JPH08302262A - 孔版印刷用エマルジョンインク - Google Patents

孔版印刷用エマルジョンインク

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JPH08302262A
JPH08302262A JP10760895A JP10760895A JPH08302262A JP H08302262 A JPH08302262 A JP H08302262A JP 10760895 A JP10760895 A JP 10760895A JP 10760895 A JP10760895 A JP 10760895A JP H08302262 A JPH08302262 A JP H08302262A
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oil
emulsion
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Sadanao Okuda
貞直 奥田
Yoshihiro Hayashi
佳宏 林
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Riso Kagaku Corp
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/03Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder
    • C09D11/037Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder characterised by the pigment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/023Emulsion inks
    • C09D11/0235Duplicating inks, e.g. for stencil printing

Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷用紙の種類や印刷用紙表面の凹凸の有無に
かかわらず、濃度の高い一定した品質の印刷画像が得ら
れ、かつ、インクの乾燥性に優れるとともに、インクの
滲み、裏抜けおよび裏移りのない孔版印刷用エマルジョ
ンインクを提供する。 【構成】(1) 油相および水相を有する油中水型エマルジ
ョンインクにおいて、前記油相中に体質顔料を含有させ
た孔版印刷用エマルジョンインク。(2) 体質顔料を全エ
マルジョンインク量に対して1〜50重量%含有させた前
記孔版印刷用エマルジョンインク。(3) 油相中に着色
剤、樹脂、不揮発性溶剤、揮発性溶剤および乳化剤を含
有する前記孔版印刷用エマルジョンインク。(4) 油相中
に樹脂、不揮発性溶剤、揮発性溶剤および乳化剤を含有
し、水相中に着色剤と水中油型樹脂エマルジョンおよび
/または水溶性高分子化合物とを含有する前記孔版印刷
用エマルジョンインク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は孔版印刷用エマルジョン
インクに関し、さらに詳しくは印刷用紙の種類や印刷用
紙表面の凹凸の有無にかかわらず、濃度の高い一定した
品質の印刷画像が得られ、かつ、インクの乾燥性に優れ
るとともに、インクの滲み、裏抜けおよび裏移りのない
孔版印刷用エマルジョンインクに関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷は、孔版印刷原紙を用いて製版
を行い、該原紙に形成された穿孔部からインクを供給し
て紙などの被印刷体に印刷を行うものであり、版の作製
が容易なことから幅広い分野で利用されている。孔版印
刷に用いるインクとしては、一般に油中水(W/O)型
エマルジョンインクが使用されている。このエマルジョ
ンインクの乾燥は、被印刷体である印刷用紙の内部にイ
ンク成分を浸透させるとともに、水成分を大気中に飛散
させることにより行われる(特開昭61−255967
号公報、特開昭64−14284号公報、特開平4−1
32777号公報、特開平5−117565号公報
等)。
【0003】しかしながら、従来のW/O型エマルジョ
ンインクでは、インク乾燥時にインク成分が印刷用紙の
内部に浸透し、同時に着色剤も印刷用紙内部に浸透して
しまうため、用紙表面に残る着色剤量が低下し、印刷濃
度が低下するという問題がある。また、インク中の着色
剤が印刷用紙内部に浸透することから、印刷用紙の裏面
から逆像の印刷画像が見える、いわゆるインクの裏抜け
現象が発生し易い。
【0004】また用紙内部へのインク成分の浸透速度が
用紙の種類によって異なるため、印刷に使用する用紙の
種類によって得られる印刷画像の濃度、インクの滲み、
裏抜けおよび裏移りの程度が変化するという欠点があ
る。すなわち、用紙の浸透速度が速い場合には、インク
成分が用紙表面にほとんど残らずに内部に浸透してしま
