JPH09256823A - 吸排気弁用電磁駆動装置 - Google Patents

吸排気弁用電磁駆動装置

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JPH09256823A
JPH09256823A JP8068516A JP6851696A JPH09256823A JP H09256823 A JPH09256823 A JP H09256823A JP 8068516 A JP8068516 A JP 8068516A JP 6851696 A JP6851696 A JP 6851696A JP H09256823 A JPH09256823 A JP H09256823A
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JP
Japan
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plunger
core
drive device
movable portion
electromagnetic drive
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JP8068516A
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English (en)
Inventor
Takashi Deo
隆志 出尾
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は内燃機関の吸排気弁を駆動する装置
として好適な吸排気弁用電磁駆動装置に関し、優れた応
答性と優れた静粛性と優れた省エネルギ特性とを全て実
現することが目的とする。 【解決手段】 可動部46にプランジャ30を配設す
る。プランジャ30の上下に第1コア34および第2コ
ア38を配設する。第1コア34および第2コア38の
内部にそれぞれ第1電磁コイル32および第2電磁コイ
ル36を配設する。第1コア34および第2コア38の
中央部に第1および第2ベアリング40,42によって
プランジャホルダ18を配設する。第1コア34の1部
および第2コア38の1部に、プランジャ30の外周面
と対向する円弧状内周面を備える凸状部34c,38c
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸排気弁用電磁駆
動装置に係り、特に、内燃機関の吸排気弁を駆動する装
置として好適な吸排気弁用電磁駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特表平4−50219
2号に開示される如く、内燃機関の吸排気弁を電磁力に
より駆動する装置が知られている。上記従来の装置は、
内燃機関の吸排気弁に連結される磁性板、磁性板の上下
に配設される第1および第2電磁コイル、および、第1
および第2電磁コイルのそれぞれを取り囲む第1および
第2コアを備えている。
【0003】上記の装置において、第1電磁コイルに電
流が供給されると、第1コアと磁性板との間に電磁吸引
力が作用し、磁性板が第1コア側に吸着される。一方、
第1電磁コイルへの電流が遮断され、かつ、第2電磁コ
イルに電流が供給されると、第2コアと磁性板との間に
電磁吸引力が作用し、磁性板が第2コア側に吸着され
る。このため、上記従来の装置によれば、第1電磁コイ
ルと第2電磁コイルとに交互に電流を供給することによ
り、吸排気弁を開弁側変位端と閉弁側変位端との間で変
位させることができる。
【0004】また、上記従来の装置は、磁性板の急激な
変位を抑制するエアダンパを備えている。このため、上
記従来の装置においては、磁性板が第1コアおよび第2
コアに吸着される際の変位速度が、エアダンパが設けら
れていない装置に比して低速化されている。磁性板が高
い変位速度を伴って第1コアおよび第2のコアに吸着さ
れるとすれば、磁性板とコアとが接触する際に大きな衝
突音が生ずる。この点、磁性板の変位速度の抑制が図ら
れる上記従来の装置によれば、優れた静粛性を得ること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸排気弁を
優れた応答性を以て変位させ、かつ、優れた静粛性を得
るためには、磁性板を、その移動終端から離れた領域で
は高速で変位させ、かつ、その移動終端の近傍では低速
で変位させることが望ましい。磁性板を、その移動終端
から離れた領域において、少ない消費電力により高速変
位させるためには、高速変位時に磁性板に作用する抵抗
力が小さいことが望ましい。一方、磁性板の変位速度
を、その移動終端近傍において低速とするためには、低
速変位中の磁性板に、比較的大きな抵抗力が作用するこ
とが望ましい。
【0006】しかし、上記従来の装置において磁性板の
変位速度を抑制する機構として用いられているエアダン
パは、磁性板の変位速度が大きいほど大きな減衰力を、
また、磁性板の変位速度が小さいほど小さな減衰力を発
