JP2002037491A - スリッタの巻取装置 - Google Patents

スリッタの巻取装置

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JP2002037491A
JP2002037491A JP2000221034A JP2000221034A JP2002037491A JP 2002037491 A JP2002037491 A JP 2002037491A JP 2000221034 A JP2000221034 A JP 2000221034A JP 2000221034 A JP2000221034 A JP 2000221034A JP 2002037491 A JP2002037491 A JP 2002037491A
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winding
film
plastic film
contact pressure
winding device
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Toshiro Nakamura
俊郎 中村
Toshio Azuma
敏夫 東
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NAKAMURA SLITTER CO Ltd
Nishimura Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
NAKAMURA SLITTER CO Ltd
Nishimura Seisakusho Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スリッタの巻取装置において、各個フリクシ
ョン中心駆動方式を組み合わせず、表面駆動方式のみに
よってL−LDPEフィルムを巻き取ること。 【解決手段】 巻取軸2を表面駆動ローラ4に対向さ
せ、プラスチックフィルム1のスリット後、複数のフィ
ルムを巻取軸に導き、表面駆動ローラによってそれを表
面駆動し、各フィルムを巻取軸のまわりに巻き取り、こ
れによって複数の巻取ロール9を形成し、巻取開始から
巻取完了までの間、各巻取ロール9を表面駆動ローラ4
に押し付け、両者間に接圧を生じさせるようした巻取装
置であって、プラスチックフィルムはL−LDPEフィ
ルムであり、接圧の初期値が250〜350N/M(フ
ィルム幅1Mあたり)に選定されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スリッタの巻取装置
に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】スリッタの巻取装置に表面駆
動方式のものがある。表面駆動方式の巻取装置では、巻
取軸が表面駆動ローラに対向し、プラスチックフィルム
のスリット後、複数のフィルムが巻取軸に導かれ、表面
駆動ローラによってそれが表面駆動され、回転し、各フ
ィルムが巻取軸のまわりに巻き取られる。これによって
複数の巻取ロールが形成され、巻取開始から巻取完了ま
での間、各巻取ロールが表面駆動ローラに押し付けら
れ、両者間に接圧が生じる。したがって、プラスチック
フィルムに空気が巻き込まれず、これを的確に巻き取る
ことができる。
【0003】ところで、最近、スリッタによってL−L
DPEフィルムをスリットし、巻き取ることが要望され
ている。この場合、問題はL−LDPEフィルムの特質
であり、それをどのようにして巻き取るかである。L−
LDPEフィルムとは超低密度ポリエチレンフィルムの
ことであり、伸びやすい性質をもつ。L−LDPEフィ
ルムのうち、特に、多孔質のオムツカバー用フィルムお
よびバッテリーのセパレータフィルムが伸びやすい性質
をもつ。このため、これまで、L−LDPEフィルムの
スリット後、表面駆動方式によってそれを巻き取ること
は困難であるとされてきた。表面駆動方式に各個フリク
ション中心駆動方式を組み合わせることも考えられる
が、各個フリクション中心駆動方式の場合、その構成が
複雑であり、コストが高い。各個フリクション中心駆動
方式とは巻取軸上において、フリクションを各巻取ロー
ルに作用させる方式のことであり、実質上、各巻取ロー
ルを互いに独立させ、中心駆動することができる。
【0004】
【発明の目的】この発明は、スリッタの巻取装置におい
て、各個フリクション中心駆動方式を組み合わせず、表
面駆動方式だけでL−LDPEフィルムを巻き取ること
を目的としてなされたものである。
【0005】この発明によれば、巻取軸が表面駆動ロー
ラに対向し、プラスチックフィルムのスリット後、複数
のフィルムが巻取軸に導かれ、表面駆動ローラによって
それが表面駆動され、各フィルムが巻取軸のまわりに巻
き取られる。これによって複数の巻取ロールが形成さ
れ、巻取開始から巻取完了までの間、各巻取ロールが表
面駆動ローラに押し付けられ、両者間に接圧が生じる。
さらに、この発明によれば、プラスチックフィルムにL
−LDPEフィルムが使用される。そして、接圧の初期
値が250〜350N/M(フィルム幅1Mあたり)に
選定される。
【0006】好ましい実施例では、プラスチックフィル
ムが原反から巻き出されるとき、ブレーキが原反に作用
し、プラスチックフィルムに巻出張力が与えられ、その
巻出張力が150〜200N/M(フィルム幅1Mあた
り)に選定される。
【0007】さらに、プラスチックフィルムが送りロー
ラを通り、表面駆動ローラおよび巻取ロールに導かれ、
表面駆動ローラは送りローラよりもわずかに高い周速度
をもって回転駆動される。そして、その周速度差が0.
5〜1.0%に選定され、プラスチックフィルムに巻取
張力が与えられる。
【0008】L−LDPEフィルムは多孔質のオムツカ
バー用フィルムまたはバッテリーのセパレータフィルム
である。
【0009】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
【0010】図1において、これはスリッタの巻取装置
であり、プラスチックフィルム1をスリットし、巻き取
るためのもので、一対の巻取軸2を有し、巻取軸2は巻
取アーム3に支持されており、表面駆動ローラ4に対向
する。一方、プラスチックフィルム1はL−LDPEフ
ィルムであり、原反5から巻き出され、ガイドローラ6
を通り、カッタ7に導かれる。L−LDPEフィルムは
多孔質のオムツカバー用フィルムまたはバッテリーのセ
パレータフィルムである。その後、カッタ7によってプ
ラスチックフィルム1がスリットされ、プラスチックフ
ィルム1のスリット後、それが送りローラ8を通り、表
面駆動ローラ4に導かれる。さらに、スリットされたフ
ィルム1が交互に振り分けられ、複数のフィルム1が一
方の巻取軸2に導かれ、残りのフィルム1が他方の巻取
軸2に導かれ、表面駆動ローラ4によってそれが表面駆
動され、回転し、各フィルム1が巻取軸2のまわりに巻
き取られる。これによって複数の巻取ロール9が形成さ
れる。この実施例では、巻取軸2としてエアチューブ式
のものが使用されており、複数の巻取コア10が巻取軸
2にはめ合わされ、エアチューブによってそれが固定さ
れ、各フィルム1が各巻取コア10に巻き取られる。
【0011】さらに、巻取開始から巻取完了までの間、
各巻取ロール9が表面駆動ローラ4に押し付けられ、両
者間に接圧Pが生じる。この実施例では、一方の巻取軸
2において、レバー11、エアシリンダ12およびダン
パ13が巻取アーム3に連結されており、エアシリンダ
12によってレバー11および巻取アーム3が引き下げ
られる。したがって、各巻取ロール9が表面駆動ローラ
4に押し付けられ、両者間に接圧Pが生じるものであ
る。さらに、エア源14がエアシリンダ12に接続され
ており、制御装置15が電空変換器16に接続され、電
空変換器16はエア源14に接続されている。したがっ
て、エアをエアシリンダ12に供給し、制御装置15お
よび電空変換器16によってそれを制御し、これによっ
て巻取ロール9と表面駆動ローラ4の接圧Pを制御する
ことができる。あらかじめ接圧Pの初期値を選定するこ
ともできる。さらに、検出器17によって巻取ロール9
の巻径Dが検出され、その検出信号が制御装置15に送
られる。他方の巻取軸2も同様である。制御装置15は
初期接圧力設定、変化率設定および巻取軸重量設定可能
である。
【0012】さらに、この巻取装置の場合、プラスチッ
クフィルム1はL−LDPEフィルムであり、多孔質の
オムツカバー用フィルムまたはバッテリーのセパレータ
フィルムであることは前述したとおりである。L−LD
PEフィルムとは超低密度ポリエチレンフィルムのこと
であり、伸びやすい性質をもつ。特に、多孔質のオムツ
カバー用フィルムまたはバッテリーのセパレータフィル
ムは伸びやすい性質をもつ。これを踏まえ、この巻取装
置の巻取ロール9については、図2に示すように、接圧
Pの初期値が250〜300N/M(フィルム幅1Mあ
たり)に選定されている。さらに、巻取開始後、制御装
置15および電空変換器16によってその接圧Pが制御
され、巻径Dの増大にともない、接圧Pはわずかに上昇
する。その後、接圧Pがテーパ状に減少し、巻取開始か
ら巻取完了までの間、接圧Pは曲線A,B間に保たれ
る。その理由は次のとおりである。
【0013】L−LDPEフィルム、特に、多硬質のオ
ムツカバー用フィルムまたはバッテリーのセパレータフ
ィルムの場合、接圧Pの初期値が250N/Mよりも小
さいとき、各巻取ロール9において、それぞれ巻きずれ
が生じるだけではなく、各巻取ロール9に巻径差が生
じ、L−LDPEフィルムを的確に巻き取ることができ
ない。反対に、接圧Pの初期値が350N/Mを越える
と、その接圧PによってL−LPDEフィルムが伸び、
好ましくない。したがって、接圧Pの初期値が250〜
300N/Mに選定されているものである。その後、接
圧Pをテーパ状に減少させることはテーパ制御方式と呼
ばれ、それ自体は一般に使用されている制御方式であ
る。
【0014】さらに、この巻取装置では、プラスチック
フィルム1が原反5から巻き出されるとき、ブレーキが
原反5に作用し、プラスチックフィルム1に巻出張力T
1が与えられる。そして、その巻出張力T1が150〜
200N/M(フィルム幅1Mあたり)に選定されてい
る。さらに、プラスチックフィルム1が送りローラ8を
通り、送りローラ8によってプラスチックフィルム1が
送られ、これが表面駆動ローラ4および巻取ロール9に
導かれるが、表面駆動ローラ4は送りローラ8よりもわ
ずかに高い周速度をもって回転駆動され、回転する。そ
して、その周速度差が0.5〜1.0%に選定されてお
り、表面駆動ローラ4は送りローラ8の100.5〜1
01.0%の周速度をもって回転駆動される。したがっ
て、表面駆動ローラ4と送りローラ8間において、表面
駆動ローラ4および巻取ロール9によってプラスチック
フィルム1が引っ張られ、プラスチックフィルム1に巻
取張力T2が与えられる。その理由は次のとおりであ
る。
【0015】前述したように、接圧Pの初期値が250
〜350N/Mに選定されていることは重要であるが、
それだけでは十分ではなく、L−LDPEフィルム、特
に、多孔質のオムツ用カバーフィルムまたはバッテリー
のセパレータフィルムの場合、その巻出張力T1が15
0N/Mよりも低いとき、それによって巻取ロール9の
巻きずれおよび巻径差が生じる。同様に、表面駆動ロー
ラ4と送りローラ8の周速度差が0.5%よりも小さい
とき、小さい巻取張力T2によって巻取ロール9の巻き
ずれおよび巻径差が生じる。反対に、巻出張力T1が2
00N/Mを越えると、それによってL−LDPEフィ
ルムが伸びる。同様に、表面駆動ローラ4と送りローラ
8の周速度差が1.0%を越えると、大きい巻取張力T
2によってL−LDPEフィルムが伸びる。したがっ
て、プラスチックフィルムの巻出張力T1が150〜2
00N/Mに選定され、表面駆動ローラ4と送りローラ
8の周速度差が0.5〜1.0%に選定されているもの
である。
【0016】そして、この巻取装置によってL−LDP
Eフィルムを巻き取るとき、接圧Pの初期値が250〜
300N/Mに選定され、プラスチックフィルムの巻出
張力T1が150〜200N/Mに選定され、表面駆動
ローラ4と送りローラ8の周速度差が0.5〜1.0%
に選定されていれば、巻取ロール9の巻きずれおよび巻
径差は生じず、L−LDPEフィルムが伸びることもな
く、これを的確に巻き取ることができる。したがって、
各個フリクション中心駆動方式を組み合わせなくても、
表面駆動方式によってL−LDPEフィルムを巻き取る
ことができるものである。250〜350N/M、15
0〜200N/Mおよび0.5〜1.0%という数値は
研究および実験を繰り返し、導き出されたもので、それ
によってL−LDPEフィルムを巻き取ることができる
のはすでに確かめられているところである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各個フリクション中心駆動方式を組み合わせなくて
も、表面駆動方式によってL−LDPEフィルムを巻き
取ることができ、初期の目的を達成することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す説明図である。
【図2】図1の巻取ロールと表面駆動ローラの接圧を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム 2 巻取軸 4 表面駆動ローラ 5 原反 8 送りローラ 9 巻取ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F055 AA05 BA14 BA16 CA09 CA11 DA07 EA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取軸を表面駆動ローラに対向させ、プ
    ラスチックフィルムのスリット後、複数のフィルムを前
    記巻取軸に導き、前記表面駆動ローラによってそれを表
    面駆動し、前記各フィルムを前記巻取軸のまわりに巻き
    取り、これによって複数の巻取ロールを形成し、巻取開
    始から巻取完了までの間、前記各巻取ロールを前記表面
    駆動ローラに押し付け、両者間に接圧を生じさせるよう
    にした巻取装置であって、前記プラスチックフィルムは
    L−LDPEフィルムであり、前記接圧の初期値が25
    0〜350N/M(フィルム幅1Mあたり)に選定され
    ていることを特徴とするスリッタの巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記プラスチックフィルムが原反から巻
    き出されるとき、ブレーキが前記原反に作用し、前記プ
    ラスチックフィルムに巻出張力が与えられ、その巻出張
    力が150〜200N/M(フィルム幅1Mあたり)に
    選定されていることを特徴とする請求項1に記載の巻取
    装置。
  3. 【請求項3】 前記プラスチックフィルムが送りローラ
    を通り、前記表面駆動ローラおよび前記巻取ロールに導
    かれ、前記表面駆動ローラは前記送りローラよりもわず
    かに高い周速度をもって回転駆動され、その周速度差が
    0.5〜1.0%に選定されており、前記プラスチック
    フィルムに巻取張力が与えられるようにしたことを特徴
    とする請求項2に記載の巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記L−LDPEフィルムは多孔質のオ
    ムツカバー用フィルムまたはバッテリーのセパレータフ
    ィルムであることを特徴とする請求項3に記載の巻取装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US9931756B2 (en) 2014-12-25 2018-04-03 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for producing separator and method for slitting
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