JPH0925021A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JPH0925021A
JPH0925021A JP7171814A JP17181495A JPH0925021A JP H0925021 A JPH0925021 A JP H0925021A JP 7171814 A JP7171814 A JP 7171814A JP 17181495 A JP17181495 A JP 17181495A JP H0925021 A JPH0925021 A JP H0925021A
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JP
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platen glass
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JP7171814A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Suzuki
敏正 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 搬送原稿の読取位置を静止原稿の読取範囲内
に配置して装置全体を小型化する。 【解決手段】 プラテンガラス上に載置された静止原稿
の画像を読み取る第一読取モードと、プラテンガラス上
の一部を通過する搬送原稿の画像を読み取る第二読取モ
ードとを有する画像読取装置において、第一読取モード
時にプラテンガラス上に載置された原稿を押さえ付ける
ための原稿押さえ部材と、第二読取モード時の読取位置
において搬送原稿を案内するためのガイド部材とを有
し、読取モードに応じてガイド部材をプラテンガラスに
対して当接・離間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止原稿の画像を
読み取る読取モードと、搬送原稿の画像を読み取る読取
モードを有する画像読取装置に関し、詳しくは複写機等
の画像形成装置に用いられる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置に用いら
れる画像読取装置の読取方式としては、プラテンガラス
上の所定位置にセットされた原稿に沿って光学読取系を
走査しつつ画像の読み取りを行う原稿固定型の読取方式
と、所定位置に固定された光学読取系上に原稿を搬送し
て画像の読み取りを行う原稿移動型の読取方式がある。
そして近年では、種々の条件(例えば原稿の厚さや種類
等)に対応するために、上記二種類の読取方式を持つ画
像読取装置が提案されている。
【0003】図7に従来の画像形成装置に装備された画
像読取装置の主要部分を示している。図7に示す如き画
像読取装置では、例えば搬送不能な原稿(本等の厚みの
ある原稿や切り貼りのある原稿等)の画像を読み取ると
きには、前記原稿をプラテンガラス101 上に載置して押
さえ板102 で密着させ、原稿が静止した状態でその画像
面に沿って光学読取系の光照射部103 を矢印方向に走査
しながら画像の読み取りを行っている。またシート状の
搬送可能な原稿の画像を読み取るときには、前記光学読
取系の光照射部103 をプラテンガラス101 下の所定の読
取位置Bに停止させた状態で、前記原稿をローラやガイ
ド部材からなる搬送系104 でプラテンガラス101 上の読
取位置Bに搬送して画像の読み取りを行っている。
【0004】また上記従来の画像読取装置では、搬送原
稿の読取位置Bが静止原稿の読取範囲Aの外に配置され
ている。仮に、原稿固定型の読取方式時の光照射部103
の読取開始位置Aを原稿移動型の読取方式時の読取位置
Bに近づけ、一致若しくは近傍に配置すると、押さえ板
102 の白色シート102aと読取位置Bにおいて原稿を案内
する搬送系104 の白色ガイド部材104aとのギャップ105
が、原稿固定型の読取方式時の光照射部103 の露光範囲
となり、例えばOHPシート等の透明な原稿や薄紙原稿
等をプラテンガラス101 上にセットしてその画像を読み
取る場合、前記ギャップ105 により白色シート102aのエ
ッジ部が影となり、読取画像に不要な線となって現れて
しまう。これを防ぐために前記読取位置Bが前記読取範
囲Aの外に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記構成を更
に発展させたものであり、その目的とするところは、搬
送原稿の読取位置を静止原稿の読取範囲内に配置して装
置全体を小型化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、プラテンガラス上に載置さ
れた静止原稿の画像を読み取る第一読取モードと、前記
プラテンガラス上の一部を通過する搬送原稿の画像を読
み取る第二読取モードとを有する画像読取装置におい
て、前記第一読取モード時にプラテンガラス上に載置さ
れた原稿を押さえ付けるための原稿押さえ部材と、前記
第二読取モード時の読取位置において搬送原稿を案内す
るためのガイド部材とを有し、前記読取モードに応じて
前記ガイド部材をプラテンガラスに対して当接・離間す
るように構成したことを特徴とする。
【0007】上記構成にあっては、前記読取モードに応
じて前記ガイド部材がプラテンガラスに対して当接・離
間するため、第二読取モード時の読取位置を第一読取モ
ード時の読取範囲内に配置しても、前記ガイド部材は第
二読取モード時には前記プラテンガラスから所定の間隔
だけ離間した状態で搬送原稿を案内するガイド部材とし
て機能し、第一読取モード時には前記プラテンガラスに
当接して前記原稿押さえ部材と共に原稿を押さえ付ける
ため、第一読取モード時にプラテンガラスからの原稿の
浮き上がりが防止され、且つOHP等の透明原稿の読み
取りを行った場合に影のない良好な読取画像を得ること
ができる。
【0008】また、プラテンガラス上に載置された静止
原稿の画像を読み取る第一読取モードと、前記プラテン
ガラス上の一部を通過する搬送原稿の画像を読み取る第
二読取モードとを有する画像読取装置において、前記第
一読取モード時にプラテンガラス上に載置された原稿を
押さえ付けるための原稿押さえ部材と、前記第二読取モ
ード時の読取位置において搬送原稿を案内するためのガ
イド部材とを有し、前記読取モードに応じて前記原稿押
さえ部材の端部を第二読取モード時の読取位置に進入・
退避させるように構成したことを特徴とする。
【0009】上記構成にあっては、前記読取モードに応
じて前記原稿押さえ部材の端部が第二読取モード時の読
取位置に進入・退避するので、第二読取モード時の読取
位置を第一読取モード時の読取範囲内に配置しても、前
記原稿押さえ部材はその端部が第二読取モード時には該
モード時の読取位置から退避した状態にあり、第一読取
モード時には前記読取位置に進入してプラテンガラス上
の原稿を押さえ付けるため、第一読取モード時にプラテ
ンガラスからの原稿の浮き上がりが防止され、且つOH
P等の透明原稿の読み取りを行った場合に影のない良好
な読取画像を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、本発明を適用した画像読取装置
の一実施形態について図面を参照して説明する。尚、本
実施例では画像形成装置としての電子写真複写機に装備
された画像読取装置を例示している。図1及び図2は本
実施形態に係る画像読取装置の要部構成断面図であり、
図1は原稿移動型の読取モードでの動作状態を示してお
り、図2は原稿固定型の読取モードでの動作状態を示し
ている。また、図3は本実施形態に係る画像読取装置の
白色ガイドとレジストローラを上部から見た上視図であ
る。図4は本実施形態に係る画像読取装置を装備した電
子写真複写機の概略構成図である。
【0011】まず、図4を参照して電子写真複写機の概
略構成について説明する。図4に示すように、複写機1
は、その上部に本発明に係る画像読取装置2を備え、そ
の下部に前記画像読取装置2によって読み取られた原稿
の画像を記録媒体に記録する画像記録部3を備えてい
る。尚、画像読取装置2については後で詳述する。
【0012】前記画像記録部3は、記録媒体を搬送する
ローラやシートガイド等からなるシート搬送系4と、読
み取られた原稿の画像を前記記録媒体に記録形成する画
像形成部5を有している。画像形成部5では、画像読取
装置2によって読み取られた原稿の画像がレーザーユニ
ット5aにより感光体ドラム5bに光照射され、プロセ
ス手段としての現像器5cによってトナー像として顕像
化される。この感光体ドラム5b上に形成されたトナー
像は転写帯電器5dによって両者間に介在する記録媒体
に転写される。この記録媒体はシート搬送系4によって
前記画像形成動作とタイミングを合わせて送り込まれ
る。
【0013】前記記録媒体は、先ずシートカセット4a
内からピックアップローラ4b,分離ローラ対4cによ
って一枚ずつ分離給送され、更に搬送ローラ対4dによ
ってレジストローラ対4eに送り込まれる。そして、前
記レジストローラ対4eによって前記画像形成動作とタ
イミングを合わせて転写部に送り込まれ、前述の如くし
て画像(トナー像)が転写される。
【0014】転写のなされた記録媒体は、搬送ベルト4
fによって定着器5eに送り込まれ、加熱・加圧されて
トナー像が定着される。定着後、記録媒体は排出ローラ
対4gによって装置外のシート排出トレイ4h上に排出
される。
【0015】ここで、両面記録を行う場合には、定着器
5eと排出ローラ対4gとの間にある反転フラッパ4i
によってシート搬送路が切り換えられ、前記記録媒体は
反転パス4jに送り込まれてその表裏面が反転される。
反転後、再給送部4kに送り込まれて再び画像形成部5
に給送される。そして前述の如くして画像記録がなされ
た後、シート排出トレイ4h上に排出される。尚、図中
装置右側には手差し給送部4lが設けられており、任意
のサイズの記録媒体(例えば葉書等)を操作者が手差し
で給送することが可能となっている。
【0016】次に本発明に係る画像読取装置2の構成に
ついて図面を参照して説明する。図1及び図2に示すよ
うに画像読取装置2は、静止原稿の画像を読み取る第一
読取モードと、搬送原稿の画像を読み取る第二読取モー
ドとを有している。即ち、本画像読取装置2は二種類の
読取モードを有している。
【0017】図1及び図2において、6は原稿の画像を
読み取る読取手段である。この読取手段6は図中矢印方
向に移動可能であり、原稿の画像面に光を照射する光源
及びミラーを有し図中矢印方向に移動可能な第一ミラー
台6aと、2つミラーを有する第二ミラー台6bと、反
射光が通過するレンズ6cと、反射光を結像させるセン
サ6dとにより構成されている。そして、静止原稿の画
像を読み取る第一読取モード時には前記第一ミラー台6
aが矢印方向に走査しつつ画像読み取りを行い、搬送原
稿の画像を読み取る第二読取モード時には前記第一ミラ
ー台6aが読取位置に停止して画像読み取りを行うよう
になっている。
【0018】また、7はプラテンガラスであり、特に搬
送に不適当な原稿(本等の厚みのある原稿やOHPシー
ト等の透明な原稿等)の画像を静止させた状態で読み取
るために原稿を載置するものである。このプラテンガラ
ス7は、前述した画像記録部3や読取手段6等と共に複
写機本体の本体フレーム8に一体的に組み込まれ、支持
されている。
【0019】また前記本体フレーム8の上部には、図1
及び図2に示すように所定の角度だけ揺動可能な開閉ユ
ニット9が取り付けられており、該開閉ユニット9のハ
ウジングをなす上部枠体9aの上ガイド10と下部枠体9
bの下ガイド11により原稿搬送路が形成されている。こ
の開閉ユニット9には後述する押さえ部材12、原稿搬送
系13、及びガイド部材14が組み込まれている。
【0020】開閉ユニット9において、12は前記プラテ
ンガラス7上に載置された原稿をプラテンガラス7面上
に密着させるための押さえ部材である。この押さえ部材
12は下部枠体9bの下部に弾性部材12bを介して白色シ
ート12aが取り付けられてなる。
【0021】また、13は原稿を搬送する原稿搬送系であ
り、複数枚のシート状原稿を載置することの可能な原稿
台13a、該原稿台13a上に載置されたシート状原稿の幅
方向両端を規制するスライド可能な規制ガイド13b、前
記原稿台13aにセットされたシート状原稿を下流側へ繰
り出す予備搬送ローラ13c、繰り出された原稿を一枚ず
つに分離する分離ローラ13d及び分離片13eからなる分
離部、一枚ずつに分離された原稿を読取位置に搬送する
レジストローラ対13f、読取位置を通過した原稿を装置
外(の原稿排出トレイ13h)へ排出する排出ローラ対13
gにより構成されている。
【0022】また、14は読取位置での原稿の浮き位置を
規制しつつ原稿を案内するガイド部材であり、原稿の画
像読取の際に白レベルの基準となる白色のガイドであ
る。この白色ガイド部材14は搬送方向上流側に延びたア
ーム14aを一体的に有し、該アーム14aがレジストロー
ラ対13fのローラ軸13f1にトルクリミッタ15を介して揺
動可能に支持されている。前記ローラ軸13f1の一方の端
部には、図3に示すように入力ギア20からの駆動力をロ
ーラ軸13f1に伝達・解除するクラッチ19が取り付けられ
ている。このクラッチ19のON・OFFは、図1及び図
2に示すように分離部とレジストローラ対13fとの間に
配置された原稿端検知センサ18による原稿端検知によっ
て行われるようになっている。尚、ガイド部材14には面
取り14cが形成されていて、誤差があったとしても白色
シート12aとの並列性が良好になる。
【0023】また、16は前記白色ガイド部材14をプラテ
ンガラス7方向に付勢する加圧バネであり、前記ローラ
軸13f1を保持している上部枠体9aに取り付けられてい
る。17は前記白色ガイド部材14の上方向への揺動量を規
制するストッパであり、前記加圧バネ16と共に上部枠体
9aに取り付けられている。
【0024】従って、前記白色ガイド部材14は、通常、
加圧バネ16の加圧力によってプラテンガラス7上に突き
当てられており(図2参照)、原稿搬送系13の駆動時
(第二読取モード時)に、白色ガイド部材14のアーム14
aとレジストローラ対13fのローラ軸13f1との間に配設
されたトルクリミッタ15が発生するトルクにより、前記
加圧バネ16の加圧力に抗して上方向に持ち上げられ、ス
トッパ17に突き当たる位置で停止する(図1参照)。
【0025】次に、上記構成の画像読取装置による第一
読取モード時と第二読取モード時の画像読取動作につい
て説明する。
【0026】搬送原稿の画像を読み取る第二読取モード
時(センサ22によって原稿Gが検知された時)には、図
1に示すように、先ず前述した読取手段6の第一ミラー
台6aが読取位置に固定される。そして、原稿台13a上
に積載された原稿束が、モータの回転を介して予備搬送
ローラ13cにより繰り出され、分離ローラ3d及び分離
片3eからなる分離部で分離され、最下位の原稿から順
次一枚ずつレジストローラ対13fに給送される。この給
送時に分離部とレジストローラ対13fとの間に配置され
た原稿端検知センサ18により原稿の先端が検知される。
この検知信号により図3に示すクラッチ19がONとな
り、モータ及びギア列に連動する入力ギア20からの駆動
力がローラ軸13f1に伝達され、レジストローラ対13fが
図1中矢印方向に回転を始める。この時、白色ガイド部
材14はアーム14aとローラ軸13f1との間に配置されたト
ルクリミッタ15の発生するトルクにより、加圧バネ16の
加圧力に抗して上方向に持ち上げられ、ストッパ17に突
き当たる位置で停止する。これにより、図1に示すよう
に、前記白色ガイド部材14とプラテンガラス7との間に
原稿搬送路が形成され、レジストローラ対13fによって
原稿が読取位置Bに送り込まれる。
【0027】そして、読取位置Bを通過する原稿の画像
は、前記読取位置Bに固定された第一ミラー台6aによ
り読み取られる。読取位置Bを通過した原稿は排出ロー
ラ対13gに送り込まれ、該排出ローラ対13gにより装置
外の原稿排出トレイ13h上に排出される。前述の如くし
て原稿の画像読み取りが終了すると(排出終了が検知さ
れると)、クラッチ19がOFFとなり、レジストローラ
対13のローラ軸13f1は回転を停止し、回動自在なフリー
状態となる。そして、白色ガイド部材14はトルクリミッ
タ15とは無関係に前記ローラ軸13f1が回動自在であるこ
とから、加圧バネ16の加圧力によりプラテンガラス7方
向に押し下げられ、図2に示す如き状態となる。
【0028】静止原稿の画像を読み取る第一読取モード
時には、開閉ユニット9を開放してプラテンガラス7上
に原稿をセットし、前記開閉ユニット9を閉じる。これ
により、プラテンガラス7上にセットされた原稿は、前
記白色ガイド部材14と押さえ部材12とによりプラテンガ
ラス7の上面に密着される。即ち、第一読取モード時に
は前記白色ガイド部材14が原稿をプラテンガラス7の上
面に密着させ、押さえ部材12と同様の役割を果たす構成
となっている。更に本画像読取装置では図2に示すよう
に第一読取モード時の読取開始位置を第二読取モード時
の読取位置Bと一致させている。そして、図2に示す如
き状態で、第一ミラー台6aが読取開始位置Bから矢印
方向に走査してプラテンガラス7上の静止原稿の画像が
読み取られる。この時、読取開始位置B近傍においても
白色ガイド部材14が原稿をプラテンガラス7上に押し付
けているため、原稿が浮くこともなく、また白色ガイド
部材14と原稿押さえ部材12とのギャップ(並列方向)も
ないため、前記ギャップを原因とする原稿搬送路の影が
読取画像に現れることもなくなる。
【0029】上記構成によれば、レジストローラ対13f
のローラ軸13f1に回転力を伝達・解除するクラッチ19の
ON・OFF及び加圧バネ16の加圧力により白色ガイド
部材14の位置移動を行うようにしているため、前述の如
く静止原稿の画像読取範囲内に搬送原稿の画像読取位置
を設定しても良好な読取画像を得ることができ、且つ低
コストで簡易な構成で装置の小型化を図ることができ
る。
【0030】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
プラテンガラス7に対する白色ガイド部材14の当接・離
間を、レジストローラ対13fに回転力を伝達・解除する
クラッチ19のON・OFF及び加圧バネ16の加圧力によ
り行う構成としたが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば図5に示すように、プラテンガラス7に
対する白色ガイド部材14の当接・離間の上下の動きをソ
レノイド21とガイド部材14の自重により行う構成として
も良い。ソレノイド21はセンサ22のONにより吸引さ
れ、ガイド部材14を上昇させる。排出終了が検知される
とOFFし、ガイド部材14は自重で落下する。
【0031】図5に示す如き状態では、ソレノイド21は
OFF状態であり、白色ガイド部材14は自重によりプラ
テンガラス7に密着している。ここで、プラテンガラス
7上に原稿をセットすると、該原稿は白色ガイド部材14
と押さえ部材12とによりプラテンガラス7上に密着さ
れ、静止原稿の画像が読み取り可能な状態となる。また
搬送原稿の画像読み取りを行う場合には、原稿台13a上
に原稿をセットすると原稿検知センサ22がONとなり、
装置は搬送原稿の画像を読み取る第一読取モードである
ことを認知する。そして、前記検知信号に従い、ソレノ
イド21がON状態となり白色ガイド部材14が上方に引き
上げられ、読取位置Bにおいてプラテンガラス7との間
に原稿搬送路が形成される。そして、前記読取位置Bに
原稿が送り込まれ、読取位置Bに固定された第一ミラー
台6aにより画像が読み取られる。画像読み取りが終了
すると、ソレノイド21はOFF状態となり、図3に示す
如き待機状態となる。この構成によっても前述した実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】また図6に示すように、静止原稿の画像を
読み取る第一読取モードか搬送原稿の画像を読み取る第
二読取モードかを原稿検知センサ22により認知し、この
検知信号に応じて弾性部材12bを介して移動レール23に
貼り付けられた白色シート12aを図中矢印方向に移動さ
せる構成としても良い。即ち、第一読取モード時には図
6に示すように移動レール23が引っ張りバネ24により図
中左方に引き寄せられ、白色シート12aの左端部分が第
二読取モード時の読取位置であり且つ第一読取モード時
の読取開始位置(図中B)であるプラテンガラス7と白
色ガイド部材14との間に進入する。これにより、プラテ
ンガラス7上にセットされた原稿は全面が前記白色シー
ト12aによって押さえ付けられるため、原稿が浮くこと
もなく、良好な読取画像が得られる。また、原稿が原稿
台13a上にセットされると原稿検知センサ22が搬送原稿
の画像を読み取る第二読取モードであると認知する。こ
の検知信号によりソレノイド25がON状態となり、前記
引っ張りバネ24の力に抗して移動レール23が図中右方に
引かれ、弾性部材12bを介して前記移動レール23に貼り
付けられた白色シート12aの左端部分は前記プラテンガ
ラス7と白色ガイド部材14との間から退避する。これに
より、プラテンガラス7と白色ガイド部材14との間に原
稿搬送路が形成されて原稿が通過可能となり、搬送原稿
の画像読み取りが可能な状態となる。以上の構成によっ
ても前述した実施形態と同様の効果を得ることができ
る。尚、ガイド部材14はバネ26によって下方に押圧され
ているが、ストッパにより図の位置に抑止されている。
【0033】また前述した実施形態では、画像形成装置
としての電子写真複写機に装備された画像読取装置に本
発明を適用した例を示したが、これに限定されるもので
はなく、例えばファクシミリ装置等の他の画像形成装置
に装備された画像読取装置に本発明を適用しても同様の
効果を得ることができる。また画像形成装置に装備され
た画像読取装置に限らず、スキャナ等の画像読取装置に
本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第一読取モード時にプラテンガラスからの原稿の浮き上
がりが防止される。従って、OHP等の透明原稿の読み
取りを行った場合に影のない良好な読取画像を得ること
ができる。
【0035】そして、原稿固定、原稿移動の二種類の読
取モードを持つ画像読取装置でも、プラテンガラスの幅
サイズを広げる必要がなく、装置本体の幅が大きくなる
ことはなくなり、装置の簡易化・小型化が可能となる。
【0036】また、前記読取モードに応じて前記原稿押
さえ部材の端部を第二読取モード時の読取位置に進入・
退避させるように構成することによっても前述した効果
と同様の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る画像読取装置の搬送原稿読
取時の状態を示す要部拡大断面図である。
【図2】第一実施形態に係る画像読取装置の静止原稿読
取時の状態を示す要部拡大断面図である。
