JPH09247240A - シリアル通信装置 - Google Patents

シリアル通信装置

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JPH09247240A
JPH09247240A JP8078093A JP7809396A JPH09247240A JP H09247240 A JPH09247240 A JP H09247240A JP 8078093 A JP8078093 A JP 8078093A JP 7809396 A JP7809396 A JP 7809396A JP H09247240 A JPH09247240 A JP H09247240A
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serial communication
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cpu
communication
input
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JP8078093A
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Yukihide Ushio
行秀 牛尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置に電源が入っている限り、シリアル通信
を実行する電気基盤ユニットの入力情報を常に把握する
ためには、入出力情報の収集を常に実行しなくてはなら
ないため、より長寿命の赤外LEDを用いなければなら
ず、コストがアップする。 【解決手段】 電気基盤ユニット2に対する出力情報の
更新が発生した場合、或いは他入力OR回路44によるシ
リアル通信要求信号が発生した場合、またはCPU3が
通信エラーと判断したことによる再通信が必要になった
場合にのみ、シリアル通信を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置内の中央処理
基盤ユニットが有する中央演算処理装置(CPU)によ
って、シリアル通信の送受信を制御し、前記中央処理基
盤ユニットとその他の電気基盤ユニットとの間の入出力
情報の情報交換を実行するシリアル通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したようなシリアル通信装置
は、装置動作を制御する中央処理基盤ユニットが有する
CPUの入出力ポート数をを節約する目的で広く用いら
れている。つまり、CPUに対する装置内の入力情報状
態を検知し、装置内に点在する出力装置の制御を行う上
で、より少ないCPUの入出力ポート数で装置全体の動
作を制御するものである。また、装置外に着脱可能な装
置に対するオプションユニットと呼ばれる付加装置の動
作を制御する上でも、より少ないCPUの入出力ポート
数で実行可能となるものである。
【0003】装置全体の動作をより少ないCPUの入出
力ポート数で制御できるということは、装置内の配線数
を少なくできるため、装置の組み立てを容易にしたり、
低コストが実現できるのである。中でも、装置外に着脱
可能な装置に対するオプションユニットと呼ばれる付加
装置を取り付ける場合、複雑なコネクタ配線が簡略化で
きるため、ユーザによるオプションユニットの設置も可
能になるのである。
【0004】更に、上述したようなシリアル通信装置の
送受信手段を発光素子と受光素子との組み合わせによる
光通信で構成すると、配線による結合は不要になり、更
なる装置組み立ての簡略化、ユーザによるオプションユ
ニットの設置の容易さが増すことになるのである。
【0005】以下、図7を用いて従来のシリアル通信装
置の一例について説明する。
【0006】図7は、従来のシリアル通信装置の構成を
示すブロック図である。同図において、1は装置内の中
央処理基盤ユニット、2はその他の電気基盤ユニットで
ある。本例では、説明を容易にするため1つの電気基盤
ユニット2とシリアル通信を実施しているが、複数の電
気基盤ユニットとシリアル通信を実施するようにした構
成でも良く、電気基盤ユニットの配設数は特に限定され
るものではない。
【0007】中央処理基盤ユニット1は、CPU(中央
演算処理装置)3、トランシーバ4,5及びレシーバ6
を有している。トランシーバ4,5は、シリアル通信の
送信を実行するもので、発光素子で構成されている。レ
シーバ6は、シリアル通信の受信を実行するもので、受
光素子で構成されている。
【0008】電気基盤ユニット2は、トランシーバ10
及びレシーバ8,9を有している。トランシーバ10
は、シリアル通信の送信を実行するもので、発光素子で
構成されている。レシーバ8,9は、シリアル通信の受
信を実行するもので、受光素子で構成されている。
