JPH09254735A - 側部用エアバッグ装置 - Google Patents
側部用エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH09254735A JPH09254735A JP9014770A JP1477097A JPH09254735A JP H09254735 A JPH09254735 A JP H09254735A JP 9014770 A JP9014770 A JP 9014770A JP 1477097 A JP1477097 A JP 1477097A JP H09254735 A JPH09254735 A JP H09254735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- pad
- seat
- airbag device
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
Abstract
かさや風合いを損なうことなくシートに装着する。 【解決手段】 エアバッグケース3とシート表装材5,
6の間に所定厚さのシート用パッド8を介装すると共に
このパッド8の所要部位に、展開時にエアバッグ2を挿
通させるスリット部9または脆弱部を形成せしめる。
Description
から保護する側部用エアバッグ装置に関するものであ
る。
バッグを膨張させて乗員を拘束する装置であり、一般に
ガス発生器であるインフレータと、インフレータのガス
により膨張するエアバッグと、これらエアバッグとイン
フレータを収納するエアバッグケースとを備えている。
するものに限らず、近年は側方から拘束するものも開発
されている。かかる側部用エアバッグ装置は、例えばシ
ートの背もたれのドア側等にエアバッグモジュールを埋
設し、エアバッグケース開口部の近傍で、このエアバッ
グケース開口部を被覆する表装材とシート表面を被覆す
る表装材とを縫合し、この縫合部の縫製糸をエアバッグ
の所定の展開圧力で破断することにより開裂せしめ、こ
の開裂した隙間から上記エアバッグを展開させている。
アバッグ装置は、シートの表装材のすぐ裏側に配設され
るようになっており、その結果、上記従来の側部用エア
バッグ装置では、シート表面からの触感に硬さが残る欠
点を有していた。
部用エアバッグ装置とシート表装材との間にシート用パ
ッドを配設すると共に、このパッドを開裂しうるように
構成することによって、上記シートに違和感のない乗り
心地を提供することを目的するものである。
合する本発明第1の側部用エアバッグ装置の特徴は、シ
ート背もたれ部の車室壁側にエアバッグ装置を埋設し
て、エアバッグケース開口部の近傍でシートの表装材同
士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫合部をエアバッ
グの所定の展開圧力により開裂せしめるエアバッグ装置
において、上記エアバッグケースと表装材の間に所定厚
さのシート用パッドを介装すると共に、このパッドの表
装材縫合部の内側に、展開時にエアバッグを挿通せしめ
るスリット部を形成せしめたところにある。
は、同じくシート背もたれ部の車室壁側にエアバッグ装
置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍でシート
の表装材同士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫合部
をエアバッグの所定の展開圧力により開裂せしめるエア
バッグ装置において、上記エアバッグケースと表装材の
間に所定厚さのシート用パッドを介装すると共に、この
パッドの表装材縫合部の内側に、エアバッグの展開圧力
により開裂してエアバッグを挿通せしめる脆弱部を形成
せしめたことを特徴とする。
いて、上記脆弱部が、パッドを周囲より薄くすることに
より形成され、あるいはミシン目状に断続する孔または
スリットから形成されることも好適である。
置は、シート背もたれ部の車両壁側にエアバッグ装置を
埋設して、エアバッグケース開口部の近傍で、このエア
バッグケース開口部を被覆する表装材とシート表面を被
覆する表装材とを縫合し、この縫合部の縫製糸をエアバ
ッグの所定の展開圧力で破断することにより上記縫合部
を開裂せしめるエアバッグ装置において、上記エアバッ
グケースと表装材の間に所定厚さのシート用パッドを介
装すると共に、このパッドの表装材縫合部の内側に、展
開時にエアバッグを挿通せしめるスリット部または脆弱
部を形成し、さらに、上記縫合部のシート側表装材とシ
ートフレーム等の固定部材とに亘らせて、エアバッグ展
開時に上記シート側表装材の伸びを抑制する帯状体を配
設し、この帯状体の一端をこの固定部材に止着する一
方、上記帯状体の他端を前記縫合部の縫製糸により上記
シート側表装材に共縫いしたことを特徴とする。
ッグ装置において、上記スリット部または脆弱部の形状
を直線状またはコの字状となし、あるいはこれらスリッ
ト部または脆弱部の末端を、円形、T字、L字またはU
字状に端末処理することも可能である。
置において、上記スリット部または脆弱部に隣接するパ
ッドの厚みを、このスリット部または脆弱部の中央付近
で薄く、末端部で厚く形成することも可能であり、さら
に上記スリット部または脆弱部が形成されるシート側部
のパッドを他の部分のパッドより高硬度に形成し、かつ
他の部分のパッドと一体に形成することも可能である。
そして、上記スリット部または脆弱部の周辺のパッド表
面に約30〜200μmのスキン層を形成することも可
能である。さらに、上記本発明の各エアバッグ装置にお
いて、上記パッドの裏面に布等からなるインサート材が
一体に成形されてなり、上記パッドのスリット部または
脆弱部に対応するように、このインサート材に切欠部を
形成せしめることも可能である。その場合、上記エアバ
ッグケースの近傍で、上記インサート材とパッドの間に
フェルト状の緩衝材を埋設することも可能である。
いて、シート触感の柔らかさや風合いを損なわずに側部
用エアバッグ装置を提供することが可能である。
ては、エアバッグの膨張時にエアバッグの内圧によって
シート側・エアバッグケース側両表装材が先ず押圧され
るが、この際、上記シート側表装材が前記帯状体により
伸長が抑制されるため、上記エアバッグの押圧による力
は上記帯状体の縫合部に集中し、その結果、縫製糸がこ
の部分から切れ始めて表装材の縫合部は開裂する。
により、インサート材を裏面に一体発泡したシート背も
たれ部でも、エアバッグを膨張展開させることができ
る。また、元来インサート材を使用しないウレタンフォ
ームのみのシートバックにおいても、エアバッグ周辺に
切欠部をいれたインサート材を一体にすれば、エアバッ
グを膨張展開させることができる。これらは、一般に軟
質フォームからなるパッドにおいて、インサート材の剛
性およびインサート材にパッドの樹脂が含浸して生じる
剛性によって周囲より高い剛性が得られることになり、
これによりパッドのスリット部や脆弱部に応力が集中し
開裂しやすくなる。また、エアバッグとパッドとが直接
接触しないことから、パッドとエアバッグモジュールと
の接触による異音を低減させると共に、上記インサート
材の剛性によって、例えばエアバッグモジュールがパッ
ドを持ち上げ、シートの表装材を盛り上がらせる等の外
観上の問題も防止することができる。この外観性の問題
は、請求項12のようにフェルト等を埋設することによ
ってさらに改善させることができ、また、上記フェルト
等の表面にパッドの樹脂が含浸し固化することから、上
記剛性による利点もさらに高められる。
実施例を説明する。
を示す水平断面図、図2は表装材をとったシート背もた
れ部を示す斜視図、図3は同エアバッグ装置が作動した
シートの状態を示す斜視図であり、図1におけるGは乗
員着席側を示している。
タ1とエアバッグ2とエアバッグケース3とを備えてな
り、図1,図2に示す如く、シート背もたれ部4の車室
壁(図示せず)側にエアバッグ装置を埋設して、図3に
示すように緊急時に乗員と車室壁との間にエアバッグを
展開させるようになっている。
グケース3の開口部3aの斜め前方で、図1に示す如く
シート4の表装材5,6同士を継ぎ合わせるように縫合
し、この縫合部7の縫製糸7aをエアバッグ2の所定の
展開圧力によって開裂するようになしている。
5,6の間に、図1に示す如く所定厚みのウレタンフォ
ーム8を介装すると共に、このウレタンフォーム8の上
記表装材縫合部7の内側に、図2にも示す如く展開時に
エアバッグ2を挿通させるスリット部9を形成せしめて
いる。
ら、図4,図5に示すように5mm程度の隙間を有する
ものまでが適当であり、また、その長さは約300〜5
00mm程度が適当である。この実施例のエアバッグ装
置では、このようにスリットを設けても、シート表面に
表装材があるため風合いを保ったシートができる。ま
た、展開時にエアバッグが通過できる効果があり所定の
位置のエアバッグの通過が達成できる。
実施例の側部用エアバッグ装置であり、この例ではウレ
タンフォーム8の表装材縫合部7の内側に、エアバッグ
2の展開圧力により開裂してエアバッグ2を図3の如く
挿通せしめる脆弱部10を形成している。
に、ウレタンフォーム8を周囲より薄くしたもの、また
はミシン目状に孔またはスリットを断続的に形成したも
のからなる。脆弱部は、連続しているのでさらにシート
の風合いを保つことができる。また、脆弱部に小スリッ
トを設定すると脆弱部の開裂を容易にすることができ
る。
実施例の側部用エアバッグ装置であり、この装置では上
記第2実施例と同様に、エアバッグケース3と表装材
5,6の間にウレタンフォーム8を介装すると共に、こ
のウレタンフォーム8の表装材縫合部7の内側に、展開
時にエアバッグ2を挿通せしめる脆弱部10を形成して
いる。この脆弱部10は小スリット10aを備えてお
り、後述する帯状体12はこの小スリット10aを通っ
ている。
とシートフレーム等の固定部材11とに亘らせて、エア
バッグ2の展開時に上記シート側表装材6の伸びを抑制
する帯状体12を配設し、この帯状体12の一端をこの
固定部材11に止着すると共に、上記帯状体12の他端
を前記縫合部7の縫製糸7aにより上記シート側表装材
6に共縫いしている。
て、前記スリット部9または脆弱部10の形状を、図1
0に示すような直線状、または図11に示すようなコの
字状とすることができる。そして、上記スリット部9ま
たは脆弱部10の末端を、図12(A)に示す如き円
形、同図(B)に示す如きT字状、同図(C)に示す如
きL字状、同図(D)に示す如きU字状に形成すること
も可能である。さらに同図(E)に示す如く、スリット
部9または脆弱部10に隣接するウレタンフォーム8の
厚みを、スリット部9、脆弱部10の中央部付近Xで薄
く、末端部Yに行くに従い厚く形成することも可能であ
る。
ムを所定の形状で開裂させることができる。(その位置
で開裂を終了させることができる。)
部9または脆弱部10が形成されるシート側部のウレタ
ンフォーム8を、場合により反対側の側部を含めて一般
部のウレタンフォーム8′より高硬度に形成し、かつ一
体となすことも可能である。この場合、側部ウレタンフ
ォーム8は、低分子量や高架橋などの異硬度フォームで
一体成形される。これはウレタンフォーム8の抑制や乗
員のホールディングの向上に効果的である。
辺のウレタンフォーム8の表面に、図14に示す如くウ
レタン発泡成形時に型にて成形し、型表面温度と発泡圧
により、図15の如き約30〜200μmのソリッドの
スキン層13を形成することも可能である。このスキン
層により、その表面に近いウレタンフォームのセル(発
泡層)を保護することが可能となり、きれいな断面での
でウレタンフォームの開裂が可能となる。
フォーム8の裏面にインサート材14を一体成形した例
を示す断面図であり、図16は図1に、図17は図5
に、図18は図6の構成に夫々対応して同一部材は同一
符号を記している。
その裏面にインサート材14を一体発泡成形される場合
が多い。これは、ウレタンフォーム8の剛性を高め、こ
れより乗り心地性を高めたり、ウレタンフォーム8とシ
ートフレーム(固定部材)などの金属部品とのこすれに
よる異音防止などを目的としている。上記インサート材
14には、布などの織物、樹脂製ネット、不織布などが
あり、副資材ともよばれ代表的なものに粗毛布などが多
用される。
シートのウレタンフォーム8の全面(またはエアバッグ
ケースの近傍)に上記インサート材14が配設されてお
り、このインサート材14は、ウレタンフォーム8の一
体発泡成形などによりウレタンフォーム8と一体化され
る。そして、この例では、上記インサート材14には、
ウレタンフォーム8のスリット9の位置に対応して同じ
ようにスリット(切欠部)15が形成されている。ま
た、図17においても同様にインサート材14が配設さ
れると共に、ウレタンフォーム8のスリット9の位置に
対応して同じようにスリット15が形成されている。ス
リット15はこの例のように所定幅を有するものでもよ
く、あるいは図16に示す如く線状のものでもよい。
ム8の裏面にインサート材14が一体に成形されてお
り、上記ウレタンフォーム8の脆弱部19の位置に対応
して、その位置に切欠部16を形成している。このイン
サート材14の切欠部16の形状は上記脆弱部10の位
置に対応していればよく、例えば図19、図20のよう
な形状とすることも可能である。
は、ウレタンフォーム8とインサート材14との間にフ
ェルト17が埋設されている。フェルト17の埋設範囲
は、概ねエアバッグ2の収納範囲でよいが、エアバッグ
ケース3の側方にも埋設しうる。
るシートでも、インサート材14にスリット等の切欠部
15、16を形成することにより、インサート材のない
シートと同様にエアバッグを膨張展開させることがで
き、また積極的に上記インサート材14を採用すること
により、樹脂が含浸し固化したインサート材14の剛性
を利用して、上記ウレタンフォーム8のスリット部9ま
たは脆弱部10に応力をより集中させ開裂をきれいに行
うことが可能である。
とが直接接触しないことから、ウレタンフォーム8とエ
アバッグモジュールとの接触による異音を低減させると
共に、上記インサート材14の剛性によって、例えばエ
アバッグモジュールがウレタンフォーム8を持ち上げ、
シートの表装材5、6を盛り上がらせる等の外観上の問
題も防止することができる。そして、この外観性の問題
は、図21のようにフェルト17等を埋設することによ
ってさらに改善させることができ、また、上記フェルト
17等の表面にウレタンフォーム8の樹脂が含浸し固化
することから、上記剛性による利点もさらに高められ
る。なお、上記フェルト17の代用としては他の不織
布、粗毛布、ポリプロピレンネット、スラブ、寒冷紗、
スパンボンド等を使用することが可能である。
ット部や脆弱部は、カッターナイフやサンダー等を用い
た切削加工によっても形成することが可能である。切削
加工では、特別な設備を要せず手作業等で容易に加工で
き、少量生産に好適であり、型成形では、大量生産に好
適である。
アバッグ装置は、エアバッグケースとシート表装材の間
に所定厚さのシート用パッドを介装すると共にこのパッ
ドの所要部位に、展開時にエアバッグを挿通させるスリ
ット部または脆弱部を形成せしめたものであり、従来表
装材に隣接していたエアバッグケースを上記パッドで覆
装することにより、シート触感の柔らかさや風合いを損
なうことなく側部用エアバッグを装着しうるとの効果を
奏するものである。
いては、エアバッグの膨張時にその内圧によってシート
側とエアバッグケース側の両表装材が押圧された際に、
上記シート側表装材が前記帯状体により伸長が抑制され
ることから、上記エアバッグの押圧による力が上記帯状
体の縫合部に集中し、これにより縫製糸がこの部分から
切れ始めて上記表装材の縫合部を破断し開裂せしめると
の顕著な効果を奏するものである。
も、インサート材に切欠部を形成することにより、イン
サート材のないシートと同様にエアバッグを膨張展開さ
せることができ、また積極的に上記インサート材を採用
することにより、樹脂が含浸し固化したインサート材の
剛性を利用して、シートのパッドのスリット部または脆
弱部に応力を集中させ開裂をきれいに行うことが可能で
あり、また、エアバッグとパッドとが直接接触しないこ
とから、パッドとエアバッグモジュールとの接触による
異音を低減させると共に、上記インサート材の剛性によ
って、例えばエアバッグモジュールがパッドを持ち上
げ、シートの表装材を盛り上がらせる等の外観上の問題
も防止することが可能である。そして、この外観性の問
題は、請求項12のようにフェルト等を埋設することに
よってさらに改善させることができ、また、上記フェル
ト等の表面にパッドの樹脂が含浸し固化することから、
インサート材のような剛性による利点もさらに高めるこ
とが可能である。
図である。
れ部を示す斜視図である。
す斜視図である。
る。
断面図である。
れ部を示す斜視図である。
断面図である。
れ部を示す斜視図である。
る。
である。
末端部の形状を夫々示す正面図であり、(E)は厚みを
示す正面図である。
示す斜視図である。
側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
る。
である。
形態の側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 シート背もたれ部の車室壁側にエアバッ
グ装置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍でシ
ートの表装材同士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫
合部をエアバッグの所定の展開圧力により開裂せしめる
側部用エアバッグ装置において、上記エアバッグケース
と表装材の間に所定厚さのシート用パッドを介装すると
共に、このパッドの表装材縫合部の内側に、展開時にエ
アバッグを挿通せしめるスリット部を形成せしめたこと
を特徴とする側部用エアバッグ装置。 - 【請求項2】 シート背もたれ部の車室壁側にエアバッ
グ装置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍でシ
ートの表装材同士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫
合部をエアバッグの所定の展開圧力により開裂せしめる
側部用エアバッグ装置において、上記エアバッグケース
と表装材の間に所定厚さのシート用パッドを介装すると
共に、このパッドの表装材縫合部の内側に、エアバッグ
の展開圧力により開裂してエアバッグを挿通せしめる脆
弱部を形成せしめたことを特徴とする側部用エアバッグ
装置。 - 【請求項3】 上記脆弱部が、パッドを周囲より薄くす
ることにより形成された請求項2記載の側部用エアバッ
グ装置。 - 【請求項4】 上記脆弱部がミシン目状に断続する孔ま
たはスリットからなる請求項2または3記載の側部用エ
アバッグ装置。 - 【請求項5】 シート背もたれ部の車室壁側にエアバッ
グ装置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍で、
このエアバッグケース開口部を被覆する表装材とシート
表面を被覆する表装材とを縫合し、この縫合部の縫製糸
をエアバッグの所定の展開圧力で破断することにより上
記縫合部を開裂せしめる側部用エアバッグ装置におい
て、上記エアバッグケースと表装材の間に所定厚さのシ
ート用パッドを介装すると共に、このパッドの表装材縫
合部の内側に、展開時にエアバッグを挿通せしめるスリ
ット部または脆弱部を形成し、さらに、上記縫合部のシ
ート側表装材とシートフレーム等の固定部材とに亘らせ
て、エアバッグ展開時に上記シート側表装材の伸びを抑
制する帯状体を配設し、この帯状体の一端をこの固定部
材に止着する一方、上記帯状体の他端を前記縫合部の縫
製糸により上記シート側表装材に共縫いしたことを特徴
とする側部用エアバッグ装置。 - 【請求項6】 上記スリット部または脆弱部の形状を直
線状またはコの字状となした請求項1乃至5の何れか1
項に記載の側部用エアバッグ装置。 - 【請求項7】 上記スリット部または脆弱部の末端が、
円形、T字、L字またはU字状に端末処理された請求項
6記載の側部用エアバッグ装置。 - 【請求項8】 上記スリット部または脆弱部に隣接する
パッドの厚みを、このスリット部または脆弱部の中央付
近で薄く、末端部で厚く形成した請求項1乃至7の何れ
か1項に記載の側部用エアバッグ装置。 - 【請求項9】 上記スリット部または脆弱部が形成され
るシート側部のパッドを他の部分のパッドより高硬度に
形成し、かつ他の部分のパッドと一体に形成した請求項
1乃至8の何れか1項に記載の側部用エアバッグ装置。 - 【請求項10】 上記スリット部または脆弱部の周辺の
パッド表面に約30〜200μmのスキン層を形成した
請求項1乃至9の何れか1項に記載の側部用エアバッグ
装置。 - 【請求項11】 上記パッドの裏面に布等からなるイン
サート材が一体に成形されてなり、上記パッドのスリッ
ト部または脆弱部に対応するように、このインサート材
に切欠部を形成せしめた請求項1乃至10の何れか1項
に記載の側部用エアバッグ装置。 - 【請求項12】上記エアバッグケースの近傍で、上記イ
ンサート材とパッドの間にフェルト状の緩衝材を埋設し
た請求項11記載の側部用エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01477097A JP3815833B2 (ja) | 1996-01-17 | 1997-01-09 | 側部用エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2457396 | 1996-01-17 | ||
JP8-24573 | 1996-01-17 | ||
JP01477097A JP3815833B2 (ja) | 1996-01-17 | 1997-01-09 | 側部用エアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09254735A true JPH09254735A (ja) | 1997-09-30 |
JP3815833B2 JP3815833B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=26350784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01477097A Expired - Lifetime JP3815833B2 (ja) | 1996-01-17 | 1997-01-09 | 側部用エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3815833B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348709A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-21 | Mazda Motor Corp | 自動車のサイドエアバッグ装置 |
JP2000016223A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-18 | Mazda Motor Corp | 自動車のサイドエアバッグ装置 |
US6213498B1 (en) | 1999-03-10 | 2001-04-10 | Toyota Technical Center Usa, Inc. | Seat back air bag deployment system |
JP2002306274A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | シートクッションパッド及びその製造方法 |
JP2006006349A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-12 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | シート用パッドの製造方法 |
JP2007500022A (ja) * | 2003-07-28 | 2007-01-11 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | テキスタイルシート材を加工する方法、テキスタイルシート材、カバー及びデバイス、特に、自動車シート |
WO2007009480A1 (en) * | 2005-07-22 | 2007-01-25 | Lear Corporation | Seat |
JP2007015675A (ja) * | 2005-06-08 | 2007-01-25 | Daicel Chem Ind Ltd | エアバッグ用ガス発生器 |
JP2010095020A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP4524768B2 (ja) * | 2000-10-19 | 2010-08-18 | テイ・エス テック株式会社 | エアーバッグモジュール装備シート |
CN105584450A (zh) * | 2014-11-07 | 2016-05-18 | 丰田纺织株式会社 | 车辆座椅以及座垫的制造方法 |
DE102015120257A1 (de) | 2014-12-11 | 2016-06-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugsitz, der mit einer Seitenairbagvorrichtung ausgerüstet ist |
US9707917B2 (en) | 2013-11-27 | 2017-07-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
CN114585542A (zh) * | 2019-11-20 | 2022-06-03 | 奥托立夫开发公司 | 侧安全气囊装置 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP01477097A patent/JP3815833B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348709A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-21 | Mazda Motor Corp | 自動車のサイドエアバッグ装置 |
JP2000016223A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-18 | Mazda Motor Corp | 自動車のサイドエアバッグ装置 |
US6213498B1 (en) | 1999-03-10 | 2001-04-10 | Toyota Technical Center Usa, Inc. | Seat back air bag deployment system |
JP4524768B2 (ja) * | 2000-10-19 | 2010-08-18 | テイ・エス テック株式会社 | エアーバッグモジュール装備シート |
JP2002306274A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | シートクッションパッド及びその製造方法 |
JP2007500022A (ja) * | 2003-07-28 | 2007-01-11 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | テキスタイルシート材を加工する方法、テキスタイルシート材、カバー及びデバイス、特に、自動車シート |
US7448643B2 (en) | 2003-07-28 | 2008-11-11 | Johnson Controls Gmbh | Method and apparatus for textile sheet material |
JP2006006349A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-12 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | シート用パッドの製造方法 |
JP4541778B2 (ja) * | 2004-06-21 | 2010-09-08 | 東洋ゴム工業株式会社 | シート用パッドの製造方法 |
JP2007015675A (ja) * | 2005-06-08 | 2007-01-25 | Daicel Chem Ind Ltd | エアバッグ用ガス発生器 |
US8075053B2 (en) | 2005-07-22 | 2011-12-13 | Lear Corporation | Seat |
WO2007009480A1 (en) * | 2005-07-22 | 2007-01-25 | Lear Corporation | Seat |
JP2010095020A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
US9707917B2 (en) | 2013-11-27 | 2017-07-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
CN105584450A (zh) * | 2014-11-07 | 2016-05-18 | 丰田纺织株式会社 | 车辆座椅以及座垫的制造方法 |
JP2016088369A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート及びシートパッドの製造方法 |
US9592784B2 (en) | 2014-11-07 | 2017-03-14 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat and manufacturing method of seat pad |
DE102015120257A1 (de) | 2014-12-11 | 2016-06-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugsitz, der mit einer Seitenairbagvorrichtung ausgerüstet ist |
US9434342B2 (en) | 2014-12-11 | 2016-09-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle seat equipped with side airbag device |
CN114585542A (zh) * | 2019-11-20 | 2022-06-03 | 奥托立夫开发公司 | 侧安全气囊装置 |
CN114585542B (zh) * | 2019-11-20 | 2023-11-24 | 奥托立夫开发公司 | 侧安全气囊装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3815833B2 (ja) | 2006-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5810389A (en) | Side air bag device | |
JP3335849B2 (ja) | サイドエアバッグ装置を備えたシート構造 | |
EP0768215B1 (en) | Seat structure having a side impact air bag apparatus | |
JPH09254735A (ja) | 側部用エアバッグ装置 | |
JP3762459B2 (ja) | 側部用エアバッグ装置 | |
WO1999039941A1 (en) | Reinforced trim cover for a vehicle seat assembly with a tear line for airbag deployment | |
JP5077962B2 (ja) | 車両用シート | |
US20040075255A1 (en) | Side air bag device | |
JP2000142307A (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JP2010095019A (ja) | 車両用シート | |
JP3318575B2 (ja) | 側部用エアバッグ装置 | |
CN111038431B (zh) | 具有气囊模块的用于座椅的装饰罩 | |
CN114954176B (zh) | 车辆座椅 | |
JP3819880B2 (ja) | 自動車シート | |
JP4541778B2 (ja) | シート用パッドの製造方法 | |
JPH1178762A (ja) | エアーバッグ装置を備える車輌用シート | |
JP3393753B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2000108832A (ja) | エアベルト装置 | |
US5669662A (en) | Airbag deployment pad | |
JP4370084B2 (ja) | サイドエアバッグ装置を備える車両用リアシート | |
JP3332339B2 (ja) | シートカバー | |
US11312327B2 (en) | Vehicle seat and method for manufacturing the same | |
JP3663755B2 (ja) | エアバッグを内蔵した自動車用ドア | |
JP3674162B2 (ja) | エアバッグを内蔵した自動車用ドア | |
JP3552885B2 (ja) | エアバッグ装置を備えた車輌用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041025 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060206 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |