JP2002068539A - シート状物の巻取制御方法及びその巻取機 - Google Patents

シート状物の巻取制御方法及びその巻取機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチロールをフィルムロールに作用させた
状態下でシート状物を高速で巻き取る場合でも、タッチ
ロールの位置と押圧力を制御することにより、皺や巻き
ずれの無い良好な巻き姿のフィルムロールを得る。 【解決手段】 巻芯13に巻取られて形成されるシート状
物11のフィルムロール12をタッチロール14で押圧しなが
ら巻取るシート状物の巻取制御方法において、シート状
物11の巻取開始時はタッチロール14をフィルムロール12
の巻芯13に巻き付いたシート状物11から一定距離離し、
シート状物11の一定長さ分を巻取った後、タッチロール
14を押し当ててシート状物11を巻取るように制御するよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二軸延伸フィルム
製造装置、無延伸フィルム製造装置、紙あるいは布等の
巻取装置等に使用する巻取機のタッチロール制御方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】延伸フィルム等の薄いフィルムの巻取り
の際には、巻取過程で空気の巻き込みが主原因となる巻
きずれや、巻芯に近いフィルムに皺を発生させる現象が
生じ易い。これらの現象は近年の巻取りの高速化に伴っ
てますます顕著になり、製品フィルムの歩留まりや品質
上の問題となってきている。
【0003】この問題に対して、従来は巻芯にフィルム
を巻取るときにフィルムを巻芯に向かう方向に巻芯の軸
と平行のタッチロール(押さえロールともいう。)を押
し当てながら巻取る方法が用いられてきた。この従来の
タッチロール巻取装置の一例を図5に示す。同図におい
て、1は走行しているフィルム、2は巻芯3に巻取られ
たフィルムロール(ミルロールともいう。)、4はタッ
チロール、5は巻芯3を支持するフレーム、6はタッチ
ロール4に押圧力を付与するエアシリンダである。
【0004】また、巻取後のフィルムロールの端面の耳
ずれを無くし、皺の無い良好なフィルム巻上り製品を得
るための手段として、特公昭59-13417号に公示されたギ
ャップ巻の方法がある。この方法は巻取中のフィルムロ
ール径を検出し、タッチロールの位置を検出して、常に
設定してあるギャップ幅を常時一定に保つように制御す
る方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】タッチロールがフィル
ムロールにタッチした状態にあるときにフィルム等を高
速で巻き取ろうとすると、タッチロールの押圧力の強弱
に関係なく、タッチロールがフィルムロール上でバウン
ドする現象が起こる。これにより、フィルムロールに皺
や巻きずれ等が発生し、その巻姿に重大な影響を与え
る。この現象は、特に、下巻きと呼ばれる段階、すなわ
ち、切断されてフィルム端部が折れ重なって巻かれる巻
き始めの段階で発生する。
【0006】上記の問題点を解決する手段として、特公
昭59-13417号に公示されたギャップ巻の方法がある。こ
の方法は、タッチロールをフィルムロールから所定間隔
離してフィルムを巻き取るというものである。フィルム
の巻き始めから巻き終わりまでこの方法をとると、ギャ
ップ巻によるフィルム間の空気巻き込み量が多すぎて、
フィルムロールに皺や巻きずれの現象が発生し、良好な
巻き姿を得ることができない。
【0007】本発明は、タッチロールをフィルムロール
に作用させた状態下でシート状物を高速で巻き取る場合
でも、タッチロールの位置と押圧力を制御することによ
り、皺や巻きずれの無い良好な巻き姿のフィルムロール
を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点に対し本発
明は、巻芯に巻取られて形成されるフィルム等のシート
状物のフィルムロールをタッチロールで押圧しながら巻
取るシート状物の巻取制御方法において、上記シート状
物の巻取開始時は上記タッチロールを上記フィルムロー
ルの巻芯に巻き付いたシート状物から一定距離離し、上
記シート状物の一定長さを巻取った後、上記タッチロー
