JPH09254851A - スクータ型車両のフロア構造 - Google Patents

スクータ型車両のフロア構造

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JPH09254851A
JPH09254851A JP8089013A JP8901396A JPH09254851A JP H09254851 A JPH09254851 A JP H09254851A JP 8089013 A JP8089013 A JP 8089013A JP 8901396 A JP8901396 A JP 8901396A JP H09254851 A JPH09254851 A JP H09254851A
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floor
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Katsuichi Yagisawa
勝一 八木澤
Hiroyasu Sugitani
啓安 杉谷
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の少ない簡単な構造でマフラー等の
メンテナンス時にもフロアカバーを外して簡単に作業が
できるスクータ型車両のフロア構造を安価に供する。 【解決手段】 車両前後中央に低床式フロアを有し、該
フロア後方の車体フレーム7は後方へ立ち上げられ、そ
の下方にパワーユニット21が揺動自在に枢支されたスク
ータ型車両において、前記フロアを構成するフロアカバ
ー50は、その後部52が後方へ立ち上げられて前記車体フ
レーム7の立ち上がりの下部前方および左右側方を覆
い、フロアカバー50の後部52上端が前記フロア後方の車
体フレーム7の周囲を全体的に覆うボディカバー55の前
部下端に連接し、フロアカバー50とボディカバー55との
連接部Aをパワーユニット21の排気管35取付部Bより上
方に位置させたスクータ型車両のフロア構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型車両に
おけるステップフロアのフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両におけるフロアカバー
は、通常メンテナンス等のために取り外すことがあまり
ないので、組付け初期の段階で取付けられ、次に取付け
られたフロアカバーに合わせてボディカバーが取付けら
れる構造をしているのが一般的である。
【0003】パワーユニットの前部の内燃機関の排気管
取付部分を着脱してマフラー等のメンテナンスを行うよ
うな場合であっても、大型のボディカバーを取り外すこ
とになり、作業が容易でない。そこでボディカバーにメ
ンテナンス用のリッドを設けたり、ボディカバーを分割
して左右のサイドカバーを合体させる構造としたりして
いた(特開昭62−94488 号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしメンテナンス用
リッドやサイドカバーのための金型等が必要とされ、コ
スト高となり、また組立工数が多く作業効率が良くない
等の難点がある。本発明は、かかる点に鑑みなされたも
ので、その目的とする処は、部品点数の少ない簡単な構
造でマフラー等のメンテナンス時にもフロアカバーを外
して簡単に作業ができるスクータ型車両のフロア構造を
安価に供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、車両前後中央に低床式フ
ロアを有し、該フロア後方の車体フレームは後方へ立ち
上げられ、その下方にパワーユニットが揺動自在に枢支
されたスクータ型車両において、前記フロアを構成する
フロアカバーは、その後部が後方へ立ち上げられて前記
車体フレームの立ち上がりの下部前方および左右側方を
覆い、前記フロアカバーの後部上端が前記フロア後方の
車体フレームの周囲を全体的に覆うボディカバーの前部
下端に連接し、前記フロアカバーとボディカバーとの連
接部を前記パワーユニットの排気管取付部より上方に位
置させたスクータ型車両のフロア構造とした。
【0006】フロアカバーとボディカバーとの連接部を
前記パワーユニットの排気管取付部より上方に位置させ
ているので、フロアカバーだけを外せば排気管の着脱が
可能となりメンテナンス作業が簡単になるとともに、メ
ンテナンス用のリッドやサイドカバー等が不要でそのた
めの金型等の投資が不要であり、部品点数および組立工
数が少なく、コストの低減を図ることができる。
【0007】前記フロアカバーとボディカバーとの連接
部は、前記ボディカバーの取付部の外側に前記フロアカ
バーの取付部が重ねられ結合される請求項1記載のスク
ータ型車両のフロア構造とすることで、取付けられた状
態にあるボディカバーに対してフロアカバーのみを着脱
し易く、排気管やマフラーのメンテナンス作業を容易に
することができる。
【0008】前記フロアカバーとボディカバーとの連接
部は、一方に係止爪を有し、他方に係止孔を有して、両
者が係合して結合される請求項2記載のスクータ型車両
のフロア構造とすることで、フロアカバーの着脱の容易
性を確保するとともに、ボディカバーとの連接を確実に
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図12に図示し説明する。スクータ型自
動二輪車1は、図1に図示されるように、車体フレーム
2の前後に前輪3および後輪4を備え、該車体フレーム
2は、ヘッドパイプ5と該ヘッドパイプ5から後下方に
垂下するとともにフロアカバー50下部で略水平後方へ延
長された円管状ダウンフレーム6と、該ダウンフレーム
6の後端部6aに一体に結合されるとともに、後上方に
立ち上がる中空長方形断面(車巾方向寸法の方が大き
い)のリヤフレーム7とよりなり、該リヤフレーム7の
前方下部7aは下後方に向かって湾曲されるとともに、
後方パワーユニット21の下方を覆うように後方へ延長さ
れている。
【0010】またダウンフレーム6の後端部6aは、図
2に図示されるように、僅かに下方へ湾曲されるととも
に、ダウンフレーム6とリヤフレーム7との当接部両側
縁は、溶接でもって一体に結合されている。
【0011】さらにダウンフレーム6とリヤフレーム7
の当接部より前方に位置したダウンフレーム6の水平後
部6bの上面と、ダウンフレーム6とリヤフレーム7の
当接部より上方に位置したリヤフレーム7の立上がり部
7bの前面とに、図2に図示されるように、前方ガセッ
ト8が当接され、溶接でもって一体に結合され、この前
方ガセット8によって、ダウンフレーム6とリヤフレー
ム7との結合部は補剛・補強されている。
【0012】さらに図2に図示されるように、リヤフレ
ーム7の立上がり部7bより上方の湾曲部7cの後面お
よび両側面に後方ガセット9が溶接され、リヤフレーム
の湾曲部7cの補剛・補強がなされている。リヤフレー
ム7の前方下部7aより後方へ延長した下部後方延長部
7dの後端に、メインスタンドブラケット10が固着さ
れ、同メインスタンドブラケット10にメインスタンド11
が枢着され、介装された引張コイルスプリング13により
起伏自在に揺動するようになっている。
【0013】リヤフレーム7の立上がり部7bの左右両
側面と前方ガセット8の左右両側面とをハンガースリー
ブ14が貫通溶接され、該ハンガースリーブ14に嵌装され
たハンガーピン15の両端に左右一対のハンガーリンク16
の先端が一体に装着され、該ハンガーリンク16の後端
に、取付けピン17を介してパワーユニット21の前端が取
付けられており、パワーユニット21は上下に揺動しうる
ようになっている。
【0014】またリヤフレーム7の上部7cの上方後端
部7eには、その左側面に溶接されたブラケット18を介
して緩衝器支持軸19が車巾方向に指向して溶接され、上
方後端部7eの右側面には点火コイル取付けステイ20が
溶接され、前記緩衝器支持軸19の基端と点火コイル取付
けステイ20との当接部も溶接されている。
【0015】パワーユニット21は、内燃機関22とVベル
ト無段変速機23と歯車減速器24とよりなり、歯車減速器
24の出力軸に後輪4が一体に装着され、リヤフレーム7
の上方後端部7eの緩衝器支持軸19と、パワーユニット
21の取付け軸25とに緩衝器26の上下両端が枢着されて、
スクータ型自動二輪車1の後半部重量は緩衝器26および
パワーユニット21を介して後輪4に支持されるようにな
っている。
【0016】内燃機関22の若干後方に傾いて立設したシ
リンダの後方にキャブレター34が配設され、同キャブレ
ター34のさらに後方で左方のVベルト無段変速機23の上
方にエアクリーナ33が配設されている。内燃機関22のシ
リンダの前面の排気管取付部22aに排気管35の基端締付
部35aが締結され、排気管35は前方に延出しており、該
排気管35は前方に延出したのち車体右方に湾曲し、さら
に内燃機関22の前面を下方に回り込んで車体右側を後方
に延びマフラー36に接続されている。
【0017】一方車体の前部は、ヘッドパイプ5にステ
アリングシャフト30が左右に旋回自在に嵌装され、該ス
テアリングシャフト30の上端にステアリングハンドル31
が一体に装着されるとともに、該ステアリングシャフト
30の下端に左右一対のフロントフォーク32が一体に装着
され、該フロントフォーク32の下端に前輪3が回転自在
に軸支されている。
【0018】車体フレーム2のダウンフレーム6のステ
ップフロア部を後方に延びる水平中央部6cと水平後部
6bとの上下巾中央に車巾方向に指向したフロアパイプ
27が前後に一対貫通されて溶接によりダウンフレーム6
に一体に固着され、該フロアパイプ27の左右両端上方に
フロアブラケット28が溶接により一体に固着され(図2
