JPH09250478A - ベーン型圧縮機 - Google Patents
ベーン型圧縮機Info
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- JPH09250478A JPH09250478A JP8767696A JP8767696A JPH09250478A JP H09250478 A JPH09250478 A JP H09250478A JP 8767696 A JP8767696 A JP 8767696A JP 8767696 A JP8767696 A JP 8767696A JP H09250478 A JPH09250478 A JP H09250478A
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- discharge
- chamber
- cam ring
- delivery
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
- F04C29/124—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps
- F04C29/126—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type
- F04C29/128—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type of the elastic type, e.g. reed valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/344—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
- F04C18/3446—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along more than one line or surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吐出弁の破損及び吐出弁による異音の発生を
防ぐとともに、動力損失を少なくする。 【構成】 吐出空間１ａのリヤヘッド側閉塞部と吐出室
１０とを連通させる吐出通路を、連通路１ｂと、吐出室
１０と連通する吐出通路３１と、連通路１ｂと吐出通路
３１とを連通させる連通溝３０とで構成した。フロント
サイド部材２５に近い吐出ポート１６ａから吐出された
高圧冷媒ガスは直接吐出室１０に流れ、リヤサイド部材
２０に近い吐出ポート１６ｂから吐出された高圧冷媒ガ
スは吐出通路３１を通じて吐出室１０に流れるので、リ
ヤサイド部材２０に近い吐出ポート１６ｂから吐出する
冷媒ガスの吐出抵抗は小さくなり、吐出空間１ａ内の冷
媒ガスが吐出室１０へスムースに流れる。
防ぐとともに、動力損失を少なくする。 【構成】 吐出空間１ａのリヤヘッド側閉塞部と吐出室
１０とを連通させる吐出通路を、連通路１ｂと、吐出室
１０と連通する吐出通路３１と、連通路１ｂと吐出通路
３１とを連通させる連通溝３０とで構成した。フロント
サイド部材２５に近い吐出ポート１６ａから吐出された
高圧冷媒ガスは直接吐出室１０に流れ、リヤサイド部材
２０に近い吐出ポート１６ｂから吐出された高圧冷媒ガ
スは吐出通路３１を通じて吐出室１０に流れるので、リ
ヤサイド部材２０に近い吐出ポート１６ｂから吐出する
冷媒ガスの吐出抵抗は小さくなり、吐出空間１ａ内の冷
媒ガスが吐出室１０へスムースに流れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はベーン型圧縮機に
関し、特に自動車用空調装置に用いられるベーン型圧縮
機に関する。
関し、特に自動車用空調装置に用いられるベーン型圧縮
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来のベーン型圧縮機の縦断面
図、図９は図８のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
