JPH09254959A - 段ボール箱 - Google Patents

段ボール箱

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JPH09254959A
JPH09254959A JP8090055A JP9005596A JPH09254959A JP H09254959 A JPH09254959 A JP H09254959A JP 8090055 A JP8090055 A JP 8090055A JP 9005596 A JP9005596 A JP 9005596A JP H09254959 A JPH09254959 A JP H09254959A
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box
wall
flaps
corrugated
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Mamoru Kinuta
守 絹田
Utsuku Hirakura
寵 平倉
Fumihiko Sedai
文彦 世代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陳列兼梱包用箱として使用される段ボール箱
の開封作業性を向上させ、また製品が梱包されている段
ボール箱を開封状態で積み上げた場合の安定性を向上さ
せる。 【解決手段】 一対のサイドフラップ3a、3bが連接
されている天壁1、一対のサイドフラップ3c、3dが
連接されている底壁5、一対の側壁2a、2b、及び側
壁2a、2bの両端に連接された折込壁4a、4bを有
するサイドフラップ付き段ボール箱10aにおいて、組
立後の段ボール箱の高さ方向の天壁側サイドフラップの
長さh2 と底壁側サイドフラップの長さh3 とを、それ
ぞれ該段ボール箱の高さh1 の1/2未満とし、かつ組
立後の段ボール箱において天壁側サイドフラップ3a、
3b及び底壁側サイドフラップ3c、3dのそれぞれの
縁辺に沿う周方向の切断誘導線PC,PD,PE,PF を、折
込壁4a、4b及び側壁2a、2bに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列兼梱包用箱と
して使用される段ボール箱に関する。さらに詳しくは、
本発明は、開封作業性を向上させると共に、製品が梱包
されている段ボール箱を積み上げて陳列した場合に、そ
の段ボール箱内に梱包されている製品を外部から良好に
観察できるようにし、かつ積み上げ時の安定性も向上す
るようにした、サイドフラップ付き段ボール箱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、スーパーマーケットその他量販
店等では、段ボール箱に梱包されていた製品の陳列時
に、その製品を段ボールから取り出すことなく、段ボー
ル箱を上下に分割開封し、その天壁側部分を取り去って
内部の製品を露出させたものをそのまま陳列することが
なされている。この場合、開封した段ボール箱を複数段
積み上げたり、あるいは未開封の段ボール箱を複数段積
み上げ、その上に開封した段ボール箱を積み重ねること
がなされている。
【0003】このように陳列兼梱包用箱として使用され
る段ボール箱については、開封作業を、カッター等を使
用することなく、素手で容易に行えるようにすることが
望まれる。そこで、従来より、段ボール箱の周壁にミシ
ン目を入れ、ミシン目に沿って段ボール箱が開封できる
ようにしたり、あるいは段ボール箱の周壁の内面にテア
テープを付設し、テアテープを引っ張ることにより段ボ
ール箱を上下に横断分割できるようにすることがなされ
ている。
【0004】このような陳列兼梱包用箱として汎用され
ている段ボール箱の例としては、例えば、次のようなも
のをあげることができる。即ち、図10は陳列兼梱包用
箱として使用されるミシン目付き段ボール箱の展開図で
あり、図11はそれを組み立た立体図であり、図12
は、製品が梱包されている段ボール箱の開封作業の説明
図である。この段ボール箱10xは、天壁1、側壁2
a、底壁5、側壁2bが連接し、さらに天壁1には対向
する一対のサイドフラップ3a、3b、及び継ぎしろ6
が連接し、側壁2a、2bの両端にはそれぞれ折込壁4
a、4bが連接し、底壁5の両端にはサイドフラップ3
