JPH09257132A - 角部用支分ガスケット - Google Patents
角部用支分ガスケットInfo
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- JPH09257132A JPH09257132A JP9603596A JP9603596A JPH09257132A JP H09257132 A JPH09257132 A JP H09257132A JP 9603596 A JP9603596 A JP 9603596A JP 9603596 A JP9603596 A JP 9603596A JP H09257132 A JPH09257132 A JP H09257132A
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- JP
- Japan
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- gasket
- corner
- fitting
- corner support
- plate
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 採光板を採用する屋根の頂部や外壁の角部を
含む窓枠等の枠体を、平面化した枠体を結合して構成す
べく、角部用ガスケットを二分割した態様の、平面化し
た枠体構成用の角部用支分ガスケットを提供すること。 【解決手段】 角部用支分ガスケット21は、長尺合成
ゴム材を横断面ほぼ三角形状にし、二つの斜面の内の一
方に、長さ方向に沿って採光板の外縁を嵌合する嵌合溝
22を設け、かつその斜面の外端付近に、長さ方向に沿
って係止溝23を設ける。他の斜面の外端付近には、長
さ方向に沿って、背面と平行に補強板24の取付面25
を構成し、かつ取付面25より中央寄りには、長さ方向
に沿ってジッパー用嵌合溝26を構成する。このジッパ
ー用嵌合溝26の外端は取付面25に取り付けた補強板
24の対応する端部で構成されるようにする。
含む窓枠等の枠体を、平面化した枠体を結合して構成す
べく、角部用ガスケットを二分割した態様の、平面化し
た枠体構成用の角部用支分ガスケットを提供すること。 【解決手段】 角部用支分ガスケット21は、長尺合成
ゴム材を横断面ほぼ三角形状にし、二つの斜面の内の一
方に、長さ方向に沿って採光板の外縁を嵌合する嵌合溝
22を設け、かつその斜面の外端付近に、長さ方向に沿
って係止溝23を設ける。他の斜面の外端付近には、長
さ方向に沿って、背面と平行に補強板24の取付面25
を構成し、かつ取付面25より中央寄りには、長さ方向
に沿ってジッパー用嵌合溝26を構成する。このジッパ
ー用嵌合溝26の外端は取付面25に取り付けた補強板
24の対応する端部で構成されるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の建物の天窓
装置や窓等を構築するために用いる窓枠等の枠体、特に
建物の採光板を使用している屋根や外壁の角となる部位
を構成するために用いる窓枠等の枠体の角部を構成する
ための角部用支分ガスケットに関するものである。
装置や窓等を構築するために用いる窓枠等の枠体、特に
建物の採光板を使用している屋根や外壁の角となる部位
を構成するために用いる窓枠等の枠体の角部を構成する
ための角部用支分ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の事務所用ビル、学校の講堂又は体
育館等の建物では、外壁面や屋根に視界面を形成するた
めに、または室内に明かりを取り入れるために、多数枚
のガラス製又は合成樹脂製の板体(採光板)が、枠体に
平面状に組み込まれて窓あるいは天窓が構築されてい
る。従来、窓や天窓に於いて、採光板を平面状に取り付
けるための前記枠体は、アルミニウム引き抜き材等の長
尺の金属製型枠材を使用して構成されていたが、上記金
属製型枠材は高価であること、雨水や塵埃等の室内への
侵入を防止するために複数の部材から構成され、組立作
業が困難であり、作業高所からの転落の危険性が伴うこ
と等の理由から、近年ではこのような金属製型枠材に代
えて合成ゴム製のガスケットが前記採光板等を支持する
枠体の構成材として使用されるようになってきている。
育館等の建物では、外壁面や屋根に視界面を形成するた
めに、または室内に明かりを取り入れるために、多数枚
のガラス製又は合成樹脂製の板体(採光板)が、枠体に
平面状に組み込まれて窓あるいは天窓が構築されてい
る。従来、窓や天窓に於いて、採光板を平面状に取り付
けるための前記枠体は、アルミニウム引き抜き材等の長
尺の金属製型枠材を使用して構成されていたが、上記金
属製型枠材は高価であること、雨水や塵埃等の室内への
侵入を防止するために複数の部材から構成され、組立作
業が困難であり、作業高所からの転落の危険性が伴うこ
と等の理由から、近年ではこのような金属製型枠材に代
えて合成ゴム製のガスケットが前記採光板等を支持する
枠体の構成材として使用されるようになってきている。
【0003】上記合成ゴム製のガスケットには、使用目
的や使用箇所に応じて種々の形状又は構造のものがある
が、最も一般的な平面用ガスケット1は、図10に示す
ように、横断面をほぼ方形状とした合成ゴム製の長尺棒
状体の両側に、各々長さ方向に沿って嵌合溝2を開口し
た構成のものである。
的や使用箇所に応じて種々の形状又は構造のものがある
が、最も一般的な平面用ガスケット1は、図10に示す
ように、横断面をほぼ方形状とした合成ゴム製の長尺棒
状体の両側に、各々長さ方向に沿って嵌合溝2を開口し
た構成のものである。
【0004】また、図11に示すように、前記平面用ガ
スケット1の下面長さ方向に沿って係止部材3を一体に
成形した態様の平面用ガスケット11もある。上記係止
部材3は、この平面用ガスケット11の下面両側に各々
係止溝4を開口させるものである。この平面用ガスケッ
ト11は、上記係止部材3によって構成される上記係止
溝4、4を利用して建物桁材や窓支持桁材等に容易かつ
強固に連結可能なものとして構成されたものである。
スケット1の下面長さ方向に沿って係止部材3を一体に
成形した態様の平面用ガスケット11もある。上記係止
部材3は、この平面用ガスケット11の下面両側に各々
係止溝4を開口させるものである。この平面用ガスケッ
ト11は、上記係止部材3によって構成される上記係止
溝4、4を利用して建物桁材や窓支持桁材等に容易かつ
強固に連結可能なものとして構成されたものである。
【0005】採光板を使用している屋根や外壁の角とな
る部位を構成する角部用ガスケットは、屋根の頂部から
その両側方向に又は外壁の角部からその両側方向に向け
て採光板又は壁板を連結すべきもので、採光板等との連
結が三次元となるため、該角部用ガスケットと平面用ガ
スケットとの連結により窓枠等の枠体を構成するのはな
かなか容易なことではない。即ち、それらをプレス成形
によって一体化しようとすると、従来一般的に行なわれ
てきた平面用ガスケット相互の連結部の成形用のプレス
機械及び成形型と比較して、大型のプレス機械及び大型
のプレス成形型を使用する必要があり、必然的に高コス
トとならざるを得ない。
る部位を構成する角部用ガスケットは、屋根の頂部から
その両側方向に又は外壁の角部からその両側方向に向け
て採光板又は壁板を連結すべきもので、採光板等との連
結が三次元となるため、該角部用ガスケットと平面用ガ
スケットとの連結により窓枠等の枠体を構成するのはな
かなか容易なことではない。即ち、それらをプレス成形
によって一体化しようとすると、従来一般的に行なわれ
てきた平面用ガスケット相互の連結部の成形用のプレス
機械及び成形型と比較して、大型のプレス機械及び大型
のプレス成形型を使用する必要があり、必然的に高コス
トとならざるを得ない。
【0006】因に、従来の角部用ガスケット12は、図
12に示すように、断面ほぼ方形の合成ゴム製の長尺部
材の隣接する二面に、各々その長さ方向に沿って嵌合溝
5を構成したものであり、上記両嵌合溝5、5の相互の
深さの方向のなす角度は、目的に応じて決定されるが、
当然、180度より小さいものとなる。例えば、90度
をなす外壁の角部に用いるものであれば90度に定める
如くである。またこの角部用ガスケット12には、図1
0に示した前記平面用ガスケット1又は図11に示した
平面用ガスケット11を、相互の嵌合溝2及び5を同一
平面に位置させつつ直交状態に連結して窓枠等の枠体を
構成するものである。
12に示すように、断面ほぼ方形の合成ゴム製の長尺部
材の隣接する二面に、各々その長さ方向に沿って嵌合溝
5を構成したものであり、上記両嵌合溝5、5の相互の
深さの方向のなす角度は、目的に応じて決定されるが、
当然、180度より小さいものとなる。例えば、90度
をなす外壁の角部に用いるものであれば90度に定める
如くである。またこの角部用ガスケット12には、図1
0に示した前記平面用ガスケット1又は図11に示した
平面用ガスケット11を、相互の嵌合溝2及び5を同一
平面に位置させつつ直交状態に連結して窓枠等の枠体を
構成するものである。
【0007】それ故、前記したように、このような従来
の角部用ガスケットを使用し、平面用ガスケットとプレ
ス成形によって一体化しようとすると、それらの構成が
三次元的になるため、前記従来のそれと比較して、大型
のプレス機械と大型のプレス成形型とを使用する必要が
あり、必然的に高コストとならざるを得ない。
の角部用ガスケットを使用し、平面用ガスケットとプレ
ス成形によって一体化しようとすると、それらの構成が
三次元的になるため、前記従来のそれと比較して、大型
のプレス機械と大型のプレス成形型とを使用する必要が
あり、必然的に高コストとならざるを得ない。
【0008】したがってこのような部位に使用する窓枠
等の枠体として合成ゴム製のガスケットを用いるのは一
般的でなく、前記のような不都合があるにもかかわら
ず、通常はアルミニウム引き抜き材等の長尺の金属製型
枠材を使用してこれらを構成し、ガラスとガラスとの間
には二液性のシリコーンシーラントが使用されてきたも
のである。
等の枠体として合成ゴム製のガスケットを用いるのは一
般的でなく、前記のような不都合があるにもかかわら
ず、通常はアルミニウム引き抜き材等の長尺の金属製型
枠材を使用してこれらを構成し、ガラスとガラスとの間
には二液性のシリコーンシーラントが使用されてきたも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の従来
の角部用ガスケットの有する前記問題点を解消すること
を目的とし、採光板を採用する屋根の頂部や外壁の角部
を含む窓枠等の枠体であって、特に上記角部用ガスケッ
トを含む窓枠等の枠体の構成の平面化を図り、これを通
じて、従来この種の成形に於いて一般的に用いられてき
た一般的なサイズのプレス機械を用い、そのプレス機械
で使用可能な一般的なサイズの成形型を用いて、ガスケ
ットの連結を行ない、それらの窓枠等の枠体の一体成形
を可能にすることを解決の課題とするものであり、特に
そのために、窓枠等の枠体の角部を構成する角部用ガス
ケットについて改良を図り、それを構成する支分角部用
ガスケットを提供することを解決の課題とするものであ
る。
の角部用ガスケットの有する前記問題点を解消すること
を目的とし、採光板を採用する屋根の頂部や外壁の角部
を含む窓枠等の枠体であって、特に上記角部用ガスケッ
トを含む窓枠等の枠体の構成の平面化を図り、これを通
じて、従来この種の成形に於いて一般的に用いられてき
た一般的なサイズのプレス機械を用い、そのプレス機械
で使用可能な一般的なサイズの成形型を用いて、ガスケ
ットの連結を行ない、それらの窓枠等の枠体の一体成形
を可能にすることを解決の課題とするものであり、特に
そのために、窓枠等の枠体の角部を構成する角部用ガス
ケットについて改良を図り、それを構成する支分角部用
ガスケットを提供することを解決の課題とするものであ
る。
【0010】更にこうして従来の一般的なプレス機械で
ガスケットの連結による枠体の一体成形を可能にし、金
属製型枠材の部品数を減らすことにより、コスト削減を
図り、加えて意匠の向上を図ることをも解決の課題とす
る。
ガスケットの連結による枠体の一体成形を可能にし、金
属製型枠材の部品数を減らすことにより、コスト削減を
図り、加えて意匠の向上を図ることをも解決の課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性長尺体
を、その底辺に対応する面を背面に、二つの斜辺に対応
する二つの斜面の位置する側を正面とすべく、横断面三
角形状に構成し、上記二つの斜面の内の一方に、その長
さ方向に沿って、採光板又は外壁板の外縁を嵌合する嵌
合溝を構成してなる角部用支分ガスケットであって、一
対のそれの相互の背面を接合固定することで角部用ガス
ケットを構成することができるようにした角部用支分ガ
スケットである。
を、その底辺に対応する面を背面に、二つの斜辺に対応
する二つの斜面の位置する側を正面とすべく、横断面三
角形状に構成し、上記二つの斜面の内の一方に、その長
さ方向に沿って、採光板又は外壁板の外縁を嵌合する嵌
合溝を構成してなる角部用支分ガスケットであって、一
対のそれの相互の背面を接合固定することで角部用ガス
ケットを構成することができるようにした角部用支分ガ
スケットである。
【0012】したがってこの角部用支分ガスケットは、
相互の背面を接合固定して、一個の角部用ガスケットを
構成するものであり、採光板又は外壁板の外縁を嵌合す
る前記嵌合溝は、前記二つの斜面の内の一方に構成され
ているだけであり、窓枠等の枠体を構成するための平面
用ガスケットとの連結は、相互の嵌合溝を同一平面にな
るように位置させて行なうのみであり、連結部が平面的
なものとなって大型の成形型を要しないで成形できるも
のとなる。
相互の背面を接合固定して、一個の角部用ガスケットを
構成するものであり、採光板又は外壁板の外縁を嵌合す
る前記嵌合溝は、前記二つの斜面の内の一方に構成され
ているだけであり、窓枠等の枠体を構成するための平面
用ガスケットとの連結は、相互の嵌合溝を同一平面にな
るように位置させて行なうのみであり、連結部が平面的
なものとなって大型の成形型を要しないで成形できるも
のとなる。
【0013】ところで、前記角部用支分ガスケットに於
いて、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成した斜面の外
端付近に、その長さ方向に沿って一条の係止溝を構成す
ることができ、この場合は、両角部用支分ガスケットを
背面で接合固定すれば、下部両側に係止溝が構成された
こととなり、建物桁材や窓支持桁材等への取付が容易か
つ確実となる。
いて、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成した斜面の外
端付近に、その長さ方向に沿って一条の係止溝を構成す
ることができ、この場合は、両角部用支分ガスケットを
背面で接合固定すれば、下部両側に係止溝が構成された
こととなり、建物桁材や窓支持桁材等への取付が容易か
つ確実となる。
【0014】また、前記角部用支分ガスケットに於い
て、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成していない斜面
の外端付近には、長さ方向に沿って、背面と平行に補強
板の取付面を構成し、かつその斜面の前記取付面より内
側には、長さ方向に沿って、外端側を前記補強板の該当
する端部によって構成するジッパー用嵌合溝を構成する
ことができ、このように構成すれば、一対の角部用支分
ガスケットを相互に背面で接合した場合に、それぞれの
補強板の取付面にアルミニウム引抜等で構成された補強
板を当接させ、両補強板間を、それら及び取付面に開口
したボルト孔を通じて貫通させたボルトとこれに螺合す
るナットによって固定し、両角部用支分ガスケットの当
接状態を確実に固定することができる。
て、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成していない斜面
の外端付近には、長さ方向に沿って、背面と平行に補強
板の取付面を構成し、かつその斜面の前記取付面より内
側には、長さ方向に沿って、外端側を前記補強板の該当
する端部によって構成するジッパー用嵌合溝を構成する
ことができ、このように構成すれば、一対の角部用支分
ガスケットを相互に背面で接合した場合に、それぞれの
補強板の取付面にアルミニウム引抜等で構成された補強
板を当接させ、両補強板間を、それら及び取付面に開口
したボルト孔を通じて貫通させたボルトとこれに螺合す
るナットによって固定し、両角部用支分ガスケットの当
接状態を確実に固定することができる。
【0015】また上記のように補強板を取り付けて両角
部用支分ガスケットの接合状態を固定した場合には、前
記のように補強板が構成されていれば、ジッパー用嵌合
溝の外端側が該補強板の該当する端部によって構成され
ることになる。このような場合、即ち、一対の角部用支
分ガスケットを相互に背面で接合した場合に、両者の前
記斜面に構成したジッパー用嵌合溝に各々嵌合する一対
の嵌合用突部とこれらを繋ぎつつ前記接合部分を被覆す
る結合シートとで構成したジッパーを用意しておけば、
補強板を取り付けた側の接合端部を上記結合シートで被
覆しつつ両側のジッパー用嵌合溝に両側の嵌合用突部を
それぞれ嵌合し、接合部からの雨水の侵入等を防ぐこと
ができ、かつ意匠上も優れたものとすることができる。
部用支分ガスケットの接合状態を固定した場合には、前
記のように補強板が構成されていれば、ジッパー用嵌合
溝の外端側が該補強板の該当する端部によって構成され
ることになる。このような場合、即ち、一対の角部用支
分ガスケットを相互に背面で接合した場合に、両者の前
記斜面に構成したジッパー用嵌合溝に各々嵌合する一対
の嵌合用突部とこれらを繋ぎつつ前記接合部分を被覆す
る結合シートとで構成したジッパーを用意しておけば、
補強板を取り付けた側の接合端部を上記結合シートで被
覆しつつ両側のジッパー用嵌合溝に両側の嵌合用突部を
それぞれ嵌合し、接合部からの雨水の侵入等を防ぐこと
ができ、かつ意匠上も優れたものとすることができる。
【0016】しかして以上の角部用支分ガスケットは、
角部対応部位以外を構成する平面用ガスケットとともに
角部対応部位に配して格子状の窓枠を構成するもので、
横断面方形状の弾性長尺棒状体に、その長さ方向に沿っ
て、その両側に、各々採光板又は外壁板の外縁を嵌合す
る嵌合溝を構成してなる前記平面用ガスケットと、相互
の嵌合溝を同一平面に位置させて相互の端部で直交状に
結合することとしたものであるから、前記のように、角
部用支分ガスケットと平面用ガスケットとの結合が概ね
二次元的に行なわれ、従来一般的に用いられてきた比較
的小型の成形型を用いて対応する一般的なプレス機械を
用いて行なわれ得るものである。
角部対応部位以外を構成する平面用ガスケットとともに
角部対応部位に配して格子状の窓枠を構成するもので、
横断面方形状の弾性長尺棒状体に、その長さ方向に沿っ
て、その両側に、各々採光板又は外壁板の外縁を嵌合す
る嵌合溝を構成してなる前記平面用ガスケットと、相互
の嵌合溝を同一平面に位置させて相互の端部で直交状に
結合することとしたものであるから、前記のように、角
部用支分ガスケットと平面用ガスケットとの結合が概ね
二次元的に行なわれ、従来一般的に用いられてきた比較
的小型の成形型を用いて対応する一般的なプレス機械を
用いて行なわれ得るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下発明の実施の形態を、実施例
に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜図8
は本発明の実施例1を示している。