図、図９は図８のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【０００３】このベーン型圧縮機は、カムリング１０１
と、カムリング１０１内に回転可能に収容されるロータ
１０２と、ロータ１０２の回転軸１０７と、カムリング
１０１のフロント側端面に固定されるフロントサイドブ
ロック１０３と、カムリング１０１のリヤ側端面に固定
されるリヤサイドブロック１０４と、フロントサイドブ
ロック１０３のフロント側端面に固定されるフロントヘ
ッド１０５と、リヤサイドブロック１０４のリヤ側端面
に固定されるリヤヘッド１０６とを備えている。
と、カムリング１０１内に回転可能に収容されるロータ
１０２と、ロータ１０２の回転軸１０７と、カムリング
１０１のフロント側端面に固定されるフロントサイドブ
ロック１０３と、カムリング１０１のリヤ側端面に固定
されるリヤサイドブロック１０４と、フロントサイドブ
ロック１０３のフロント側端面に固定されるフロントヘ
ッド１０５と、リヤサイドブロック１０４のリヤ側端面
に固定されるリヤヘッド１０６とを備えている。
【０００４】フロントヘッド１０５には冷媒ガスの吐出
口１０５ａが設けられ、吐出口１０５ａはフロントヘッ
ド１０５とフロントサイドブロック１０３とで形成され
る吐出室１１０とに連通している。
口１０５ａが設けられ、吐出口１０５ａはフロントヘッ
ド１０５とフロントサイドブロック１０３とで形成され
る吐出室１１０とに連通している。
【０００５】カムリング１０１の内周面とロータ１０２
の外周面との間には上下２つの圧縮空間１１２が形成さ
れている（図８には一方の圧縮空間１１２だけが見えて
いる）。ロータ１０２には複数のベーン溝１１３が設け
られ、ベーン溝１１３にはベーン１１４が摺動可能に挿
入されている。圧縮空間１１２はベーン１１３によって
仕切られて複数の圧縮室に区分され、各圧縮室の容積は
ロータ１０２の回転によって変化する。
の外周面との間には上下２つの圧縮空間１１２が形成さ
れている（図８には一方の圧縮空間１１２だけが見えて
いる）。ロータ１０２には複数のベーン溝１１３が設け
られ、ベーン溝１１３にはベーン１１４が摺動可能に挿
入されている。圧縮空間１１２はベーン１１３によって
仕切られて複数の圧縮室に区分され、各圧縮室の容積は
ロータ１０２の回転によって変化する。
【０００６】また、カムリング１０１の外周壁には、２
つの圧縮空間１１２に対応する２つの吐出ポート１１６
ａ，１１６ｂが設けられている（図８には一方の吐出ポ
ート１１６ａ，１１６ｂだけが見えている）。吐出ポー
ト１１６ａ，１１６ｂは軸方向に沿って並んでいる。カ
ムリング１０１の外周壁には弁止め部を有する吐出弁カ
バー１１７がボルト１１８により固定されている。カム
リング１０１の外周壁と吐出弁カバー１１７の内壁面と
の間には、吐出ポート１１６ａ，１１６ｂを通じて圧縮
室から吐出ガスが吐出される吐出空間１０１ａが形成さ
れている。吐出空間１０１ａには吐出ポート１１６ａ，
１１６ｂを開閉する吐出弁１１９が収容され、吐出弁１
１９は吐出弁カバー１１７の内壁面にボルト１２０で固
定されている。
つの圧縮空間１１２に対応する２つの吐出ポート１１６
ａ，１１６ｂが設けられている（図８には一方の吐出ポ
ート１１６ａ，１１６ｂだけが見えている）。吐出ポー
ト１１６ａ，１１６ｂは軸方向に沿って並んでいる。カ
ムリング１０１の外周壁には弁止め部を有する吐出弁カ
バー１１７がボルト１１８により固定されている。カム
リング１０１の外周壁と吐出弁カバー１１７の内壁面と
の間には、吐出ポート１１６ａ，１１６ｂを通じて圧縮
室から吐出ガスが吐出される吐出空間１０１ａが形成さ
れている。吐出空間１０１ａには吐出ポート１１６ａ，
１１６ｂを開閉する吐出弁１１９が収容され、吐出弁１
１９は吐出弁カバー１１７の内壁面にボルト１２０で固
定されている。
【０００７】フロントサイドブロック１０３には、吐出
空間１０１ａの吐出ガスを吐出室１１０へ導く通路１０
３ａが設けられている。
空間１０１ａの吐出ガスを吐出室１１０へ導く通路１０
３ａが設けられている。
【０００８】圧縮室内の圧力が高まり、吐出弁１１９が
開くと、圧縮室の高圧の冷媒ガスは吐出ポート１１６
ａ，１１６ｂを通じて吐出空間１０１ａに送られ、吐出