c、3dが連接したものである。そして、この天壁1の
周りの4本の稜辺にはミシン目PA が形成され、また、
側壁2aと折込壁4aとの2本の稜線、並びに側壁2b
と折込壁4bとの2本の稜線にもミシン目PB が形成さ
れたものである。
【0005】この段ボール箱10xに製品を梱包後、開
封する時には、図12(a)に示したように、まずミシ
ン目PA に沿って継ぎしろ6を引き破ることにより天壁
1と継ぎしろ6との稜線を切断し、引き続きそのミシン
目PA に沿って天壁1とサイドフラップ3b、側壁2
a、サイドフラップ3aとの稜線も順次切断する。これ
により、図12(b)に示したように天壁1を外し、製
品20の上面を露出させる。次いで、図12(c)に示
したように、側壁2a、2bと折込壁4a、4bとの稜
線に形成されている4本のミシン目PB に沿って側面の
稜線も切断する。
【0006】こうして製品20を段ボール箱10xから
取り出せるようにした後、製品20をこの段ボール箱1
0xごと店頭に陳列する。この際、多くは、未開封の段
ボール箱が複数段積み上げられ、その最上段に開封した
段ボール箱が積まれる。
【0007】また、陳列兼梱包用箱として汎用されてい
る段ボール箱の例としては、図13の展開図及び図14
の立体図を有する、テアテープ付きの段ボール箱10y
もあげることができる。この段ボール箱10yには、製
品を梱包後、開封するときに、底壁5側のサイドフラッ
プ3c、3dに沿った周方向に段ボール箱を横断分割で
きるように、テアテープ7が、一対の側壁2a、2bと
これらに連接している折込壁4a、4bの内側に付設さ
れている。また、テアテープ7を引っ張るときの開封始
点となるH字状切れ目8が折込辺4a、4bに形成され
ている。
【0008】そこで、開封時には、H字状切れ目8で略
囲まれている部分を引き起こしてそれを引っ張り、図1
5(a)に示すようにテアテープ7に沿って段ボール箱
10yを横断分割し、天壁1側の部分を取り去る。これ
により、図15(b)に示すように底壁5側がトレー状
箱体Tb として残り、梱包されていた製品21が容易に
取り出せるようになる。
【0009】こうして製品21を段ボール箱10yから
取り出せるようにした後は、前述の段ボール箱10xと
同様に、製品21を段ボール箱10yごと店頭に陳列す
る。だたしこの段ボール箱10yにおいては、開封後に
底壁5側がトレー状箱体Tbとなるので、製品の陳列時
に、未開封の段ボール箱を複数段積み上げ、その最上段
に開封した段ボール箱を積むだけでなく、図16に示し
たように、開封した段ボール箱を積み上げることも多く
なされている。これは、製品を梱包した段ボール箱を積
み上げたときに、積み上げられた製品が段ボールで覆わ
れているよりも、直接的に外部から見えるようにした方
が、店頭に訪れる一般消費者に強く製品の存在を認識さ
せることができるからである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の段ボール箱10y、10yには次のような
問題点があった。
【0011】まず、図10〜図12に示した段ボール箱
10xの場合、開封時に天壁1の周りの稜線に形成され
た4本のミシン目PA と側壁2a、2bと折込壁4a、
4bとの稜線に形成された4本のミシン目PB とを一度
に切断することができず、開封作業が繁雑であるという
問題があった。また、開封後の段ボール箱の形態がトレ
ー状にならないので、店頭に、製品20を梱包した段ボ
ール箱を複数段積み上げる場合に、最上段以外は未開封
状態で積み上げなくてはならず、店頭に訪れる一般消費
者に、製品20の存在を強く印象づけることができない
という問題があった。
【0012】また、図13〜図15に示した段ボール箱
10yの場合には、開封作業の繁雑さの点では上記の段
ボール箱10xに比して改善されているが、テアテープ
7で段ボール箱10yを横断分割した後には、段ボール
箱10yの表面ライナーが剥がれて美観が損なわれ、陳
列用の箱として好ましくないという問題があった。ま
た、この段ボール箱10yにおいては、開封後に底壁5
側がトレー状箱体Tb となるので、製品を梱包した段ボ
ール箱を店頭に積み上げるとき、図16に示したよう
に、開封状態で積み上げることができるが、段ボール箱
内の製品21がボトル状のとき、特に先端が細いボトル
状のときには、積み上げた状態が不安定となり、店頭で
積み上げた段が崩れるおそれがあった。そのため、実際
