JPH09247681A - 動画像復号方法および動画像復号装置 - Google Patents

動画像復号方法および動画像復号装置

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JPH09247681A
JPH09247681A JP5047996A JP5047996A JPH09247681A JP H09247681 A JPH09247681 A JP H09247681A JP 5047996 A JP5047996 A JP 5047996A JP 5047996 A JP5047996 A JP 5047996A JP H09247681 A JPH09247681 A JP H09247681A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像データ復号の際、エラーが発生すると
画像が一部失われ、修復しても画質が落ちる。動き補償
予測をすると以降のピクチャの画質も悪くなる。 【解決手段】 動画像データをマクロブロックごとに解
析するビットストリーム解析手段200、解析中にエラ
ーが検出されれば、その領域を汚染領域として登録する
汚染領域登録部、マクロブロックを復号する際、動き補
償予測に用られる予測画像を決定する動きベクトル選択
部14、予測画像の汚染有無を判定する汚染領域判定部
16、予測画像が汚染されていればそれにフィルタをか
けるループフィルタ部20を持つ。汚染された予測画像
はフィルタリングされてから復号に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、符号化された動
画像データを復号する動画像復号方法および装置に関す
る。この発明は特に、符号化された動画像データを動き
補償予測を利用して復号する動画像復号方法、およびこ
の方法を用いた動画像復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に動画像は時間的、空間的に大きな
冗長度を持つ。ディジタル高能率符号化技術では、動き
補償予測やDCTなどによって冗長度を取り除き、その
後に量子化を行い、量子化値や動きベクトルなどをその
発生頻度に応じて可変長符号化するアルゴリズムがよく
用いられる。ITU−T H.261やMPEG(IS
O/IEC11172−2、13818−2)などの国
際標準符号化方式でもこのアルゴリズムが採用されてい
る。
【0003】しかし、このアルゴリズムで符号化された
データを伝送、記録または読み出す際など、処理中にな
んらかの不具合が発生すると、復号時に可変長符号が正
しく解析できないか、または符号化パラメータが不正値
をとるなど、復号誤り(以下単に「エラー」ともいう)
の原因となる。エラーは復号画像の部分的な損失を招
く。動き補償予測を行う場合、この損失は以降の復号画
像にも悪影響を及ぼす。
【0004】こうした事態を回避するために、復号装置
では、損失した画像に類似すると考えられる画像のデー
タによって、損失した画像を修復する損失修復(エラー
コンシールメント)機能を備えることが多い。エラーコ
ンシールメントアルゴリズムについては、従来よりさま
ざまな提案がなされている。その多くは、同一ピクチャ
内の近傍領域のデータを用いて損失部分を修復する空間
的コンシールメント(Spatial Concealment )と、フレ
ームメモリ内に残っている過去または未来の画像データ
によって損失部分を置換する時間的コンシールメント
(Temporal Concelament)とに分類される。ピクチャと
は画像の単位で、フレームやフィールドを含む概念であ
る。
【0005】空間的コンシールメントは、「空間的に互
いに隣合う小領域(画素、ブロックなど)は一般に類似
している(すなわち、相関が高い)」という知見を利用
するもので、例えば、SPIE Visual Communications and
Image Processing'93 の「Performance of MPEG Code
cs in the Presence of Errors」(Y.Q.Zhang andX.Le
e, 1993 )では、エラーによって動き補償予測のための
情報が失われたマクロブロック(以下「損失マクロブロ
ック」という)を近傍の正しく復号されたマクロブロッ
クの全ブロックの平均DC値によって置換する。
【0006】一方、時間的コンシールメントは、「一般
に時間的に近いピクチャ間の動きは小さく(すなわち、
時間的な相関が高く)、空間的に互いに隣合う領域は同
じような動きをする」という知見を利用する。例えば、
SPIE Visual Communicationsand Image Processing'93
の「Transmission Error Detection, Resynchronizati
on ,and Error Concealment for MPEG Video Decode
r」(S.H.Lee 他,1993) では、近傍の正しく復号され
たブロックの動きベクトルから損失ブロックの動きベク
トルを推定し、推定された動きベクトルを用いて過去ま
たは未来の画像から予測画像を特定し、損失ブロックを
置換する方法を開示する。
【0007】これらのコンシールメント技術は、動画像
の一般的な性質を利用するものであり、動画像の種類に
よっては、単独で用いても、常に満足のいく結果をもた
らすとは限らない。そこで、様々な動画像の性質に動的
に対処すべく、場合に応じてコンシールメント処理を切
り替える方法も提案されている。例えば、SPIE Visual
Communications and Image Processing'92 の「Adapti
ve Error ConcealmentAlgorithm for MPEG Compressed
Video」(H.Sun 他, 1992)において提案される手法で
は、コンシールメントの対象となるブロックの近傍のブ
ロックについて空間的および時間的相関を求め、これら
の相関の比に基づいて空間的コンシールメントと時間的
コンシールメントの切り替えを行っている。
【0008】以上は復号側の技術であるが、符号化側で
もエラーの影響を小さくする措置がとられる。動画像で
は特に時間方向への損失の影響の伝搬が深刻なので、周
期的に、動き補償予測を行わず自ピクチャ内だけで閉じ
たイントラ符号化を行うこと、すなわち周期リフレッシ
ュを行うことが多い。
【0009】図1はMPEG1またはMPEG2を用い
て符号化を行う様子を示す図で、ここでは自ピクチャ内
で閉じた符号化の対象となるIピクチャを周期的に挿入
している。このため、一旦損失が生じてもつぎのIピク
チャが到来すれば損失の影響が見えなくなり、動画像復
号シーケンス全体としてエラー耐性が向上する。Iピク
チャがない場合、同図のごとく損失の影響は次第に広が
っていく。このほか、イントラ符号化されたマクロブロ
ック群を周期的に挿入するイントラスライスとよばれる
手法もある。
【0010】一方、同一ピクチャ内においてもDPCM
(Differential Phase Code Modulation)などの予測符
号化が行われることが多いため、空間的な損失の影響の
伝搬を防ぐべく、DPCMに周期的なリセットの単位が
設けられている。この単位は、例えば図2に示すMPE
G1またはMPEG2で定義されるスライスに相当す
る。同図では、1マクロブロック列を1スライスで構成
する場合(A)と、2スライスで構成する場合(B)を
示している。Bのように、スライスの長さを短くすれ
ば、損失波及範囲が狭まるため、DPCMにおけるエラ
ーは早期にリセットされ、空間方向の損失の影響の伝搬
を低減することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】エラーコンシールメン
ト処理は、エラー訂正処理によっても訂正不可能なビッ
トエラーに対して行われ、その目的は、画像の損失を最
小限にとどめることにある。
【0012】しかしながら、コンシールメントされた画
像データは本来の画像データとは異なるものである。以
降のピクチャではコンシールメントされた画像領域をも
とに動き補償予測を行うため、予測画像も本来の予測画
像と異なる。こうして、画質劣化の時間的伝搬が発生す
る。Iピクチャやイントラスライスを設けても、それら
自体の復号時にエラーが発生する可能性もある。このよ
うな場合、Iピクチャ等の効果は期待できない。
【0013】従来の復号側のエラー処理の主眼は、いか
にコンシールメント処理を的確に行うかにあった。その
根本思想は、コンシールメントが的確であればあるほ
ど、その処理が行われたピクチャの再生画像の画質が改
善される事実に立脚する。しかし、実際にはコンシール
メントには必ず誤差が入る。動き補償予測を行う限り、
通常この誤差による悪影響は広がっていく。
【0014】従って本発明の目的は、コンシールメント
処理に誤差があることを認めたうえで、(1)そのコン