空間１０１ａから通路１０３ａを通じて吐出室１１０に
送られた後、吐出口１０５ａから吐出される。
開くと、圧縮室の高圧の冷媒ガスは吐出ポート１１６
ａ，１１６ｂを通じて吐出空間１０１ａに送られ、吐出
空間１０１ａから通路１０３ａを通じて吐出室１１０に
送られた後、吐出口１０５ａから吐出される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のベ
ーン型圧縮機では吐出ポート１１６ａ，１１６ｂから出
た冷媒ガスを吐出空間１０１ａからフロントサイドブロ
ック１０３の通路１０３ａを通じて吐出室１１０に送り
出す構造が採用されている。すなわち、吐出ポート１１
６ａ，１１６ｂからカムリング１０１の半径方向へ吐出
した冷媒ガスは吐出空間１０１ａ内でほぼ９０度向きを
変え、一方向（フロント側）にだけ流れる。
ーン型圧縮機では吐出ポート１１６ａ，１１６ｂから出
た冷媒ガスを吐出空間１０１ａからフロントサイドブロ
ック１０３の通路１０３ａを通じて吐出室１１０に送り
出す構造が採用されている。すなわち、吐出ポート１１
６ａ，１１６ｂからカムリング１０１の半径方向へ吐出
した冷媒ガスは吐出空間１０１ａ内でほぼ９０度向きを
変え、一方向（フロント側）にだけ流れる。
【００１０】したがって、リヤサイドブロック１０４側
の吐出ポート１１６ｂから吐出する冷媒ガスの吐出抵抗
は非常に大きくなり、吐出空間１０１ａ内の冷媒ガスの
流れも乱れ、吐出弁１１９が異常に振動し、異音が生じ
るとともに、吐出弁１１９が破損するという問題があっ
た。とりわけ、この現象は冷媒流量が多いときに顕著に
現われる。
の吐出ポート１１６ｂから吐出する冷媒ガスの吐出抵抗
は非常に大きくなり、吐出空間１０１ａ内の冷媒ガスの
流れも乱れ、吐出弁１１９が異常に振動し、異音が生じ
るとともに、吐出弁１１９が破損するという問題があっ
た。とりわけ、この現象は冷媒流量が多いときに顕著に
現われる。
【００１１】また、吐出空間１０１ａ内の圧力分布が不
均一になり、圧縮室の圧力が通常時の吐出圧力以上にな
らなければ吐出弁１１９が開かなくなり、結果的に動力
ロスを招いてしまうという問題があった。
均一になり、圧縮室の圧力が通常時の吐出圧力以上にな
らなければ吐出弁１１９が開かなくなり、結果的に動力
ロスを招いてしまうという問題があった。
【００１２】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は吐出弁の破損及び吐出弁による異
音の発生を防ぐとともに、動力ロスを少なくすることが
できるベーン型圧縮機を提供することである。
たもので、その課題は吐出弁の破損及び吐出弁による異
音の発生を防ぐとともに、動力ロスを少なくすることが
できるベーン型圧縮機を提供することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項１記載の発明のベーン型圧縮機は、カムリング
の一端側に固定される第１サイド部材と、前記カムリン
グの他端側に固定される第２サイド部材と、軸方向に沿
って設けられ、前記カムリング内の圧縮室から高圧流体
を吐出させる複数の吐出ポートと、前記吐出ポートを開
閉する吐出弁と、前記吐出弁が収容される第１吐出室
と、前記第１サイド部材に設けられ、前記第１吐出室と
連通する第２吐出室とを備え、前記吐出ポートから前記
第１吐出室に吐出された高圧流体が前記第１吐出室の第
１サイド部材側開口部から前記第２吐出室に流入するベ
ーン型圧縮機において、前記第１吐出室の第２サイド部
材側閉塞部と前記第２吐出室とを連通させる吐出通路を
備え、前記吐出通路を通じて前記第１吐出室の高圧流体
の一部を前記第２吐出室へ送り込むようにしたことを特
徴とする。
め請求項１記載の発明のベーン型圧縮機は、カムリング
の一端側に固定される第１サイド部材と、前記カムリン
グの他端側に固定される第２サイド部材と、軸方向に沿
って設けられ、前記カムリング内の圧縮室から高圧流体
を吐出させる複数の吐出ポートと、前記吐出ポートを開
閉する吐出弁と、前記吐出弁が収容される第１吐出室
と、前記第１サイド部材に設けられ、前記第１吐出室と
連通する第２吐出室とを備え、前記吐出ポートから前記
第１吐出室に吐出された高圧流体が前記第１吐出室の第
１サイド部材側開口部から前記第２吐出室に流入するベ
