JPH09252717A - 植物体の鮮度保持装置 - Google Patents

植物体の鮮度保持装置

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JPH09252717A
JPH09252717A JP9474396A JP9474396A JPH09252717A JP H09252717 A JPH09252717 A JP H09252717A JP 9474396 A JP9474396 A JP 9474396A JP 9474396 A JP9474396 A JP 9474396A JP H09252717 A JPH09252717 A JP H09252717A
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JP
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cold air
sterilizing
pipe
cooling
plant
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JP9474396A
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Kohei Aoyanagi
耕平 青柳
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SANSHIILE KK
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SANSHIILE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物体を低温かつ殺菌性の高いオゾンを含有
する気体からなる雰囲気内に置くことにより、所望期間
にわたり鮮度を保持しつつ保存するための植物体の鮮度
保持装置を提供すること。 【解決手段】 遮蔽体によって包囲することにより所望
形状および寸法に形成された保存室であって、天井部に
配設された殺菌性冷気拡散管と、該殺菌性冷気拡散管か
ら拡散される殺菌性冷気の拡散気流を制御するために殺
菌性冷気拡散管の下方に展開された冷気制御体と、最下
部に配設され、雰囲気戻り管を有する保存室、ならび
に、前記保存室の遮蔽体の内部に対して導入する冷気を
発生する冷却源と、該冷却源によって発生せしめられる
冷気の送出管と、前記保存室内の気体の戻り管と、殺菌
用流体を形成する殺菌流体形成手段であって、該流体の
送出管を備えた殺菌流体形成手段とを有する冷却殺菌装
置、の両者からなり、それぞれの対応部位を結合するこ
とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切り花、果物、野
菜、樹木等の植物体の周囲温度を制御することにより、
植物体の長期保存を可能にする植物体の鮮度保持装置に
関するものである。
【0002】切り花、果物、野菜、樹木等(以下、植物
体と総称する)は、通常は生産地と消費地が離隔してお
り、さらに気候その他の生産条件により播種・栽培・収
穫の時期が異なる。植物体は代表的生鮮品であり、良好
な鮮度を保ちつつ消費地において適時利用するには、こ
のような場所的および時間的な隔たりを克服しなければ
ならない。
【0003】ここに、植物体の鮮度は、個々に異なる
が、一般に枝や葉が萎れていないか、花びらの萎れや褪
色・変色がないか、青果の過熟がないか、さらに進んで
腐敗に近い変質による異臭・悪臭がないかなどによって
判定される。
【0004】これらの問題の中で、生産にあたっては、
重油の燃焼熱を利用しビニールハウス内の温度制御を行
い、季節にかかわらず植物体の栽培を行う、いわゆるハ
ウス栽培によってかなりの部分が解決されている。
【0005】さらに、陸上、海上、航空等の各種輸送手
段を利用することにより外国を含む遠隔生産地より消費
地に輸送されており、季節や産地の隔たりも従来に比し
て大幅に改善されつつある。
【0006】しかしながら、ある種の用途、例えば各種
の式典・セレモニーに使用される植物体、例えば予測な
しに発生する葬儀などに使用される切り花や果物類は緊
急に必要となることも多く、常時適宜量を確保しておき
たいとする要請がある。
【0007】このような用途のために、通常の低温倉庫
の利用も考慮されるが、設備装置が大規模となり、コス
トが嵩む上、例えば樹木や根菜であればともかく、切り
花やメロン、西瓜その他の傷みの早い果物等を、特に高