シールメント処理が施されたピクチャの再生画像の画質
を改善するとともに、(2)コンシールメント処理に伴
う誤差の空間的、時間的影響を抑制することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の動画像復号方法は、符号化された動画像
データを動き補償予測を利用して復号する方法であり、
動画像データを処理単位画像ごとに解析する解析工程
と、ある処理単位画像を解析したときエラーが検出され
れば、その処理単位画像の領域を汚染領域として登録す
る登録工程と、処理単位画像を復号する際、動き補償予
測に用いられる予測画像を決定する決定工程と、決定さ
れた予測画像が前記汚染領域に含まれるか否かを判定す
る判定工程と、判定の結果、前記予測画像が前記汚染領
域に含まれるとき、その予測画像に平滑化処理を施す平
滑化工程とを含む。
【0016】ここで「処理単位画像」とは、画像の復号
の際に処理単位となる画像をいい、例えばMPEGのマ
クロブロックをいう。動画像データは、例えばITU−
TH.261、ISO/IEC 11172−2(いわ
ゆるMPEG1)、ISO/IEC 13818−2
(いわゆるMPEG2)などに準拠して符号化される。
「解析」とは、例えばビットストリームという形で受信
する動画像データの内容を判読することをいい、通常は
復号処理の最初の段階で行われる。動画像データ中に判
読できないビット列が含まれていた場合など、エラーが
検出される。汚染領域とは、前記エラーの結果、なんら
かの意味で悪影響を受ける画像領域をいう。「予測画
像」は、動き補償予測に用いられる画像で、例えばある
ピクチャのあるマクロブロックを復号するとき、このマ
クロブロックの領域に対応する直前のピクチャの領域が
判明すれば、この直前のピクチャの領域が復号中のマク
ロブロックの予測画像の領域に相当する。
【0017】以上の構成にて、まず動画像データが入力
され、これが処理単位画像ごとに解析される。解析中エ
ラーが検出されなければ、通常どおり復号が行われる。
一方、エラーが検出されれば、そのエラーが検出された
処理単位画像の領域が汚染領域として登録される。
【0018】この登録処理とは別に、任意の処理単位画
像が復号されるとき、動き補償予測に用いられる予測画
像が決定される。ここで、決定された予測画像が前記汚
染領域に含まれるか否かが判定される。判定の結果、そ
の予測画像が汚染領域に含まれるとき、その予測画像に
平滑化処理が施される。この後、この予測画像が復号中
の処理単位画像の予測画像として利用され、復号画像が
得られる。平滑化工程の例として、ローパスフィルタを
用いたフィルタリング処理がある。
【0019】この動作によれば、汚染領域に含まれる予
測画像が平滑化されるため、再生画像の中で、前記予測
画像が画像の他の部分から際だって異なる印象を与える
状態が回避される。この状態で後続のピクチャが復号さ
れるため、空間的および時間的な画質劣化が低減され
る。
【0020】(2)本発明のある態様では、前記登録工
程は、1.エラーが検出された処理単位画像の領域だけ
でなく、2.前記汚染領域に含まれる予測画像を用いて
動き補償予測を行った画像領域も汚染領域として登録す
る。1はいま復号中のピクチャにおけるエラーの有無を
後のピクチャの復号の際に参照するためである。一方、
2はすでに前のピクチャでエラーが発生していた場合、
たとえ今回復号中のピクチャでエラーが検出されなくて
も、前のピクチャのエラーの影響が今回復号された画像
に及ぶ限り、この旨を登録しておくものである。これは
後続のピクチャの復号の際に参照される。
【0021】(3)一方、本発明の動画像復号装置は、
符号化された動画像データを動き補償予測を利用して復
号する装置であり、動画像データを受信し、これを処理
単位画像ごとに解析するビットストリーム解析手段と、
ある処理単位画像を解析したときエラーが検出されれ
ば、その処理単位画像の領域を汚染領域として登録する
汚染領域登録手段と、処理単位画像を復号する際、動き
補償予測に用られる予測画像を決定する予測画像決定手
段と、決定された予測画像の領域と前記汚染領域を比較
することによってその予測画像が汚染されているか否か
を判定する汚染判定手段と、判定の結果、前記予測画像
が前記汚染領域に含まれるとき、その予測画像に平滑化
処理を施す平滑化手段とを含む。この構成による動作の
原理は(1)のとおりである。
【0022】(4)このとき本発明のある態様では、前
記予測画像決定手段は、処理単位画像ごとにその動きベ
クトルから動き補償予測を行うものであり、前記エラー
に起因して動きベクトルが失われた処理単位画像に対し
ては、その近傍の処理単位画像の動きベクトルをもとに
予測画像を決定する。
【0023】(5)本発明のある態様では、本装置はさ
らに、復号されたピクチャの数を計数するピクチャ計数
手段を含み、計数されたピクチャの数が所定値に達した
とき、前記汚染領域登録手段は汚染領域の登録を抹消す
る。登録が抹消された時点で汚染領域は存在しない状態
に戻るため、前記平滑化処理が行われなくなる。
【0024】(6)本発明のある態様では、前記汚染領
域登録手段は、エラーが検出された処理単位画像だけで
なく、前記汚染領域に含まれる予測画像を用いて動き補
償予測を行った画像領域も汚染領域として登録する。こ
の動作原理は(2)で説明したとおりである。
【0025】(7)本発明のある態様では、前記汚染判
定手段は、前記予測画像の領域と前記汚染領域の重なり
の程度から汚染の有無を判定する。「重なりの程度」の
例として、予測画像の全領域のうち汚染領域に入ってい
る領域の割合が考えられる。すなわち、汚染領域に入っ
ている領域の割合が高いほど、この予測画像は汚染され
ていると判定されやすくなる。
【0026】(8)本発明のある態様では、該装置はさ
らに、エラーが検出されたとき、エラーの検出された処
理単位画像だけでなく、そのエラーに起因してその処理
単位画像と同様に動きベクトルが失われた画像領域範囲
を決定する損失画像範囲決定手段を含み、前記汚染領域
登録手段は、この画像領域範囲全体を汚染領域として登
録する。
【0027】(9)本発明のある態様では、本装置は、
復号ピクチャ用汚染領域記憶手段と予測ピクチャ用汚染
領域記憶手段を含み、前記汚染領域登録手段は、現在復
号中のピクチャにおいてエラーが検出されれば、そのエ
ラーが検出された処理単位画像を復号ピクチャ用汚染領
域記憶手段に登録し、復号処理がつぎのピクチャに進ん
だとき復号ピクチャ用汚染領域記憶手段と予測ピクチャ
用汚染領域記憶手段を切り換える。「復号ピクチャ」と
は復号中のピクチャをいい、「予測ピクチャ」とは予測
画像の含まれるピクチャをいう。
【0028】あるピクチャを復号しおえたとき、そのピ
クチャにおいて検出されたエラーは、次のピクチャの復
号のときに参照すべきである。そのため、まず復号ピク
チャ用汚染領域記憶手段を予測ピクチャ用汚染領域記憶
手段に切り替える。この時点で、もとの予測ピクチャ用
汚染領域記憶手段があくため、これを復号ピクチャ用汚
染領域記憶手段に切り替える。以降、ピクチャを復号す
るたびにこの切り替えを繰り返す。一例として、復号ピ
クチャ用汚染領域記憶手段は登録専用、予測ピクチャ用
汚染領域記憶手段は読み出し専用という構成にすること
もできる。
【0029】(10)本発明のある態様では、本装置
は、ピクチャ構造がフレーム形式であるかフィールド形
式であるかを判定するピクチャ構造判定手段と、ピクチ
ャ構造がフレーム形式であるとき、これをフィールド形
式に変換するピクチャ構造変換手段とを含み、ピクチャ
構造がフレーム形式である場合は、これがフィールド形
式に変換された後、前記平滑化処理が行われる。「ピク
チャ構造」とは、処理単位画像のピクチャの構造をい
い、少なくともフレーム形式とフィールド形式を含む。
この態様では、フレーム形式のピクチャが一旦フィール
ドごとに集められるため、フィールド間に存在する動き
(これは平滑化すべきでない)が平滑化されずに残る。
【0030】
【発明の実施の形態】実施形態1. 図3はITU−TH.261規定のビデオ
ビットストリームのデータ構造を示す図である。フレー
ムはピクチャという階層に位置付けられ、マクロブロッ
クの集合としてGOB(Group Of Blocks )というレイ
ヤが設けられている。マクロブロックは輝度用のYブロ
ック、ブルー色差用のCbブロック、レッド色差用のC
rブロックから構成される。
【0031】本実施形態に係る復号装置はH.261規
定にしたがって符号化されたビットストリームを受信し
てこれをマクロブロック単位で復号し、動画像データを
再生する。復号の際は、マクロブロック毎にピクチャ間
で動き補償予測を行って得られる動きベクトル情報を利
用する。
【0032】本装置の処理の特徴は、あるピクチャを復
号するとき、コンシールメント処理の対象となったマク
ロブロック領域を汚染領域として登録し、以降別のピク
チャが復号されるとき、マクロブロックの予測画像がこ
