JPH09246969A - D/aコンバーターの特性の測定方法及びd/aコンバーターの特性の測定ユニット - Google Patents
D/aコンバーターの特性の測定方法及びd/aコンバーターの特性の測定ユニットInfo
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- JPH09246969A JPH09246969A JP8049154A JP4915496A JPH09246969A JP H09246969 A JPH09246969 A JP H09246969A JP 8049154 A JP8049154 A JP 8049154A JP 4915496 A JP4915496 A JP 4915496A JP H09246969 A JPH09246969 A JP H09246969A
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- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被測定物であるD/Aコンバーターが出力す
るアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデジタ
ルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差ある
いは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバーターの
特性の測定方法において、積分非直線性誤差あるいは微
分非直線性誤差の最大値、最小値を求める際には、多く
のメモリ容量が必要である。 【解決手段】 被測定物であるD/Aコンバーターが出
力するアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデ
ジタルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差
あるいは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバータ
ーの特性の測定方法において、演算を終了する毎に、そ
の演算結果VSEが、記憶装置内の第1アドレスに記憶し
てあるデータよりも大きければ(#608のY)、前記
演算結果を前記第1アドレスに上書きして記憶し(#6
09)、記憶装置内の第2アドレスに記憶してあるデー
タよりも小さければ(#610のY)、前記演算結果を
前記第2アドレスに上書きして記憶する(#611)こ
とを特徴としている。
るアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデジタ
ルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差ある
いは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバーターの
特性の測定方法において、積分非直線性誤差あるいは微
分非直線性誤差の最大値、最小値を求める際には、多く
のメモリ容量が必要である。 【解決手段】 被測定物であるD/Aコンバーターが出
力するアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデ
ジタルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差
あるいは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバータ
ーの特性の測定方法において、演算を終了する毎に、そ
の演算結果VSEが、記憶装置内の第1アドレスに記憶し
てあるデータよりも大きければ(#608のY)、前記
演算結果を前記第1アドレスに上書きして記憶し(#6
09)、記憶装置内の第2アドレスに記憶してあるデー
タよりも小さければ(#610のY)、前記演算結果を
前記第2アドレスに上書きして記憶する(#611)こ
とを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICに内蔵され
た、あるいは、単体のD/Aコンバーターの特性(積分
非直線性誤差及び微分非直線性誤差)の測定方法及び測
定ユニットに関するものである。
た、あるいは、単体のD/Aコンバーターの特性(積分
非直線性誤差及び微分非直線性誤差)の測定方法及び測
定ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】被測定物であるD/Aコンバーターが出
力するアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデ
ジタルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差
あるいは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバータ
ーの特性の測定方法において、積分非直線性誤差あるい
は微分非直線性誤差の最大値、最小値を求める際には、
各デジタルコードに基づいて行った各演算結果を最後に