温期に長期間鮮度を保ちつつ保存することは困難であっ
た。
【0008】これは、植物体は根幹から切り離された後
も水分および雰囲気中の所要成分を吸収しつつ、内部蓄
積の養分を消費して生命活動を維持しているものの、次
第に保有成分の平衡が崩れ、必然的に鮮度が失われるた
めである。
【0009】そのため、青果物をミネラルを含有する水
溶液に接触させることにより鮮度を保持する方法(特開
昭60−168338号公報)、植物体の発生するエチ
レンを分解する鮮度保持剤を利用する鮮度保持方法(特
開平4−51845号公報)等が提案されているが、十
分な効果をあげていない。
【0010】殊に、所望量の規模、保存期間の長短、植
物体の種類等によってそれぞれ要求が異なり、これらの
要求全てに適合する装置および方法は得られていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたものであり、植物体を低温かつ殺菌性の高
いオゾンを含有する気体からなる雰囲気内に置くことに
より、所望期間にわたり鮮度を保持しつつ保存するため
の植物体の鮮度保持装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる植物体の
鮮度保持装置は、図1に示すように、遮蔽体12によっ
て包囲することにより所望形状および寸法に形成された
保存室10であって、天井部に配設された殺菌性冷気拡
散管14と、該殺菌性冷気拡散管14から拡散される殺
菌性冷気の拡散気流を制御するために殺菌性冷気拡散管
14の下方に展開された冷気制御体16と、最下部に配
設され、雰囲気戻り管17を有する保存室10、ならび
に、前記保存室10の遮蔽体12の内部に対して導入す
る冷気を発生する冷却源22と、該冷却源22によって
発生せしめられる冷気の送出管24と、前記保存室10
内の気体の戻り管27と、殺菌用流体を形成する殺菌流
体形成手段28であって、該流体の送出管29を備えた
殺菌流体形成手段28と、を有する冷却殺菌装置20、
の両者からなり、それぞれの対応部位(C1,C2 )を結
合することにより構成される。
【0013】本発明にかかる前記保存室10の雰囲気戻
り管17と、前記冷却殺菌装置20の気体の吸引管27
の接続にあたって、植物体の保存にとって不要な成分を
濾過または除去するための装置Fを介在せしめることを
特徴とする。
【0014】前記殺菌性冷気拡散管14から拡散される
殺菌性冷気の拡散気流を制御するために、前記遮蔽体1
2の側壁に沿って展開された第2の冷気制御体16S
を、さらに有することを特徴とする。
【0015】前記冷却殺菌装置20の冷気を発生する冷
却源22の放出管24と、オゾンを発生する殺菌装置2
8の送出管29とが流体混合装置Mを介して連結される
ことを特徴とする。
【0016】また、本発明にかかる植物体の鮮度保持装
置は、アルミ合金、鋼材等の金属材や硬質プラスチック
材等の管材またはアングル材、木材等によるフレームに
塩化ビニールその他のプラスチックフィルム、プラスチ
ックシート、ガラス等の遮蔽体12により包囲した保存
ハウス10を利用する。この保存室10の内部には1な
いし数段の水槽や棚等を備え、保存すべき切り花や樹木
を活けておきまたは果物類を載置しておくように構成す
る。
【0017】本発明にかかる保存室10の天井部付近に
配設された殺菌性冷気拡散管14の下方には、例えば、
図2のように天然繊維または合成繊維による布状体、不
織布等からなる冷気制御体16が配設される。
【0018】その結果、殺菌性冷気拡散管14による直
下への気流を、最小となるように抑制し、主として遮蔽
体12の壁面に沿って降下するように制御するものであ
る。これは、保存される植物体に冷気流が直接当たるこ
とによる植物体の急速な鮮度低下を防止するものであ
る。
【0019】本発明の使用の際には、雰囲気戻り管17
を冷却殺菌装置20の気体の戻り管27に接続する際
に、保存室10内において植物体から放出された不要物
質を濾過または除去するためのフィルタFを設けること
が望ましい。このフィルタFは、例えば植物体の発生す
るエチレンを適宜量に調整する機能を有することが望ま
しい。
【0020】本発明にかかる植物体の鮮度保持装置は、
適宜位置に設置して固定型として使用できることはもと
より、自動車の荷台またはトレーラーに載置して移動型
とすることもできる。
【0021】前記冷却殺菌装置20における冷却源22
は、冷媒の圧縮膨張による冷却サイクルを利用した冷却
装置とすることができる。なお、保存室10内の温度は
保存すべき植物体の種類、保存量、季節等によって異な
