JP2001302041A - フィルム巻取り装置 - Google Patents

フィルム巻取り装置

Info

Publication number
JP2001302041A
JP2001302041A JP2000111984A JP2000111984A JP2001302041A JP 2001302041 A JP2001302041 A JP 2001302041A JP 2000111984 A JP2000111984 A JP 2000111984A JP 2000111984 A JP2000111984 A JP 2000111984A JP 2001302041 A JP2001302041 A JP 2001302041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
winding
winding shaft
tension
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000111984A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ando
敬 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dexerials Corp
Original Assignee
Sony Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Chemicals Corp filed Critical Sony Chemicals Corp
Priority to JP2000111984A priority Critical patent/JP2001302041A/ja
Publication of JP2001302041A publication Critical patent/JP2001302041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】張力を所定値に制御した状態でフィルムを切断
する。 【解決手段】本発明のフィルム巻き取り装置1では、第
1の巻き取り軸15aと第2の巻き取り軸15bとの間
に配置されたフィルムには送りローラ24が当接されて
おり、この送りローラ24にかかる力によって検出装置
で張力が測定される。この検出装置に接続する制御装置
に所望の張力の値を設定し、検出される張力が所定値に
なるように制御装置に接続されたモーター62aの回転
力を調整すれば、第1の巻き取り軸15aに形成された
ロール50aの径が変化しても張力を一定の値にするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムを巻き取る
巻取り装置に関し、特に、形成されるロールを交換しな
がら連続して巻き取り動作を行うフィルム巻取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、粘着層を形成したり、コロナ
処理を行ったフィルムを巻き取るために、図6(a)に
示したようなフィルム巻取り装置101が用いられる。
【0003】このフィルム巻取り装置101は巻取り軸
を有しており、フィルムは張力調整装置130内のダン
サーローラ131に掛渡された状態で、巻取り軸115
aに巻き取られるように構成されている。
【0004】フィルム105は巻き取られる際には、ダ
ンサーローラ130の上下運動によって張力変動が吸収
されており、フィルム105は一定の張力で巻取り軸1
15aに巻き取られるように構成されている。
【0005】符号115bは、ロール未形成の状態の巻
取り軸を示しており、図6(b)に示すように、ロール
150aの径が成長し、所定の値になると、図6(c)
に示すように、これらの巻取り軸115a、115bを
回転させ、巻取り軸115a、115bの位置を交換す
る。
【0006】同図(d)は巻取り軸115a、115b
の位置が交換された状態を示している。
【0007】フィルムの上方には、切断装置120が配
置されている。この切断装置120は押さえローラ12
3と、送りローラ124を有しており、切断装置120
を下降させ、これらのローラ123、124をフィルム
105の表面に押し当て、上流側に配置された押さえロ
ーラ123とロール未形成の巻取り軸115bとでフィ
ルム105を挟みこむ。
【0008】このとき、ロール未形成の巻取り軸115
bは一定速度でフィルム105を走行され、他方、ロー
ル150aが形成された巻取り軸115aは、位置交換
前の回転力と同じ大きさの回転力で回転している。
【0009】この場合、ロール150aとロール未形成
の巻取り軸115b間に位置するフィルム105には、
巻取り軸115a、115bのトルクの差によって張力
が加えられる。
【0010】切断装置120内には切断手段127が配
置されており、フィルム105に張力がかかった状態
で、切断手段127により、2個の巻取り軸115a、
115b間に位置するフィルム105を幅方向に切断す
る。
【0011】このとき、ロール150aが形成された巻
取り軸115aは回転を続けているので、切断位置より
も下流側のフィルム105はロール150aに巻き取ら
れる。
【0012】また、ロール未形成の巻取り軸115bの
表面には接着剤層が配置されており、切断位置よりも上
流側のフィルム105はその巻取り軸に巻き取られ、新
たなロールが形成され始める。
【0013】このようにフィルム巻取り装置101を用
いれば、フィルム105の走行を中断することなく、ロ
ールを連続して得ることが可能である。
【0014】しかしながら、上記のようなフィルム巻取
り装置101では、交換時のロール150aの径が異な
った場合、フィルム105にかかる張力が異なるため、
切断時の張力を一定値にすることができない。
【0015】切断時にフィルム105にかかる張力が大
きすぎると、切断手段127により生じた切れ目から亀
裂が生じ、切断手段127の幅方向の移動よりも亀裂が
早く成長し、フィルム105は引き千切られたような状
態で切断されてしまう。
【0016】このような状態で切断されたフィルム10
5が新たな巻取り軸115bに巻き取られると、切断部
分がめくりあがった状態で新たに形成されるロールの中
心に折り込まれ、巻き取り不良となってしまう。
【0017】逆に、張力が小さすぎる場合は切断時にフ
ィルム105がたるんでしまい、張力が大きすぎる場合
と同様に巻き取り不良が生じてしまう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、ロールを取りはずす際に一定の張力が加えられ
た状態でフィルムを切断するフィルム巻取り装置を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ロール取り外し場所に位置
する第1の巻取り軸と、フィルム巻き取り場所に位置す
る第2の巻取り軸と、前記第1、第2の巻取り軸をそれ
ぞれ回転させる第1、第2のモータと、前記第1の巻取
り軸が巻き取り中のフィルムを前記第2の巻取り軸上で
切断する切断装置と、前記第1、第2の巻取り軸の間に
位置する前記フィルムに接触される押さえローラとを有
するフィルム巻取り装置であって、前記フィルムから前
記押さえローラに加えられる力を検出する検出装置と、
前記力から前記フィルムの張力を求め、該張力の大きさ
に基づいて前記第1のモータの回転力を制御する制御装
置とが設けられたことを特徴とする。請求項2記載の発
明は請求項1記載のフィルム巻取り装置であって、前記
第2のモータは、前記フィルムの切断時には、等速回転
するように構成されたことを特徴とする。請求項3記載
の発明は、請求項1又は請求項2いずれか1項記載のフ
ィルム巻取り装置であって、前記フィルム走行方向の、
前記第2の巻取り軸よりも上流側には、前記フィルムが
掛け渡されたダンサーロールが配置されたことを特徴と
する。請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3の
いずれか1項記載のフィルム巻取り装置であって、前記
ロール取り外し場所と前記フィルム巻き取り場所に位置
する前記第1、第2の巻取り軸は、前記第1、第2の巻
取り軸の中間位置を中心に回転可能に構成されたことを
特徴とする。
【0020】本発明は上記のように構成されており、本
発明のフィルム巻取り装置では、取り外し場所に配置さ
れた第1の巻取り軸でフィルムを巻き取ると、フィルム
は第2の巻取り軸が配置された巻き取り場所を通って第
1の巻取り軸に送られる。
【0021】このフィルム巻取り装置では、送りローラ
ーに検出装置が接続されており、この送りローラを第
1、第2の巻取り軸間のフィルムに当接させれば、この
送りローラーがフィルムから力を受けるので、送りロー
ラにかかる力を検出装置で測定することができる。
【0022】更に、この検出装置は制御装置に接続され
ており、この制御装置に所定の張力の値を設定すれば、
制御装置は検出される張力の値とこの所定値とを比較
し、検出される張力が大きい場合は第1のモーターの回
転力が小さくなるように、逆に、検出される張力が小さ
い場合は第1のモーターの回転力が大きくなるように制
御するので、第1の巻取り軸に形成されるロールの径が
変化しても常に張力は所定の値になるように調整され
る。
【0023】第2の巻取り軸から上流側のフィルムにか
かる張力よりも、第1、第2の巻取り軸間のフィルムに
かかる張力が小さくなるように制御すれば、切断される
フィルムにかかる張力を低くすることができるので、切
断されたフィルムの端部に形状不良が生じない。
【0024】このフィルム巻取り装置に押さえローラを
設け、フィルムの切断時にこの押さえローラと巻き取り
場所に配置された第2の巻取り軸とで切断箇所から上流
のフィルムを挟むようにし、更に、予め第2の巻取り軸
表面に接着層を設けておけば、切断されたフィルムのう
ち、上流側のフィルムの端部が接着層に押し付けられる
ので、上流側のフィルムの端部がこの巻取り軸に貼着さ
れる。
【0025】このとき、第2の巻取り軸を等速で回転駆
動させれば、そのフィルムが巻取り軸に巻き取られるの
で、第2の巻取り軸上に新たなロールが形成される。
【0026】フィルムの巻き取り位置よりも上流側にダ
ンサーローラを配置し、巻き取り位置に送られるフィル
ムの張力をこのダンサーローラで一定に調整すれば、フ
ィルムは一定の張力がかかった状態で第2の巻取り軸に
巻き取られるので、形成されるロールに巻き取り不良が
生じない。
【0027】このロールが所定の径に成長された場合
に、第1、第2の巻取り軸を互いの中間位置を中心とし
て回転させ、互いの位置を交換すれば、形成されたロー
ルが取り外し場所に、ロールを有しない巻取り軸が巻き
取り場所にそれぞれ配置されるので、ロールに巻き取ら
れるフィルムを切断し、繰り返し、巻取り軸にフィルム
を巻き取らせることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下で、本発明のフィルム巻取り
装置の一例をその使用方法と共に図面を用いて詳細に説
明する。
【0029】図1(a)の符号1は本発明のフィルム巻
取り装置を示しており、このフィルム巻取り装置1は装
置本体10と、張力調整装置30と、切断装置20と、
2個のモーター62a、62bと、検出装置65と、制
御装置61とを有している。
【0030】同図符号5は、張力調整装置30と装置本
体10に掛渡されたフィルムを示している。
【0031】装置本体10は2個の巻取り軸15a、1
5bを有しており、このフィルム5の先端は、フィルム
巻き取り場所に位置する巻取り軸15aに巻きまわされ
ている。
【0032】張力調整装置30はダンサーローラ31と
2個の固定ローラ32、35とを有している。
【0033】各固定ローラ32、35は、ダンサーロー
ラ31の上方に配置されており、張力調整装置30内で
は、フィルム5は、2個の固定ローラ32、35の上方
と、ダンサーローラ31の下方とに接触するように各ロ
ール31、32、35に掛け渡されている。
【0034】巻取り軸15aには、1台のモーター62
aが接続されている。固定ロール32、35とダンサー
ローラ31は、自由に回転できるように構成されてお
り、巻取り軸15aがモーター62aによって回転させ
られると、各ローラ31、32、35を回転させなが
ら、張力調整装置30内を走行し、巻取り軸15aに巻
き取られる。
【0035】張力調整装置30の上流側には、フィルム
5を処理する装置(例えばフィルム5表面に粘着層を形
成する装置)が配置されており、その装置がフィルム5
を巻き取る際の抵抗となり、その結果、ダンサーローラ
31には、フィルム5から力が加えられる。
【0036】ダンサーローラ31は、力が加えられる方
向に、往復動可能に設けられており、フィルム5から受
ける力の変化に応じて移動することで、フィルム5に生
じる張力変動が吸収されるようになっている。従って、
巻取り軸15aが等速でフィルム15を巻き取る際に
は、フィルム5の張力はダンサーローラ31によって一
定に調整される。
【0037】同図の符号52aは、そのような状態で巻
取り軸15aに形成されるロールを示している。
【0038】図1(b)の符号50aはフィルム5の巻
き取りが終了した状態のロールを示している。ロール5
0aを巻取り軸15aから取り外すために、フィルム5
を切断する手順を説明する。
【0039】ロール50aの形成が終了した巻取り軸1
5aは、張力調整装置30に近いフィルム巻き取り場所
に位置しているのに対し、ロール未形成の巻取り軸15
bは、張力調整装置30から遠いロール取り外し場所に
位置している。
【0040】この巻取り軸15bは、巻き取りが終了し
たロール50aが取りつけられた巻取り軸15aよりも
張力調整装置30から遠い位置(取り外し場所)に配置
されている。
【0041】各巻取り軸15a、15bはアーム11に
よって回転軸13に取りつけられている。回転軸13
は、図示しないモータに接続されており、巻取り軸15
a、15bの位置を交換するために、モータを動作させ
て回転軸13を回転させ、アーム11と共に各巻取り軸
15a、15bを回転移動させる。
【0042】図1(c)は回転途中の状態を示してい
る。回転移動により、フィルム5とつながったロール5
0aは張力調整装置30から遠ざかるため、それに伴い
フィルム5がロール取り外し場所方向に手繰り寄せられ
る。
【0043】回転軸13には、2個の支持ローラ18
a、18bが取り付けられており、巻取り軸15a、1
5bと共に回転移動すると、ロール取り外し場所方向に
手繰り寄せられたフィルム5の裏面に接触し、巻取り軸
15a、15bの位置交換が終了した状態では、フィル
ム5は、張力調整装置30と、ロール取り外し場所に位
置するロール50aとの間に掛け渡されており、このフ
ィルム5は、支持ローラ18bによって押し上げられて
いる(図2(d))。
【0044】切断装置20は、支持ローラ18aと張力
調整装置30との間の位置に配置されている。
【0045】切断装置20は、押さえローラ23と、送
りローラ24とを有しており、フィルム5を切断するた
めに、先ず、切断装置20を移動させ、押さえローラ2
3と送りローラ24で、フィルム巻き取り場所に位置す
る巻取り軸15b付近のフィルム5を押圧する(図2
(e))。
【0046】この状態では、押さえローラ23は、フィ
ルム巻き取り場所に位置する巻取り軸51bと、張力調
整装置30の間に位置するフィルム5に接触しており、
送りローラ24は、フィルム巻き取り場所に位置する巻
き取りローラ15bと、支持ローラ18bの間に位置す
るフィルム5に接触している。
【0047】押さえローラ23と送りローラ24は自由
回転するように設けられており、フィルム交換場所に位
置する巻き取りローラ15aがモータ62aによって回
転されると、フィルム5は、押さえローラ23と送りロ
ーラ24とを回転させながら、巻取り軸15aに巻き取
られる。
【0048】他方、巻取り軸15a、15bの位置交換
の終了後は、フィルム巻き取り場所に位置する巻取り軸
15bは、モータ62bによって所定速度で回転されて
おり、押さえローラ23を移動させ、該押さえローラ2
3と巻取り軸15bとでフィルム5を挟むと、フィルム
5には巻取り軸15bから力を受ける(図2(f))。
【0049】この状態では、2個の巻取り軸15a、1
5b間のフィルム5には、巻取り軸15a、15b同士
のトルク差によって張力が掛けられており、送りローラ
24は、フィルム5から力が加えられた状態にある。
【0050】この送りローラ24には、フィルム5から
加えられる力を測定する検出装置65が取り付けられて
おり、該検出装置65は、検出装置6が測定した力か
ら、下記のようにフィルム5の張力を求める制御装置6
1が接続されている。
【0051】張力の求め方を説明すると、図5を参照
し、同図の符号fはフィルム5から押さえローラ24に
加えられる力を示している。
【0052】この力fは、フィルム5の走行方向に沿っ
て、上流側と下流側の2方向に分解することができ、力
fの方向に対してフィルム5の成す角度をα1、α2とし
た場合、力fの大きさと、角度α1、α2とから、フィル
ム5の上流側と下流側に分解される力、即ち、フィルム
5の上流側と下流側の張力T1、T2が求められる。力f
に対し、角度α1、α2は等しいから、張力T1、T2の大
きさも等しくなる。
【0053】また、このフィルム巻取り装置1では、フ
ィルム5と送りローラ24との接触状態は一定であり、
角度α1、α2の値は予め分かっているから、力fの大き
さが測定されると、直ちに張力T1、T2を求めることが
できる。
【0054】制御装置61は、ロール取り外し位置の巻
取り軸15aを回転させるモータ62aに接続され、こ
のモータ62aの回転力を制御する。
【0055】制御装置61内には、上記の角度α1、α2
と、所定の大きさの目標張力値T0とが記憶されてお
り、該制御装置61は、検出装置65から力fの測定値
が入力されると張力T1、T2を求め、目標張力値T0
比較し、求めた張力T1、T2の方が小さい場合には、モ
ータ62aの回転力を大きくし、逆に求めた張力T1
2の方が大きい場合には、モータ62aの回転力を小
さくする。
【0056】その結果、モータ62aは、巻取り軸15
a、15b間のフィルム5に目標張力T0が加えられる
ような回転力で回転する。
【0057】このとき、フィルム巻き取り場所に位置す
る巻取り軸15bは一定速度で回転しており、この巻取
り軸15bの上流側のフィルム5の張力は、ダンサーロ
ーラ31の上下動に制御されている。
【0058】この状態では、フィルム巻き取り場所に位
置する巻取り軸15bは、ロール取り外し場所の巻取り
軸15aに対し、負荷になっており、巻取り軸15a、
15b間のフィルム5には弛みが生じないようになって
いる。また、フィルム巻き取り場所に位置する巻取り軸
15bには、フィルム5が密着している。
【0059】切断装置20は切断手段27を内蔵してお
り、この切断手段27を取り出し(図3(g))、フィル
ム巻き取り場所の巻取り軸15b上のフィルム5を幅方
向に切断する。
【0060】制御装置61に記憶された目標張力値T0
は、フィルム巻き取り場所よりも上流側のフィルム5の
張力よりも低く設定されており、従って、フィルム5
は、巻き取り時の張力よりも小さい張力が掛けられた状
態で切断されるので、切断時に、フィルム5内に亀裂が
成長したり、伸びが発生することがなく、きれいに切断
されるようになっている。
【0061】図3(h)はフィルム5が切断された状態
を示している。切断箇所よりも下流側のフィルム5は、
ロール50aの外周に巻き取られる(図3(i))。
【0062】他方、フィルム巻き取り場所の巻取り軸1
5b表面には粘着層が形成されており、切断箇所よりも
上流側のフィルム5の端部は、押さえローラ23によっ
て粘着層表面に押さえつけられ、巻取り軸15bの接着
されると、切断後のフィルム5は、巻取り軸15bの回
転とともにその巻取り軸15bに巻き取られる。
【0063】最後に、図4(j)に示すように、形成さ
れたロール50aを取り外すと共に、フィルム巻き取り
場所の巻取り軸15bに新たなロール50bを成長させ
ると、フィルム5の巻き取り動作は中断することなく継
続される。
【0064】
【発明の効果】切断時のフィルムに所定の張力を加える
ことができるので、巻き芯部に巻き取り不良がないロー
ルを連続して製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c):本発明のフィルム巻取り装置
の使用状態を説明する第1の図
【図2】(d)〜(f):本発明のフィルム巻取り装置
の使用状態を説明する第2の図
【図3】(g)〜(i):本発明のフィルム巻取り装置
の使用状態を説明する第3の図
【図4】(j):本発明のフィルム巻取り装置の使用状
態を説明する第4の図
【図5】張力を検出する方法を詳細に説明するための図
【図6】(a)〜(d):従来のフィルム巻取り装置の
使用状態を説明する第1の図
【図7】(e)〜(h):従来のフィルム巻取り装置の
使用状態を説明する第2の図
【符号の説明】
1……フィルム巻取り装置 5……フィルム 15a……巻取り軸(第1の巻取り軸) 15b……巻取り軸(第2の巻取り軸) 20……切断装置 24……送りローラ 31……ダンサーローラ 50a、50b……ロール 61……制御装置 62a、62b……モーター 65……検出装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール取り外し場所に位置する第1の巻取
    り軸と、 フィルム巻き取り場所に位置する第2の巻取り軸と、 前記第1、第2の巻取り軸をそれぞれ回転させる第1、
    第2のモータと、 前記第1の巻取り軸が巻き取り中のフィルムを前記第2
    の巻取り軸上で切断する切断装置と、 前記第1、第2の巻取り軸の間に位置する前記フィルム
    に接触される送りローラとを有するフィルム巻取り装置
    であって、 前記フィルムから前記送りローラに加えられる力を検出
    する検出装置と、 前記力から前記フィルムの張力を求め、該張力の大きさ
    に基づいて前記第1のモータの回転力を制御する制御装
    置とが設けられたフィルム巻取り装置。
  2. 【請求項2】前記第2のモータは、前記フィルムの切断
    時には、等速回転するように構成された請求項1記載の
    フィルム巻取り装置。
  3. 【請求項3】前記フィルム走行方向の、前記第2の巻取
    り軸よりも上流側には、前記フィルムが掛け渡されたダ
    ンサーローラが配置された請求項1又は請求項2のいず
    れか1項記載のフィルム巻取り装置。
  4. 【請求項4】前記ロール取り外し場所と前記フィルム巻
    き取り場所に位置する前記第1、第2の巻取り軸は、前
    記第1、第2の巻取り軸の中間位置を中心に回転可能に
    構成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の
    フィルム巻取り装置。
JP2000111984A 2000-04-13 2000-04-13 フィルム巻取り装置 Pending JP2001302041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000111984A JP2001302041A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 フィルム巻取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000111984A JP2001302041A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 フィルム巻取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001302041A true JP2001302041A (ja) 2001-10-31

Family

ID=18624226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000111984A Pending JP2001302041A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 フィルム巻取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001302041A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3433837B2 (ja) 表面巻取り機及び表面巻取り方法
EP0183135B2 (en) Automatic cutting and winding apparatus for a web-like material such as a film
JP3863198B2 (ja) 巻取り装置及び巻取り方法
WO2008047546A1 (fr) Dispositif d'enroulement de film automatique, système de refendage et d'enroulement et procédé de fabrication d'un film enroulé
US3383062A (en) Method and apparatus for continuously winding web material with constant tension
JP4090710B2 (ja) 巻取制御方法
TW201008859A (en) Method for winding polymer film and apparatus thereof
JP3878111B2 (ja) フィルムの巻出し方法及び装置
JP2001302041A (ja) フィルム巻取り装置
WO2024066020A1 (zh) 接带装置、收放卷设备及换卷方法
JP3785757B2 (ja) 巻取装置
CN108861772B (zh) 独立臂分切机
JP4414576B2 (ja) シート状物の巻取制御方法及びその巻取機
JPH07315654A (ja) 巻取装置の制御方法
JPS63196445A (ja) 帯状物の切断巻取装置
JP3499635B2 (ja) 帯状物の巻取り張力制御装置
JP4010264B2 (ja) 厚手のシート状物を自動的に巻き取る方法
JPH08231099A (ja) 多軸装置の軸切り替え制御装置
JP3846564B2 (ja) 磁気テープの製造方法
JPH09255199A (ja) 2軸巻取機の新軸回転力制御技術
JPH11165922A (ja) シート基材の巻き換え装置及びその方法
JPH1158290A (ja) ウェブの切断方法及び巻取方法
JPH0696420B2 (ja) 巻取方法
JP2008254920A (ja) シート切断・巻取装置
JP2002037491A (ja) スリッタの巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303