うため、印刷濃度が低下し、インクの裏抜けが多くなる
一方、インク成分が用紙表面に残らないことからインク
の裏移りは少なくなる。これに対し、浸透速度が遅い場
合には、インク成分が用紙表面に残り易いため、印刷画
像の印刷濃度が高くなり、裏抜けも少なくなるが、イン
ク成分が用紙表面に多く残るためインクの裏移りが多く
なる。従って、印刷用紙へのインクの浸透速度に左右さ
れずに高い濃度の印刷画像が得られると同時に、インク
の裏抜けおよび裏移りのない孔版印刷用エマルジョンイ
ンクが望まれている。
【0005】さらにエマルジョンインクの乾燥が用紙内
部へのインク成分の浸透によって行われることから、表
面に凹凸を有する印刷用紙を用いて孔版印刷を行うと、
用紙の種類によってはグロス調の印刷画像が得られにく
くなる。このような現象は上質紙や中質紙でも見られ、
特に下級紙で顕著である。従って、用紙表面の凹凸の有
無によって、得られる印刷画像の品質が異なることにな
り、このような現象は特にフルカラー印刷を行った場合
に顕著に現れる。さらにまた孔版印刷では、インクを原
紙の穿孔部から押出して印刷用紙に供給するため、イン
クにはある程度の粘性が付与されていなければならない
が、この粘性付与を油相成分に含有させる樹脂等の高分
子化合物で行うと、インクの浸透速度が低下し、裏移り
が生じ易くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、特願平
7−24373号において、印刷用紙へのインクの浸透
速度に左右されずに良好な印刷物を得ることができる水
相に体質顔料を含有させたW/O型の孔版印刷用エマル
ジョンインクを提案した。しかし、エマルジョンインク
の印刷用紙への浸透は油相の浸透した後に水相の浸透が
生じ、エマルジョンインクの浸透速度は油相成分に最も
影響を受けるため、体質顔料を水相に含有させてもイン
クの浸透速度ひいてはインクの乾燥性の向上が図れず、
インクの裏移り防止効果に限界のあることがわかった。
本発明の目的は、上記の技術の問題点を解決し、印刷用
紙の種類や印刷用紙表面の凹凸の有無にかかわらず、濃
度の高い一定した品質の印刷画像が得られ、かつ、イン
クの乾燥性に優れるとともに、インクの滲み、裏抜けお
よび裏移りのない孔版印刷用エマルジョンインクを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願で特許請求される発
明は以下のとおりである。 (1)油相および水相を有する油中水(W/O)型エマ
ルジョンインクにおいて、前記油相中に体質顔料を含有
させたことを特徴とする孔版印刷用エマルジョンイン
ク。 (2)体質顔料を全エマルジョンインク量に対して1〜
50重量%含有させたことを特徴とする請求項1記載の
孔版印刷用エマルジョンインク。 (3)油相中に着色剤、樹脂、不揮発性溶剤、揮発性溶
剤および乳化剤を含有することを特徴とする請求項1ま
たは2記載の孔版印刷用エマルジョンインク。 (4)油相中に樹脂、不揮発性溶剤、揮発性溶剤および
乳化剤を含有し、水相中に着色剤と水中油(O/W)型
樹脂エマルジョンおよび/または水溶性高分子化合物と
を含有することを特徴とする請求項1または2記載の孔
版印刷用エマルジョンインク。
【0008】本発明においては、W/O型エマルジョン
インクの油相成分中に体質顔料が含まれるため、油相成
分中の着色剤または水相成分中の着色剤を体質顔料とと
もに印刷用紙表面に効率よく留めおくことができ、印刷
濃度の低下が効果的に防止され、また印刷用紙内部に浸
透する着色剤量が少なくなり、インクの裏抜けが防止さ
れる。さらに油相成分中の液状成分が即座に体質顔料と
分離し、液状成分のみが用紙内部に浸透するため、油相
成分の浸透速度が速くなり、その結果、エマルジョンイ
ンクの浸透速度も速くなり、乾燥性が向上し、裏移りが
改善される。さらに本発明のインクによれば用紙表面の
凹凸がインクで埋められるため、表面の凹凸が少なくな
り、グロス調の印刷も可能となり、フルカラーで印刷を
行った場合でも印刷用紙の種類によらずほぼ同じような
画像が得られる。さらにまた孔版印刷用インクへの粘性
付与が体質顔料の種類を選んで添加することにより可能
となるため、油相中の樹脂成分等の高分子化合物で粘性
付与を行うよりも、インク浸透速度を落とさずに孔版印
刷に適したインクが得られる。
【0009】本発明におけるW/O型エマルジョンイン
クは、例えば10〜70重量%の油相(O)成分に、9
0〜30重量%の水相(W)成分を徐々に添加して乳化
させることにより製造される。本発明において、油相成
分には体質顔料が含まれる。この体質顔料は無着色の顔
料であり、着色するための着色剤とは異なるもので、印
刷用紙へのインク成分の浸透時に着色剤が用紙内部に浸
透するのを防止して印刷用紙表面に留める作用を有す
る。
【0010】体質顔料としては、水に不溶な微粒子であ
れば特に限定はないが、例えば白土、タルク、クレー、
ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタ
ン、アルミナホワイト、シリカ、カオリン、マイカ、水
酸化アルミニウム等の無機微粒子、ポリアクリル酸エス
テル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリスチレン、ポリシロキサン、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機微粒子または
これらの共重合体からなる微粒子が用いられる。
【0011】体質顔料の添加量はエマルジョンインクの
総量に対して1〜50重量%が好ましく、5〜20重量
%がより好ましい。体質顔料の添加量が少なすぎると得
られる印刷物の印刷濃度、裏抜け等への効果が小さくな
り、多すぎると孔版印刷に不適合な、いわゆる穿孔部か
らインクを押出し難いインクとなる。体質顔料の粒径
は、エマルジョンインクを崩壊しない程度であれば特に
限定はないが、油相成分中の体質顔料が着色剤とともに
用紙表面に留まり易くするためには、使用する用紙表面
の微細な孔径よりも大きくすることが好ましい。この粒
径が小さいと体質顔料が他の油相成分とともに用紙内部
まで浸透し、体質顔料添加の効果が少なくなる。例え
ば、上質紙を用いる場合には2〜3μm以上の粒径を有
する体質顔料を用いるのが好ましい。同様の観点から、
着色剤として粒径の大きいものを使用すればよいことに
なるが、着色剤の粒径を用紙表面の孔径よりも大きくす
ると発色性に悪影響を及ぼし、得られる印刷画像性が低
下し好ましくない。
【0012】油相成分には、体質顔料の他、着色剤、樹
脂、不揮発性溶剤、揮発性溶剤、乳化剤を含有させるこ
とができるが、水相成分に着色剤を含有させる場合に
は、油相成分から着色剤を除くことができる。上記着色
剤としては、公知の顔料が用いられる。例えば、モノク
ロ用としてファーネスカーボンブラック、ランプブラッ
ク、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカー
ボンブラック類、銅、鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム
等の金属類または金属酸化物、アゾ系、シアニン系、ジ
オキサジン系、キナクリドン系等の有機顔料が用いられ
る。油相成分中の樹脂は、体質顔料および油相中の着色
剤の分散性を向上させ、これらを印刷用紙に固着する作
用を有し、例えばフェノール樹脂、マレイン樹脂、石油
樹脂、アルキド樹脂等が用いられる。
【0013】また不揮発性溶剤としては、モータオイ
ル、スピンドル油、マシン油、流動パラフィン等の鉱物
油系、オリーブ油、ヒマシ油、サラダ油等の植物油が用
いられる。また揮発性溶剤としては、公知の鉱物油系溶
剤、植物油系溶剤が用いられる。これらの溶剤の使用割
合(不揮発性溶剤/揮発性溶剤)は、油相と水相の配合
比率により異なるが、重量比で50〜95/50〜5の
範囲とするのが好ましい。乳化剤は、W/O型エマルジ
ョンを構成するために用いられ、非イオン性界面活性剤
が好ましく用いられる。例えばソルビタン高級脂肪酸エ
ステル(例えばソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノパルミテート、ソルビタンモノスチアレート、ソル
ビタントリスチアレート、ソルビタンモノオレエート、
ソルビタンセスキオレエート等)、脂肪酸モノグリセリ
ド、脂肪酸ジグリセリド、および高級アルコール、アル
キルフェノール、脂肪酸等の酸化エチレン付加物等が挙
げられる。
【0014】本発明における水相成分には、水相成分に
着色剤が含まれる場合には着色剤の分散性および紙に対
する固着性を向上させるため、O/W型樹脂エマルジョ
ンおよび/または水溶性高分子化合物を含有させるのが
好ましい。着色剤としては上記油相成分で用いたものが
用いられる。O/W型樹脂エマルジョンとしては、ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体、ポリメタクリル酸エ
ステル、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸エステル
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリ
デン−アクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の樹
脂エマルジョンが用いられる。また水溶性高分子化合物
としては、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン−ポリビニ
ルアルコール共重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリ
ビニルエーテル、ポリアクリルアミド、アラビアゴム、
澱粉、水溶性ウレタン等が用いられる。
【0015】水相成分中の樹脂成分の添加量は、エマル
ジョンインクの総量に対して固形分換算で20重量%以
下が好ましく、10重量%以下がより好ましい。樹脂成
