JPH09256984A - 先行待機運転ポンプ - Google Patents
先行待機運転ポンプInfo
- Publication number
- JPH09256984A JPH09256984A JP6623596A JP6623596A JPH09256984A JP H09256984 A JPH09256984 A JP H09256984A JP 6623596 A JP6623596 A JP 6623596A JP 6623596 A JP6623596 A JP 6623596A JP H09256984 A JPH09256984 A JP H09256984A
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- JP
- Japan
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- pipe
- pumping
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 揚水遮断運転への切替え時にポンプ内の残存
水を速やかに排出して、振動や騒音を抑制するととも
に、原動機の燃料消費量もしくは電力消費量を低減し
て、エネルギーの消費を抑える。 【解決手段】 ケーシング３におけるガイドベーン９の
直上位置に落水孔１２を設け、この落水孔１２に落水管
１４を接続し、この落水管１４に開閉弁１６を設け、気
水切替管６Ｂの大気開放状態切替え時に吸気される空気
流の負荷により開閉弁１６を弁開して落水管１４を開放
し、気水切替管６Ｂの大気遮断状態切替え時における空
気流の負荷消失により開閉弁１６を弁閉して落水管１４
を閉塞するように構成し、揚水遮断運転への切替え時に
気水切替管６Ｂに吸気される空気流の負荷により落水管
１４を開放してポンプ内の残存水Ｗを短時間で落水させ
る。
水を速やかに排出して、振動や騒音を抑制するととも
に、原動機の燃料消費量もしくは電力消費量を低減し
て、エネルギーの消費を抑える。 【解決手段】 ケーシング３におけるガイドベーン９の
直上位置に落水孔１２を設け、この落水孔１２に落水管
１４を接続し、この落水管１４に開閉弁１６を設け、気
水切替管６Ｂの大気開放状態切替え時に吸気される空気
流の負荷により開閉弁１６を弁開して落水管１４を開放
し、気水切替管６Ｂの大気遮断状態切替え時における空
気流の負荷消失により開閉弁１６を弁閉して落水管１４
を閉塞するように構成し、揚水遮断運転への切替え時に
気水切替管６Ｂに吸気される空気流の負荷により落水管
１４を開放してポンプ内の残存水Ｗを短時間で落水させ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、先行待機運転ポン
プに係り、さらに詳しくは、揚水遮断運転時の振動や騒
音あるいは動力の消費などを抑制するようにした先行待
機運転ポンプに関する。
プに係り、さらに詳しくは、揚水遮断運転時の振動や騒
音あるいは動力の消費などを抑制するようにした先行待
機運転ポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より先行待機運転を行うポンプとし
て、たとえば図４に示すものが知られている。この先行
待機運転ポンプは、主軸１に固着した羽根車２をケーシ
ング３に回転自在に収容し、ケーシング３の吐出側に揚
水管４を接続し、ケーシング３の吸込み側に吸込カバー
５を接続するとともに、吸込カバー５には、気水切替弁
６Ａを介設した大気開放気水切替管６Ｂによってなる気
水切替系６を連通させてある。そして、水位検出手段７
によって検出した水位信号に基づいて制御器８から出力
される信号により気水切替弁６Ａを開閉制御するように
構成されて吸水井１０に設置されている。また、前記主
軸１は、吐出エルボ１１を水密かつ回転自在に貫通して
外部に延出され図示していない原動機に連結されてい
る。
て、たとえば図４に示すものが知られている。この先行
待機運転ポンプは、主軸１に固着した羽根車２をケーシ
ング３に回転自在に収容し、ケーシング３の吐出側に揚
水管４を接続し、ケーシング３の吸込み側に吸込カバー
５を接続するとともに、吸込カバー５には、気水切替弁
６Ａを介設した大気開放気水切替管６Ｂによってなる気
