JPH0924881A - 自動二輪車の後輪支持構造 - Google Patents

自動二輪車の後輪支持構造

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JPH0924881A
JPH0924881A JP17503295A JP17503295A JPH0924881A JP H0924881 A JPH0924881 A JP H0924881A JP 17503295 A JP17503295 A JP 17503295A JP 17503295 A JP17503295 A JP 17503295A JP H0924881 A JPH0924881 A JP H0924881A
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JP
Japan
Prior art keywords
bracket
brake caliper
rear wheel
shaft
caliper bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP17503295A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yamano
敦 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0924881A publication Critical patent/JPH0924881A/ja
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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リヤアクスルシャフトを引き抜いてもブレーキ
キャリパブラケットが脱落せず、後輪着脱時の作業性の
よい自動二輪車の後輪支持構造を提供するにある。 【解決手段】スイングアーム17の左右のアーム部18
L,18R後端部間に架設されたリヤアクスルシャフト
19により後輪20およびブレーキキャリパブラケット
25を軸支した自動二輪車において、右側アーム部18
L,18R後端部にはシャフト孔26Rが形成され、こ
のシャフト孔26Rにブラケット支持スペーサ33が挿
通されると共に、このブラケット支持スペーサ33は、
その軸方向長さがブレーキキャリパブラケット25の軸
支部25aを充分保持し得る長さに設定される一方、ブ
ラケット支持スペーサ33の外周面には周方向に周溝3
4が形成されると共に、ブレーキキャリパブラケット2
5の軸支部25a内周面には係止部材36が設けられ、
この係止部材36を周溝34に係止させてブレーキキャ
リパブラケット25を保持したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車の後輪支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動二輪車の後輪は、スイング
アームの左右のアーム部後端部間に架設されたリヤアク
スルシャフトにより回動自在に支持されている。リヤア
クスルシャフトは、例えば左側アーム部後端部、後輪の
ホイールハブ、そして右側アーム部後端部の順に挿通さ
れ、その端部にナットをネジ結合することによりスイン
グアームに固着されている。
【0003】ところで、後輪にディスクブレーキ装置を
備えたものは、そのブレーキキャリパがブラケットを介
してリヤアクスルシャフトに軸支されている。そして、
ブレーキキャリパブラケットは、一般にホイールハブと
右側アーム部後端部との間に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後輪の
取外し時にリヤアクスルシャフトを引き抜くと、後輪と
共にブレーキキャリパブラケットも脱落する。そのた
め、再び後輪をスイングアームに取付ける際にブレーキ
キャリパブラケットを手で保持しておかなければなら
ず、作業性が悪い。
【0005】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、リヤアクスルシャフトを引き抜いてもブレーキ
キャリパブラケットが脱落せず、後輪着脱時の作業性の
よい自動二輪車の後輪支持構造を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の後輪支持構造は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、スイングアームの左右のアー
ム部後端部間に架設されたリヤアクスルシャフトにより
後輪およびブレーキキャリパブラケットを軸支した自動
二輪車において、上記アーム部後端部にはシャフト孔が
形成され、このシャフト孔にブラケット支持スペーサが
挿通されると共に、このブラケット支持スペーサは、そ
の軸方向長さが上記ブレーキキャリパブラケットの軸支
部を充分保持し得る長さに設定される一方、上記ブラケ
ット支持スペーサの外周面には周方向に周溝が形成され
ると共に、上記ブレーキキャリパブラケットの軸支部内
周面には係止部材が設けられ、この係止部材を上記周溝
に係止させて上記ブレーキキャリパブラケットを保持し
たものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0008】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す右側面図である。図1に示すように、この自
動二輪車1は車体フレーム2を有し、この車体フレーム
2の上方には燃料タンク3が、そしてこの燃料タンク3
の後方には運転シート4がそれぞれ設けられる。また、
自動二輪車1の前部はカウリング5により覆われてお
り、このカウリング5内に図示しないエンジンが配置さ
れる。
【0009】車体フレーム2の前方にはヘッドパイプ6
が設けられ、このヘッドパイプ6にはステアリング機構
7が設けられる。このステアリング機構7には、その先
端にフロントアクスルシャフト8を介して前輪9を回動
自在に支持するフロントフォーク10やハンドルバー1
1等が設けられ、ハンドルバー11により前輪9が左右
に回動自在に操舵される。
【0010】前輪9には、そのフロントホイール12の
ハブ12aに回転一体に取り付けられたブレーキディス
ク13や、フロントフォーク10に取り付けられたブレ
ーキキャリパ14等からなるフロントディスクブレーキ
装置15が設けられる。
【0011】一方、車体フレーム2の中央下部に架設さ
れたピボット軸16にはスイングアーム17がピボット
軸16廻りにスイング自在に枢着される。スイングアー
ム17は、後方に向かって開口する例えば平面視略U字
状に形成され、その左右のアーム部18L,18R後端
部間に架設されたリヤアクスルシャフト19により後輪
20が回動自在に軸支される。
【0012】図2は、図1のII−II線に沿う後輪2
0の断面図である。図1および図2に示すように、後輪
20には、そのリヤホイール21のハブ21aに回転一
体に取り付けられたブレーキディスク22や、ブレーキ
キャリパ23等から構成されるリヤディスクブレーキ装
置24が設けられる。ブレーキキャリパ23は、ブレー
キキャリパブラケット25を介してリヤアクスルシャフ
ト19に軸支される。
【0013】リヤアクスルシャフト19は、例えば図に
おける左側アーム部18L後端部に形成されたシャフト
孔26L、リヤホイールハブ21a、ブレーキキャリパ
ブラケット25の軸支部25a、そして右側アーム部1
8R後端部に形成されたシャフト孔26Rの順に挿通さ
れ、その端部に形成されたねじ部19aにリヤアクスル
ナット27がねじ結合されることによりスイングアーム
17に固着される。なお、符号28はチェーンアジャス
タ、符号29a…29cは第1〜第3のスペーサ、符号
30はベアリング、符号31はダストシール、そして符
号32はリヤスプロケットである。
【0014】ブレーキキャリパブラケット25の軸支部
25aおよび右側アーム部18R後端部のシャフト孔2
6Rにはブラケット支持スペーサ33が右側アーム部1
8R側から挿通される。ブラケット支持スペーサ33
は、その軸方向長さがブレーキキャリパブラケット25
の軸支部25aを充分保持し得る長さに設定される。ま
た、このブラケット支持スペーサ33の右側アーム部1
8R側には鍔部33aが形成され、この鍔部33aがチ
ェーンアジャスタ28に係止し、リヤアクスルナット2
7により右側アーム部18Rに固定される。
【0015】ブラケット支持スペーサ33の、ブレーキ
キャリパブラケット25の軸支部25aを保持する部分
の外周面には周方向に周溝34が形成される。一方、こ
の周溝34に対応する部位のブレーキキャリパブラケッ
ト25の軸支部25aには径方向に貫通孔35が形成さ
れる。
【0016】図3は、図2のIII 要部を拡大した図であ
る。図2および図3に示すように、この貫通孔35は、
その内部に係止部材である例えば鋼球36が内装され、
軸支部25aの外周面から栓37で塞がれる。また、こ
の栓37と鋼球36との間にはスプリング38が弾装さ
れ、このスプリング38が鋼球36を常時周溝34に押
圧して周溝34に係止させる。さらに、軸支部25a内
周面に位置する貫通孔35の開口部の直径D1は、鋼球
36が脱落しないよう鋼球36の直径D2よりやや小さ
めに成形される。
【0017】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0018】リヤホイールハブ21aは、リヤアクスル
シャフト19と、その端部にネジ結合されたリヤアクス
ルナット27によりスイングアーム17の左右のアーム
部18L,18R後端部間にに軸支される。そして、リ
ヤディスクブレーキ装置24を構成すブレーキキャリパ
23は、ブラケット支持スペーサ33により軸支された
ブレーキキャリパブラケット25を介してリヤアクスル
シャフト19に軸支される。
【0019】後輪は、リヤアクスルナット27を緩めて
リヤアクスルシャフト19を例えば図2における左方に
引き抜くことによりスイングアーム17から取外し可能
となる。このとき、ブラケット支持スペーサ33は右側
アーム部18R後端部のシャフト孔26Rに挿通されて
保持された状態にあり、ブレーキキャリパブラケット2
5もブラケット支持スペーサ33で保持されている。ま
た、ブレーキキャリパブラケット25の軸支部25a内
に設けられた鋼球36がブラケット支持スペーサ33外
周面の周溝34に係止しているため、ブレーキキャリパ
ブラケット25は常時適性位置に位置決めされていると
共に、ブラケット支持スペーサ33から滑る落ちて脱落
することがない。
【0020】そして、後輪20をスイングアーム17に
取り付ける場合、ブレーキキャリパブラケット25はす
でにブラケット支持スペーサ33で保持され、位置決め
されているため、後輪20にリヤアクスルシャフト19
を挿通させる際、従来のように手でブレーキキャリパブ
ラケット25を保持している必要がなく、作業性が向上
する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の後輪支持構造によれば、スイングアームの左右
のアーム部後端部間に架設されたリヤアクスルシャフト
により後輪およびブレーキキャリパブラケットを軸支し
た自動二輪車において、上記右側アーム部後端部にはシ
ャフト孔が形成され、このシャフト孔にブラケット支持
スペーサが挿通されると共に、このブラケット支持スペ
ーサは、その軸方向長さが上記ブレーキキャリパブラケ
ットの軸支部を充分保持し得る長さに設定される一方、
上記ブラケット支持スペーサの外周面には周方向に周溝
が形成されると共に、上記ブレーキキャリパブラケット
の軸支部内周面には係止部材が設けられ、この係止部材
を上記周溝に係止させて上記ブレーキキャリパブラケッ
トを保持したため、後輪の取外し時にリヤアクスルシャ
フトを引き抜いてもブレーキキャリパブラケットは脱落
せず、再び後輪をスイングアームに取付ける際にブレー
キキャリパブラケットを手で保持する必要がないので、
作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の後輪支持構造の一実
施形態を示す自動二輪車の右側面図。
【図2】図1のII−II線に沿う後輪の断面図。
【図3】図2のIII 要部を拡大した図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 17 スイングアーム 18L 左側アーム部 18R 右側アーム部 19 リヤアクスルシャフト 20 後輪 23 ブレーキキャリパ 24 リヤディスクブレーキ装置 25 ブレーキキャリパブラケット 25a ブレーキキャリパブラケットの軸支部 26L,26R シャフト孔 33 ブラケット支持スペーサ 34 周溝 35 貫通孔 36 鋼球(係止部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイングアームの左右のアーム部後端部
    間に架設されたリヤアクスルシャフトにより後輪および
    ブレーキキャリパブラケットを軸支した自動二輪車にお
    いて、上記アーム部18R後端部にはシャフト孔26R
    が形成され、このシャフト孔26Rにブラケット支持ス
    ペーサ33が挿通されると共に、このブラケット支持ス
    ペーサ33は、その軸方向長さが上記ブレーキキャリパ
    ブラケット25の軸支部25aを充分保持し得る長さに
    設定される一方、上記ブラケット支持スペーサ33の外
    周面には周方向に周溝34が形成されると共に、上記ブ
    レーキキャリパブラケット25の軸支部25a内周面に
    は係止部材36が設けられ、この係止部材36を上記周
    溝34に係止させて上記ブレーキキャリパブラケット2
    5を保持したことを特徴とする自動二輪車の後輪支持構
    造。
JP17503295A 1995-07-11 1995-07-11 自動二輪車の後輪支持構造 Pending JPH0924881A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17503295A JPH0924881A (ja) 1995-07-11 1995-07-11 自動二輪車の後輪支持構造

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JPH0924881A true JPH0924881A (ja) 1997-01-28

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JP (1) JPH0924881A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1313319C (zh) * 1999-10-04 2007-05-02 本田技研工业株式会社 机动二轮车的制动器卡钳安装构造
US7717211B2 (en) 2006-01-31 2010-05-18 Honda Motor Co., Ltd. Swing arm structure with shaft drive and spacer

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CN1313319C (zh) * 1999-10-04 2007-05-02 本田技研工业株式会社 机动二轮车的制动器卡钳安装构造
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