JPH01230488A - 家畜生糞乾燥処理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家畜の生糞とオガ屑を混合し、これを乾燥し
て粉末状とすることにより肥料に供する家畜の生糞乾燥
処理機に関するものである。

〔従来の技術とその課題］ 従来から、家畜業者が飼育している家畜の排出する糞尿
は、周囲に悪臭を放ち、その近在に居住する人達は異常
なまでの臭気に悩まされている。

そのため、家畜業者が早期に糞尿を除去してこれを捨て
ようとしても、捨てた場所で悪臭を放つので、その受け
入れ場所がないのが現況である。

そこで、関係業者や関係機関では、その処理方法の開発
に努力をしてきたが、現在までは適切な解決手段は見当
たっていない。

本発明は、このような現況に鑑み開発されたもので、家
畜の糞尿を無臭化するばかりでなく、これを肥料として
も利用できる家畜の生糞乾燥処理機を従供することを目
的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前述の目的を達成するための家畜生糞乾燥処
理機に関するもので、家畜の生糞を収容するホッパーと
、該ホンパーから送り出された生糞を受け入れ、次段の
乾燥炉へ送り出すべく通気孔を■する移送スクリューを
備えた複数段の乾燥炉と、少なくとも最終段の乾燥炉と
、その前段の乾燥炉との間に設けられ、前段の乾燥炉か
ら送り出された生糞を粉砕する粉砕装置と、最終段の乾
燥炉の出口に設けられ、乾燥されたものを送り出す送出
装置と、最終段の乾燥炉の下面に設けられたバーす−と
、該バーナーの火炎を中間段の乾燥炉の外壁面を通過し
て初段の乾燥炉の外壁面に導く導炎壁と、初段の導炎壁
を通過した炎の熱気を初段の乾燥炉内に導入する導入装
置と、各乾燥炉に設けられた排気筒とを備えたことを特
徴とするものである。

〔作用〕

本発明の家畜生糞乾燥処理機においては、予め、家畜の
生糞とオガ屑とが混合された混合物、或いは、ホッパー
内に直に投入された家畜の生糞とオガ屑とを、撹拌翼に
よって撹拌され、混合物となって初段の乾燥炉内に送り
込まれる。

この初段の乾燥炉は、その外壁面がバーナーからの火炎
によって加熱されると共に、バーす−の燃焼した熱気が
その中に送り込まれ、移送スクリューの通気孔を通って
排気筒から排出される間に、この中に送り込まれた混合
物を高温で加熱し、その蒸気と熱気が排気筒から排出さ
れる。

そして、中間段の乾燥炉においては、バーナーの火炎に
よる外壁面の加熱によって混合物は移送スクリューで移
送される間に、その乾燥は継続して行われ、その乾燥に
伴う蒸気は排気筒から排出される。

このような乾燥のうちに、混合物が塊り状となることが
あるが、最終段の乾燥炉に送り込まれる前に粉砕装置に
よって粉状に粉砕され、最終段の乾燥炉内を移送スクリ
ューによって移送される間にバーす−の火炎による壁面
の加熱によって完全に乾燥される。

かくして、乾燥された混合物は送出装置で送り出され、
醗酵基へ移送されるか、直ちに袋詰めされるものである
。

〔発明の実施例〕

次に、本発明の一実施例を、図面に基づき以下に説明す
る。

１はホンバーで、その内部にはスクリュー２と撹拌翼３
を設けた軸４が縦方向に回転自在に軸承され、この軸４
はモータ減速機５によって駆動される。ホンパー１の底
部には、遮断扉６が設けられ、これを閉じておくとホッ
パー１内の収容物は、その落下が阻１トされている。

このホッパー１内には、家畜の生糞の水分含有量によっ
て多少の相違は有るが、生糞７に対しオガ屑３の割合で
投入され、遮断扉６を閉じた状態で軸４を回転し、これ
等を充分に撹拌して混合物とする。

遮断扉６の下方は２股７ａ、７ｂからなる筒体７を構成
し、内部においてはローラ９．１１で円筒形のまま回転
できるように支承されている孔明きウレタンゴム製のベ
ルトＩＯが送り出しロール８と接触し、ローラ９と送り
出しロール８とが図示していないモータで回転されると
、ベル（・１０はそのままの形で回転する。

前記遮断扉６が開かれると、ホンバー１内の混合物は、
筒体７の上部のガイド板１２によって案内され、ベルト
１０の上に落下する。そして、一方の２股７ａから吸い
込まれた空気と共に、他方の２股７ｂに、ベル１〜１０
と送り出しローラ８を通って落下するもので、この２股
７ｂは初段の乾燥炉１３の一例に連通している。

ローラ８．９は、その回転速度が制御可能であり、これ
によりベルト１０の回転速度を変えることができるもの
で、乾燥炉１３内に落下する混合物の量を調節すること
ができる。

前記した初段の乾燥炉１３と後述の中間段の乾燥炉１４
及び最終段の乾燥炉１５は、熱伝導と耐蝕性のために、
ステンレスによって円筒形に形成され、その内部には前
後部で軸承されている移送スクリュー１６の軸１７が回
転可能に収容されている。

この移送スクリュー１６は第４図に示すように、中心部
に孔を形成した螺旋状に形成され、中心に向かって前記
した孔内に放射状の腕１６ａが形成され、ごの腕１６ａ
が軸１７に固着されているものである。

そして、初段の乾燥炉１３と最終段の乾燥炉１５の移送
スクリュー１Ｇ、中間段の乾燥炉Ｉ４の移送スクリュー
１６とでは、螺旋状の方向が反対であり、各移送スクリ
ュー１６はモータ１８からベルト１９によって駆動され
、同一方向に回転している。

したがって、初段の乾燥炉１３と最終段の乾燥炉１５と
では、混合物は第１図の右方から左方に移送スクリュー
１６によって送られるが、中間段の乾燥炉１４において
は、左方から右方へ送られる。

このようにして、初段の乾燥炉１３において、混合物は
右方から左方に送られる間にも生糞とオガ屑の混合は行
われ、乾燥炉１３の左端に到達すると、その位置に設け
られた連結口２０によって中間段の乾燥炉１４内に落下
する。

さらに、中間段の乾燥炉１４においても、移送スクリュ
ー１６で撹拌されながら、左方から右方に送られ、その
右端近くに設けられた連絡口２１から最終段の乾燥炉１
５に落ドする。

このように混合物が移送スクリュー１６によって移送さ
れる間に、後述のようにして混合物は加熱され、その水
分が蒸発して塊り状となるものが出来る。この塊り状と
なった混合物は、連結口２１を通過する際に、連結口２
１内に設けられている粉砕機２２によって再び粉状に粉
砕される。

そして、最終段の乾燥炉１５内を移送スクリュー１６に
よって右方から左方に移行される間に撹拌され続けて、
後述のようにして僅かの水分を残して大部分の水分は蒸
発され、乾燥状態となって排出口４１から下方に排出さ
れるものである。

この排出口４１にも粉砕機２３が設けられているため、
再び混合物中に塊り状の部分が出来ていると、これが粉
砕されて排出ベルトコンベヤー２４上に落下し、これで
運ばれて袋詰め等が行われる。

最終段の乾燥炉１５の下方には、３個の石油バーナー２
５．２６．２７が設置され、各石油バーナー２５．２６
．２７にはそれぞれ独立した燃焼室２８．２９．３ｏが
設けられている。この燃焼室２８．２９．３ｏは、それ
ぞれ最終段の乾燥炉１５の外周、中間段の乾燥炉１４の
外周、初段の乾燥炉１３の外周と連通して、これ等の外
壁を加熱するようになっており、この加熱によって各乾
燥炉１３．１４．１５内を移送される混合物を加熱する
。