【0009】また、電気基盤ユニット2は、シフトレジ
スタ制御用タイミング取り回路12及びシフトレジスタ
13を有している。シフトレジスタ制御用タイミング取
り回路12は、CPU3から送信されるシリアル通信信
号を基にシフトレジスタ13を制御するものである。シ
フトレジスタ13に確保されたCPU3からの出力デー
タは、ラッチ回路14,15,16,17,18により
保持される。これらのラッチ回路14〜18は、例えば
各ドライバー回路19,20,21,22,23によ
り、モータ24,25やソレノイド26,27,28等
の動作制御を実行する。
【0010】一方、29,3,31,32,33は、シ
フトレジスタ13に確保したCPU3への入力データを
保持するためのラッチ回路で、例えばフォトインタラプ
タ34,35のセンサやタクトスイッチ36,37,3
8の入力手段等の状態検知を実行するものである。
【0011】次に、上記構成のシリアル通信装置の動作
を説明する。
【0012】図7において、中央処理基盤ユニット1の
CPU3は、出力データ(DATA OUT)とシリアルクロッ
ク(CLK OUT)を電気基盤ユニット2に伝送する。そのこ
とで、シフトレジスタ制御用タイミング取り回路12
は、シフトレジスタ13のシフトイン制御信号をオンし
て、シリアルクロックに同期を取り、出力データを順に
シフトインし始める。その後、所定のシフト数に達した
ならば、シフトレジスタ制御用タイミング取り回路12
によってラッチ制御信号がオンされ、CPU3からの出
力データをラッチ回路14〜18に保持する。これと同
時に、ラッチ回路2〜33には、CPU3への入力デー
タが保持される。更に、シフトレジスタ制御用タイミン
グ取り回路12によりシフトアウト制御信号をオンし
て、保持されたCPU3への入力データを送信する。そ
して、入力データ(DATA IN)は、CPU3が発生し続け
ているシリアルクロック(CLK OUT)を基に情報収集を実
行する。
【0013】以上により、CPU3は、出力データ送信
すれば、自動的に入力データを受信することができるも
のである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置にあっては、シリアル通信を実行する電気基
盤ユニット2の入力情報の変化を検知するために、ある
特定の短い周期でシリアル通信の実行を繰り返して行わ
なければならない。このことは、中央処理基盤ユニット
1のCPU3からの出力情報の状態変化の有無に拘らず
シリアル通信を実行し続けなければならない。
【0015】このため、発光素子と受光素子とで構成さ
れる光伝送手段において、ある特定の短い周期でシリア
ル通信の実行を繰り返すと、特に発光素子である赤外LE
Dの寿命が持たない恐れがある。つまり、装置に電源が
入っている限り、シリアル通信を実行する電気基盤ユニ
ット2の入力情報を常に把握するためには、入出力情報
の収集を常に実行しなくてはならない。従って、より長
寿命の赤外LEDを用いなければならないためにコストが
アップする。
【0016】そのため、シリアル通信を実行する電気基
盤ユニット2にCPUを設け、入出力情報が変化したと
きのみシリアル通信を実行することで通信回数を減ら
し、ごく一般的な低価格の赤外LEDを利用することが考
えられていたが、新たにCPUを付加することは、更な
るコストアップを招くという問題点があった。
【0017】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、ごく一般的な低価格の赤外LEDを利用す
ることができるシリアル通信装置を提供しようとするも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のシリアル通信装置は、装置内の中央処
理基盤ユニットが有する中央演算処理装置(CPU)に
よって、シリアル通信の送受信を制御し、前記中央処理
基盤ユニットとその他の電気基盤ユニットとの間の入出
力情報の情報交換を実行するシリアル通信装置におい
て、前記電気基盤ユニットには、前記CPUへシリアル
転送するための入力情報を検出する複数の入力情報検出
手段を有し、前記各入力情報検出手段には、前記CPU
へシリアル転送するための入力情報を保持する入力情報
保持手段を有し、前記各入力情報保持手段は、保持され
た入力情報と最新の入力情報との状態変化を検出する状
態変化検出手段を有し、前記状態変化検出手段のうち少
なくとも1つの入力情報の状態が変化したことを認識す
ると前記CPUへシリアル通信要求信号を発する状態変
化認識手段を有することを特徴とするものである。
【0019】また、上記目的を達成するために請求項2
記載のシリアル通信装置は、請求項1記載のシリアル通
信装置おいて、発光素子と受光素子とからなる光伝送手
段を有することを特徴とするものである。
【0020】また、上記目的を達成するために請求項3
記載のシリアル通信装置は、請求項1または2記載のシ