に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜図8
は本発明の実施例1を示している。
【0018】この実施例1の角部用支分ガスケット21
は、図1〜図3に示すように、長尺合成ゴム材を横断面
ほぼ三角形状するとともに、二つの斜辺に対応する二つ
の斜面の内の一方に、長さ方向に沿って、後記採光板G
の外縁を嵌合する一條の嵌合溝22を構成し、かつ該嵌
合溝22を構成した斜面の外端付近に、長さ方向に沿っ
て更に一条の係止溝23を構成する。なお以上に於い
て、長尺合成ゴム材の底辺に対応する面を角部用支分ガ
スケット21の背面とし、二つの斜面側を正面とする。
は、図1〜図3に示すように、長尺合成ゴム材を横断面
ほぼ三角形状するとともに、二つの斜辺に対応する二つ
の斜面の内の一方に、長さ方向に沿って、後記採光板G
の外縁を嵌合する一條の嵌合溝22を構成し、かつ該嵌
合溝22を構成した斜面の外端付近に、長さ方向に沿っ
て更に一条の係止溝23を構成する。なお以上に於い
て、長尺合成ゴム材の底辺に対応する面を角部用支分ガ
スケット21の背面とし、二つの斜面側を正面とする。
【0019】上記嵌合溝22の深さの方向は、これを構
成した一対の角部用支分ガスケット21、21の背面を
相互に接合した際に両者の嵌合溝22、22の深さ方向
のなす角度が、対象とする屋根の頂部から両側に延びる
採光板Gのなす角度又は対象とする外壁の角部から両側
に延びる壁板のなす角度に対応するように、適切な角度
に定める。
成した一対の角部用支分ガスケット21、21の背面を
相互に接合した際に両者の嵌合溝22、22の深さ方向
のなす角度が、対象とする屋根の頂部から両側に延びる
採光板Gのなす角度又は対象とする外壁の角部から両側
に延びる壁板のなす角度に対応するように、適切な角度
に定める。
【0020】前記係止溝23の深さの方向は、これを構
成した一対の角部用支分ガスケット21、21の背面を
相互に接合した際に両者の係止溝23、23の深さの方
向が一致し、即ち、180度になるように構成する。
成した一対の角部用支分ガスケット21、21の背面を
相互に接合した際に両者の係止溝23、23の深さの方
向が一致し、即ち、180度になるように構成する。
【0021】また前記長尺合成ゴム材に於ける前記嵌合
溝22を構成していない斜面の外端付近には、長さ方向
に沿って、背面と平行に後記補強板24の取付面25を
構成し、かつ該取付面25より内側(中央寄り)には、
長さ方向に沿って、ジッパー用嵌合溝26を構成する。
このジッパー用嵌合溝26の外端は、前記取付面25に
取り付けた際の前記補強板24の該当する端部によって
構成されるようにする。
溝22を構成していない斜面の外端付近には、長さ方向
に沿って、背面と平行に後記補強板24の取付面25を
構成し、かつ該取付面25より内側(中央寄り)には、
長さ方向に沿って、ジッパー用嵌合溝26を構成する。
このジッパー用嵌合溝26の外端は、前記取付面25に
取り付けた際の前記補強板24の該当する端部によって
構成されるようにする。
【0022】前記補強板24は、図5に示すように、側
面から見てほぼL字状の部材であり、その下部横板部の
外端を、前記したように、これを角部用支分ガスケット
21の前記取付面25に取り付けた際に、前記ジッパー
用嵌合溝26の該当する側の縁部(外端)をなす形状に
構成しておく。またその縦板部には定間隔でボルト孔を
開口しておくこととする。なおこの補強板24は、引き
抜きによりアルミニウムで構成したものである。
面から見てほぼL字状の部材であり、その下部横板部の
外端を、前記したように、これを角部用支分ガスケット
21の前記取付面25に取り付けた際に、前記ジッパー
用嵌合溝26の該当する側の縁部(外端)をなす形状に
構成しておく。またその縦板部には定間隔でボルト孔を
開口しておくこととする。なおこの補強板24は、引き
抜きによりアルミニウムで構成したものである。
【0023】また以上の外に、図4に示すように、一枚
の結合シート27aの両端付近内側に二つの嵌合用突部
27b、27bを構成したジッパー27を構成する。こ
のジッパー27は、図5に示すように、一対の角部用支
分ガスケット21、21を相互に背面で接合した場合
に、前記補強板24、24を取り付けた側の接合端部を
上記結合シート27aで被覆しつつ両側のジッパー用嵌
合溝26、26に両側の嵌合用突部27b、27bをそ
れぞれ嵌合することができるように、各々の寸法を定め
ることとする。
の結合シート27aの両端付近内側に二つの嵌合用突部
27b、27bを構成したジッパー27を構成する。こ
のジッパー27は、図5に示すように、一対の角部用支
分ガスケット21、21を相互に背面で接合した場合
に、前記補強板24、24を取り付けた側の接合端部を
上記結合シート27aで被覆しつつ両側のジッパー用嵌
合溝26、26に両側の嵌合用突部27b、27bをそ
れぞれ嵌合することができるように、各々の寸法を定め
ることとする。
【0024】なお前記角部用支分ガスケット21及び上
記ジッパー27は、この実施例ではクロロプレンゴムに
より成形したものである。勿論、これ以外に、シリコン
ゴムやクロロスルホン化ポリエチレン等も採用可能であ
ることは云うまでもない。
記ジッパー27は、この実施例ではクロロプレンゴムに
より成形したものである。勿論、これ以外に、シリコン
ゴムやクロロスルホン化ポリエチレン等も採用可能であ
ることは云うまでもない。
【0025】この角部用支分ガスケット21は、以上の
ように、角部用ガスケットを長さ方向中央で二分割した
形状のものであるため、窓枠等の枠体を構成するに際し
て、平面用ガスケットとの結合を二次元的に行なうこと
ができ、それ故、その結合部の成形を従来一般的に用い
られてきた比較的小型の成形型を用い、比較的小型のプ
レス機械によって行なうことができるものである。
ように、角部用ガスケットを長さ方向中央で二分割した
形状のものであるため、窓枠等の枠体を構成するに際し
て、平面用ガスケットとの結合を二次元的に行なうこと
ができ、それ故、その結合部の成形を従来一般的に用い
られてきた比較的小型の成形型を用い、比較的小型のプ
レス機械によって行なうことができるものである。
【0026】次に、以上の角部用支分ガスケット21と
平面用ガスケット28とは、以上のようにそれぞれ別体
に製造し、両者の直交部を一体成形により製作し、それ
ら相互を直交状態に連結するものであるが、その結合態
様に関して以下に説明する。
平面用ガスケット28とは、以上のようにそれぞれ別体
に製造し、両者の直交部を一体成形により製作し、それ
ら相互を直交状態に連結するものであるが、その結合態
様に関して以下に説明する。
【0027】この実施例で結合態様を示すこととした平
面用ガスケット28は、図1〜図3に示すように、長尺
合成ゴム材を横断面ほぼ四角形状にするとともに、その
両側に長さ方向に沿って各々採光板Gの外縁を嵌合する
一條の嵌合溝29を構成したものである。更に該長尺合
成ゴム材には、その上面に長さ方向に沿ってジッパー用
嵌合溝30を構成し、下面に長さ方向に沿って横断面T
字形の係止溝31を構成したものである。この平面用ガ
スケット28は、一般的な形状であり、前記角部用支分
ガスケット28と同様に、クロロプレンゴムによって成
形したものである。
面用ガスケット28は、図1〜図3に示すように、長尺
合成ゴム材を横断面ほぼ四角形状にするとともに、その
両側に長さ方向に沿って各々採光板Gの外縁を嵌合する
一條の嵌合溝29を構成したものである。更に該長尺合
成ゴム材には、その上面に長さ方向に沿ってジッパー用
嵌合溝30を構成し、下面に長さ方向に沿って横断面T
字形の係止溝31を構成したものである。この平面用ガ
スケット28は、一般的な形状であり、前記角部用支分
ガスケット28と同様に、クロロプレンゴムによって成
形したものである。
【0028】なお、上記平面用ガスケット28にはジッ
パー用嵌合溝30を設けてあるが、このようなジッパー
型ガスケットに限定されるものではなく、このようなジ
ッパー用嵌合溝30を有しない平面用ガスケットでも使
用可能なのは云うまでもない。
パー用嵌合溝30を設けてあるが、このようなジッパー
型ガスケットに限定されるものではなく、このようなジ
ッパー用嵌合溝30を有しない平面用ガスケットでも使
用可能なのは云うまでもない。
【0029】前記角部用支分ガスケット21と平面用ガ
スケット28とを結合する場合は、いずれにしても、相
互の嵌合溝22と29とを同一平面に位置させかつ相互
を直交状態にしつつ端部等で結合するものである。
スケット28とを結合する場合は、いずれにしても、相
互の嵌合溝22と29とを同一平面に位置させかつ相互
を直交状態にしつつ端部等で結合するものである。
【0030】例えば、L型に結合する場合は、一方を横
向きに、他方を縦向きにして相互の端部を近接させ、該
近接した位置で成形型及びプレス機械を用いて連結する
ものである。図3に示すように、相互の嵌合溝22と2
9を同一平面上に位置させるの云うまでもない。
向きに、他方を縦向きにして相互の端部を近接させ、該
近接した位置で成形型及びプレス機械を用いて連結する
ものである。図3に示すように、相互の嵌合溝22と2
9を同一平面上に位置させるの云うまでもない。
【0031】また例えば、図1に示すように、T字形に
結合する場合は、先ず角部用支分ガスケット21の長さ
方向側面に、これに直交する向きで平面用ガスケット2
8の端部を近接させる。勿論このとき角部用支分ガスケ
ット21と平面用ガスケット28のそれぞれの嵌合溝2
2、29は、いずれも同一平面上に位置するようにす
る。この状態で、角部用支分ガスケット21の側面と平
面用ガスケット28の端部を成形型及びプレス機械を用
いて連結するものである。
結合する場合は、先ず角部用支分ガスケット21の長さ
方向側面に、これに直交する向きで平面用ガスケット2
8の端部を近接させる。勿論このとき角部用支分ガスケ
ット21と平面用ガスケット28のそれぞれの嵌合溝2
2、29は、いずれも同一平面上に位置するようにす
る。この状態で、角部用支分ガスケット21の側面と平
面用ガスケット28の端部を成形型及びプレス機械を用
いて連結するものである。
【0032】しかして角部用支分ガスケット21と平面
用ガスケット28との結合は、二次元的に行なわれるの
で、上記成形型及びプレス機械ともに一般的なサイズの
それを用いることができ、特別に大型のそれを必要とし
ない。それ故、低コストで、これらの連結よる窓枠等の
枠体の製造が可能となるものである。
用ガスケット28との結合は、二次元的に行なわれるの
で、上記成形型及びプレス機械ともに一般的なサイズの
それを用いることができ、特別に大型のそれを必要とし
ない。それ故、低コストで、これらの連結よる窓枠等の
枠体の製造が可能となるものである。
【0033】ところで、各連結部の結合を前記のように
して行なうものとして、例えば、図6に示すように、一
本の角部用支分ガスケット21と三本の平面用ガスケッ
ト28、28、28とを四辺形の辺に沿って配置する形
で結合して単体の枠体32を構成することができる。こ
のとき角部用支分ガスケット21及び平面用ガスケット
28は、それぞれ長尺材を所定の長さに切断して四辺形
になるように連結するか、予め所定の長さに製作してお
いたものを組合せて構成することができる。
して行なうものとして、例えば、図6に示すように、一
本の角部用支分ガスケット21と三本の平面用ガスケッ
ト28、28、28とを四辺形の辺に沿って配置する形
で結合して単体の枠体32を構成することができる。こ
のとき角部用支分ガスケット21及び平面用ガスケット
28は、それぞれ長尺材を所定の長さに切断して四辺形
になるように連結するか、予め所定の長さに製作してお
いたものを組合せて構成することができる。
【0034】このような単体の枠体32は、窓構築面の
大きさに合わせて多数のそれらを縦横に連結し、総合的
な窓枠を構成することができる。また上記枠体32に
は、その枠内に採光板Gを装入し、その各辺の縁(外
縁)を角部用支分ガスケット21又は平面用ガスケット
28、28、28のそれぞれの嵌合溝22、29、2
9、29内に嵌め込んで密に固定する。なお上記採光板
Gは、視界面や採光面を形成するガラスや合成樹脂等で
構成したものである。
大きさに合わせて多数のそれらを縦横に連結し、総合的
な窓枠を構成することができる。また上記枠体32に
は、その枠内に採光板Gを装入し、その各辺の縁(外
縁)を角部用支分ガスケット21又は平面用ガスケット
28、28、28のそれぞれの嵌合溝22、29、2
9、29内に嵌め込んで密に固定する。なお上記採光板
Gは、視界面や採光面を形成するガラスや合成樹脂等で
構成したものである。
【0035】前記したように、前記枠体32は、窓構築
面の大きさに合わせて多数のそれを縦横に連結して総合
的な窓枠を構成し、各枠体32内に、前記のようにして
採光板Gを固定するものであるが、図7に示すように、
予め多数の角部用支分ガスケット21、21…及び平面
用ガスケット28、28…を、前記したように、相互の
直交部で一体に連結して大型の枠体33に構成すること
としても良い。
面の大きさに合わせて多数のそれを縦横に連結して総合
的な窓枠を構成し、各枠体32内に、前記のようにして
採光板Gを固定するものであるが、図7に示すように、
