JPH09249840A - 孔版印刷用エマルションインキ - Google Patents

孔版印刷用エマルションインキ

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JPH09249840A
JPH09249840A JP8085891A JP8589196A JPH09249840A JP H09249840 A JPH09249840 A JP H09249840A JP 8085891 A JP8085891 A JP 8085891A JP 8589196 A JP8589196 A JP 8589196A JP H09249840 A JPH09249840 A JP H09249840A
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emulsion ink
emulsion
insoluble colorant
aqueous phase
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JP8085891A
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Sadanao Okuda
貞直 奥田
Masato Ishikawa
正人 石川
Shigeji Suzuki
茂司 鈴木
Yoshihiro Hayashi
佳宏 林
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Riso Kagaku Corp
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Riso Kagaku Corp
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/023Emulsion inks
    • C09D11/0235Duplicating inks, e.g. for stencil printing

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水相中に水不溶性着色剤を含むW/O型エマ
ルションインキにおいて、水相が微細に安定して分散
し、且つ、印刷濃度が高く、印刷の光沢性にも優れた孔
版印刷用エマルションインキを提供する。 【解決手段】 水相中に含有せしめる水不溶性着色剤と
して、平均粒径が1μm以下であり、かつ粒径1μm以
下の割合が面積換算で該水不溶性着色剤の全量の50%
以上を占めるものを用いる。得られた水相は、平均粒径
が1μm以下で安定する。油相中に添加する乳化剤のH
LBは1.5〜6.0の範囲であることが好ましい。水相中に
分散剤として第3アミン化合物を添加することが好まし
い。水不溶性着色剤の平均粒径が0.5μm以下である場
合、印刷物の光沢性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は孔版印刷用エマルシ
ョンインキに関し、さらに詳しくはエマルションの安定
性に優れ、かつ光沢性の高い印刷物を提供し得る孔版印
刷用エマルションインキに関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷は、孔版印刷用原紙を用いて製
版を行い、製版により形成された原紙の穿孔部にインキ
を通過させて紙などの被印刷体に印刷を行うものであ
る。この孔版印刷は、版の作製が容易なため幅広い分野
で利用されている。
【0003】孔版印刷用インキとしては、一般に油中水
(W/O)型エマルションインキが使用されており、そ
の油相成分中に着色剤である顔料成分が含まれている
(特開昭61−255967号公報、特開昭64−14
284号公報、特開平4−132777号公報、特開平
5−117565号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】W/O型エマルション
インキは、紙などの被印刷体に印刷されると、まずエマ
ルションの外相である油相成分が被印刷体に浸透し、次
いで内相である水相成分が紙部分に浸透および/または
飛散する。従来のW/O型エマルションインキでは、油
相成分中に顔料成分が含まれているため、インキの浸透
速度が遅くなっていた。更に、油相成分中に顔料を含む
と、油相の浸透に伴い顔料成分も浸透し、その結果、顔
料成分が被印刷体内部まで浸透してしまい、裏抜けが発
生しやすいという問題があった。また、この浸透現象は
紙表面でも同じであり、インキが紙表面で拡がり、滲み
の原因ともなっていた。
【0005】かかる問題点を解決するために、水不溶性
着色剤を水相中に分散させることが提案されている(特
開平7−188598号公報)。
【0006】通常、安定なW/O型エマルションを得る
ためには、水相の平均粒径を10μm以下とする必要が
ある。しかし、水相中に水不溶性着色剤を分散させた場
合、油相中に水相を分散させ、更に、この水相中に水不
溶性着色剤が存在する形態であるため、水相の粒径が大
きくなりがちであり、エマルションの安定性も低下し、
また、印刷物にも期待通りの光沢性の向上が見られなか
った。
