1mmの段付きが存在する厚鋼板の曲りと段付
き位置の関係を例示した図である。
【符号の説明】
1 搬送ローラーテーブル 2 厚鋼板 3a No.1エッジ位置検出器 3b No.2エッジ位置検出器 3c No.3エッジ位置検出器 3d No.4エッジ位置検出器 4 速度計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚鋼板の形状を搬送ローラーテーブル上
    で測定する方法において、搬送ローラーテーブルのドラ
    イブサイドに設置した少なくとも3台以上のエッジ位置
    検出器により厚鋼板のエッジ位置を測定し、その測定値
    から鋼板両端を基準とした曲り量を求め、さらに前記エ
    ッジ位置検出器の1台と搬送ローラーテーブルのワーク
    サイドに設置した1台のエッジ位置検出器を用い、鋼板
    長辺方向に短く一定間隔毎に連続して厚鋼板のエッジ位
    置を測定し、この測定値と先に求めた少なくとも3点以
    上の曲り量とから厚鋼板の全長にわたる形状を算出する
    ことを特徴とする厚鋼板の形状測定方法。
JP8088740A 1996-03-18 1996-03-18 厚鋼板の形状測定方法 Pending JPH09257460A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103008363A (zh) * 2012-10-22 2013-04-03 河北省首钢迁安钢铁有限责任公司 热轧轧件镰刀弯板型的量化分析方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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