JP2008100260A - 鋼板の連続矯正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋼板をロール矯正機によって複数パスで矯正するに際して、複数の鋼板を連続的にロール矯正機に送り込みながら矯正することで、矯正ピッチを短縮して生産性の向上を可能にする鋼板の連続矯正方法を提供する。
【解決手段】2枚の鋼板7a、7bを一組にして往復搬送しながらロール矯正機1によって複数パスで矯正することとし、搬送テーブル2、3に停止位置基準センサー4、5を設置し、鋼板7a、7bの板厚情報と停止位置基準センサー4、5の検知結果に基づいて鋼板7a、7bの搬送を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】2枚の鋼板7a、7bを一組にして往復搬送しながらロール矯正機1によって複数パスで矯正することとし、搬送テーブル2、3に停止位置基準センサー4、5を設置し、鋼板7a、7bの板厚情報と停止位置基準センサー4、5の検知結果に基づいて鋼板7a、7bの搬送を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の鋼板(厚鋼板)を連続的にロール矯正機(レベラー)に送り込みながら矯正する鋼板の連続矯正方法に関するものである。
鋼板をロール矯正機によって矯正する際は、通常、複数パスを要することが多い(例えば、特許文献1参照。)。その際には、ロール矯正機の前後面の搬送テーブルを1枚の鋼板のみで占有し、その鋼板を往復搬送しながらロール矯正機での矯正が行われていた(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−288510号公報
特開昭59−209423号公報
しかし、上記のように、鋼板を往復搬送しながら1枚ずつロール矯正機で矯正を行うのでは、ある鋼板の矯正開始から次の鋼板の矯正開始までの間隔(矯正ピッチ)が長くなり、生産性(単位時間当りの処理量)を阻害してしまうという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、鋼板をロール矯正機によって複数パスで矯正するに際して、複数の鋼板を連続的にロール矯正機に送り込みながら矯正することで、矯正ピッチを短縮して生産性の向上を可能にする鋼板の連続矯正方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]複数の鋼板を一組にして往復搬送しながらロール矯正機によって複数パスで矯正することを特徴とする鋼板の連続矯正方法。
[2]ロール矯正機の前面および後面の搬送テーブルにおいて、鋼板が一時停止する際の基準となる位置に停止位置基準センサーを設置し、各鋼板の板厚情報と前記停止位置基準センサーの検知結果に基づいて各鋼板の搬送を制御することを特徴とする前記[1]に記載の鋼板の連続矯正方法。
[3]ロール矯正機で先に矯正を開始する先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板が停止位置基準センサーで検知されたら、後行の鋼板を一時停止させ、先行の鋼板がロール矯正機を抜けて、後行の鋼板に対するロール矯正機の圧下設定が完了したら、後行の鋼板をロール矯正機に送り込むことを特徴とする前記[2]に記載の鋼板の連続矯正方法。
[4]ロール矯正機の前面に板厚測定手段を設置して、その板厚測定手段によって各鋼板の板厚を確認することを特徴とする前記[2]または[3]に記載の鋼板の連続矯正方法。
本発明においては、複数の鋼板を一組として往復搬送しながらロール矯正機によって矯正するようにしているので、矯正ピッチが短縮され、生産性が向上する。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるロール矯正設備の構成を示すものであり、ロール矯正機1と、ロール矯正機1の前面(上流側)に配置された前面搬送テーブル2と、ロール矯正機1の後面(下流側)に配置された後面搬送テーブル3と、前面搬送テーブル2に設置された前面停止位置基準センサー4と、後面搬送テーブル3に設置された後面停止位置基準センサー5と、前面搬送テーブル2に設置された板厚測定器(平坦度計)6とで構成されている。
なお、上記のロール矯正機1の前面(上流側)とは、複数パスで矯正する場合の最初のパスを開始する側のことを示す。
また、前面停止位置基準センサー4と後面停止位置基準センサー5は、鋼板が一時停止する際の基準となる位置に設置されたセンサーである。ここでは、光電素子を用いたセンサーであり、受光状態がOFF、遮光状態がONとなる。
また、板厚測定器6は、上位計算機(図示せず)から送られてきた各鋼板の板厚情報を確認するためのものであり、当該鋼板の板厚が板厚情報と異なっていて、板厚情報に基づいて圧下設定したロール矯正機1に異常噛込みや設備損傷が発生することを回避するようにしている。なお、ここでは、各パスでの矯正実績を把握するために、距離計を鋼板幅方向に必要数配置した平坦度計が設置されており、その平坦度計が板厚測定器を兼ねている。
そして、この実施形態においては、上記のように構成されたロール矯正設備を用いて、複数の鋼板を一組にして往復搬送しながら複数パスで矯正することとし、その際に、各鋼板の板厚情報と停止位置基準センサー4、5の検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御するようにしている。
以下にその手順を述べる。なお、ここでは、2枚の鋼板7a、7bを一組とした場合についてである。なお、ロール矯正設備には、鋼板7a、鋼板7bの順で搬送されてきたとしている。したがって、奇数パス(上流側から下流側に向かうパス)では、鋼板7aが先行材、鋼板7bが後行材となり、偶数パス(下流側から上流側に向かうパス)では、鋼板7bが先行材、鋼板7aが後行材となる。
(S1)前面搬送テーブル2上に鋼板7a、鋼板7bを載置して前進させる。
(S2)鋼板7aの先端部が通過することによって前面停止位置基準センサー4がONになったら、鋼板7aと鋼板7bをその位置で一時停止させる。
