JPH09255246A - 回生電力制御装置 - Google Patents

回生電力制御装置

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JPH09255246A
JPH09255246A JP8062708A JP6270896A JPH09255246A JP H09255246 A JPH09255246 A JP H09255246A JP 8062708 A JP8062708 A JP 8062708A JP 6270896 A JP6270896 A JP 6270896A JP H09255246 A JPH09255246 A JP H09255246A
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JP
Japan
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voltage
switch
circuit
regenerative
electric power
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JP8062708A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takagi
宏之 高木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機が回生運転する際に、回生電力消費用
スイッチのON、OFF動作により主回路電圧を急峻に
変化させるので、リップル電圧が生じてしまう。 【解決手段】 コンデンサに蓄えられた直流電圧を交流
電圧として出力するインバータ回路と、このインバータ
回路に接続され、上記交流電圧を用いて駆動する電動機
と、上記コンデンサと並列に接続され、抵抗素子とスイ
ッチ素子よりなる複数の抵抗回路と、上記コンデンサの
両端電圧を検出する電圧検出器と、この電圧検出器によ
り検出された両端電圧の大きさに応じて、上記複数の抵
抗回路の中から、導通させる抵抗回路の選択により抵抗
値を可変とし、上記コンデンサの両端電圧を導通させた
抵抗回路により消費させるべく上記スイッチ素子をオン
/オフ制御する制御回路と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動する誘導電
動機から発生する回生電力を、抵抗にて消費させる方式
の回生電力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平5−17078号
公報に示された従来の回生電力を消費するエレベータ制
御装置を示す構成図である。図において、1は商用交流
電圧を変換するダイオードコンバータ、2はコンバータ
1の出力電圧を平滑する平滑コンデンサ、3は平滑コン
デンサ2によって平滑された直流電圧を可変電圧、可変
周波数の3相交流電圧に変換するインバータ、4はイン
バータ3に接続されたエレベータ駆動用の誘導電動機、
5は誘導電動機4から発生する回生電力を消費するため
の抵抗、6は抵抗5と直列に接続される回生電力消費用
スイッチ、7は誘導電動機4が駆動する巻上機、8はか
ご9と釣り合い錘10を接続する主ロープである。11
は平滑コンデンサ2の両端の直流電圧を検出する電圧検
出器、12は電圧検出器11の出力と基準電圧とを比較
するヒステリシスコンパレータ、13はヒステリシスコ
ンパレータ12の出力を受けて、前記回生電力消費用ス
イッチ6をON、OFF制御する回生制御用ドライブ回
路である。
【0003】ここで、ヒステリシスコンパレータ12
は、オペアンプと複数個の抵抗からなり、抵抗の定数と
基準電圧によって、回生電力消費用スイッチ6をONす
るためのONレベル電圧V6onと、OFFするためのO
FFレベル電圧V6offとが設定されている。また、ON
レベル電圧V6onとOFFレベル電圧V6offとの差を、
ヒステリシス電圧という。
【0004】図6は、かご9と釣り合い錘10の何れか
重い方を下降させる回生運転時における、主回路の電圧
波形を示した電圧波形図である。
【0005】次に動作について説明する。かご9と釣り
合い錘10の何れか重い方を上昇させる力行運転時は、
電力は誘導電動機4に供給されるが、かご9と釣り合い
錘10の何れか重い方を下降させる回生運転時は、誘導
電動機4の回転速度がインバータ3の周波数よりも上が
ってしまい、電力は逆に誘導電動機4からインバータ3
に回生されることになる。このときインバータ3の直流
側電圧、すなわち主回路電圧は、回生電力と平滑コンデ
ンサ2の静電容量によって決定される変化率で上昇し、
設定された基準電圧(回生電力消費用スイッチ6をON