まとめて比較し、最大の演算結果を積分非直線性誤差あ
るいは微分非直線性誤差の最大値、最小の演算結果を積
分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差の最小値とし
ていた。
力するアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデ
ジタルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差
あるいは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバータ
ーの特性の測定方法において、積分非直線性誤差あるい
は微分非直線性誤差の最大値、最小値を求める際には、
各デジタルコードに基づいて行った各演算結果を最後に
まとめて比較し、最大の演算結果を積分非直線性誤差あ
るいは微分非直線性誤差の最大値、最小の演算結果を積
分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差の最小値とし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして積分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差
の最大値、最小値を求めると、各演算結果を記憶装置内
のそれぞれ別々のアドレスに記憶して残しておかなけれ
ばならず、そのため多くのメモリ容量が必要となる。例
えば、被測定物のD/Aコンバーターのビット数が8ビ
ットの場合は255アドレス、10ビットの場合は10
23アドレス、12ビットの場合は4095アドレスが
新たに必要となる。演算処理手段が持っているメモリ及
び外部記憶装置では容量が足りない場合は、さらに別途
外部記憶装置を付け加えることになり、その分回路規模
が大きくなるという不具合につながる。
ようにして積分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差
の最大値、最小値を求めると、各演算結果を記憶装置内
のそれぞれ別々のアドレスに記憶して残しておかなけれ
ばならず、そのため多くのメモリ容量が必要となる。例
えば、被測定物のD/Aコンバーターのビット数が8ビ
ットの場合は255アドレス、10ビットの場合は10
23アドレス、12ビットの場合は4095アドレスが
新たに必要となる。演算処理手段が持っているメモリ及
び外部記憶装置では容量が足りない場合は、さらに別途
外部記憶装置を付け加えることになり、その分回路規模
が大きくなるという不具合につながる。
【0004】そこで、本発明は、D/Aコンバーターの
特性である積分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差
の最大値、最小値を測定する際に、より少ないメモリ容
量ですむD/Aコンバーターの特性の測定方法を提供す
ることを第1の目的とする。
特性である積分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差
の最大値、最小値を測定する際に、より少ないメモリ容
量ですむD/Aコンバーターの特性の測定方法を提供す
ることを第1の目的とする。
【0005】次に、D/Aコンバーターの特性である積
分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差の最大値、最
小値を測定する際に、より少ないメモリ容量ですむD/
Aコンバーターの特性の測定ユニットを提供することを
第2の目的とする。
分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差の最大値、最
小値を測定する際に、より少ないメモリ容量ですむD/
Aコンバーターの特性の測定ユニットを提供することを
第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載のD/Aコンバーターの特性の測定
方法では、被測定物であるD/Aコンバーターが出力す
るアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデジタ
ルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差ある
いは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバーターの
特性の測定方法において、演算を終了する毎に、その演
算結果が、記憶装置内の第1アドレスに記憶してあるデ
ータよりも大きければ、前記演算結果を前記第1アドレ
スに上書きして記憶し、記憶装置内の第2アドレスに記
憶してあるデータよりも小さければ、前記演算結果を前
記第2アドレスに上書きして記憶することを特徴として
いる。
め、請求項1に記載のD/Aコンバーターの特性の測定
方法では、被測定物であるD/Aコンバーターが出力す
るアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデジタ
ルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差ある
いは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバーターの
特性の測定方法において、演算を終了する毎に、その演
算結果が、記憶装置内の第1アドレスに記憶してあるデ
ータよりも大きければ、前記演算結果を前記第1アドレ
スに上書きして記憶し、記憶装置内の第2アドレスに記
憶してあるデータよりも小さければ、前記演算結果を前
記第2アドレスに上書きして記憶することを特徴として
いる。
【0007】請求項2に記載のD/Aコンバーターの特
性の測定ユニットでは、少なくとも被測定物であるD/
Aコンバーターが出力するアナログ電圧をデジタルコー
ドに変換するA/D変換手段、及び、そのA/D変換手
段を経たデジタルコードに基づいて演算を行う演算処理
手段を有し、D/Aコンバーターの特性の測定のみを行
うD/Aコンバーターの特性の測定ユニットにおいて、
前記演算処理手段が、演算を終了する毎に、その演算結
果が、記憶装置内の第1アドレスに記憶してあるデータ
よりも大きければ、前記演算結果を前記第1アドレスに
上書きして記憶し、記憶装置内の第2アドレスに記憶し
てあるデータよりも小さければ、前記演算結果を前記第
2アドレスに上書きして記憶することを特徴としてい
る。
性の測定ユニットでは、少なくとも被測定物であるD/
Aコンバーターが出力するアナログ電圧をデジタルコー
ドに変換するA/D変換手段、及び、そのA/D変換手
段を経たデジタルコードに基づいて演算を行う演算処理
手段を有し、D/Aコンバーターの特性の測定のみを行
うD/Aコンバーターの特性の測定ユニットにおいて、
前記演算処理手段が、演算を終了する毎に、その演算結
果が、記憶装置内の第1アドレスに記憶してあるデータ
よりも大きければ、前記演算結果を前記第1アドレスに
上書きして記憶し、記憶装置内の第2アドレスに記憶し
てあるデータよりも小さければ、前記演算結果を前記第
2アドレスに上書きして記憶することを特徴としてい
る。
【0008】第1アドレスにそれまでの演算結果の最大
値を、第2アドレスにそれまでの演算結果の最小値を記
憶させておけば、全ての演算が終了した時点で第1アド
レスに記憶されているデータが最大値、第2アドレスに
記憶されているデータが最小値ということになる。した
がって、演算結果の最大値、最小値を測定するために新
たに必要なアドレスは、第1アドレス、第2アドレスの
2つですみ、被測定物であるD/Aコンバーターのビッ
ト数に左右されない。
値を、第2アドレスにそれまでの演算結果の最小値を記
憶させておけば、全ての演算が終了した時点で第1アド
レスに記憶されているデータが最大値、第2アドレスに
記憶されているデータが最小値ということになる。した
がって、演算結果の最大値、最小値を測定するために新
たに必要なアドレスは、第1アドレス、第2アドレスの
2つですみ、被測定物であるD/Aコンバーターのビッ
ト数に左右されない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態であ
るD/Aコンバーターの特性の測定ユニット20にテス
トシステム1とDUT2を接続した状態のブロック図で
あって、3は差動アンプ、4は入力レンジ切り替えアン
プ、5と12はローパスフィルター、6はA/Dコンバ
ーター、7と10はデータラッチ回路、8はCPU、9
はRAM、11はD/Aコンバーター、13はアンプで
ある。
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態であ
るD/Aコンバーターの特性の測定ユニット20にテス
トシステム1とDUT2を接続した状態のブロック図で
あって、3は差動アンプ、4は入力レンジ切り替えアン
プ、5と12はローパスフィルター、6はA/Dコンバ
ーター、7と10はデータラッチ回路、8はCPU、9
はRAM、11はD/Aコンバーター、13はアンプで
ある。
【0010】同図において、テストシステム1からDU
T2にALL「L」からALL「H」まで全ての組み合
わせのデジタルコード(必要な組み合わせだけでも良
い)が順次入力される(qはDUT2のビット数)。
尚、テストシステム1はDUT2へのデジタルコードの
入力及びCPU8への命令、情報の転送をするだけのも
のであり、汎用のファンクションジェネレーターで代用
しても良い。
T2にALL「L」からALL「H」まで全ての組み合
わせのデジタルコード(必要な組み合わせだけでも良
い)が順次入力される(qはDUT2のビット数)。
尚、テストシステム1はDUT2へのデジタルコードの
入力及びCPU8への命令、情報の転送をするだけのも
のであり、汎用のファンクションジェネレーターで代用
しても良い。
【0011】それぞれのデジタル入力コードに対してD
UT2からアナログ電圧が順次出力される。入力レンジ
切り替えアンプ4により適切な入力レンジに切り替えら
れた差動アンプ3の2つの入力のどちらか一方からDU
T2のアナログ出力電圧が取り込まれ、他方から基準電
圧(通常GND)が取り込まれる。
UT2からアナログ電圧が順次出力される。入力レンジ
切り替えアンプ4により適切な入力レンジに切り替えら
れた差動アンプ3の2つの入力のどちらか一方からDU
T2のアナログ出力電圧が取り込まれ、他方から基準電
圧(通常GND)が取り込まれる。
【0012】取り込まれたDUT2のアナログ出力電圧
はローパスフィルター5により高周波成分がカットされ
る。ローパスフィルター5、12の次数は何次のもので
も良く、種類も何種類ものフィルターを選択できるよう
にしても良いし、1種類の固定でも良い。また、フィル
ターを通さずにスルーの経路でも良い。
はローパスフィルター5により高周波成分がカットされ
る。ローパスフィルター5、12の次数は何次のもので
も良く、種類も何種類ものフィルターを選択できるよう
にしても良いし、1種類の固定でも良い。また、フィル
ターを通さずにスルーの経路でも良い。
【0013】ローパスフィルター5により高周波成分が
カットされたアナログ電圧はA/Dコンバーター6によ
りデジタルコードに変換される。このA/Dコンバータ
ー6は何ビットのものでも良く、その出力データ数
(n)はA/Dコンバーター自身によって決まるので、
A/Dコンバーターの種類によっては出力データを数回
に分けて出力する場合もあり、シリアルデータである場
合もある。
カットされたアナログ電圧はA/Dコンバーター6によ
りデジタルコードに変換される。このA/Dコンバータ
ー6は何ビットのものでも良く、その出力データ数
(n)はA/Dコンバーター自身によって決まるので、
A/Dコンバーターの種類によっては出力データを数回
に分けて出力する場合もあり、シリアルデータである場
合もある。
【0014】データラッチ回路7はA/Dコンバーター
6からのデジタルコードを一旦保持し、適切なタイミン
グでCPU8へ順次転送する。データラッチ回路7、1
0は汎用ロジックデバイスで構成してもゲートアレイで
構成しても良い。また、CPU8がデータラッチ機能を
持っている場合は、データラッチ回路7、10は不要で
ある。
6からのデジタルコードを一旦保持し、適切なタイミン
グでCPU8へ順次転送する。データラッチ回路7、1
0は汎用ロジックデバイスで構成してもゲートアレイで
構成しても良い。また、CPU8がデータラッチ機能を
持っている場合は、データラッチ回路7、10は不要で
ある。
【0015】CPU8は、テストシステム1からの命
令、情報に従い、データラッチ回路7から転送されてき
たデジタルコードに基づいて所定の演算を行い、必要な
演算結果を自身のメモリあるいはRAM9に記憶させ
て、演算結果をデータラッチ回路10に転送する。CP
U8は何ビットのものでも良く、RAM9もどのような
ものでも良く、また、CPU8自身のメモリで十分な場
合は、RAM9を接続する必要はない。
令、情報に従い、データラッチ回路7から転送されてき
たデジタルコードに基づいて所定の演算を行い、必要な
演算結果を自身のメモリあるいはRAM9に記憶させ
て、演算結果をデータラッチ回路10に転送する。CP
U8は何ビットのものでも良く、RAM9もどのような
ものでも良く、また、CPU8自身のメモリで十分な場
合は、RAM9を接続する必要はない。
【0016】データラッチ回路10はCPU8から転送
されてきたデジタルコードを一旦保持し、適切なタイミ
ングでD/Aコンバーター11へ送る。D/Aコンバー
ター11ではデジタルコードがアナログ電圧に変換され
る。このD/Aコンバーター11は何ビットのものでも
良く、その入力データ数(m)はD/Aコンバーター自
身によって決まるので、D/Aコンバーターの種類によ
っては入力データを数回に分けて入力する場合もあり、
シリアルデータである場合もある。
されてきたデジタルコードを一旦保持し、適切なタイミ
ングでD/Aコンバーター11へ送る。D/Aコンバー
ター11ではデジタルコードがアナログ電圧に変換され
る。このD/Aコンバーター11は何ビットのものでも
良く、その入力データ数(m)はD/Aコンバーター自
身によって決まるので、D/Aコンバーターの種類によ
っては入力データを数回に分けて入力する場合もあり、
シリアルデータである場合もある。
【0017】D/Aコンバーター11からのアナログ電
圧はローパスフィルター12で高周波成分がカットされ
た後、アンプ13で必要に応じて増幅されてモニター出
力される。このモニター出力にオシロスコープを接続す
れば、DUT2の積分非直線性誤差、微分非直線性誤差
のデータを得ることができる(図2、3にその一例を示
す)。
圧はローパスフィルター12で高周波成分がカットされ
た後、アンプ13で必要に応じて増幅されてモニター出
力される。このモニター出力にオシロスコープを接続す
れば、DUT2の積分非直線性誤差、微分非直線性誤差
のデータを得ることができる(図2、3にその一例を示
す)。
【0018】このように、DUT2の積分非直線性誤
差、微分非直線性誤差のデータをオシロスコープにより
アナログ的に表示すると、DUT2が高ビットである場
合などに生じる小さなデータ変化を確認しづらい。そこ
で、図4に示すように、デジタルデータ表示装置14を
データラッチ回路10(あるいはCPU8でもよい)に
接続すれば、積分非直線性誤差、微分非直線性誤差のデ
ータがデジタル的に表示されるので、小さなデータ変化