ルを押し当てて上記シート状物を巻取るように制御する
ことを特徴とするシート状物の巻取制御方法を以て課題
解決の手段とする。
【0009】また、シート状物の供給速度検出器とフィ
ルムロールの巻数検出器を備え、巻芯に巻取られて形成
されるフィルム等のシート状物のフィルムロールをタッ
チロールで押圧しながら巻取る巻取機において、押圧力
を付与するエアシリンダを備えたタッチロールと、上記
エアシリンダを介して上記タッチロールを上記フィルム
ロールに向かって移動させる移動手段と、巻取り工程中
に上記速度検出器により検出したシート状物の供給速度
と上記巻数検出器により検出したフィルムロールの巻数
から同ロールの径を演算する演算回路と、このロール径
に設定値を加算する加算回路と、シート状物の供給速度
を積算して巻始めからのシート状物の長さを記録する巻
取長カウンタと、上記演算回路と加算回路の演算結果を
上記移動手段に伝えて上記タッチロールを上記フィルム
ロールの半径方向の相対位置に移動させる制御回路とを
設けて、シート状物の巻取り制御をする巻取機を以て課
題解決の手段とする。
【0010】さらにまた、上記のシート状物の巻取機を
使用したときの巻取制御方法において、上記タッチロー
ルを上記フィルムロールの巻芯に巻き付いたシート状物
から一定距離離して上記シート状物を巻取る時は、押圧
力を付与する上記エアシリンダのピストンを作動端に固
定することにより、上記タッチロールを上記フィルムロ
ールのシート状物から一定の距離を離すように制御する
シート状物の巻取制御方法を以て課題解決の手段とす
る。
【0011】加えて、上記タッチロールに押圧力を付与
する上記エアシリンダへ圧縮エアを供給するエア回路に
4方向切換弁と3方向切換弁と制御押圧調整弁と弱圧調
整弁とを追設し、ギャップ巻取時は弱圧調整弁を通った
弱圧を上記エアシリンダへ送り、タッチ巻時は制御押圧
調整弁を通った制御押圧を上記エアシリンダのタッチロ
ールが押圧作動する側へ送るようにしたシート状物の巻
取制御方法を以て課題解決の手段とする。ここで、ギャ
ップ巻とは、タッチロールをフィルムロールの巻芯に巻
き付けたシート状物から一定距離離した状態でシート状
物を巻き取ることをいう。また、タッチ巻とは、タッチ
ロールでシート状物を押圧しながらシート状物を巻取る
ことをいう。
【0012】[作用]本発明では、シート状物の巻取開
始時は、タッチロールを巻芯に巻き付いたシート状物か
ら離すようにし、一定長さ巻取後は、タッチ巻(押圧巻
ともいう。)を行うことにより、フィルム等のシート状
物をタッチ巻で巻取る際に発生するタッチロールのバウ
ンドを防止し、それにより、巻芯に近いシート状物の皺
や巻きずれ等を防止する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づい
て説明する。図1はフィルム(シート状物)の巻取機の
構成及び制御体系を示す模式図、図2は図1のフィルム
巻取機がギャップ巻を行なっているときの状態を示す模
式図、図3は図1のフィルム巻取機がその巻芯にフィル
ムを巻取るときの、初期の状態を示す平面図である。
【0014】図1において、フィルム11は図の左方向き
の矢印で示した方向に供給される。そのフィルム11の供
給速度はフィルム速度センサ31により検出される。フィ
ルム11は、タッチロール14で押さえられながら巻芯13に
巻き付けられてフィルムロール(巻取ロール)12とな
る。巻芯13は、チエンスプロケット34,チエン35および
チエンスプロケット36を介して減速機付変速モータ34に
より駆動される。変速モータ34には、フィルムロール12
の回転数検出用のエンコーダ33が備えられている。変速
モータ34は、フィルム11の供給速度に合わせてフィルム
11に適当なテンションを与えるようにトルクを制御しな
がら駆動される。
【0015】図1のタッチロール14はタッチ巻の状態に
位置されている。ここで、タッチ巻とは、タッチロール
14でフィルムロール12を押圧しながらフィルム11を巻芯
13に巻取ることをいう。このときのフィルムロール12の
径は図1に符号12を付して実線で示した形状に対応す
る。また、フィルムロール12が満巻になったときは、同
図に符号12aを付して二点鎖線で示した形状に対応す
る。フィルムロール12が満巻になっているときは、タッ
チロール14は符号14aで示す位置まで移動し、タッチロ
ール14に押圧力を付与するエアシリンダ17は符号17aで
示す位置まで移動している。なお、エアシリンダ17の位
置は位置センサ26により検出される。
【0016】エアシリンダ17を介してタッチロール14を
フィルムロール12に向かって移動させる移動手段は、外
部固定部材に固設されたフレーム22上に取付けられたモ
ータ25と、モータ25によって回転駆動されるスクリュ24
と、エアシリンダ17に固設されたナット23とにより構成
されている。当該移動手段は、巻取制御装置50の制御回
路55からの指示に基づいてモータ25を駆動することによ
り、エアシリンダ17を介してタッチロール14をフィルム
ロール12に向かって進退させることができる。
【0017】なお、図1において、15はタッチロール14
の回転軸、16は回転軸15を回転自在に支える軸受、19は
軸受16及びエアシリンダ17に固設されたリニアベアリン
グ、21はリニアベアリング19と係合するリニアガイドで
ある。タッチロール14は、巻取られるフィルム11に余分
な張力が掛からぬように、回転軸15と軸受16との間の摩
擦トルクと同程度のトルクで回転駆動する図示略のモー
タで駆動されることが望ましい。
【0018】エアシリンダ17に送られるエアとして、エ
ア圧調整弁41により制御圧力PA 、圧調整弁42により弱
圧PBが発生される。この2通りの圧力PA,PBは3方
向切り換え弁43により選択され、4方向切換弁44により
エアシリンダ17の作動方向が切り換えられる。エア配管
に設けた絞り弁45は制御圧力PAの流速を調整し、絞り
弁46は弱圧PBの排気側の流速を調整するようになって
いる。
【0019】巻取制御装置50は、巻取り工程中にフィル
ム速度センサ31により検出したフィルムの供給速度と、
モータ回転エンコーダ33により検出したフィルムロール
12の回転数とフィルム11の厚みからフィルムロール12の
径を演算する巻径演算回路51と、このフィルムロール12
の径に一定の寸法g(ギャップ巻時のギャップ寸法)を
加算する加算器53と、フィルム11の供給速度を積算し、
フィルム11の巻取長さがタッチ巻開始時の設定長さに到
達したときに信号を発する巻取長カウンタ52と、巻径演
算回路51と加算器(加算回路)53による演算結果を位置
センサ26によって検出されたエアシリンダ17の位置と比
較する比較器54と、比較器54におけるエアシリンダ17の
位置の変化を移動手段に伝え、エアシリンダ17をフィル
ムロール12に対する正しい相対位置に移動させるように
制御する制御回路55と、タッチ巻開始時長さ設定器57
と、ギャップ幅設定器58と、エアシリンダ17内のピスト
ン18の位置を指定するピストン位置設定器56と、ギャッ
プ幅設定器58で設定したギャップ幅g又はピストン位置
設定器56で設定したピストン18の位置を加算器53に伝え
るリレー59及びスイッチ61、62とにより構成されてい
る。
【0020】次ぎに、上記の構成の巻取装置による巻き
取り工程を説明する。 1) 満巻に近い形状まで巻かれた前工程のフィルムロ
ール12’に巻取られている フィルム11の巻かれる手前のフリーな平面部に、次の工
程の空の巻芯13がフィルム11の送り速度と同じ周速で回
転しながら近づいて接触し、タッチロール14がこの裸の
巻芯13にフィルム11を押し付け(エアシリンダ17のピス
トン18の押し出し側にエア圧力PAが作用するように、
3方向切換弁43、4方向切換弁44を図1に示す作動位置
に置く)、図示しないトラバースカッタによりフィルム
11を切断する。トラバースカッタはフィルム11の送行方
向と直角方向に移動してフィルム11を切断するが、フィ
ルム11が送行しているためフィルム11は図3に11aで示
したように、斜めに切断され、図示しない静電気付与装
置により帯電した切り離されたフィルム11の鋭角部が静
電気誘引作用により巻芯13に巻付く。このとき、タッチ
ロール14を押すエアシリンダ17のピストン18の位置は、
エアシリンダ17の押し切り端からギャップ巻のときのギ
ャップgと同じ寸法だけロッド側に移動した位置とす
る。
【0021】2) フィルム11の切断完了後、タッチロ
ール14はそのままフィルム11を押さえた状態でフィルム
11を巻芯13に複数回(例えば3〜5回程度)巻き付け
