JPH09250873A - 食品類の乾燥処理方法及びその乾燥処理装置 - Google Patents

食品類の乾燥処理方法及びその乾燥処理装置

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JPH09250873A
JPH09250873A JP8084465A JP8446596A JPH09250873A JP H09250873 A JPH09250873 A JP H09250873A JP 8084465 A JP8084465 A JP 8084465A JP 8446596 A JP8446596 A JP 8446596A JP H09250873 A JPH09250873 A JP H09250873A
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foods
powder
calcined
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quick
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Hiromi Kawachi
博美 河内
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 粗砕した残飯等の食品類に適度の生石灰化焼
成貝パウダーを添加し乾燥処理することにより、短時間
で精度よく焼成貝パウダー混入の乾燥食品類粉末とし、
乾燥処理性能を向上すると共に用途を多様化する。 【解決手段】 残飯等の食品類の乾燥処理方法におい
て、粗砕装置2を通過した食品類aに生石灰焼成貝パウ
ダーbを添加手段3を介し約20〜35WT%添加し、
あるいはまた、粗砕した食品類aを調湿及び調温する手
段11を有する。さらに、残飯等の粗砕した食品類aの
粗砕投入手段1と、生石灰焼成貝パウダーbの添加手段
3と、その手段に連設し攪拌混合し乾燥と共に殺菌及び
脱臭する処理室10と、処理室内で配設の攪拌手段15
と、少くとも処理室10の排気の温度及び湿度の検出手
段18aと18bを介して制御する装置の制御手段20
と、あるいはまた処理室の調湿・調温手段11とを具備
した食品類の乾燥処理装置に特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食堂や商店、加工
場等で廃棄される各種の食品類(残飯や生野菜、魚、パ
ン等の廃棄物)に、生石灰化焼成貝パウダーを添加して
乾燥処理し焼成貝パウダー混入の乾燥食品類粉末にする
食品類の乾燥処理方法及びその乾燥処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】食堂や商店、加工場等で廃棄されている
各種の食品類は、通常、多量の水分を含有して腐敗し易
く臭気を発し適当な処理策がないため、公的機関により
回収して廃棄処分されているのが現状であつて、最近は
廃棄場所の確保が困難となり社会的な問題になつてい
る。
【0003】前記の食品類の処理策としては、一般的に
そのまま焼却したり、石灰石を焼成した生石灰を添加し
て処理することが考えられるが、多量の水分を含有して
いるため手数、手間を要し実際には行われていない。最
近は、バイオによる食品類の処理が研究開発されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、残飯等の食品類
は、前記のように一般的に多量の水分を含有して腐敗し
易く臭気を発するなどその廃棄処分に多くの手数、手間
を要し、その処理策及び用途開発が課題になつている。
また、バイオによる処理は、少なくとも1昼夜ないし数
日の処理時間を要し、大型の設備を必要とし処理後の用
途にも限界があるなどの課題がある。
【0005】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、粗
砕した食品類に適量の生石灰化焼成貝パウダーを添加し
攪拌して混合することとにより、短時間で精度良く焼成
貝パウダー混入の乾燥食品類粉末に乾燥処理して、乾燥
処理性能を高め用途を多様化して有効に利用可能とした
食品類の乾燥処理方法及びその乾燥処理装置を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、残飯等の食品
類を粗砕した後に生石灰化焼成貝パウダーを添加し、好
ましくは生石灰化焼成貝パウダーを約20〜35wt%
添加し、粗砕した食品類を生石灰化焼成貝パウダーとと