および図3参照)、該フロアブラケット28上にフロアカ
バー50が張設される。
【0019】またリヤフレーム7の上方後端部7eに
は、アルミニューム製のリヤサブフレーム29が後方にさ
らに延長されて一体に設けられ、リヤフレーム7および
リヤサブフレーム29の上方には、前方から後方に亘って
燃料タンク37,オイルタンク38およびバッテリ39が順次
配設され、燃料タンク37の前端ブラケットに前端を枢支
されたシート40が上方から燃料タンク37,オイルタンク
38およびバッテリ39等を開閉自在に覆うようになってい
る。
【0020】このシート40の下方においてリヤフレーム
7とリヤサブフレーム29の周囲を全体的にボディカバー
55が覆っており、同ボディカバー55の前部上端に連接さ
れるセンターカバー44が燃料タンク37の前方下部を覆
い、シート40が燃料タンク37,オイルタンク38およびバ
ッテリ39等の上方を覆って閉じると、シート40の下端周
縁がセンターカバー44とボディカバー55の上端縁と接し
て密閉する。
【0021】ボディカバー44の後部は後輪4の上方のリ
ヤフェンダーの上方を覆っており、同ボディカバー44の
前部下端は、前記フロアカバー50の後部の立上がり部29
bの上端に連接している。一方フロアカバー50の前部か
らはダウンフレーム6の前部を覆ってダウンフレーム6
に沿い上方に立ち上がってレッグシールド42が設けられ
ており、同レッグシールド42の中央から前方に延出する
フロントフェンダー41が前輪3の上方に位置してフロン
トフォーク32に一体に装着されている。
【0022】車体を覆うカバーは、概ね上記のような構
成からなる。このうちフロアーカバー50の詳細を見る
と、図4および図5に図示するように運転者の足が載せ
られる水平板部51とその後部の立上がり部52とからな
る。
【0023】水平板部51は、前部中央にダウンフレーム
6が通る凹部を有し、その左右を足載せ部51l,51rの
前部とした形状をしており、両足載せ部51l,51rのそ
れぞれ前後にボルト孔51aが下方に延出したボス部51b
を貫通して形成されている。また水平板部51には左右の
前側ボス部51bの斜め後方の左右側縁近傍にそれぞれ取
付片51cが下方に向け突設されている。
【0024】水平板部51の上面は偏平な小円柱状の突起
が一面に形成されており、そのうち前側のボルト孔51a
の外側方の5個の突起51dはその突出高さが高く、しか
も前側でかつ外側の方が徐々に高くなっていて、かかる
突起51dにより運転者の足が直接レッグシールドに掛か
り荷重が加わるのを防止している。また水平板部51の裏
面は格子状にリブ51eが形成されている。
【0025】かかる水平板部51の後部の立上がり部52
は、水平板部51の後縁から上方に立ち上がるとともに左
右側部が後方に大きく延出して上面視でU字状の開口を
形成している(図4参照)。
【0026】立上がり部52のやはりU字状の上端縁52a
は、内側に若干延出して水平同一面を形成しており、そ
の左右対称位置に前後2か所内側に突出した突出片52b
が設けられ、同突出片52bにはスリット状の係止孔52c
が穿設されている。また上端縁52aの前方中央部分が後
方に凹出して垂直な矩形板状の取付部52dが中央にネジ
孔を有して形成され、前記上端縁52の同取付部52d近傍
は切り欠かれている。
【0027】一方ボディカバー55は、図1および図6な
いし図8に図示するように、リヤフレーム7の前部の前
方と左右側方を覆い上方を大きく開口したカバー前部56
と、同カバー前部56の斜め上方に連続し前記オイルタン
ク38やバッテリ39が配設されるカバー中部57と、同カバ
ー中部57の後方に連続して延びリヤフェンダーの上方を
覆うカバー後部58とからなる。
【0028】カバー中部57は、左右側壁57aが立ち上が
って上部を略水平な頂壁57bが覆っており、同頂壁57b
の前半部中央に円開口57cが形成され、その後方の頂壁
57bの後半部には下方へ大きく矩形状に凹出した上方開
口凹部57dが形成されている。
【0029】頂壁57bの前半部と左右側壁57aおよび前
記上方開口凹部57dの前壁とで囲まれた下方開口凹部57
eが、上方からオイルタンク38に被さり、オイルタンク
38の上方に突設された給油口が円開口57cを貫通して突
出するようになっている。このオイルタンク38の後方の
上方開口凹部57dは、直方体状の収納空間であり、バッ
テリ39が上方から収容される。
【0030】カバー前部56は、その下端縁56aが前記フ
ロアカバー50の立上がり部52の上端縁52aに対応してU
字状に形成されており、同下端縁56aの左右対称位置に
前後2か所係止爪56bが下方に突出されている。該係止
爪56bは、カバー側壁よりも若干内側に位置して突出し
ており、下部が前方に延び側面視でL字状をなしてい
る。またカバー前部56の下端縁56aの前部中央からは取