【0007】本発明の目的は、水相中に水不溶性着色剤
を含む油中水(W/O)型エマルションインキにおける上
記問題点を解決し、エマルションの安定性、特に静置時
及びインキに剪断力がかけられて流動する時でもエマル
ションが崩壊しない、所謂、形態変化の少ない孔版印刷
用エマルションインキを提供するとともに、更には、光
沢性に優れた印刷物を提供し得る孔版印刷用エマルショ
ンインキを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、油相及び水相を有する油中水(W/O)型エマルシ
ョンインキにおいて、前記水相中に水不溶性着色剤を含
み、この水不溶性着色剤の平均粒径が1μm以下であ
り、かつ粒径1μm以下の水不溶性着色剤が該水不溶性
着色剤の全量の面積換算で50%以上を占めることを特
徴とする孔版印刷用エマルションインキによって達成さ
れる。
【0009】すなわち、本発明のエマルションインキで
は、水相中に分散される水不溶性着色剤として、平均粒
径が1μm以下であり、かつ粒径1μm以下の水不溶性
着色剤の割合が水不溶性着色剤の全量の面積換算で50
%以上である極大粒子の存在しないものを使用すること
により、エマルションの安定性が高まり、特に静置時、
及びインキに剪断力がかけられて流動する時でもエマル
ションが崩壊しない、所謂、形態変化の少ないエマルシ
ョンが形成される。これにより、エマルションの水相を
小さくすることができ、例えば、水相の平均粒径を10
μm以下、更には1μm以下に安定化させることができ
る。
【0010】かくして、本発明のエマルションインキ
は、外相である油相成分の浸透性が水相成分よりも大き
く且つ表面張力が低いため、油相成分が水相成分よりも
先に被印刷体に浸透し、その後に水相成分が浸透および
/または飛散する。この水相成分は、油相成分が浸透し
ている被印刷体の内部に浸透することができないので、
被印刷体表面に留まり、この表面上で乾燥する。その結
果、印刷物の濃度が向上し、インキの裏抜けや滲み等が
防止される。また、水不溶性着色剤が油相中に存在する
従来のエマルションインキの場合には油相成分の浸透速
度が低下し、インキの浸透から乾燥までの時間が長くか
かっていたが、本発明のエマルションインキでは油相成
分の浸透が速やかに行なわれるためインキの乾燥性も向
上する。
【0011】さらに、本発明においては、水不溶性着色
剤の平均粒径を0.5μm以下とした場合、上述のように
エマルションが安定化するだけでなく、光沢性に優れた
印刷物を得ることができる。これは、水不溶性着色剤の
粒子が細かく均一なため、エマルション中の水相の粒径
も微細且つ周密な状態で安定化され、印刷物に転移した
時も水不溶性着色剤の微細な粒子が密集した状態を保つ
ため、印刷物の濃度が向上し、印刷物の光沢が増すと考
えられる。
【0012】本発明に用いられる水不溶性着色剤には特
に制限はなく、公知の無機顔料及び有機顔料などが用い
られる。無機顔料としては、例えば酸化チタン、酸化鉄
系顔料等の酸化物系顔料、炭酸カルシウム、アルミナホ
ワイト、硫酸バリウム、カーボンブラック等が用いられ
る。カーボンブラックとしてはランプブラック、アセチ
レンブラック、チャンネルブラック等が挙げられる。有
機顔料としては、溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、フタ
ロシアニン系顔料、縮合多環系顔料等が挙げられる。
【0013】水不溶性着色剤の平均粒径は、上述のよう
に、1μm以下、好ましくは0.01〜0.5μmであり、1
μm以下の割合が面積換算で50%以上であることが必
要であり60%以上であることが好ましく、特に印刷物
の光沢性を得るためには1μm以下の割合が面積換算で
90%以上であることが好ましい。かかる平均粒径及び
粒度分布の水不溶性着色剤は、当業者であれば、着色剤
の種類に応じて分散機の種類及び分散時間並びに分散剤
等を適宜選択して調製することができる。
【0014】また、水不溶性着色剤の添加量はエマルシ
ョンインキ総量に対して1〜30重量%が好ましく、3
〜10重量%がより好ましい。1重量%よりも少ない
と、被印刷体への着色効果が小さく、30重量%よりも
多いと、流動性の伴わないインキとなるためである。
【0015】本発明における水相中には、必要に応じて
水中油(O/W)型樹脂エマルションおよび/または水
溶性樹脂を含有させることができる。これらを水相に含
有させることにより、用紙等の被印刷体への水不溶性着
色剤の固着性を向上させることができる。
【0016】O/W型樹脂エマルションとしては、ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体、ポリメタクリル酸エ
ステル、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸エステル
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリ
デン−アクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の樹
脂エマルションが用いられる。
【0017】また、水溶性樹脂としては、ポリビニルア
ルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン、ポリエチレン−ポリビニルアルコール共重合体、
ポリエチレンオキサイド、ポリビニルエーテル、ポリア
クリルアミド、アラビアゴム、澱粉、水溶性ポリウレタ
ン等が用いられる。
【0018】これらの水中油(O/W)型樹脂エマルシ
ョンおよび/または水溶性樹脂の添加量は、エマルショ
ンインキの総量に対して固形分換算で1〜20重量%が
好ましく、2〜10重量%がより好ましい。1重量%未
満では水相中の着色剤成分が被印刷体に完全に固着しな
い場合があり、20重量%を超えると版作製後に長期放
置した場合、版上の穿孔部分でインキが皮膜を作り、イ
ンキの通過を阻止することがある。
【0019】さらに、水相成分には、水に対する水不溶
性着色剤の濡れ性や分散性等を改良するための分散剤と
して、イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン
性界面活性剤、または高分子系、シリコーン系、フッ素
系の界面活性剤若しくは第3アミン化合物を含有させる
ことが好ましい。
【0020】これらの分散剤のうち、第3アミン化合物
が特に好ましく、分散剤として第3アミン化合物を使用
することにより、水不溶性着色剤を水相中に細かく、か
つ安定に分散させることができ、水不溶性着色剤の細か
な分散によって画像性(色見)が向上し、かつエマルシ
ョンの安定性に優れたW/O型エマルションインキが得
られる。分散剤として、分子内にカルボキシル基、スル
フォン酸基などの官能基を有し、顔料表面に吸着する一
般的な高分子化合物を用いた場合にはエマルションの崩
壊が生じ易いが、この理由は、油相と水相の界面に上記
高分子化合物が吸着し、エマルションの安定性を低下さ
せるためと考えられる。
【0021】本発明に用いられる第3アミン化合物は、
分子内に1個以上の
【0022】
【化1】
【0023】なる結合を有する化合物であり、例えば、 ポリビニルピロリドン
【0024】
【化2】
【0025】ポリエチレンイミン
【0026】
【化3】
【0027】アルキロールアミン塩
【0028】
【化4】
【0029】ポリN−アクロイルピロリジン
【0030】
【化5】
【0031】等の第3アミンを有する高分子化合物が挙
げられる。
【0032】第3アミン化合物の使用量には特に制限は
ないが、一般に第3アミン化合物は、高分子化合物であ
るため、使用量が増えると、増粘効果が顕著となる。こ
のような場合は、水不溶性着色剤を水相中に細かく分散
し、且つ安定に分散させることができる必要最低量で充
分であるため、分散剤によって適宜、その使用量を決定
することが好ましい。
【0033】なお、上記の水相中に添加する界面活性
剤、O/W型樹脂エマルション及び水溶性樹脂の中に
は、インキの油中水(W/O)型エマルションを崩壊さ
せる傾向のあるものも含まれるので、その選択には充分
注意する必要がある。
【0034】さらに、水相成分には、必要に応じて、湿
潤剤、電解質、防黴剤、酸化防止剤、水蒸発防止剤など
の水溶性添加物を含有させることができる。
【0035】一方、本発明において、油相成分は、不揮
発性溶剤、揮発性溶剤、樹脂成分および乳化剤などから
構成される。
【0036】不揮発性溶剤としては、モータオイル、ス
ピンドル油、マシン油、流動パラフィン等の鉱物油系、
オリーブ油、ヒマシ油、サラダ油等の植物油が用いら
れ、また揮発性溶剤としては公知の鉱物油系溶剤、植物
系溶剤が用いられる。不揮発性溶剤と揮発性溶剤の使用
割合は、油相と水相の配合比率により異なるが、重量比
(不揮発性溶剤/揮発性溶剤)で50〜95/50〜5
の範囲とするのが好ましい。
【0037】乳化剤は、W/O型エマルションを形成す
るために用いられ、非イオン性界面活性剤が好ましく用
いられる。かかる界面活性剤としては、例えばソルビタ
ンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソル
ビタンモノステアレート、ソルビタントリステアレー
ト、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレ
エート等のソルビタン高級脂肪酸エステル、脂肪酸モノ
グリセリド、脂肪酸ジグリセリド、及び高級アルコー
ル、アルキルフェノール、脂肪酸等の酸化エチレン付加
物等が挙げられる。これらの界面活性剤のHLBは1.5
〜6.0の範囲であることが好ましく、2.0〜4.0の範囲で
あることがより好ましい。HLBが1.5よりも小さい
と、界面活性能が低く、水相が微細に分散したW/O型エ
マルションを形成することは困難であり、HLBが6.0
よりも大きいと、界面活性能は高いがO/W型エマルショ
ン用乳化剤や湿潤剤として作用するためである。
【0038】樹脂成分としては、フェノール樹脂、マレ
イン樹脂、石油樹脂、ゴム誘導体樹脂、アルキッド樹脂
等が挙げられる。本発明にしたがって、エマルションイ
ンキの安定性を向上させるためには、これらの樹脂成分
をエマルションインキの総量に対して1〜30重量%、
好ましくは3〜15重量%使用することが望ましい。
【0039】本発明に用いられるW/O型エマルション
インキは、例えば10〜70重量%の油相成分に、90