ーン型圧縮機において、前記第１吐出室の第２サイド部
材側閉塞部と前記第２吐出室とを連通させる吐出通路を
備え、前記吐出通路を通じて前記第１吐出室の高圧流体
の一部を前記第２吐出室へ送り込むようにしたことを特
徴とする。
【００１４】第１サイド部材に近い吐出ポートから吐出
された高圧流体は第１側開口部を通じて前記第２吐出室
に流れ、第２サイド部材に近い吐出ポートから吐出され
た高圧流体の一部は吐出通路を通じて第２吐出室に流れ
るので、第２サイド部材に近い吐出ポートから吐出する
高圧流体の吐出抵抗は減少し、吐出空間内の高圧流体が
第２吐出室へスムースに流れ、圧力損失は少なくなる。
された高圧流体は第１側開口部を通じて前記第２吐出室
に流れ、第２サイド部材に近い吐出ポートから吐出され
た高圧流体の一部は吐出通路を通じて第２吐出室に流れ
るので、第２サイド部材に近い吐出ポートから吐出する
高圧流体の吐出抵抗は減少し、吐出空間内の高圧流体が
第２吐出室へスムースに流れ、圧力損失は少なくなる。
【００１５】請求項２記載の発明のベーン型圧縮機は、
請求項１記載の発明のベーン型圧縮機において、前記第
１吐出室が前記カムリングに設けられ、前記吐出通路
が、前記カムリングの他端面に設けられ、かつ前記第１
吐出室の第２サイド部材側閉塞部と連通する第１連通路
と、前記カムリングに設けられ、かつ前記第２吐出室と
連通する第２連通路と、前記第２サイド部材のカムリン
グ側端面及び前記カムリングの他端面の一方又は両方に
設けられ、かつ前記第１連通路と前記吐出通路とを連通
させる連通溝とで構成されていることを特徴とする。
請求項１記載の発明のベーン型圧縮機において、前記第
１吐出室が前記カムリングに設けられ、前記吐出通路
が、前記カムリングの他端面に設けられ、かつ前記第１
吐出室の第２サイド部材側閉塞部と連通する第１連通路
と、前記カムリングに設けられ、かつ前記第２吐出室と
連通する第２連通路と、前記第２サイド部材のカムリン
グ側端面及び前記カムリングの他端面の一方又は両方に
設けられ、かつ前記第１連通路と前記吐出通路とを連通
させる連通溝とで構成されていることを特徴とする。
【００１６】第１サイド部材に近い吐出ポートから吐出
された高圧流体はカムリングの吐出空間を通じて第２吐
出室に流れ、第２サイド部材側に近い吐出ポートから吐
出された高圧流体は第２吐出通路を構成する第１連通
路、第２連通路及び連通溝から吐出通路を通じて前記第
２吐出室に流れる。
された高圧流体はカムリングの吐出空間を通じて第２吐
出室に流れ、第２サイド部材側に近い吐出ポートから吐
出された高圧流体は第２吐出通路を構成する第１連通
路、第２連通路及び連通溝から吐出通路を通じて前記第
２吐出室に流れる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１８】図１はこの発明の一実施形態に係るベーン
型圧縮機の縦断面図、図２はカムリングのフロント側端
面を示す図、図３は図２のＡ−Ａ線に沿う断面図、図４
はカムリングのリヤ側端面を示す図、図５は図４のＢ−
Ｂ線に沿う断面図、図６はリヤヘッドのフロント側端面
を示す図、図７はロータの横断面図である。
型圧縮機の縦断面図、図２はカムリングのフロント側端
面を示す図、図３は図２のＡ−Ａ線に沿う断面図、図４
はカムリングのリヤ側端面を示す図、図５は図４のＢ−
Ｂ線に沿う断面図、図６はリヤヘッドのフロント側端面
を示す図、図７はロータの横断面図である。
【００１９】このベーン型圧縮機は、カムリング１と、
カムリング１の両端面にそれぞれ配置されるフロントサ
イド部材（第１サイド部材）２５及びリヤサイド部材
（第２サイド部材）２０と、カムリング１内に回転可能
に収容されたロータ２と、ロータ２の駆動軸７とを備え
ている。駆動軸７は軸受８，９によって回転可能に支持
されている。
カムリング１の両端面にそれぞれ配置されるフロントサ
イド部材（第１サイド部材）２５及びリヤサイド部材
（第２サイド部材）２０と、カムリング１内に回転可能
に収容されたロータ２と、ロータ２の駆動軸７とを備え
ている。駆動軸７は軸受８，９によって回転可能に支持
されている。
【００２０】前記フロントサイド部材２５は、カムリン
グ１のフロント側端面に固定されるフロントサイドブロ