もに攪拌して混合することにより、生石灰化焼成貝パウ
ダーの優れた発熱乾燥と殺菌及び脱臭の性能によつて、
食品類は短時間で焼成貝パウダー混入の乾燥食品類粉末
に精度良く乾燥処理される。また、必要に応じ粗砕した
食品類を生石灰化焼成貝パウダーとともに調湿及び調温
することにより、乾燥処理が円滑に遂行されて信頼性を
高めている。
【0007】前記の乾燥食品類粉末は、有害な不純物を
含まず高アルカリ性でカルシュウムを主成分とする焼成
貝パウダーが適量に混入され、全体として良く乾燥し殺
菌及び脱臭して防カビした栄養分に富むパサパサの粉末
となり、運搬や保管等が容易で好ましくは飼料や肥料等
として用途が多様化されて有効に利用される。
【0008】また、前記の食品類の乾燥処理装置は、残
飯等の食品類の粗砕投入手段と、生石灰化焼成貝パウダ
ーの添加手段と、粗砕投入手段及び添加手段に連設し粗
砕した食品類を生石灰化焼成貝パウダーとともに攪拌し
て混合し発熱乾燥とともに殺菌及び脱臭する処理室と、
処理室内に配設した攪拌手段と、少なくとも処理室の排
気の温度及び湿度を検出して制御する装置の制御手段
と、あるいはまた処理室の調湿・調温手段とを具備し、
その制御手段により装置が円滑に作動制御され、先ず粗
砕投入手段で残飯等の食品類を粗砕して処理室に投入
し、添加手段で生石灰化焼成貝パウダーの適量を処理室
に供給して添加し、攪拌手段で粗砕した食品類が生石灰
化焼成貝パウダーとともに処理室内で攪拌して混合し、
必要に応じ調湿・調温手段で処理室内が適度に調湿及び
調温されて、適量の生石灰化焼成貝パウダーの混合で粗
砕した食品類の発熱乾燥と殺菌及び脱臭が円滑に精度良
く遂行されて、短時間で精度良く焼成貝パウダー混入の
パサパサした乾燥食品類粉末に乾燥処理される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1Aは本発明の一実施例を示す
食品類の乾燥処理装置の断面図、図1Bはその制御機構
図、図2はX−X断面図である。図中aは処理する残飯
等の食品類、bは食品類に添加する生石灰化焼成貝パウ
ダー、cは処理室の排気、1は乾燥処理装置上に設けた
食品類の粗砕投入手段、2は食品類を粗砕するカッター
又は粗砕、3は処理室上に設けた生石灰化焼成貝パウダ
ーの添加手段、5はカッター及び攪拌手段の駆動手段、
10は食品類と生石灰化焼成貝パウダーを攪拌して混合
し乾燥処理する処理室、11は処理室の調湿・調温手段
又は調湿及び調温、15は処理室内に設けた粗砕後の食
品類と生石灰化焼成貝パウダーの攪拌手段又は攪拌、1
6は処理室上に設けた排気筒、17は排気筒に設けた排
気フアン、18aと18bは処理室(排気)の温度セン
サーと湿度センサー、20は装置の制御手段になつてい
る。
【0010】図示の実施例は、残飯等の食品類aを粗砕
2した後に生石灰化焼成貝パウダーbを添加し、粗砕し
た食品類aを生石灰化焼成貝パウダーbとともに攪拌1
5して混合することによつて、生石灰化焼成貝パウダー
bにより発熱して粗砕した食品類aを乾燥とともに殺菌
及び脱臭して焼成貝パウダー混入の乾燥食品類粉末にす
る食品類の乾燥処理方法になつている。
【0011】また、前記の食品類の乾燥処理方法におい
て、前記の粗砕した食品類aに生石灰化焼成貝パウダー
bを約20〜35wt%添加することを特徴とする食品
類の乾燥処理方法になつている。
【0012】また、前記の食品類の乾燥処理方法におい
て、前記の粗砕した食品類aを生石灰化焼成貝パウダー
bとともに調湿及び調温11することを特徴とする食品
類の乾燥処理方法になつている。
【0013】さらに、残飯等の食品類aの粗砕投入手段
1と、生石灰化焼成貝パウダーbの添加手段3と、粗砕
投入手段1及び混入手段3に連設し粗砕した食品類aと
生石混入灰化焼成貝パウダーbとともに攪拌15して混
合し乾燥とともに殺菌及び脱臭する処理室10と、処理
室10内に配設した攪拌手段15と、少なくとも処理室
の温度及び湿度を検出して制御する装置の制御手段20
と、あるいはまた処理室の調湿・調温手段11とを具備
したことを特徴とする食品類の乾燥処理装置になつてい
る。
【0014】さらに詳述すると、図示の乾燥処理装置に
おいて、粗砕投入手段1は、装置本体上に設け開閉制御
される開閉弁1bを内臓した蓋1d付きの投入ホツパー
1aと、開閉弁の下側に設けた固定刃2aと駆動制御さ
れる回転刃2b等からなるカッター2とを具備し、食品
類aはその種類や投入ホツパーに設けた目盛(図示省
略)等でその投入量が予め計測され、開閉弁1aを適度
に開閉制御して食品類をカッター2に供給して適度に粗
く破砕した後に、装置本体内の処理室10に投入さして
乾燥処理する構造になつている。
【0015】また、添加手段3は、処理室10上に設け
開閉制御される開閉弁3bを内臓した蓋3d付きの添加
用ホツパー3a等からなり、処理室に投入される食品類
aの投入量に対応した所定量の生石灰化焼成貝パウダー
bを処理室に供給して添加する構造になつている。
【0016】駆動手段5は、モーター5aやギヤボツク
ス5b、カッター2の駆動シヤフト5c及び攪拌手段1
5の駆動シヤフト5d等からなり、カッター及び攪拌手
段を駆動制御する構造になつている。
【0017】処理室10は、装置本体内に設け下方の底
板部10aの側部に開閉扉10bをヒンジ連結等の手段
で開閉可能に設けて、粗砕した食品類aを添加した定量
の生石灰化焼成貝パウダーbとともに攪拌して混合し発
熱で乾燥とともに殺菌及び脱臭して、焼成貝パウダー混
入の乾燥食品類粉末とし、開閉扉から容器19へ取り出
す構造になつている。
【0018】攪拌手段15は、処理室10内に配設し駆
動シヤフト5dで回転制御される駆動軸15aと、駆動
軸にアーム15bで突設した回転可能な複数の攪拌ロー
ル15cと、処理室の側部内に配設して攪拌ロールに対
設した回転可能な攪拌ロツド15d等からなり、攪拌ロ
ール15cを適度の低速で回転して攪拌ロツド15dと
ともに粗砕した食品類aと生石灰化焼成貝パウダーbを
攪拌して混合する構造になつている。攪拌ロール15d
及び攪拌ロツド15dは、必要に応じ周面にローレツト
刻みや凹凸を設け攪拌、混合と粉砕機能を高める。
【0019】調湿・調温手段11は、処理室10の下側
に水チャンバーを設け、底板部10の下側にヒーター1
1aを配設し、処理室10に制御される開閉弁11c付
き水熱気供給管11bを連設して、必要に応じ処理室内
を適度の湿度と温度に調整する構造になつている。
【0020】排気筒16は、処理室10上に連設し上側
に駆動制御される排気フアン18を設け、湿度センサー
18bを配置して、処理室内の湿度を排気cで検出する
構造になつている。また、温度センサー18aは、処理
室10の上部又は排気筒16に配置して処理室内の温度
を検出する構造になつている。
【0021】さらに、制御手段20は、図1Bに示すよ
うにコントローラー21(マイクロコンピューター)を
有し、このコントローラー21には、予め処理する食品
類aの種類や投入量、生石灰化焼成貝パウダーbの添加
量や処理室10(排気c)の温度や湿度等に基づく制御
データ等が入力され、粗砕投入手段1の投入ホツパー1
aと添加用ホツパー3aに食品類、生石灰化焼成貝パウ
ダーを入れて、装置をスイツチON(図示省略)にする
と、コントローラー21により、駆動手段5を作動して
カッター2と攪拌手段15を駆動し、調湿・調温手段1
1をONとし、続いて開閉弁1bと開閉弁1bを適度の
タイムラグで適度に開として、食品類aを適度に粗く破
砕して処理室10に投入し生石灰化焼成貝パウダーbの
適量を処理室に供給して添加する。さらに、適宜のタイ
ムラグで排気フアン17を作動制御するとともに、温度
センサー18aと湿度センサー18bによる処理室内の
温度と湿度の検出信号に基づき、調湿・調温手段11の
ヒーター11aをON,OFF制御し開閉弁11cを開
閉制御する。乾燥処理が進行して排気cの湿度が所定値
に低下すると、装置の各作動を停止する制御機構になつ
ている。
【0022】生石灰化焼成貝パウダーbは、各種の貝殻
を適度に粗く粉砕してロータリーキルン等で適度の低速
で回転し攪拌しつつ焼成温度850℃〜1150℃程度
で粉砕しながらほぼ均等に精度良く焼成して、生石灰化
したサラサラのポーラスな焼成粉(45μmφ程度)に
して製造したものである。この生石灰化焼成貝パウダー
bは、PH11以上の高アリカリ性でCaO(97.7
1%)を主成分としMgOやSiO,Al2 3 ,Fe
O及びSを微量に含有した成分となり、石灰石で製造し
た生石灰に比べ有害な不純物が含まれずサラサラのポー
ラスな焼成貝パウダーになつて、優れた発熱性能(水和
反応して高温200℃程度に達する)とともに乾燥、殺
菌及び脱臭(Nox、CO2 、アンモニア等の吸収)等
の性能を有し、食品類aの乾燥処理剤として好適になつ
ている。
【0023】図示の食品類の乾燥処理装置は、残飯等の
食品類aを投入しこの投入量に対応させて適量の生石灰
化焼成貝パウダーbを添加して乾燥処理する。残飯等の
食品類a(必要に応じ水分70%程度まで絞つて水切り
する)を投入ホツパー1aに収容し(この収容量は予め
計量したりホツパーの目盛等で計測する)、生石灰化焼
成貝パウダーbを添加用ホツパー3aに収容して装置を
スイツチONすると、制御手段20のコントローラー2
1により、先ず、駆動手段5のモーター5aが作動しカ
ッター2と攪拌手段15が駆動され調湿・調温手段11
がONになる。次に、投入ホツパー1aの開閉弁1bが
適度に開かれて食品類aが矢示のようにカツター2に送
り込まれて適度に粗く粉砕された後、処理室10に投入
される。生石灰化焼成貝パウダーbも少しのタイムラグ
で開閉弁3bが適度に開かれ矢示のように処理室10内
に供給されて粗砕した食品類aに添加される。生石灰化
焼成貝パウダーbの添加量は、食品類aの投入量に対し
約20〜35wt%添加するのが好ましく、予め計量し
たり又は開閉弁3bの開度や開タイム等の制御によつて
適量に確保される。
【0024】処理室10内の粗砕した食品類aと添加し
た適量の生石灰化焼成貝パウダーbは、当初から攪拌機
構15の適度な低速回動で攪拌され良く混合されて乾燥
処理される。石灰石製の生石灰は、急激に水和反応して
発熱しベトベトになりその発熱が短時間で終了するのに
対し、生石灰化焼成貝パウダーbは、混合して10〜2
0分ほど経過後に水和反応して発熱し40分ほど持続さ
れて高温(200℃程度)に達する。この間に、粗砕し
た食品類aは生石灰化焼成貝パウダーbとともに継続し
て攪拌、混合され、生石灰化焼成貝パウダーで発熱乾燥
とともに殺菌及び脱臭されて適度に粉砕され、1時間程
で水分含有量が10%程度まで低下して焼成貝パウダー
が適度に混入したパサパサの乾燥食品類粉末に処理され
る。
【0025】前記の乾燥処理において、投入される食品
類aが冷凍食品のように低温の場合は、投入時にヒータ
ー11aがONとなり処理室10内が昇温され、続いて
温度センサー18aによる温度検出に基づきヒーターの
出力が制御されて処理室内が適温に保たれ、また、パン
屑等のように含有水分が少ない場合は、開閉弁11cが
開に制御されて供給管11bから水蒸気が処理室10に
供給され水分を適度に増加して昇温し、処理室内が水和
反応に好適な湿度及び温度に調整制御される。また、乾
燥処理を円滑に遂行させるため排気フアン17が作動制
御されて、処理室内が好適な乾燥処理雰囲気に制御され
かつ排気cが適度に行われて乾燥処理が好適に遂行さ
れ、排気cの湿度が10%程度まで低下して食品類aが
好適に乾燥処理されたパサパサの乾燥食品類粉末になる
と(約1時間経過後)、湿度センサー18bによる排気
c内の湿度検出信号に基づきコントローラー21で装置
各部の作動が停止される。この焼成貝パウダー混入の乾
燥食品類粉末は、開閉扉10bを開らき容器19へ容易
に取り出される。
【0026】残飯(含有水分70%程度)10kgに、
生石灰化焼成貝パウダーbを1kg(10%)添加、2
kg(20%)添加、3kg(30%)添加、4kg
(40%)添加及び5kg(50%)添加して、図示の
乾燥処理装置でそれぞれ乾燥処理(1時間)した結果、
1kg(10%)添加の場合は、十分に乾燥されないで
塊状になつたのに対し、2kg(20%)添加の場合
は、含有水分が著しく低下された粉末となり、3kg
(30%)添加の場合は、含有水分が10%程度まで低
下して好適なパサパサの粉末になり、4kg(40%)
添加及び5kg(50%)添加の場合は、同様にパサパ
サの粉末になるが処理後の増量が著しく焼成貝パウダー
が過度に混入して利用価値が低下するなどの評価が得ら
れ、食品類aに生石灰化焼成貝パウダーbを20〜35
wt%程度に添加して乾燥処理することが効果的である
と確認された。
【0027】前記のように乾燥処理された焼成貝パウダ
ー混入の乾燥食品類粉末は、優れた発熱乾燥や殺菌、脱
臭性能を有する生石灰化焼成貝パウダーの適量の添加
と、攪拌、混合、さらにまた処理室内の調湿、調温等に
より、精度良く乾燥とともに殺菌及び脱臭されて防カビ
された焼成貝パウダー混入のパサパサの乾燥食品類粉体
に能率良く短時間に乾燥処理される。この乾燥食品類粉
末は、袋詰めなどして容易に運搬したり保管することが
でき、栄養分に富む食品類であつて、高アルカリ性でカ
ルシュウムを主成分とし有害な不純物を含まない焼成貝
パウダーが適量に混入されているため、飼料や肥料等と
して好適となり、また、適量の焼成貝パウダーが混入し
植木鉢を製造したり建築材料等にも利用されるなど、多
様な用途に有効に利用されて廃棄処分の必要がなくな
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は、前述のように残飯等の食品類
を粗砕した後に生石灰化焼成貝パウダーを添加し、好ま
しくは生石灰化焼成貝パウダーを約20〜35wt%ほ
ど添加し、粗砕した食品類を生石灰化焼成貝パウダーと
ともに攪拌して混合することにより、生石灰化焼成貝パ
ウダーの優れた発熱乾燥と殺菌及び脱臭性能によつて、
食品類は短時間で焼成貝パウダー混入の乾燥食品類粉末
に精度良く乾燥処理される。さらにまた、必要に応じ粗
砕した食品類を生石灰化焼成貝パウダーとともに調湿及
び調温することにより、乾燥処理が円滑に遂行されて信
頼性が高められるなど乾燥処理性能が著しく向上されて
いる。
【0029】前記の乾燥食品類粉末は、有害な不純物を
含まず高アルカリ性でカルシームを主成分とする焼成貝
パウダーが適量に混入され、全体として良く乾燥し殺菌
及び脱臭して防カビした栄養分に富むパサパサの粉末と
なり、運搬や保管等が容易で好ましくは飼料や肥料等と
して用途を多様化して有効に利用可能にしている。
【0030】また、前記の食品類の乾燥処理装置は、前
述のように構成されその制御手段により装置が円滑に作
動制御されて、先ず粗砕投入手段で残飯等の食品類を粗
砕して処理室に投入し、添加手段で生石灰化焼成貝パウ
ダーの適量を処理室に供給して添加し、攪拌手段で粗砕
した食品類が生石灰化焼成貝パウダーとともに処理室内
で攪拌して混合し、必要に応じ調湿・調温手段で処理室
内を適度に調湿及び調温して、適量の生石灰化焼成貝パ
ウダーで粗砕した食品類の発熱乾燥と殺菌及び脱臭が円
滑に精度良く遂行されて、短時間で精度良く焼成貝パウ
ダーを適度に混入したパサパサの乾燥食品類粉末に乾燥
処理するなど、乾燥処理性能、信頼性を著しく向上して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す乾燥処理装置の縦断面
図(A)及びその制御機構図(B)
【図2】前記の乾燥処理装置の矢示X−X部分の断面図
である。
【符号の説明】
a 残飯等の食品類 b 生石灰化焼成貝パウダー c 排気(処理室) 1 粗砕投入手段(残飯等の食品類) 2 粗砕(カッター,残飯等の食品類) 3 添加手段(生石灰化焼成貝パウダー) 10 処理室 11 調湿及び調温又は調湿・調温手段 15 攪拌又は攪拌手段 20 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 残飯等の食品類を粗砕した後に生石灰化
    焼成貝パウダーを添加し、粗砕した食品類を生石灰化焼
    成貝パウダーとともに攪拌して混合することによつて、
    生石灰化焼成貝パウダーにより発熱して粗砕した食品類
    を乾燥とともに殺菌及び脱臭して焼成貝パウダー混入の
    乾燥食品類粉末にすることを特徴とする食品類の乾燥処
    理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の食品類の乾燥処理方法
    において、前記の粗砕した食品類に生石灰化焼成貝パウ
    ダーを約20〜35wt%添加することを特徴とする食
    品類の乾燥処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の食品類の
    乾燥処理方法において、前記の粗砕した食品類を生石灰
    化焼成貝パウダーとともに調湿及び調温することを特徴
    とする食品類の乾燥処理方法。
  4. 【請求項4】 残飯等の食品類の粗砕投入手段と、生石
    灰化焼成貝パウダーの添加手段と、粗砕投入手段及び添
    加手段に連設し粗砕した食品類を生石灰化焼成貝パウダ
    ーとともに攪拌して混合し乾燥とともに殺菌及び脱臭す
    る処理室と、処理室内に配設した攪拌手段と、少なくと
    も処理室の排気の温度及び湿度を検出して制御する装置
    の制御手段と、あるいはまた処理室の調湿・調温手段と
    を具備したことを特徴とする食品類の乾燥処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003504203A (ja) * 1999-04-21 2003-02-04 バイオワン・ホールディング・ベスローテン・フェンノートシャップ スラリー、洗浄水および工業廃液および/または残渣を乾燥させる方法
CN106369969A (zh) * 2016-11-09 2017-02-01 郑州莉迪亚医药科技有限公司 一种搅拌通气饲料烘干机

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