る。このとき、(図示しないトラバースカッタの切断終
わり信号とタイマにより、巻取長カウンタ52でフィルム
巻取長さを調整することができる。この後、フィルム11
の巻取りの状態を続けたまま、図2に示すように、巻取
長カウンタ52から3方向切換弁43および4方向切換弁44
に作動電流を送って、エアシリンダ17の作動方向をピス
トン18が引き込む方向に換え、圧力を弱圧PBに切り換
え、ピストン18をエアシリンダ17の作動端に当接させ
て、エアシリンダ17とタッチロール14とを互いに固定さ
せた状態とする。同時に、リレー59を介してスイッチ61
をONにし、巻径演算回路51で演算された巻径にギャッ
プ幅設定器58で設定したギャップgを加算器53において
加え、その加算によって求められた寸法と位置センサ26
が割り出したエアシリンダ17の位置を比較器54で比較
し、両者の値が同じ値となるように制御回路55によりモ
ータ25を正逆回転させて調整し、タッチロール14とフィ
ルムロール12との間のギャップgを一定に保持させる。
これらの動作は、図4に示されている。同図に示したよ
うに、フィルム11の長さが0のときからギャップ巻を開
始し、フィルム11の巻取長がaに達するまではギャップ
gを保つ。このときのエアシリンダ17圧力は弱圧PB
する。
【0022】3) ギャップ巻の状態では、タッチ巻開
始設定巻取長aに達するまで、フィルム11を巻き続け
る。タッチ巻開始時長さ設定器57により、タッチ巻開始
時のフィルム11の設定巻取長aを、例えば、フィルム11
の厚みが20μm、巻芯径が0.5m、最大巻径1.2mの
とき、0〜3000mの範囲で任意に設定できる。
【0023】4) フィルムロール12に巻かれたフィル
ム11の長さが、タッチ巻開始時設定巻取長a(図4参
照)に達すると、巻取長カウンタ52の指令により、3方
向切換弁43および4方向切換弁44の作動電流がOFFと
され、エアシリンダ17の作動方向をピストン18がタッチ
ロール14を押す方向に換え、圧力を制御圧PAに切り換
える。これにより、ピストン18をエアシリンダ17の作動
端からギャップgだけ離れた位置に置いて制御圧PA
タッチロール14に作用させる。同時に、リレー59により
スイッチ61をOFFにして、ギャップgを加算器53から
除き、スイッチ62をONにしてピストン位置設定器56の
設定値を加算器53に送って、ピストン18をエアシリンダ
17の中間に位置させるようにする。
【0024】その後は、エアシリンダ17の位置を示す位
置センサ26の検出値を比較器54で比較し、両者の値が同
じ値となるように、制御回路55によりモータ25を正逆回
転させて調整する。タッチロール14を押すエアシリンダ
17の作動圧力は通常制御圧力PAとなり、図4のフィル
ム11の巻取長がbである位置からタッチ巻を開始する。
フィルム11の巻取長aからbの間の長さは、エア配管に
設けた絞り弁45および46の緩衝作用による遅れによって
生じるフィルム11長さである。
【0025】このように、フィルム11の巻取開始時はタ
ッチロール14を巻芯13に巻き付いたフィルム11から離
し、一定長さ巻取後、タッチ巻を行うことにより、フィ
ルム11をタッチ巻きで巻取る際の初期に発生するタッチ
ロール14のバウンドを防止して巻芯13に近いフィルム11
に生じ易い皺や巻きずれ等を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】フィルム等のシート状物の巻取開始時
は、タッチロールを巻芯に巻き付いたシート状物から離
したギャップ巻とし、一定長さ巻取後タッチ巻を行うこ
とにより、シート状物をタッチ巻きで巻取る際の巻き始
め時に見られるいびつなフィルムロールの形状による悪
影響を防ぐことができる。また、シート状物の巻き始め
のタッチロールのバウンドを防止することができるの
で、巻芯に近いシート状物の皺や巻きずれ等の発生を抑
えることができ、これによりフィルムロールの品質を高
めることができる。しかも、バウンド域通過後において
はタッチ巻で運転可能なため、良好な形状のフィルムロ
ールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート状物巻取機の
構成及び制御体系を示す模式図である。
【図2】図1のシート状物巻取機がギャップ巻を行なっ
