JPH09254816A - 車両のキャブのサイドウインドウ構造 - Google Patents

車両のキャブのサイドウインドウ構造

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JPH09254816A
JPH09254816A JP7065296A JP7065296A JPH09254816A JP H09254816 A JPH09254816 A JP H09254816A JP 7065296 A JP7065296 A JP 7065296A JP 7065296 A JP7065296 A JP 7065296A JP H09254816 A JPH09254816 A JP H09254816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side window
panel
pillar
body panel
cab
Prior art date
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Pending
Application number
JP7065296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyuuichi Kumofuji
久一 雲藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Publication of JPH09254816A publication Critical patent/JPH09254816A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドウインドウの構造の改良により、サイ
ドウインドウの変形を防止することによって、補強材を
使用せずにピラー部の曲がりを発生し難くすることを課
題とする。 【解決手段】 サイドウインドウ7の開口部5における
ボディパネル4内周の後部の上側コーナ部と前部の下側
コーナ部とは斜め方向に延びる桟部13により連結する
ことにより、サイドウインドウ7の変形を抑えて、ピラ
ー部3の変形を抑制する構成とし、ピラー部3の補強を
行うレインフォースを廃止できることにより、コストを
大幅に低減するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
のキャブのサイドウインドウ構造に関し、特に、サイド
ウインドウの変形に対する強度向上技術に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の車両において、図7に示す
ように、キャブ1のドアウインドウ2とピラー部3を間
に挟んで隣り合う位置に、ボディパネル4に形成された
開口部5にウインドウガラス6を装着して構成したサイ
ドウインドウ7を設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなサイドウイ
ンドウ7を設けた車両においては、図7及び図8に示す
ように、ピラー部3にシートベルト8を支持するアンカ
ー部を設けるようにした場合には、次のような問題点が
ある。3点式のシートベルト8は、図8に示すように、
ベルト本体取付ポイントaと、ショルダーアンカーポイ
ントbと、フロアアンカーポイントcとにより支持され
ており、これらのポイントa〜cはピラー部3に設けら
れている。
【0004】即ち、ピラー部3のインナーパネル4A下
部には、リール式のベルト本体8Aが取り付けられ、ピ
ラー部3のインナーパネル4A下部には、ショルダーア
ンカー9が取り付けられ、更に、ピラー部3のフロアサ
イドパネル10には、フロアアンカー11が取り付けら
れている。かかる構成においては、キャブ1のドアウイ
ンドウ2とピラー部3を間に挟んで隣り合う位置のボデ
ィパネル4にサイドウインドウ7の開口部5があるた
め、シートベルト8の各部に加わる作用力によって、ピ
ラー部3が曲がり易い。
【0005】図9は、シートベルトアンカ試験時の入力
状態を示しており、この入力によって図の矢印d方向の
作用力がシートベルト8に働き、図10のようにピラー
部3の曲がりを発生し、ピラー部3の曲がりにより、図
11のようにサイドウインドウが変形して、図の寸法e
が伸びてしまう。このため、従来では、図7及び図8に
示すように、ショルダーアンカーポイントbとベルト本
体取付ポイントaの間に、補強材としての3つのレイン
フォース12,13,14を設けて、ピラー部3の補強
を行うようにしている。
【0006】しかし、このように補強材を設ける構造で
は、コストが嵩むという欠点がある。尚、従来のシート
ベルト取付部の補強構造として、実開昭60−1117
73号公報に開示されたものが、自動車のボディ構造と
して、実開昭61−75375号公報に開示されたもの
が、シートベルトアンカレッジの取付部構造として、実
公昭57−32921号公報に開示されたものが、シー
トベルトの取付部構造として、実公昭58−24608
号公報に開示されたものが、夫々知られている。
【0007】本発明は以上のような従来の問題点に鑑
み、サイドウインドウの構造の改良により、サイドウイ
ンドウの変形を防止することによって、補強材を使用せ
ずにピラー部の曲がりを発生し難くすることを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、キャブのドアウインドウとピラー部を間に挟
んで隣り合う位置に、ボディパネルに形成された開口部
にウインドウガラスを装着して構成したサイドウインド
ウを設けた車両において、前記サイドウインドウの開口
部におけるボディパネル内周の後部の上側コーナ部と前
部の下側コーナ部とを斜め方向に延びる桟部により連結
するようにした。
【0009】請求項2に係る発明は、前記桟部を、ボデ
ィパネルのインナーパネルとアウターパネルに夫々一体
形成するようにした。請求項3に係る発明は、前記桟部
を、ボディパネルのインナーパネルに締結された別体の
桟部材から構成するようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1〜図4において、トラックのキ
ャブ1のドアウインドウ2とピラー部3を間に挟んで隣
り合う位置には、ボディパネル4に形成された開口部
5、即ち、インナーパネル4A及びアウターパネル4B
夫々に形成された開口部5にウインドウガラス6を装着
して構成したサイドウインドウ7が設けられている。
【0011】そして、サイドウインドウ7の開口部5に
おけるボディパネル4内周の後部の上側コーナ部と前部
の下側コーナ部とは斜め方向に延びる桟部13により連
結される。この場合、前記桟部13は、ボディパネル4
のインナーパネル4Aとアウターパネル4Bに夫々一体
形成される。即ち、インナーパネル4Aとアウターパネ
ル4B夫々の内周のフランジ部4aに細長い部分4bを
一体的に形成し、両パネル4A,4Bの細長い部分4b
によって、桟部13を形成するようにする。
【0012】これによって、サイドウインドウ7の開口
部5は、2分割され、夫々略三角形状の2つの開口部5
A,5Bから形成されることになる。略三角形状の開口
部5A,5B内周のフランジ部4a先端にウェザースト
リップ14が装着されて、ウインドウガラス6とフラン
ジ部4a間のシールが行われる。
【0013】かかる実施形態においては、桟部13を、
ボディパネル4のインナーパネル4Aとアウターパネル
4Bに夫々一体形成するようにしたが、図5及び図6に
示すように、桟部を、ボディパネル4のインナーパネル
4Aに締結される別体の桟部材15から構成するように
しても良い。この場合、桟部材15を、インナーパネル
4Aの内側面のサイドウインドウ7の開口部5における
ボディパネル4内周の後部の上側コーナ部と前部の下側
コーナ部とを結ぶ位置に配し、桟部材15の両端部に形
成された取付部15Aをボルト16とナット17とパッ
チ18により、インナーパネル4Aに締結する。
【0014】以上のように、サイドウインドウ7の開口
部5におけるボディパネル4内周の後部の上側コーナ部
と前部の下側コーナ部とは斜め方向に延びる桟部13に
より連結した結果、例えば、シートベルトアンカの入力
によって作用力がベルトに働き、ピラー部3の曲がりを
発生させようとした場合、サイドウインドウ7が桟部1
3により変形を抑えられるため、即ち、桟部13によ
り、ピラー部3の曲がりを抑える引っ張り力が作用する
ため、ピラー部3の曲がり量を少なくすることが可能と
なる。
【0015】つまり、サイドウインドウ7の変形を抑え
ることによって、ピラー部3の変形を抑制することがで
きる。従って、従来のようにピラー部3の補強を行うレ
インフォースを設ける必要がなくなり、ピラー部3への
シートベルト取付に際しては、図4に示すように、ベル
ト本体取付用パッチ19、ショルダーアンカー用パッチ
20,フロアアンカー用パッチ21のみをピラー部3の
インナーパネル4Aに使用すれば良く、補強材の廃止に
よって、コストを大幅に低減することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、サイドウインドウの開口部におけるボディ
パネル内周の後部の上側コーナ部と前部の下側コーナ部
とを斜め方向に延びる桟部により連結した構成によっ
て、サイドウインドウの変形を抑えることが可能とな
り、ピラー部の変形を抑制することができる結果、ピラ
ー部の補強材を廃止でき、よってコスト低減を図ること
が可能となる。
【0017】請求項2に係る発明によれば、桟部を、ボ
ディパネルのインナーパネルとアウターパネルに夫々一
体形成するようにしたから、製作性に優れている。請求
項3に係る発明によれば、桟部を、ボディパネルのイン
ナーパネルに締結された別体の桟部材から構成したか
ら、既存のボディパネルにも容易に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両のキャブのサイドウインド
ウ構造の一実施形態を示す側面図
【図2】 図1中B−B矢視断面図
【図3】 図1中C−C矢視断面図
【図4】 図1中D−D矢視断面図
【図5】 他の実施形態を示す側面図
【図6】 図5中E−E矢視断面図
【図7】 従来の車両のキャブのサイドウインドウ構造
の一例を示す側面図
【図8】 図7中A−A矢視断面図
【図9】 シートベルトアンカ試験時の入力状態を示す
【図10】 ピラー部の曲がりを説明する図
【図11】 サイドウインドウの変形状態を示す図
【符号の説明】
1 キャブ 2 ドアウインドウ 3 ピラー部 4 ボディパネル 5 開口部 4A インナーパネル 4B アウターパネル 6 ウインドウガラス 7 サイドウインドウ 13 桟部 15 桟部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブのドアウインドウとピラー部を間に
    挟んで隣り合う位置に、ボディパネルに形成された開口
    部にウインドウガラスを装着して構成したサイドウイン
    ドウを設けた車両において、 前記サイドウインドウの開口部におけるボディパネル内
    周の後部の上側コーナ部と前部の下側コーナ部とを斜め
    方向に延びる桟部により連結したことを特徴とする車両
    のキャブのサイドウインドウ構造。
  2. 【請求項2】前記桟部は、ボディパネルのインナーパネ
    ルとアウターパネルに夫々一体形成されたことを特徴と
    する請求項1記載の車両のキャブのサイドウインドウ構
    造。
  3. 【請求項3】前記桟部は、ボディパネルのインナーパネ
    ルに締結された別体の桟部材からなることを特徴とする
    請求項1記載の車両のキャブのサイドウインドウ構造。
JP7065296A 1996-03-26 1996-03-26 車両のキャブのサイドウインドウ構造 Pending JPH09254816A (ja)

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JP7065296A JPH09254816A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 車両のキャブのサイドウインドウ構造

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JP7065296A JPH09254816A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 車両のキャブのサイドウインドウ構造

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JPH09254816A true JPH09254816A (ja) 1997-09-30

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JP7065296A Pending JPH09254816A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 車両のキャブのサイドウインドウ構造

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JP (1) JPH09254816A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112075A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Honda Motor Co Ltd 車体側部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112075A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Honda Motor Co Ltd 車体側部構造

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