リアル通信装置おいて、前記電気基盤ユニットから転送
された入力情報を保持する第2の入力情報保持手段と、
前記第2の入力情報保持手段に保持された入力情報とシ
リアル通信直後の更新入力情報とを比較する入力情報比
較手段と、前記シリアル通信要求信号を受信の状態で且
つ前記入力情報比較手段での比較結果が一致した場合或
いは前記シリアル通信要求信号を未受信の状態で且つ前
記入力情報比較手段での比較結果が一致しない場合にシ
リアル通信エラーと判断する通信エラー判断手段とを有
することを特徴とするものである。
【0021】更に、上記目的を達成するために請求項4
記載のシリアル通信装置は、請求項1、2または3記載
のシリアル通信装置おいて、前記電気基盤ユニットに対
する出力情報の更新が発生した場合或いは前記状態変化
認識手段による前記シリアル通信要求信号が発生した場
合または前記通信エラー判断手段によりシリアル通信エ
ラーと判断されたことにより再通信が必要になった場合
にシリアル通信を実行するシリアル通信制御手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図6に基づき説明する。
【0023】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図4に基づき説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態に係るシリアル通信装置の構
成を示すブロック図であり、同図において、上述した従
来例の図7と同一部分には、同一符号が付してある。
【0024】図1において図7と異なる点は、図7の構
成にレシーバ7、トランシーバ11、イクスクルーシブ
オア回路(以下、EXOR回路と記述する)39,40,4
1,42,43、多入力オア回路(以下、多入力OR回路
と記述する)44を付加したことである。
【0025】レシーバ7は、中央処理基盤ユニット1に
設けられ、シリアル通信の受信を実行するもので、受光
素子で構成されている。トランシーバ11は、レシーバ
7に対応して電気基盤ユニット2に設けられ、シリアル
通信の送信を実行するもので、発光素子で構成されてい
る。
【0026】EXOR回路39〜43は、シリアル通信時に
ラッチ保持された入力データと現状のデータとを比較検
出するもので、本発明で言うラッチ回路に保持された入
力情報と最新の入力情報との状態変化を検出する状態変
化検出手段である。多入力OR回路44は、全てのEXOR回
路39〜43の出力結果を入力とするもので、本発明で
言う状態変化検出手段のうち少なくとも1つの入力情報
の状態が変化したことを認識すると前記CPU3へシリ
アル通信要求信号を発する状態変化認識手段である。
【0027】次に、本実施の形態に係るシリアル通信装
置の動作を、図1及び図2を用いて説明する。図2は、
本実施の形態に係るシリアル通信装置におけるシリアル
通信の送受信のタイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【0028】尚、本発明は、シリアル通信手段における
送受信方式については特に限定されるものではない。
【0029】図1において、中央処理基盤ユニット1の
CPU3が、電気基盤ユニット2と情報交換を実施する
場合、図2に示すようなタイミングでシリアル通信の送
受信が実行されるものである。つまり、CPU3は、出
力データ(DATA OUT)とシリアルクロック(CLKOUT)を電
気基盤ユニット2に伝送する。そのことで、シフトレジ
スタ制御用タイミング取り回路12は、シフトレジスタ
13のシフトイン制御信号をオンして、シリアルクロッ
クに同期を取り、出力データを順にシフトインし始める
ものである。一方、シフトレジスタ制御用タイミング取
り回路12は、シリアルクロックを分周して所定のタイ
ミングを検出するものである。
【0030】そして、所定のシフト数に達したならば、
シフトレジスタ制御用タイミング取り回路12によって
ラッチ制御信号がオンされ、CPU3からの出力データ
をラッチ回路14〜18に保持する。これと同時に、ラ
ッチ回路29〜33には、CPU3への入力データが保
持される。更に、シフトレジスタ制御用タイミング取り
回路12により、シフトアウト制御信号をオンして、保
持されたCPU3への入力データを返送する。そして、
入力データ(DATA IN)は、CPU3が発生し続けている
シリアルクロックを基に情報収集を実行する。
【0031】以上により、CPU3は、出力データを送
信すれば、自動的に入力データを受信することができ
る。
【0032】次に、本実施の形態に係るシリアル通信装
置におけるシリアル通信制御について、図1、図3及び
図4を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係るシ
リアル通信装置におけるシリアル通信制御のタイミング
を示すタイミングチャート、図4は、同シリアル通信装
置におけるシリアル通信制御の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【0033】図1に示すように、CPU3に対する入力
手段であるフォトインタラプタ34,35のセンサやタ
クトスイッチ36〜38には、個々に入力状態保持手段
であるラッチ回路29〜33を有し、そのラッチ回路2
9〜33には、個々に状態変化検出手段であるEXOR回路
39〜43を有し、ラッチ回路29〜33の入力状態と
ラッチ後の状態とを比較している。このことにより、シ
リアル通信時での入力データのラッチ結果とその後の入
力データの変化具合が、図3に示すように監視すること
ができる。つまり、図3に示すようにシリアル通信直
後、一致していた入力データに変化があれば、ラッチ回
路における入出力状態が不一致となり、EXOR回路39〜
43の出力が変化するものである。そして、次のシリア
ル通信が実行されると、変化した入力データがラッチさ
れるため、再びラッチ回路における入出力状態が一致す
るものである。
【0034】一方、状態変化検出手段であるEXOR回路3
9〜43の出力は、状態変化認識手段である多入力OR回
路44に接続され、複数のEXOR回路39〜43のうち、
いずれか1つでも不一致状態に変化することで、CPU
3へのシリアル通信要求信号(以下、単に通信要求信号
と記述する)をオンするように構成されている。
【0035】従って、CPU3からの出力データ更新が
ない場合でも、電気基盤ユニット2の複数ある入力デー
タのうち、いずれか1つでも状態に変化があった場合、
ラッチ回路の入出力状態をEXOR回路39〜43で比較す
ることで状態変化検出が確認され、更に、複数あるEXOR
回路39〜43のうち、いずれか1つでも状態に変化が
あった場合、多入力OR回路44で状態変化認識がなさ
れ、CPU3へ通信要求信号が発せられる。
【0036】次に、CPU3は、図4に示すフローチャ
ートに従ってシリアル通信を実行することで、シリアル
通信エラーを判断したり、更には、出力データの更新
時、入力データの更新時或いはシリアル通信エラーによ
る自動復帰時にのみシリアル通信を実行する、いわゆる
シリアル通信の実行回数を必要最低限に抑制する制御に
ついて説明する。
【0037】図4に示すフローチャートは、CPU3に
おけるシリアル通信制御を司るものであり、その説明を
容易にするため、装置のシリアル通信制御以外の制御に
ついては省略している。
【0038】特に図示しないCPU3のメインプログラ
ムは、装置の各制御をタスク形式で支配しており、所定
の周期で各タスクをエンターして並列処理を実行してい
る。図4に示すプログラムフローは、このタスクの1つ
であり、本実施の形態でのシリアル通信を制御するもの
である。
【0039】メインプログラムから通信タスクがエンタ
ーされると、図4に示すプログラムフローの処理が開始
され、まず、ステップS401で通信エラーフラグがセ
ットされている(通信エラーフラグ=1)か否か、即ち
通信エラーであるか否かが判断される。そして、通信エ
ラーでない場合は、ステップS402で出力データ更新
の有無を調べるために出力データ更新フラグがセットさ
れている(出力データ更新フラグ=1)か否かを判断す
る。この出力データ更新フラグとは、他の制御タスク中
で出力データの更新が生じた場合、そのタスク中でメモ
リに格納されている更新すべき出力データを書き換え、
出力データ更新があったことを示すためにセットとされ
るフラグである。
【0040】そして、出力データ更新フラグがセットさ
れている場合は、他の電気基盤ユニット2への出力デー
タ更新が要求されているため、シリアル通信が実行され
るものである。
【0041】一方、この出力データ更新フラグがセット
されていない場合は、ステップS403で通信要求信号
がTRUEか否か、即ちオンか否かを判断する。この通信要
求信号は、他の電気基盤ユニット2から送信されてくる
信号であり、CPU3への入力データの更新が発生した
場合にオンされるものである。そして、この通信要求信
号がTRUEではなくFALSE、即ちオフの場合は、本処理動
作を終了する。つまり、通信エラーではなく、出力デー
タ更新もなく、入力データ更新もなければ、シリアル通
信は実行しないものである。また、前記ステップS40
3で通信要求信号がTRUE、即ちオンの場合は、ステップ
S405で通信要求フラグをセットし(通信要求フラグ
=1)、ステップS407へ進む。
【0042】また、前記ステップS402において出力
データ更新フラグがセットされている(出力データ更新
フラグ=1)場合は、ステップS404で通信要求信号
がTRUEか否か、即ちオンか否かを判断する。そして、こ
の通信要求信号がTRUE、即ちオンの場合は、ステップS
405で通信要求フラグをセットし(通信要求フラグ=
1)、ステップS407へ進む。また、通信要求信号が
