JPH09249398A - ロードスタビライザーのロック構造 - Google Patents

ロードスタビライザーのロック構造

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Publication number
JPH09249398A
JPH09249398A JP5892296A JP5892296A JPH09249398A JP H09249398 A JPH09249398 A JP H09249398A JP 5892296 A JP5892296 A JP 5892296A JP 5892296 A JP5892296 A JP 5892296A JP H09249398 A JPH09249398 A JP H09249398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging
backrest
press plate
load
pressing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5892296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5892296A priority Critical patent/JPH09249398A/ja
Publication of JPH09249398A publication Critical patent/JPH09249398A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードスタビライザーにおける押え板をバッ
クレストに兼用して使用するとき、操作レバーに誤操作
があった場合であっても、上記押え板によってフォーク
上の積荷を押し出すことのないように安全の向上を図っ
たロードスタビライザーのロック構造を提供することで
ある。 【解決手段】 フォークリフトにおけるフォーク1上の
荷物を押え可能の押え板21を上下に回動可能に備えて
なるロードスタビライザーのロック構造にして、前記フ
ォーク1を支持するフィンガーバー5を一体的に備えた
バックレスト3に、係合凸部35又は係合凹部33を設
け、前記押え板21の先端部に、上記係合凸部35又は
係合凹部33に上方向から係合可能の係合凹部33又は
係合凸部35を設けてなり、かつ係合凸部35又は係合
凹部33の少なくとも一方の形状を、係合凸部35と係
合凹部33との係合時に自動調芯機能を有する斜面33
Sをほぼ対称に備えた形状に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトに
おけるフォーク上の積荷の安定を図るべく上記積荷を上
方向から押える押え板を上下動可能に備えたロードスタ
ビライザーのロック構造に係り、さらに詳細には、前記
押え板をバックレストに兼用して使用する際に、操作レ
バーの誤操作時においても前記押え板によって積荷を押
し出すことのないように安全の向上を図ったロードスタ
ビライザーのロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る先行例として、例えば実開
昭57−594号及び実開昭60−137799号等が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記実開昭57−59
4号(以下単に先行例1と称す)においては、フォーク
リフト上の積荷を上方から押える押え板を、機械的なロ
ック機構によって水平状態にロックし、上記押え板を水
平状態に保持したまま上下動用の油圧シリンダの作用に
よって上下動するように構成してあり、上記押え板を使
用しないときには、前記ロック機構によるロックを解除
して、押え板の先端部を下方向に回動し、押え板をほぼ
垂直状に折り畳むように構成してある。
【0004】前記実開昭60−137799号(以下単
に先行例2と称す)においては、押え板を上下動するた
めの油圧シリンダとは別個に、上記押え板を水平状態と
垂直状態とに切り換えるための折り畳み用シリンダを備
えた構成である。
【0005】前記先行例1,2に示すごとき構成におい
ては、押え板を垂直状に折り畳んだ状態においてフォー
ク上に積荷をした後、油圧シリンダを操作するための操
作レバーに誤操作があると、前記押え板が水平状態にな
るように回動作動し、ときとして、フォーク上の積荷を
前方に押し出すことがある。
【0006】また、先行例1,2のごとき構成において
は、押え板を垂直状に折り畳んだとき、押え板はバック
レストの前側に位置し、フロントオーバーハング(前輪
の接地点からフォーク上の荷物までの水平方向の寸法)
が大きくなるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題点に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の
発明は、フォークリフトにおけるフォーク上の荷物を押
え可能の押え板を上下に回動可能に備えてなるロードス
タビライザーのロック構造にして、前記フォークを支持
するフィンガーバーを一体的に備えたバックレストに、
係合凸部又は係合凹部を設け、前記押え板の先端部に、
上記係合凸部又は係合凹部に上方向から係合可能の係合
凹部又は係合凸部を設けてなるものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、係合凸部又は係合凹部の少なくとも一
方の形状を、係合凸部と係合凹部との係合時に自動調芯
機能を有する斜面をほぼ対称に備えた形状に形成してな
るものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、係合凸部と係合凹部との係合時
に、バックレストの前面と押え板の前面とがほぼ一致す
る構成である。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、フォークリフ
トにおけるフォーク上の荷物を押え可能の押え板を上下
に回動可能に備えてなるロードスタビライザーのロック
構造にして、前記フォークを支持するフィンガーバーを
一体的に備えたバックレストに、係合凸部又は係合凹部
を設け、前記押え板の先端部に、上記係合凸部又は係合
凹部に上方向から係合可能の係合凹部又は係合凸部を設
けてなるものであるから、前記係合凹部と係合凸部とが
係合した状態においては、押え板は前後方向に移動不可
能であり、仮に操作レバーの誤操作があった場合でも、
押え板の作動が確実に防止され、フォーク上の積荷を押
し出すようなことがないものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、係合凸部又は係合凹部の少なくとも一
方の形状を、係合凸部と係合凹部との係合時に自動調芯
機能を有する斜面をほぼ対称に備えた形状に形成してな
るものであるから、係合凸部と係合凹部との係合時に
は、係合部に間隙を生じるようなことがなく、ガタ付き
を防止することができると共に、バックレストに対する
押え板の位置を正確に保持することができ、例えばバッ
クレストの前面と押え板の前面とに段差のないように揃
えることが容易なものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、係合凸部と係合凹部との係合時
に、バックレストの前面と押え板の前面とがほぼ一致す
る構成であるから、フォーク上の積荷をバックレスト及
び押え板に当接したとき、積荷に段差を生じて乱れるよ
うなことがないものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照するに、フォ
ークリフト(全体構成は図示省略)におけるフォーク1
は、バックレスト3に水平にかつ一体に備えた上下のフ
ィンガーバー5の前側に左右方向に位置調節可能に取付
けてある。前記バックレスト3は、左右両側に立設した
柱状のサイドバックレスト7を、左右方向に延伸したク
ロスメンバー8及び前記フィンガーバー5の両端部を溶
接することによって一体化してある。
【0014】上記バックレスト3の後側には、左右に離
隔して左右のガイドレール9が一体的に固定してあり、
この左右のガイドレール9は、例えば溝形鋼における溝
が互いに対向するように設ける。そして、左右のガイド
レール9の内側には左右のスライドレール11(図2参
照)が上下動可能に案内されている。
【0015】上記左右のガイドレール9の上部内側面に
は、先端部が前記バックレスト3の上方位置へ突出し逆
L字形状のブラケット13が一体的に固定してあり、両
ブラケット13は連結ビーム15を介して一体的に連結
してある。
【0016】前記ガイドレール9に対してスライドレー
ル11を上下動するために、上下作動装置の一例として
上下動用流体圧シリンダ17が設けてある。このシリン
ダ17に上下動可能に備えたピストンロッド17Rの先
端部は、ピン19を介して前記連結ビーム15に連結し
てある。したがって、上記流体圧シリンダ17を作動す
ることにより、ガイドレール9に対してスライドレール
11が上下動されるものである。
【0017】前記左右のブラケット13の間には、前記
フォーク1上の積荷を上方から押えるための押え板21
の基部側がピン23を介して上下に回動可能に支持され
ている。この押え板21を、積荷を押えるためのほぼ水
平な状態と先端部が下ったほぼ垂直な状態に回動するた
めに、前記左右のスライドレール11の間に回転作動装
置としての回動用シリンダ25が配置してある。
【0018】この回転用シリンダ25はスライドレール
11と一体的に支持されて上下動するもので、この回転
用シリンダ25に上下動可能に備えたピストンロッド2
5Rの先端部は、前記押え板21の基部側に固定したL
形のブラケット27の先端部にピン29を介して連結し
てある。
【0019】上記構成により、回転用シリンダ25にお
けるピストンロッド25Rを上下動することにより、押
え板21はピン23を支点として上下に回動されるもの
であり、前記ブラケット13に設けたストッパ31に前
記ブラケット27を当接したとき、押え板21は水平状
に保持される。
【0020】前記回転用シリンダ25におけるピストン
ロッド25Rを上昇せしめて押え板21の先端部を下方
向に回動すると、押え板21は前記バックレスト3にお
ける左右のサイドバックレスト7の間に入り込む。この
際、バックレスト3の前面と押え板21の前面(水平状
態にあるときの上面)とがほぼ一致するものである。上
述のごとく押え板21が垂直状となった際に、押え板2
1をバックレスト3に一体的に固定するために、前記押
え板21の先端部には係合凹部33が設けてあり、バッ
クレスト3における前記クロスメンバー8の上面には、
上記係合凹部33と係合離脱可能の係合凸部35が設け
てある。
【0021】図4に示すように、前記係合凹部33は、
係合凸部35との係合時に、バックレスト3の前面3F
と押え板21の前面21Fとをほぼ一致せしめるべく自
動調芯機能を有する斜面33Sを対称に備えた形状,本
例においては三角形状に形成してある。
【0022】以上のごとき構成において、図2に示すよ
うに、押え板21が水平な状態にあるとき、流体圧シリ
ンダ17のピストンロッド17Rを引込み作動すること
により、押え板21を下降してフォーク1上の積荷を上
方から押えて安定化を図ることができる。
【0023】前記押え板21を折り畳むときは、流体圧
シリンダ17の作動によって押え板21を上昇せしめた
状態に保持し、この状態において回転用シリンダ25の
ピストンロッド25Rを突出作動することにより、押え
板21の先端部を下方向に回動することができる。
【0024】上述のごとく押え板21を下方向に回動す
ると、押え板21は、バックレスト3における左右のサ
イドバックレスト7の間に位置し、押え板21の先端部
に備えた係合凹部33がバックレスト3に備えた係合凸
部35に対向する態様となる。したがって、次に流体圧
シリンダ17を作動しスライドレール11を介して押え
板21を下降すると、前記係合凸部35に対して係合凹
部33が上方向から係合することになる。
【0025】上述のごとく係合凹部33と係合凸部35
とが係合した状態においては、バックレスト3の前面3
Fと押え板21の前面21Fとが一致した状態にあり、
かつ回動用シリンダ25を誤作動した場合であっても、
押え板21は機械的に固定された状態にあり、回動され
るようなことがないものである。また、係合凹部33と
係合凸部35との間には前後方向の間隙がない状態に係
合するので、バックレスト3に対して押え板21が前後
にガタ付くようなことがないものである。
【0026】したがって、押え板21を垂直状に折り畳
んだ状態にあるとき、フォーク1上の積荷をバックレス
ト3に直接当接することが可能であり、フロントオーバ
ーハングが大きくなることがないと共に積荷に前後方向
の段差を生じることがなく、さらに誤作動によってフォ
ーク1上の積荷を押え板21でもって押し出すようなこ
とがないものである。
【0027】なお、本発明は前述のごとき実施の形態に
限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の
態様でもって実施できるものである。例えば、押え板の
先端側に係合凸部を設け、バックレスト側に係合凹部を
設ける構成とすることもできる。
【0028】さらに、係合凹部と係合凸部の係合時に自
動調芯機能を奏する構成として、係合凹部又は係合凸部
の少なくとも一方を、断面形状が三角形状,台形状等の
ごとき形状を呈する形状に形成すれば良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を概略的に示した主要部の斜
視説明図である。
【図2】本発明の実施形態の主要部で押え板が水平状に
保持されている状態を示す側面説明図である。
【図3】押え板を垂直にした場合を示す側面説明図であ
る。
【図4】係合凹部と係合凸部との係合状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 フォーク 3 バックレスト 7 サイドバックレスト 8 クロスメンバー 9 ガイドレール 11 スライドレール 17 上下動用流体圧シリンダ 21 押え板 25 回動用シリンダ 33 係合凹部 35 係合凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトにおけるフォーク上の荷
    物を押え可能の押え板を上下に回動可能に備えてなるロ
    ードスタビライザーのロック構造にして、前記フォーク
    を支持するフィンガーバーを一体的に備えたバックレス
    トに、係合凸部又は係合凹部を設け、前記押え板の先端
    部に、上記係合凸部又は係合凹部に上方向から係合可能
    の係合凹部又は係合凸部を設けてなることを特徴とする
    ロードスタビライザーのロック構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、係合凸
    部又は係合凹部の少なくとも一方の形状を、係合凸部と
    係合凹部との係合時に自動調芯機能を有する斜面をほぼ
    対称に備えた形状に形成してなることを特徴とするロー
    ドスタビライザーのロック構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    係合凸部と係合凹部との係合時に、バックレストの前面
    と押え板の前面とがほぼ一致する構成であることを特徴
    とするロードスタビライザーのロック構造。
JP5892296A 1996-03-15 1996-03-15 ロードスタビライザーのロック構造 Pending JPH09249398A (ja)

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JP5892296A JPH09249398A (ja) 1996-03-15 1996-03-15 ロードスタビライザーのロック構造

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JP (1) JPH09249398A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1655262A1 (de) * 2004-10-13 2006-05-10 Jungheinrich Aktiengesellschaft Lasthaltevorrichtung für Hublader

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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