も容易に確認することができる。
差、微分非直線性誤差のデータをオシロスコープにより
アナログ的に表示すると、DUT2が高ビットである場
合などに生じる小さなデータ変化を確認しづらい。そこ
で、図4に示すように、デジタルデータ表示装置14を
データラッチ回路10(あるいはCPU8でもよい)に
接続すれば、積分非直線性誤差、微分非直線性誤差のデ
ータがデジタル的に表示されるので、小さなデータ変化
も容易に確認することができる。
【0019】デジタルデータ表示装置14の一構成例を
図5に示す。同図において、データラッチ回路10から
のデジタルコードによりドライバーIC51がデジタル
コードのビット数m個のLED52の点灯、消灯をそれ
ぞれ別個に制御している。つまり、各LEDが各ビット
に対応しており、対応しているビットが「L」のときは
点灯し、「H」のときは消灯する(これとは逆に「L」
のときに消灯し、「H」のときに点灯させてもよい)。
図5に示す。同図において、データラッチ回路10から
のデジタルコードによりドライバーIC51がデジタル
コードのビット数m個のLED52の点灯、消灯をそれ
ぞれ別個に制御している。つまり、各LEDが各ビット
に対応しており、対応しているビットが「L」のときは
点灯し、「H」のときは消灯する(これとは逆に「L」
のときに消灯し、「H」のときに点灯させてもよい)。
【0020】以下にDUT2の積分非直線性誤差を測定
する場合にCPU8が行う演算の流れを図6に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ゼロスケール値V
0{ゼロスケール電圧(デジタル入力コードがALL
「L」であるときにDUT2が出力するアナログ電圧)
をA/Dコンバーター6でデジタルコードに変換したも
の}が転送されてくるので、それを自身のメモリあるい
はRAM9内のアドレスAに記憶する(#601)。
する場合にCPU8が行う演算の流れを図6に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ゼロスケール値V
0{ゼロスケール電圧(デジタル入力コードがALL
「L」であるときにDUT2が出力するアナログ電圧)
をA/Dコンバーター6でデジタルコードに変換したも
の}が転送されてくるので、それを自身のメモリあるい
はRAM9内のアドレスAに記憶する(#601)。
【0021】次に、フルスケール値VF{フルスケール
電圧(デジタル入力コードがALL「H」であるときに
DUT2が出力するアナログ電圧)をA/Dコンバータ
ー6でデジタルコードに変換したもの}が転送されてく
るので、それを自身のメモリあるいはRAM9内のアド
レスBに記憶する(#602)。
電圧(デジタル入力コードがALL「H」であるときに
DUT2が出力するアナログ電圧)をA/Dコンバータ
ー6でデジタルコードに変換したもの}が転送されてく
るので、それを自身のメモリあるいはRAM9内のアド
レスBに記憶する(#602)。
【0022】次に、記憶したゼロスケール値V0、フル
スケール値VF、及び、DUT2のビット数n(テスト
システム1から転送されてくる)から1LSB値VLSB
を以下の(1)式により算出し、それを自身のメモリあ
るいはRAM9内のアドレスCに記憶する(#60
3)。アナログ的に表現すると、1LSB値VLSBは理
想ステップ幅{DUT2のデジタル入力コードが1ビッ
ト変化した場合に、DUT2の理想出力電圧(理想直線
上のアナログ出力電圧)が変化する量}であるので、#
603では理想ステップ幅を求めていることになる。理
想直線とはゼロスケール電圧とフルスケール電圧とを結
ぶ直線である(図8参照)。 VLSB=(VF−V0)÷(2n−1) …… (1)
スケール値VF、及び、DUT2のビット数n(テスト
システム1から転送されてくる)から1LSB値VLSB
を以下の(1)式により算出し、それを自身のメモリあ
るいはRAM9内のアドレスCに記憶する(#60
3)。アナログ的に表現すると、1LSB値VLSBは理
想ステップ幅{DUT2のデジタル入力コードが1ビッ
ト変化した場合に、DUT2の理想出力電圧(理想直線
上のアナログ出力電圧)が変化する量}であるので、#
603では理想ステップ幅を求めていることになる。理
想直線とはゼロスケール電圧とフルスケール電圧とを結
ぶ直線である(図8参照)。 VLSB=(VF−V0)÷(2n−1) …… (1)
【0023】次に、実出力値V(ある1つのデジタル入
力コードに対するDUT2の実際のアナログ出力電圧を
A/Dコンバーター6でデジタルコードに変換したも
の)が転送されてくると(#604のY)、それを自身
のメモリあるいはRAM9内のアドレスDに記憶する
(#605)。
力コードに対するDUT2の実際のアナログ出力電圧を
A/Dコンバーター6でデジタルコードに変換したも
の)が転送されてくると(#604のY)、それを自身
のメモリあるいはRAM9内のアドレスDに記憶する
(#605)。
【0024】尚、後述の#611を終了する毎に、CP
U8には複数のデジタル入力コードに対するDUT2の
実出力値が順次1つずつ転送されてくることになるの
で、#605でこれら複数の実出力値をそれぞれ別々の