の汚染領域に入る場合に、この予測画像に対してフィル
タリング処理を行う点にある。
【0033】[構成]図4は本実施形態に係る復号装置
の構成図である。この装置は、まずビデオビットストリ
ーム1を受信する。このビットストリームは画像情報と
付加情報からなる符号化データ列である。画像情報は、
各マクロブロックの原画像または動き補償予測誤差画像
データに対する直交変換から得られる変換係数を各ブロ
ックごとに量子化し、量子化インデックスを可変長符号
化して得られる。付加情報は、ピクチャおよびマクロブ
ロックごと付加される。本装置は、この符号化過程を逆
に辿るための構成を持つ。
【0034】この装置は、受信したビデオビットストリ
ーム1を復号する可変長復号部2と、この可変長復号部
2から量子化DCT係数3及びその逆量子化に必要とな
る量子化パラメータ4を受けて逆量子化を行う逆量子化
部5、逆量子化部5による逆量子化の結果を受けて逆D
CT演算を行う逆DCT部6、可変長復号部2の出力の
うち、処理中のマクロブロックの画面内位置情報11と
動きベクトル12をもとに当該マクロブロックの動きを
最も適切に表現していると考えられる動きベクトル(以
下「最終動きベクトル」という)を選択し、これを出力
する動きベクトル選択部14、最終動きベクトルと後述
のエラーフラグ8を参照して予測画像が汚染されている
か否かを判定する汚染領域判定部16、復号された画像
データを格納するフレームメモリ19、フレームメモリ
19に対する書き込みと読み出しを制御するメモリイン
タフェイス部18、ループフィルタ動作指示フラグ10
または後述の汚染領域フィルタリング指示フラグ17の
いずれかが1になったとき、これを後段のループフィル
タ部20に通知するオアゲート40、ITU−TH.2
61で規定されるローパスフィルタであって、フレーム
メモリ19から読み出された画像データに対し、オアゲ
ート40から通知を受けたときにフィルタリングを行う
ループフィルタ部20、ループフィルタ部20から出力
された予測画像と逆DCT部6の出力を加算して最終的
な復号画像22を生成する復号加算部7を含む。
【0035】本実施形態の可変長復号部2は、受信した
ビデオビットストリーム1を解析するビットストリーム
解析部200と、解析の結果エラーが検出されたとき、
このエラーによって失われる画像領域を決定する損失画
像範囲決定部204と、後述する汚染領域追跡期間を決
定するために、復号したピクチャの数をカウントするピ
クチャ計数部208を持つ。ピクチャ計数部208はエ
ラー検出以降に復号したピクチャ数をカウントしてもよ
く、いずれの場合でも、カウント値が所定値に達したと
き、汚染領域判定部16に対して後述の汚染領域記憶メ
モリリセット指示13を発行する。
【0036】[動作]図5は本装置による復号動作を示
すフローチャート図である。同図のごとく、まずビット
ストリーム解析部200がH261のシンタックスに基
づいてデータストリームの解析を行い、エラー発生の有
無が判定される(S100)。ここでは、ビットストリ
ーム1を復号していく際、規格で定められた符号語に当
てはまらないビット列が検出されたとき、エラーが発生
したとみなす。S100における分岐により、本装置は
大別して、復号エラーが発生していないときと、発生し
たときで処理を変える。前者はさらに、S106におけ
る分岐により、処理中の画像がイントラ符号化されたも
のでるか、インタ符号化されたものであるかにより、処
理が異なる。イントラ符号化とは、動きベクトル情報を
含めないで行われる符号化をいい、インタ符号化は符号
化の際の属性情報のひとつに動きベクトル情報が含まれ
る符号化をいう。
【0037】[1]正常時の復号動作 S100でエラーが検出されない場合、通常どおりの復
号処理が開始される。まず、処理の対象がイントラ符号
化されたマクロブロック(以下、「イントラ符号化マク
ロブロック」という)である場合(イントラ/インタフ
ラグ9がイントラを示している場合)、処理は図4の可
変長復号部2、逆量子化部5、逆DCT部6を経る。イ
ントラ符号化マクロブロックは動きベクトル情報を含ま
ないため、これら以外の構成は原則として利用されな
い。逆DCT部6の出力はフレーム内原信号を表し、こ
れが復号加算部7を素通りし、そのまま最終的な復号画
像22となる。この処理は、図5において、逆量子化
(S102)、逆DCT(S104)を行い、イントラ
符号化であるかどうかの判定(S106)を経て復号画
像を出力する(S108)経路で示される。
【0038】一方、処理の対象がインタ符号化マクロブ
ロックである場合(イントラ/インタフラグ9がインタ
を示している場合)、処理は図4の逆DCTを経る経路
と、動きベクトル選択部14等を経る経路の2つからな
り、これらの処理結果が復号加算部7で加算される。
【0039】まず前者の処理は、図5中の逆量子化(S
102)、逆DCT(S104)によって行われる。こ
の場合、逆DCT部6の出力信号は動き補償予測フレー
ム間予測誤差信号である。後者の処理は、図5中、S1
10〜122に相当する。すなわち、S106において
処理の対象がインタ符号化マクロブロックであるため、
S110に進む。ここで、動きベクトル選択部14から
最終動きベクトル15が出力される。エラーのない間、
単に当該マクロブロックの動きベクトルをもって最終動
きベクトルとする。この後、当該マクロブロックの画面
内位置情報11と、最終動きベクトル15がメモリイン
タフェース部18に受け渡され、予測画像のアドレスが
生成され、フレームメモリ19から予測画像が取り出さ
れる(S112)。予測画像はループフィルタ部20に
送られる。
【0040】これと並行して、予測画像の汚染有無が判
定される(S114)。判定方法は後に詳述する。ここ
で仮に汚染されていると判定されれば(S114の
Y)、その予測画像が後述の復号ピクチャ用汚染領域記
憶メモリ36に登録される(S116)。これは、この
ピクチャ以降のピクチャを復号する際に参照するためで
ある。つづいて、汚染領域フィルタリング指示フラグ1
7を1にする。この結果、ループフィルタ部20でフィ
ルタリングが実行され(S118)、予測画像の最終状
態21(以下「最終予測画像21」という)が得られ
る。なお、S114の汚染有無の判定は、復号ピクチャ
用汚染領域記憶メモリ36を参照することで可能なた
め、予測画像の取り出し(S112)はS114の前に
ある必要はなく、これらの処理は並列して実行してもよ
い。
【0041】この後、最終予測画像21は復号加算部7
に送られ、逆DCT部6の出力と加算され、復号画像2
2が出力される(S120)。復号画像22は、以降の
ピクチャの予測画像として用いられるため、当該マクロ
ブロックの画面内位置情報11に基づいてフレームメモ
リ19に書き込まれる。
【0042】一方、S114において予測画像が汚染さ
れていないと判定されれば(S114のN)、ループフ
ィルタ動作指示フラグ10が1の場合に限り、フィルタ
リングが実行される(S122)。H261では、ルー
プフィルタ動作指示フラグ10はもとのビットストリー
ム1においてマクロブロック単位で設定することが認め
られるビットフラグであり、設定の内容は符号化側に依
存する。
【0043】[2]エラー検出時の復号動作 (1)コンシールメント処理 一方、S100においてエラーが検出された場合、まず
コンシールメント処理が行われる(S124)。エラー
はイントラ符号化マクロブロック、インタ符号化マクロ
ブロックを問わず発生しうる。コンシールメント処理と
は、エラーによって失われたマクロブロックの動きベク
トルを推定し、すでに正常に復号されフレームメモリ1
9内に格納されているピクチャ(これは予測用に用いら
れるため以降「予測ピクチャ」という)から置換画像を
取り出す処理をいう。この置換画像が当該マクロブロッ
クの予測画像として利用されるため、エラー検出時に
は、逆DCT部6の出力は無視される。
【0044】図6はコンシールメント処理の手順を示す
フローチャート図である。同図に示すごとく、まず損失
画像範囲決定部204は、エラーが検出されたデータか
ら、そのエラーの影響を受ける画像データの範囲を特定
する(S200)。ここで、例えばピクチャレイヤに属
するデータにおいて復号継続不可能なエラーが発生した
場合(S202のY)、そのピクチャは正常な復号がで
きないため、そのピクチャに関するデータをすべて捨て
(S220)、コンシールメント処理を打ち切る。この
場合、ピクチャが1枚飛んでしまうため、例えば同じピ
クチャを2回表示するようなエラー処理を行う。
【0045】一方、S202でNの場合、GOBレイヤ
以下のレベルで復号継続不可能なエラーが発生したと考
えられるから、まずエラーフラグ8を1にして(S20
4)、エラーの起きたGOBに関するデータを捨てる
(S206)。この処理により、いくつかのマクロブロ
ックのデータが失われる。そこでこれらのマクロブロッ
ク(以下「損失マクロブロック」という)について、動