るが、例えば0℃〜大気温度程度に調整される。この温
度は、図示していない1ないし複数の温度センサを設置
し、これらの検出信号を受けて自動制御を行うことによ
り、絶えず設定範囲の温度に維持することができる。
【0022】前記殺菌流体形成手段28は、オゾン発生
器とすることができる。またオゾンと同様の作用を発揮
する適宜化合物を包含し、これらを適時蒸散させること
により殺菌性のガスを発生するものとすることができ
る。なお、このように発生するガスは、冷却源22の冷
気送出管24と直接または逆流を阻止する適宜混合手段
Mを介して連結し、両者混合による殺菌性冷気として拡
散管14から保存室10内部に拡散せしめられることが
望ましい。
【0023】本発明にかかる植物体の鮮度保持装置は、
植物体の保存室10の内部に、植物体に悪影響を与える
強い気流を発生させることなしに、保存室内部を植物体
の保存に適する低温に維持し、かつ植物体にとって望ま
しくないウィルス、黴、バクテリア等の微生物の存在お
よび/または増殖を抑制することにより植物体の鮮度を
保ちつつ保存することができる。
【0024】なお、冷却殺菌装置における冷却装置とし
て、前述のような冷媒の圧縮冷却機構を有する冷却装置
を使用することができるが、比較的小規模な装置にあっ
てはペルチェ効果による電子冷却素子を利用する静止形
冷却装置とすることができる。後者によれば、軽量、静
粛かつ低消費電力の装置とすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した好適な
実施例を添付図を参照しながら説明する。図3は本発明
にかかる植物体の鮮度保持装置の構成例を示すものであ
り、図1および図2と同じ要素には同一の参照符号を付
している。
【0026】図において、保存室10の外壁を構成する
遮蔽体12は、塩化ビニールフィルム、プラスチックシ
ート、ガラス等の適宜材質の素材を採用することができ
る。このような遮蔽体12を、金属、硬質プラスチッ
ク、木材、竹材その他適宜材料で構成されたフレーム
(図示していない)の周辺に取り付けることによって保
存室10が構成される。なお、この遮蔽体12の材質
は、気密性、防水性を保持できるものであればよく、特
に限定されるものではない。
【0027】また、本発明にかかる植物体の鮮度保持装
置の規模は、限定されることなく、必要に応じて保存室
10の寸法および構成を変更することができる。切り花
や樹木類の切り口部を浸漬する水槽18の幅、深さ、長
さ等も保存対象とする植物体の種類や量に応じて適宜選
択される。
【0028】これら水槽18は床面にのみ設置すること
が可能であることはもとより、多段式のラックを形成
し、それぞれの段に水槽18を載置することにより、大
量保存を可能とすることができる。
【0029】植物体は、切り花、樹木類のような下端切
り口部を水の中に浸漬する態様のみならず、果物や根菜
等のように水が不要なものも存在する。したがって、こ
れらを載置するための1段ないし多段の棚19を配設す
ることができる。
【0030】保存室10内における殺菌性冷気の移動
は、比重差によって矢印15のように自然降下するが、
前述のように植物体の鮮度保持のために、植物体に直接
当たらないようにすることが望ましい。再び、前述の図
2を参照して、冷気流の移動について説明する。
【0031】図2のように、保存室10の天井付近に配
設された拡散管14から上方に拡散せしめられた殺菌性
冷気、例えばオゾン含有冷気は、遮蔽体12天井部に当
たり、これら遮蔽体12天井部に沿って移動して、自然
降下する。
【0032】この場合、拡散管14から上方に拡散せし
められたオゾン含有冷気の一部は、そのまま降下するも
のも存在するため、天然繊維、合成繊維、不織布等を素
材とする冷気制御体16によってより弱められた状態で
降下する。したがって、下方に並べられた植物体に対し
て強い冷気が直接当たって、鮮度低下をもたらす事態は
回避される。
【0033】なお、この冷気制御体16によって直接の
降下流が阻止され、遮蔽体12の側壁に沿って降下する
オゾン含有冷気15の流れが、被保存植物体に悪影響を
与えるおそれも考えられる。このような場合には、図2
に示すように、第2の冷気制御体16Sを側壁に対する
間隔が上方においてやや広くなり、下方において側壁に
接近するように配設することによりさらに改善すること
ができる。
【0034】このような構成により、保存室10の内部
の冷気制御体16の下方、さらに第2の冷気制御体16
Sの内側に置かれる植物体には冷気流が直接当たる事態
はほぼ確実に防止される。しかし、保存室10内は十分
低温に維持され、かつウィルス、バクテリア、細菌等の
微生物は死滅しあるいは増殖が抑制されるため被保存植
物体の鮮度は良好に維持される。
【0035】なお、雰囲気排出用の戻り管17は、保存
室10の側壁に沿った下部付近に配設することにより、
被保存植物体に直接当たる冷気流をより低減することが
できる。
【0036】冷却殺菌装置20は、図4に示すように冷
却装置22と殺菌流体形成手段としてのオゾン発生器2
8とを包含する。冷却源22は、小形の圧縮機を有し、
冷媒を圧縮して気化膨張の際の吸熱作用を用いた冷却サ
イクルを利用することができる。
【0037】冷却源22には、発生した冷気を冷気送出
管24を経て外部に送出する冷気送出ブロア30があ
り、所定圧力により冷気を放出するように構成される。
なお、保存ハウス10からの雰囲気を吸入する吸引ブロ
ア(図示していない)を内部に設けることができる。し
かし、保存ハウス10の容積が比較的小さい場合は、前
記送出ブロア30の送出圧力により自発的に循環させる
こともできる。
【0038】この場合の圧縮機や冷気送出ブロア等の駆
動源は、商用電源とすることができる。なお、車載式ま
たはトレーラー等に載置する移動型の場合には、車載発
電機の出力を利用することができる。
【0039】また、冷却源22としてその他の冷気発生
手段、例えばペルチェ効果を利用した電子冷却装置を利
用することもできる。冷却効果の点で不足がちではある
が、軽量、静粛および低消費電力等の優れた特徴がある
ため、条件次第で十分に活用可能である。
【0040】図4の殺菌流体形成手段28は、オゾン発
生装置とすることができる。オゾン発生装置は、高電圧
による放電を利用する周知の装置を採用することができ
る。発生したオゾンを、送出管29および保存ハウス1
0側の拡散管14を介して、保存室10の内部に導入す
ることにより殺菌効果を含む鮮度保持効果を発揮する。
このようなオゾンは、同時に使用される冷気による低温
化とあいまって被保存植物体の鮮度保持に大きな効果を
発揮する。
【0041】なお、殺菌流体形成手段28は、このよう
なオゾン発生装置に代えて、オゾンと同様の作用を発揮
する適宜化合物の殺菌力を利用する気体発生手段とする
ことができる。
【0042】この場合には、殺菌性の適宜化合物、例え
ばエチルアルコール、ホルマリン、安定化二酸化塩素等
を内蔵せしめておき、これを蒸散せしめた気体を保存ハ
ウス10の内部に導入することにより殺菌作用および鮮
度保持作用を行うようにすることができる。
【0043】さらに、図5に示す実施例のように、逆流
防止機能を有する混合手段Mを設け、オゾン発生装置又
は前記気体発生手段等の殺菌流体形成手段28の発生す
る殺菌流体と、冷却源22により発生した冷気とを混合
せしめ、両者を同時に供給することができる。
【0044】いずれの場合であっても、保存室10の内
圧は、外部より僅かに高めであればよく、過度に高める
必要はない。したがって、冷気および殺菌流体の放出圧
力、したがって送出ブロアの排出圧力をさほど高める必
要はないが、循環量は所定量を保持する必要がある。
【0045】そのため、放出量と吸引量とのバランスを
考慮し、例えば送出ブロアと吸引ブロアとの出力の調整
や雰囲気戻り管17または吸引管27の一部に配設され
た流量調節バルブ等の調節により適宜調節を行うことが
望ましい。
【0046】冷却殺菌装置20の吸引管27に到達する
気体はできるだけ清浄であることが望ましい。しかし、
保存室10内を循環した雰囲気には、塵埃その他の不要
物質、例えば植物体の発生する有害物質も含まれている
可能性がある。
【0047】そのため、保存室10からの雰囲気戻り管
17と、冷却殺菌装置20の吸引管27との連結に当た
っては、図3の実施例に示すように、適宜特性の濾過装
置Fを介在させることが望ましい。
【0048】この場合の濾過装置Fは、少なくとも塵埃
その他の有形物質の除去をはじめ、植物の発生するエチ
レン量を所定範囲に制御するものであることが望まし
い。塵埃その他の有形物質が循環すると、冷却源22の
内部および循環系を汚損し、さらに機械的故障を招来す
る可能性があるためである。
【0049】また、植物の発生するエチレンが循環し、
その濃度が次第に増大すると、植物体の鮮度維持に悪影
響を及ぼす事態が予想されるためである。
【0050】したがって、図6に示すような、少なくと
も有形成分除去部31およびエチレン分解部32を具備
する濾過装置Fを、保存室10側の戻り管17と冷却殺
菌装置20の戻り管27との間に介在せしめることが望
ましい。なお、この濾過装置Fの濾過特性は、被保存植
