JPH09249179A - バーハンドル車両用ブレーキ装置 - Google Patents

バーハンドル車両用ブレーキ装置

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JPH09249179A
JPH09249179A JP5887896A JP5887896A JPH09249179A JP H09249179 A JPH09249179 A JP H09249179A JP 5887896 A JP5887896 A JP 5887896A JP 5887896 A JP5887896 A JP 5887896A JP H09249179 A JPH09249179 A JP H09249179A
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JP
Japan
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piston
brake
rear wheel
wheel brake
input
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Pending
Application number
JP5887896A
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English (en)
Inventor
Isao Matsuno
功 松野
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキレバー及びブレーキペダルの双方で
作動する後輪ブレーキの配管構造を単純化し、かつ、ブ
レーキレバーによる制動力を向上させる。 【解決手段】 リアマスタシリンダ7のシリンダ孔13
の底部側に第1ピストン14を、開口端側に第2ピスト
ン15をそれぞれ配置し、第1ピストン14の先端とシ
リンダ孔13の底部との間に出力液圧室16を画成し、
第2ピストン15をブレーキペダル20で押動するとと
もに、両ピストン14,15間に入力液圧室17を形成
し、バーハンドル2のクラッチレバー側グリップ9近傍
に設けた後輪ブレーキ用ブレーキレバー11のマスタシ
リンダ18からの入力ポート19を入力液圧室17に開
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーハンドル車両
用ブレーキ装置に関し、詳しくは後輪ブレーキをブレー
キレバー及びブレーキペダルの双方で作動するバーハン
ドル車両用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バーハンドル車両では、前輪ブレーキを
バーハンドルに設けたブレーキレバーを右手で握ること
によりで作動し、後輪ブレーキをブレーキペダルを右足
で踏むことにより作動するのが一般的であるが、高度な
テクニックを要求されるコーナリング等の場合、右足で
ブレーキペダルを十分に踏むのが困難なことがある。
【0003】このため、例えば、特開平6−32116
3号公報に示されるように、ブレーキペダルで後輪ブレ
ーキを作動する系統の外に、バーハンドルのクラッチレ
バー側グリップ近傍に設けた後輪ブレーキ用ブレーキレ
バーを左手で操作して後輪ブレーキを作動する系統を設
けたものがある。
【0004】また、特開昭58−81881号公報に示
されるように、リアマスタシリンダのシリンダ孔内に、
ブレーキペダルで作動するピストンともう1つのピスト
ンを離間して配置し、奥側のピストンの先端とシリンダ
孔底部との間に、前輪ブレーキを作動する第1出力液圧
室を、両ピストン間に、後輪ブレーキを作動する第2出
力液圧室をそれぞれ画成するとともに、ブレーキペダル
で押動されるピストンをバーハンドルに設けたブレーキ
レバーのマスタシリンダに発生する液圧で作動するよう
に構成し、ブレーキペダル及びブレーキレバーのいずれ
か一方若しくは双方で制動作用を行えるようにしたもの
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の構成
では、後輪ブレーキに2つの制動用アクチュエータを必
要とし、アクチュエータを1つにしてそれぞれの配管を
合流する場合には、それぞれの配管系に逆止弁を設けな
ければならない。また、後者の構成では、ブレーキレバ
ーのマスタシリンダに発生する液圧が入力される入力液
圧室が、ピストンの大径部と小径部の間に形成されるた
め、ピストンの受圧面積が小さく、ブレーキレバーによ
る制動力に限界がある。
【0006】そこで本発明は、ブレーキレバー及びブレ
ーキペダルの双方で作動する後輪ブレーキの配管構造を
単純化するとともに、ブレーキレバーによる制動力を向
上させたバーハンドル車両用ブレーキ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、リアマスタシリンダのシリンダ孔内に
ピストンを嵌挿し、該ピストンの先端と前記シリンダ孔
の底部との間に出力液圧室を画成し、シリンダ孔の開口
端側からピストンをブレーキペダルで押動して、前記出
力液圧室に発生する液圧により後輪ブレーキを作動する
とともに、バーハンドルのクラッチレバー側グリップ近
傍に設けた後輪ブレーキ用ブレーキレバーのマスタシリ
ンダに発生する液圧により後輪ブレーキを作動するバー
ハンドル車両用ブレーキ装置において、前記シリンダ孔
の底部側に第1ピストンを、開口端側に第2ピストンを
それぞれ配置し、両ピストン間に入力液圧室を形成し、
該入力液圧室に前記マスタシリンダからの入力ポートを
開設したことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動二輪車に適用
した実施形態例を図面に基づいて説明する。自動二輪車
のブレーキ装置1は、バーハンドル2の右側のグリップ
3近傍に設けられたブレーキレバー4のマスタシリンダ
5に発生する液圧により作動する前輪ブレーキ6と、リ
アマスタシリンダ7に発生する液圧により作動する後輪
ブレーキ8とで構成されており、バーハンドル2の左側
のグリップ9近傍には、クラッチレバー10と後輪ブレ
ーキ用ブレーキレバー11が設けられている。
【0009】リアマスタシリンダ7は、シリンダボディ
12にシリンダ孔13を形成している。このシリンダ孔
13は、底部側を大径に開口端側を小径にそれぞれ形成
し、底部側に第1ピストン14を配置し、該第1ピスト
ン14に連続して開口端側に第2ピストン15を配置
し、第1ピストン14の先端とシリンダ孔13底部との
間に出力液圧室16を画成している。
【0010】また、第1ピストン14と第2ピストン1
5との間に入力液圧室17を形成し、該入力液圧室17
に、前記後輪ブレーキ用ブレーキレバー11のマスタシ
リンダ18からの入力ポート19を開設している。さら
に、第2ピストン15の開口端側に、ブレーキペダル2
0の回動によって第2ピストン15を押動するプッシュ
ロッド21が当接している。
【0011】このように構成されたリアマスタシリンダ
7は、ブレーキペダル20の回動によってプッシュロッ
ド21が第2ピストン15を押動すると、第1ピストン
14が第2ピストン15に押されてシリンダ孔13の底
部側へ移動し、出力液圧室16に液圧を発生し、この液
圧が配管22を介して後輪ブレーキ8のキャリパ23に
伝達され、後輪ブレーキ8を制動する。
【0012】また、後輪ブレーキ用ブレーキレバー11
を握ると、マスタシリンダ18に液圧が発生し、この液
圧が配管24を介して入力液圧室17に伝達され、第1
ピストン14のみがシリンダ孔13の底部側へ移動し、
出力液圧室16に液圧を発生して後輪ブレーキ8を制動
する。
【0013】したがって、ブレーキペダル20からの入
力による制動作用が十分でない場合でも、後輪ブレーキ
用ブレーキレバー11からの入力による制動作用が行え
る。また、どちらの入力による場合も、1つの出力液圧
室16から配管22を介して後輪ブレーキ8を制動する
から、配管構造を単純化することができる。さらに、出
力液圧室16に液圧を発生する第1ピストン14が、大
径に形成されているシリンダ孔13の底部側に配置され
ているので、第1ピストン14の液圧受圧面積が大きい
から、十分な制動力を確保できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバーハン
ドル車両用ブレーキ装置は、リアマスタシリンダのシリ
ンダ孔の底部側に第1ピストンを、開口端側に第2ピス
トンをそれぞれ配置し、第1ピストンの先端とシリンダ
孔の底部との間に出力液圧室を画成し、第2ピストンを
ブレーキペダルで押動するとともに、両ピストン間に入
力液圧室を形成し、バーハンドルのクラッチレバー側グ
リップ近傍に設けた後輪ブレーキ用ブレーキレバーのマ
スタシリンダからの入力ポートを入力液圧室に開設した
ので、ブレーキペダルからの入力では、第2ピストンが
第1ピストンを押して出力液圧室に液圧を発生し、ま
た、後輪ブレーキ用ブレーキレバーからの入力では、第
1ピストンのみが移動して出力液圧室に液圧を発生し、
どちらの入力による場合でも後輪ブレーキを制動する。
【0015】したがって、ブレーキペダルからの入力に
よる制動作用が十分でない場合でも、後輪ブレーキ用ブ
レーキレバーからの入力による制動作用が行える。ま
た、どちらの入力による場合も、1つの出力液圧室から
後輪ブレーキを制動するから、配管構造を単純化するこ
とができる。さらに、出力液圧室に液圧を発生する第1
ピストンの液圧受圧面積が大きいから、十分な制動力を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例を示すブレーキ装置の
概略図である。
【符号の説明】
1…ブレーキ装置、2…バーハンドル、7…リアマスタ
シリンダ、8…後輪ブレーキ、11…後輪ブレーキ用ブ
レーキレバー、13…シリンダ孔、14…第1ピスト
ン、15…第2ピストン、16…出力液圧室、17…入
力液圧室、18…後輪ブレーキ用ブレーキレバー11の
マスタシリンダ、19…入力ポート、20…ブレーキペ
ダル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアマスタシリンダのシリンダ孔内にピ
    ストンを嵌挿し、該ピストンの先端と前記シリンダ孔の
    底部との間に出力液圧室を画成し、シリンダ孔の開口端
    側からピストンをブレーキペダルで押動して、前記出力
    液圧室に発生する液圧により後輪ブレーキを作動すると
    ともに、バーハンドルのクラッチレバー側グリップ近傍
    に設けた後輪ブレーキ用ブレーキレバーのマスタシリン
    ダに発生する液圧により後輪ブレーキを作動するバーハ
    ンドル車両用ブレーキ装置において、前記シリンダ孔の
    底部側に第1ピストンを、開口端側に第2ピストンをそ
    れぞれ配置し、両ピストン間に入力液圧室を形成し、該
    入力液圧室に前記マスタシリンダからの入力ポートを開
    設したことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ装
    置。
JP5887896A 1996-03-15 1996-03-15 バーハンドル車両用ブレーキ装置 Pending JPH09249179A (ja)

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JP5887896A JPH09249179A (ja) 1996-03-15 1996-03-15 バーハンドル車両用ブレーキ装置

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JP (1) JPH09249179A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2055625A1 (en) * 2007-10-30 2009-05-06 Kwang Yang Motor Co., Ltd. Disk brake device for an all-terrain vehicle
US11124264B2 (en) * 2019-05-29 2021-09-21 Charles Robert Schueller Hydraulically actuated auxiliary brake system for motorcycles

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2055625A1 (en) * 2007-10-30 2009-05-06 Kwang Yang Motor Co., Ltd. Disk brake device for an all-terrain vehicle
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02