(S3)その際に、板厚測定器6によって鋼板7aの板厚を測定し、上位計算機から送られてきた鋼板7aの板厚情報と一致していることを確認する。
(S4)次に、鋼板7aに対するロール矯正機1の圧下設定が完了したら、鋼板7aと鋼板7bを連ねて搬送し、鋼板7aをロール矯正機1に送り込み、鋼板7aの矯正を行う。
(S5)そして、鋼板7aをロール矯正機1に送り込むのと同時に、鋼板7bを前進させ、鋼板7bの先端部が通過することで前面停止位置基準センサー4がONになったら、鋼板7bをその位置で一時停止させ、板厚測定器6によって鋼板7bの板厚を測定し、上位計算機から送られてきた鋼板7bの板厚情報と一致していることを確認する。
(S6)鋼板7aがロール矯正機1を抜けて、鋼板7bに対するロール矯正機1の圧下設定が完了したら、鋼板7bをロール矯正機1に送り込んで、鋼板7bの矯正を行う。
(S7)ロール矯正機1を抜けた鋼板7aの後端部が通過することで後面停止位置基準センサー5がOFFになったら、鋼板7aをその位置で一時停止させる。
(S8)そして、鋼板7bが鋼板7aに所定距離まで近づいてきたら、鋼板7aと鋼板7bを更に下流側に搬送し、鋼板7bの後端部が通過することで後面停止位置基準センサー5がOFFになったら、その位置で鋼板7aと鋼板7bを一時停止させる。これによって、1パス目の矯正が終了となる。
(S9)以下、2パス目以降の矯正を(S4)〜(S8)の手順に基づいて行う。ただし、前述したように、偶数パスでは、鋼板7bが先行材、鋼板7aが後行材となる。
以上が、2枚の鋼板7a、7bを一組とした場合の手順であるが、3枚の鋼板を一組とした場合でも上記と同様の手順によって行えばよい。
ただし、その際に、板厚が同一でない鋼板が混在している場合には、各鋼板のパス回数が同じになるようにロール矯正機1の圧下設定をそれぞれの鋼板について行うか、あるいは、パス回数が少なくてすむ鋼板には矯正を行わないパス(空パス)を設けて各鋼板のパス回数が同じになるようにする。
以上述べたように、この実施形態においては、例えば2枚の鋼板7a、7bを一組として往復搬送しながらロール矯正機1によって矯正するようにしているので、矯正ピッチが短縮され、生産性を向上させることができる。
1 ロール矯正機
2 前面搬送テーブル
3 後面搬送テーブル
4 前面停止位置基準センサー
5 後面停止位置基準センサー
6 板厚測定器(平坦度計を兼ねる)
7a、7b 鋼板
2 前面搬送テーブル
3 後面搬送テーブル
4 前面停止位置基準センサー
5 後面停止位置基準センサー
6 板厚測定器(平坦度計を兼ねる)
7a、7b 鋼板
Claims (4)
- 複数の鋼板を一組にして往復搬送しながらロール矯正機によって複数パスで矯正することを特徴とする鋼板の連続矯正方法。
- ロール矯正機の前面および後面の搬送テーブルにおいて、鋼板が一時停止する際の基準となる位置に停止位置基準センサーを設置し、各鋼板の板厚情報と前記停止位置基準センサーの検知結果に基づいて各鋼板の搬送を制御することを特徴とする請求項1に記載の鋼板の連続矯正方法。
- ロール矯正機で先に矯正を開始する先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板が停止位置基準センサーで検知されたら、後行の鋼板を一時停止させ、先行の鋼板がロール矯正機を抜けて、後行の鋼板に対するロール矯正機の圧下設定が完了したら、後行の鋼板をロール矯正機に送り込むことを特徴とする請求項2に記載の鋼板の連続矯正方法。
- ロール矯正機の前面に板厚測定手段を設置して、その板厚測定手段によって各鋼板の板厚を確認することを特徴とする請求項2または3に記載の鋼板の連続矯正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006284831A JP2008100260A (ja) | 2006-10-19 | 2006-10-19 | 鋼板の連続矯正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006284831A JP2008100260A (ja) | 2006-10-19 | 2006-10-19 | 鋼板の連続矯正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008100260A true JP2008100260A (ja) | 2008-05-01 |
Family
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JP2006284831A Pending JP2008100260A (ja) | 2006-10-19 | 2006-10-19 | 鋼板の連続矯正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012171004A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Jp Steel Plantech Co | ローラレベラおよび金属板の矯正方法 |
JP2013226595A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-11-07 | Jfe Steel Corp | 鋼板の連続矯正方法及び装置 |
KR101508711B1 (ko) * | 2011-02-24 | 2015-04-07 | 스틸플랜테크가부시키가이샤 | 롤러 레벨러 및 금속판의 교정 방법 |
-
2006
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US9333546B2 (en) | 2011-02-24 | 2016-05-10 | Jp Steel Plantech Co. | Roller leveler and metal sheet flattening method |
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