物体の種類および保存量によって適宜選択し、これに合
わせて設定することが望ましい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる植
物体の鮮度保持装置によれば、被保存植物体に応じて設
定される所定範囲の低温雰囲気を形成し、ならびに殺菌
性の気体であるオゾンを植物体に直接当てることなく、
全体の雰囲気を所定範囲に維持し、植物体の鮮度を長期
にわたり達成することができる。
【0052】したがって、鮮度を保持した植物体の緊急
出荷が可能となり、所期の目的が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる植物体の鮮度保持装置の概略構
成を示す側面断面図である。
【図2】本発明にかかる植物体の保存室の正面断面図で
ある。
【図3】本発明にかかる植物体の鮮度保持装置の実施例
の側面断面図およびブロック図である。
【図4】本発明にかかる植物体の鮮度保持装置の冷却殺
菌装置の構造例を示すブロック図である。
【図5】本発明にかかる植物体の鮮度保持装置の冷却殺
菌装置の他の構造例を示すブロック図である。
【図6】本発明にかかる植物体の鮮度保持装置の濾過装
置の実施例の構造を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 保存室 12 遮蔽体 14 拡散管 16 冷気制御体 16S 第2の冷気制御体 17 雰囲気戻り管 20 冷却殺菌装置 22 冷却装置(冷却源) 24 冷気送出管 27 吸引管 28 殺菌流体発生手段 29 殺菌流体送出管 30 冷気送出ブロア 31 有形成分除去部 32 エチレン分解部 M 流体混合手段 F 濾過装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮蔽体によって包囲することにより所望
    形状および寸法に形成された植物体の保存室であって、
    天井部に配設された殺菌性冷気拡散管と、該殺菌性冷気
    拡散管から拡散される殺菌性冷気の拡散気流を制御する
    ために殺菌性冷気拡散管の下方に展開された冷気制御体
    と、最下部に配設された雰囲気戻り管を有する保存室
    と、 前記保存室の遮蔽体の内部に対して導入する冷気を発生
    する冷却源と、該冷却源によって発生せしめられる冷気
    の送出管と、前記保存室内の気体の吸引管と、殺菌用流
    体を形成する殺菌流体形成手段であって、該殺菌流体の
    送出管を備えた殺菌流体形成手段と、を有する冷却殺菌
    装置と、からなり、 それぞれの対応部位(C1,C2 )を結合することにより
    構成されることを特徴とする植物体の鮮度保持装置。
  2. 【請求項2】 前記保存室の雰囲気戻り管と、前記冷却
    殺菌装置の気体の吸引管の接続にあたって、植物体の保
    存にとって不要な成分を濾過または除去するための装置
    を介在せしめることを特徴とする、請求項1に記載の植
    物体の鮮度保持装置。
  3. 【請求項3】 前記殺菌性冷気拡散管から拡散される殺
    菌性冷気の拡散気流を制御するために、前記遮蔽体の側
    壁に沿って展開された第2の冷気制御体を、さらに有す
    ることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記
    載の植物体の鮮度保持装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却殺菌装置の冷気を発生する冷却
    源の放出管と、オゾンを発生する殺菌装置の送出管と、
    が流体混合装置を介して連結されることを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の植物体の鮮度保持
    装置。
JP9474396A 1996-03-26 1996-03-26 植物体の鮮度保持装置 Pending JPH09252717A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106134652A (zh) * 2016-07-04 2016-11-23 佛山科学技术学院 一种铁皮石斛鲜枝条的保鲜方法
JP2022145911A (ja) * 2017-04-25 2022-10-04 株式会社東芝 切り花の殺菌処理方法及び殺菌ユニット

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