ているときの状態を示す模式図である。
【図3】図1のシート状物巻取機の巻芯にシート状物を
巻取るときの、初期の状態を示す平面図である。
【図4】図1のシート状物巻取機がギャップ巻からタッ
チ巻へ移行するときのギャップ幅とシリンダ作動圧を示
す特性図である。
【図5】従来のシート状物巻取機の構成を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
11 フィルム 12 フィルムロール 13 巻芯 14 タッチロール 17 エアシリンダ 24 スクリュ 25 モータ 26 位置センサ 31 フィルム速度センサ 50 巻取制御装置 51 巻径演算回路 52 巻取長カウンタ 53 加算器 55 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 疋田 建一 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社産業機器事業部内 Fターム(参考) 3F055 AA05 DA01 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯に巻取られて形成されるシート状物
    のフィルムロールをタッチロールで押圧しながら巻取る
    シート状物の巻取制御方法において、 上記シート状物の巻取開始時は上記タッチロールを上記
    フィルムロールの巻芯に巻き付いたシート状物から一定
    距離離し、上記シート状物の一定長さを巻取った後、上
    記タッチロールを押し当てて上記シート状物を巻取るよ
    うに制御することを特徴とするシート状物の巻取制御方
    法。
  2. 【請求項2】 シート状物の供給速度検出器とフィルム
    ロールの巻数検出器を備え、巻芯に巻取られて形成され
    るフィルム等のシート状物のフィルムロールをタッチロ
    ールで押圧しながら巻取るシート状物の巻取機におい
    て、 エアシリンダによって押圧力が付与されるタッチロール
    と、該エアシリンダを介して上記タッチロールを上記フ
    ィルムロールに向かって移動させる移動手段と、巻取り
    工程中に上記速度検出器により検出したシート状物の供
    給速度と上記巻数検出器により検出した上記フィルムロ
    ールの巻数から同ロールの径を演算する演算回路と、こ
    のロール径に設定値を加算する加算回路と、上記シート
    状物の供給速度を積算して巻始めからのシート状物の長
    さを記録する巻取長カウンタと、上記演算回路と上記加
    算回路の演算結果を上記移動手段に伝えて上記タッチロ
    ールを上記フィルムロールの半径方向の相対位置に移動
    させる制御回路とを設けて、請求項1に記載する方法で
    シート状物の巻取り制御をすることを特徴とするシート
    状物の巻取機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載するシート状物の巻取機
    を使用したときのシート状物の巻取制御方法において、 上記タッチロールを上記フィルムロールの巻芯に巻き付
    いたシート状物から一定距離離して上記シート状物を巻
    取るギャップ巻取時は、押圧力を付与する上記エアシリ
    ンダのピストンをその作動端に固定することによって、
    上記タッチロールを上記フィルムロールのシート状物か
    ら一定の距離を離すように制御することを特徴とするシ
    ート状物の巻取制御方法。
  4. 【請求項4】 上記タッチロールに押圧力を付与するエ
    アシリンダへ圧縮エアを供給するエア回路に4方向切換
    弁と3方向切換弁と制御押圧調整弁と弱圧調整弁とを追
    設し、ギャップ巻取時は弱圧調整弁を通った弱圧を上記
    エアシリンダへ送り、タッチ巻時は制御押圧調整弁を通
    った制御押圧を上記エアシリンダのタッチロールが押圧
    作動する側へ送るようにしたことを特徴とするシート状
    物の巻取制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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