水切替系６を連通させてある。そして、水位検出手段７
によって検出した水位信号に基づいて制御器８から出力
される信号により気水切替弁６Ａを開閉制御するように
構成されて吸水井１０に設置されている。また、前記主
軸１は、吐出エルボ１１を水密かつ回転自在に貫通して
外部に延出され図示していない原動機に連結されてい
る。
【０００３】このように構成された先行待機運転ポンプ
の運転例を説明する。 吸水井１０の水位が上昇する場合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを弁開
して気中運転を行う。 Ａ−．揚水開始水位ＲＷＬに到達した時点で気水切替
弁６Ａを弁閉して、所定の吐出量での正規排水運転（１
００％Ｑ）に切替え、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位で
は正規排水運転を行う。 吸水井１０の水位が下降する場合。 Ｂ−．水位が揚水開始水位ＲＷＬを越える領域から、
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は正規排水運転を行う。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを弁開して揚水遮断運転に切り替え、揚
水遮断水位ＳＷＬ以下の水位では揚水遮断運転を行い、
その後の水位上昇に備える。
の運転例を説明する。 吸水井１０の水位が上昇する場合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを弁開
して気中運転を行う。 Ａ−．揚水開始水位ＲＷＬに到達した時点で気水切替
弁６Ａを弁閉して、所定の吐出量での正規排水運転（１
００％Ｑ）に切替え、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位で
は正規排水運転を行う。 吸水井１０の水位が下降する場合。 Ｂ−．水位が揚水開始水位ＲＷＬを越える領域から、
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は正規排水運転を行う。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを弁開して揚水遮断運転に切り替え、揚
水遮断水位ＳＷＬ以下の水位では揚水遮断運転を行い、
その後の水位上昇に備える。
【０００４】ところで、従来の待機運転ポンプでは、前
記Ｂ−における揚水遮断により正規排水運転から揚水
遮断運転に切替えられても、ポンプ内に水Ｗが残存し、
この残存水Ｗの重さによる大きい負荷が羽根車２の吐出
側にかかった状態で、水と空気が攪拌されることにな
る。このため、正規排水運転中よりも大きい振動や騒音
が発生してポンプ設備に種々の悪影響をおよぼすおそれ
がある。この振動や騒音は揚水管４が長く（高く）残存
水Ｗの量が多くなるほど顕著になる。また、残存水Ｗの
落水は、ケーシング３の内周と羽根車２における羽根２
Ａの外周との小さい隙間ｃを通って行われることになる
ので、残存水Ｗの落水が完了するまでに長時間を要し、
長時間にわたって負荷の大きい状態で運転されることに
なる。その結果、揚水遮断運転中であるのにもかかわら
ず、原動機の燃料消費量や電力消費量などが低減されず
大きなエネルギーを消費することになる。
記Ｂ−における揚水遮断により正規排水運転から揚水
遮断運転に切替えられても、ポンプ内に水Ｗが残存し、
この残存水Ｗの重さによる大きい負荷が羽根車２の吐出
側にかかった状態で、水と空気が攪拌されることにな
る。このため、正規排水運転中よりも大きい振動や騒音
が発生してポンプ設備に種々の悪影響をおよぼすおそれ
がある。この振動や騒音は揚水管４が長く（高く）残存
水Ｗの量が多くなるほど顕著になる。また、残存水Ｗの
落水は、ケーシング３の内周と羽根車２における羽根２
Ａの外周との小さい隙間ｃを通って行われることになる
ので、残存水Ｗの落水が完了するまでに長時間を要し、
長時間にわたって負荷の大きい状態で運転されることに
なる。その結果、揚水遮断運転中であるのにもかかわら
ず、原動機の燃料消費量や電力消費量などが低減されず
大きなエネルギーを消費することになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の待機
運転ポンプでは、揚水遮断運転に切替えられてもポンプ
内に水が残存しているため、正規排水運転中よりも大き
い振動や騒音が発生するとともに、残存水の落水完了ま
でに長時間を要するため、原動機の燃料消費量や電力消
費量などの低減が妨げられて大きなエネルギーを消費す
ることになる。そこで、本発明は、揚水遮断運転への切
替後におけるポンプ内の残存水の落水完了時間を短縮す
ることにより、揚水遮断運転時の振動や騒音を抑制する
とともに、原動機の燃料消費量もしくは電力消費量を低
減して、エネルギーの消費を抑えることのできる先行待
機運転ポンプを提供することを目的とする。
運転ポンプでは、揚水遮断運転に切替えられてもポンプ
内に水が残存しているため、正規排水運転中よりも大き
い振動や騒音が発生するとともに、残存水の落水完了ま
でに長時間を要するため、原動機の燃料消費量や電力消
費量などの低減が妨げられて大きなエネルギーを消費す
ることになる。そこで、本発明は、揚水遮断運転への切
替後におけるポンプ内の残存水の落水完了時間を短縮す
ることにより、揚水遮断運転時の振動や騒音を抑制する
とともに、原動機の燃料消費量もしくは電力消費量を低
減して、エネルギーの消費を抑えることのできる先行待
機運転ポンプを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、主軸に固着された羽根車が回転自在に収
容されるケーシングと、このケーシングの上流側に連設
された吸込カバーと、ケーシングの下流側に連設された
揚水管と、羽根車の上流側に連通接続されて内部が大気
開放状態と大気遮断状態に切替えられる気水切替管とを
備え、前記羽根車の下流側に前記揚水管内の水を落水さ
せる通路が設けられ、前記気水切替管の大気開放状態切
替え時に吸気される空気流の負荷により弁開されて前記
通路を開放し、かつ気水切替管の大気遮断状態切替え時
における空気流の負荷消失により弁閉されて前記通路を
閉塞する開閉弁が設けられていることを特徴としてい
る。本発明によれば、水位が揚水開始水位を越える領域
から、揚水開始水位を経て揚水遮断水位に低下するまで
の間は、気水切替管が大気遮断状態に切替えられている
ため、吸気による空気流が生じていない。このため、空
気流の負荷が消失して開閉弁を弁閉して通路を閉塞する
ので、ポンプ効率を低下させることなく、正規排水運転
を行うことができる。一方、ポンプの運転を正規排水運
転から揚水遮断運転に切り替えるために、気水切替管が
大気開放状態に切替えられると、気水切替管内に吸気に
よる空気流が発生し、この空気流が開閉弁に負荷されて
開閉弁を弁開させ、通路を開放するので、この開放され
た通路からポンプ内の残存水を短時間で落水させること
ができる。
め、本発明は、主軸に固着された羽根車が回転自在に収
容されるケーシングと、このケーシングの上流側に連設
された吸込カバーと、ケーシングの下流側に連設された
揚水管と、羽根車の上流側に連通接続されて内部が大気
開放状態と大気遮断状態に切替えられる気水切替管とを
備え、前記羽根車の下流側に前記揚水管内の水を落水さ
せる通路が設けられ、前記気水切替管の大気開放状態切
替え時に吸気される空気流の負荷により弁開されて前記
通路を開放し、かつ気水切替管の大気遮断状態切替え時
における空気流の負荷消失により弁閉されて前記通路を
閉塞する開閉弁が設けられていることを特徴としてい
る。本発明によれば、水位が揚水開始水位を越える領域
から、揚水開始水位を経て揚水遮断水位に低下するまで
の間は、気水切替管が大気遮断状態に切替えられている
ため、吸気による空気流が生じていない。このため、空
気流の負荷が消失して開閉弁を弁閉して通路を閉塞する
ので、ポンプ効率を低下させることなく、正規排水運転
を行うことができる。一方、ポンプの運転を正規排水運
転から揚水遮断運転に切り替えるために、気水切替管が
大気開放状態に切替えられると、気水切替管内に吸気に
よる空気流が発生し、この空気流が開閉弁に負荷されて
開閉弁を弁開させ、通路を開放するので、この開放され
た通路からポンプ内の残存水を短時間で落水させること
ができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、前記図４の従来例と同一
