JPH09255199A - ２軸巻取機の新軸回転力制御技術 - Google Patents
２軸巻取機の新軸回転力制御技術Info
- Publication number
- JPH09255199A JPH09255199A JP10180696A JP10180696A JPH09255199A JP H09255199 A JPH09255199 A JP H09255199A JP 10180696 A JP10180696 A JP 10180696A JP 10180696 A JP10180696 A JP 10180696A JP H09255199 A JPH09255199 A JP H09255199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- new shaft
- tension
- new
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ２軸巻取機の新軸（芯管側）回転力を製品切
断腕取り付けのローラーを用いて自動制御し、安定した
製品を生産可能とする制御技術。 【構成】 新軸（芯管側）が切断腕のローラーで押さえ
られた時に得られる製品張力変化を検出し、最適張力と
なるように新軸回転力を制御する制御技術。
断腕取り付けのローラーを用いて自動制御し、安定した
製品を生産可能とする制御技術。 【構成】 新軸（芯管側）が切断腕のローラーで押さえ
られた時に得られる製品張力変化を検出し、最適張力と
なるように新軸回転力を制御する制御技術。
Description
【０００１】本発明は、産業用２軸巻取機の新軸（芯
管：製品を巻取る芯棒）の回転力を自動的に調整し、製
品巻き付け時の作業者による困難な製品張力調整（新軸
回転力調整）を不要とした技術。
管：製品を巻取る芯棒）の回転力を自動的に調整し、製
品巻き付け時の作業者による困難な製品張力調整（新軸
回転力調整）を不要とした技術。
【０００２】従来、製品巻き付け時は新軸芯管直径と製
品の生産速度との関係で、手動ボリュームにて作業者
が、新軸の回転力を調整していた。同じ直径の芯管を使
うのであれば、一度調整すれば、再調整の必要はない
が、近年の多品種、少ロットの時代には様々な直径の芯
管を使うことになる。これを作業者のカンと経験によっ
て毎回調整していたのでは、製品に優劣ができてしま
い、製品の安定が不可能であった。また、作業の大きな
負担でもあった。
品の生産速度との関係で、手動ボリュームにて作業者
が、新軸の回転力を調整していた。同じ直径の芯管を使
うのであれば、一度調整すれば、再調整の必要はない
が、近年の多品種、少ロットの時代には様々な直径の芯
管を使うことになる。これを作業者のカンと経験によっ
て毎回調整していたのでは、製品に優劣ができてしま
い、製品の安定が不可能であった。また、作業の大きな
負担でもあった。
【０００３】本発明の説明の前に、２軸巻取機の構造と
動作について、図１〜４を参考に詳しく解説します。図
１は一般的な２軸巻取機の基本的構造図です。製品はプ
ラスチックフィルム、紙、アルミニウム箔等、巻き取ら
なければかさばってしまう物を芯管に巻取ります。芯管
とは、例えるならトイレットペーパーの芯の事です。現
在製品を巻き取っている軸を旧軸、次に巻き取るために
待機している軸を新軸といいます。また、新軸、旧軸と
も巻取用電動機が各々設置されています。旧軸は、張力
制御装置と呼ばれる装置により、製品張力（製品にかか
る引っ張り力）が一定となるよう旧軸回転力が制御され
ます。原理は張力検出器付きロールで測定された張力値
を目標設定値と等しくなるように制御する、古くからあ
る技術ですが、あくまで旧軸側の制御だけであり、新軸
側の制御は手動です。自動化のためには、新しい制御方
法を生み出すことが必要とされていました。この張力制
御装置がないと旧軸の巻き太りに伴い、製品の巻取り張
力が下がり、安定した製品ができないため必需品です。
旧軸が満了（適切な量を巻き取る）になると、新軸に製
品を巻き付けるための、反転動作を行います。反転動作
そのものは、反転用電動機によります。図１の状態から
図２、図３の状態に半回転し停止します。半回転途中
か、遅くとも半回転後に新軸を回転します。続いて製品
切断腕が切断に都合の良い位置まで移動します。（図４
参照）移動したさいに、切断腕先端についているローラ
ーが新軸を押さえます。これは、製品を新軸に巻き付け
るために必要なローラーです。十分に押さえたところ
で、切断刃が作動し製品を切断します。切断と同時に新
軸に製品が巻き付きます。この時の新軸回転力が適切で
ないと安定した製品ができません。この新軸回転力の調
整は従来は張力制御装置の新軸側の手動ボリュームにて
作業者が行っています。切断後、新軸をローラーで押さ
えっぱなしでは製品表面に傷やシワ等、製品に悪影響が
でますので切断腕を図４では上昇させ、早期に開放しま
す。切断後は、旧軸を停止し、次の反転動作に備え新し
い芯管をセットします。以上が２軸巻取機の構造と動作
です。本発明は、２軸巻取機の特徴的動作に注目し問題
を解決しています。特徴的動作として、 １：現在巻き取っている製品（旧軸側）は必ず満了とな
る。 ２：満了になると、反転動作（図１〜３参照）を行う。 ３：反転動作が完了すると、製品切断腕が切断に都合の
良い位置まで移動する。（図４参照） ４：製品切断腕にはローラーと製品切断刃がついてい
て、ローラーが新軸（芯管側）を押さえる形となる。 問題解決方法。 ローラーが新軸（芯管側）を押さえると、ローラーと新
軸の間に製品が挟まれるかたちとなり、確実に新軸の回
転力が製品張力を決定することになる。この張力変化を
張力検出器付きロールで捉え、製品にとって最適張力と
なるように新軸回転力を制御すれば、自動化が可能とな
る。これが、本発明による制御方法である。最適張力に
なってから、製品切断動作を行えば新軸に製品が巻き付
いた時の製品張力も当然最適である。新軸回転力の最適
制御方法は基本的には、 １：ローラーで新軸を押さえているあいだの張力検出器
ロールの検出値が高い場合は新軸を駆動している電動機
の回転力を下げる。 ２：ローラーで新軸を押さえているあいだの張力検出器
ロールの検出値が低い場合は新軸を駆動している電動機
の回転力を上げる。でよい。本発明の制御方法は、ロー
ラーにて新軸が押さえられる事により、新軸回転力によ
る製品張力状態を検出し制御できる、至って簡単で確実
な制御方法です。
動作について、図１〜４を参考に詳しく解説します。図
１は一般的な２軸巻取機の基本的構造図です。製品はプ
ラスチックフィルム、紙、アルミニウム箔等、巻き取ら
なければかさばってしまう物を芯管に巻取ります。芯管
とは、例えるならトイレットペーパーの芯の事です。現
在製品を巻き取っている軸を旧軸、次に巻き取るために
待機している軸を新軸といいます。また、新軸、旧軸と
も巻取用電動機が各々設置されています。旧軸は、張力
制御装置と呼ばれる装置により、製品張力（製品にかか
る引っ張り力）が一定となるよう旧軸回転力が制御され
ます。原理は張力検出器付きロールで測定された張力値
を目標設定値と等しくなるように制御する、古くからあ
る技術ですが、あくまで旧軸側の制御だけであり、新軸
側の制御は手動です。自動化のためには、新しい制御方
法を生み出すことが必要とされていました。この張力制
御装置がないと旧軸の巻き太りに伴い、製品の巻取り張
力が下がり、安定した製品ができないため必需品です。
旧軸が満了（適切な量を巻き取る）になると、新軸に製
品を巻き付けるための、反転動作を行います。反転動作
そのものは、反転用電動機によります。図１の状態から
図２、図３の状態に半回転し停止します。半回転途中
か、遅くとも半回転後に新軸を回転します。続いて製品
切断腕が切断に都合の良い位置まで移動します。（図４
参照）移動したさいに、切断腕先端についているローラ
ーが新軸を押さえます。これは、製品を新軸に巻き付け
るために必要なローラーです。十分に押さえたところ
で、切断刃が作動し製品を切断します。切断と同時に新
軸に製品が巻き付きます。この時の新軸回転力が適切で
ないと安定した製品ができません。この新軸回転力の調
整は従来は張力制御装置の新軸側の手動ボリュームにて
作業者が行っています。切断後、新軸をローラーで押さ
えっぱなしでは製品表面に傷やシワ等、製品に悪影響が
でますので切断腕を図４では上昇させ、早期に開放しま
す。切断後は、旧軸を停止し、次の反転動作に備え新し
い芯管をセットします。以上が２軸巻取機の構造と動作
です。本発明は、２軸巻取機の特徴的動作に注目し問題
を解決しています。特徴的動作として、 １：現在巻き取っている製品（旧軸側）は必ず満了とな
る。 ２：満了になると、反転動作（図１〜３参照）を行う。 ３：反転動作が完了すると、製品切断腕が切断に都合の
良い位置まで移動する。（図４参照） ４：製品切断腕にはローラーと製品切断刃がついてい
て、ローラーが新軸（芯管側）を押さえる形となる。 問題解決方法。 ローラーが新軸（芯管側）を押さえると、ローラーと新
軸の間に製品が挟まれるかたちとなり、確実に新軸の回
転力が製品張力を決定することになる。この張力変化を
張力検出器付きロールで捉え、製品にとって最適張力と
なるように新軸回転力を制御すれば、自動化が可能とな
る。これが、本発明による制御方法である。最適張力に
なってから、製品切断動作を行えば新軸に製品が巻き付
いた時の製品張力も当然最適である。新軸回転力の最適
制御方法は基本的には、 １：ローラーで新軸を押さえているあいだの張力検出器
ロールの検出値が高い場合は新軸を駆動している電動機
の回転力を下げる。 ２：ローラーで新軸を押さえているあいだの張力検出器
ロールの検出値が低い場合は新軸を駆動している電動機
の回転力を上げる。でよい。本発明の制御方法は、ロー
ラーにて新軸が押さえられる事により、新軸回転力によ
る製品張力状態を検出し制御できる、至って簡単で確実
な制御方法です。
【０００４】このように制御すれば、たえず最適な新軸
回転力が得られ、作業者のカンと経験に頼らなくても、
安定した製品が生産できることとなる。本発明を実行す
る手段として、最新のマイクロプロセッサー制御技術を
導入しコンパクトな制御装置として実現できた。
回転力が得られ、作業者のカンと経験に頼らなくても、
安定した製品が生産できることとなる。本発明を実行す
る手段として、最新のマイクロプロセッサー制御技術を
導入しコンパクトな制御装置として実現できた。
【図１】２軸巻取機の基本的構造図。
【図２】旧軸が満了後の反転動作図（９０度）。
【図３】旧軸が満了後の反転動作図（１８０度）。
【図４】切断時の動作図。
Claims (1)
- 【請求項１】 プラスチックフィルム、紙、アルミニウ
ム箔等、生産時に必ず芯管に巻き取る製品の、新軸（芯
管）巻き付け時の製品張力調整（新軸回転力調整）を製
品切断腕のローラーを利用し自動化する新しい制御技
術。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10180696A JPH09255199A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ２軸巻取機の新軸回転力制御技術 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10180696A JPH09255199A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ２軸巻取機の新軸回転力制御技術 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09255199A true JPH09255199A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14310390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10180696A Pending JPH09255199A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ２軸巻取機の新軸回転力制御技術 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09255199A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109530451A (zh) * | 2019-01-04 | 2019-03-29 | 卜习凯 | 一种张力辊 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP10180696A patent/JPH09255199A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109530451A (zh) * | 2019-01-04 | 2019-03-29 | 卜习凯 | 一种张力辊 |
| CN109530451B (zh) * | 2019-01-04 | 2020-05-19 | 邢台市鑫园包装材料有限公司 | 一种张力辊 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4342432A (en) | Control system for slitter-rewinder apparatus | |
| JPS58152745A (ja) | 多重式の転回巻取り装置 | |
| JPS6353099B2 (ja) | ||
| CA2671511A1 (en) | Controlled vertical axis unwinding method for rolls of web material | |
| JP2001048388A (ja) | ダンサロール機構およびこれを組み込むウェブ搬送装置 | |
| JPH09255199A (ja) | ２軸巻取機の新軸回転力制御技術 | |
| CN219424808U (zh) | 一种锂电池无摆辊隔膜涂布机 | |
| US6045084A (en) | Method of winding an advancing yarn to form a yarn package | |
| US4256027A (en) | Spiral labelling | |
| JP3785757B2 (ja) | 巻取装置 | |
| CN211569594U (zh) | 一种餐巾纸机的张力储料装置 | |
| JP3024859B2 (ja) | ウエブ材料送り装置 | |
| GB2103188A (en) | Winding film into large firm rolls under controlled tension | |
| GB1471933A (en) | Winding apparatus for web material | |
| JPH0234855B2 (ja) | ||
| JPH1072157A (ja) | フィルム供給装置 | |
| CN208279059U (zh) | 一种用于卷筒纸的自动整平机构 | |
| JPH028929Y2 (ja) | ||
| JPH08231099A (ja) | 多軸装置の軸切り替え制御装置 | |
| JP2002068539A (ja) | シート状物の巻取制御方法及びその巻取機 | |
| JP2649508B2 (ja) | 自動壁紙糊付機 | |
| JPH1053375A (ja) | 線材巻取方法 | |
| JP2001163487A (ja) | ウエブの巻出し装置及び巻取り装置 | |
| JP2860835B2 (ja) | 自動紙継装置におけるプリドライブ機構 | |
| JP2001302041A (ja) | フィルム巻取り装置 |