前記、３つの燃焼室２８．２９．３０のうちの１つの燃
焼室２８の熱気は、パイプ３１によって送風機３２の吸
い込み側に導かれ、送風機３２によって、吸気室３３内
に送り込まれる。この吸気室３３は、送風機３２で送ら
れた燃焼室２８からの熱気の速度を早めるべく絞り口３
４が形成され、この絞り口３４の背部には燃焼室２９．
３０に通ずるパイプ３５．３６が開口している。

したがって、絞り口３４を通る燃焼室２日からの熱気に
よって、燃焼室２９．３０内の熱気は吸い出され、吸気
室３３内で混合される。この混合された熱気は、パイプ
３７で初段の乾燥炉１３内に送り込まれ、その内部を通
って吸気筒３８から一部が外部に排出されると共に、残
りは連結口２０を通って中間段の乾燥炉１４内に入る。

このようにして、初段の乾燥炉１３は燃焼室２８、２９
．３０による加熱と、パイプ３７からの熱気が移送スク
リュー１６の中心部の孔を通過する熱気とによって内部
の移送中の混合物を加熱し、その水分を蒸発させ、蒸発
した水分は排気筒３８から排出される。また、同様にし
て中間段の乾燥炉１４、最終段の乾燥炉１５でも混合物
の乾燥が行われ、その水分は排気筒３９．４０から排出
されるが、特に、最終段の乾燥炉１５においては、石油
バーナー２５．２６．２７の燃焼の高温熱が加えられる
ため、８００度はど迄に達し、その乾燥の進行は極めて
著しい。

そして、燃焼室２８．２９．３０を通過し終わった時の
熱気は約４５度となるが、これが初段の乾燥炉１３、次
いで中間段の乾燥炉１４、更に最終段の乾燥炉１５を通
過するので、この高温の熱気に混合物が晒され、その臭
気は殆ど無くなるものである。

〔発明の効果〕

本発明は、叙上のように家畜の生糞とオガ屑を混合した
ものをバーナーの燃焼によって乾燥し、粉状に粉砕して
肥料とするものである。

したがって、生糞の持っている肥料としての成分は失わ
れることなく、また、オガ屑も腐敗によって肥料となる
ものであり、これ等は乾燥されているので、田畑に散布
することにより、空気中の水分を喋収して最適な肥料と
なるものである。

また、その乾燥にはバーナーの燃焼熱による乾燥炉の加
熱と、燃焼した熱気の乾燥炉内への送風によって行われ
るので、熱効率が高く、短時間に多量の生糞の処理が経
済的に行われ、製品である肥料のコストや処理費用を廉
価にすることができるものである。

さらに、この加熱によって生糞の悪臭を除去でき、生糞
の処理に困らないため、家畜の生糞を短時間毎に清掃可
能よなることと相まって、悪臭公害に対する対策として
有効なものである。

Ｌ、かも、前記の生糞の加熱と乾燥処理が全自動的に行
えるため、有効目−つ効率的に生糞を処理できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す側面図、第２図及び
第３図は、切断位置を変えた第１図の断面図、 第４図は、乾燥炉内部の断面斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 家畜の生糞を収容するホッパーと、該ホッパーから送り
   出された生糞を受け入れ、次段の乾燥炉へ送り出すべく
   通気孔を有する移送スクリューを備えた複数段の乾燥炉
   と、少くとも最終段の乾燥炉と、その前段の乾燥炉との
   間に設けられ、前段の乾燥炉から送り出された生糞を粉
   砕する粉砕装置と、最終段の乾燥炉の出口に設けられ、
   乾燥されたものを送り出す送出装置と、最終段の乾燥炉
   の下面に設けられたバーナーと、該バーナーの火炎を中
   間段の乾燥炉の外壁面を通過して初段の乾燥炉の外壁面
   に導く導炎壁と、初段の導炎壁を通過した炎の熱気を初
   段の乾燥炉内に導入する導入装置と、各乾燥炉に設けら
   れた排気筒とを備えたことを特徴とする家畜生糞乾燥処
   理機。