するためのONレベル電圧V6on )まで達するとコンパ
レータ12により、回生電力消費用スイッチ6はONと
なり、抵抗5により回生電力は消費される。
【0006】ここで抵抗5は予め誘導電動機から発生す
る最大の回生電力を想定し、回生電力消費用スイッチ6
のON状態で十分回生電力を消費できるよう小さな抵抗
値のものが選定されているため、スイッチ6がONする
と、回生電力と抵抗5の抵抗値および平滑コンデンサ2
の静電容量で決定される変化率により、平滑コンデンサ
2の両端の電圧は急峻に下降する。そして、平滑コンデ
ンサ2の両端電圧がコンパレータ12の基準電圧(回生
電力消費用スイッチ6をOFFするためのOFFレベル
電圧V6off)以下となるまで低下すると、回生電力消費
用スイッチ6はOFFとなる。以後、回生電力が発生し
ている間、上記動作を回生電力に応じて、スイッチング
周波数やON、OFFの比を変化させながら、連続し、
繰り返す。この際の電圧波形は、図6に示されるとおり
であり、所定の基準電圧間で、振動的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの回
生電力制御装置は以上のように構成されているので、エ
レベータが回生運転する際に、回生電力消費用スイッチ
のON、OFF動作により主回路電圧を急峻に変化させ
るので、リップル電圧が生じてしまう。この主回路の電
圧変化に対し、インバータを制御するデジタル制御系の
応答性が悪い場合、誘導電動機に供給されるインバータ
出力電圧を歪ませ、トルク変動となって走行時の振動を
発生させエレベータの乗り心地を悪化させるという問題
点があった。この問題は、回生電力消費用スイッチのヒ
ステリシス電圧を小さく設定することにより、リップル
電圧の振幅をある程度抑え、改善できるが、スイッチの
動作周波数を増加させることとなり、スイッチング損失
を増大させ、高周波動作可能な高価なスイッチを必要と
する問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電動機の回生運転時の主回路電
圧の急峻な変化を防ぎ、リップル電圧を抑えることによ
り、電動機の振動を抑えるとともに、本回生電力制御装
置を、簡単な構成で安価に提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる回生電
力制御装置は、コンデンサに蓄えられた直流電圧を交流
電圧として出力するインバータ回路と、このインバータ
回路に接続され、上記交流電圧を用いて駆動する電動機
と、上記コンデンサと並列に接続され、抵抗素子とスイ
ッチ素子よりなる複数の抵抗回路と、上記コンデンサの
両端電圧を検出する電圧検出器と、この電圧検出器によ
り検出された両端電圧の大きさに応じて、上記複数の抵
抗回路の中から、導通させる抵抗回路の選択により抵抗
値を可変とし、上記コンデンサの両端電圧を導通させた
抵抗回路により消費させるべく上記スイッチ素子をオン
/オフ制御する制御回路と、を備えたものである。
【0010】また、制御回路は、スイッチ素子をオンさ
せるためのオンレベル電圧及び上記スイッチ素子をオフ
させるためのオフレベル電圧を抵抗回路毎に対応して設
定し、上記抵抗回路毎のオンレベル電圧の大きさに比例
して、そのとき導通となる抵抗回路の合成抵抗を小さく
していくようにしたものである。
【0011】さらに、抵抗回路に設定されたオンレベル
電圧とオフレベル電圧との差であるヒステリシス電圧の
値を、上記抵抗回路毎のオンレベル電圧の大きさに比例
して、小さくしていくようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の一実施例を示す構成図で
ある。なお、説明の関係上、エレベータ動作において説
明するが、電動機を用いて回生電力が発生するものであ
れば本実施形態が成り立つのはいうまでもない。図にお
いて、1は商用交流電圧を直流電圧に変換するダイオー
ドコンバータ、2はコンバータ1の出力電圧を平滑する
平滑コンデンサ、3は平滑コンデンサ2によって平滑さ
れた直流電圧を可変電圧、可変周波数の3相交流電圧に
変換するインバータ、4はインバータ3に接続されたエ
レベータ駆動用の電動機である誘導電動機、5a,5b
は誘導電動機4から発生する回生電力を消費するための
抵抗素子である第1および第2の抵抗、6a,6bは各
々第1及び第2の抵抗5a,5bと直列に接続される回
生電力消費用の第1および第2のスイッチである。そし
て、第1の抵抗5aと第1のスイッチ6aにより第1の
抵抗回路が形成され、第2の抵抗5bと第2のスイッチ
6bにより第2の抵抗回路が形成される。
【0013】7は誘導電動機4が駆動する巻上機、8は
かご9と釣り合い錘10を接続する主ロープ、11は平
滑コンデンサ2の両端の主回路電圧を検出する電圧検出
器、12aは電圧検出器11の出力と第1の基準電圧
(回生電力消費用スイッチ6aをONするためのONレ
ベル電圧V6aonと、OFFするためのOFFレベル電圧
V6aoff)とを比較する第1のヒステリシスコンパレー
タ、12bは電圧検出器11の出力と第2の基準電圧
(回生電力消費用スイッチ6bをONするためのONレ
ベル電圧V6bonと、OFFするためのOFFレベル電圧
6boff)とを比較する第2のヒステリシスコンパレー
タ、13aはヒステリシスコンパレータ12a,12b
の出力を受けて、各々前記スイッチ6a,6bをON、
OFF制御する回生制御用ドライブ回路である。
【0014】次に動作について、図2の回生電力波形お
よび主回路電圧波形を参照して説明する。かご9と釣り
合い錘10の重い方を上昇させる力行運転時は、電力は
誘導電動機4に供給されるが、かご9と釣り合い錘10
の重い方を下降させる回生運転時は、誘導電動機4の回
転速度がインバータ3の周波数よりも上がってしまい、
電力は逆に誘導電動機4からインバータ3に回生される
ことになる。このときの回生電力は、かご9の乗員数や
加速、一定速、減速の各運転状況により大きく変化す
る。
【0015】図2(a)に示すものが、回生電力の一例
を示す回生電力波形である。加速から一定速へとかご9
がインバータ3からの電力によって速度制御されるのに
伴い、主回路電圧は、回生電力と平滑コンデンサ2の静
電容量によって決定されるある変化率で上昇する。電圧
検出器11により検出された主回路電圧VDCが、第1の
基準電圧、すなわちスイッチ6aのONレベル電圧V
6aonまで上昇すると、第1のヒステリシスコンパレータ
12aの出力により、回生制御用ドライブ回路13a
は、第1のスイッチ6aをONさせる。
【0016】第1のスイッチ6aのONにより、第1の
抵抗5aの抵抗値とスイッチ動作電圧から決定される消
費可能な回生電力は、第1の抵抗5aの抵抗値と、第1
のスイッチ6aのONレベル(ONレベル電圧V6aon
との関係から、 ( ONレベル電圧V6aon2/(第1の抵抗5aの抵抗
値) である。ここで、消費可能な回生電力が、発生が予想さ
れる最大回生電力に対し小さくなるように、第1の抵抗
5aの抵抗値をある程度大きく選定しておく。
【0017】第1のスイッチ6aがONとなると、主回
路電圧VDCは、その時点の消費可能な回生電力に応じ、
第1の抵抗5aの抵抗値および平滑コンデンサ2の静電
容量で決定されるある変化率で、下降もしくは上昇して
いく。ここで、主回路電圧VDCがある変化率で下降する
場合は、誘導電動機4から発生する回生電力量が、第1
の抵抗5aで消費される回生電力より小さい場合であ
り、主回路電圧VDCがある変化率で上昇する場合は、誘
導電動機4から発生する回生電力量が第1の抵抗5aで
消費される回生電力より大きい場合である。
【0018】図2(b)に示した、一定速走行中の主回
路電圧波形は、第1のスイッチ6aのOFFレベル電圧
V6aoffまで低下しておらず、第1のスイッチ6aがO
N状態を持続しており、 (新たに発生する回生電力)=(第1の抵抗5aの消費
電力) の関係が成立している場合である。新たに発生する回生
電力が、第1の抵抗5aにより消費される電力より小さ
い場合には、主回路電圧はVDCは第1のスイッチ6aの
OFFレベル電圧V6aoffまで低下し、以後ヒステリシ
ス電圧を持ち、第1のスイッチ6aのON、OFF動作
を繰り返す。本動作は、従来例と基本的に同様である
が、ここで、抵抗5aの抵抗値は従来例よりも大きく選
定されているため、従来のように急峻な電圧変化を引き
起こすことは無く、かごに対して振動が伝達されない。
【0019】次に、一定速から減速へとかご9がインバ
ータ3からの電源を、IM制御用ベースドライバ等によ
って速度制御されると、さらに回生電力は増加し、第1
の抵抗5aのみで消費できなくなった回生電力は、主回
路電圧VDCを上昇させる。電圧検出器11により検出さ
れた主回路電圧VDCが、第2の基準電圧、すなわち第2
のスイッチ6bのONレベル電圧V6bonまで上昇する
と、第2のコンパレータ12bの出力により、回生制御
用ドライブ回路13aは、さらに第2のスイッチ6bを
ONさせる。
【0020】第2のスイッチ6bのONにより、回生電
力は第1の抵抗5aと第2の抵抗5bの並列接続で消費
される。ここで、第1及び第2の抵抗5a、5bによる
並列接続抵抗値は、誘導電動機4が発生する最大回生電
力に対して、消費可能となるよう選定する必要がある。
主回路電圧VDCは、第1及び第2の抵抗5a、5bの並
列接続抵抗値によって決定されるある変化率で下降す
る。そして、回生電力は、第2のスイッチ6bのOFF
レベル電圧V6boffまで低下し、第2のスイッチ6bが
OFFされる。第2のスイッチ6bのOFFにより再度
主回路電圧VDCは上昇し、上述したように以後、回生電
力の変化に応じて、第1及び第2のスイッチ6a、6b
が制御されていく。
【0021】本実施形態では、第1及び第2の基準電圧
のONレベル電圧V6aon、V6bonとOFFするためのO
FFレベル電圧V6aoff、V6boffに基づくヒステリシス
電圧の値を同一にしておく。また、本実施形態では、第
1のスイッチ6aのONレベル電圧V6aonと第1のスイ
ッチ6aのOFFレベル電圧V6aoffとの間に第2のス
イッチ6bのOFFレベル電圧V6boffを設定したが、
これに限られず、第1のスイッチ6aのONレベル電圧
6aonと第2のスイッチ6bのONレベル電圧V6bon
の間に第2のスイッチ6bのOFFレベル電圧V6boff
を設定してもよい。
【0022】以上、本実施形態1では、2組の抵抗とス
イッチの直列回路を備え、電圧検出器11により検出さ
れる主回路の電圧の大きさに応じて、順次スイッチを動
作させるよう制御することにより、回生電力消費用抵抗
の抵抗値を段階的に変化させ、運転状況に応じて、発生
した回生電力を適当な抵抗で消費させるので、スイッチ
のON、OFF動作の繰り返し動作は必要最小限に抑え
られ、主回路電圧を滑らかに変化するようにした。その
結果、エレベータの走行振動を抑制し、乗り心地を保つ
ことができる。また、本制御装置はアナログ回路等を用
いて実現でき、簡単な構成で、しかも安価に実施でき
る。
【0023】実施形態2.上述した実施形態1では、第
1のスイッチ6aがONで、第2のスイッチ6bが所定
のヒステリシス電圧をもってON、OFF制御されてい
る状態(図2(b)で、減速運転時:図3(a)参照)
のとき、主回路電圧はある程度大きい傾きで変化せざる
を得ない。その理由は、先に述べたように、第1及び第
2の抵抗5a、5bの並列接続抵抗値が、発生する最大
回生電力に対して、全て消費可能であることを条件に小
さく選定されているためである。
【0024】ここで、第2のスイッチ6bのON/OF
Fのタイミングを制御する第2のヒステリシスコンパレ
ータ12bのヒステリシス電圧を、第1のスイッチ6a
のON/OFFのタイミングを制御する第1のヒステリ
シスコンパレータ12aのヒステリシス電圧よりも小さ
く(狭く)設定しておくと、主回路のリップル電圧の振
幅幅を軽減でき、エレベータの走行振動はある程度改善
される。
【0025】また、第2のヒステリシスコンパレータ1
2bのみ、第2のスイッチ6bのヒステリシス電圧を小
さく(狭く)設定したので、第2のスイッチ6bの動作
時のみ、スイッチング周波数が増加するだけで、第1の
スイッチ6aの動作周波数には影響を与えず、不要なス
イッチングは最低限で抑えられる。なお、上記ヒステリ
シス電圧は、ヒステリシスコンパレータ12a、12b
の回路定数で決定される。
【0026】本実施形態2では、上述した実施形態1に
おいて、第2のスイッチ動作のヒステリシス電圧を、第
1のスイッチ6aのヒステリス電圧よりも小さく設定す
る(図3(b)参照)ことにより、主回路電圧VDCの変
化率は同じでも、リップル電圧を小さくできるため、同
様にエレベータの走行振動を抑制し、乗り心地を保つこ
とができる。また、本制御装置はアナログ回路等を用い
て実現でき、簡単な構成で、しかも安価に実施できる。
【0027】また、上述した実施形態1、2では抵抗と
スイッチの直列回路が2組の場合について説明したが、
3組以上とし、回生電力を消費する回路(抵抗)を多く
(可変)することにより、より回路電圧の変化を滑らか
に制御することが可能となる。また、図4に示されるよ
うに、1組の抵抗とスイッチの外にその抵抗の途中に設
けた端子より分岐した別のスイッチを設け、回生電力の
大きさに応じて、始めはスイッチ6bをONし、さらに
回生電力が大きくなるとスイッチ6aをONして、抵抗
の一部を短絡することにより、抵抗値を可変とすること
ができ、上述した実施形態と同等の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0029】コンデンサに蓄えられた直流電圧を交流電
圧として出力するインバータ回路と、このインバータ回
路に接続され、上記交流電圧を用いて駆動する電動機
と、上記コンデンサと並列に接続され、抵抗素子とスイ
ッチ素子よりなる複数の抵抗回路と、上記コンデンサの
両端電圧を検出する電圧検出器と、この電圧検出器によ
り検出された両端電圧の大きさに応じて、上記複数の抵
抗回路の中から、導通させる抵抗回路の選択により抵抗
値を可変とし、上記コンデンサの両端電圧を導通させた
抵抗回路により消費させるべく上記スイッチ素子をオン
/オフ制御する制御回路と、を備えたので、回生電力消
費用抵抗の抵抗値を段階的に変化させ、電動機の運転状
況に応じて、発生した回生電力を適当な抵抗値で消費さ
せることができる。そのため、抵抗値の変化により主回
路電圧は滑らかに変化し、電動機の振動を低減できる。
また、複数の抵抗回路により抵抗値が決定されるため、
抵抗回路毎の各スイッチ動作は必要最小限に抑えられる
とともに、アナログ回路等を用いて実現することがで
き、簡単な構成で、しかも安価に実施できる。
【0030】また、制御回路は、スイッチ素子をオンさ
せるためのオンレベル電圧及び上記スイッチ素子をオフ
させるためのオフレベル電圧を抵抗回路毎に対応して設
定し、上記抵抗回路毎のオンレベル電圧の大きさに比例
して、そのとき導通となる抵抗回路の合成抵抗値を小さ
くしたので、回生電力消費用抵抗の抵抗値を段階的に変
化させ、電動機の運転状況に応じて、発生した回生電力
を適当な抵抗値で消費させることができる。そのため、
抵抗値の変化により主回路電圧は滑らかに変化し、電動
機の振動を低減できる。
【0031】さらに、抵抗回路に設定されたオンレベル
電圧とオフレベル電圧との差であるヒステリシス電圧の
値を、上記抵抗回路毎のオンレベル電圧の大きさに比例
して、小さくしたので、主回路電圧VDCの変化率は同じ
でも、リップル電圧が小さくできるため、より電動機の
振動を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるエレベータの回生
制御電力制御装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の一実施例によるエレベータの回生
制御電力制御装置の動作を示す波形図である。
【図3】 実施形態1及び実施形態2におけるヒステリ
シス電圧を示す波形図である。
【図4】 この発明の他の実施形態における抵抗回路を
示す構成図である。
【図5】 従来のエレベータの回生制御電力制御装置を
示す構成図である。
【図6】 従来のエレベータの回生制御電力制御装置の
動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 コンバータ 2 平滑コンデ
ンサ 3 インバータ 4 誘導電動機 5a、5b 抵抗 6a、6b スイッチ 11 電圧検出器 12a、12b ヒステリシ
スコンパレータ 13a 回生制御用ドライブ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサに蓄えられた直流電圧を交流
    電圧として出力するインバータ回路と、 このインバータ回路に接続され、上記交流電圧を用いて
    駆動する電動機と、 上記コンデンサと並列に接続され、抵抗素子とスイッチ
    素子よりなる複数の抵抗回路と、 上記コンデンサの両端電圧を検出する電圧検出器と、 この電圧検出器により検出された両端電圧の大きさに応
    じて、上記複数の抵抗回路の中から、導通させる抵抗回
    路の選択により抵抗値を可変とし、上記コンデンサの両
    端電圧を導通させた抵抗回路により消費させるべく上記
    スイッチ素子をオン/オフ制御する制御回路と、を備え
    た回生電力制御装置。
  2. 【請求項2】 制御回路は、スイッチ素子をオンさせる
    ためのオンレベル電圧及び上記スイッチ素子をオフさせ
    るためのオフレベル電圧を抵抗回路毎に対応して設定
    し、上記抵抗回路毎のオンレベル電圧の大きさに比例し
    て、そのとき導通となる抵抗回路の合成抵抗値を小さく
    していくことを特徴とする請求項第1項記載の回生電力
    制御装置。
  3. 【請求項3】 抵抗回路に設定されたオンレベル電圧と
    オフレベル電圧との差であるヒステリシス電圧の値を、
    上記抵抗回路毎のオンレベル電圧の大きさに比例して、
    小さくしていくことを特徴とする請求項第1項または第
    2項記載の回生電力制御装置。
JP8062708A 1996-03-19 1996-03-19 回生電力制御装置 Pending JPH09255246A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104143821A (zh) * 2013-08-23 2014-11-12 南京师范大学 一种再生泄放电阻的保护方法
US11949341B2 (en) 2019-06-14 2024-04-02 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Power converter and electric motor braking method

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