きベクトルを推定する(S208)。つづいて、推定さ
れた動きベクトルの妥当性の評価(S210)を経て、
最終動きベクトルが出力される(S212)。
【0046】動きベクトルの推定から最終動きベクトル
の出力までは、動きベクトル選択部14で処理される。
図7は本実施形態の動きベクトル選択部14の内部構成
図である。同図において、動きベクトル選択部14は、
複数のマクロブロックラインについてマクロブロックご
とにその動きベクトルを格納する動きベクトルバッファ
26、エラーフラグ8とイントラ/インタフラグ9を参
照し、動きベクトルバッファ26に対して書き込み指示
24と書き込みベクトル値25を与えて書き込みを制御
する書き込みベクトル決定部23、動きベクトルバッフ
ァ26に対して読み出し指示29を与え、ベクトル値の
読み出しを制御する読み出しベクトル決定部28、動き
ベクトルバッファ26から読み出された推定動きベクト
ル27を入力し、そのベクトルの妥当性を判定して最終
動きベクトル15を出力する最終動きベクトル決定部3
0を持つ。最終動きベクトル決定部30は、エラーフラ
グ8、当該マクロブロックの画面内位置情報11を参照
する。
【0047】本実施形態では、損失マクロブロックの真
上のマクロブロックの動きベクトルを損失マクロブロッ
クの動きベクトルと推定する。これは、近傍のマクロブ
ロック間で動きベクトルの近似度が高いという経験則に
よる。この処理の場合、動きベクトルバッファ26は、
損失マクロブロックの存在するマクロブロックラインの
1つ上のマクロブロックラインに含まれるマクロブロッ
クに関する動きベクトルを保持していれば足りる。
【0048】この構成において、書き込みベクトル決定
部23は、エラーフラグ8が0の間、イントラ符号化マ
クロブロックについてはベクトル値としてゼロ、インタ
符号化マクロブロックについては復号された動きベクト
ル値をそれぞれ書き込みベクトル値25として動きベク
トルバッファ26に書き込む。一方、エラーフラグ8が
1の間、当該マクロブロック自身の正しい動きベクトル
が存在しないため、書き込みベクトル値25としてベク
トル値としてゼロを書き込む。これは、後の処理におい
て、この損失マクロブロックの動きベクトルによって真
下のマクロブロックが悪影響を受けないための配慮であ
る。
【0049】一方、読み出しベクトル決定部28は、エ
ラーフラグ8が1のとき、損失マクロブロックの画面内
位置情報11に基づいて動きベクトルバッファ26から
損失マクロブロックの真上のマクロブロックの動きベク
トルを推定動きベクトル27として読み出す。読み出す
べきアドレスは当該マクロブロックの画面内位置情報1
1が与えられているため、これを参照して決める。エラ
ーフラグ8が0のときは、当該マクロブロックの動きベ
クトルが正しく復号されているため、これをそのまま読
み出す。
【0050】エラーフラグ8が1のとき、つづいて最終
動きベクトル決定部30において推定動きベクトル27
の妥当性を評価する(S210)。本実施形態では、推
定動きベクトル27を当該マクロブロックの動きベクト
ルとして用いたときに、ベクトルが画面の外を指し示す
ような場合、妥当でないと判断する。この場合は、推定
動きベクトル27のかわりに、ベクトル値をゼロとし、
最終動きベクトル15として出力する。推定動きベクト
ル27が妥当であれば、その推定動きベクトル27を最
終動きベクトル15として出力する(S212)。最終
動きベクトル15はメモリインタフェース部18に受け
渡され、置換画像が得られるため(S214)、これを
予測画像とする。この後、エラーフラグ8を0に戻し
(S216)、次のGOBに処理を進め(S214)、
コンシールメント処理を終える。
【0051】コンシールメント処理が終われば、図5に
戻り、コンシールメント処理されたマクロブロック、す
なわち損失マクロブロックの領域を汚染領域として復号
ピクチャ用汚染領域記憶メモリ36に登録する(S12
6)。しかる後、得られた予測画像を復号画像22とし
て出力する(S108)。本実施形態では、エラーフラ
グ8が1のとき、イントラ符号化マクロブロック、イン
タ符号化マクロブロックに関係なく、復号加算部7で逆
DCT部6の出力を強制的に無視するのとする。この結
果、推定動きベクトル27から決まる予測画像がそのま
ま復号画像22となる。なお、損失マクロブロックの復
号の際、逆DCT部6からの動き補償予測フレーム間予
測誤差信号の加算が行われないため、後述のフィルタリ
ングは行わない。
【0052】(2)汚染領域の判定とフィルタリング処
理 図5のS114の汚染領域の判定、S116およびS1
26の汚染領域の登録、S118のフィルタリング処理
を説明する。
【0053】(2-1 )概要 図8はこれらの処理の概要を示す図である。まず、エラ
ーが検出されたピクチャ80では、エラーが検出された
マクロブロック83も含め、コンシールメント処理を行
ったマクロブロック群を汚染領域84として登録してお
く。次のピクチャ81では、ビットストリーム1中にエ
ラーが検出されなかった場合でも、同図のマクロブロッ
ク85、86のように、汚染領域84に(少なくとも一
部が)含まれる予測画像87、88から動き補償予測が
行われる可能性がある。これらのマクロブロック85、
86については、本来得られるべき理想的な予測画像が
得られないため、復号画像の画質が劣化する。同様に、
ピクチャ82のマクロブロック93、94は、ピクチャ
81の汚染領域90に含まれる予測画像91、92をも
とに動き補償予測が行われるため、汚染は広がってい
く。ここでは、動き補償予測をマクロブロック単位で行
っているため、マクロブロックの境界が目立つ画像が出
力される。そこで、汚染領域に含まれる予測画像にフィ
ルタリングを施し、復号画像をある程度平滑化し、境界
の目立ちを解消する。この結果、フィルタリング処理さ
れた領域が後のピクチャの予測画像となる場合にも、汚
染の影響を低減することができる。
【0054】汚染領域の判定、汚染領域の登録、フィル
タリング処理は、実際には以下の状況が順に発生したと
き、必要な場面(3、5〜7)で行われる。
【0055】1.あるピクチャを復号したとき、エラー
が検出される。
【0056】2.損失マクロブロックに対してコンシー
ルメントを行う。
【0057】3.前記損失マクロブロックの領域を汚染
領域として登録する。
【0058】4.別のピクチャを復号する際、あるマク
ロブロックの予測画像を決める。
【0059】5.その予測画像が汚染領域に含まれるか
否かを判定する。
【0060】6.その予測画像が汚染領域に含まれれ
ば、新たにその予測画像の領域を汚染領域に登録する。
【0061】7.その予測画像に対してフィルタリング
処理をする。
【0062】8.フィルタリング処理した予測画像をも
とに復号画像を出力する。
【0063】ここで、上記3は図5のS126に対応す
る登録で、汚染の判定なしに行われる点に特徴がある。
一方、上記6はS116に対応する登録で、汚染の判定
結果を見て行われる。
【0064】(2-2 )汚染領域の判定と登録 汚染領域の判定と特徴は、汚染領域判定部16において
行われる。図9は、本実施形態の汚染領域判定部16の
内部構成図である。
【0065】同図のごとく、汚染領域判定部16はま
ず、エラーフラグ8、マクロブロックの画面内位置情報
11、最終動きベクトル15、後述の汚染領域記憶メモ
リリセット指示13を参照して、汚染領域の登録と参照
および汚染領域フィルタリング指示フラグ17を制御す
る汚染領域登録判定部31を持つ。汚染領域判定部16
はさらに、復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ36、予
測ピクチャ用汚染領域記憶メモリ37の二重バッファを
持つ。前者は現在復号中のピクチャに含まれる汚染領域
を登録し、後者は予測画像が汚染領域に含まれるか否か
を知るために参照される。1ピクチャ分の復号が終了す
ると、登録された汚染領域を次のピクチャの復号の際に
参照できるよう、復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ3
6を予測ピクチャ用汚染領域記憶メモリ37に切り換え
る。この時点で復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ36
が空くため、こんどはこれを予測ピクチャ用汚染領域記
憶メモリ37として利用する。以降、1ピクチャの復号
完了ごとに復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ36と予
測ピクチャ用汚染領域記憶メモリ37が切り替えられ
る。前者には登録のみが行われ、後者は参照のみが行わ
れる。
【0066】汚染領域登録判定部31は、書き込み指示
32と、いま処理中のマクロブロックの画面内位置情報
11に含まれるアドレス33により、復号ピクチャ用汚
染領域記憶メモリ36を制御し、同様に、読み出し指示
34と読み出しの対象となるアドレス35により、予測
ピクチャ用汚染領域記憶メモリ37を制御する。
【0067】以上の構成よる動作を説明する。
【0068】エラーフラグ8が1の時は、汚染領域登録
判定部31は処理中のマクロブロックが汚染されている
とみなし、復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ36にそ
のマクロブロックの画面内位置情報11を登録する。こ
れは図5のS126に対応する。
【0069】一方、エラーフラグ8が0のときは、まず
汚染の判定を行う。図10は汚染領域登録判定部31の
処理の様子を示す図である。同図において、まず最終動
きベクトル15と当該マクロブロックの画面内位置情報
11とから、予測画像領域140を特定する。つづい
て、予測ピクチャ内にあって予測画像領域140と重な
る領域を持つマクロブロックのアドレス35を取得す
る。このアドレスをもとに、予測ピクチャ用汚染領域記
憶メモリ37から、同図に示す汚染領域38の分布を得
る。この汚染領域38と予測画像領域140の重なりの
程度を次式によって評価し、当該マクロブロックが汚染
領域に含まれるか否かを判定する。
【0070】P1>TH (式1) ここで、P1は予測画像中に含まれる汚染領域の占有率
を示す。予測画像領域のうち、汚染領域に重ならない部
分の面積をS1、重なる部分の面積をS2とすれば、P
1は、 P1=S2/(S1+S2) で計算される。一方、THは汚染判定のためのしきい値
である。本実施形態では、予測画像がこの条件式を満た
す場合、汚染されていると判定する。この式においてT
Hの決定方法は任意であり、動画像の性質や内容、復号
状況などによらず一定値を用いてもよく、状況等に応じ
て可変値とすることもできる。この値の設定方法によっ
て、汚染領域の分布状態を制御することができ、復号状
況に応じた画質制御が可能である。以上が判定である。
【0071】判定の結果、復号中のマクロブロックの予
測画像が汚染領域に含まれる場合は、復号ピクチャ用汚
染領域記憶メモリ36に当該マクロブロックの画面内位
置情報11を汚染領域として登録し、汚染領域フィルタ
リング指示フラグ17を1にする。
【0072】なお、ここでは予測ピクチャ側における汚
染の有無を問題にしたが、仮に復号ピクチャにおいてエ
ラーが検出された場合は、エラーフラグ8を1とし、そ
の次のGOBの直前まで上述のコンシールメント処理を
行い、処理の対象となったマクロブロックをすべて汚染
領域として登録する。
【0073】(2-3 )フィルタリング処理 汚染領域フィルタリング指示フラグ17が1であると
き、ループフィルタ部20が動作し、予測画像にローパ
スフィルタが施される。
【0074】図11はループフィルタ部20に用いられ
るフィルタの係数を示す図である。同図中の数字は○の
画素に対するフィルタ係数を表す。本実施形態ではこの
フィルタに、H.261で規定されるフィルタを兼用す
る。予測画像を構成する輝度用と色差用の各8×8画素
からなるすべてのブロックに対してそれぞれフィルタリ
ングが施される。
【0075】(2-4 )フィルタリング処理の制限 長期間にわたるフィルタリングは解像度の低下をもたら
す。そこで本実施形態では、ピクチャ計数部208がエ
ラー検出以降の復号ピクチャ数をカウントし、このカウ
ント値が所定値に達したとき、汚染領域判定部16に対
して汚染領域記憶メモリリセット指示13を発行する。
【0076】汚染領域登録判定部31は汚染領域記憶メ
モリリセット指示13に従い、リセット指示39によっ
て予測ピクチャ用および復号ピクチャ用汚染領域記憶メ
モリ36、37の内容の初期化、すなわち既になされた
登録の抹消を行う。この結果、汚染領域の追跡が停止さ
れ、次にエラーが検出されるまで汚染領域の登録、フィ
ルタリングは行われず、フィルタリングによる過度の平
滑化が防止される(汚染領域をリセットする間隔を以降
「汚染領域追跡期間」と呼ぶ)。汚染領域追跡期間の決
定方法は任意であり、一定値、可変値のいずれを採用し
てもよい。この値の設定方法によって汚染領域の分布状
態を制御することができ、復号状況に応じた画質制御が
可能となる。
【0077】実施形態2. [構成]図12は実施形態2に係る復号装置の構成図で
ある。この実施形態では、MPEG1ビデオ(ISO/
IEC 11130−2)規定にしたがって符号化され
たビットストリームを受信して復号し、動画像データを
再生する。
【0078】一方、図13はMPEG1ビデオ規定のビ
デオビットストリームのデータ構造を示している。フレ
ームはピクチャという階層に位置付けられ、許される予
測方向に応じてIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャと
いう3種類のピクチャタイプに分類される。ピクチャは
スライスの集合、スライスはマクロブロックの集合であ
る。マクロブロックは4つの輝度用ブロックY1〜4
と、色差用のCb、Crブロックからなる。図中「予測
方向」の箇所の矢印が予測方向を示す。右に向かう矢印
が前方向予測、その逆が後方向予測である。Iピクチャ
では動き補償予測が行われず、すべてピクチャ内で閉じ
た符号化(イントラ符号化)が行われる。Pピクチャは
時間的に過去のピクチャのみからの動き補償予測(前方
向予測)のみが許される。Bピクチャでは時間的に未来
のピクチャからも動き補償予測(後方向予測)が許され
る。さらに時間的に過去のピクチャからの予測と未来の
ピクチャからの予測を組み合わせた予測も可能であり、
これを内挿予測(双方向予測)と呼ぶ。また、マクロブ
ロックの集合としてスライスレイヤが設けられている。
スライスは最小復号同期単位である。
【0079】以下、図12において図4に対応する部材
には同一の符号を与え、実施形態1と異なる部分を中心
に説明する。
【0080】図12において図4と異なる点は、受信す
るビデオビットストリーム1がMPEG1ビデオ準拠で
あること、可変長復号部2内に、後述するピクチャ構造
を判定するピクチャ構造判定部206が新設されたこ
と、量子化パラメータ3と量子化DCT係数4とマクロ
ブロックの画面内位置情報11と動きベクトル12がパ
ラメータバス42という形で逆量子化部5に送られるこ
と、規格上はループフィルタ20が不要であり、この代
わりに汚染領域フィルタリング指示17に従って動作す
るフィルタ部56が設けられていること、ループフィル
タ20の削除に伴ってループフィルタ動作指示10とオ
アゲート40が削除されたこと、復号に用いる予測方向
51が汚染領域判定部16に与えられることにある。
【0081】[動作]以下、実施形態1の装置と異なる
動作のみを説明する。
【0082】[1]正常時の復号動作 図5のS100〜122を行う。復号の対象がイントラ
符号化マクロブロックのとき、逆量子化部5はパラメー
タバス42から量子化パラメータと量子化DCT係数を
取り出す。以降は実施形態1と同じである。
【0083】復号の対象がインタ符号化マクロブロック
のとき、動きベクトル選択部14はパラメータバス42
を介して送られる動きベクトルと予測方向情報をラッチ
し、それぞれ最終動きベクトル15、最終予測方向情報
51としてそのまま出力する。メモリインタフェース部
18では、パラメータバス42から当該マクロブロック
が属するピクチャのタイプと当該マクロブロックの画面
内位置情報をラッチする。次いでピクチャタイプから予
測ピクチャを決定し、当該マクロブロックの画面内位置
情報、最終動きベクトル15、最終予測方向情報51に
基づいて予測画像のアドレスを生成し、フレームメモリ
19から予測画像を取り出す。予測画像はフィルタにか
けられず、そのまま最終的な予測画像21として復号加
算部7へ送られ、逆DCT演算部6の出力と加算され最
終的な復号画像22となる。IまたはPピクチャの復号
画像は、以降のピクチャの予測ピクチャとして用いられ
るため、メモリインタフェース部18でラッチされてい
る当該マクロブロックの画面内位置情報に基づいて再び
フレームメモリ19に書き込まれる。
【0084】[2]エラー検出時の復号動作 (1)コンシールメント処理 図6に当たる処理を行う。本実施形態では、実施形態1
のGOBをすべてスライスと読み替える。本実施形態の
特徴は、動きベクトルだけでなく、予測方向も考慮して
置換画像の取り出しを行う点にある。本実施形態でコン
シールメントに用いる予測ピクチャと動きベクトルは、
復号ピクチャのタイプごとに以下のとおりとする。
【0085】1.Iピクチャ Iピクチャでは本来動き補償予測が行われないが、ここ
では予測ピクチャという概念を導入する。予測ピクチャ
は最も最近復号されたIまたはPピクチャとし、推定動
きベクトルはゼロとする。すなわち、最も最近復号され
たIまたはPピクチャから、いま処理しているマクロブ
ロックと同じ画面内位置にあるマクロブロックをそのま
ま予測画像とする。従って、Iピクチャのコンシールメ
ントは前方向予測によって行われるといってよい。この
予測方向は後述の推定予測方向として扱われる。
【0086】2.Pピクチャ 実施形態1同様、損失マクロブロックの真上のマクロブ
ロックの動きベクトルを推定動きベクトルとする。ま
た、真上のマクロブロックの予測ピクチャをそのまま予
測ピクチャとする。従って、Pピクチャの推定予測方向
も前方向である。
【0087】3.Bピクチャ Pピクチャと同様に、真上のマクロブロックに従う。従
ってBピクチャのコンシールメントは、損失マクロブロ
ックの真上のマクロブロックの予測方向により、推定予
測方向は前方向、後方向、双方向のいずれかとなる。
【0088】こうして決められた推定動きベクトルから
最終動きベクトル15を生成する処理は、動きベクトル
選択部14によって行われる。図14は本実施形態の動
きベクトル選択部14の内部構成図である。同図と図7
の構成上の主要な違いは、パラメータバス42の信号群
をラッチするパラメータラッチ部59が設けられた点に
ある。パラメータラッチ部59は、各種パラメータのう
ち、復号中のマクロブロックの動きベクトル、予測方
向、画面内位置情報をラッチする。ラッチされた動きベ
クトル60、予測方向61、画面内位置情報62は書き
込みベクトル決定部23、最終動きベクトル決定部30
に与えられる。この他、動きベクトルパッファ26から
推定動きベクトル27に加えて前述の推定予測方向69
が最終動きベクトル決定部30に送られる点が異なる。
【0089】エラーフラグ8が1のとき、復号中のマク
ロブロックの画面内位置情報62に基づいて、動きベク
トルバッファ26からそのマクロブロックの真上のマク
ロブロックの動きベクトルと予測方向をそれぞれ推定動
きベクトル27、推定予測方向69として取り出す。こ
れらは最終動きベクトル決定部30を介して最終動きベ
クトル15、最終予測方向51として出力される。最終
動きベクトル決定部30は、推定動きベクトル27、推
定予測方向69に基づき、推定動きベクトル27の妥当
性を評価する。評価の結果、妥当でないとされたとき
は、最終動きベクトル15の値としてゼロ、最終予測方
向51として前方向を出力する。これらはメモリインタ
フェース18部に渡され、以下実施形態1同様の処理を
経て予測画像が得られる。
【0090】(2)汚染領域の判定とフィルタリング処
理 図15は実施形態2による汚染領域の登録、判定、フィ
ルタリング処理の全体処理を説明する図である。同図で
は、Bピクチャが内挿予測によって復号される様子が示
されている。ここでは、最初のピクチャ95のマクロブ
ロック100においてエラーが検出され、そのマクロブ
ロックの含まれるスライスが汚染領域101として登録
されている。汚染領域101に含まれる予測画像10
2、103から後のPピクチャ97のマクロブロック1
04、105が復号され、結果的にPピクチャ97の汚
染領域106が拡大している。いま実際に復号中のBピ
クチャ96のマクロブロック107は、ピクチャ96に
含まれる予測画像108と、Pピクチャ97に含まれる
予測画像109を用いる。こうして汚染が伝搬してい
く。
【0091】MPEGでは、Bピクチャは他のピクチャ
の予測に使用されない。従って、Bピクチャの汚染領域
が他ピクチャ復号時に参照されることはない。このた
め、IまたはPピクチャのみについて汚染領域の登録を
行う。すなわち、エラーを検出したIまたはPピクチャ
では、エラーコンシールメントを行ったマクロブロック
を汚染領域として登録する。
【0092】汚染領域の判定と登録は汚染領域判定部1
6において行われる。本実施形態の汚染領域判定部16
の構成は図9のものとほぼ同じである。異なる点は、汚
染領域登録判定部31が実施形態1のそれに加えて、最
終予測方向51とパラメータバス42を参照すること、
読み出し指示34およびアドレス35が予測ピクチャ用
汚染領域記憶メモリ37のみならず、復号ピクチャ用汚
染領域記憶メモリ36にも与えられていることである。
パラメータバス42は復号中のマクロブロックの画面内
位置情報を取得するために参照される。
【0093】エラーフラグ8が1のときは、汚染領域登
録判定部31において復号中のマクロブロックを汚染領
域とみなし、復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ36に
その画面内位置情報を登録する。ただし、登録の対象は
IまたはPピクチャに限る。
【0094】一方、エラーフラグ8が0のときに行われ
る汚染の判定は、PまたはBピクチャのみを対象とす
る。Iピクチャは他のピクチャを参照せず、先に復号さ
れたピクチャに対する汚染の判定を必要としないためで
ある。
【0095】Pピクチャに対する汚染領域登録判定部3
1の処理は図10の場合と同じである。Bピクチャで内
挿予測が行われる場合に限り、2つの予測画像が存在す
る。このとき判定の方法が異なる。図16は内挿予測さ
れたBピクチャに対する汚染領域登録判定部31の処理
の内容を示す図である。同図のごとく、前方向予測ピク
チャと後方向予測ピクチャのそれぞれに対し、まず実施
形態1同様、汚染領域38の分布を得る。ここで、 ・S1を前方向予測ピクチャに含まれる予測画像領域1
40のうち、そのピクチャの汚染領域38に重ならない
部分の面積 ・S2を前方向予測ピクチャに含まれる予測画像領域1
40のうち、そのピクチャの汚染領域38に重なる部分
の面積 ・S3を後方向予測ピクチャに含まれる予測画像領域1
40のうち、そのピクチャの汚染領域38に重ならない
部分の面積 ・S4を後方向予測ピクチャに含まれる予測画像領域1
40のうち、そのピクチャの汚染領域38に重なる部分
の面積 と定義し、予測画像中の汚染領域占有率P2を、 P2={S2/(S1+S2)+S4/(S3+S
4)}/2 と決める。ここで実施形態1同様、P2が以下に示す条
件を満たす場合、その予測画像は汚染されているものと
見なす。
【0096】P2>TH (式2) なお、Bピクチャが単に前方向予測で生成される場合
は、P2は単に、 P2=S2/(S1+S2) とし、後方向予測で生成される場合は、 P3=S4/(S3+S4) として判定すればよい。
【0097】なお、内挿予測されたBピクチャは予測画
像を2つ持つため、復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ
36と予測ピクチャ用汚染領域記憶メモリ37を、前方
向予測および後方向予測ピクチャ用の汚染領域記憶メモ
リとして使う。
【0098】以下、フィルタリング処理は実施形態1と
同様である。なお、本実施形態でも実施形態1同様、汚
染領域追跡期間ごとに汚染領域の登録を抹消するものと
する。
【0099】実施形態3.つづいて、MPEG2ビデオ
規定にしたがって符号化されたビットストリームを復号
し動画像データを再生する復号装置を説明する。MPE
G1との違いは、符号化の際に、複数の動き補償予測の
モードから所期のモードを指定できる点にある。
【0100】[構成]この装置の構成は図12とほぼ同
一であるが、動き補償予測モードが動きベクトル選択部
14から汚染領域判定部16に与えられる点で異なる。
【0101】MPEG2ビデオ規定のビデオビットスト
リームのデータ構造は図13同様である。ピクチャはフ
レームまたはフィールドとして定義される。この区別を
ピクチャ構造と呼び、前者をフレームピクチャ、後者を
フィールドピクチャと呼ぶ。MPEG2でもMPEG1
同様、I、P、Bの3種類のピクチャタイプがある。
【0102】Iピクチャの符号化方法はMPEG1と同
一である。Pピクチャでは予測方向はMPEG1同様で
あるが、動き補償予測モードとして、フレームピクチャ
ではフレーム予測、フィールド予測、デュアルプライム
予測の3種類が選択できる。また、フィールドピクチャ
ではフィールド予測、16×8MC予測、デュアルプラ
イム予測の3種類が選択できる。デュアルプライム予測
はフィールド予測の変形で、フレームに含まれる2枚の
フィールドのそれぞれに対し、同パリティフィールドお
よび異パリティフィールドから予測を行う。復号の際に
は合計4つの動きベクトルが生じる。
【0103】Bピクチャも予測方向はMPEG1同様で
あるが、動き補償予測モードとして、フレームピクチャ
ではフレーム予測、フィールド予測の2種類が選択でき
る。また、フィールドピクチャではフィールド予測、1
6×8MC予測の2種類が選択できる。
【0104】なお、フレームピクチャに対してフィール
ド予測を行う場合と、フィールドピクチャに対して16
×8MC予測をする場合に限り、動きベクトルが同一予
測方向に2つ発生する。
【0105】[動作]以下、実施形態2の装置と異なる
動作のみを説明する。
【0106】[1]正常時の復号動作 復号の対象がインタ符号化マクロブロックのとき、動き
ベクトル選択部14はパラメータバス42を介して送ら
れる動きベクトルと予測方向情報に加え、動き補償予測
モードをラッチする。以下の処理には、動き補償予測モ
ードも参照される。
【0107】[2]エラー検出時の復号動作 (1)コンシールメント処理 本実施形態でコンシールメントに用いる予測ピクチャ、
動きベクトル、動き補償予測モードは、復号ピクチャの
タイプごとに以下のとおりとする。
【0108】1.Iピクチャ 実施形態2と同じである。
【0109】2.Pピクチャ 推定動きベクトルと予測ピクチャは実施形態2と同様で
あるが、動きベクトルが2つ存在する場合は、先に復号
したほうを利用する。動き補償予測モードについては、
ピクチャ構造がフレームピクチャであればフレーム予
測、フィールドピクチャであればフィールド予測に固定
する。ただし、この固定的な処理はコンシールメントに
ついて行うだけであり、実際の復号の際には、符号化の
際に指定された動き補償予測モードに忠実に従う点に注
意すべきである。
【0110】3.Bピクチャ Pピクチャと同様である。
【0111】動きベクトル選択部14はこれらの規則に
従い、最終動きベクトル15、最終予測方向51に加
え、最終動き補償予測モードを出力する。本実施形態の
動きベクトル選択部14は、実施形態2のそれに加え
て、パラメータバス42から復号中のマクロブロックが
含まれるピクチャのピクチャ構造および動き補償予測モ
ードをラッチする点で異なる。
【0112】コンシールメントに用いる動き補償予測モ
ードは常にピクチャ構造にあわせるため、動きベクトル
選択部14で記憶しない。最終動きベクトル決定部30
では、エラーフラグ8が0のときは、復号された動きベ
クトルと予測方向と動き補償予測モードをそのまま出力
する。エラーフラグ8が1のときは、そのマクロブロッ
クの画面内位置情報と、動きベクトルバッファ26から
読み出された推定動きベクトル20と、推定予測方向6
9に基づいて、動きベクトルの妥当性が評価される。妥
当でないと判断されれば、推定動きベクトル20の代わ
りに、最終動きベクトル15のベクトル値をゼロ、最終
予測方向51を前方向で出力する。妥当と判断されれ
ば、推定動きベクトル20、推定予測方向69、そのマ
クロブロックの属するピクチャのピクチャ構造に基づい
て決定した最終動きベクトル15、最終予測方向51、
最終動き補償予測モードを出力する。以下の処理は実施
形態2同等である。
【0113】(2)汚染領域の判定とフィルタリング処
理 本実施形態でも実施形態2同様、IまたはPピクチャの
みについて汚染領域の登録を行う。本実施形態の汚染領
域判定部16の構成は実施形態2のものとほぼ同じであ
る。異なる点は、汚染領域登録判定部31が実施形態2
のそれに加えて、動き補償予測モードを参照する点にあ
る。
【0114】エラーフラグ8が1のときは、汚染領域登
録判定部31において復号中のマクロブロックを汚染領
域とみなし、復号ピクチャ用汚染領域記憶メモリ36に
その画面内位置情報を登録する。
【0115】一方、エラーフラグが0のときに行われる
判定は、PまたはBピクチャのみを対象とする。MPE
G2の場合、2つのピクチャ構造に対して、それぞれ3
とおりの動き補償予測モードが存在しうる。このうち、
フレームピクチャに対してフレーム予測、フィールドピ
クチャに対してフィールド予測またはデュアルプライム
予測を適用する3とおりの場合では、予測画像が1つま
たは2つ存在し、その処理は図16と同様となる。
【0116】一方、フレームピクチャに対してフィール
ド予測またはデュアルプライム予測、フィールドピクチ
ャに対して16×8MC予測を適用する3とおりの場合
では、予測画像が2つまたは4つ存在しうる。ここで
は、予測画像が4つ存在する場合の判定方法を説明す
る。
【0117】図17は予測画像が4つ存在する場合の汚
染領域登録判定部31による判定方法を示す図である。
同図は、フレームピクチャに対してフィールド予測を適
用した場合を示している。このとき、前方向予測ピクチ
ャと後方向予測ピクチャのそれぞれにおいて、第1フィ
ールド、第2フィールドのための予測画像が存在する。
ここでもまず、前方向予測ピクチャと後方向予測ピクチ
ャについて汚染領域の分布を得る。ここでS1、S2
を、 ・S1を前方向予測ピクチャに含まれる第1フィールド
のための予測画像領域140のうち、そのピクチャの汚
染領域38に重ならない部分の面積 ・S2を前方向予測ピクチャに含まれる第1フィールド
のための予測画像領域140のうち、そのピクチャの汚
染領域38に重なる部分の面積 と定める。S3〜8についても同図に示すように定め
る。このとき、汚染領域の占有率P3は、 P3={ S2/(S1+S2)+S4/(S3+S4)+S6/(S5+S6)+S8/(S7+S
8) }/4 と決める。P3が以下に示す条件を満たす場合、その予
測画像は汚染されているものと見なす。
【0118】P3>TH (式3) 以上が判定方法である。なおここでも、前方向予測のみ
の場合は、 P3={ S2/(S1+S2)+S4/(S3+S4) }/4 後方向予測のみの場合は、 P3={ S6/(S5+S6)+S8/(S7+S8) }/4 とする。
【0119】判定が終わればフィルタリング処理が行わ
れる。本実施形態では、ピクチャ構造によってループフ
ィルタ部20の処理を変える。図18は本実施形態のル
ープフィルタ部20の内部構成図である。ループフィル
タ部20は、パラメータバス42からラッチしたピクチ
ャ構造と汚染領域フィルタリング指示フラグ17に従っ
てSW1、2を制御するブロッキング制御部127と、
フレーム形式に配列された予測画像をフィールド形式に
再配列するフィールドブロッキング部129と、フィー
ルドブロッキング部129を通過または回避した予測画
像にフィルタリング処理を施すフィルタ実行部130か
らなる。ブロッキング制御部127は、ピクチャ構造が
フレームピクチャで、かつ汚染領域フィルタリング指示
フラグ17が1の場合に限ってSW1、2を方向Aに接
続する。
【0120】この構成によれば、ピクチャ構造がフレー
ムピクチャ、汚染領域フィルタリング指示フラグ17が
1の場合、フィールドブロッキング部129は、同図に
示すようにデータ形式の変換を行う。この後、フィルタ
リング処理がなされる。このため、フィールドごと(同
図の白い部分と黒い部分ごと)に平滑化が行われること
になり、フィールド間に動きがある場合でも、この動き
が平滑化されて失われる事態が回避される。フィルタリ
ング処理の後、図示しない逆変換回路により、フィール
ド形式からフレーム形式に戻し、データを後段の回路に
渡せばよい。
【0121】以上が本実施形態の概要である。なお、本
実施形態について以下の改良または変形が考えられる。
【0122】1.実施形態1、2同様、ある周期で汚染
領域の登録を抹消する構成とする。
【0123】2.実施形態1〜3の装置の任意の組合せ
を採用することにより、ITU−TH.261規格、M
PEG1ビデオ規格、MPEG2ビデオ規格のいずれの
規格に準拠したビットストリームであっても復号可能な
動画像復号装置を提供することができる。
【0124】
【発明の効果】本発明の動画像復号方法によれば、予測
画像が汚染領域に含まれるとき、その予測画像に平滑化
処理を施される。このため、たとえ訂正不可能なビット
エラーが混入しても、視覚的に良好な再生画像を得るこ
とができる。
【0125】この方法において、汚染領域に含まれる予
測画像を用いて動き補償予測を行った画像領域も汚染領
域として登録する場合は、エラーによる悪影響の伝搬を
低減することができる。
【0126】一方、本発明の動画像復号装置によれば、
受信した動画像データを復号し、再生画像を得ることが
できる。この際、訂正不可能なビットエラーが混入して
も、視覚的に良好な再生画像が得られる。
【0127】エラーに起因して動きベクトルが失われた
処理単位画像に対して、その近傍の処理単位画像の動き
ベクトルをもとに予測画像を決定する場合は、失われた
画像データを修復することができる。
【0128】所定の周期で汚染領域として登録された情
報を抹消する場合は、過度の平滑化処理を防止すること
ができる。
【0129】この装置において、汚染領域に含まれる予
測画像を用いて動き補償予測を行った画像領域も汚染領
域として登録する場合は、エラーによる悪影響の伝搬を
低減することができる。
【0130】予測画像の領域と汚染領域の重なりの程度
から汚染の有無を判定する場合は、汚染の有無を妥当か
つ客観的に判定することができる。また、汚染領域の大
きさを制御することができ、最適な再生画像を得ること
ができる。
【0131】エラーが検出されたとき、そのエラーに起
因してその処理単位画像と同様に動きベクトルが失われ
た画像領域範囲全体を汚染領域として登録する場合は、
符号化されたビットストリームのフォーマットによら
ず、汚染領域を的確に追跡することができ、画質劣化を
低減することができる。
【0132】復号ピクチャ用汚染領域記憶手段と予測ピ
クチャ用汚染領域記憶手段が存在する場合は、適宜これ
らを切り替えることにより、少ないメモリ容量で汚染領
域の登録と参照が可能となる。
【0133】フレーム形式のピクチャをこれをフィール
ド形式に変換した後、平滑化処理を行う場合は、フィー
ルド間に存在する動きが平滑化される事態を回避するこ
とができ、良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 MPEG1またはMPEG2を用いて符号化
を行う様子を示す図である。
【図2】 MPEG1またはMPEG2で定義されるス
ライスを示す図である。
【図3】 ITU−TH.261規定のビデオビットス
トリームのデータ構造を示す図である。
【図4】 実施形態1に係る復号装置の構成図である。
【図5】 実施形態1の装置による復号動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図6】 コンシールメント処理の手順を示すフローチ
ャート図である。
【図7】 実施形態1の動きベクトル選択部14の内部
構成図である。
【図8】 汚染領域の登録、判定、フィルタリング処理
の概要を示す図である。
【図9】 実施形態1の汚染領域判定部16の内部構成
図である。
【図10】 汚染領域登録判定部31の処理の様子を示
す図である。
【図11】 ループフィルタ部20に用いられるフィル
タの係数を示す図である。
【図12】 実施形態2に係る復号装置の構成図であ
る。
【図13】 MPEG1ビデオ規定のビデオビットスト
リームのデータ構造を示す図である。
【図14】 実施形態2の動きベクトル選択部14の内
部構成図である。
【図15】 実施形態2による汚染領域の登録、判定、
フィルタリング処理の全体処理を説明する図である。
【図16】 内挿予測されたBピクチャに対する汚染領
域登録判定部31の処理の内容を示す図である。
【図17】 予測画像が4つ存在する場合の汚染領域登
録判定部31による判定方法を示す図である。
【図18】 実施形態3のループフィルタ部20の内部
構成図である。
【符号の説明】
1 ビデオビットストリーム、2 可変長復号部、3
量子化パラメータ、4量子化DCT係数、5 逆量子化
部、6 逆DCT部、7 復号加算部、8エラーフラ
グ、9 イントラ/インタフラグ、10 ループフィル
タ動作指示フラグ、11 画面内位置情報、12 動き
ベクトル、13 汚染領域記憶メモリリセット指示、1
4 動きベクトル選択部、15 最終動きベクトル、1
6 汚染領域判定部、17 汚染領域フィルタリング指
示フラグ、18 メモリインタフェース部、19 フレ
ームメモリ、20 ループフィルタ部、21 予測画
像、22 復号画像、23 書き込みベクトル決定部、
24 書き込み指示、25書き込みベクトル値、26
動きベクトルバッファ、27 推定動きベクトル、28
読み出しベクトル決定部、29 読み出し指示、30
最終動きベクトル決定部、31 汚染領域登録判定
部、32 書き込み指示、33,35 アドレス、34
読み出し指示、36 復号ピクチャ用汚染領域記憶メ
モリ、37予測ピクチャ用汚染領域記憶メモリ、38
汚染領域、39 メモリリセット指示、40 オアゲー
ト、42 パラメータバス、51 最終予測方向、56
フィルタ部、59 パラメータラッチ部、60 ラッ
チされた動きベクトル、61ラッチされた予測方向情
報、62 ラッチされた画面内位置情報、69 推定予
測方向、127 ブロッキング制御部、129 フィー
ルドブロッキング部、130 フィルタ実行部、140
予測画像領域、200 ビットストリーム解析部、2
04 損失画像範囲決定部、206 ピクチャ構造判定
部、208 ピクチャ計数部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された動画像データを動き補償予
    測を利用して復号する動画像復号方法において、 動画像データを処理単位画像ごとに解析する解析工程
    と、 ある処理単位画像を解析したときエラーが検出されれ
    ば、その処理単位画像の領域を汚染領域として登録する
    登録工程と、 処理単位画像を復号する際、動き補償予測に用いられる
    予測画像を決定する決定工程と、 決定された予測画像が前記汚染領域に含まれるか否かを
    判定する判定工程と、 判定の結果、前記予測画像が前記汚染領域に含まれると
    き、その予測画像に平滑化処理を施す平滑化工程と、 を含むことを特徴とする動画像復号方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動画像復号方法におい
    て、 前記登録工程は、エラーが検出された処理単位画像だけ
    でなく、前記汚染領域に含まれる予測画像を用いて動き
    補償予測を行った画像領域も汚染領域として登録するこ
    とを特徴とする動画像復号方法。
  3. 【請求項3】 符号化された動画像データを動き補償予
    測を利用して復号する動画像復号装置において、 動画像データを受信し、これを処理単位画像ごとに解析
    するビットストリーム解析手段と、 ある処理単位画像を解析したときエラーが検出されれ
    ば、その処理単位画像の領域を汚染領域として登録する
    汚染領域登録手段と、 処理単位画像を復号する際、動き補償予測に用られる予
    測画像を決定する予測画像決定手段と、 決定された予測画像の領域と前記汚染領域を比較するこ
    とによってその予測画像が汚染されているか否かを判定
    する汚染判定手段と、 判定の結果、前記予測画像が前記汚染領域に含まれると
    き、その予測画像に平滑化処理を施す平滑化手段と、 を含むことを特徴とする動画像復号装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の動画像復号装置におい
    て、 前記予測画像決定手段は、処理単位画像ごとにその動き
    ベクトルから動き補償予測を行うものであり、前記エラ
    ーに起因して動きベクトルが失われた処理単位画像に対
    しては、その近傍の処理単位画像の動きベクトルをもと
    に予測画像を決定することを特徴とする動画像復号装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3、4のいずれかに記載の動画像
    復号装置において、 該装置はさらに、復号されたピクチャの数を計数するピ
    クチャ計数手段を含み、 計数されたピクチャの数が所定値に達したとき、前記汚
    染領域登録手段は、汚染領域の登録を抹消することを特
    徴とする動画像復号装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の動画像
    復号装置において、 前記汚染領域登録手段は、エラーが検出された処理単位
    画像だけでなく、前記汚染領域に含まれる予測画像を用
    いて動き補償予測を行った画像領域も汚染領域として登
    録することを特徴とする動画像復号装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の動画像
    復号装置において、 前記汚染判定手段は、前記予測画像の領域と前記汚染領
    域の重なりの程度から汚染の有無を判定することを特徴
    とする動画像復号装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載の動画像
    復号装置において、該装置はさらに、 前記エラーが検出されたとき、エラーの検出された処理
    単位画像だけでなく、そのエラーに起因してその処理単
    位画像と同様に動きベクトルが失われた画像領域範囲を
    決定する損失画像範囲決定手段を含み、 前記汚染領域登録手段は、この画像領域範囲全体を汚染
    領域として登録することを特徴とする動画像復号装置。
  9. 【請求項9】 請求項3〜8のいずれかに記載の動画像
    復号装置において、 該装置は、復号ピクチャ用汚染領域記憶手段と予測ピク
    チャ用汚染領域記憶手段を含み、 前記汚染領域登録手段は、現在復号中のピクチャにおい
    てエラーが検出されれば、そのエラーが検出された処理
    単位画像を復号ピクチャ用汚染領域記憶手段に登録し、
    復号処理がつぎのピクチャに進んだとき復号ピクチャ用
    汚染領域記憶手段と予測ピクチャ用汚染領域記憶手段を
    切り換えることを特徴とする動画像復号装置。
  10. 【請求項10】 請求項3〜9のいずれかに記載の動画
    像復号装置において、 該装置は、ピクチャ構造がフレーム形式であるかフィー
    ルド形式であるかを判定するピクチャ構造判定手段と、 ピクチャ構造がフレーム形式であるとき、これをフィー
    ルド形式に変換するピクチャ構造変換手段と、 を含み、ピクチャ構造がフレーム形式である場合は、こ
    れがフィールド形式に変換された後、前記平滑化処理が
    行われることを特徴とする動画像復号装置。
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