分の添加量が多すぎると版にインクを載せて長期放置す
ると、版上の穿孔部分で樹脂成分が皮膜を作り、印刷時
のインクの通過を阻止することがある。また水相成分に
は、水に対する着色剤の濡れ性や分散性等を改良するた
め、界面活性剤等を含有させることができる。また必要
に応じて湿潤剤、電解質、防黴剤、酸化防止剤、水蒸発
防止剤などの水溶性添加物を含有させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
例中の部は重量部を意味する。 実施例1 表1に示す配合により下記の方法で(W/O)型エマル
ジョンインクを調整した。まず、アルキド樹脂、ファー
ネスカーボンブラックおよびソルビタンモノオレエート
を加えて充分攪拌し、次いで3本ロールで充分混練し
た。次に炭酸カルシウムを6号ソルベントおよびソルビ
タンモノオレエートに加えて充分攪拌し、ボールミル
(ステンレス球、24時間)で分散を行い、これに上記
で得られた混練物を加えて混合した後、#40モーター
オイルを加えて充分攪拌して油相を得た。次いでこの油
相中に水およびエチレングリコールからなる水溶液を徐
々に添加しながら攪拌機で攪拌して乳化させて油中水型
エマルジョンインクを作製した。なお、表1に示した体
質顔料の平均粒径は、遠心式粒径測定装置(CAPA−
700:堀場製作所製)で測定した。
【0017】実施例2、3および比較例1 実施例1において、体質顔料として酸価チタンおよびシ
リカをそれぞれ用い(実施例2、3)、また体質顔料を
用いずに(比較例1)表1に示す配合とした以外は実施
例1と同様にしてエマルジョンインクを得た。なお、酸
化チタンおよびシリカは表面を疎水化処理したものを使
用した。 実施例4 実施例1において、油相成分から着色剤を除き、水相成
分として、表1に示す配合の着色剤、分散剤、O/W型
エマルジョン、水およびエチレングリコールを用いた以
外は実施例1と同様の方法でエマルジョンインクを得
た。 比較例2 実施例1において、油相成分から着色剤および樹脂を除
き、水相成分として、表1に示す配合の着色剤、分散
剤、O/W型エマルジョン、水およびエチレングリコー
ルを用いた以外は実施例1と同様の方法でエマルジョン
インクを得た。
【0018】
【表1】
【0019】<試験例>実施例1〜4および比較例1、
2で得られた各孔版印刷用エマルジョンインクを用いて
孔版印刷機(リソグラフRC115D(登録商標)理想
科学工業社製)により孔版印刷を上質紙に行った。得ら
れた印刷物の印刷濃度、裏抜け、裏移りおよび滲みの評
価と、表面に凹凸を有する下級紙(更紙)に印刷を行っ
たときの印刷濃度を以下の方法により調べ、その結果を
表2に示した。 (1) 印刷濃度:印刷されたベタ部分の印刷濃度をOD計
(RD920/マクベス社製)で測定した。 (2) 裏抜け:印刷されたベタ部分の裏面側の濃度をOD
計(同上)で測定した。 (3) 裏移り:連続で100枚の印刷を行った後、印刷面
の逆側の汚れを目視で評価を行った。裏移りが発生して
いない場合を○、裏移りが発生した場合を×で評価し
た。 (4) 滲み:顕微鏡(80倍)を用いてインクの付着した
部分の滲み状態を観察し、滲みがほとんどない場合には
○、滲みが目立つ場合は×で評価した。 (5) 下級紙の印刷濃度:(1) と同じ方法で評価を行っ
た。
【0020】
【表2】 表2から、実施例1〜4では比較例1、2よりも印刷濃
度が高く、裏抜けおよび滲みに優れ、また下級紙に印刷
を行っても印刷濃度が高くなることがわかった。また、
インクの浸透速度を表わす裏移りも低減することができ
た。
【0021】
【発明の効果】本願請求項1〜4に記載の孔版印刷用エ
マルジョンインクによれば、油相中に体質顔料を含んで
いるため、印刷濃度が高く、かつインクの裏抜けや滲み
等が生じることもなく、インク乾燥速度を速くすること
ができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相および水相を有する油中水(W/
    O)型エマルジョンインクにおいて、前記油相中に体質
    顔料を含有させたことを特徴とする孔版印刷用エマルジ
    ョンインク。
  2. 【請求項2】 体質顔料を全エマルジョンインク量に対
    して1〜50重量%含有させたことを特徴とする請求項
    1記載の孔版印刷用エマルジョンインク。
  3. 【請求項3】 油相中に着色剤、樹脂、不揮発性溶剤、
    揮発性溶剤および乳化剤を含有することを特徴とする請
    求項1または2記載の孔版印刷用エマルジョンインク。
  4. 【請求項4】 油相中に樹脂、不揮発性溶剤、揮発性溶
    剤および乳化剤を含有し、水相中に着色剤と水中油(O
    /W)型樹脂エマルジョンおよび/または水溶性高分子
    化合物とを含有することを特徴とする請求項1または2
    記載の孔版印刷用エマルジョンインク。
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