JP2013151298A - 表示板付段ボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】天面板1内に、商品を収納したままの状態で店頭陳列する際に後面板の上方に突出させることができる商品情報等の表示板を形成した段ボール箱を提供する。
【解決手段】天面板1に不連続切目線を設けることによって形成した天面開封部6を前面板2側から切り離して天面を開封すると共に、天面開封部6内に不連続切目線を設けることによって形成されている表示板7の不連続切目線部分を切り離した後、切り離した天面開封部をその中間部における折目線L9a,L9bから内側に二つ折りに折畳んで全体を後面板の上端から上方に起立させることができる表示板付段ボール箱。
【選択図】 図5

Description

本発明は、商品の保管・輸送及び店頭陳列に兼用可能な段ボール箱に関する。特に、本発明は、天面板内を切り離して開封した状態のまま店頭陳列する際に、前面板側から天面を開封して後面板の上端から上方に直立又は傾斜状態に起立保持した状態の天面板内から表示板部分をさらに上方に起立させることができる表示板付段ボール箱に関する。
段ボール箱に収容した状態で商品を店頭に陳列する場合、販売店が推奨したい商品に関する販売店側の個性的な情報を消費者に提供して購買意欲を促進させること等を目的として、商品陳列場所に、商品名、価格、キャッチコピーや説明文、イラスト等の商品内容を消費者にアピールする情報(POP:Point of Purchase Advertising)を書き込んだ表示板等を設置することが行われる。
瓶入り飲料や缶入り飲料等を段ボール箱に収容した状態で保管・輸送し、店頭にそのまま陳列する場合にも、消費者の購買意欲をそそるような販売店側の提供情報(品質、価格等)を書き込んだパネルを陳列箇所に配置することや、情報入力紙片を段ボール箱外面に貼付したり、段ボール箱外面に情報を直接手書きしたりすることが行われている。
上記のような商品情報等の表示部を有する段ボール箱としては、段ボール箱とは別体の情報表示体を着脱自在に取り付けることができる取付部を段ボール箱本体に設けたもの(特許文献1)や、一対の端壁部の一方又は双方の端壁の上縁に折曲線を介して、外面に輸送時に必要な情報を印刷した第1表示部を連設し、該第1表示部にさらに折曲線を介して外面に商品の展示販売時に必要な情報を印刷した第2表示部を連設し、第1表示部と第2表示部の内面同士が対面するように折り重ねた状態で端壁部上縁からトレー天面上に折り曲げて輸送時に必要な情報を天面上面に表示して輸送し、店頭で展示販売する際には、第1表示部と第2表示部を折り重ねた状態のままトレー天面から引き起こして端壁上縁から外方に第2表示部の外面の展示情報印刷面が表面となるように突出させる形式の段ボール箱(特許文献2)等が提案されている。
上記特許文献1の形式の段ボール箱は、箱構造部材とは別体の情報表示用部材を必要とするものであるし、特許文献2の形式の段ボール箱は、商品収容に必要な構造部以外に情報表示部を形成するために余分な箱形成部材を必要とするものである。特許文献2に記載されている段ボール箱と同様に、一対の端壁に情報表示部となるフラップを連接した形式の表示機能付きラップラウンドケース(特許文献3)や、ディスプレー機能付きカートン(特許文献4)も提案されているが、特許文献2と同様に、商品収容に必要なトレー構造部のみを形成するためのサイズより大きいサイズのシート材料を必要とするものである。
他に、上記のような商品情報等の表示部を有する段ボール箱としては、天板に設けた一対の切り込みに、開封した前板を差し込んで看板部を起立保持する展示機能付き段ボール箱(特許文献5)、天面板の中間位置にヒンジ線を設け、その前方に支持板を介して繋がる側面板の部分を表示部とし、陳列時には、ヒンジ線を軸に支持板を起こし、表示部を下方に折り曲げ、表示部の下部に設けた突起を天面版の残存部に形成した差込穴に差し込んで表示部の起立状態を保持する形式の陳列箱(特許文献6)等も提案されている。これらの段ボール箱における表示部は、段ボールの天面板の開封作業に加えて、開封した天面板部分と段ボールの他の板面の加工部分と組み合わせて形成するものである。