付片56cが、若干内側に位置して下方に突出してる。
【0031】ボディカバー55の係止爪56bは、フロアカ
バー50の立上がり部52の上端縁52aに設けられた突出片
52bの係止孔52cに対応しており、ボディカバー55の取
付片56cは、フロアカバー50の取付部52dに対応してい
る。リヤフレーム7およびリヤサブフレーム29に取付け
られた状態にあるボディカバー55に対して、そのカバー
前部56の下方にフロアカバー50の立ち上がり部52を前方
から後方に移動して嵌装することができる。
【0032】その際、若干フロアカバー50を傾斜させて
ボディカバー55の係止爪56bが、フロアカバー50の係止
孔52cに嵌入するようにすると、L字状の係止爪56bが
係止孔52cに係合し、ボディカバー55のカバー前部56の
下端縁56aにフロアカバー50の立上がり部52の上端縁52
aが接して両者が連接されるとともに、カバー前部56の
前部中央から突出した取付片56cに対してフロアカバー
50の取付部52dが外側から接する。
【0033】この取付部52dと取付片56cとをネジ70が
ワッシャ71を介して緊締する。ネジ70を外せばフロアカ
バー50の取付部52dは、ボディカバー55の取付片56cの
外側に位置するので、ボディカバー55が取付けられた状
態のままフロアカバー50のみを取り外すことが可能であ
る。
【0034】このフロアカバー50とボディカバー55との
連接部Aすなわちフロアカバー50の上端縁52aとボディ
カバー55の下端縁56aとの合わせ面は、図1に示すよう
に内燃機関22のシリンダ22aの前面の排気管取付部22b
に排気管35の基端締付部35aが締結される取付部Bより
上方に位置している。したがってボディカバー55は組付
けられたままで、フロアカバー50を取り外すと、排気管
35の取付部Bが現れ排気管35を着脱することができる。
【0035】一方レッグシールド42は、図9および図10
に図示するように左右下端においてブラケット42aが後
方へ水平に延出しており、同ブラケット42aの所定位置
にボルト孔42bが穿設されている。またレッグシールド
42の左右の側壁下端部にはネジ孔42cが穿設されてい
る。さらに前記ブラケット42aより若干高い位置に側壁
内面に沿って水平に突条42dが形成されている。
【0036】前記フロアパイプ27を介してダウンフレー
ム6に一体に設けられた左右のフロアブラケット28に
は、前後にボルト孔28aが穿設され、その下面にナット
28bが溶接されており(図3参照)、同フロアブラケッ
ト28の前端部に、レッグシールド42の下端ブラケット42
aが支持され、同ブラケット42aの上にフロアカバー50
の左右足載せ部51l,51rの前部がボス部51bを介して
重ねられ、この時左右足載せ部51l,51rの前端縁はレ
ッグシールド42の側壁内面に形成された突条42dに支持
される。
【0037】こうして図11に示すようにフロアブラケッ
ト28の前端部の上にブラケット42a,ボス部51bの順に
重ねられ、各ボルト孔28a,42b,51aを一致させボル
ト72を上方より貫通してナット28bに螺合し緊締する。
したがってフロアブラケット28にレッグシールド42の下
端ブラケット42aとフロアカバー50の足載せ部51l,51
rの前部がボルト72によって一体に共締めされる。
【0038】なおフロアカバー50の足載せ部51l,51r
の後部は、ボス部51bを介してフロアブラケット28の後
端部の上に支持され、ボルト孔51aとボルト孔28bとを
ボルト73が上方より貫通してナット28bに螺合し緊締さ
れる。また図12に示すようにフロアカバー50の前部左右
側縁近傍に突設された取付片51cが、レッグシールド42
の左右の側壁下端部に設けられたネジ孔42cに対向し、
ネジ74によりワッシャ75を介して緊締される。
【0039】フロアカバー50は、以上のように車体に取
り付けられているので、ボディカバー55およびレッグシ
ールド42は車体に取り付けられたままで、フロアカバー
50のみを取り外すことができる。
【0040】すなわちフロアカバー50の左右足載せ部51
l,51rの前後のボルト72,73、ボディカバー55との取
付部のネジ70およびレッグシールド42との取付部のネジ
74を外せば、フロアカバー50は簡単に取り外すことがで
き、フロアカバー50を取り外すと、排気管35の内燃機関
22への取付部Bが露出するので、排気管35の着脱ができ
マフラー36や排気管35等のメンテナンスを簡単に行うこ
とができる。
【0041】逆にフロアカバー50を取り付ける場合は、
フロアカバー50をレッグシールド42とボディカバー55と
の間をダウンフレーム6およびフロアブラケット28の上
に載せながら若干傾けて立上がり部52をボディカバー55
のカバー前部56の下に嵌装し、ボディカバー55の係止爪
56bがフロアカバー50の係止孔52cに嵌入して係合する