予め多数の角部用支分ガスケット21、21…及び平面
用ガスケット28、28…を、前記したように、相互の
直交部で一体に連結して大型の枠体33に構成すること
としても良い。
【0036】上記枠体33は、例えば、図8に示すよう
に、視界面を構成する屋根に採用することができる。こ
の場合大型の一対の枠体33、33を、それぞれ角部用
支分ガスケット21が配してある端部が当該の屋根の頂
部に当たる部位に位置し、かつ頂部では、両角部用支分
ガスケット21、21が背面で相互に当接し得るように
配置するものである。なおこのようにして、作業者は、
屋根の両側から各枠体33を別個にセットし、その後、
後述するように、両角部用支分ガスケット21、21の
接合固定を行なうので、作業が容易に行なえる利点があ
る。
に、視界面を構成する屋根に採用することができる。こ
の場合大型の一対の枠体33、33を、それぞれ角部用
支分ガスケット21が配してある端部が当該の屋根の頂
部に当たる部位に位置し、かつ頂部では、両角部用支分
ガスケット21、21が背面で相互に当接し得るように
配置するものである。なおこのようにして、作業者は、
屋根の両側から各枠体33を別個にセットし、その後、
後述するように、両角部用支分ガスケット21、21の
接合固定を行なうので、作業が容易に行なえる利点があ
る。
【0037】こうして、図5に示すように、両枠体3
3、33の端部の角部用支分ガスケット21、21の背
面を接合し、その間に接着剤を介在させて相互を接着す
る。更に両側の角部用支分ガスケット21、21の各取
付面25には各々前記補強板24を当接させ、定間隔で
開口してあるそのボルト孔を通じて両側の補強板24、
24間にボルト34、34…を貫通させ、かつ該ボルト
34、34…にそれぞれナット35を螺合して、両角部
用支分ガスケット21、21の接合状態を固定する。
3、33の端部の角部用支分ガスケット21、21の背
面を接合し、その間に接着剤を介在させて相互を接着す
る。更に両側の角部用支分ガスケット21、21の各取
付面25には各々前記補強板24を当接させ、定間隔で
開口してあるそのボルト孔を通じて両側の補強板24、
24間にボルト34、34…を貫通させ、かつ該ボルト
34、34…にそれぞれナット35を螺合して、両角部
用支分ガスケット21、21の接合状態を固定する。
【0038】角部用支分ガスケット21、21の接合状
態を固定すると、両枠体33、33による屋根の骨格が
構成される。こうした上で、前記ジッパー27を、図5
に示すように、前記補強板24、24を取り付けた側の
接合端部を前記結合シート27aで被覆しつつ両側のジ
ッパー用嵌合溝26に両側の嵌合用突部27b、27b
をそれぞれ嵌合する。これによって雨水が前記接合部を
通じて侵入するのを防止でき、かつこの部位の意匠上の
価値を高めることができる。
態を固定すると、両枠体33、33による屋根の骨格が
構成される。こうした上で、前記ジッパー27を、図5
に示すように、前記補強板24、24を取り付けた側の
接合端部を前記結合シート27aで被覆しつつ両側のジ
ッパー用嵌合溝26に両側の嵌合用突部27b、27b
をそれぞれ嵌合する。これによって雨水が前記接合部を
通じて侵入するのを防止でき、かつこの部位の意匠上の
価値を高めることができる。
【0039】なお以上の大型の枠体33は前記採光板G
を各枠内に嵌め込んだ後に、以上のように、建物の屋根
部を構成するか、または建物の屋根部を構成した後に採
光板Gを組み込むこととすることができる。
を各枠内に嵌め込んだ後に、以上のように、建物の屋根
部を構成するか、または建物の屋根部を構成した後に採
光板Gを組み込むこととすることができる。
【0040】なおまた以上の枠体33、33は、これら
を構成する角部用支分ガスケット21、21…及び平面
用ガスケット28、28…にそれぞれ構成した係止溝2
3又は31に係止する対応する公知の手段によって屋内
の建物桁材や窓支持桁材等に連結して保持される。
を構成する角部用支分ガスケット21、21…及び平面
用ガスケット28、28…にそれぞれ構成した係止溝2
3又は31に係止する対応する公知の手段によって屋内
の建物桁材や窓支持桁材等に連結して保持される。
【0041】以上の実施例では、枠体32、33の枠内
に採光板Gを嵌め込み固定する場合について説明した
が、嵌め込み固定されるのは、採光板Gに限定されるも
のではない。採光板Gに代えて公知の壁板を嵌め込んで
壁面を構成することもできるのは云うまでもない。また
採光板Gと壁板とを組合せて嵌め込むようにすることも
できる。
に採光板Gを嵌め込み固定する場合について説明した
が、嵌め込み固定されるのは、採光板Gに限定されるも
のではない。採光板Gに代えて公知の壁板を嵌め込んで
壁面を構成することもできるのは云うまでもない。また
採光板Gと壁板とを組合せて嵌め込むようにすることも
できる。
【0042】図9は本発明の実施例2を示しており、こ
の実施例2は、実施例1と同様の角部用支分ガスケット
21に、実施例1とは一部のみ異なる平面用ガスケット
36を連結した場合についてのものである。しかして同
一構成要素には同一の符号を付してある。
の実施例2は、実施例1と同様の角部用支分ガスケット
21に、実施例1とは一部のみ異なる平面用ガスケット
36を連結した場合についてのものである。しかして同
一構成要素には同一の符号を付してある。
【0043】上記平面用ガスケット36は、図9に示す
ように、前記平面用ガスケット28の下面長さ方向に沿
って構成した横断面T字形の係止溝31に代えて係止部
材37を構成したものである。上記係止部材37は、こ
の平面用ガスケット36の下面両側に各々係止溝38を
開口させるものである。
ように、前記平面用ガスケット28の下面長さ方向に沿
って構成した横断面T字形の係止溝31に代えて係止部
材37を構成したものである。上記係止部材37は、こ
の平面用ガスケット36の下面両側に各々係止溝38を
開口させるものである。
【0044】したがってこの実施例の場合も、実施例1
の場合と同様にして、角部用支分ガスケット21と上記
平面用ガスケット36とを結合することができる。そし
て同様の効果を得ることができる。異なるのは平面用ガ
スケット36の係止溝38、38と屋内の建物桁材や窓
支持桁材等との結合態様のみである。もっともこの場合
の結合態様は公知の技術であり、既存の係止手段で結合
できるものである。
の場合と同様にして、角部用支分ガスケット21と上記
平面用ガスケット36とを結合することができる。そし
て同様の効果を得ることができる。異なるのは平面用ガ
スケット36の係止溝38、38と屋内の建物桁材や窓