TRUEではなくFALSE、即ちオフの場合は、ステップS4
06で通信要求フラグをリセットし(通信要求フラグ=
0)、ステップS407へ進む。このことにより、出力
データ更新或いは入力データ更新のいずれかに要求があ
れば、シリアル通信が実行されるものであり、更に、通
信要求フラグの設定により、入出力データの更新による
ものか、出力データ或いは入力データの更新によるもの
かを記憶保持することができるものである。
【0043】シリアル通信が実行される場合、ステップ
S407で出力データを格納しているメモリから出力デ
ータをレジスタにセットアップする。次に、ステップS
408で通信(送信及び受信)を実行し、ステップS4
09で通信(受信)が終了したか否かを、終了するまで
判断する。そして、通信が終了した場合は、ステップS
410で入力したシリアルデータをレジスタに確保し、
ステップS411でメモリに確保している前回の入力デ
ータ値と今回の入力データ値とを比較する。そして、ス
テップS412で前記ステップS411における比較に
より、前回と今回の入力データ値が互いに一致している
か否かを判断し、一致している場合は、ステップS41
3へ、不一致の場合はステップS414へそれぞれ進
む。
【0044】これらステップS413及びステップS4
14では、通信実行前に設定した通信要求フラグがセッ
トされている(通信要求フラグ=1)か否かを判断し
て、入力データの更新の有無を確認する。このことは、
他の電気基盤ユニット2での入力データ更新による通信
要求があったにも拘らず、通信後のデータ変化がなかっ
た場合や、他の電気基盤ユニット2での入力データ更新
による通信要求がなかったにも拘らず、通信後のデータ
変化があった場合等、通信エラーを判断するためのもの
である。つまり、出力データ更新によるシリアル通信実
行時では、入力データの新旧データ値は不一致のはずで
ある。これらの判断により矛盾がなければ、通信成功と
してステップS415へ進み、前記矛盾が生じれば通信
エラーと判断してステップS424へ進む。
【0045】通常は矛盾なく通信を終了するため、ステ
ップS415で最新入力データをレジスタから所定のメ
モリに格納更新する。このことで、他のタスク中におけ
るデータチェックが更新されるものである。次に、ステ
ップS416で通信エラーフラグ、通信エラーカウンタ
等のエラー判断用フラグ類をリセットして、本処理動作
を終了する。
【0046】一方、前記ステップS413及びステップ
S414において通信エラーと判断した場合は、ステッ
プS424で通信エラーフラグをセット(通信エラーフ
ラグ=1)し、ステップS425で通信エラーカウント
をカウントアップする。次に、ステップS426でエラ
ー通信が所定回数以上連続で継続されたか否かを判断す
る。そして、エラー通信が所定回数以上連続で継続され
た場合は、通信エラーからの自動復帰を断念し、装置故
障としてサービスマンコールしてもらうべき通信故障処
理をステップS427で実行した後、本処理動作を終了
する。この場合、いうまでもなく再び本通信タスクの実
行はない。また、前記ステップS426においてエラー
通信が所定回数以上連続で継続されていない場合は、そ
のまま本処理動作を終了し、次の通信タスクの実行を待
つ。
【0047】そして、再び前記ステップS401に来る
と、前記ステップS424において通信エラーフラグが
セットされたことにより、その判断結果は肯定(YES)と
なり、ステップS417で出力データを格納しているメ
モリから出力データをレジスタにセットアップする。次
に、ステップS418で通信(送信及び受信)を実行
し、ステップS419で通信(受信)が終了したか否か
を、終了するまで判断する。この場合の通信は、入力デ
ータ、出力データの更新の有無に拘らず実行されるもの
であって、実際に入出力されるデータは、更新されてい
ないデータで単に通信が実行されるものである。
【0048】そして、通信が終了した場合は、ステップ
S420で通信実行後の入力データをレジスタに仮格納
し、ステップS421で前回の通信エラー用レジスタに
格納されている入力データ値と今回の入力データ値とを
比較する。そして、ステップS422で前記ステップS
421における比較により、前回と今回の入力データ値
が互いに一致しているか否かを判断し、不一致の場合は
ステップS423で今回の通信による入力データを通信
エラー用レジスタに格納更新し、前記ステップS424
以降のエラー処理を実行する。このことにより、通信要
求信号の有無に拘らず特定の周期で連続的にシリアル通
信を複数回実行し、入力データの真の値を見極めること
で、通信エラーからの自動復帰を実行するものである。
【0049】一方、前記ステップS422において前回
と今回の入力データ値が互いに一致している場合は、前
記ステップS415へ進んで、エラー解除がなされるも
のである。
【0050】尚、通信エラーと判断しているときは、他
のタスクでの入力データ値は、通信エラー解除がなされ
るまでは旧データ値のままである。
【0051】以上の通信制御により、シリアル通信の出
力データが更新されたとき、或いは入力データの更新に
より通信要求信号が発生したとき、または通信エラー判
断による複数回の再通信を実行するときにのみシリアル
通信が実行されるため、シリアル通信の実行回数を必要
最小限に抑制することができる。また、通信エラーが発
生しても自動復帰できるように制御されるので、取り扱
いが容易である。
【0052】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図5に基づき説明する。図5は、本発明
の第2の実施の形態に係るシリアル通信装置の構成を示
すブロック図であり、同図において上述した第1の実施
の形態に係るシリアル通信装置の図1と同一部分には、
同一符号が付してある。
【0053】図5において図1と異なる点は、図1の構
成からトランシーバ11及び多入力OR回路44を削除す
ると共に、図1の構成にシリアル通信の送信を実行する
発光素子で構成されたトランシーバ50,51,52,
53,54を付加したことである。
【0054】上記構成において、状態変化検出手段であ
るところのEXOR回路39〜43の出力は、直接トランシ
ーバ50〜54に対して1対1で接続されている。そし
て、これらトランシーバ50〜54の発する光信号は、
中央処理基盤ユニット1が有するシリアル通信の受信を
実行する受光素子で構成されたレシーバ7に対して、そ
れぞれ独立に照射できるように位置設定されている。従
って、複数あるトランシーバ50〜54の照射する各々
の光は、少なくとも1つが発すれば通信要求信号として
受信されて、CPU3に伝送されることになる。勿論、
トランシーバ50〜54のうちの複数が発光しても、通
信要求信号がCPU3に伝送されることはいうまでもな
い。
【0055】以上により、複数の入力データのうちの少
なくとも1つが変化したことが状態変化検出手段により
検出された場合でも、光信号上でのOR回路構成が実現で
きるものである。このことにより、電気基盤ユニット2
が有するシリアル通信受信回路を構成するゲートアレイ
ICの回路数を節減することができる。
【0056】尚、本実施の形態におけるその他の構成及
び動作は、上述した第1の実施の形態と同一であるか
ら、その説明を省略する。
【0057】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図6に基づき説明する。図6は、本発明
の第3の実施の形態に係るシリアル通信装置の構成を示
すブロック図であり、同図において上述した第1の実施
の形態に係るシリアル通信装置の図1と同一部分には、
同一符号が付してある。
【0058】図6において図1と異なる点は、図1の構
成からトランシーバ4,5,10,11及びレシーバ
6,7,8,9を削除し、その代わりにバッファ回路6
0,61,62,63,64,65,66を付加し、こ
れらバッファ回路60〜66によりシリアル通信の送受
信を実行するようにしたことである。
【0059】つまり、光通信で実行していたシリアル通
信を電気信号による伝送回路で構成したことである。こ
のことにより、光通信を実行するトランシーバ及びレシ
ーバのコストを削減することができる。
【0060】尚、本実施の形態におけるその他の構成及
び動作は、上述した第1の実施の形態と同一であるか
ら、その説明を省略する。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のシリアル通
信装置によれば、電気基盤ユニットに対する出力情報の
更新が発生した場合、或いは状態変化認識手段によるシ
リアル通信要求信号が発生した場合、またはシリアル通
信エラー判断手段による通信エラーにより再通信が必要
になった場合にのみ、シリアル通信を実行することで、
シリアル通信の実行回数を必要最小限に抑制することが
でき、特に光通信を実行する際には、一般的な低価格の
赤外LEDを利用することができるので、より一掃コスト
の低減を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシリアル通信
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同シリアル通信装置におけるシリアル通信動作
のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図3】同シリアル通信装置における他の電気基盤ユニ
ットの入力手段の動作タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図4】同シリアル通信装置におけるシリアル通信動作
の制御手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシリアル通信