ック３と、フロントサイドブロック３のフロント側端面
に固定されるフロントヘッド５とで構成されている。
グ１のフロント側端面に固定されるフロントサイドブロ
ック３と、フロントサイドブロック３のフロント側端面
に固定されるフロントヘッド５とで構成されている。
【００２１】フロントヘッド５には高圧の冷媒ガス（高
圧流体）の吐出口５ａが形成され、吐出口５ａはフロン
トヘッド５とフロントサイドブロック３とにより形成さ
れる吐出室（第２吐出室）１０に連通している。フロン
トサイドブロック３には、後述するカムリング１の圧縮
空間（第１吐出室）１ａと吐出室１０とを連通させる吐
出通路３ａが設けられている。
圧流体）の吐出口５ａが形成され、吐出口５ａはフロン
トヘッド５とフロントサイドブロック３とにより形成さ
れる吐出室（第２吐出室）１０に連通している。フロン
トサイドブロック３には、後述するカムリング１の圧縮
空間（第１吐出室）１ａと吐出室１０とを連通させる吐
出通路３ａが設けられている。
【００２２】前記リヤサイド部材２０は、カムリング１
のリヤ側端面にＯリング２２を介して固定されるリヤヘ
ッド６だけで構成されている。リヤヘッド６には冷媒ガ
スの吸入口６ａが形成され、吸入口６ａは吸入室１１に
連通している。
のリヤ側端面にＯリング２２を介して固定されるリヤヘ
ッド６だけで構成されている。リヤヘッド６には冷媒ガ
スの吸入口６ａが形成され、吸入口６ａは吸入室１１に
連通している。
【００２３】リヤヘッド６のカムリング側端面には、図
６に示すように、駆動軸７を中心にしてほぼ環状に形成
された吸入室１１が設けられているとともに、後述する
２つの圧縮空間１ａに対応する２つの連通溝３０が設け
られている。
６に示すように、駆動軸７を中心にしてほぼ環状に形成
された吸入室１１が設けられているとともに、後述する
２つの圧縮空間１ａに対応する２つの連通溝３０が設け
られている。
【００２４】前記カムリング１の内周面とロータ２の外
周面との間には、図７に示すように、上下２つの圧縮空
間１２が画成されている（図１中には一方の圧縮空間１
２だけが見えている）。ロータ２には複数のベーン溝１
３が設けられ、これらのベーン溝１３内にはベーン１４
が摺動可能に挿入されている。圧縮空間１２はベーン１
４によって仕切られて複数の圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロ−タ２の回転によって変化する。
周面との間には、図７に示すように、上下２つの圧縮空
間１２が画成されている（図１中には一方の圧縮空間１
２だけが見えている）。ロータ２には複数のベーン溝１
３が設けられ、これらのベーン溝１３内にはベーン１４
が摺動可能に挿入されている。圧縮空間１２はベーン１
４によって仕切られて複数の圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロ−タ２の回転によって変化する。
【００２５】また、カムリング１には、図１，２に示す
ように、圧縮室の高圧冷媒ガスが吐出される吐出空間１
ａと、吐出空間１ａのリヤ側閉塞部（第２サイド部材側
閉塞部）と連通する連通路（第１連通路）１ｂとが、軸
方向に沿って連設されている。図１中には一方の吐出空
間１ａ及び連通路１ｂだけが見えている。更に、カムリ
ング１には、吐出通路（第２連通路）３１が、吐出空間
１ａ及び連通路１ｂに対して、平行に、しかも近傍に設
けられている。吐出通路３１と連通路１ｂとは連通溝３
０を介して連通している。吐出空間１ａには、後述する
吐出ポート１６ａ，１６ｂを開閉する吐出弁（図示省
略）が収容されている。
ように、圧縮室の高圧冷媒ガスが吐出される吐出空間１
ａと、吐出空間１ａのリヤ側閉塞部（第２サイド部材側
閉塞部）と連通する連通路（第１連通路）１ｂとが、軸
方向に沿って連設されている。図１中には一方の吐出空
間１ａ及び連通路１ｂだけが見えている。更に、カムリ
ング１には、吐出通路（第２連通路）３１が、吐出空間
１ａ及び連通路１ｂに対して、平行に、しかも近傍に設
けられている。吐出通路３１と連通路１ｂとは連通溝３
０を介して連通している。吐出空間１ａには、後述する
吐出ポート１６ａ，１６ｂを開閉する吐出弁（図示省
略）が収容されている。
【００２６】吐出空間１ａと圧縮空間１２とを仕切る隔
壁１ｃには、２つの圧縮空間１２に対応する吐出ポート
１６ａ，１６ｂが設けられている（図１には片方の吐出
ポート１６ａ，１６ｂだけが見えている）。吐出ポート
１６ａ，１６ｂは図３に示すように軸方向に沿って配置
されている。
壁１ｃには、２つの圧縮空間１２に対応する吐出ポート
１６ａ，１６ｂが設けられている（図１には片方の吐出
ポート１６ａ，１６ｂだけが見えている）。吐出ポート
１６ａ，１６ｂは図３に示すように軸方向に沿って配置
されている。
【００２７】カムリング１のリヤ側端面には、吸入行程
で吸入室１１から圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送り込ませ
る吸入ポート１２ａが設けられている（図４参照）。
で吸入室１１から圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送り込ませ
る吸入ポート１２ａが設けられている（図４参照）。
【００２８】次に、このベーン型圧縮機の動作を説明す
る。
る。
【００２９】図示しないエンジンの回転動力が駆動軸７
に伝わるとロータ２が回転する。図示しないエバポレー
タの出口から流出した冷媒ガスは吸入口６ａから吸入室
１１に入り、吸入室１１から吸入ポート１２ａを通じて
圧縮空間１２に吸入される。圧縮空間１２内はベーン１
４によって仕切られて５つの圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロータ２の回転にともなって変化するので、
ベーン１４間に閉じ込められた冷媒ガスは圧縮され、圧
縮された冷媒ガスは吐出ポート１６ａ，１６ｂから吐出
弁を通り、吐出空間１ａへ流れ、吐出空間１ａのフロン
ト側開口部（第１サイド部材側開口部）から吐出通路３
ａを通じて吐出室１０へ流れる。リヤヘッド６側に位置
する吐出ポート１６ｂから吐出空間１ａに流入した冷媒
ガスの一部は連通路１ｂから連通溝３０を通じて吐出通
路３１へ進み、吐出通路３ａから吐出室１０へ流れる。
吐出室１０へ流入した冷媒ガスは吐出口５ａから吐出さ
れる。
に伝わるとロータ２が回転する。図示しないエバポレー
タの出口から流出した冷媒ガスは吸入口６ａから吸入室
１１に入り、吸入室１１から吸入ポート１２ａを通じて
圧縮空間１２に吸入される。圧縮空間１２内はベーン１
４によって仕切られて５つの圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロータ２の回転にともなって変化するので、
ベーン１４間に閉じ込められた冷媒ガスは圧縮され、圧
縮された冷媒ガスは吐出ポート１６ａ，１６ｂから吐出
弁を通り、吐出空間１ａへ流れ、吐出空間１ａのフロン
ト側開口部（第１サイド部材側開口部）から吐出通路３
ａを通じて吐出室１０へ流れる。リヤヘッド６側に位置
する吐出ポート１６ｂから吐出空間１ａに流入した冷媒
ガスの一部は連通路１ｂから連通溝３０を通じて吐出通
路３１へ進み、吐出通路３ａから吐出室１０へ流れる。
吐出室１０へ流入した冷媒ガスは吐出口５ａから吐出さ
れる。
【００３０】すなわち、図５の破線の矢印で示すよう
に、吐出ポート１６ａ，１６ｂから吐出された冷媒ガス
は吐出空間１ａでフロント側へ向きを変え、吐出通路３
ａを通じて吐出室１０へ流れるとともに、吐出ポート１
６ｂから吐出された冷媒ガスの一部は吐出空間１ａでリ
ヤ側へ向きを変え、連通路１ｂ、連通溝３０及び吐出通
路３１を通じて吐出室１０へ流れる。
に、吐出ポート１６ａ，１６ｂから吐出された冷媒ガス
は吐出空間１ａでフロント側へ向きを変え、吐出通路３
ａを通じて吐出室１０へ流れるとともに、吐出ポート１
６ｂから吐出された冷媒ガスの一部は吐出空間１ａでリ
ヤ側へ向きを変え、連通路１ｂ、連通溝３０及び吐出通
路３１を通じて吐出室１０へ流れる。
【００３１】この第１の実施形態によれば、リヤヘッド
６に近い吐出ポート１６ｂから吐出される冷媒ガスの一
部は連通路１ｂ等の経路を経て吐出室１０に流れるの
で、吐出ポート１６ｂから吐出する冷媒ガスの吐出抵抗
は小さくなり、吐出空間１ａ内の冷媒ガスが吐出室１０
へスムースに流れ、吐出弁は異常振動を起こさず、異音
の発生や吐出弁の破損を防ぐことができる。
６に近い吐出ポート１６ｂから吐出される冷媒ガスの一
部は連通路１ｂ等の経路を経て吐出室１０に流れるの
で、吐出ポート１６ｂから吐出する冷媒ガスの吐出抵抗
は小さくなり、吐出空間１ａ内の冷媒ガスが吐出室１０
へスムースに流れ、吐出弁は異常振動を起こさず、異音
の発生や吐出弁の破損を防ぐことができる。
【００３２】また、吐出空間１ａ内の圧力分布が均一に
なり、動力ロスが少なくなる。
なり、動力ロスが少なくなる。
【００３３】なお、第１の実施形態では、フロントサイ
ド部材２５をフロントヘッド５とフロントサイドブロッ
ク３とで構成し、リヤサイド部材２０をリヤヘッド６だ
けで構成した場合について述べたが、従来例と同様に、
リヤサイド部材２０をリヤヘッドとリヤサイドブロック
とで構成するようにしてもよい。
ド部材２５をフロントヘッド５とフロントサイドブロッ
ク３とで構成し、リヤサイド部材２０をリヤヘッド６だ
けで構成した場合について述べたが、従来例と同様に、
リヤサイド部材２０をリヤヘッドとリヤサイドブロック
とで構成するようにしてもよい。
【００３４】また、第１の実施形態では、連通路１ｂと
吐出通路３１とを連通させる連通溝３０を、リヤヘッド
６のフロント側端面に設けた場合について述べたが、こ
れに代え、連通溝３０をシリンダブロック１のリヤ側端
面に設けるようにしてもよいし、両方に設けてもよい。
更に、連通溝３０を設けずに、吐出空間１ａと吐出通路
３１とをカムリング１の内部に設けた連通路（図示せ
ず）で直接連通させるようにしてもよい。
吐出通路３１とを連通させる連通溝３０を、リヤヘッド
６のフロント側端面に設けた場合について述べたが、こ
れに代え、連通溝３０をシリンダブロック１のリヤ側端
面に設けるようにしてもよいし、両方に設けてもよい。
更に、連通溝３０を設けずに、吐出空間１ａと吐出通路
３１とをカムリング１の内部に設けた連通路（図示せ
ず）で直接連通させるようにしてもよい。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように請求項１又は２記載
の発明のベーン型圧縮機によれば、第２サイド部材に近
い吐出ポートから吐出する冷媒ガスの吐出抵抗は小さく
なり、吐出空間内の冷媒ガスが第２吐出室へスムースに
流れるので、吐出弁は異常振動を起こさず、異音の発生
や吐出弁の破損を防ぐことができる。また、動力損失を
少なくすることができる
の発明のベーン型圧縮機によれば、第２サイド部材に近
い吐出ポートから吐出する冷媒ガスの吐出抵抗は小さく
なり、吐出空間内の冷媒ガスが第２吐出室へスムースに
流れるので、吐出弁は異常振動を起こさず、異音の発生
や吐出弁の破損を防ぐことができる。また、動力損失を
少なくすることができる
【図１】図１はこの発明の一実施形態に係るベーン型圧
縮機の縦断面図である。
縮機の縦断面図である。
【図２】図２はカムリングのフロント側端面を示す図で
ある。
ある。
【図３】図３は図２のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図４】図４はカムリングのリヤ側端面を示す図であ
る。
る。
【図５】図５は図４のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図６】図６はリヤヘッドのフロント側端面を示す図で
ある。
ある。
【図７】図７はロータの横断面図である。
【図８】図８は従来のベーン型圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図９】図９は図８のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
１ カムリング １ａ 吐出空間 １ｂ 連通路 ２ ロータ ３ フロントサイドブロック ５ フロントヘッド ６ リヤヘッド １０ 吐出室 １６ａ，１６ｂ 吐出ポート ２０ リヤサイド部材 ２５ フロントサイド部材 ３０ 連通溝 ３１ 吐出通路
Claims (2)
- 【請求項１】 カムリングの一端側に固定される第１サ
イド部材と、 前記カムリングの他端側に固定される第２サイド部材
と、 軸方向に沿って設けられ、前記カムリング内の圧縮室か
ら高圧流体を吐出させる複数の吐出ポートと、 前記吐出ポートを開閉する吐出弁と、 前記吐出弁が収容される第１吐出室と、 前記第１サイド部材に設けられ、前記第１吐出室と連通
する第２吐出室とを備え、 前記吐出ポートから前記第１吐出室に吐出された高圧流
体が前記第１吐出室の第１サイド部材側開口部から前記
第２吐出室に流入するベーン型圧縮機において、 前記第１吐出室の第２サイド部材側閉塞部と前記第２吐
出室とを連通させる吐出通路を備え、 前記吐出通路を通じて前記第１吐出室の高圧流体の一部
を前記第２吐出室へ送り込むようにしたことを特徴とす
るベーン型圧縮機。 - 【請求項２】 前記第１吐出室が前記カムリングに設け
られ、 前記吐出通路が、 前記カムリングの他端面に設けられ、かつ前記第１吐出
室の第２サイド部材側閉塞部と連通する第１連通路と、 前記カムリングに設けられ、かつ前記第２吐出室と連通
する第２連通路と、 前記第２サイド部材のカムリング側端面及び前記カムリ
ングの他端面の一方又は両方に設けられ、かつ前記第１
連通路と前記吐出通路とを連通させる連通溝とで構成さ
れていることを特徴とする請求項１記載のベーン型圧縮
機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8767696A JPH09250478A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ベーン型圧縮機 |
| DE1997110418 DE19710418A1 (de) | 1996-03-14 | 1997-03-13 | Flügelzellenverdichter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8767696A JPH09250478A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ベーン型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09250478A true JPH09250478A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13921550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8767696A Withdrawn JPH09250478A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ベーン型圧縮機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09250478A (ja) |
| DE (1) | DE19710418A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3744349B2 (ja) * | 2000-11-27 | 2006-02-08 | 豊田工機株式会社 | ポンプ装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3709711C2 (de) * | 1986-03-28 | 1997-03-27 | Seiko Seiki Kk | Kompressor |
| JPS63109295A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-13 | Diesel Kiki Co Ltd | ベ−ン型回転圧縮機 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8767696A patent/JPH09250478A/ja not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-03-13 DE DE1997110418 patent/DE19710418A1/de not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19710418A1 (de) | 1997-11-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |