JPH09247560A

JPH09247560A - 選局装置

Info

Publication number: JPH09247560A
Application number: JP8566596A
Authority: JP
Inventors: Tsuyoshi Okubo; 強大久保; Yoshiharu Takahashi; 嘉治高橋; Yasuhiro Miki; 康弘三木
Original assignee: EKUSHINGU KK; Brother Industries Ltd; Xing Inc
Current assignee: EKUSHINGU KK; Brother Industries Ltd; Xing Inc
Priority date: 1996-03-13
Filing date: 1996-03-13
Publication date: 1997-09-19

Abstract

(57)【要約】【課題】手動操作を必要とする事なく、自動的に、コ
マーシャル放送中は他チャンネルに変更し、コマーシャ
ル終了時には素早く元のチャンネルに戻すことにより、
コマーシャルを除いて番組を鑑賞できるＣＡＴＶコンバ
ータを提供すること。【解決手段】ＣＡＴＶコンバータ１は、多チャンネル
放送波のテレビ信号から１チャンネルのテレビ信号を放
映チャンネルとして選局するチューナＡ３と、選局した
放映チャンネルのテレビ信号を復調し映像信号と音声信
号をテレビ受信機に送る復調回路５、６とを有するＣＡ
ＴＶコンバータ１であって、（１）音声信号から抽出し
た制御信号が、ステレオ放送時にのみ含まれるステレオ
パイロット信号であるか否かを判断し、ステレオパイロ
ット信号の有無を判断するステレオパイロット信号判断
回路８０と、（２）ステレオパイロット信号判断回路８
０が、ステレオパイロット信号の有無が変化したと判断
した時に、放映チャンネルを自動的に変更する自動チャ
ンネル選局回路８とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ受信機に接
続される選局装置に関し、特に、コマーシャル放送時の
み放映チャンネルを他チャンネルに変更する選局装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、民間テレビ放送においては、テレ
ビ番組には随時コマーシャルが挿入されている。そのた
め、視聴者がコマーシャルを見たくない場合には、リモ
コン装置などテレビのチャンネル選局スイッチをそのた
びに操作して、コマーシャル放送中は別のチャンネルに
変更する必要があった。一方、家庭用ビデオ装置に付い
ては、既に特公平７ー９５８３９号公報において、洋
画、ニュース等の２カ国語放送、あるいはスポーツ中継
等の主音声と副音声とからなる２音声放送を録画中のコ
マーシャル放送時に、自動的にポーズ装置を作動させ、
録画を一時的に停止させる技術が提案されている。しか
し、テレビ受像機においてはビデオ装置と異なり、一時
停止させることはできない。従って、視聴者がリモコン
装置等により、チャンネルを変更せざるを得なかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、選局は常に使用者がスイッチを操作し
て初めて行なわれる為、コマーシャルになる度にこの操
作を行なわねばならず、視聴者にとって非常に面倒であ
る。また、リモコン装置により放映チャンネルを変更し
た場合、元の放映チャンネルにおいて、コマーシャルが
終了したかどうかを知る方法がないので、たびたびチャ
ンネルを元に戻してみる等の手間がかかる。あるいは、
チャンネルを戻すタイミングが遅れることにより、番組
の一部を見逃してしまうことがあるなどの問題があっ
た。

【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、手動操作を必要とする事なく、
自動的に、コマーシャル放送中は他チャンネルに変更
し、コマーシャル終了時には素早く元のチャンネルに戻
すことにより、コマーシャルを除いて番組を鑑賞できる
選局装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の選局装置は、多チャンネル放送波のテレビ信号
から１チャンネルのテレビ信号を放映チャンネルとして
選局するチューナと、選局した放映チャンネルのテレビ
信号を復調し映像信号と音声信号をテレビ受信機に送る
復調手段とを有する選局装置であって、（１）音声信号
から抽出した制御信号が、ステレオ放送時にのみ含まれ
るステレオパイロット信号であるか否かを判断し、ステ
レオパイロット信号の有無の変化を判断するステレオ制
御信号判断手段と、（２）ステレオ制御信号判断手段
が、ステレオパイロット信号の有無が変化したと判断し
た時に、放映チャンネルを自動的に変更する自動チャン
ネル選局手段とを有している。

【０００６】また、上記選局装置において、前記ステレ
オパイロット信号が無から有に変化したとき、コマーシ
ャル放送が開始したと判断して、自動的に放映チャンネ
ルを変更し、また前記ステレオパイロット信号が有から
無へ変化したとき、コマーシャル放送が終了したと判断
して放映チャンネルを自動的に元に戻すことを特徴とす
る。また、上記選局装置において、前記ステレオパイロ
ット信号が無から有へ変化した時における放映チャンネ
ルの変更先である第２放映チャンネルを予め設定できる
第２選局手段を有することを特徴とする。

【０００７】上記構成を有することにより、本発明の選
局装置は、次のように作用する。チューナは、アンテナ
等で受信した多チャンネル放送波のテレビ信号から、ブ
ラウン管に映し出すために１チャンネルのテレビ信号を
放映チャンネルとして選局する。復調回路は、チューナ
が選局した放映チャンネルのテレビ信号を復調し、映像
信号と音声信号とに分離してテレビ受信機に送る。音声
信号には、ステレオ放送時のみ含まれるステレオパイロ
ット信号、多重放送時にのみ含まれる多重放送パイロッ
ト信号等の制御信号が含まれている。ステレオ制御信号
判断手段は、音声信号から抽出した制御信号が、ステレ
オ放送時にのみ含まれるステレオパイロット信号である
か否かを判断し、ステレオパイロット信号の有無の変化
を判断する。

【０００８】自動チャンネル選局手段は、ステレオパイ
ロット信号が無から有に変化したとき、コマーシャル放
送が開始したと判断して、自動的に放映チャンネルを変
更する。またステレオパイロット信号が有から無へ変化
したとき、コマーシャル放送が終了したと判断して放映
チャンネルを自動的に元に戻す。例えば、映画を鑑賞中
にコマーシャルが始まると、映画には通常含まれないス
テレオパイロット信号の送出が開始される。ステレオパ
イロット信号の送出を判断した自動チャンネル選局手段
は自動的に放映チャンネルを変更する。この時、第２選
局手段により、裏番組であるスポーツ中継放送のチャン
ネルを予め設定しておけばコマーシャル中にスポーツの
途中経過を確認できる。

【０００９】従来、これを行なうには、コマーシャルが
始まる度にリモコン等でスイッチ操作をしなければなら
ず、たいへん煩雑であったが、本発明によれば自動的に
切り替わるためきわめて便利である。また、映画のチャ
ンネルのステレオパイロット信号が有から無に変化した
とき、コマーシャルが終了したので元の映画のチャンネ
ルに自動的に変更する。これにより、スポーツ中継放送
に切り替わっている場合でも、元の映画のチャンネルの
コマーシャル終了時に自動的に元のチャンネルに切り替
わるため、映画の一部を見逃す心配がなくなる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
例を図面にしたがって説明する。図１は、本発明を実施
したＣＡＴＶコンバータ１の電気的構成を示すブロック
図である。本実施例のＣＡＴＶコンバータ１は、まず、
ＣＡＴＶ局より受信したテレビ信号を分配するための分
配器２、多チャンネルのテレビ信号から１チャンネルの
テレビ信号を放映チャンネルとして選局するためのチュ
ーナＡ３、チューナＢ４がある。また、チューナＡ３で
選局したテレビ信号のうち映像信号を復調するための映
像回路５、テレビ信号の音声信号を復調する音声回路Ａ
６と、チューナＢ４で選局したテレビ信号の音声信号を
復調する音声回路Ｂ７がある。

【００１１】さらに、放映チャンネルを自動的に変更す
るための自動チャンネル選局手段である自動チャンネル
選局回路８、第２放映チャンネルを視聴者が選択する第
２選局手段であるプリセットチャンネル選局回路９、視
聴者がチャンネルスイッチで選局するためのチャンネル
選局回路１０からなる。分配器２はチューナＡ３とチュ
ーナＢ４に接続し、チューナＡ３は映像回路５と音声回
路Ａ６に、チューナＢ４は音声回路Ｂ７に接続してい
る。自動チャンネル選局回路８はその内部にステレオ制
御信号判断手段である、ステレオパイロット信号判断回
路８０を含み、チューナＡ３、音声回路Ａ６、音声回路
Ｂ７、プリセット選局回路９、チャンネル選局回路１０
に接続している。

【００１２】次に、上記構成を有するＣＡＴＶコンバー
タ１の全体的な作用を説明する。ＣＡＴＶコンバータ１
には、ＣＡＴＶ局より多チャンネルのテレビ放送波（Ｖ
ＨＦ、ＵＨＦ、ＢＳ、ＣＳ）信号ＳＧ１が伝送されてく
る。ＣＡＴＶコンバータ１は受信したＳＧ１を分配器２
で同一の２つの信号ＳＧ２とＳＧ３に分配し、それぞれ
をチューナＡ３及びチューナＢ４に入力する。チューナ
Ａ３、チューナＢ４は一般的なものであり、入力した多
チャンネルのテレビ放送波信号から１つのチャンネルを
選択し、チューナＡ３はその映像信号ＳＧ４及び音声信
号ＳＧ５を出力する。チューナＢ４は映像信号は使用し
ないので、音声信号ＳＧ６のみ出力する。

【００１３】各音声信号ＳＧ５およびＳＧ６はそれぞれ
音声回路Ａ６および音声回路Ｂ７に入力される。音声回
路Ａ６及び音声回路Ｂ７の内部において、ステレオパイ
ロット信号ＳＧ７、ＳＧ８を抽出し、自動チャンネル選
局回路８に入力する。ステレオパイロット信号ＳＧ７、
ＳＧ８は、ほとんどのコマーシャル放送を含むステレオ
放送時の音声信号には含まれているが、洋画、ニュース
等の２カ国語放送時、あるいは、スポーツ中継等の主音
声と副音声とからなる２音声放送時、あるいは、モノラ
ル放送時には音声信号中に含まれていない。

【００１４】続いて、自動チャンネル選局回路８におい
ては、一定のサンプリング間隔でＳＧ７のステレオパイ
ロット信号の有無をチェックし、変化したかどうかをス
テレオパイロット信号判断回路８０により判断する。変
化したと判断したとき、すなわち、ステレオパイロット
信号ＳＧ７が無から有へ変化したとき、自動チャンネル
選局回路８は放映チャンネルを自動的に変更する。その
ために、チューナＡ３に別のチャンネルのチャンネル信
号をＳＧ９として送信する。一方、ＳＧ７と同時にＳＧ
８もステレオパイロット信号を送信するようになる。こ
のステレオパイロット信号の有無が変化したかどうかを
パイロット信号判断回路８０により判断する。同様に、
変化したと判断したとき、すなわち、ステレオパイロッ
ト信号ＳＧ８が有から無へ変化したとき、自動チャンネ
ル選局回路８は始めのチャンネルに戻す。そのために、
チューナＡ３に元のチャンネルのチャンネル信号をＳＧ
９として送出する。

【００１５】自動チャンネル選局回路８は、チューナＡ
３に変更先チャンネルのチャンネル信号をＳＧ９として
送信するにあたり、第２のチャンネルがプリセットされ
ているかどうかを調べるため、プリセットチェック信号
ＳＧ１１をプリセットチャンネル選局回路９に送信す
る。プリセットチャンネル選局回路９は、プリセットさ
れたチャンネルを示すプリセットチャンネル信号ＳＧ１
２を自動チャンネル選局回路８に送信する。プリセット
されていないときは、受信可能なチャンネルを自動的に
選択する。ＳＧ１２に従って、自動チャンネル選局回路
８がチューナＡ３にチャンネル信号ＳＧ９を送信するこ
とにより、受信チャンネルを第２希望のチャンネルに変
更する。

【００１６】図２は、音声回路Ａ６及び音声回路Ｂ７の
構成を示す。音声回路Ａ６と音声回路Ｂ７の構成は全く
同じであるので、以後音声回路Ａ６で説明する。音声回
路Ａ６にはチューナＡ３より音声信号ＳＧ５が入力さ
れ、まず、音声中間検波回路６１により、ＦＭ変調され
た状態の音声信号ＳＧ５１が出力される。ＳＧ５１は図
３の周波数スペクトルに示すように、音声多重放送時に
は０〜１５ＫＨZで主チャンネル音声が送られ、１６〜
４７ＫＨZで副チャンネル音声が送られ、５５．１２５
ＫＨZ でＡＭ変調による多重制御信号が送られている。
この多重制御信号はステレオ放送時には９８２．５ＨZ
のステレオパイロット信号であり、２カ国語あるいは２
音声放送では９２２．５ＨZ のパイロット信号である。
また、モノラル放送では信号無しとなる。

【００１７】音声回路Ａ６は入力された前記音声信号Ｓ
Ｇ５１の中から第１のＦＭ検波回路６２で主チャンネル
部分のみをＦＭ検波し、その出力信号ＳＧ５２はＬＰＦ
（ローパスフィルタ）６３およびＢＰＦ（バンドパスフ
ィルタ）６４に出力される。ＬＰＦは信号ＳＧ５２の中
から可聴周波数帯域に復調された主チャンネル音声信号
ＳＧ５３を音声切替マトリックス６５に出力する。ＢＰ
Ｆ６４は第一のＦＭ検波回路６２の出力信号ＳＧ５２か
ら副チャンネルのＦＭの変調信号ＳＧ５４と多重制御信
号ＳＧ５５とを分別し、ＦＭ変調信号ＳＧ５４を第二の
ＦＭ検波回路６６に出力するとともに、多重制御信号Ｓ
Ｇ５５をＡＭ検波回路６７に出力する。そして、第二の
ＦＭ検波回路６６はＦＭ変調信号ＳＧ５４をＦＭ検波し
て可聴周波数帯域に復調した副チャンネル音声信号ＳＧ
５６を音声切替マトリックス６５に出力する。

【００１８】ＡＭ検波回路６７はＢＰＦ６４から出力さ
れる多重制御信号ＳＧ５５をＡＭ検波し、ステレオ放送
時には９８２．５ＨZ、２カ国語あるいは２音声放送時
には９２２．５ＨZ のパイロット信号ＳＧ５７を出力す
る。パイロット信号ＳＧ５７が出力される第一及び第二
ＰＳＦ（パイロット信号フィルタ）６８、６９は前記２
種類のパイロット信号を分別するための狭帯域フィルタ
であり、第一ＰＳＦ６８は２カ国語あるいは２音声放送
時の９２２．５ＨZ のパイロット信号ＳＧ５８を音声切
替マトリックス６５に出力し、第二のＰＳＦ６９はステ
レオ放送時の９８２．５ＨZ のパイロット信号ＳＧ５９
を音声切替マトリックス６５及び前記自動チャンネル選
局回路８に出力するようになっている。音声切替マトリ
ックス６５はＬＰＦ６３及び第二のＦＭ検波回路６６か
らの音声信号に基づき、９８２．５ＨZ のステレオパイ
ロット信号を受信したときには左右音声出力にステレオ
音声を出力し、９２２．５ＨZ のパイロット信号を受信
したときには左右音声出力に主音声または副音声を出力
するようになっている。パイロット信号を受信しないと
きには、左右音声出力に主音声信号を出力する。

【００１９】次に、上記のように構成された本発明の主
要部をなす自動チャンネル選局回路の作用をフローチャ
ート図４を用いて説明する。このＣＡＴＶコンバータ１
を使用したテレビ受信機を用いてテレビ番組を鑑賞した
い場合、まず、リモコン装置１１などを用いて希望テレ
ビチャンネルを選局する（Ｓ１００）。チャンネル選局
回路１０は選局されたチャンネルのチャンネル信号を自
動チャンネル選局回路８とチューナＢ４に送信すること
により、希望チャンネルの放送を受信する（Ｓ１０
１）。自動チャンネル選局回路８はチャンネル選局回路
１０からの信号ＳＧ１３を受信した場合は、そのままチ
ャンネル信号ＳＧ９としてチューナＡ３に送信する。

【００２０】受信中のチャンネルでコマーシャル放送が
開始されると音声回路Ａ６及び音声回路Ｂ７より、自動
チャンネル選局回路８にステレオパイロット信号ＳＧ
７、ＳＧ８が送信される（Ｓ１０２）。ステレオパイロ
ット信号ＳＧ７が送信されない間は（Ｓ１０２：Ｎ
Ｏ）、始めに選局した受信中のチャンネルを放映し続け
るが、ステレオパイロット信号ＳＧ７が送信されること
によってコマーシャル放送が開始されたと判断されたと
き（Ｓ１０２：ＹＥＳ）、自動チャンネル選局回路８は
放映チャンネルを変更する。そのため、自動チャンネル
選局回路８はプリセットチャンネル選局回路９をアクセ
スし、プリセットが行われているかを調べる（Ｓ１０
３）。プリセットが行われているときは（Ｓ１０３：Ｙ
ＥＳ）プリセットチャンネルを、行われていないときは
（Ｓ１０３：ＮＯ）受信中チャンネル以外で受信可能な
チャンネルを自動的に選局する（Ｓ１０４）。このよう
にして確定したチャンネルのチャンネル信号をチューナ
Ａ３に送信することにより、第２のチャンネルのテレビ
放送を受信する（Ｓ１０５）。

【００２１】一方、はじめに選択したチャンネルのコマ
ーシャルが終了すると、音声回路Ｂ７からのステレオパ
イロット信号であるＳＧ８が停止する（Ｓ１０６）。ス
テレオパイロット信号ＳＧ８が有る間は（Ｓ１０６：Ｎ
Ｏ）、第２のチャンネルを放送し、ステレオパイロット
信号ＳＧ８が無になったら（Ｓ１０６：ＹＥＳ）、はじ
めに選択されたチャンネルのチャンネル信号をチューナ
Ａ３に送出する。

【００２２】具体的には、使用者は、はじめにリモコン
装置１１などを用いて、チャンネル選局回路１０に見た
いチャンネルを設定する。また、同様にプリセットチャ
ンネル選局回路９に、はじめに設定したチャンネルがコ
マーシャル放送にはいった場合に見る第２のチャンネル
を設定する。選局されたチャンネルの映像信号は映像回
路５により映像信号ＳＧ１４として、テレビ受像機１２
に入力される。音声信号は音声回路Ａ６により左右音声
出力ＳＧ１５として、テレビ受像機１２に入力される。
これにより、使用者は希望チャンネルの番組を鑑賞する
ことができる。例えば、映画を見ていながら、コマーシ
ャル放送の間だけは裏番組のスポーツ中継を見たいとす
ると、始めにリモコン装置で映画のチャンネルを設定
し、第２チャンネルとしてスポーツ中継のチャンネルを
プリセットしておく。そうすれば、映画を放映中にコマ
ーシャルが始まると自動的にスポーツ中継のチャンネル
に変更され、映画のチャンネルのコマーシャルが終わる
と再び自動的に映画のチャンネルに戻る。

【００２３】それにより、たびたびチャンネルを変更す
る等の手間をかける事なく、コマーシャルの間だけは予
め設定した第２のチャンネルを放映することができる。
また、始めに選択したチャンネルの番組の一部を見逃し
てしまうこともなく番組を続けて鑑賞できる。なお、図
中には示していないが、自動チャンネル選局を行うかど
うかの切り替えスイッチを設けてもよい。

【００２４】以上詳細に説明したように本発明の選局装
置１によれば、自動チャンネル選局回路８と、パイロッ
ト信号判断回路８０との構成を有しているので、放映チ
ャンネルの番組がコマーシャル放送のほとんどを含むス
テレオ放送に変わったとき、使用者がスイッチ操作をす
る事なく自動的にチャンネルを切り換えるという効果が
ある。また、同様に、コマーシャルが終わったとき、使
用者がスイッチ操作をする事なく、自動的にチャンネル
を切り換えて、元のチャンネルに戻すという効果があ
る。また、プリセットチャンネル選局回路９を有してい
るので、はじめのチャンネルがコマーシャルになった時
に見たい第２のチャンネルを予め設定しておける。

【００２５】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。たとえば、上記実施例では、ＣＡＴＶ放送
に関して説明したが、ＣＡＴＶケーブルの代わりにアン
テナを用いて電波を受信するテレビ放送について使用す
ることもできる。また、例えば、上記実施例では変更先
のチャンネルは１チャンネルのみであったが、第２チャ
ンネルにおいてもコマーシャルが開始したときなど、第
３、第４のチャンネルへと変更するようにしてもよい。

【００２６】

【発明の効果】本発明の選局装置によれば、（１）音声
信号から抽出した制御信号が、ステレオ放送時にのみ含
まれるステレオパイロット信号であるか否かを判断し、
ステレオパイロット信号の有無の変化を判断するステレ
オ制御信号判断手段と、（２）ステレオ制御信号判断手
段が、ステレオパイロット信号の有無が変化したと判断
した時に、放映チャンネルを自動的に変更する自動チャ
ンネル選局手段とを有しているので、放映チャンネルの
番組がコマーシャル放送に変わったとき、使用者がスイ
ッチ操作をする事なく自動的にチャンネルを切り換える
という効果がある。また、同様に、コマーシャルが終わ
ったとき、使用者がスイッチ操作をする事なく、自動的
にチャンネルを切り換えて、元のチャンネルに戻すとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】ＣＡＴＶコンバータ１の構成を示すブロック図
である。

【図２】音声回路Ａ６の構成を示すブロック図である。

【図３】音声多重放送時の周波数スペクトルを示すデー
タ図である。

【図４】ＣＡＴＶコンバータ１の作用を示すフローチャ
ートである。

【符号の説明】

１ＣＡＴＶコンバータ６音声回路Ａ７音声回路Ｂ８自動チャンネル選局回路９プリセットチャンネル選局回路８０ステレオパイロット信号判断回路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者三木康弘名古屋市昭和区桜山町６丁目104番地株式会社エクシング内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】多チャンネル放送波のテレビ信号から１
チャンネルのテレビ信号を放映チャンネルとして選局す
るチューナと、選局した放映チャンネルのテレビ信号を
復調し映像信号と音声信号をテレビ受信機に送る復調手
段とを有する選局装置において、前記音声信号から抽出した制御信号が、ステレオ放送時
にのみ含まれるステレオパイロット信号であるか否かを
判断し、ステレオパイロット信号の有無の変化を判断す
るステレオ制御信号判断手段と、前記ステレオ制御信号判断手段が、ステレオパイロット
信号の有無が変化したと判断した時に、前記放映チャン
ネルを自動的に変更する自動チャンネル選局手段と、を
有することを特徴とする選局装置。
【請求項２】請求項１に記載する選局装置において、前記ステレオパイロット信号が無から有に変化したと
き、コマーシャル放送が開始したと判断して、自動的に
前記放映チャンネルを変更し、また前記ステレオパイロ
ット信号が有から無へ変化したとき、コマーシャル放送
が終了したと判断して前記放映チャンネルを自動的に元
に戻すことを特徴とする選局装置。
【請求項３】請求項１または請求項２に記載する選局
装置において、前記ステレオパイロット信号が無から有に変化した時に
おける前記放映チャンネルの変更先である第２放映チャ
ンネルを予め設定できる第２選局手段を有することを特
徴とする選局装置。