実用新案登録番号第3034005号公報 特開2009−173330号公報 特開2008−297003号公報 特開2009−143603号公報 特開2010−173706号公報 特開2003−261135号公報
本発明は、商品の保管・輸送及び店頭陳列に兼用可能な天面開封型の段ボール箱であって、商品を収容したままの状態で店頭陳列する際に、天面板内に不連続切目線を設けることによって形成した天面板開封部を前面板側から切り離して開封した後、該天面板開封部をその中間部における折目線から折畳んで後面板側に起立させるという簡便な開封作業のみで起立させた天面板からさらに上方に起立した表示板を形成することができる表示板付段ボール箱を提供するものである。
本発明は、以下に規定される構造の表示板を天面板内に形成した天面開封部に有するという共通の構造上の特徴を備えた表示板付段ボール箱の発明である。
(1)外側側面板(1a,1a)が延設されている天面板(1)、内側側面板(2a,2a)が延設されている前面板(2)、外側側面板(3a,3a)が延設されている底面板(3)、内側側面板(4a,4a)が延設されている後面板(4)及び糊代部(5)が折目線(L1〜L4)を介して順に連設されている一枚の段ボール製ブランクシートBから組み立てられる矩形段ボール箱であって、
天面板(1)と両外側側面板(1a,1a)の間の両折目線(L5,L5)に沿って天面板(1)の先端縁(C1)から天面板(1)と前面板(2)の間の折目線(L1)の手前の屈曲点(P3,P4)まで同一長さで形成されている互いに平行な不連続切目線(Z1,Z1)と、該屈曲点(P3,P4)から天面板(1)と前面板(2)の間の折目線(L1)の中間部方向に屈曲して延びて該中間部領域において双方が接続して頂部(T)を形成している山形不連続切目線(Z2−Z2)とよりなる切り離し用不連続切目線によって天面板(1)内に天面開封部(6)が形成され、
さらに、該天面開封部(6)内には、互いに平行な不連続切目線(Z1,Z1)のそれぞれの中間領域において相対する2点(P7,P8)間を結ぶ仮想線(L11)上の離れた2点の一方の点(P1)から天面板(1)の先端縁(C1)近傍を巡って他方の点(P2)に至る切り離し用不連続切目線(Z3)によって舌片状の表示板(7)が形成されるとともに、互いに平行な不連続切目線(Z1,Z1)の中間領域において相対する2点(P7,P8)と仮想線上の離れた2点(P1,P2)に至る一対の折目線(L9a,L9b)が形成されていることを特徴とする表示板付段ボール箱。
(2)前記天面板(1)に形成されている天面開封部(6)内には、前記互いに平行な不連続切目線(Z1,Z1)における山形の不連続切目線(Z2−Z2)への屈曲点の近傍に天面板(1)の先端縁(C1)に平行な折目線(L10)が形成されていることを特徴とする(1)項に記載の表示板付段ボール箱。
(3)前記天面開封部(6)を切り離し可能に形成する全不連続切目線(Z1−Z2−Z2−Z1)がジッパー状切目線であり、前記天面板開封部(6)内に表示板(7)を形成する不連続切目線(Z3)は一点鎖線状切目線であることを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の表示板付段ボール箱。
(4)前記前面板(2)の一方の内側側面板(2a)の先端縁(C4)から前面板(2)内を経て他方の内側側面板(2a)の先端縁(C4)に至る全長部分、及び、前記後面板(4)の一方の内側側面板(4a)の先端縁(C5)から後面板(4)内を経て他方の内側側面板(4a)の先端縁(C5)に至る全長部分に、それぞれの中央部を全長にわたって帯状に引き裂くことが可能な引き裂き用テープ(8),(9)が貼着され、前面板(2)と後面板(4)におけるテープ貼着部には引き裂き開始先端形成用切込(10),(11)が形成されていることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の表示板付段ボール箱。
(5)前記天面板(1)及び底面板(3)のそれぞれに折目線(L5,L5),(L7,L7)を介して延設されている各外側側面板(1a,1a),(3a,3a)は、前記前面板(2)と後面板(4)のそれぞれに配置されている各引き裂き用テープ(8),(9)と重なる各先端縁(C2,C2),(C4,C4)の部分に切欠部(1b,1b,1b,1b),(3b,3b,3b,3b)が形成されていることを特徴とする(4)項に記載の表示板付段ボール箱。
(6)前記天面開封部(6)を切り離し可能に形成している全不連続切目線(Z1−Z2−Z2−Z1)における山形不連続切目線(Z2−Z2)が、天面板(1)と前面板(2)の間の折目線(L1)から天面板(1)の中央方向に離れた位置にその頂部(T)が形成された状態の山形不連続切目線(Z2−Z2)として形成されていることを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の表示板付段ボール箱。
(7)前記平行な不連続切目線(Z1,Z1)の各屈曲点(P3,P4)から天面板(1)と前面板(2)の間の折目線(L1)の両末端部に至る天面板(1)と両外側側面板(1a、1a)の間の折目線部分(L5,L5)に沿って不連続切目線(Z4,Z4)が形成され、天面板(1)と前面板(2)との間の折目線(L1)の全長部分にも該折目線(L1)に沿って不連続切目線(Z5)が形成されており、
さらに、天面板(1)と前面板(2)の間の折目線(L1)に沿う不連続切目線(Z5)と山形不連続切目線(Z2−Z2)とに跨って引き裂き開始先端形成用切込(12)が形成されていることを特徴とする(6)項に記載の表示板付段ボール箱。
本発明の表示板付段ボール箱は、天面板に不連続切目線を設けることによって形成した天面開封部を前面板側から切り離して天面を開封すると共に、天面開封部内に不連続切目線を設けることによって形成されている表示板の不連続切目線部分を切り離した状態で、切り離した天面開封部をその中間部における折目線から内側に二つ折りに折畳むことにより全体を後面板の上端から上方に起立させるという単純な開封作業のみで折畳んだ天面板の上端からさらに上方に起立するPOP等の表示板を形成することができる。
本発明の一実施例の表示板付段ボール箱の展開図(ブランクシート図)である。 図1のブランクシートから組み立てられた表示板付段ボール箱の斜視図である。 図2の表示板付段ボール箱の天面開封部を前面板側から開封する作業開始時の状態を示す図である。 図3に引き続いて天面開封部を後面板側に起立、固定する作業状態を示す図である。 図4の作業により表示板を起立させた状態の天面開封段ボール箱の収容商品展示時の状態を示す斜視図である。 図1〜図5とは異なる本発明の他の実施例の表示板付段ボール箱の展開図(ブランクシート図)である。 図6のブランクシートから組み立てた表示板付段ボール箱の天面開封部を開封し、表示板を起立させて後面板側に起立固定した商品展示時の状態を示す斜視図である。 図7の表示板付段ボール箱の天面板の残り部分を除去する作業状態を示す図である。
本発明の表示板付段ボール箱Aは、一枚の段ボールシートから形成されているブランクシートBから組み立てられる矩形段ボール箱の天面板に不連続切目線を設けて天面開封部を形成するとともに、該天面開封部内にさらに不連続切目線を設けて表示板を形成する部分を形成し、天面開封作業時に天面開封部内の不連続切目線を切り離して表示板を起立させる形式の表示板付段ボール箱である。
以下、図面を参照して本発明の表示板付段ボール箱を具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施例である表示板付段ボール箱の展開図(ブランクシート)である。
図1に示されるように、本発明の一実施例としての表示板付段ボール箱A用のブランクシートBは、天面板1、前面板2、底面板3、後面板4、糊代部5が以上の順序で折目線L1,L2,L3,L4を介して連設されており、天面板1の両側縁には折目線L5,L5を介して外側側面板1a,1aが延設され、前面板2の両側縁には折目線L6,L6を介して内側側面板2a,2aが延設され、底面板3の両側縁には折目線L7,L7を介して外側側面板3a,3aが延設され、後面板4の両側縁には折目線L8,L8を介して内側側面板4a,4aが延設されている。
また、天面板1内には、切り離し可能な全不連続切目線Z1−Z2−Z2−Z1によって天面開封部6が形成されており、該天面開封部5内には、さらに、一対の折目線L9a,L9bと不連続切目線Z3とによって舌片状の表示板7が形成されている。
上記天面開封部6を天面板1内に切り離し可能に形成する全不連続切目線Z1−Z2−Z2−Z1は、天面板1の先端縁C1から両外側側面板1a、1aとの間の両折目線L5,L5に沿って天面板1と前面板2の間の折目線L1の手前の両折目線L5,L5の2点P3,P4まで互いに平行な不連続切目線Z1,Z1として延びた後、該平行な両折目線L5,L5上の2点(P3,P4)を屈曲点として天面板1と前面板2を区分している折目線L1の中間部に向かって屈折して延びて折目線L1の中間部で接続して頂部Tを有する山形の不連続切目線Z2−Z2を形成している。
ここで、天面開封部6を形成する全不連続切目線Z1−Z2−Z2−Z1は、段ボール箱内に商品を収容して閉鎖された状態の天面板1から、前記頂部Tを切り離し開始部として全不連続切目線(Z1−Z2−Z2−Z1)を切り離して天面開封部6を開封できる不連続切目線である限り特に制限はないが、商品を収容した状態での取り扱い時の衝撃に耐える強度を備えるとともに切り離し作業の困難性もないことから、該不連続切目線は、ジッパー状又はジッパー式と称されている形式の不連続切目線とすることが好ましい。
天面開封部6を形成する全不連続切目線Z1−Z2−Z2−Z1における平行な不連続切目線Z1,Z1から山形の不連続切目線Z2−Z2に折れ曲がる屈曲点となっている両折目線L5,L5上の点P3,P4の位置は、前記山形の不連続切目線(Z2−Z2)の頂部Tを切り離し開始部として天面開封部6を切り離す作業をする際の切り離し易さを重視すると、天面板1と前面板2の間の折目線L1から離れた平行折目線L5,L5上の位置である方が望ましいが、天面開封部6を切り離した後に残される天面板1の残部Eの部分が多くなって収容商品が取り出し難くなることから、天面板1とその両外側側面板1a,1aとの間の両折目線L5,L5の全長(天面板1の先端縁C1から天面板と前面板の間の折目線L1までの距離)の70%前後の距離となる位置であることが好ましい。
天面開封部6を形成する全不連続切目線Z1−Z2−Z2−Z1における前記屈曲点から屈折している山形の不連続切目線Z2−Z2の頂部Tの領域は、その他の不連続切目線部分と同様の不連続切目線とすることができるが、頂部Tの領域は、天面開封部6の開封作業時の切り離し開始先端部とされる箇所であり、指で簡単に切り離して摘み易い先端部を形成できることが望ましいことから、図1に示すように、湾曲した連続切目線部分とすることが好ましい。
天面開封部6内に形成される表示板7は、図1に示されるように、互いに平行な不連続切目線Z1,Z1のそれぞれの中間領域において相対する2点(P7,P8)間を結ぶ仮想線L11上の離れた2点の一方の点P1から天面板1の先端縁C1の近傍を巡って他方の点P2に至る不連続切目線Z3によって舌片状の切り離し可能領域を形成するとともに、互いに平行な不連続切目線Z1,Z1の中間領域において相対する2点(P7,P8)を起点とし、前記仮想線上の離れた2点(P1,P2)に至る一対の折目線L9a,L9bを形成し、該折目線L9a,L9bから天面開封部6を二つ折りに折畳んだ際に、切目線Z3が切り離されている舌片状の表示板7が折目から起立できるように形成されている。
表示板6における不連続切目線Z3は、該切目線部分を指で押し込むだけで切り離し可能であることが望ましいことから、接続部が点状である一点鎖線状の不連続切目線であることが好ましい。
また、表示板6の大きさは、表示板に表示される商品に関する各種情報量によって任意に設定することができる。
この表示板7は、天面開封部6を開封した後に、前記不連続切目線Z3部分を切り離した状態で天面開封部6を折目線L9a、L9bに沿って内側に折畳むだけで、該折目線9a,9b部分からなる天面開封部の上端からさらに上方に起立した状態となる。
天面開封部6内には、平行不連続切目線Z1,Z1から山形の不連続切目線Z2−Z2への屈曲点となっている両折目線L5,L5上の点P3の近傍の点P5と,点P4の近傍の点P6の間を結んで天面板1の先端縁C1に平行な折目線L10が形成されていることが好ましい。
この折目線L10を設けることにより、図2の組み立て完成状態の商品収容段ボール箱Aから、図3に示すように、全不連続折目線Z1−Z2−Z2−Z1を切り離して天面開封部6を開封するとともに、表示板7の不連続切目線Z3をも切り離し、図4に示すように、糊代部5の面に接合されている天面板1の先端縁C1側を基部として天面開封部6を起立させつつ、図5に示すように山形の先端部Fを収容商品と前面板の内面との間に差し込んだ状態で表示板を起立状態に固定する際に、図4に示すように、山形の先端部Fを折目線L10から内側に折り曲げて収容商品と前面板内面の間に差し込み易くすることができる。
図1に示すように、本発明の表示板付段ボール箱Aの前面板2及び後面板4に、それぞれの内側側面板の一方の先端縁から前面板2内及び後面板4内を経て他方の先端縁にわたる引き裂き用テープ8と9を設けることができる。このような引き裂き用テープにより、POP情報を表示板に表示する必要がない段ボール箱については引き裂き用テープを引き裂いて段ボール箱を上下に分割し、上部側を取り除くことにより、商品Dを取り出し易い状態として展示することも可能となる。
また、前面板2と後面板4に引き裂き用テープ8,9を設ける場合、天面板1及び底面板3のそれぞれに延設されている各外側側面板1a,1aと3a,3aは、前記前面板2と後面板4のそれぞれに配置されている各引き裂き用テープ8及び9と重なる各先端縁(C2,C2)、(C4,C4)の部分に切欠部(1b,1b,1b,1b),(3b,3b,3b,3b)を形成することが好ましい。このような切欠き部を設けることにより、天面板1と底面板3に延設されている外側側面板の内側に折り込まれた状態とされている前面板2の内側側面板3a,3aと後面板4の内側側面板4a,4a部分をも容易に引き裂くことが可能となる。
また、天面開封部6を開封し、表示板にPOP情報を表示した状態で展示された段ボール箱内に収容されている商品Dのうち、天面開封部6を切り離した後に前面板2側に残される天面板部分で覆われている収容商品の取り出しを容易にする必要がある場合にも、該引き裂き用テープにより段ボール箱を上下に2分して上部側を取り除くことにより、商品の取り出しを容易にすることが可能である。
図6は、図1〜図5とは異なる本発明の実施例の表示板付段ボール箱の展開図(ブランクシートB)である。
図6に示される表示板付段ボール箱用のブランクシートBは、天面板1に天面開封部6を切り離し可能に形成されている全不連続切目線Z1−Z2−Z2−Z1における山形の不連続切目線Z2−Z2の配置状態が図1〜図5の実施例の表示板付段ボール箱Aと異なっている。その他の前面板2、底面板3、後面板4及び糊代5の部分の構成は図1と同様である。
図6に示すように、全不連続切目線Z1−Z2−Z2−Z1における山形の不連続切目線Z2−Z2の部分は、その山形の頂部Tの位置が、天面板1と前面板2の間の折目線L1から離れた位置とされている。
そして、互いに平行な不連続切目線Z1,Z1から山形の不連続切目線Z2−Z2への屈曲部となる2点(P3,P4)と、天面板1と前面板2を区分する折目線L1の両末端部との間の折目線L5,L5部分に該折目線に沿う不連続切目線Z4,Z4が形成され、天面板1と前面板2の間の折目線L1の全長部分にも該折目線L1に沿って不連続切目線Z5が形成されている。
さらに、天面板1と前面板の間の折目線L1に沿う不連続切目線Z5と前記山形の頂部Tを形成している山形の不連続切目線Z2−Z2との間の帯状の天面板の残部Fには引き裂き開始先端用切込11が形成されている。
図6のブランクシートBから組み立てられる表示板付段ボール箱の場合、図7に示すように、天面開封部6を開封して表示板7を有する天面開封部6を固定した段ボール箱を形成した後、図8に示すように、山形の不連続切目線Z2−Z2の頂部Tを切り離し先端部として天面開封部6を切り離した後に残される、不連続切目線Z2−Z2−Z4−Z5−Z4で囲まれる帯状の天面板1の残部Fをその中央部における切込12を切り離し先端部として両方向に切り離し、取り除くことにより段ボール箱の天面全体を開封して全収容商品を取り出し易くすることができる。
なお、本発明の表示板付段ボール箱の場合、天面1の両側縁の折目線L5,L5に沿う平行不連続切目線Z1,Z1は、天面開封部の面積を最大とすることができることから図1〜図8に示すように、両折目線上に設けることが好ましいが、両折目線から離れた天面1内に両折目線に平行に設けることも可能である。
本発明の表示板付段ボール箱は、天面板に不連続切目線を設けることによって形成した天面開封部を前面板側から切り離して天面を開封すると共に、天面開封部内に不連続切目線を設けることによって形成されている表示板の不連続切目線部分を切り離した後、切り離した天面開封部をその中間部における折目線から内側に二つ折りに折畳んで全体を後面板の上端縁から上方に起立させるという単純な開封作業のみで折畳んだ天面板の上端縁からさらに上方に起立させたPOP表示板を形成することができるので、商品を収納したままの状態で店頭陳列するタイプの多種類のPOP表示商品用段ボール箱に適用可能である。
1:天面板
2:前面板
3:底面板
4:後面板
5:糊代
6:天面開封部
7:表示板
8:切り離し用テープ
9:切り離し用テープ
10、11,12:切込
1a,3a:外側側面板
2a,4a:内側側面板
1b、3b:外側側面板先端縁切欠部
A:表示板付段ボール箱
B:ブランクシート
C1〜C5:側面板先端縁
D:収容商品
E:天面板残部
F:山形の先端部
L1〜L10:折目線
L11:仮想線
P1、P2:不連続切目線の起点
P3,P4:不連続切目線の変曲点
P5,P6:折目線の起点
P7,P8:折目線の起点
Z1〜Z5:不連続切目線

Claims (4)

  1. 外側側面板が延設されている天面板、内側側面板が延設されている前面板、外側側面板が延設されている底面板、内側側面板が延設されている後面板及び糊代部が折目線を介して順に連設されている一枚の段ボール製ブランクシートから組み立てられる矩形段ボール箱であって、
    天面板と両外側側面板の間の両折目線に沿って天面板の先端縁から天面板と前面板の間の折目線の手前の屈曲点まで同一長さで形成されている互いに平行な不連続切目線と、該屈曲点から天面板と前面板の間の折目線の中間部方向に屈曲して延びて該中間部領域において双方が接続して頂部を形成している山形不連続切目線とよりなる切り離し用不連続切目線によって天面板内に天面開封部が形成され、
    さらに、天面開封部内には、互いに平行な不連続切目線のそれぞれの中間領域において相対する2点間を結ぶ仮想線上の離れた2点の一方の点から天面板の先端縁近傍を巡って他方の点に至る不連続切目線によって舌片状の表示板が形成されるとともに、互いに平行な不連続切目線の中間領域において相対する2点と仮想線上の離れた2点の間に一対の折目線が形成されていることを特徴とする表示板付段ボール箱。
  2. 前記天面板に形成されている天面開封部内には、互いに平行な不連続切目線における山形不連続切目線への屈曲点の近傍に天面板の先端縁に平行な折目線が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示板付段ボール箱。
  3. 前記天面開封部を切り離し可能に形成している全不連続切目線における山形不連続切目線が、天面板と前面板の間の折目線から天面板の中央方向に離れた位置にその頂部が形成された状態の山形不連続切目線として形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示板付段ボール箱。
  4. 前記平行な不連続切目線の各屈曲点から天面板と前面板の間の折目線の両末端部に至る天面板と両外側側面板の間の折目線部分に沿って不連続切目線が形成され、天面板と前面板との間の折目線の全長部分にも該折目線に沿って不連続切目線が形成されており、
    さらに、天面板と前面板の間の折目線に沿う不連続切目線と前記山形不連続切目線とに跨って引き裂き開始先端形成用切込が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の表示板付段ボール箱。
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