〜30重量%の水相成分を徐々に添加して乳化させるこ
とにより製造される。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
以下の例中の部は重量部を意味する。
【0041】実施例1〜5、及び比較例1〜3 カーボンブラック又はフタロシアニンブルーを、表2及
び表3に示す配合で、横型ビーズミル(ピンタイプ・ベ
ッセル容量4リットル)中で表1に示す分散時間(ベッ
セル内に留まっている時間)だけ分散し、各種水不溶性
着色剤の水分散液を作製した。この時、ビーズミルのビ
ーズとしては、ジルコニアビーズ(粒径1.0mm、充
填率80%)を用いた。尚、表1中には、得られた水分
散液中の水不溶性着色剤の平均粒径と粒径1μm以下の
割合(面積換算)を示してある。この平均粒径及び粒径
1μm以下の割合は、遠心式粒径測定装置((株)堀場
製作所製CAPA-700)を用いて測定した。
【0042】一方、油相は表2及び表3に示す配合で各
成分を撹拌及び混合して調製した。この油相中に、徐々
に上記水不溶性着色剤の水分散液を加え、孔版印刷用エ
マルションインキを得た。この油中水(W/O)型エマル
ションの油相中に分散した水相の粒径は、クライオ装置
付きの電子顕微鏡((株)日本電子製JSM-5400LV)で凍
結割断したものを実測し、表4に示した。
【0043】比較例4 まず、表3に示す配合で油相成分を三本ロールで混合
し、油相中に水不溶性着色剤を分散させた。その後、こ
の油相中に水相成分を加え、孔版印刷用エマルションイ
ンキを得た。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】試験例 実施例1〜5及び比較例1〜4で得られた各孔版印刷用
エマルションインキを用いて孔版印刷機(リソグラフG
R275(登録商標)理想科学工業社製)により孔版印
刷を行い、エマルションインキの安定性、及び、得られ
た印刷物の評価を以下の方法により調べ、その結果を表
4に示した。
【0048】・エマルションの安定性の評価: (1)熱安定性:50℃恒温下で6カ月間放置した時の
粘度低下率((1)式参照)で評価を行った。 (2)機上安定性:作製されたエマルションインキを、
前記の印刷機内に入れ、製版を行っていない孔版印刷用
原紙をドラムに巻き付けて10,000枚印刷を行っ
た。この状態では孔版印刷用原紙には穿孔部がないた
め、インキはドラム外部には出ていけず、常にドラム内
で剪断力が負荷されている。この時の粘度低下率((1)
式参照)で評価を行った。 尚、粘度の測定は、B型粘度計で行った。
【0049】
【数1】
【0050】・印刷物の評価: (1)印刷濃度:印刷物のベタ部を反射式光学濃度計
(マクベス社製RD914)で測定を行った。 (2)光沢性:印刷物のベタ部を目視によって評価を行
った。
【0051】
【表4】
【0052】表1及び表4より、水不溶性着色剤の平均
粒径が1μm以下で、且つこの粒径1μm以下の水不溶
性着色剤の割合が面積換算で50%以上である場合に、
安定性の非常に高いエマルションが得られることがわか
る。また、水溶性着色剤の平均粒径が0.5μm以下であ
る場合は、水相の平均粒径が1μm以下で安定し且つ印
刷物の光沢性に優れたエマルションインキが得られるこ
とがわかる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、水相中に水不溶性着色
剤を含むW/O型エマルションインキにおいて、水相が
微細に安定して分散し、且つ、印刷濃度が高く、印刷の
光沢性にも優れた孔版印刷用エマルションインキが提供
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 佳宏 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相及び水相を有する油中水(W/O)型
    エマルションインキにおいて、前記水相中に水不溶性着
    色剤を含み、この水不溶性着色剤の平均粒径が1μm以
    下であり、かつ粒径1μm以下の水不溶性着色剤が該水
    不溶性着色剤の全量の面積換算で50%以上を占めるこ
    とを特徴とする孔版印刷用エマルションインキ。
  2. 【請求項2】 油相中に添加する乳化剤のHLBが1.5
    〜6.0の範囲である請求項1に記載の孔版印刷用エマル
    ションインキ。
  3. 【請求項3】 水相中に分散剤として第3アミン化合物
    を含有する請求項2に記載の孔版印刷用エマルションイ
    ンキ。
  4. 【請求項4】 水不溶性着色剤の平均粒径が0.5μm以
    下であり、かつ粒径1μm以下の水不溶性着色剤が該水
    不溶性着色剤の全量の面積換算で90%以上を占める請
    求項1に記載の孔版印刷用エマルションインキ。
  5. 【請求項5】 油相中に添加する乳化剤のHLBが1.5
    〜6.0の範囲である請求項4に記載のエマルションイン
    キ。
  6. 【請求項6】 水相中に分散剤として第3アミン化合物
    を含有する請求項5に記載の孔版印刷用エマルションイ
    ンキ。
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