ようにする。このときレッグシールド42を前方へ撓ませ
ることにより組付けがスムーズに行える。
【0042】そしてフロアカバー50の左右足載せ部51
l,51rの前後のボルト72,73、ボディカバー55との取
付部のネジ70およびレッグシールド42との取付部のネジ
74を螺着し緊締すればフロアカバー50の取り付けは完了
し、ボディカバー55との連接部は係止爪56bと係止孔52
cとの係合により確実に接合している。
【0043】このようにフロアカバー50は、大型のボデ
ィカバー55やレッグシールド42を取り外すことなく単独
で着脱することができ、フロアカバー50を外せばマフラ
ー36等のメンテナンスは容易にできる。メンテナンス用
のリッドやサイドカバー等が不要でそのための金型等の
投資が不要であり、部品点数および組立工数が少なく、
コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロア構造を備えた一実施の形態
のスクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】同スクータ型自動二輪車のフロア構造における
ダウンフレームとリヤフレームの側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】フロアカバーの平面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】ボディカバーの平面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】同前面図である。
【図9】レッグシールドの後面図である。
【図10】図9のX矢視図である。
【図11】同スクータ型自動二輪車のフロア部分の一部
切り欠いて示した側面図である。
【図12】図11における XII−XII 線に沿って截断した
断面図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…車体フレーム、3…前
輪、4…後輪、5…ヘッドパイプ、6…ダウンフレー
ム、7…リヤフレーム、8…前方ガセット、9…後方ガ
セット、10…メインスタンドブラケット、11…メインス
タンド、12…ピボット軸、13…引張コイルスプリング、
14…ハンガースリーブ、15…ハンガーピン、16…ハンガ
ーリンク、17…取付けピン、18…ブラケット、19…緩衝
器支持軸、20…点火コイル取付けステイ、21…パワーユ
ニット、22…内燃機関、23…Vベルト無段変速機、24…
歯車減速器、25…取付け軸、26…緩衝器、27…フロアパ
イプ、28…フロアブラケット、29…リアサブフレーム、
30…ステアリングシャフト、31…ステアリングハンド
ル、32…フロントフォーク、33…エアクリーナ、34…キ
ャブレター、35…排気管、36…マフラー、37…燃料タン
ク、38…オイルタンク、39…バッテリ、40…シート、41
…フロントフェンダー、42…レッグシールド、44…セン
ターカバー、50…フロアカバー、51…水平板部、52…立
上がり部、55…ボディカバー、56…カバー前部、57…カ
バー中部、58…カバー後部、70…ネジ、71…ワッシャ、
72,73…ボルト、74…ネジ、75…ワッシャ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後中央に低床式フロアを有し、該
    フロア後方の車体フレームは後方へ立ち上げられ、その
    下方にパワーユニットが揺動自在に枢支されたスクータ
    型車両において、 前記フロアを構成するフロアカバーは、その後部が後方
    へ立ち上げられて前記車体フレームの立ち上がりの下部
    前方および左右側方を覆い、 前記フロアカバーの後部上端が前記フロア後方の車体フ
    レームの周囲を全体的に覆うボディカバーの前部下端に
    連接し、 前記フロアカバーとボディカバーとの連接部を前記パワ
    ーユニットの排気管取付部より上方に位置させたことを
    特徴とするスクータ型車両のフロア構造。
  2. 【請求項2】 前記フロアカバーとボディカバーとの連
    接部は、前記ボディカバーの取付部の外側に前記フロア
    カバーの取付部が重ねられ締結されることを特徴とする
    請求項1記載のスクータ型車両のフロア構造。
  3. 【請求項3】 前記フロアカバーとボディカバーとの連
    接部は、一方に係止爪を有し、他方に係止孔を有して、
    両者が係合して結合されることを特徴とする請求項2記
    載のスクータ型車両のフロア構造。
JP08901396A 1996-03-19 1996-03-19 スクータ型車両のフロア構造 Expired - Fee Related JP3852714B2 (ja)

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