支持桁材等との結合態様のみである。もっともこの場合
の結合態様は公知の技術であり、既存の係止手段で結合
できるものである。
【0045】なおここで示した実施例1及び実施例2
は、いずれも角部用支分ガスケットに平面用のジッパー
ガスケットを結合しているが、結合対象はジッパーガス
ケットに限定される訳ではない。
は、いずれも角部用支分ガスケットに平面用のジッパー
ガスケットを結合しているが、結合対象はジッパーガス
ケットに限定される訳ではない。
【0046】
【発明の効果】本発明の角部用支分ガスケットによれ
ば、平面用ガスケットとの連結は二次元的なものとなる
ため、従来の一般的なサイズの成形型及びプレス機械を
用いて容易かつ低コストで一体に連結し得、更にそうし
て得られた一対の枠体を、角部用支分ガスケットの配し
てある部位に於いて、相互の角部用支分ガスケットの背
面で接合固定することにより、屋根の頂部や外壁の角部
等のような建物の角部に対応する角部を容易に構成し得
ることとなったものである。
ば、平面用ガスケットとの連結は二次元的なものとなる
ため、従来の一般的なサイズの成形型及びプレス機械を
用いて容易かつ低コストで一体に連結し得、更にそうし
て得られた一対の枠体を、角部用支分ガスケットの配し
てある部位に於いて、相互の角部用支分ガスケットの背
面で接合固定することにより、屋根の頂部や外壁の角部
等のような建物の角部に対応する角部を容易に構成し得
ることとなったものである。
【0047】また前記のように、角部を中心とする両側
の枠体を別個に構成しておき、作業現場でそれを結合で
きるようにしたため、角部を中心として両側を一体に構
成した枠体を現場で建物に取り付けることとした場合よ
り遥かに作業が容易となったものである。
の枠体を別個に構成しておき、作業現場でそれを結合で
きるようにしたため、角部を中心として両側を一体に構
成した枠体を現場で建物に取り付けることとした場合よ
り遥かに作業が容易となったものである。
【0048】ところで、前記角部用支分ガスケットに於
いて、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成した斜面の外
端付近に、その長さ方向に沿って一条の係止溝を構成す
ることとした場合には、両角部用支分ガスケットを背面
で接合固定すれば、下部両側に係止溝が構成されたこと
となり、これによって建物桁材や窓支持桁材等への取付
が容易かつ確実となる。
いて、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成した斜面の外
端付近に、その長さ方向に沿って一条の係止溝を構成す
ることとした場合には、両角部用支分ガスケットを背面
で接合固定すれば、下部両側に係止溝が構成されたこと
となり、これによって建物桁材や窓支持桁材等への取付
が容易かつ確実となる。
【0049】また、前記角部用支分ガスケットに於い
て、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成していない斜面
の外端付近には、長さ方向に沿って、背面と平行に補強
板の取付面を構成し、かつその斜面の前記取付面より内
側には、長さ方向に沿って、外端側を前記補強板の該当
する端部によって構成するジッパー用嵌合溝を構成した
場合には、一対の角部用支分ガスケットを相互に背面で
接合した場合に、それぞれの補強板の取付面にアルミニ
ウム引抜等で構成された補強板を当接させ、両補強板間
を、それら及び取付面に開口したボルト孔を通じて貫通
させたボルトとこれに螺合するナットによって固定し、
両角部用支分ガスケットの当接状態を確実に固定するこ
とができる。
て、前記弾性長尺体の前記嵌合溝を構成していない斜面
の外端付近には、長さ方向に沿って、背面と平行に補強
板の取付面を構成し、かつその斜面の前記取付面より内
側には、長さ方向に沿って、外端側を前記補強板の該当
する端部によって構成するジッパー用嵌合溝を構成した
場合には、一対の角部用支分ガスケットを相互に背面で
接合した場合に、それぞれの補強板の取付面にアルミニ
ウム引抜等で構成された補強板を当接させ、両補強板間
を、それら及び取付面に開口したボルト孔を通じて貫通
させたボルトとこれに螺合するナットによって固定し、
両角部用支分ガスケットの当接状態を確実に固定するこ
とができる。
【0050】また以上のように補強板を取り付けて両角
部用支分ガスケットの接合状態を固定した場合には、前
記のように補強板が構成されていれば、ジッパー用嵌合
溝の外端側が該補強板の該当する端部によって構成され
ることになる。このような場合、即ち、一対の角部用支
分ガスケットを相互に背面で接合した場合に、両者の前
記斜面に構成したジッパー用嵌合溝に各々嵌合する一対
の嵌合用突部とこれらを繋ぎつつ前記接合部分を被覆す
る結合シートとで構成したジッパーを用意しておいた場
合には、補強板を取り付けた側の接合端部を上記結合シ
ートで被覆しつつ両側のジッパー用嵌合溝に両側の嵌合
用突部をそれぞれ嵌合することとすれば、接合部からの
雨水の侵入等を防ぐことができ、かつ意匠上も優れたも
のとすることができる。
部用支分ガスケットの接合状態を固定した場合には、前
記のように補強板が構成されていれば、ジッパー用嵌合
溝の外端側が該補強板の該当する端部によって構成され
ることになる。このような場合、即ち、一対の角部用支
分ガスケットを相互に背面で接合した場合に、両者の前
記斜面に構成したジッパー用嵌合溝に各々嵌合する一対
の嵌合用突部とこれらを繋ぎつつ前記接合部分を被覆す
る結合シートとで構成したジッパーを用意しておいた場
合には、補強板を取り付けた側の接合端部を上記結合シ
ートで被覆しつつ両側のジッパー用嵌合溝に両側の嵌合
用突部をそれぞれ嵌合することとすれば、接合部からの
雨水の侵入等を防ぐことができ、かつ意匠上も優れたも
のとすることができる。
【0051】しかして以上の角部用支分ガスケットは、
角部対応部位以外を構成する平面用ガスケットとともに
角部対応部位に配して格子状の窓枠を構成するもので、
横断面方形状の弾性長尺棒状体に、その長さ方向に沿っ
て、その両側に、各々採光板又は外壁板の外縁を嵌合す
る嵌合溝を構成してなる前記平面用ガスケットと、相互
の嵌合溝を同一平面に位置させて相互の端部で直交状に
結合することとしたものであるから、前記のように、角
部用支分ガスケットと平面用ガスケットとの結合が概ね
二次元的に行なわれ、従来一般的に用いられてきた比較
的小型の成形型を用いて対応する比較的小型のプレス機
械を用いて行なわれ得るものである。
角部対応部位以外を構成する平面用ガスケットとともに
角部対応部位に配して格子状の窓枠を構成するもので、
横断面方形状の弾性長尺棒状体に、その長さ方向に沿っ
て、その両側に、各々採光板又は外壁板の外縁を嵌合す
る嵌合溝を構成してなる前記平面用ガスケットと、相互
の嵌合溝を同一平面に位置させて相互の端部で直交状に
結合することとしたものであるから、前記のように、角
部用支分ガスケットと平面用ガスケットとの結合が概ね
二次元的に行なわれ、従来一般的に用いられてきた比較
的小型の成形型を用いて対応する比較的小型のプレス機
械を用いて行なわれ得るものである。
【図1】実施例1の角部用支分ガスケットと平面用ガス
ケットの連結部を外面側から示した一部切欠斜視図。
ケットの連結部を外面側から示した一部切欠斜視図。
【図2】実施例1の角部用支分ガスケットと平面用ガス
ケットの連結部を裏面側から示した一部切欠斜視図。
ケットの連結部を裏面側から示した一部切欠斜視図。
【図3】実施例1の角部用支分ガスケットと平面用ガス
ケットとの分離状態の端面説明図。
ケットとの分離状態の端面説明図。
【図4】実施例1のジッパーの端面図。
【図5】実施例1の一対の角部用支分ガスケットを相互
に背面で接合しかつ固定した状態を示した概略端面図。
に背面で接合しかつ固定した状態を示した概略端面図。
【図6】実施例1の角部用支分ガスケットと平面用ガス
ケットとを連結して構成した単体の枠体の正面説明図。
ケットとを連結して構成した単体の枠体の正面説明図。
【図7】実施例1の角部用支分ガスケットと平面用ガス
ケットとを連結して構成した大型の枠体の正面説明図。
ケットとを連結して構成した大型の枠体の正面説明図。
【図8】両側に各々枠体を配して構成した屋根を示した
概略斜視説明図。
概略斜視説明図。
【図9】実施例2の角部用支分ガスケットと平面用ガス
ケットの連結部を外面側から示した一部切欠斜視図。
ケットの連結部を外面側から示した一部切欠斜視図。
【図10】従来の一例の平面用ガスケットを示した端面
図。
図。
【図11】従来の他の例の平面用ガスケットを示した端
面図。
面図。
【図12】従来の角部用ガスケットを示した端面図。
21 角部用支分ガスケット 22 嵌合溝 23 係止溝 24 補強板 25 取付面 26 ジッパー用嵌合溝 27 ジッパー 27a 結合シート 27b 嵌合用突部 28 平面用ガスケット 29 嵌合溝 30 ジッパー用嵌合溝 31 係止溝 32 枠体 33 枠体 34 ボルト 35 ナット 36 平面用ガスケット 37 係止部材 38 係止溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 友紀子 栃木県那須郡南那須町富士見台工業団地 富双ゴム工業株式会社栃木工場内 (72)発明者 安藤 洋志 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内 (72)発明者 柴田 耕 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内 (72)発明者 伏木 亮二 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 弾性長尺体を、その底辺に対応する面を
背面に、二つの斜辺に対応する二つの斜面の位置する側
を正面とすべく、横断面ほぼ三角形状に構成し、上記二
つの斜面の内の一方に、その長さ方向に沿って、採光板
又は外壁板の外縁を嵌合する嵌合溝を構成してなる角部
用支分ガスケットであって、 一対のそれの相互の背面を接合固定することで角部用ガ
スケットを構成することができるようにした角部用支分
ガスケット。 - 【請求項2】 前記弾性長尺体に於ける前記嵌合溝を構
成した斜面の外端付近に、その長さ方向に沿って一条の
係止溝を構成した請求項1の角部用支分ガスケット。 - 【請求項3】 前記弾性長尺体に於ける前記嵌合溝を構
成していない斜面の外端付近には、長さ方向に沿って、
背面と平行に補強板の取付面を構成し、かつその斜面の
上記取付面より内側には、長さ方向に沿って、外端側を
前記補強板の該当する端部によって構成するジッパー用
嵌合溝を構成した請求項1又は2の角部用支分ガスケッ
ト。 - 【請求項4】 一対の角部用支分ガスケットを相互に背
面で接合した場合に、両者の斜面に構成した前記ジッパ
ー用嵌合溝に各々嵌合する一対の嵌合用突部とこれらを
繋ぎつつ前記接合部分を被覆する結合シートとで構成し
たジッパーを付設した請求項3の角部用支分ガスケッ
ト。 - 【請求項5】 角部対応部位以外を構成する平面用ガス
ケットとともに角部対応部位に配されて格子状の窓枠を
構成する角部用支分ガスケットであって、 横断面方形状の弾性長尺棒状体に、その長さ方向に沿っ
て、その両側に、各々採光板又は外壁板の外縁を嵌合す
る嵌合溝を構成してなる前記平面用ガスケットと、相互
の嵌合溝を同一平面に位置させて相互の端部で直交状に
結合することとした角部用支分ガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9603596A JPH09257132A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 角部用支分ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9603596A JPH09257132A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 角部用支分ガスケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09257132A true JPH09257132A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14154208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9603596A Pending JPH09257132A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 角部用支分ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09257132A (ja) |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP9603596A patent/JPH09257132A/ja active Pending
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