には、開封状態の段ボール箱を複数段積み上げるのでは
なく、未開封状態のものを複数段積み上げ、その上の最
上段のみを開封状態とすることも多くなされている。し
たがって、この段ボール箱10yにおいても、上述の段
ボール箱10xと同様に、店頭での製品21の陳列に際
して、店頭に訪れる一般消費者に、製品21の存在を強
く印象づけることができないという問題が生じていた。
【0013】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、陳列兼梱包用箱として使用
される段ボール箱について、開封作業性を向上させるこ
とを目的とする。また、製品が梱包されている段ボール
箱を積み上げて陳列した場合に、その段ボール箱内に梱
包されている製品を外部から良好に観察できるように
し、かつ積み上げ時の安定性も向上させることを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、陳列兼梱包
用箱として使用される段ボール箱のうち、天壁に連接し
た天壁側サイドフラップと底壁に連接した底壁側サイド
フラップとを有するサイドフラップ付き段ボール箱につ
いて、段ボール箱の組立後の状態で、天壁側サイドフラ
ップと底壁側サイドフラップとの、段ボール箱の高さ方
向の長さを、共に、トレー状箱体の深さとして好適な比
較的短い長さとし、かつ天壁側サイドフラップ及び底壁
側サイドフラップのそれぞれの縁辺に沿ったミシン目を
段ボール箱の周方向に延ばして形成することにより、簡
単な開封作業で、段ボール箱の底壁側にも天壁側にもト
レー状箱体を残すことができ、これにより上記の目的を
達成できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0015】即ち、本発明は、対向する一対のサイドフ
ラップが連接されている天壁、対向する一対のサイドフ
ラップが連接されている底壁、一対の側壁、及び側壁の
両端に連接され、組立後の段ボール箱において天壁側サ
イドフラップ及び底壁側サイドフラップの下地となる折
込壁を有するサイドフラップ付き段ボール箱において、
組立後の段ボール箱の高さ方向の天壁側サイドフラップ
の長さと底壁側サイドフラップの長さとが、それぞれ該
段ボール箱の高さの1/2未満であり、かつ組立後の段
ボール箱において天壁側サイドフラップ及び底壁側サイ
ドフラップのそれぞれの縁辺に沿った周方向の切断誘導
線が、折込壁及び側壁に形成されていることを特徴とす
る段ボール箱を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。なお、前述の従来例も含め
て、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表し
ている。
【0017】本発明は、対向する一対のサイドフラップ
が連接されている天壁、対向する一対のサイドフラップ
が連接されている底壁及び一対の側壁を有する段ボール
箱であって、側壁の両端には、組立後の段ボール箱にお
いて天壁側サイドフラップ及び底壁側サイドフラップの
下地となる折込壁が連接されている段ボール箱に適用す
ることができる。このような段ボール箱としては、例え
ば、JIS Z1507の0410形ラップラウンドケ
ースをあげることができる。
【0018】図1は、ラップラウンドケース形の段ボー
ル箱に本発明を適用した実施例の段ボール箱10aの展
開図、図2はそれを組み立てた立体図、図3は、製品が
梱包されている段ボール箱の開封作業の説明図である。
【0019】この段ボール箱10aは、図10の段ボー
ル箱10xと同様に、天壁1、側壁2a、底壁5、側壁
2bが連接し、さらに天壁1には対向する一対のサイド
フラップ3a、3b、及び継ぎしろ6が連接し、側壁2
a、2bの両端にはそれぞれ折込壁4a、4bが連接
し、底壁5の両端にはサイドフラップ3c、3dが連接
したものであるが、図2に示したように、組立後の段ボ
ール箱10aの高さ方向の天壁側サイドフラップ3aの
長さh2 が段ボール箱の高さh1 の約1/3であり、底
壁側サイドフラップ3cの長さh3 も段ボール箱の高さ
h1 の約1/3となっている。そのため、段ボール箱1
0aの一側面内で対向するサイドフラップ3aとサイド
フラップ3cとの間、及びサイドフラップ3bとサイド
フラップ3dとの間には間隙があいている。したがっ