もしくは相当部分には同一符号を付して、詳しい説明は
省略する。図１および図２において、ケーシング３にお
けるガイドベーン９の直上（直下流）位置を貫通して落
水孔１２が設けられ、この落水孔１２に弁室１３を備え
た落水管１４が取付けられている。また、気水切替系６
における大気開放気水切替管６Ｂはケーシング３と揚水
管４との接続部付近でクランク状１５に折り曲げられて
いる。
面に基づいて説明する。なお、前記図４の従来例と同一
もしくは相当部分には同一符号を付して、詳しい説明は
省略する。図１および図２において、ケーシング３にお
けるガイドベーン９の直上（直下流）位置を貫通して落
水孔１２が設けられ、この落水孔１２に弁室１３を備え
た落水管１４が取付けられている。また、気水切替系６
における大気開放気水切替管６Ｂはケーシング３と揚水
管４との接続部付近でクランク状１５に折り曲げられて
いる。
【０００８】一方、弁室１３は、落水管１４に連通して
上方にのびる上部弁室１３Ａと、落水管１４に連通して
下方にのびる下部弁室１３Ｂとを有し、上部弁室１３Ａ
と下部弁室１３Ｂは同心状で互いに連通しているととも
に、上部弁室１３Ａの上端部が気水切替管６Ｂのクラン
ク状１５の折り曲げ部における上流側の折り曲げ部１５
Ａに開口して気水切替管６Ｂに接続され、気水切替管６
Ｂと上部弁室１３Ａが連通状態に構成されている。な
お、下部弁室１３Ｂの下端部は閉塞されている。
上方にのびる上部弁室１３Ａと、落水管１４に連通して
下方にのびる下部弁室１３Ｂとを有し、上部弁室１３Ａ
と下部弁室１３Ｂは同心状で互いに連通しているととも
に、上部弁室１３Ａの上端部が気水切替管６Ｂのクラン
ク状１５の折り曲げ部における上流側の折り曲げ部１５
Ａに開口して気水切替管６Ｂに接続され、気水切替管６
Ｂと上部弁室１３Ａが連通状態に構成されている。な
お、下部弁室１３Ｂの下端部は閉塞されている。
【０００９】弁室１３には開閉弁１６が昇降可能に収容
されている。この開閉弁１６は、上部弁室１３Ａ内に収
容されている上側弁体１６Ａと、下部弁室１３Ｂ内に収
容されている下側弁体１６Ｂとからなり、両者１６Ａ，
１６Ｂは連結棒１７によって互いに連結されているとと
もに、上部弁室１３Ａの下端近傍に設けた横板１８と上
側弁体１６Ａとの間にスプリング１９を介在させ、気水
切替管６Ｂが大気遮断状態に切替えられて吸気による空
気流が生じていない場合には、スプリング１９の付勢に
より開閉弁１６を上昇させて、下側弁体１６Ｂで落水管
１４を閉塞するように構成されている。また、落水管１
４の先端部は、気水切替管６Ｂのクランク状１５の折り
曲げ部における下流側の折り曲げ部１５Ｂよりも少し下
流側において気水切替管６Ｂ内に気密に挿入され、その
先端部を下向きにして開口している。
されている。この開閉弁１６は、上部弁室１３Ａ内に収
容されている上側弁体１６Ａと、下部弁室１３Ｂ内に収
容されている下側弁体１６Ｂとからなり、両者１６Ａ，
１６Ｂは連結棒１７によって互いに連結されているとと
もに、上部弁室１３Ａの下端近傍に設けた横板１８と上
側弁体１６Ａとの間にスプリング１９を介在させ、気水
切替管６Ｂが大気遮断状態に切替えられて吸気による空
気流が生じていない場合には、スプリング１９の付勢に
より開閉弁１６を上昇させて、下側弁体１６Ｂで落水管
１４を閉塞するように構成されている。また、落水管１
４の先端部は、気水切替管６Ｂのクランク状１５の折り
曲げ部における下流側の折り曲げ部１５Ｂよりも少し下
流側において気水切替管６Ｂ内に気密に挿入され、その
先端部を下向きにして開口している。
【００１０】このように構成された先行待機運転ポンプ
による作動を説明する。 吸水井１０の水位が上昇する場合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを弁開
して気中運転を行う。この場合、気水切替管６Ｂ内に吸
気による空気流が発生し、この空気流がクランク状１５
の折り曲げ部における上流側の折り曲げ部１５Ａで上側
弁体１６Ａに負荷される。これにより、スプリング１９
の付勢に抗して上側弁体１６Ａおよび下側弁体１６を押
し下げて、図３に示すように、下側弁体１６Ｂが落水管
１４を開放した開閉弁１６の弁開状態になっている。 Ａ−．吸水井１０の水位が揚水開始水位ＲＷＬに到達
した時点で気水切替弁６Ａを弁閉する。このため、吸気
による空気流がなくなり、空気流による上側弁体１６Ａ
への負荷が消失するので、スプリング１９の付勢により
上側弁体１６Ａおよび下側弁体１６が押し上げられて、
図２に示すように、下側弁体１６Ｂが落水管１４を閉塞
した開閉弁１６の弁閉状態になる。これにより、揚水の
一部が落水管１４を通ってポンプ外に排水されるのを防
止できるので、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位では、ポ
ンプ効率を低下させることなく、正規排水運転（１００
％Ｑ）を行うことができる。
による作動を説明する。 吸水井１０の水位が上昇する場合。 Ａ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬを越えて揚水開始水
位ＲＷＬに到達するまでの間は、気水切替弁６Ａを弁開
して気中運転を行う。この場合、気水切替管６Ｂ内に吸
気による空気流が発生し、この空気流がクランク状１５
の折り曲げ部における上流側の折り曲げ部１５Ａで上側
弁体１６Ａに負荷される。これにより、スプリング１９
の付勢に抗して上側弁体１６Ａおよび下側弁体１６を押
し下げて、図３に示すように、下側弁体１６Ｂが落水管
１４を開放した開閉弁１６の弁開状態になっている。 Ａ−．吸水井１０の水位が揚水開始水位ＲＷＬに到達
した時点で気水切替弁６Ａを弁閉する。このため、吸気
による空気流がなくなり、空気流による上側弁体１６Ａ
への負荷が消失するので、スプリング１９の付勢により
上側弁体１６Ａおよび下側弁体１６が押し上げられて、
図２に示すように、下側弁体１６Ｂが落水管１４を閉塞
した開閉弁１６の弁閉状態になる。これにより、揚水の
一部が落水管１４を通ってポンプ外に排水されるのを防
止できるので、揚水開始水位ＲＷＬ以上の水位では、ポ
ンプ効率を低下させることなく、正規排水運転（１００
％Ｑ）を行うことができる。
【００１１】吸水井１０の水位が下降する場合。 Ｂ−．水位が揚水開始水位ＲＷＬを越える領域から、
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は正規排水運転を行う。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを弁開して揚水遮断運転に切替えると、
前述の理由で開閉弁１６が図２のように切替えられて落
水管１４を開放した弁開状態になる。その結果、開放さ
れた落水管１４から揚水管４内の残存水Ｗを短時間で吸
水井１０に落水させることができる。また、落水管１４
の先端部を気水切替管６Ｂ内において下向きにして開口
しているので、気水切替管６Ｂ内を流れる空気流により
エゼクター作用が生じる。これにより、落水管１４から
の落水を促進して、落水時間をより一層短縮させること
が期待できる。
揚水開始水位ＲＷＬを経て揚水遮断水位ＳＷＬに低下す
るまでの間は正規排水運転を行う。 Ｂ−．水位が揚水遮断水位ＳＷＬまで低下した時点で
気水切替弁６Ａを弁開して揚水遮断運転に切替えると、
前述の理由で開閉弁１６が図２のように切替えられて落
水管１４を開放した弁開状態になる。その結果、開放さ
れた落水管１４から揚水管４内の残存水Ｗを短時間で吸
水井１０に落水させることができる。また、落水管１４
の先端部を気水切替管６Ｂ内において下向きにして開口
しているので、気水切替管６Ｂ内を流れる空気流により
エゼクター作用が生じる。これにより、落水管１４から
の落水を促進して、落水時間をより一層短縮させること
が期待できる。
【００１２】このように、ポンプ内の残存水Ｗを開放さ
れた落水管１４から短時間で落水させることができるの
で、揚水遮断運転時の振動や騒音を短時間で急激に減衰
させることができるとともに、原動機の燃料消費量もし
くは電力消費量を低減して、エネルギーの消費を抑える
ことができる。
れた落水管１４から短時間で落水させることができるの
で、揚水遮断運転時の振動や騒音を短時間で急激に減衰
させることができるとともに、原動機の燃料消費量もし
くは電力消費量を低減して、エネルギーの消費を抑える
ことができる。
【００１３】なお、前記実施の形態では、落水管１４の
先端部を気水切替管６Ｂ内において下向きにして開口し
た構成で説明しているが、図２において仮想線で示すよ
うに、落水管１４の先端部を気水切替管６Ｂの外部で開
口してもよい。
先端部を気水切替管６Ｂ内において下向きにして開口し
た構成で説明しているが、図２において仮想線で示すよ
うに、落水管１４の先端部を気水切替管６Ｂの外部で開
口してもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
揚水遮断運転への切替え時に、ポンプ内の残存水を開放
された通路から短時間で落水させることができるので、
揚水遮断運転時の振動や騒音を短時間で急激に減衰させ
ることができるとともに、原動機の燃料消費量もしくは
電力消費量を低減して、エネルギーの消費を抑えること
ができる。
揚水遮断運転への切替え時に、ポンプ内の残存水を開放
された通路から短時間で落水させることができるので、
揚水遮断運転時の振動や騒音を短時間で急激に減衰させ
ることができるとともに、原動機の燃料消費量もしくは
電力消費量を低減して、エネルギーの消費を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す縦断面図である。
【図２】開閉弁の弁閉による通路の閉塞状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図３】開閉弁の弁開による通路の開放状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図４】従来の待機運転ポンプを示す概略構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ 主軸 ２ 羽根車 ３ ケーシング ４ 揚水管 ５ 吸込カバー ６Ｂ 気水切替管 １４ 落水管（通路） １６ 開閉弁
Claims (1)
- 【請求項１】主軸に固着された羽根車が回転自在に収容
されるケーシングと、このケーシングの上流側に連設さ
れた吸込カバーと、ケーシングの下流側に連設された揚
水管と、羽根車の上流側に連通接続されて内部が大気開
放状態と大気遮断状態に切替えられる気水切替管とを備
え、前記羽根車の下流側に前記揚水管内の水を落水させ
る通路が設けられ、前記気水切替管の大気開放状態切替
え時に吸気される空気流の負荷により弁開されて前記通
路を開放し、かつ気水切替管の大気遮断状態切替え時に
おける空気流の負荷消失により弁閉されて前記通路を閉
塞する開閉弁が設けられていることを特徴とする先行待
機運転ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6623596A JPH09256984A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 先行待機運転ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6623596A JPH09256984A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 先行待機運転ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09256984A true JPH09256984A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13309998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6623596A Pending JPH09256984A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 先行待機運転ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09256984A (ja) |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP6623596A patent/JPH09256984A/ja active Pending
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