JPH09254735A - 側部用エアバッグ装置 - Google Patents

側部用エアバッグ装置

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JPH09254735A
JPH09254735A JP9014770A JP1477097A JPH09254735A JP H09254735 A JPH09254735 A JP H09254735A JP 9014770 A JP9014770 A JP 9014770A JP 1477097 A JP1477097 A JP 1477097A JP H09254735 A JPH09254735 A JP H09254735A
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airbag
pad
seat
airbag device
slit
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Masahide Shinoda
正英 篠田
Yoshihisa Nakagawa
佳久 中川
Takeshi Yamaji
猛 山地
Toru Ozaki
徹 尾崎
Junji Yamamoto
純治 山本
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Takanichi Co Ltd
Toyo Tire Corp
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Takanichi Co Ltd
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

Abstract

(57)【要約】 【課題】 側部用エアバッグ装置を、シート触感の柔ら
かさや風合いを損なうことなくシートに装着する。 【解決手段】 エアバッグケース3とシート表装材5,
6の間に所定厚さのシート用パッド8を介装すると共に
このパッド8の所要部位に、展開時にエアバッグ2を挿
通させるスリット部9または脆弱部を形成せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衝突時に乗員を側部
から保護する側部用エアバッグ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置は、車両の衝突時にエア
バッグを膨張させて乗員を拘束する装置であり、一般に
ガス発生器であるインフレータと、インフレータのガス
により膨張するエアバッグと、これらエアバッグとイン
フレータを収納するエアバッグケースとを備えている。
【0003】上記エアバッグ装置は乗員を前方から拘束
するものに限らず、近年は側方から拘束するものも開発
されている。かかる側部用エアバッグ装置は、例えばシ
ートの背もたれのドア側等にエアバッグモジュールを埋
設し、エアバッグケース開口部の近傍で、このエアバッ
グケース開口部を被覆する表装材とシート表面を被覆す
る表装材とを縫合し、この縫合部の縫製糸をエアバッグ
の所定の展開圧力で破断することにより開裂せしめ、こ
の開裂した隙間から上記エアバッグを展開させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このことから、上記エ
アバッグ装置は、シートの表装材のすぐ裏側に配設され
るようになっており、その結果、上記従来の側部用エア
バッグ装置では、シート表面からの触感に硬さが残る欠
点を有していた。
【0005】本発明は叙上の如き実状に対処し、上記側
部用エアバッグ装置とシート表装材との間にシート用パ
ッドを配設すると共に、このパッドを開裂しうるように
構成することによって、上記シートに違和感のない乗り
心地を提供することを目的するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記目的に適
合する本発明第1の側部用エアバッグ装置の特徴は、シ
ート背もたれ部の車室壁側にエアバッグ装置を埋設し
て、エアバッグケース開口部の近傍でシートの表装材同
士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫合部をエアバッ
グの所定の展開圧力により開裂せしめるエアバッグ装置
において、上記エアバッグケースと表装材の間に所定厚
さのシート用パッドを介装すると共に、このパッドの表
装材縫合部の内側に、展開時にエアバッグを挿通せしめ
るスリット部を形成せしめたところにある。
【0007】また、本発明第2の側部用エアバッグ装置
は、同じくシート背もたれ部の車室壁側にエアバッグ装
置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍でシート
の表装材同士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫合部
をエアバッグの所定の展開圧力により開裂せしめるエア
バッグ装置において、上記エアバッグケースと表装材の
間に所定厚さのシート用パッドを介装すると共に、この
パッドの表装材縫合部の内側に、エアバッグの展開圧力
により開裂してエアバッグを挿通せしめる脆弱部を形成
せしめたことを特徴とする。
【0008】そして、この本発明第2のエアバッグにお
いて、上記脆弱部が、パッドを周囲より薄くすることに
より形成され、あるいはミシン目状に断続する孔または
スリットから形成されることも好適である。
【0009】さらに、本発明第3の側部用エアバッグ装
置は、シート背もたれ部の車両壁側にエアバッグ装置を
埋設して、エアバッグケース開口部の近傍で、このエア
バッグケース開口部を被覆する表装材とシート表面を被
覆する表装材とを縫合し、この縫合部の縫製糸をエアバ
ッグの所定の展開圧力で破断することにより上記縫合部
を開裂せしめるエアバッグ装置において、上記エアバッ
グケースと表装材の間に所定厚さのシート用パッドを介
装すると共に、このパッドの表装材縫合部の内側に、展
開時にエアバッグを挿通せしめるスリット部または脆弱
部を形成し、さらに、上記縫合部のシート側表装材とシ
ートフレーム等の固定部材とに亘らせて、エアバッグ展
開時に上記シート側表装材の伸びを抑制する帯状体を配
設し、この帯状体の一端をこの固定部材に止着する一
方、上記帯状体の他端を前記縫合部の縫製糸により上記
シート側表装材に共縫いしたことを特徴とする。
【0010】そして、これら本発明第1〜第3のエアバ
ッグ装置において、上記スリット部または脆弱部の形状
を直線状またはコの字状となし、あるいはこれらスリッ
ト部または脆弱部の末端を、円形、T字、L字またはU
字状に端末処理することも可能である。
【0011】また、同じく上記本発明の各エアバッグ装
置において、上記スリット部または脆弱部に隣接するパ
ッドの厚みを、このスリット部または脆弱部の中央付近
で薄く、末端部で厚く形成することも可能であり、さら
に上記スリット部または脆弱部が形成されるシート側部
のパッドを他の部分のパッドより高硬度に形成し、かつ
他の部分のパッドと一体に形成することも可能である。
そして、上記スリット部または脆弱部の周辺のパッド表
面に約30〜200μmのスキン層を形成することも可
能である。さらに、上記本発明の各エアバッグ装置にお
いて、上記パッドの裏面に布等からなるインサート材が
一体に成形されてなり、上記パッドのスリット部または
脆弱部に対応するように、このインサート材に切欠部を
形成せしめることも可能である。その場合、上記エアバ
ッグケースの近傍で、上記インサート材とパッドの間に
フェルト状の緩衝材を埋設することも可能である。
【0012】
【作用】上記本発明第1〜第3の各エアバッグ装置にお
いて、シート触感の柔らかさや風合いを損なわずに側部
用エアバッグ装置を提供することが可能である。
【0013】また、本発明第3のエアバッグ装置におい
ては、エアバッグの膨張時にエアバッグの内圧によって
シート側・エアバッグケース側両表装材が先ず押圧され
るが、この際、上記シート側表装材が前記帯状体により
伸長が抑制されるため、上記エアバッグの押圧による力
は上記帯状体の縫合部に集中し、その結果、縫製糸がこ
の部分から切れ始めて表装材の縫合部は開裂する。
【0014】さらに、請求項11のように構成すること
により、インサート材を裏面に一体発泡したシート背も
たれ部でも、エアバッグを膨張展開させることができ
る。また、元来インサート材を使用しないウレタンフォ
ームのみのシートバックにおいても、エアバッグ周辺に
切欠部をいれたインサート材を一体にすれば、エアバッ
グを膨張展開させることができる。これらは、一般に軟
質フォームからなるパッドにおいて、インサート材の剛
性およびインサート材にパッドの樹脂が含浸して生じる
剛性によって周囲より高い剛性が得られることになり、
これによりパッドのスリット部や脆弱部に応力が集中し
開裂しやすくなる。また、エアバッグとパッドとが直接
接触しないことから、パッドとエアバッグモジュールと
の接触による異音を低減させると共に、上記インサート
材の剛性によって、例えばエアバッグモジュールがパッ
ドを持ち上げ、シートの表装材を盛り上がらせる等の外
観上の問題も防止することができる。この外観性の問題
は、請求項12のようにフェルト等を埋設することによ
ってさらに改善させることができ、また、上記フェルト
等の表面にパッドの樹脂が含浸し固化することから、上
記剛性による利点もさらに高められる。
【0015】
【実施例】以下、さらに添付図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。
【0016】図1は本発明第1実施例のエアバッグ装置
を示す水平断面図、図2は表装材をとったシート背もた
れ部を示す斜視図、図3は同エアバッグ装置が作動した
シートの状態を示す斜視図であり、図1におけるGは乗
員着席側を示している。
【0017】この実施例のエアバッグ装置はインフレー
タ1とエアバッグ2とエアバッグケース3とを備えてな
り、図1,図2に示す如く、シート背もたれ部4の車室
壁(図示せず)側にエアバッグ装置を埋設して、図3に
示すように緊急時に乗員と車室壁との間にエアバッグを
展開させるようになっている。
【0018】上記エアバッグ装置においては、エアバッ
グケース3の開口部3aの斜め前方で、図1に示す如く
シート4の表装材5,6同士を継ぎ合わせるように縫合
し、この縫合部7の縫製糸7aをエアバッグ2の所定の
展開圧力によって開裂するようになしている。
【0019】そして、上記エアバッグケース3と表装材
5,6の間に、図1に示す如く所定厚みのウレタンフォ
ーム8を介装すると共に、このウレタンフォーム8の上
記表装材縫合部7の内側に、図2にも示す如く展開時に
エアバッグ2を挿通させるスリット部9を形成せしめて
いる。
【0020】上記スリット部9は、隙間がないものか
ら、図4,図5に示すように5mm程度の隙間を有する
ものまでが適当であり、また、その長さは約300〜5
00mm程度が適当である。この実施例のエアバッグ装
置では、このようにスリットを設けても、シート表面に
表装材があるため風合いを保ったシートができる。ま
た、展開時にエアバッグが通過できる効果があり所定の
位置のエアバッグの通過が達成できる。
【0021】一方、図6,図7に示すものは本発明第2
実施例の側部用エアバッグ装置であり、この例ではウレ
タンフォーム8の表装材縫合部7の内側に、エアバッグ
2の展開圧力により開裂してエアバッグ2を図3の如く
挿通せしめる脆弱部10を形成している。
【0022】上記脆弱部10は、図6,図7に示すよう
に、ウレタンフォーム8を周囲より薄くしたもの、また
はミシン目状に孔またはスリットを断続的に形成したも
のからなる。脆弱部は、連続しているのでさらにシート
の風合いを保つことができる。また、脆弱部に小スリッ
トを設定すると脆弱部の開裂を容易にすることができ
る。
【0023】次に、図8,図9に示すものは本発明第3
実施例の側部用エアバッグ装置であり、この装置では上
記第2実施例と同様に、エアバッグケース3と表装材
5,6の間にウレタンフォーム8を介装すると共に、こ
のウレタンフォーム8の表装材縫合部7の内側に、展開
時にエアバッグ2を挿通せしめる脆弱部10を形成して
いる。この脆弱部10は小スリット10aを備えてお
り、後述する帯状体12はこの小スリット10aを通っ
ている。
【0024】そして、上記縫合部7のシート側表装材6
とシートフレーム等の固定部材11とに亘らせて、エア
バッグ2の展開時に上記シート側表装材6の伸びを抑制
する帯状体12を配設し、この帯状体12の一端をこの
固定部材11に止着すると共に、上記帯状体12の他端
を前記縫合部7の縫製糸7aにより上記シート側表装材
6に共縫いしている。
【0025】これら本発明第1〜第3各実施例におい
て、前記スリット部9または脆弱部10の形状を、図1
0に示すような直線状、または図11に示すようなコの
字状とすることができる。そして、上記スリット部9ま
たは脆弱部10の末端を、図12(A)に示す如き円
形、同図(B)に示す如きT字状、同図(C)に示す如
きL字状、同図(D)に示す如きU字状に形成すること
も可能である。さらに同図(E)に示す如く、スリット
部9または脆弱部10に隣接するウレタンフォーム8の
厚みを、スリット部9、脆弱部10の中央部付近Xで薄
く、末端部Yに行くに従い厚く形成することも可能であ
る。
【0026】これらの末端処理により、ウレタンフォー
ムを所定の形状で開裂させることができる。(その位置
で開裂を終了させることができる。)
【0027】また、図13に示すように、上記スリット
部9または脆弱部10が形成されるシート側部のウレタ
ンフォーム8を、場合により反対側の側部を含めて一般
部のウレタンフォーム8′より高硬度に形成し、かつ一
体となすことも可能である。この場合、側部ウレタンフ
ォーム8は、低分子量や高架橋などの異硬度フォームで
一体成形される。これはウレタンフォーム8の抑制や乗
員のホールディングの向上に効果的である。
【0028】そして、上記スリット部9や脆弱部10周
辺のウレタンフォーム8の表面に、図14に示す如くウ
レタン発泡成形時に型にて成形し、型表面温度と発泡圧
により、図15の如き約30〜200μmのソリッドの
スキン層13を形成することも可能である。このスキン
層により、その表面に近いウレタンフォームのセル(発
泡層)を保護することが可能となり、きれいな断面での
でウレタンフォームの開裂が可能となる。
【0029】他方、図16〜図18はシートのウレタン
フォーム8の裏面にインサート材14を一体成形した例
を示す断面図であり、図16は図1に、図17は図5
に、図18は図6の構成に夫々対応して同一部材は同一
符号を記している。
【0030】一般に、シートのウレタンフォーム8は、
その裏面にインサート材14を一体発泡成形される場合
が多い。これは、ウレタンフォーム8の剛性を高め、こ
れより乗り心地性を高めたり、ウレタンフォーム8とシ
ートフレーム(固定部材)などの金属部品とのこすれに
よる異音防止などを目的としている。上記インサート材
14には、布などの織物、樹脂製ネット、不織布などが
あり、副資材ともよばれ代表的なものに粗毛布などが多
用される。
【0031】すなわち、図16のエアバッグ装置では、
シートのウレタンフォーム8の全面(またはエアバッグ
ケースの近傍)に上記インサート材14が配設されてお
り、このインサート材14は、ウレタンフォーム8の一
体発泡成形などによりウレタンフォーム8と一体化され
る。そして、この例では、上記インサート材14には、
ウレタンフォーム8のスリット9の位置に対応して同じ
ようにスリット(切欠部)15が形成されている。ま
た、図17においても同様にインサート材14が配設さ
れると共に、ウレタンフォーム8のスリット9の位置に
対応して同じようにスリット15が形成されている。ス
リット15はこの例のように所定幅を有するものでもよ
く、あるいは図16に示す如く線状のものでもよい。
【0032】さらに図18においても、ウレタンフォー
ム8の裏面にインサート材14が一体に成形されてお
り、上記ウレタンフォーム8の脆弱部19の位置に対応
して、その位置に切欠部16を形成している。このイン
サート材14の切欠部16の形状は上記脆弱部10の位
置に対応していればよく、例えば図19、図20のよう
な形状とすることも可能である。
【0033】最後に、図21に示すエアバッグ装置で
は、ウレタンフォーム8とインサート材14との間にフ
ェルト17が埋設されている。フェルト17の埋設範囲
は、概ねエアバッグ2の収納範囲でよいが、エアバッグ
ケース3の側方にも埋設しうる。
【0034】しかして、これらインサート材14を有す
るシートでも、インサート材14にスリット等の切欠部
15、16を形成することにより、インサート材のない
シートと同様にエアバッグを膨張展開させることがで
き、また積極的に上記インサート材14を採用すること
により、樹脂が含浸し固化したインサート材14の剛性
を利用して、上記ウレタンフォーム8のスリット部9ま
たは脆弱部10に応力をより集中させ開裂をきれいに行
うことが可能である。
【0035】また、エアバッグ2とウレタンフォーム8
とが直接接触しないことから、ウレタンフォーム8とエ
アバッグモジュールとの接触による異音を低減させると
共に、上記インサート材14の剛性によって、例えばエ
アバッグモジュールがウレタンフォーム8を持ち上げ、
シートの表装材5、6を盛り上がらせる等の外観上の問
題も防止することができる。そして、この外観性の問題
は、図21のようにフェルト17等を埋設することによ
ってさらに改善させることができ、また、上記フェルト
17等の表面にウレタンフォーム8の樹脂が含浸し固化
することから、上記剛性による利点もさらに高められ
る。なお、上記フェルト17の代用としては他の不織
布、粗毛布、ポリプロピレンネット、スラブ、寒冷紗、
スパンボンド等を使用することが可能である。
【0036】以上、本発明の実施例を説明したが、スリ
ット部や脆弱部は、カッターナイフやサンダー等を用い
た切削加工によっても形成することが可能である。切削
加工では、特別な設備を要せず手作業等で容易に加工で
き、少量生産に好適であり、型成形では、大量生産に好
適である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の側部用エ
アバッグ装置は、エアバッグケースとシート表装材の間
に所定厚さのシート用パッドを介装すると共にこのパッ
ドの所要部位に、展開時にエアバッグを挿通させるスリ
ット部または脆弱部を形成せしめたものであり、従来表
装材に隣接していたエアバッグケースを上記パッドで覆
装することにより、シート触感の柔らかさや風合いを損
なうことなく側部用エアバッグを装着しうるとの効果を
奏するものである。
【0038】また、請求項3記載のエアバッグ装置にお
いては、エアバッグの膨張時にその内圧によってシート
側とエアバッグケース側の両表装材が押圧された際に、
上記シート側表装材が前記帯状体により伸長が抑制され
ることから、上記エアバッグの押圧による力が上記帯状
体の縫合部に集中し、これにより縫製糸がこの部分から
切れ始めて上記表装材の縫合部を破断し開裂せしめると
の顕著な効果を奏するものである。
【0039】さらに、インサート材を有するシートで
も、インサート材に切欠部を形成することにより、イン
サート材のないシートと同様にエアバッグを膨張展開さ
せることができ、また積極的に上記インサート材を採用
することにより、樹脂が含浸し固化したインサート材の
剛性を利用して、シートのパッドのスリット部または脆
弱部に応力を集中させ開裂をきれいに行うことが可能で
あり、また、エアバッグとパッドとが直接接触しないこ
とから、パッドとエアバッグモジュールとの接触による
異音を低減させると共に、上記インサート材の剛性によ
って、例えばエアバッグモジュールがパッドを持ち上
げ、シートの表装材を盛り上がらせる等の外観上の問題
も防止することが可能である。そして、この外観性の問
題は、請求項12のようにフェルト等を埋設することに
よってさらに改善させることができ、また、上記フェル
ト等の表面にパッドの樹脂が含浸し固化することから、
インサート材のような剛性による利点もさらに高めるこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のエアバッグ装置を示す水平断面
図である。
【図2】同実施例において表装材を除いたシート背もた
れ部を示す斜視図である。
【図3】同エアバッグ装置が作動したシートの状態を示
す斜視図である。
【図4】スリットの他の例を示すシートの斜視図であ
る。
【図5】同シートの水平断面図である。
【図6】本発明第2実施例のエアバッグ装置を示す水平
断面図である。
【図7】同実施例において表装材を除いたシート背もた
れ部を示す斜視図である。
【図8】本発明第3実施例のエアバッグ装置を示す水平
断面図である。
【図9】同実施例において表装材を除いたシート背もた
れ部を示す斜視図である。
【図10】スリットまたは脆弱部の例を示す斜視図であ
る。
【図11】スリットまたは脆弱部の他の例を示す斜視図
である。
【図12】(A)から(D)はスリットまたは脆弱部の
末端部の形状を夫々示す正面図であり、(E)は厚みを
示す正面図である。
【図13】側部パッドを異硬度フォームで形成した例を
示す斜視図である。
【図14】パッドの成形例を示す断面図である。
【図15】スキンドフォームを示す断面図である。
【図16】インサート材を有する本発明第1実施形態の
側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
【図17】インサート材を有する本発明第2実施形態の
側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
【図18】インサート材を有する本発明第3実施形態の
側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
【図19】インサート材の切欠部の例を示す断面図であ
る。
【図20】インサート材の切欠部の他の例を示す断面図
である。
【図21】インサート材とフェルトを有する本発明実施
形態の側部用エアバッグ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インフレータ 2 エアバッグ 3 エアバッグケース 3a エアバッグケース開口部 4 シート背もたれ部 5 エアバッグケース側表装材(シート側部側) 6 シート側表装材(シート着座部側) 7 縫合部 7a 縫製糸 8 ウレタンフォーム 9 スリット部 10 脆弱部 11 固定部材 12 帯状体 13 スキン層 14 インサート材 15 スリット 16 切欠部 17 フェルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山地 猛 大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴ ム工業株式会社内 (72)発明者 尾崎 徹 大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴ ム工業株式会社内 (72)発明者 山本 純治 大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴ ム工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート背もたれ部の車室壁側にエアバッ
    グ装置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍でシ
    ートの表装材同士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫
    合部をエアバッグの所定の展開圧力により開裂せしめる
    側部用エアバッグ装置において、上記エアバッグケース
    と表装材の間に所定厚さのシート用パッドを介装すると
    共に、このパッドの表装材縫合部の内側に、展開時にエ
    アバッグを挿通せしめるスリット部を形成せしめたこと
    を特徴とする側部用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 シート背もたれ部の車室壁側にエアバッ
    グ装置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍でシ
    ートの表装材同士を継ぎ合わせるように縫合し、この縫
    合部をエアバッグの所定の展開圧力により開裂せしめる
    側部用エアバッグ装置において、上記エアバッグケース
    と表装材の間に所定厚さのシート用パッドを介装すると
    共に、このパッドの表装材縫合部の内側に、エアバッグ
    の展開圧力により開裂してエアバッグを挿通せしめる脆
    弱部を形成せしめたことを特徴とする側部用エアバッグ
    装置。
  3. 【請求項3】 上記脆弱部が、パッドを周囲より薄くす
    ることにより形成された請求項2記載の側部用エアバッ
    グ装置。
  4. 【請求項4】 上記脆弱部がミシン目状に断続する孔ま
    たはスリットからなる請求項2または3記載の側部用エ
    アバッグ装置。
  5. 【請求項5】 シート背もたれ部の車室壁側にエアバッ
    グ装置を埋設して、エアバッグケース開口部の近傍で、
    このエアバッグケース開口部を被覆する表装材とシート
    表面を被覆する表装材とを縫合し、この縫合部の縫製糸
    をエアバッグの所定の展開圧力で破断することにより上
    記縫合部を開裂せしめる側部用エアバッグ装置におい
    て、上記エアバッグケースと表装材の間に所定厚さのシ
    ート用パッドを介装すると共に、このパッドの表装材縫
    合部の内側に、展開時にエアバッグを挿通せしめるスリ
    ット部または脆弱部を形成し、さらに、上記縫合部のシ
    ート側表装材とシートフレーム等の固定部材とに亘らせ
    て、エアバッグ展開時に上記シート側表装材の伸びを抑
    制する帯状体を配設し、この帯状体の一端をこの固定部
    材に止着する一方、上記帯状体の他端を前記縫合部の縫
    製糸により上記シート側表装材に共縫いしたことを特徴
    とする側部用エアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 上記スリット部または脆弱部の形状を直
    線状またはコの字状となした請求項1乃至5の何れか1
    項に記載の側部用エアバッグ装置。
  7. 【請求項7】 上記スリット部または脆弱部の末端が、
    円形、T字、L字またはU字状に端末処理された請求項
    6記載の側部用エアバッグ装置。
  8. 【請求項8】 上記スリット部または脆弱部に隣接する
    パッドの厚みを、このスリット部または脆弱部の中央付
    近で薄く、末端部で厚く形成した請求項1乃至7の何れ
    か1項に記載の側部用エアバッグ装置。
  9. 【請求項9】 上記スリット部または脆弱部が形成され
    るシート側部のパッドを他の部分のパッドより高硬度に
    形成し、かつ他の部分のパッドと一体に形成した請求項
    1乃至8の何れか1項に記載の側部用エアバッグ装置。
  10. 【請求項10】 上記スリット部または脆弱部の周辺の
    パッド表面に約30〜200μmのスキン層を形成した
    請求項1乃至9の何れか1項に記載の側部用エアバッグ
    装置。
  11. 【請求項11】 上記パッドの裏面に布等からなるイン
    サート材が一体に成形されてなり、上記パッドのスリッ
    ト部または脆弱部に対応するように、このインサート材
    に切欠部を形成せしめた請求項1乃至10の何れか1項
    に記載の側部用エアバッグ装置。
  12. 【請求項12】上記エアバッグケースの近傍で、上記イ
    ンサート材とパッドの間にフェルト状の緩衝材を埋設し
    た請求項11記載の側部用エアバッグ装置。
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