て、サイドフラップ3a及びサイドフラップ3cにより
形成される段ボール箱の一側面においては、折込壁4
a、4bの一部が段ボール箱の表面に現れており、ま
た、サイドフラップ3b及びサイドフラップ3dから形
成される段ボール箱の一側面においても同様に、折込壁
4a、4bの一部が段ボール箱の表面に現れている。
【0020】ここで、この段ボール箱10aにおいて
は、段ボール箱の切断誘導線として、サイドフラップ3
a及びサイドフラップ3c側の側面の折込壁4a、4b
に、それぞれサイドフラップ3a及びサイドフラップ3
cの縁辺に沿った2条のミシン目PC 、PD とミシン目
PE 、PF とが形成され、また、サイドフラップ3b及
びサイドフラップ3d側の側面の折込壁4a、4bに
も、それぞれサイドフラップ3b及びサイドフラップ3
dの縁辺に沿った2条のミシン目が形成されていること
が大きな特徴となっている。
【0021】即ち、この段ボール箱10aに製品を梱包
後、開封する時には、図3(a)に示したように、折込
壁4a、4bを引っ張り、ミシン目PC 、PD 、PE 、
PFに沿って段ボール箱10aを横断分割する。これに
より、極めて容易に迅速に、図3(b)に示したよう
に、段ボール箱10aの底壁5側にトレー状箱体Tbを
形成し、天壁1側にもトレー状箱体Ttを形成すること
ができる。また、こうして得られるトレー状箱体Tb、
Ttの縁辺(即ち、ミシン目PC 、PD 、PE 、PF に
沿った切断線)は整ったものとなり、段ボール箱をテア
テープで引き裂いた場合のようなライナーの剥がれや切
断線の乱れはない。したがって、商品陳列用箱として好
適なものとなる。
【0022】また、このように開封した段ボール箱10
aを店頭に陳列する場合、図4に示すように、底壁5側
のトレー状箱体Tbと天壁1側のトレー状箱体Ttとに
製品20が挟まれている状態のものを複数段積み上げ、
その最上段に天壁1側のトレー状箱体Ttを取り去った
ものを積み上げればよい。これにより段ボール箱に梱包
されていた製品20が、直接的によく見えるようになる
ので、店頭で一般消費者にこの製品20を強く認識させ
ることが可能となる。また、開封した段ボール箱を積み
上げるに際して、製品にはトレー状箱体Ttが被さって
いるので、従来のトレー状箱体Tbのみからなる開封状
態の段ボール箱と製品とを積み上げた場合に比して、積
み上げた状態の安定性を大きく向上させることができ
る。したがって、図4では、この段ボール箱10aで陳
列する製品が箱体の場合を示しているが、ボトル状のも
のであっても、安定性よく積み上げた状態で陳列するこ
とが可能となる。
【0023】また、この段ボール箱10aにおいては、
組立後の段ボール箱10aの一側面内で対向する一対の
折込壁4a、4bについて、折込壁4aの段ボール箱の
幅方向の長さw2 が段ボール箱の幅方向の長さw1 の約
1/7であり、折込壁4bの段ボール箱の幅方向の長さ
w3 も段ボール箱の幅方向の長さw1 の約1/7であ
る。したがって、この段ボール箱10aの側面には開口
部9が形成され、この開口部9を通して、段ボール箱内
が未開封状態であっても、その中に梱包されている製品
が外部から見えるようになる。よって、製品を梱包した
段ボール箱10aを未開封状態で店頭に陳列した場合で
も、その内容物を店頭に訪れる一般消費者に強く認識さ
せることができるので好ましい。また、開口部9が形成
されていると、そこから指を差し入れて容易にミシン目
PC 、PD 、PE 、PF を開くことができるので、この
点からも開口部9の形成は好ましい。
【0024】また、この段ボール箱10aでは前述のよ
うに、組立後の段ボール箱10aの高さ方向の天壁側サ
イドフラップ3aの高さh2 が段ボール箱の高さh1 の
約1/3であり、底壁側サイドフラップ3cの高さh3
も段ボール箱の高さh1 の約1/3となっている。この
サイドフラップ3a、3b、3c、3dの高さh2 、h
3 は、図10に示した段ボール箱10xのように、サイ
ドフラップ3aとサイドフラップ3c、あるいはサイド
フラップ3bとサイドフラップ3dとが段ボール箱の側
面で突き合わせになる場合、すなわち、サイドフラップ
3a、3b、3c、3dの高さが段ボール箱の高さh1
の1/2である場合に比して小さい。したがって、この
段ボール箱10aにおいては、図10の段ボール箱10
xに比して、段ボール箱10aの形成に要する段ボール