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るシリアル通信
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来のシリアル通信装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 中央処理基盤ユニット 2 電気基盤ユニット 3 CPU 4 トランシーバ 5 トランシーバ 6 レシーバ 7 レシーバ 8 レシーバ 9 レシーバ 10 トランシーバ 11 トランシーバ 12 シフトレジスタ制御用タイミング取り回路 13 シフトレジスタ 14 ラッチ回路 15 ラッチ回路 16 ラッチ回路 17 ラッチ回路 18 ラッチ回路 29 ラッチ回路 30 ラッチ回路 31 ラッチ回路 32 ラッチ回路 33 ラッチ回路 39 EXOR回路 40 EXOR回路 41 EXOR回路 42 EXOR回路 43 EXOR回路 44 多入力OR回路 50 トランシーバ 51 トランシーバ 52 トランシーバ 53 トランシーバ 54 トランシーバ 60 バッファ回路 61 バッファ回路 62 バッファ回路 63 バッファ回路 64 バッファ回路 65 バッファ回路 66 バッファ回路 67 バッファ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内の中央処理基盤ユニットが有する
    中央演算処理装置(CPU)によって、シリアル通信の
    送受信を制御し、前記中央処理基盤ユニットとその他の
    電気基盤ユニットとの間の入出力情報の情報交換を実行
    するシリアル通信装置において、前記電気基盤ユニット
    には、前記CPUへシリアル転送するための入力情報を
    検出する複数の入力情報検出手段を有し、前記各入力情
    報検出手段には、前記CPUへシリアル転送するための
    入力情報を保持する入力情報保持手段を有し、前記各入
    力情報保持手段は、保持された入力情報と最新の入力情
    報との状態変化を検出する状態変化検出手段を有し、前
    記状態変化検出手段のうち少なくとも1つの入力情報の
    状態が変化したことを認識すると前記CPUへシリアル
    通信要求信号を発する状態変化認識手段を有することを
    特徴とするシリアル通信装置。
  2. 【請求項2】 発光素子と受光素子とからなる光伝送手
    段を有することを特徴とする請求項1記載のシリアル通
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記電気基盤ユニットから転送された入
    力情報を保持する第2の入力情報保持手段と、前記第2
    の入力情報保持手段に保持された入力情報とシリアル通
    信直後の更新入力情報とを比較する入力情報比較手段
    と、前記シリアル通信要求信号を受信の状態で且つ前記
    入力情報比較手段での比較結果が一致した場合或いは前
    記シリアル通信要求信号を未受信の状態で且つ前記入力
    情報比較手段での比較結果が一致しない場合にシリアル
    通信エラーと判断する通信エラー判断手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のシリアル通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電気基盤ユニットに対する出力情報
    の更新が発生した場合或いは前記状態変化認識手段によ
    る前記シリアル通信要求信号が発生した場合または前記
    通信エラー判断手段によりシリアル通信エラーと判断さ
    れたことにより再通信が必要になった場合にシリアル通
    信を実行するシリアル通信制御手段を有することを特徴
    とする請求項1、2または3記載のシリアル通信装置。
JP8078093A 1996-03-07 1996-03-07 シリアル通信装置 Pending JPH09247240A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000191276A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Hitachi Kiden Kogyo Ltd クレーン制御システム

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JP2000191276A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Hitachi Kiden Kogyo Ltd クレーン制御システム

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