【図3】前記画像読取装置におけるガイド部材の駆動機
構を示す上視図である。
【図4】前記画像読取装置を備えた電子写真複写機の概
略構成図である。
【図5】他の実施形態に係る画像読取装置の説明図であ
る。
【図6】他の実施形態に係る画像読取装置の説明図であ
る。
【図7】従来例の画像読取装置の説明図である。
【符号の説明】
1…複写機 2…画像読取装置 3…画像記録部 4…
シート搬送系 4a…シートカセット 4b…ピックア
ップローラ 4c…分離ローラ対 4d…搬送ローラ対
4e…レジストローラ対 4f…搬送ベルト 4g…
排出ローラ対 4h…シート排出トレイ 4i…反転フラッパ 4j…
反転パス 4k…再給送部 4l…手差し給送部 5…
画像形成部 5a…レーザーユニット 5b…感光体ド
ラム 5c…現像器 5d…転写帯電器 5e…定着器
6…読取手段 6a…第一ミラー台 6b…第二ミラー台 6c…レン
ズ 6d…センサ 7…プラテンガラス 8…本体フレ
ーム 9…開閉ユニット 9a…上部枠体 9b…下部
枠体 9c…原稿搬送路 10…上ガイド 11…下ガイド
12…押さえ部材 12a…白色シート 12b…弾性部材 13…原稿搬送系
13a…原稿台 13b…規制ガイド 13c…予備搬送ロー
ラ 13d…分離ローラ 13e…分離片 13f…レジスト
ローラ対 13f1…ローラ軸 13g…排出ローラ対 13h
…原稿排出トレイ 14…ガイド部材 14a…アーム 14
c…面取り 15…トルクリミッタ 16…加圧バネ 17…
ストッパ 18…原稿端検知センサ 19…クラッチ 20…
入力ギア 21…ソレノイド 22…原稿検知センサ 23…移動レール
24…引っ張りバネ 25…ソレノイド 26…バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンガラス上に載置された静止原稿
    の画像を読み取る第一読取モードと、前記プラテンガラ
    ス上の一部を通過する搬送原稿の画像を読み取る第二読
    取モードとを有する画像読取装置において、 前記第一読取モード時にプラテンガラス上に載置された
    原稿を押さえ付けるための原稿押さえ部材と、 前記第二読取モード時の読取位置において搬送原稿を案
    内するためのガイド部材と、 を有し、 前記読取モードに応じて前記ガイド部材をプラテンガラ
    スに対して当接・離間するように構成したことを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 プラテンガラス上に載置された静止原稿
    の画像を読み取る第一読取モードと、前記プラテンガラ
    ス上の一部を通過する搬送原稿の画像を読み取る第二読
    取モードとを有する画像読取装置において、 前記第一読取モード時にプラテンガラス上に載置された
    原稿を押さえ付けるための原稿押さえ部材と、 前記第二読取モード時の読取位置において搬送原稿を案
    内するためのガイド部材と、 を有し、 前記読取モードに応じて前記原稿押さえ部材の端部を第
    二読取モード時の読取位置に進入・退避させるように構
    成したことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 上記画像読取装置は、第二読取モード時
    の読取位置を第一読取モード時の読取開始位置と同一の
    位置に設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取る読取手段と、記録
    媒体に画像を記録する記録手段とを有する画像形成装置
    において、 前記読取手段として請求項1〜請求項3の何れか1項に
    記載の画像読取装置を備えていることを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は、複写機又はファク
    シミリ装置であることを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置。
JP7171814A 1995-07-07 1995-07-07 画像読取装置及び画像形成装置 Pending JPH0925021A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259059A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Brother Ind Ltd 画像処理装置

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