JPH09252936A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH09252936A
JPH09252936A JP7176396A JP7176396A JPH09252936A JP H09252936 A JPH09252936 A JP H09252936A JP 7176396 A JP7176396 A JP 7176396A JP 7176396 A JP7176396 A JP 7176396A JP H09252936 A JPH09252936 A JP H09252936A
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JP
Japan
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cooling tank
cooling
inverter circuit
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body case
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Application number
JP7176396A
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English (en)
Inventor
Eiji Kogure
栄治 小暮
Sadao Kanetani
定男 金谷
Hiroaki Tsukahara
広明 塚原
Yoshitoshi Kawamura
佳敬 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱手段である誘導コイルを制御するインバ
ータ回路の構成要素である発熱素子の冷却手段を小形化
し、かつ冷却性能を向上することのできる加熱調理器を
得ること。 【解決手段】 本体ケース1の鍋収容部15に収容され
た鍋11を加熱する誘導コイル13と、誘導コイル13
に交番磁界を発生させるインバータ回路が設けられた制
御基板20と、調理を制御する操作基板21とを備えた
加熱調理器において、冷媒が封入され表面にインバータ
回路を構成する高発熱素子40が取付けられた第1の冷
却タンク30aと、冷媒が封入され表面にインバータ回
路を構成する低発熱素子42が取付けられた第2の冷却
タンク30bとを有し、これら、第1の冷却タンク30
aと第2の冷却タンク30bを分離して設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱を利用し
て炊飯を行う炊飯器に係り、より詳しくは、誘導コイル
に交番磁界を発生させるインバータ回路の発熱素子を冷
媒により冷却するようにした炊飯器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば実開平3−58219号公
報に示されている従来の炊飯器の構成を示す縦断面図で
ある。図において、1は本体ケースで、2は本体ケース
1にヒンジを介して開閉可能に装着された蓋体である。
本体ケース1の内部には鉄系材料(磁性体)からなる有
底筒状の鍋11が収納され、鍋11の上端フランジ部が
本体ケース1内の上部に設けた上リング6aにより支持
されている。12は耐熱性を有する合成樹脂からなるコ
イル台で、内枠14aを介して上リング6aにビスによ
り固定されている。
【0003】コイル台12の外周の底面部および側面下
部には、加熱手段である誘導コイル13が接着固定され
ており、誘導コイル13の外側には絶縁体を介して複数
本のフェライト17が固定されている。このフェライト
17は、誘導コイル13からの磁力線を吸収して本体ケ
ース1の外部へ漏れるのを防止する磁気シールドとして
機能する。更に誘導コイル13およびフェライト17の
周囲には、これらを取り囲むようにアルミニウム材から
なる反射板17aが設けられており、磁力線や輻射熱の
本体ケース1外部への漏れ防止を強化するようになって
いる。
【0004】1bは本体ケース1の下部を構成する下ケ
ースであり、内部にはコードリール(図示せず)や誘導
コイル13に交番磁界を発生させるインバータ回路の各
素子が搭載された制御基板20などが配置されている。
40はインバータ回路内の発熱素子である半導体スイッ
チング素子、すなわちトランジスタで、本体ケース1内
の一方の側の仕切板24aによって区画された空間25
a内に配置され、その電極は図示しないリード線により
制御基板20に接続されている。50はトランジスタ4
0の放熱に必要な表面積を有する空冷用のヒートシンク
であり、本体ケース1内の空間25a内において上下方
向に配置され、この空間内の大部分を占有している。1
8は鍋2の下面に接触可能に設置された温度センサであ
る。
【0005】このような従来の炊飯器においては、イン
バータ回路を介して誘導コイル13に電源を供給するこ
とにより、鍋11に渦電流を誘導し、鍋11を加熱して
炊飯が行われる。このときの温度管理は、鍋11の下面
に接触している温度センサ18からの信号に基づいて行
われる。そして鍋11や誘導コイル13からの輻射熱
は、反射板17aや仕切板24aによって遮断され、外
部やヒートシンク50の設置部への漏れが防止されるよ
うになっている。またインバータ回路内のスイッチング
素子であるトランジスタ40で発生する熱はヒートシン
ク50により放熱されて冷却され、これによってトラン
ジスタ40が使用温度限度内に保たれるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の炊飯器は、以上
のようにインバータ回路の発熱素子であるトランジスタ
を空冷するようにしているため、放熱(冷却)に必要な
表面積を有する大型のヒートシンク50が必要で、これ
が炊飯器の小型化を阻害する要因となっていた。
【0007】本発明は以上の点に鑑み、加熱手段である
誘導コイルを制御するインバータ回路を構成する発熱素
子の冷却手段を小型化し、かつ冷却性能を向上すること
のできる炊飯器を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る加熱調理器
は、次のように構成したものである。 (1) 本体ケースの鍋収容部に収容された鍋を加熱す
る誘導コイルと、この誘導コイルに交番磁界を発生させ
るインバータ回路が設けられた制御基板と、調理を制御
する操作基板とを備えた加熱調理器において、冷媒が封
入されて表面にインバータ回路を構成する高発熱素子が
取付けられた第1の冷却タンクと、冷媒が封入され表面
にインバター回路を構成する低発熱素子が取付けられた
第2の冷却タンクとを有し、これら第1の冷却タンクと
第2の冷却タンクを分離して設置したものである。
【0009】(2) 上記(1)の第1の冷却タンク
を、制御基板及び操作基板から離れた位置に設置した。 (3) 上記(1)又は(2)において、鍋収容部と本
体ケースの後壁との間に冷却室を形成し、この冷却室内
に第1の冷却タンクを設置した。
【0010】(4) 本体ケースの鍋収容部に収容され
た鍋を加熱する誘導コイルと、この誘導コイルに交番磁
界を発生させるインバータ回路が設けられた制御基板
と、調理を制御する操作基板とを備えた加熱調理器にお
いて、冷媒が封入され表面にインバータ回路を構成する
高発熱素子が取付けられた第1の冷却タンクを制御基板
に取付けると共に、冷媒が封入された第3の冷却タンク
を制御基板及び操作基板から離れた位置に設置し、第1
の冷却タンクの上部と第3の冷却タンクの上部、及び第
1の冷却タンクの下部と第3の冷却タンクの下部とをそ
れぞれ連結したものである。
【0011】(5) 上記(4)の鍋収容部と本体ケー
スの後壁との間に冷却室を形成し、この冷却室内に第3
の冷却タンクを設置した。 (6) 上記(4)又は(5)において、第1の冷却タ
ンクの表面に、インバータ回路を構成する高発熱素子と
低発熱素子を取付けた。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の第1の実施の形態の縦断
面図である。図において、1は例えば合成樹脂の如き非
磁性材からなり、上部が開口した本体ケースで、側面ケ
ース1aと下ケース1bとからなっている。2は非磁性
材からなり、本体ケース1の開口部を開閉する蓋体で、
外蓋、内蓋、蓋ヒータ、蓋パッキン等からなり、ヒンジ
3を介して本体ケース1に開閉自在に装着されている。
4は本体ケース1の前面側に設けられ、蓋体2を閉じた
ときにロックするラッチ機構、5は蓋体2のほぼ中央部
に設けられ、炊飯時に蒸気が流出する蒸気口である。
【0013】11は例えば、内側がアルミニウム等の非
磁性材、外側がステンレス等の磁性材で構成され、内面
にフッ素樹脂がコーティングされた有底筒状の鍋で、上
部に設けたフランジが本体ケース1に設けた支持リング
6上に載置され、後述の鍋収容部内に収納される。12
は耐熱性を有する合成樹脂で形成されたコイル台で、鍋
11の底部に対応した形状に形成されており、底面部及
び側面下部には鍋11の加熱手段である誘導コイル13
が接着固定されている。そして、上部は支持リング6に
取付けられたリング状の内遮蔽板14に当接し、両者に
より鍋収容部15を形成している。16は内遮蔽板14
の外周面に取付けられた胴ヒータで、炊飯時及び保温時
に通電されて発熱する。
【0014】17はコイル台12の下方にほぼ等間で設
置された複数のフェライトで、誘導コイル13から放出
されるノイズを減少させる機能を有する。18はコイル
台12の中央部において、上下方向に摺動可能に設けら
れた支持枠19に取付けられた温度センサで、鍋11の
底部に当接してその温度を検出する。
【0015】20は本体ケース1の下部空間に設置さ
れ、インバータ回路を構成する電子部品などが搭載され
て誘導コイル13の出力、すなわち、火力を制御する制
御基板、21は炊飯を制御するための操作基板、22は
メニュー選択ボタン、炊飯ボタン等が設けられ、操作基
板21に接続された操作部、23は本体ケース1の下面
に設けた凹部内に収容されたコードリールである。
【0016】24は鍋収納部15と本体ケース1の後壁
(操作部22の対面側)とを仕切る仕切り壁で、後壁と
の間に冷却室25を形成する。26は本体ケース1の下
部に設けた吸気口、27は本体ケース1の上部に設けた
排気口で、それぞれ冷却室25に開口している。28は
本体ケース1の底部の前面側(操作部22側)に設けた
吸気口である。
【0017】30a,30bは例えば、アルミニウムの
如き熱伝導性のよい素材からなる第1、第2の冷却タン
クで、図2〜図5に示すように、浅い有底円筒状の本体
31と、その開口部を水密に封止する蓋板32とからな
り、本体31の底部には内周にめねじを有する有底円筒
状のねじ穴33が設けられている。なお、蓋体32は、
その表面積を増加するために波状に形成してもよい。そ
して、この第1、第2の冷却タンク30a,30b内に
は、高比熱を有する水、あるいはシリコンオイル、不凍
液などの冷媒34が封入されている。
【0018】40はインバータ回路を構成する高発熱素
子である半導体スイッチング素子で、例えば、ポリエス
テルの如き熱伝導性のよい絶縁物44を介して、第1の
冷却タンク30aの底面にねじ穴33に螺入したねじ4
5により固定されている。42はインバータ回路に供給
する直流電圧を供給するための比較的低発熱素子である
ダイオードブリッジ(整流回路)で、半導体スイッチン
グ素子40の場合と同様にして第2の冷却タンク30b
の底面に固定されている。なお、以下の説明では、イン
バータ回路40と、整流回路であるダイオードブリッジ
42の両者を合せてインバータ回路と呼ぶことがある。
そして、第1の冷却タンク30aは、冷却室25内に設
けたリブ等(図示せず)に垂直に取付けられ、第2の冷
却タンク30bは、制御基板20の前面側下面に吸気口
28に対向して水平に取付けられる。なお、半導体スイ
ッチング素子40及びダイオードブリッジ42の電極に
接続されたリード線41は、それぞれ制御基板20に接
続される。
【0019】上記のように構成した本実施形態の作用を
説明する。先ず、鍋11に米と水を入れ、鍋収容部15
内に収容して蓋体2を閉じ、操作部22の炊飯スイッチ
をONする。これにより、インバータ回路が作動して誘
導コイル13に交番磁界が発生し、鍋11が加熱されて
炊飯が行われる。このとき、半導体スイッチング素子4
0とダイオードブリッジ42が発熱し、これによって発
生した熱は第1、第2の冷却タンク30a,30bに直
接伝達され、両冷却タンク30a,30bに封入された
冷媒(ここでは水を用いた例を示す)34への放熱が行
われる。
【0020】第1の冷却タンク30a内においては、高
発熱素子である半導体スイッチング素子40に発生した
熱により封入された水34が加熱され、加熱された水3
4は比重が低くなって上昇し、下部の水との間に温度差
が生じるため対流35が発生する。この対流35によ
り、第1の冷却タンク30aの壁面を介して水34と半
導体スイッチング素子40との間で熱交換が行われ、半
導体スイッチング素子40を冷却する。
【0021】また、第1の冷却タンク30aが加熱され
ることにより、冷却室25の上部と下部との間に温度差
が生じるため、本体ケース1の下部に設けた吸気口26
から外気が吸込まれ、冷却タンク30aの外面に触れて
熱交換が行われ、これによって加熱された空気が上昇
し、本体ケース1の上部に設けた排気口27から外部に
排気される。このように、冷却タンク30aは冷却室2
5内における空気対流によって冷却される。
【0022】一方、第2の冷却タンク30bにおいて
は、比較的低発熱素子であるダイオードブリッジ42
は、第2の冷却タンク30bの壁面を介して水34とダ
イオードブリッジ42との間で熱交換が行われ、ダイオ
ードブリッジ42が冷却される。また、第2の冷却タン
ク30bは、本体ケース1の底面に設けた吸気口28か
ら侵入した外気により冷却され、所定の温度以下に保持
される。炊飯が終了すると炊飯スイッチが自動的にOF
Fされ、これに代って保温スイッチがONされる。
【0023】実施の形態2.図6は一部を断面で示した
本発明の第2の実施の形態の側面図、図7は図6の要部
の正面図である。なお、第1の実施の形態と同じ部分に
はこれと同じ符号を付し、説明を省略する。両図におい
て、30aは第1の冷却タンクで、第1の実施の形態の
第1の冷却タンク30aとほぼ同じ構造のものであり、
その底面にはインバータ回路を構成する高発熱素子であ
る半導体スイッチング素子40が、絶縁物44を介して
ねじ45により固定されている。この第1の冷却タンク
30aは、制御基板20の後部側の下面に水平に取付け
られており、半導体スイッチング素子40の電極に接続
されたリード線41は制御基板20に接続されている。
【0024】50は第1の冷却タンク30aより大容量
の第3の冷却タンクで、冷却室25内に垂直に取付けら
れており、第1の冷却タンク30aの上部と第3の冷却
タンク50の上部とは送りパイプ51で連結されてお
り、同じく下部同志は戻りパイプ52で連結されてい
る。なお、図示してないが、低発熱素子であるダイオー
ドブリッジ42は、第1の実施の形態の場合と同様に、
制御基板20の前部側の下面に取付けられた第2の冷却
タンク(図示せず)に取付けられている。
【0025】上記のように構成した本実施の形態におい
て、鍋11が加熱されて炊飯が行われると、半導体スイ
ッチング素子40も発熱し、これによって生じた熱は第
1の冷却タンク30aに直接伝達され、これに封入され
た水34への放熱が行われる。そして、第1の冷却タン
ク30aにおいては、半導体スイッチング素子40から
の熱によって封入された水が加熱され、加熱された水3
4は上昇して送りパイプ51から第3の冷却タンク50
へ送られる。
【0026】第3の冷却タンク50内においては、第1
の冷却タンク30aから送られた温水により上部と下部
との間に温度差が生じ、下部の水が戻りパイプ52から
第1の冷却タンク30aへ送られる。このようにして、
第1の冷却タンク30aと第3の冷却タンク50との間
に水の循環が発生し、半導体スイッチング素子40を冷
却して温度上昇を防止する。一方、第3の冷却タンク5
0の温度上昇に伴って冷却室25に空気対流が発生し、
本体ケース1の下部に設けた吸気口26から外気が入
り、温まった空気が上部に設けた排気口27から排気さ
れ、第3の冷却タンク50が冷却される。なお、ダイオ
ードブリッジ42が取付けらた第2の冷却タンクの作用
は、第1の実施の形態の場合と同様である。
【0027】実施の形態3.第2の実施の形態において
は、第1の冷却タンク30aにインバータ回路を構成す
る高発熱素子である半導体スイッチング素子40を取付
け、第2の冷却タンク30bに低発熱素子であるダイオ
ードブリッジ42を取付けた場合を示したが、本実施の
形態は、図8に示すように、第1の冷却タンク30a
に、半導体スイッチング素子40とダイオードブリッジ
42を取付け、第2の冷却タンク30bを省略したもの
である。このように構成した本実施の形態の作用効果
は、第2の実施の形態の場合とほぼ同様である。
【0028】上記の説明では、冷却タンクに封入する冷
媒として水を用いた場合を示したが、冷媒にシリコンオ
イルを用いた場合は、低温(例えは−30℃)から高温
(例えば200℃)まで使用が可能であり、適用範囲が
広まる。また、凍結のおそれのある寒冷地向けの製品の
場合には、冷媒として不凍液を用いる等、適宜選択すれ
ばよい。
【0029】また、第1、第2の実施の形態において
は、第1の冷却タンク30aに高発熱素子である半導体
スイッチング素子40を、第2の冷却タンク30bに低
発熱素子であるダイオードブリッジ42を取付けた場合
を示したが、低発熱素子であるダイオードブリッジ42
をヒートシングにより冷却するようにしてもよい。この
ようにしても、ヒートシンクの放熱フィンの数や表面積
を減らすことができるので、ヒートシンクを小形化する
ことができる。
【0030】さらに、上記の説明では図示の加熱調理器
に本発明を実施した場合を示したが、本発明はこれに限
定するものではなく、他の構造の加熱調理器にも実施す
ることができる。また、有底円筒状の本体と蓋板とによ
り冷却タンクを構成した場合を示したが、冷却タンクの
形状は適宜変更することができる。
【0031】
【発明の効果】
(1) 冷媒が封入され表面にインバータ回路を構成す
る高発熱素子が取付けられた第1の冷却タンクと、冷媒
が封入され表面にインバータ回路を構成する低発熱素子
が取付けられた第2の冷却タンクとを有し、これら第1
の冷却タンクと第2の冷却タンクを分離して設置したの
で、発熱素子の冷却性能を向上することができ、また、
冷却手段の小形化をはかることができる。さらに、制御
基板及び操作基板に搭載した電子部品の温度上昇を防止
することができる。
【0032】(2) 上記(1)の第1の冷却タンクを
制御基板及び操作基板から離れた位置に設置したので、
制御基板及び操作基板に搭載した電子部品の温度上昇を
防止しすることができる。
【0033】(3) 上記(1)又は(2)において、
鍋収容部と本体ケースの後壁との間に冷却室を形成し、
この冷却室内に第1の冷却タンクを設置したので、高発
熱素子の発熱と第1の冷却タンクの温度上昇とにより冷
却室内に上昇気流が発生し、これにより、本体ケースの
下部に設けた吸気口から外気が吸込まれて高発熱素子及
び第1の冷却タンクを冷却するため、冷却性能を向上す
ることができる。
【0034】(4) 冷媒が封入され表面にインバータ
回路を構成する高発熱素子が取付けられた第1の冷却タ
ンクを制御基板に取付けると共に、冷媒が封入された第
3の冷却タンクを制御基板及び操作基板から離れた位置
に設置し、第1の冷却タンクと第3の冷却タンクの上部
間及び下部間をそれぞれ連結したので、高発熱素子の発
熱及び第1の冷却タンクの温度上昇に伴って第1の冷却
タンクと第3の冷却タンクとの間に冷媒の循環が生じ、
第1の冷却タンクの温度上昇を抑制するので、高発熱素
子の冷却性能を向上することができる。
【0035】(5) 上記(4)において、鍋収容部と
本体ケースの後壁との間に冷却室を形成し、この冷却室
内に第3の冷却タンクを設置したので、高発熱素子の発
熱と第3の冷却タンクの温度上昇とによって冷却室内に
上昇気流が発生し、これにより本体ケースの下部に設け
た吸気口から外気が吸込まれて高発熱素子及び第3の冷
却タンクを冷却するため、冷却性能を向上することがで
きる。
【0036】(6) 上記(4)又は(5)の第1の冷
却タンクの表面に、インバータ回路を構成する高発熱素
子と低発熱素子を取付けたので、低発熱素子の冷却手段
を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の縦断面図であ
る。
【図2】 図1の要部の拡大図である。
【図3】 図1の第1、第2の冷却タンクの平面図であ
る。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 第1の冷却タンクの底面図である。
【図6】 一部を断面で示した本発明の第2の実施の形
態の側面図である。
【図7】 図6の要部の正面図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態の第1の冷却タン
クの底面図である。
【図9】 従来の加熱調理器の一例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース、2 蓋体、11 鍋、12 コイル
台、13 誘導コイル、15 鍋収容部、17 フェラ
イト、18 温度センサ、20 制御基板、21操作基
板、22 操作部、24 仕切壁、25 冷却室、26
吸気口、27排気口、30a 第1の冷却タンク、3
0b 第2の冷却タンク、40 高発熱素子、42 低
発熱素子、50 第3の冷却タンク、51 送りパイ
プ、52戻りパイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚原 広明 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 川村 佳敬 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースの鍋収容部に収容された鍋を
    加熱する誘導コイルと、該誘導コイルに交番磁界を発生
    させるインバータ回路が設けられた制御基板と、調理を
    制御する操作基板とを備えた加熱調理器において、 冷媒が封入され表面に前記インバータ回路を構成する高
    発熱素子が取付けられた第1の冷却タンクと、冷媒が封
    入され表面にインバータ回路を構成する低発熱素子が取
    付けられた第2の冷却タンクとを有し、これら第1の冷
    却タンクと第2の冷却タンクを分離して設置したことを
    特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 第1の冷却タンクを制御基板及び操作基
    板から離れた位置に設置したことを特徴とする請求項1
    記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 鍋収容部と本体ケースの後壁との間に冷
    却室を形成し、該冷却室内に第1の冷却タンクを設置し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 本体ケースの鍋収容部に収容された鍋を
    加熱する誘導コイルと、該誘導コイルに交番磁界を発生
    させるインバータ回路が設けられた制御基板と、調理を
    制御する操作基板とを備えた加熱調理器において、 冷媒が封入され表面にインバータ回路を構成する高発熱
    素子が取付けられた第1の冷却タンクを前記制御基板に
    取付けると共に、冷媒が封入された第3の冷却タンクを
    前記制御基板及び操作基板から離れた位置に設置し、前
    記第1の冷却タンクの上部と第3の冷却タンクの上部、
    及び第1の冷却タンクの下部と第3の冷却タンクの下部
    とをそれぞれ連結したことを特徴とする加熱調理器。
  5. 【請求項5】 鍋収容部と本体ケースの後壁との間に冷
    却室を形成し、該冷却室内に第3の冷却タンクを設置し
    たことを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 第1の冷却タンクの表面に、インバータ
    回路を構成する高発熱素子と低発熱素子を取付けたこと
    を特徴とする請求項4又は5記載の加熱調理器。
JP7176396A 1996-03-27 1996-03-27 加熱調理器 Pending JPH09252936A (ja)

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JP7176396A JPH09252936A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 加熱調理器

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JP7176396A JPH09252936A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 加熱調理器

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JPH09252936A true JPH09252936A (ja) 1997-09-30

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JP7176396A Pending JPH09252936A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 加熱調理器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078292A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Shimadzu Corp ガスクロマトグラフ

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