JPH09219993A - 交流エレベータの制御装置 - Google Patents

交流エレベータの制御装置

Info

Publication number
JPH09219993A
JPH09219993A JP8048273A JP4827396A JPH09219993A JP H09219993 A JPH09219993 A JP H09219993A JP 8048273 A JP8048273 A JP 8048273A JP 4827396 A JP4827396 A JP 4827396A JP H09219993 A JPH09219993 A JP H09219993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
voltage
smoothing capacitor
inverter
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8048273A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tanigaki
徹 谷垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Fujitec Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fujitec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, Fujitec Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP8048273A priority Critical patent/JPH09219993A/ja
Publication of JPH09219993A publication Critical patent/JPH09219993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータの回生運転時に、回生電力消費回
路のスイッチング周期とインバータの出力周波数とが干
渉しないようにする。 【構成】 エレベータの回生運転時、平滑コンデンサ3
の端子電圧を電圧検出器13で検出し、PWM回路16
ではその電圧と三角波を比較してPWM信号を出力す
る。ベースドライブ回路15はこのPWM信号によりト
ランジスタ12のON−OFFを制御する。この結果、
トランジスタ12のスイッチング周期は、回生電力量に
拘らず三角波のキャリア信号の周期で決まる一定の値と
なり、予め適切な値に設定しておくことで、インバータ
の出力周波数との干渉を避けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インバータ装置
により誘導電動機を駆動し、エレベータの運転を行う交
流エレベータの制御装置に係り、特に回生運転時の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ装置により誘導電動機を駆動
してエレベータの運転中に制動をかける場合、電動機の
回転速度がインバータの周波数よりも上がり、電動機に
回生電力が発生する。この回生電力はインバータ装置の
直流回路に流入し、平滑コンデンサの端子電圧を上昇さ
せるので直流回路に抵抗を設け、この抵抗で消費(吸
収)させる方法がよく知られている。
【0003】図3は、この抵抗による従来の回生電力消
費方法の一例を示す全体構成図である。同図において、
1は三相交流電源、2は交流電源を直流に変換するコン
バータ、3はこのコンバータの出力を平滑する平滑コン
デンサ、4はコンバータ2の出力を可変電圧可変周波数
の交流に変換するインバータ、5はインバータ4を制御
するインバータ制御回路、6はインバータ4によって給
電され、エレベータを駆動する誘導電動機、7は誘導電
動機6によって駆動される巻上機の綱車、8は綱車7に
巻掛けられた主索、9は主索8に結合されたかご、10
は同じく釣り合い錘である。
【0004】従来の回生電力消費方法は、この主回路に
抵抗11及びスイッチング素子(例えばトランジスタ)
12よりなる回生電力消費回路を平滑コンデンサ3と並
列に挿入し、一方で平滑コンデンサ3の端子電圧を電圧
検出器13で検出してその端子電圧をヒステリシスコン
パレータ14に入力し、その出力でトランジスタ12の
ベースドライブのON−OFF制御を行う。すなわち主
回路の直流電圧の大小によってトランジスタ12のON
−OFFを制御し、誘導電動機6の制動時の回生電力を
前記抵抗11で消費するようにしている。
【0005】図4は上記動作時の主回路の電圧波形図
で、同図に示す如く、主回路の直流電圧に対して前記ト
ランジスタ12のスイッチONレベルとスイッチOFF
レベルが前記ヒステリシスコンパレータ14に設定され
ていて、直流電圧が回生電力に伴って上昇すると回路を
ONし、電力が消費されて下降するとOFFにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにヒステリ
シスコンパレータ方式は、回生時に、平滑コンデンサの
端子電圧が、予め決められた基準電圧に達した時点で、
回生電力消費回路を制御するベースドライブ信号をON
し、発電制動用の抵抗で回生電力の消費を行うことで、
平滑コンデンサの端子電圧が下がる。そして、直流電圧
が基準電圧より予め決められた電圧分だけ下がると、回
生電力消費回路を制御するベースドライブ信号をOFF
し、回生電力の消費を止める。
【0007】ところでエレベータの回生運転において
は、積載、運転方向および運転速度等により、その回生
電力量が変化する。そのため、回生電力に伴って上昇す
る平滑コンデンサの端子電圧の上昇率もその回生電力量
に応じて変化し、回生電力消費回路を制御するベースド
ライブ信号のスイッチング周期が変動する。
【0008】この回生電力量の大小によってスイッチン
グ周期が変動する様子を図5に示す。図5(a)は回生
電力が大の時の、図5(b)は回生電力が小の時の直流
電圧波形とベースドライブ信号のON−OFFの様子を
示しており、回生電力が大きいほど直流電圧の上昇率が
大きいので、スイッチング周期は短くなり、回生電力が
小さいほどスイッチング周期は長くなる。
【0009】このように回生電力量の大小によって、ス
イッチング周期も変動するため、場合によってはスイッ
チング周期がインバータ出力周波数と干渉することがあ
り、干渉するとインバータ出力電圧波形が歪み、その結
果生じるトルクリップルが機械系に影響を与えることで
振動、騒音を発生し、これが巻上機や主索を介してかご
に伝達されるので、かご内の乗客に不快感を与えること
になる。
【0010】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、スイッチング周期を回生電力量にか
かわらず一定周期とすることができ、したがってその周
期をインバータ出力周波数に干渉しない値に設定するこ
とで上記課題を解決するようにしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンバータ
と、平滑コンデンサと、インバータと、前記平滑コンデ
ンサに並列に配設され、抵抗及びスイッチング素子から
なる回生電力消費回路とからなるインバータ装置でエレ
ベータ駆動用の誘導電動機を制御する交流エレベータの
制御装置において、上記平滑コンデンサの端子電圧を検
出する電圧検出器と、上記平滑コンデンサの端子電圧に
応じたPWM信号を出力するPWM回路とを備え、エレ
ベータの回生運転時に該PWM信号により上記スイッチ
ング素子のスイッチング周期を一定に制御するようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、平滑コンデンサの端子
電圧を検出し、それを三角波と比較することにより、P
WM信号を作成する。このPWM信号によりベースドラ
イブ信号のON−OFFを制御することにより、回生電
力消費回路のスイッチング素子のスイッチング周期を一
定として回生電力を消費する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例の全体構成図である。同
図中、16は平滑コンデンサの端子電圧を基準波としこ
れと三角波を比較する、いわゆる三角波比較方式でPW
M信号を出力するPWM回路であり、その他第3図と同
一のものは同一符号にて示している。
【0014】以上の構成において、回生時の動作につい
て説明する。エレベータの回生運転時、PWM回路16
では電圧検出器13より平滑コンデンサ3の端子電圧信
号を入力し、キャリア信号としての三角波と比較する。
そして直流電圧信号の方が大きい場合はベースドライブ
信号をONし、発電制動用の抵抗で回生電力の消費を行
い、小さい場合はベースドライブ信号をOFFして回生
電力の消費を止める。
【0015】図2は、上記動作時の主回路の電圧波形と
三角波、及びベースドライブ信号との関係を示してお
り、図2(a)は回生電力量が大の場合、図2(b)は
回生電力量が小の場合をそれぞれ示したものである。
【0016】このように、この方式によると、回生量に
応じてベースドライブ信号のON時間とOFF時間の比
を制御することができ、回生量にかかわらずスイッチン
グ周期を一定にすることができる。
【0017】なお、このスイッチング周期は、三角波の
キャリア信号の周期で決まるので、予めインバータ出力
周波数に干渉しないキャリア周波数を設定すればよい。
例えば、インバータ出力周波数が数十Hzまでならば、
数百〜数kHzのキャリア周波数とするのである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、エレベータの回生運転
時に、インバータの出力周波数と、回生電力消費回路の
トランジスタのスイッチング周期とが干渉することがな
くなり、干渉によって生じる振動や騒音、乗り心地の悪
化などの悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】本発明における回生時の主回路の電圧と三角波
とベースドライブ信号との関係を示す図である。
【図3】従来方式の全体構成を示す図である。
【図4】従来方式の回生時における主回路の電圧波形を
示す図である。
【図5】従来方式の回生時における回生電力量とスイッ
チング周期との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源 2 コンバータ 3 平滑コンデンサ 4 インバータ 5 インバータ制御回路 6 誘導電動機 11 抵抗 12 スイッチング素子 13 電圧検出器 14 ヒステリシスコンパレータ 15 ベースドライブ回路 16 PWM回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流に変換するコンバータ
    と、このコンバータの出力を平滑する平滑コンデンサ
    と、上記コンバータの出力を可変電圧可変周波数の交流
    に変換し、エレベータ駆動用の誘導電動機に給電するイ
    ンバータと、上記平滑コンデンサに並列に配設され、抵
    抗及びスイッチング素子からなる回生電力消費回路とを
    備えた交流エレベータの制御装置において、上記平滑コ
    ンデンサの端子電圧を検出する電圧検出器と、上記平滑
    コンデンサの端子電圧に応じたPWM信号を出力するP
    WM回路とを備え、エレベータの回生運転時に該PWM
    信号により上記スイッチング素子のスイッチング周期を
    一定に制御することを特徴とする交流エレベータの制御
    装置。
  2. 【請求項2】 PWM信号は、上記平滑コンデンサの電
    圧と三角波とを比較する三角波比較法により作成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の交流エレベータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 三角波の周波数を、インバータ出力周波
    数と干渉するおそれのない所定の値に設定することを特
    徴とする請求項2記載の交流エレベータの制御装置。
JP8048273A 1996-02-09 1996-02-09 交流エレベータの制御装置 Pending JPH09219993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8048273A JPH09219993A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 交流エレベータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8048273A JPH09219993A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 交流エレベータの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09219993A true JPH09219993A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12798844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8048273A Pending JPH09219993A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 交流エレベータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09219993A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU589803B2 (en) Alternating current motor control apparatus
US7882937B2 (en) Elevating machine control apparatus
JPH0956187A (ja) 遠心機用モータの制御装置
JPS6315231B2 (ja)
KR870001023Y1 (ko) 에레베이터의 제어장치
JPH0632553A (ja) エレベータ装置
JPH10164883A (ja) インバータ制御装置
JPH09219993A (ja) 交流エレベータの制御装置
JPH06233571A (ja) 電圧形インバータの直流中間電圧上昇抑制方法
JPH10164884A (ja) インバータ制御装置
JP3622410B2 (ja) インバータによる電動機の制御方法
JPS63283493A (ja) エレベ−タの制御装置
JPH077981A (ja) インバータ装置による電動機制動方法
JP3255839B2 (ja) 交流エレベータの制御装置
JPS58195479A (ja) 電圧形インバ−タにおける回生制動方式
JPH08251963A (ja) インバータ装置の直流制動方法
JPH09255246A (ja) 回生電力制御装置
JPH10305983A (ja) エスカレータの制御方式
JPH0327778A (ja) エレベータの制御装置
JPH0347075B2 (ja)
JPS6118377A (ja) 交流エレベ−タの回生電力処理装置
JP2000341981A (ja) 交流電動機の制御装置
JPS6395891A (ja) インバ−タの制御装置
JPS61254086A (ja) 交流エレベ−タの制御装置
JPH09322577A (ja) モータ駆動回路