紙の量を18〜28%程度節減することができる。
【0025】なお、上述の実施例の段ボール箱10aで
は、天壁側サイドフラップ3a、3bの高さh2 と底壁
側サイドフラップ3c、3dの高さh3 とを共に段ボー
ル箱の高さh1 の略1/3とした例を示したが、本発明
はこれに限られない。これらサイドフラップ3a、3
b、3c、3dの高さh2 、h3 は、段ボール箱の高さ
h1 の1/2未満とし、それにより、段ボール箱の側面
において対向する天壁側サイドフラップ3a、3bと底
壁側サイドフラップ3c、3dとの間に間隙があくよう
にし、その間隙から、サイドフラップ3a、3b、3
c、3dの下地に配されている折込壁のミシン目を引き
起こして開封できる限り特に制限はなく、梱包される製
品の大きさ、数量、配列等に応じて適宜定めることがで
きる。通常は、山積み陳列の作業性の点から、20〜1
50mmが好ましい。
【0026】また、上述の段ボール箱10aにおいて
は、組立後の段ボール箱10aの一側面内で対向する一
対の折込壁4a、4bの段ボール箱の幅方向の長さw2
、w3をそれぞれ段ボール箱の幅方向の長さw1 の約1
/7とした例を示したが、本発明においては、このよう
な折込壁4a、4bの長さについても特に制限はない。
段ボール箱で梱包する製品に応じて側面開口部9の大き
さを適宜定めることができ、さらにこの開口部9は後述
する実施例のように形成しなくてもよい。そして開口部
9の大きさによって、段ボール箱の幅方向の折込壁4
a、4bの長さw2、w3 を適宜定めることができる。
【0027】図5は、本発明の他の実施例の段ボール箱
10bの展開図であり、図6はそれを組み立てた立体図
である。この段ボール箱10bは、上述の段ボール箱1
0aと基本的に同様の構造を有するが、段ボール箱の長
さLに対する高さh1 を上述の段ボール箱10aよりも
高くし、それに応じて段ボール箱10bの高さh1 方向
の開口部9の大きさも広げたものである。
【0028】この図5及び図6に示した段ボール箱10
bにおいては、長さLが幅w1 よりも大きく、段ボール
箱10bのつま面にサイドフラップ3a、3b、3c、
3dが形成されているが、本発明においては、必ずしも
段ボール箱のつま面にサイドフラップ3a、3b、3
c、3dがくる必要はない。したがって、図7に示した
段ボール箱10cのように、段ボール箱10cの側壁2
a、2bがつま面を形成するようにしてもよい。
【0029】図8の展開図及び図9の立体図に示した段
ボール箱10dは、さらに異なる本発明の実施例の段ボ
ール箱10dである。この段ボール箱10dは、上述の
図5及び図6の段ボール箱10bにおいて、一側面内で
対向する一対の折込壁4a、4bが突き当たるように
し、開口部9が折込壁4a、4bで塞がれるようにした
ものである。このように、本発明においては、梱包する
製品等に応じて開口部9を形成しなくてもよい。この場
合、段ボール箱10dの開封時に容易にミシン目PC 、
PD 、PE 、PF に沿って段ボール箱10dを切断でき
るように、折込壁4a、4bに指を差し入れるためのミ
シン目PG 等を形成することが好ましい。なお、このミ
シン目PG の形状や形成位置は、段ボール箱が梱包する
製品の形状や個数等によって適宜定め、ミシン目PG で
囲まれた部分を押圧したときに、その背後に製品の壁面
が位置して押圧した部分の開口を妨げることがないよう
にすることが好ましい。
【0030】以上、本発明の実施例を図面に基づいて説
明したが、本発明の段ボール箱は、この他にも種々の態
様をとることができる。また、上述の実施例のミシン目
PC、PD 、PE 、PF の個々のミシン目形状にも特に
制限はなく、さらにミシン目に代えて、切断誘導線とし
てライナーカットを施し、これに沿って段ボール箱が開
封されるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の段ボール箱によれば、サイドフ
ラップに沿ったミシン目等の切断誘導線を開くことによ
り、極めて容易に迅速に開封作業を行うことができる。
また、開封後の段ボール箱には、底壁側と天壁側にそれ
ぞれトレー状箱体が形成されるので、店頭では、これら
のトレー状箱体で製品が挟まれた状態のものを複数段積
み上げることができる。このようにして製品を積み上げ
た状態は、従来の底壁側トレー状箱体のみを用いて積み
上げた場合に比して安定しており、ボトル状の製品も積
み上げることができる。したがって、店頭で、製品を梱
包していた段ボール箱を開封後、そのまま積み上げてそ
の製品が外部から良好に観察できるようにし、店頭に訪
れた消費者にその製品を強く認識させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の段ボール箱の展開図である。
【図2】本発明の実施例の段ボール箱の立体図である。
【図3】本発明の実施例の段ボール箱の開封方法の説明
図である。
【図4】本発明の実施例の段ボール箱の開封状態のもの
を、複数段積み上げた場合の説明図である。
【図5】本発明の実施例の段ボール箱の展開図である。
【図6】本発明の実施例の段ボール箱の立体図である。
【図7】本発明の実施例の段ボール箱の立体図である。
【図8】本発明の実施例の段ボール箱の展開図である。
【図9】本発明の実施例の段ボール箱の立体図である。
【図10】従来の段ボール箱の展開図である。
【図11】従来の段ボール箱の立体図である。
【図12】従来の段ボール箱の開封方法の説明図であ
る。
【図13】従来の段ボール箱の展開図である。
【図14】従来の段ボール箱の立体図である。
【図15】従来の段ボール箱の開封方法の説明図であ
る。
【図16】従来の段ボール箱の開封状態のものを、複数
段積み上げた場合の説明図である。
【符号の説明】
2a、2b 側壁 3a、3b、3c、3d サイドフラップ 4a、4b 折込壁 5 底壁 10a、10b、10c、10d 段ボール箱 PA,PB,PC,PD,PE,PF,PG ミシン目
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対のサイドフラップが連接さ
    れている天壁、対向する一対のサイドフラップが連接さ
    れている底壁、一対の側壁、及び側壁の両端に連接さ
    れ、組立後の段ボール箱において天壁側サイドフラップ
    及び底壁側サイドフラップの下地となる折込壁を有する
    サイドフラップ付き段ボール箱において、組立後の段ボ
    ール箱の高さ方向の天壁側サイドフラップの長さと底壁
    側サイドフラップの長さとが、それぞれ該段ボール箱の
    高さの1/2未満であり、かつ組立後の段ボール箱にお
    いて天壁側サイドフラップ及び底壁側サイドフラップの
    それぞれの縁辺に沿った周方向の切断誘導線が、折込壁
    及び側壁に形成されていることを特徴とする段ボール
    箱。
  2. 【請求項2】 組立後の段ボール箱の高さ方向の天壁側
    サイドフラップの長さと底壁側サイドフラップの長さと
    が、それぞれ20〜150mmである請求項1記載の段
    ボール箱。
  3. 【請求項3】 組立後の段ボール箱の一側面内で対向す
    る一対の折込壁の段ボール箱の幅方向の長さが、それぞ
    れ該段ボール箱の幅の1/2未満であり、該段ボール箱
    の側面に開口部が形成される請求項1記載の段ボール
    箱。
  4. 【請求項4】 組立後の段ボール箱の一側面内で対向す
    る一対の折込壁の段ボール箱の幅方向の長さが、それぞ
    れ20〜150mmである請求項3記載の段ボール箱。
  5. 【請求項5】 組立後の段ボール箱の一側面内で、対向
    する一対の折込壁が突当たっている請求項1記載の段ボ
    ール箱。
  6. 【請求項6】 組立後の段ボール箱において天壁側サイ
    ドフラップ、底壁側サイドフラップ及び折込壁が形成す
    る面が、段ボール箱のつま面となる請求項1記載の段ボ
    ール箱。
  7. 【請求項7】 組立後の段ボール箱において側壁が段ボ
    ール箱のつま面となる請求項1記載の段ボール箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015000742A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 サッポロビール株式会社 梱包箱及び梱包体
JP2017218190A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 王子ホールディングス株式会社 包装箱

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