JPH09248100A - 反射シート及びルアー - Google Patents

反射シート及びルアー

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JPH09248100A
JPH09248100A JP6276996A JP6276996A JPH09248100A JP H09248100 A JPH09248100 A JP H09248100A JP 6276996 A JP6276996 A JP 6276996A JP 6276996 A JP6276996 A JP 6276996A JP H09248100 A JPH09248100 A JP H09248100A
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JP
Japan
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lure
reflection
convex portion
sheet according
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP6276996A
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English (en)
Inventor
Kenji Hirahara
研治 平原
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光が一方向から入射しても反射方向が一方向
に限定されないようにする。 【解決手段】 反射シール11は、合成樹脂フィルム2
0の表面に反射層23を形成し裏面に接着層21を形成
した可撓性を有する基材シート13と、反射層23上に
形成されたUV硬化樹脂性の透光性を有する鱗に似せた
微細な多数の凸部12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を反射する反射
シートと、表面に光を反射する反射層が形成されたルア
ーとに関する。
【0002】
【従来の技術】ブラックバスやシーバス等の肉食性の魚
類を釣るためにルアーが良く使用される。ルアーには、
小魚に似せたプラグ型のものやスプーン,スピナー,ス
ピナーベイトといった光る物体が揺れたり回転したりす
る型のものがある。これらのルアーをチューニングする
際に、表面を光らせるために塗料やシールにより光を反
射する反射層を表面に形成し、獲物となる魚の視覚をよ
り刺激して釣果を上げようとすることがある。とくに、
プラグ型のルアーをチューニングする際に、表面を鱗に
似せるために表面に鱗模様や楕円模様をつけたよりリア
ルな反射シールを貼って反射層を形成し、さらに魚を刺
激しやすくすることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の反射層は、
塗料により形成されたものや反射シールにより形成され
たものに関わらずいずれのものも平面的であるため、太
陽光のように一方向から入射した光は一方向にしか反射
しない。このため、光の反射方向が限られ魚へのアピー
ルという点で必ずしも満足できるものではない。
【0004】本発明の目的は、光が一方向から入射して
も反射方向が一方向に限定されないようにすることにあ
る。本発明の別の目的は、魚をより刺激しやすくするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係る反射シート
は、シート部材と多数の凸部とを備えている。シート部
材は、表面に反射層を有し可撓性を有する部材である。
凸部は反射層上に形成され、透光性の微細なものであ
る。ここでは、反射層の表面に微細な多数の凸部が形成
されているので、凸部に一方向から入射した光は一部が
凸部表面で反射し、残りが凸部表面で屈折して反射層の
表面で反射し凸部表面から屈折して出射する。この凸部
で反射した光や凸部で屈折した光は、凸部に対する入射
位置や出射位置により反射方向や屈折方向が変化するの
で、入射位置や出射位置に応じて異なる方向に出射す
る。このように光が一方向から入射しても、入射位置や
出射位置に応じて異なる方向に出射するため、反射方向
が一方向に限定されない。このため、光が当たると種々
な方向に反射することでシートが3次元的にキラキラ光
り、これをルアー表面に接着すれば魚をより刺激しやす
くなる。
【0006】発明2に係る反射シートは、発明1に記載
のシートにおいて、前記凸部は、互いに交差する複数の
平面を有している。この場合には平面の数だけ光の反射
方向が増える。発明3に係る反射シートは、発明1又は
2に記載のシートにおいて、前記凸部は、反射層上に間
隔を隔てて形成されている。この場合には、凸部の間の
隙間では光が直接反射層から反射するので、反射方向が
さらに増える。
【0007】発明4に係る反射シートは、発明1から3
のいずれかに記載のシートにおいて、前記凸部を連結す
るフィルム状の連結部をさらに備えている。凸部間が連
結されるので、凸部が反射層から離脱しにくくなり丈夫
になる。発明5に係る反射シートは、発明1から4のい
ずれかに記載のシートにおいて、前記凸部は魚の鱗を模
した形状である。この場合には、この反射シートをルア
ーに貼ると、ルアーの表面がよりリアルになる。
【0008】発明6に係る反射シートは、発明1から5
のいずれかに記載のシートにおいて、前記凸部は、反射
層上にUV硬化樹脂を成形して形成されている。この場
合には、凸部となる液状のUV硬化樹脂を反射層上に塗
布し、それを型で成形して紫外線を照射するだけで、簡
単に所望の形状の凸部を反射層上に形成できる。発明7
に係る反射シートは、発明1から6のいずれかに記載の
シートにおいて、前記シートは裏面に接着層をさらに有
している。この場合には接着剤等を用いることなく、シ
ールとしてルアー等のものに簡単に貼り付けることがで
きる。
【0009】発明8に係る反射シートは、発明7に記載
のシートにおいて、前記接着層に剥離可能に接着された
保護シートをさらに有している。この場合には、保護シ
ートが接着層を保護するので、保護シートを剥がすまで
は接着層が劣化しにくい。発明9に係るルアーは、魚釣
に用いられるルアーであって、本体と、反射層と、多数
の凸部とを備えている。本体は魚体に似せた形状であ
る。反射層は、本体表面に形成されている。凸部は、反
射層上に形成され、透光性の微細なものである。この場
合には、前記反射シートの場合と同様に光が一方向から
入射しても、反射方向が一方向に限定されない。このた
め、光が当たると種々な方向に反射することでシートが
3次元的にキラキラ光り、魚をより刺激しやすくなる。
【0010】発明10に係るルアーは、発明9に記載の
ルアーにおいて、前記凸部は魚の鱗を模した形状であ
る。この場合には、本体の表面がよりリアルになる。発
明11に係るルアーは、魚釣に用いられるルアーであっ
て、魚体に似せた形状の本体と、本体の表面に接着され
た請求項1から8のいずれかに記載の反射シートとを備
えている。この場合にも前記同様に光が一方向から入射
しても、反射方向が一方向に限定されない。このため、
光が当たると種々な方向に反射することでシートが3次
元的にキラキラ光り、魚をより刺激しやすくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態によるルアーであるミノー1は、外形が魚体に似るよ
うに略左右対称のと流線形状に形成されたルアー本体1
0を有している。ルアー本体10は、左右に縦割りされ
た1対の半割り部材を樹脂等の素材を用いて成形した
後、両半割り部材を開口側で合わせて溶着又は接着によ
り一体化して得られる。ルアー本体10の表面には魚の
鱗に似せた凸部12を有する反射シール11が貼り付け
られている。ルアー本体10の頭部にはライン(釣り
糸)を結束し得るアイ(止め輪)15が設けられてい
る。また、アイ15の下方には、水中での泳動姿勢を安
定させるための斜め下方に突出するリップ16が設けら
れている。またルアー本体の中央前よりの下面及び尾部
にもアイ17a,17bがそれぞれ設けられている。こ
れらのアイ17a,17bにはスプリットリング18
a,18bを介してフック(釣り針)19a,19bが
装着されている。
【0012】反射シール11は、たとえば縦横20×8
0mm程度の短冊状のものであり、これを適当な形に切
断してルアー本体10の表面に貼り付けている。反射シ
ール11は、図2に示すように、可撓性を有する基材シ
ート13と、基材シート13の表面に形成された凸部1
2とを有している。基材シート13はたとえばポリエチ
レンやPVC等の可撓性を有する合成樹脂製のフィルム
20を有している。このフィルム20の裏面には粘着剤
からなる接着層21が接着剤により付着されている。こ
の接着層21を保護するために、接着層21には離型剤
が塗布された保護シール22が貼られている。
【0013】フィルム20の表面にはたとえばスパッタ
リング法や蒸着法等によってアルミニウム等の金属薄膜
からなる反射層23が形成されている。この反射層23
の表面に、UV硬化樹脂を成形して得られた微細な多数
の凸部12が形成されている。各凸部12は透光性を有
しており、それぞれ間隔を隔てて縦横に配置されてい
る。凸部12は、反射層23が形成された基材シート1
3上にUV硬化樹脂液を塗布し、樹脂液が塗布された基
材シート13に所望の形状の硝子製の雌型を押圧して紫
外線を照射することにより得られる。凸部12の形状は
鱗に似せてあり、図3に示すように、たとえば平面視正
6角形状の24の平面からなる多面体を半分に切ったよ
うな立体形状である。ここで、微細な多数の凸部12を
間隔を隔てて配置すると、ルアーのように形状が複雑な
ものの表面に貼る場合、反射シール11が形状に沿いや
すくなり密着性が高くなる。
【0014】このように反射シール11が貼られたミノ
ー1では、反射層23の表面に透光性を有する微細な多
数の凸部12が形成されているので、凸部12に一方向
から入射した光は一部が凸部12表面で反射し、残りが
凸部12表面で屈折して反射層23の表面で反射し凸部
12表面から屈折して出射する。凸部12では、平面毎
に入射角や出射角が変わるので、凸部12に入射した光
や凸部12から出射した光や凸部12で反射した光は、
凸部12の平面毎に屈折方向や反射方向が変化する。こ
のため、凸部12に入射した光は凸部12への入射位置
に応じて異なる方向に出射する。このように、凸部12
を反射層23上に形成すると、光が一方向から入射して
も反射方向が一方向に限定されず種々の方向に出射す
る。また、凸部12の間で直接反射層23に入射した光
は平面的に反射する。このため、光が当たると種々な方
向に反射することでシールが3次元的にキラキラ光り、
この反射シール11をルアー表面に貼り付けると魚をよ
り刺激しやすくなる。
【0015】また、凸部12をUV硬化樹脂で成形する
と、熱硬化樹脂等を用いて成形する場合に比べて基材シ
ート13に対する影響が少なくなりかつ簡単に所望の形
状の凸部12を反射層23上に形成できる。また、反射
層23上にポッティング法等により凸部を形成する場合
に比べて、より細かな凸部12を形成できる。 〔他の実施形態〕 (a) 図4に示すように、凸部12a成形時に隣接す
る凸部12aを連結する連結部12bをも同時に形成す
るようにしてもよい。この場合には、反射シール11全
体の可撓性は連結しない場合に比べて低くなるが凸部1
2aが脱落しにくくなり、反射シール11が丈夫にな
る。 (b) 凸部12の素材や成形法はUV硬化樹脂を用い
た成形法に限定されるものではなく、シリコーン樹脂等
の他の透光性樹脂を素材として用い熱硬化法等の他の成
形法で凸部12を成形しもよい。 (c) 凸部12は無色透明ではなく、透光性を阻害し
ない範囲で着色されていてもよい。 (d) 凸部12を間隔を隔てずに密着して形成しても
よい。 (e) 反射層23を金属薄膜ではなく、フィルム20
上にメタリック塗膜等の塗膜によって形成してもよい。
この場合には、塗膜の色を段階的に変化させてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る反射シート及びルアーで
は、光が一方向から入射しても、凸部への入射位置や出
射位置に応じて異なる方向に出射するため、反射方向が
限定されない。このため、光が当たると種々な方向に反
射することでシートが3次元的にキラキラ光り、これを
ルアー表面に接着すれば魚をより刺激しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるルアーであるミノー
の側面図。
【図2】反射シールの一部断面側面図
【図3】反射シールの平面図。
【図4】他の実施形態の図2に相当する図。
【符号の説明】
1 ミノー 10 ルアー本体 11 反射シール 12,12a 凸部 12b 連結部 13 基材シート 20 フィルム 21 接着層 22 保護シール 23 反射層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に反射層を有し可撓性を有するシート
    部材と、 前記反射層上に形成され、透光性の微細な多数の凸部
    と、を備えた反射シート。
  2. 【請求項2】前記凸部は、互いに交差する複数の平面を
    有している、請求項1に記載の反射シート。
  3. 【請求項3】前記凸部は、前記反射層上に間隔を隔てて
    形成されている、請求項1又は2に記載の反射シート。
  4. 【請求項4】前記凸部を連結するフィルム状の連結部を
    さらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の反射
    シート。
  5. 【請求項5】前記凸部は魚の鱗を模した形状である、請
    求項1から4のいずれかに記載の反射シート。
  6. 【請求項6】前記凸部は、前記反射層上にUV硬化樹脂
    を成形して形成されている、請求項1から5のいずれか
    に記載の反射シート。
  7. 【請求項7】前記シートは裏面に接着層をさらに有す
    る、請求項1から6のいずれかに記載の反射シート。
  8. 【請求項8】前記接着層に剥離可能に接着された保護シ
    ートをさらに備える、請求項7に記載の反射シート。
  9. 【請求項9】魚釣に用いられるルアーであって、 魚体に似せた形状の本体と、 前記本体表面に形成された反射層と、 前記反射層上に形成され、透光性の微細な多数の凸部
    と、を備えたルアー。
  10. 【請求項10】前記凸部は魚の鱗を模した形状である、
    請求項8に記載のルアー。
  11. 【請求項11】魚釣に用いられるルアーであって、 魚体に似せた形状の本体と、 前記本体の表面に接着された請求項1から8のいずれか
    に記載の反射シートと、を備えたルアー。
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