生する。このため、上記従来の装置においては、優れた
応答性、優れた静粛性、および優れた省エネルギ特性の
全てを実現することが困難であった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、吸排気弁と一体に変位する可動部に、その移動
終端部近傍において大きな摺動抵抗を付与することによ
り、優れた応答性、優れた静粛性、および優れた省エネ
ルギ特性の全てを実現する吸排気弁用電磁駆動装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、可動部が備えるプランジャに電磁力を
作用させることにより弁体を駆動する吸排気弁用電磁駆
動装置において、前記可動部の摺動抵抗を、前記可動部
の移動終端近傍において増大させる摺動抵抗増大手段を
備える吸排気弁用電磁駆動装置により達成される。
【0009】本発明において、プランジャを備える可動
部と弁体とは一体に変位する。プランジャに電磁力が作
用すると、可動部および弁体は、その電磁力の作用方向
に変位する。可動部がその移動終端近傍に到達するまで
は、可動部に大きな摺動抵抗は作用しない。このため、
少ない消費電力により優れた応答性が実現される。可動
部がその移動終端近傍に到達すると、摺動抵抗増大手段
によって可動部の摺動抵抗が増大される。増大された摺
動抵抗は可動部が停止するまで大きく減少されることな
く可動部に作用する。このため可動部は、大きな衝突音
を伴うことなく移動終端に到達する。その結果、優れた
静粛性が実現される。
【0010】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
上記請求項1記載の吸排気弁用電磁駆動装置において、
前記摺動抵抗増大手段が、前記プランジャに、前記可動
部の変位方向と異なる方向に向かう電磁力を作用させる
電磁力発生手段を備える吸排気弁用電磁駆動装置によっ
ても達成される。
【0011】本発明において、電磁力発生手段が電磁力
を発生すると、可動部には、変位方向と異なる方向に付
勢される。可動部が、その変位方向と異なる方向に付勢
されると、可動部の摺動抵抗は増大する。また、このよ
うに増大された摺動抵抗は、可動部がその移動終端近傍
に位置する場合においても、電磁力を消滅させることに
より減少させることができる。
【0012】上記の目的は、請求項3に記載する如く、
上記請求項1記載の吸排気弁用電磁駆動装置において、
前記摺動抵抗増大手段が、前記プランジャの外周の一部
に配設される被押圧体と、前記可動部が前記移動終端近
傍に位置する場合に、前記被押圧体を前記プランジャの
中央に向けて押圧する押圧体と、を備える吸排気弁用電
磁駆動装置によっても達成される。
【0013】本発明において、可動部がその移動終端近
傍に位置していない場合は、被押圧体と押圧体とに干渉
は生じない。このため、かかる状況下では可動部の摺動
抵抗が小さく抑制される。可動部がその移動終端近傍に
到達すると、被押圧体が押圧体により押圧される。その
結果、可動部がその変位方向とは異なる方向に付勢さ
れ、可動部の摺動抵抗が増大される。
【0014】また、上記の目的は、請求項4に記載する
如く、上記請求項1記載の吸排気弁用電磁駆動装置にお
いて、前記摺動抵抗増大手段が、前記可動部を摺動可能
に把持する可動部把持体を備えると共に、前記可動部
が、該可動部が前記移動終端近傍に位置する際に前記可
動部把持体に把持される部位に、他の部位に比して摩擦
係数の高い高摩擦係数部を備える吸排気弁用電磁駆動装
置によっても達成される。
【0015】本発明において、可動体がその移動終端か
ら離れた領域に位置している場合は、可動部が、前記高
摩擦係数部以外の部位で可動部把持体に把持される。従
って、かかる状況下では、可動部の摺動抵抗は小さく抑
制される。一方、可動部がその移動終端近傍に到達する
と、可動部が、前記高摩擦係数部において可動部把持体
に把持される。このため、以後、可動部がその移動終端
に向けて変位する過程においては、可動部と可動部把持
体との間に比較的大きな摺動抵抗が生ずる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
吸排気弁用電磁駆動装置10(以下、単に電磁駆動装置
10と称す)の全体構成を表す断面図を示す。電磁駆動
装置10は、弁体12を備えている。弁体12は、図中
下端部を内燃機関の燃焼室内に露出させた状態でシリン
ダヘッド内に配設される部材であり、内燃機関の吸気
弁、又は排気弁を構成する。内燃機関のシリンダヘッド
には、弁体12に対する弁座を備えるポートが設けられ
ている。弁体12が弁座から離座すること、又は弁座に
着座することによりポートの導通状態が制御される。
【0017】弁体12には、弁軸14が固定されてい
る。弁軸14は、バルブガイド16により軸方向に摺動
可能に保持されている。バルブガイド16は、弁駆動装
置10のロアキャップ17に支持されている。弁軸14
の上部には、プランジャホルダ18が固定されている。
プランジャホルダ18は、例えばステンレス鋼やチタン
合金等の如く、硬度が高く、かつ、非磁性或いは低い磁
気特性を示す材料で構成されている。プランジャホルダ
18は、弁軸14の軸方向に延在する円筒部18aと、
円筒部18aのほぼ軸方向中央部に形成されたリング部
18bとを備えている。
【0018】プランジャホルダ18の下端部には、ロア
リテーナ20が固定されている。ロアリテーナ20とロ
アキャップ17との間には、両者を離間させる方向の付
勢力を発生するロアスプリング22が配設されている。
ロアスプリング22は、ロアリテーナ20を、すなわち
プランジャホルダ18を、図1における上方へ向けて付
勢する付勢力を発生する。
【0019】一方、プランジャホルダ18の上端部に
は、アッパーリテーナ24が固定されている。アッパー
リテーナの上部には、アッパースプリング26の下端部
が当接している。アッパースプリング26の周囲には、
その外周を取り巻くように円筒状のアッパーキャップ2
7が配設されている。更に、アッパースプリング26の
上端部は、アッパーキャップ27に螺着されるアジャス
トボルト28に当接している。アッパースプリング26
は、アッパーリテーナ24を、すなわち、プランジャホ
ルダ18を、図1における下方へ向けて付勢する付勢力
を発生する。
【0020】プランジャホルダ18の、リング部18b
の外周には、プランジャ30が接合されている。プラン
ジャ30は、Fe,Ni,Co等をベース材料とする軟
磁性材料で構成されたドーナツ状の部材である。プラン
ジャ30と、プランジャホルダ18とは、電子ビーム溶
接、レーザ溶接、ろう付け、カシメ、接着等の手法で接
合されている。
【0021】プランジャ30の上方には、第1電磁コイ
ル32及び第1コア34が配設されている。また、プラ
ンジャ30の下方には、第2電磁コイル36及び第2コ
ア38が配設されている。第1コア34および第2コア
38は、共に磁性材料で構成された部材であり、それぞ
れ第1電磁コイル32または第2電磁コイル36を収納
するための環状溝34a,38aと、それらの中央部を
軸方向に貫通する貫通孔34b,38bとを備えてい
る。
【0022】第1コア34の貫通孔34bの一端(図1
に於ける上端)には第1ベアリング40が配設されてい
る。また、第2コア38の貫通孔38bの一端(図1に
於ける下端)には第2ベアリング42が配設されてい
る。貫通孔34b,38bに挿入されるプランジャホル
ダ18の円筒部18aは、これら第1ベアリング40お
よび第2ベアリング42によって摺動可能に保持されて
いる。
【0023】第1コア34および第2コア38の外周に
は、外筒44が配設されている。第1コア34および第
2コア38は、両者間に所定の間隔が確保されるよう
に、外筒44により保持されている。また、上述したア
ッパーキャップ27は、第1コア34の上端面に固定さ
れている。一方、上述したロアキャップ17は、第2コ
ア38の下端面に固定されている。そして、上述したア
ジャスタボルト28は、プランジャ30の中立位置が、
第1コア34と第2コア38との中間点となるように調
整されている。
【0024】本実施例の電磁駆動装置10は、第1コア
34および第2コア38が、プランジャ30と対向する
面の一部に、それぞれ第1凸状部34cおよび第2凸状
部38cを備えている点に特徴を有している。第1凸状
部34cおよび第22凸状部38cは、本実施例におい
ては、互いに対向する位置に、図1において上下対称の
形状に形成されている。以下、図1と共に図2を参照し
て、第1凸状部34cおよび第2凸状部38cの形状に
ついて説明する。
【0025】図2は、電磁駆動装置10を図1に示すII
-II 直線に沿って切断した際に得られる断面図を示す。
図2に示す如く、第2突状部38cは、プランジャ30
の外径rに比して僅かに大きな内径r+δを有する円弧
形状に形成されている。同様に、第1凸状部34cも内
径r+δっを有する円弧形状に形成されている。従っ
て、プランジャ30は、第1凸状部34cおよび第2凸
状部38cと干渉することなく、第1コア34と当接す
るまで図1に於ける上方へ向けて、または第2コア38
と当接するまで図1に於ける下方へむけて変位すること
ができる。以下、プランジャ30が第1コア34に当接
する位置を上方側移動終端と、一方、プランジャ30が
第2コア38に当接する位置を下方側移動終端と称す。
【0026】第1凸状部34cおよび第2凸状部38c
の高さは、プランジャ30の、外周側端部付近における
板厚に比して僅かに小さく設定されている。このため、
プランジャ30が上方側移動終端に位置している場合に
は、第1凸状部34cの内壁面がプランジャ30の外周
面の一部に対向する状態が形成される。また、プランジ
ャ30が下方側移動終端に位置している場合には、第2
凸状部38cの内壁面がプランジャ30の外周面の一部
に対向する状態が形成される。
【0027】上記構成の電磁駆動装置10において、第
1電磁コイル32および第2電磁コイル36に電流が供
給されていない場合は、プランジャ30がその中立位
置、すなわち、第1コア34と第2コア38との中間部
に維持される。プランジャ30が中立位置に維持されて
いる状況下で第1電磁コイル32に電流を流通させる
と、第1電磁コイル32の内周側及び外周側を還流する
磁界が発生する。この磁界は、第1コア34、プランジ
ャ30、および第1コア34とプランジャ30との間の
エアギャップからなる磁気回路を流通する磁束を発生さ
せる。上記の如く発生される磁束は、プランジャ30を
第1コア34側へ吸引する吸引力、すなわち、弁体12
を図1において上方へ変位させる吸引力を発生させる。
【0028】プランジャ30に対して上記の吸引力が作
用すると、プランジャ30、プランジャホルダ18、ア
ッパリテーナ24、ロアリテーナ20、弁軸14および
弁体12(以下、これらを総称して可動部46と称す)
は、アッパスプリング26の付勢力に抗って図1におけ
る上方へ向けて変位する。そして、その変位は、プラン
ジャ30が上方側移動終端に到達するまで継続される。
【0029】プランジャ30が上方側移動終端に保持さ
れている状態から、第1電磁コイル32に供給されてい
た電流が遮断されると、プランジャ30に作用していた
電磁吸引力が消滅する。その結果、アッパスプリング2
6の付勢力に起因して、可動部46が図1における下方
へ向けて変位し始める。可動部46の変位量が所定値に
達した時点で、第2電磁コイル36に適当な電流を流通
させると、今度はプランジャ30を第2コア38側へ吸
引する吸引力、すなわち、弁体12を図1において下方
へ変位させる吸引力が発生する。
【0030】プランジャ30に対して上記の吸引力が作
用すると、可動部46は、ロアスプリング22の付勢力
に抗ってプランジャ30が下方側移動終端に到達するま
で変位し続ける。従って、電磁駆動装置10によれば、
第1電磁コイル32と第2電磁コイル36とに適当なタ
イミングで交互に電流を供給することにより、プランジ
ャ30を上方側移動終端と下方側移動終端との間で往復
運動させること、すなわち、弁体12を開弁位置と閉弁
位置との間で往復運動させることが可能である。
【0031】ところで、弁体12を吸排気弁として用い
るためには、電磁駆動装置10が、吸排気弁に要求され
る変位速度を可動部46に付与し得ることが必要であ
る。一方、可動部46が、高い変位速度を維持したまま
その移動終端に到達するとすれば、可動部46が移動終
端に到達する最に大きな衝突音が発生する。従って、電
磁駆動装置10において十分な応答性と優れた静粛性と
を確保するためには、移動終端から離れた領域において
可動部46を高速移動させ、可動部46が移動終端の近
傍に到達した後に、その変位速度を急激に減速させるこ
とが望ましい。更に、電磁駆動装置10において優れた
省エネルギ特性を得るためには、移動終端から離れた領
域において可動部46に作用する抵抗が小さく抑制され
ていることが望ましい。
【0032】本実施例においては、第1に、プランジャ
ホルダ18を第1ベアリング40および第2ベアリング
42で保持し、かつ、電磁駆動装置10に対して後述す
る着座制御を施すことにより、また、第2に、上記の如
く第1コア34および第2コア38に凸状部34c,3
8cを設けることにより上記の要求の実現を図ってい
る。以下、これら第1の措置および第2の措置により奏
される効果について詳説する。
【0033】電磁駆動装置10の可動部46は、プラン
ジャホルダ18が第1ベアリング40および第2ベアリ
ング42によって保持されているため、円滑に上方側移
動終端と下方側移動終端との間を摺動することができ
る。従って、かかる構成によれば、可動部46がその移
動終端から離れた領域に位置する場合に、可動部46を
円滑に変位させることができる。
【0034】ところで、第1コア34とプランジャ30
との間に作用する電磁吸引力、および第2コア38とプ
ランジャ30との間に作用する電磁吸引力は、第1また
は第2電磁コイル32,36を流れる電流が一定である
とすれば、プランジャ30が第1コア34または第2コ
ア38から離れている間は小さく、プランジャ30がそ
れらに近接するに従って大きく増大される。このため、
電磁駆動装置10を駆動するにあたり、第1電磁コイル
34および第2電磁コイル38に、交互に一定電流を供
給したのでは、可動部46が一方の移動終端から他方の
移動終端に向けて変位する過程において、他方の移動終
端に近づくに連れて可動部46の変位速度が増大される
現象が生ずる。かかる現象は、可動部46が移動終端に
到達する際に生ずる衝突音を抑制するうえで、すなわ
ち、電磁駆動装置10において優れた静粛性を得るうえ
で好ましくない現象である。
【0035】そこで、本実施例においては、第1電磁コ
イル34および第2電磁コイル38に電流を供給するに
あたり、その電流値を、プランジャ30が変位先の移動
終端から離れている間は大きく、プランジャ30が変位
先の移動終端の近傍に到達した後は小さく制御すること
としている。尚、本明細書においては、かかる制御を着
座制御と称す。電磁駆動装置10に上記の着座制御が施
されると、可動部46が変位先の移動終端から離れてい
る間は、プランジャ30に大きな電磁吸引力が作用し、
可動部46が移動終端近傍に到達した後は、プランジャ
30に小さな電磁力が作用する。その結果、変位先の移
動終端から離れた領域において可動部46を高速変位さ
せ、かつ、可動部46を緩やかに移動終端に到達させる
うえで有利な状況が形成される。
【0036】しかしながら、電磁駆動装置10に着座制
御を施すだけでは、可動部46が移動終端近傍に到達し
た後に、その変位速度を十分に減速させることが困難で
ある。これに対して、電磁駆動装置10においては、第
1コア34に形成された凸状部34cおよび第2コア3
8に形成された凸状部38cが、可動部46の急減速を
図るうえで有効に作用している。
【0037】以下、図3を参照して、凸状部34c,3
8cの作用について説明する。図3は、電磁駆動装置1
0のプランジャ30と第1コア34との周辺の拡大図を
示す。図3は、第1電磁コイル32に所定電流が供給さ
れてプランジャ30が第1コア34に吸着された状態を
表している。
【0038】図3に示す如く、プランジャ30が第1コ
ア34に吸着されると、第1コア34の凸状部34cの
内周壁が、ギャップδを介してプランジャ30の外周面
に対向する状態が形成される。かかる状況下では、図3
中に一点鎖線で示す如く、第1電磁コイル32の内外を
還流する磁束が、ギャップδを介して、プランジャ30
の外周面と凸状部34cの内壁面との間で授受される。
【0039】第1電磁コイル32の内外を還流する磁束
が、上記の如く流通すると、プランジャ30と凸状部3
4cとの間に電磁吸引力が働く。この電磁吸引力は、可
動部46に対して、可動部46を凸状部34c側に偏心
させようとする力として作用する。可動部46に対して
かかる付勢力が作用すると、第1ベアリング40とプラ
ンジャホルダ18との接触圧、および第2ベアリング4
2とプランジャホルダ18との接触圧が局部的に増大さ
れる。かかる状況下では、第1ベアリング40および第
2ベアリング42が全周において均一な接触圧でプラン
ジャホルダ18を把持している場合に比して、可動部4
6の摺動抵抗が増大される。
【0040】ところで、プランジャ30が下方側移動終
端から上方側移動終端に向けて変位する過程でプランジ
ャ30に作用する電磁吸引力は、プランジャ30の外周
面と凸状部34cとの間で磁束の授受が開始され始める
までは、ほぼ可動部46をその軸方向に付勢する力とし
て働く。かかる状況下では、第1ベアリング40とプラ
ンジャホルダ18との接触圧、および第2ベアリング4
2とプランジャホルダ18との接触圧が局部的に増大さ
れることはなく、可動部46の摺動抵抗は小さく抑制さ
れる。
【0041】また、プランジャ30の変位が進行して、
プランジャ30の外周面と凸状部34cの内壁面との間
で磁束が授受される状態に至ると、プランジャ30に偏
心方向の付勢力が作用し始めると共に、プランジャ30
を第1コア34に向けて軸方向に吸引する力が急激に減
少される。このため、電磁駆動装置10によれば、プラ
ンジャ30が下方側移動終端から上方側移動終端へ向け
て変位する過程において、プランジャ30が第1コア3
4から十分に離間されている間は、小さな摺動抵抗の下
に円滑に可動部46を変位させることができ、かつ、プ
ランジャ30が第1コア34の近傍に到達した後に、そ
の変位速度を急激に減速させることができる。
【0042】電磁駆動装置10において、第1コア34
に到達したプランジャ30は、その後第1電磁コイル3
2に供給されている電流が遮断されるまで、第1コア3
4に吸着された状態に保持される。また、弁体12の開
閉弁タイミングに応じて可動部46を下方側移動終端に
向けて変位させるべき要求が生ずると、第1電磁コイル
32への電流の供給が遮断され、プランジャ30が下方
側移動終端へ向けて変位し始める。
【0043】本実施例においてプランジャ30の急減速
を可能としている摺動抵抗は、可動部46が変位するこ
とにより生ずる抵抗である。従って、摺動抵抗が増大さ
れたことにより、プランジャ30を第1コア34に吸着
保持しておくために要するエネルギが増大されることは
ない。更に、プランジャ30が上方側移動終端から下方
側移動終端へ向けて変位し始める段階では、第1電磁コ
イル32の内外を還流する磁束が、すなわち、可動部4
6を偏心方向に付勢する電磁吸引力の起因となっていた
磁束が既に消滅している。従って、可動部46が上方側
移動終端から下方側移動終端へ向けて変位する際には、
プランジャ30が第1コア34の近傍に位置している段
階から、可動部46の摺動抵抗は小さく抑制されてい
る。
【0044】上述した摺動抵抗および電磁吸引力の変化
は、プランジャ30が第1コア34側から第2コア38
側へ変位する際、すなわち、可動部46が上方側移動終
端から下方側移動終端へ向けて変位する際にも同様に生
ずる。このため、電磁駆動装置10によれば、可動部4
6が一方の移動終端から他方の移動終端に変位する過程
において、変位先の移動終端近傍から離間する全ての
領域で可動部46を円滑に変位させ、変位先の移動終
端近傍において可動部46の変位速度を急激に減速さ
せ、かつ、少ない消費電力により可動部46を移動終
端に吸着保持しておくことができる。従って、本実施例
の電磁駆動装置10によれば、優れた応答性、優れた静
粛性、および優れた省エネルギ性の全てを高いレベルで
実現させることができる。
【0045】尚、上記の実施例においては、凸状部34
c,38c、第1電磁コイル32および第2電磁コイル
36が前記請求項1記載の摺動抵抗増大手段、および前
記請求項2記載の電磁力発生手段に、それぞれ相当して
いる。次に、図4を参照して本発明の第2実施例の電磁
駆動装置50について説明する。図4は、本実施例の電
磁駆動装置50の要部を拡大して表した図を示す。尚、
図4において、上記図1乃至図3に示す構成部分と同一
の部分については、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0046】電磁駆動装置50は、第1コア52および
第2コア54を備えている。第1コア52および第2コ
ア54には、上述した第1コア34および第2コア38
が備える凸状部34c,38cに相当する部位が形成さ
れていない。また、電磁駆動装置50は、プランジャ3
0を保持するプランジャホルダ56を備えている。プラ
ンジャホルダ56の軸部56aには、例えばDLC(ダ
イヤモンド・ライク・カーボン)等の低摩擦係数材によ
って表面処理された低摩擦係数部56b〜56eと、か
かる処理の行われていない高摩擦係数部56f〜56i
とが形成されている。
【0047】高摩擦係数部56gおよび56iは、図4
に示す如く、プランジャ30が第1コア52に吸着され
た場合に第1および第2ベアリング40,42に把持さ
れる部位に形成されている。一方、高摩擦係数部56f
および56hは、プランジャ30が第2コア54に吸着
された場合に第1および第2ベアリング40,42に把
持される部位に形成されている。
【0048】本実施例の電磁駆動装置50によれば、プ
ランジャ30およびプランジャホルダ56を含む可動部
58が上方側移動終端近傍および下方側移動終端を変位
する際には、可動部58に対して比較的大きな摺動抵抗
が作用する。一方、可動部58が上方側移動終端と下方
側移動終端との間を変位する際には、可動部58に作用
する摺動抵抗が小さく抑制される。従って、本実施例の
電磁駆動装置50によっても、優れた応答性と、優れた
静粛性と、優れた省エネルギ特性とを全て実現すること
ができる。
【0049】尚、上記の実施例においては、高摩擦係数
部56f〜56iが前記請求項1記載の摺動抵抗増大手
段、および前記請求項4記載の高摩擦係数部にそれぞれ
相当している。また、上記の実施例においては、第1ベ
アリング40および第2ベアリング42が前記請求項4
記載の可動部把持体に相当している。
【0050】次に、図5および図6を参照して、本発明
の第3実施例である電磁駆動装置60について説明す
る。図5は、電磁駆動装置60の全体構成を表す断面図
を示す。電磁駆動装置10は、弁体12を備えている。
また、図6は、電磁駆動装置60を図5に示すVI-VI 断
面で切断した際に得られる断面図を示す。尚、図5およ
び図6において、上記図1乃至図4に示す構成部分と同
一の部分については同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0051】図5に示す如く、電磁駆動装置60は外筒
62を備えている。外筒62は、第1コア52の外周に
嵌合される部位と第2コア54の外周に嵌合される部位
との間に偏心部62aを備えている。図6に示す如く、
偏心部62aは外筒62の内壁面により形成される円筒
形状部分である。偏心部62aは、その中心Ceがプラ
ンジャホルダ18の中心Cpに対して所定距離αだけ偏
心するように形成されている。
【0052】図5に示す如く、外筒62の、第1コア5
2に嵌合される部位と偏心部62aとの境界部には、双
方の部位の段差によって第1押圧部62bが形成されて
いる。同様に、外筒62の、第2コア54に嵌合される
部位と偏心部62aとの境界部には、双方の部位の段差
によって第2押圧部62cが形成されている。第1押圧
部62bは第1コア52の直下部分に形成されている。
一方、第2押圧部62cは第2コア54の直上部分に形
成されている。第1押圧部62bおよび第2押圧部62
cを構成する段差は、共に図5に於いて右側に表される
部位において最も大きく、かつ、図5において左側に表
される部位において最も小さくなるように形成されてい
る。
【0053】電磁駆動装置60は、プランジャ30の外
周面に固定される環状のシール材64を備えている。図
6に示す如く、シール材64は、その外周を外筒62の
偏心部62aに密着させるべく、その径方向の幅が全周
に渡って徐々に増減されるように形成されている。この
ため、電磁駆動装置60において、第1コア52と第2
コア54との間に隔成される空間は、プランジャ30お
よびシール材64によって更に第1コア52側の空間
(以下、第1空間66と称す)と第2コア54側の空間
(以下、第2空間68と称す)とに隔成されている。
【0054】上記の構成によれば、プランジャ30およ
びシール材64は、プランジャ30の変位速度を、その
移動終端近傍で減速させるエアダンパとして機能する。
すなわち、プランジャ30が下方側移動終端から上方側
移動終端に向けて変位する過程においては、第1空間6
6の圧力が昇圧され、かつ、第2空間68の圧力が減圧
される。このため、プランジャ30の変位速度は、プラ
ンジャ30が上方側移動終端に近づくに連れて減速され
る。同様に、プランジャ30が上方側移動終端から下方
側移動終端に向けて変位する過程においては、第1空間
66の圧力が減圧され、かつ、第2空間68の圧力が昇
圧される。このため、プランジャ30の変位速度は、プ
ランジャ30が下方側移動終端に近づくに連れて減速さ
れる。
【0055】尚、第1空間66および第2空間68は、
それぞれ第1コア52とプランジャホルダ18との間に
形成される隙間、または、第2コア54とプランジャホ
ルダ18との間に形成される隙間を介して外部空間に連
通している。このため、第1空間66および第2空間6
8の内圧は、プランジャ30の変位が停止された後大気
圧に収束する。従って、電磁駆動装置60によれば、大
きなエネルギ消費を伴うことなくプランジャ30を上方
側移動終端または下方側移動終端に保持することができ
る。
【0056】ところで、プランジャ30の外周に配設さ
れるシール材64は、プランジャ30が上方側移動終端
近傍に位置している場合には第1押圧部62bと干渉す
る。同様に、シール材64は、プランジャ30が下方側
移動終端近傍に位置している場合には第2押圧部62c
と干渉する。シール材64と第1押圧部62bまたは第
2押圧部62cとに干渉が生ずると、プランジャ30を
図5に於ける右向きに付勢する力、すなわち、プランジ
ャホルダ18を第1または第2ベアリング40,42に
対して偏心させる付勢力が発生する。
【0057】このため、電磁駆動装置60によれば、プ
ランジャ30およびプランジャホルダ18を含む可動部
70が上方側移動終端と下方側移動終端との間を変位す
る場合に、プランジャ30が第1コア52および第2コ
ア54から離間している領域ではプランジャホルダ18
を円滑に作動させることができると共に、プランジャ3
0が第1コア52および第2コア54の近傍に到達した
後に、可動部70に対して大きな摺動抵抗を作用させる
ことができる。従って、本実施例の電磁駆動装置60に
よっても、上述した第1および第2実施例の電磁駆動装
置10,50と同様に、優れた応答性と、優れた静粛性
と、優れた省エネルギ特性との全てを実現することがで
きる。
【0058】尚、上記の実施例においては、シール材6
4、第1押圧部62bおよび第2押圧部62cが前記請
求項1記載の摺動抵抗増大手段に、シール材64が前記
請求項3記載の被押圧体に、また、第1および第2押圧
体62b,62cが前記請求項3記載の押圧体に、それ
ぞれ相当している。
【0059】ところで、電磁駆動装置の可動部の変位速
度は、例えば、可動部が移動終端近傍に到達した後に可
動部の変位を抑制する付勢力を発生するコイルバネまた
はエアバネを設けることによっても、または、可動部の
変位を抑制する減衰力を発生するエアダンパのみを設け
ることによっても、可動部がその移動終端の近傍に到達
した後に急激に減速させることができる。しかしなが
ら、コイルバネまたはエアバネを用いる場合は、可動部
を移動終端に吸着保持する際にバネが発する大きな付勢
力に抗い得る電磁吸引力を維持することが必要となる。
また、エアバネやエアダンパを用いる機構においては、
空気のシールに用いられるシール材に劣化が生じた際
に、適切な減速機能が得られなくなる場合がある。
【0060】これに対して、上記第1乃至第3実施例の
電磁駆動装置10,50,60によれば、これらの不都
合を全て回避することができる。この点、電磁駆動装置
10,50,60は、コイルバネ、エアバネまたはエア
ダンパ等を用いて可動部の減速を図る装置に比して、省
エネルギ性、および耐久性の面で優れている。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、可動部を、その移動終端から離れた領域で円滑に変
位させることができると共に、可動部の変位速度を、可
動部がその移動終端近傍に到達した後において確実に低
下させることができる。従って、本発明に係る吸排気弁
用電磁駆動装置によれば、優れた応答性、優れた静粛
性、および優れた省エネルギ特性の全てを実現すること
ができる。
【0062】請求項2記載の発明によれば、可動部が移
動終端に向けて変位する過程でその摺動抵抗を増大させ
ることができると共に、可動部がその移動終端から離間
する際に、その摺動抵抗を減少させることができる。従
って、本発明に係る吸排気弁用電磁駆動装置によれば、
請求項1記載の発明に比して更に優れた省エネルギ特性
を得ることができる。
【0063】請求項3記載の発明によれば、被押圧体と
押圧体との作用により、可動部がその移動終端近傍に到
達した際に、機械的に可動部の摺動抵抗の増大を図るこ
とができる。従って、本発明に係る吸気弁用電磁駆動装
置によっても、上記請求項1記載の発明が備える効果
を、簡単な構成で実現することができる。
【0064】また、請求項4記載の発明によれば、可動
部がその移動終端から離れている場合には、可動部と可
動部把持体との間の摺動抵抗を抑制し、かつ、可動部が
その移動終端の近傍に位置している場合には、可動部と
可動部把持体との間の摺動抵抗を増大させることができ
る。従って、本発明に係る吸気弁用電磁駆動装置によっ
ても、上記請求項1記載の発明と同様の効果を、簡単な
構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である吸排気弁用電磁駆動
装置の全体構成を表す断面図である。
【図2】図1に示す吸排気弁用電磁駆動装置を図1に示
すII-II 直線に沿って切断した際に得られる断面図であ
る。
【図3】図1に示す吸排気用電磁駆動装置の要部を拡大
して表した図である。
【図4】本発明の第2実施例である吸排気弁用電磁駆動
装置の要部を拡大して表した図である。
【図5】本発明の第3実施例である吸排気弁用電磁駆動
装置の全体構成を表す断面図である。
【図6】図5に示す吸排気弁用電磁駆動装置を図5に示
すVI-VI 直線に沿って切断した際に得られる断面図であ
る。
【符号の説明】
10;50;60 吸排気弁用電磁駆動装置(電磁駆動
装置) 12 弁体 18;56 プランジャホルダ 30 プランジャ 32 第1電磁コイル 34 第1コア 34c,38c 凸状部 36 第2電磁コイル 38 第2コア 40 第1ベアリング 42 第2ベアリング 44;62 外筒 46;58;70 可動部 56b〜56e 低摩擦係数部 56f〜56i 高摩擦係数部 62b 第1押圧部 62c 第2押圧部 64 シール材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部が備えるプランジャに電磁力を作
    用させることにより弁体を駆動する吸排気弁用電磁駆動
    装置において、 前記可動部の摺動抵抗を、前記可動部の移動終端近傍に
    おいて増大させる摺動抵抗増大手段を備えることを特徴
    とする吸排気弁用電磁駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吸排気弁用電磁駆動装置
    において、 前記摺動抵抗増大手段が、前記プランジャに、前記可動
    部の変位方向と異なる方向に向かう電磁力を作用させる
    電磁力発生手段を備えることを特徴とする吸排気弁用電
    磁駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の吸排気弁用電磁駆動装置
    において、前記摺動抵抗増大手段が、 前記プランジャの外周の一部に配設される被押圧体と、 前記可動部が前記移動終端近傍に位置する場合に、前記
    被押圧体を前記プランジャの中央に向けて押圧する押圧
    体と、 を備えることを特徴とする吸排気弁用電磁駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の吸排気弁用電磁駆動装置
    において、 前記摺動抵抗増大手段が、前記可動部を摺動可能に把持
    する可動部把持体を備えると共に、 前記可動部が、該可動部が前記移動終端近傍に位置する
    際に前記可動部把持体に把持される部位に、他の部位に
    比して摩擦係数の高い高摩擦係数部を備えることを特徴
    とする吸排気弁用電磁駆動装置。
JP8068516A 1996-03-25 1996-03-25 吸排気弁用電磁駆動装置 Pending JPH09256823A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6234144B1 (en) 1999-01-14 2001-05-22 Nissan Motor Co., Ltd. Intake-air quantity control apparatus for internal combustion engine with variable valve timing system
US6263857B1 (en) 1999-01-12 2001-07-24 Nissan Motor Co., Ltd. Intake air control system of internal combustion engine
KR20020055972A (ko) * 2000-12-29 2002-07-10 이계안 밸브 개폐 장치용 emv 시스템의 엑츄에이터 구조
JP2013174257A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Denso Corp 電磁弁

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