アドレスに記憶して残しておいてもよいが、アドレスD
に記憶した実出力値は後述の#607が終了すると不要
となるため、本実施形態のように、転送されてきた実出
力値をアドレスDに順次上書きしてもよく、そうするこ
とによってメモリ容量が少なくてすむ。
U8には複数のデジタル入力コードに対するDUT2の
実出力値が順次1つずつ転送されてくることになるの
で、#605でこれら複数の実出力値をそれぞれ別々の
アドレスに記憶して残しておいてもよいが、アドレスD
に記憶した実出力値は後述の#607が終了すると不要
となるため、本実施形態のように、転送されてきた実出
力値をアドレスDに順次上書きしてもよく、そうするこ
とによってメモリ容量が少なくてすむ。
【0025】次に、DUT2の実出力値が#605で記
憶したものとなるデジタル入力コードに対するDUT2
の理想出力値VRを以下の式(2)により算出し、それ
を自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスEに記憶
する(#606)。尚、式(2)におけるtは、DUT
2が8ビットの場合を例にとると、デジタル入力コード
が01h(HEXコード)であるときには1、02hで
あるときには2、………、FFhであるときには255
となる。アナログ的に表現すると、理想出力値は理想出
力電圧であるので、#606では理想出力電圧を求めて
いることになる。 VR=V0+(t×VLSB) …… (2)
憶したものとなるデジタル入力コードに対するDUT2
の理想出力値VRを以下の式(2)により算出し、それ
を自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスEに記憶
する(#606)。尚、式(2)におけるtは、DUT
2が8ビットの場合を例にとると、デジタル入力コード
が01h(HEXコード)であるときには1、02hで
あるときには2、………、FFhであるときには255
となる。アナログ的に表現すると、理想出力値は理想出
力電圧であるので、#606では理想出力電圧を求めて
いることになる。 VR=V0+(t×VLSB) …… (2)
【0026】尚、#606では複数のデジタル入力コー
ドに対するDUT2の理想出力値を順次1つずつ算出す
ることになるので、これら複数の理想出力値をそれぞれ
別々のアドレスに記憶して残しておいてもよいが、アド
レスEに記憶した理想出力値は後述の#607が終了す
ると不要となるため、本実施形態のように、算出した理
想出力値をアドレスEに順次上書きしてもよく、そうす
ることによってメモリ容量が少なくてすむ。
ドに対するDUT2の理想出力値を順次1つずつ算出す
ることになるので、これら複数の理想出力値をそれぞれ
別々のアドレスに記憶して残しておいてもよいが、アド
レスEに記憶した理想出力値は後述の#607が終了す
ると不要となるため、本実施形態のように、算出した理
想出力値をアドレスEに順次上書きしてもよく、そうす
ることによってメモリ容量が少なくてすむ。
【0027】次に、式(3)に示すように、実出力値V
と理想出力値VRとの差をLSB値VLSBに換算し(1L
SB値VLSBで割り)、その結果VSEを自身のメモリあ
るいはRAM9内のアドレスFに記憶する(#60
7)。アナログ的に表現すると、VSEはDUT2のある
1つのデジタル入力コードに対する積分非直線性誤差で
あるので、#607では積分非直線性誤差を求めている
ことになる。 VSE=(V−VR)÷VLSB …… (3)
と理想出力値VRとの差をLSB値VLSBに換算し(1L
SB値VLSBで割り)、その結果VSEを自身のメモリあ
るいはRAM9内のアドレスFに記憶する(#60
7)。アナログ的に表現すると、VSEはDUT2のある
1つのデジタル入力コードに対する積分非直線性誤差で
あるので、#607では積分非直線性誤差を求めている
ことになる。 VSE=(V−VR)÷VLSB …… (3)
【0028】次に、#607で算出した積分非直線性誤
差VSEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスG
に記憶してあるデータよりも大きいか否かを判定する
(#608)。大きい場合は(#608のY)、#60
7で算出した積分非直線性誤差VSEをアドレスGに上書
きして記憶する(#609)。大きくない場合は(#6
08のN)、#609をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスGには最小データ
(ゼロ)を記憶しておく。
差VSEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスG
に記憶してあるデータよりも大きいか否かを判定する
(#608)。大きい場合は(#608のY)、#60
7で算出した積分非直線性誤差VSEをアドレスGに上書
きして記憶する(#609)。大きくない場合は(#6
08のN)、#609をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスGには最小データ
(ゼロ)を記憶しておく。
【0029】次に、#607で算出した積分非直線性誤
差VSEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスH
に記憶してあるデータよりも小さいか否かを判定する
(#610)。小さい場合は(#610のY)、#60
7で算出した積分非直線性誤差VSEをアドレスHに上書
きして記憶する(#611)。小さくない場合は(#6
10のN)、#611をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスHには最大データ
(ゼロ)を記憶しておく。
差VSEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスH
に記憶してあるデータよりも小さいか否かを判定する
(#610)。小さい場合は(#610のY)、#60
7で算出した積分非直線性誤差VSEをアドレスHに上書
きして記憶する(#611)。小さくない場合は(#6
10のN)、#611をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスHには最大データ
(ゼロ)を記憶しておく。
【0030】#611が終了すると、#604へ戻り、
実出力値Vが転送されてくると(#604のY)、#6
05〜611を実行するが、実出力値Vが転送されてこ
ない場合は(#604のN)、DUT2の各デジタル入
力コードに対して処理が終了した(DUT2の各デジタ
ル入力コードに対する積分非直線性誤差を算出した)と
いうことであるから、アドレスGに記憶しているデータ
がDUT2の積分非直線性誤差の最大値、アドレスHに
記憶しているデータがDUT2の積分非直線性誤差の最
小値となるので、それらを出力する(#612)。
実出力値Vが転送されてくると(#604のY)、#6
05〜611を実行するが、実出力値Vが転送されてこ
ない場合は(#604のN)、DUT2の各デジタル入
力コードに対して処理が終了した(DUT2の各デジタ
ル入力コードに対する積分非直線性誤差を算出した)と
いうことであるから、アドレスGに記憶しているデータ
がDUT2の積分非直線性誤差の最大値、アドレスHに
記憶しているデータがDUT2の積分非直線性誤差の最
小値となるので、それらを出力する(#612)。
【0031】以上のようなフローで処理をすれば、DU
T2の積分非直線性誤差の最大値、最小値を測定するた
めに新たに必要となるアドレス数は、DUT2のビット
数に関係なく、アドレスG、Hの2つですむ(従来は、
例えばDUT2が8ビットの場合は256アドレス必要
であり、DUT2のビット数が大きければ大きいほど多
くのアドレスが必要であった)。
T2の積分非直線性誤差の最大値、最小値を測定するた
めに新たに必要となるアドレス数は、DUT2のビット
数に関係なく、アドレスG、Hの2つですむ(従来は、
例えばDUT2が8ビットの場合は256アドレス必要
であり、DUT2のビット数が大きければ大きいほど多
くのアドレスが必要であった)。
【0032】以下にDUT2の微分非直線性誤差を測定
する場合にCPU8が行う演算の流れを図7に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ゼロスケール値V
0が転送されてくるので、それを自身のメモリあるいは
RAM9内のアドレスAに記憶する(#701)。
する場合にCPU8が行う演算の流れを図7に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ゼロスケール値V
0が転送されてくるので、それを自身のメモリあるいは
RAM9内のアドレスAに記憶する(#701)。
【0033】次に、フルスケール値VFが転送されてく
るので、それを自身のメモリあるいはRAM9内のアド
レスBに記憶する(#702)。
るので、それを自身のメモリあるいはRAM9内のアド
レスBに記憶する(#702)。
【0034】次に、記憶したゼロスケール値V0、フル
スケール値VF、及び、DUT2のビット数n(テスト
システム1から転送されてくる)から1LSB値VLSB
を以下の(1)式により算出し、それを自身のメモリあ
るいはRAM9内のアドレスCに記憶する(#70
3)。アナログ的に表現すると、1LSB値VLSBは理
想ステップ幅であるので、#703では理想ステップ幅
を求めていることになる。 VLSB=(VF−V0)÷(2n−1) …… (1)
スケール値VF、及び、DUT2のビット数n(テスト
システム1から転送されてくる)から1LSB値VLSB
を以下の(1)式により算出し、それを自身のメモリあ
るいはRAM9内のアドレスCに記憶する(#70
3)。アナログ的に表現すると、1LSB値VLSBは理
想ステップ幅であるので、#703では理想ステップ幅
を求めていることになる。 VLSB=(VF−V0)÷(2n−1) …… (1)
【0035】次に、実出力値V(ある1つのデジタル入
力コードに対するDUT2の実際のアナログ出力電圧を
A/Dコンバーター6でデジタルコードに変換したも
の)が転送されてくると(#704のY)、それを自身
のメモリあるいはRAM9内のアドレスDに記憶する
(#705)。
力コードに対するDUT2の実際のアナログ出力電圧を
A/Dコンバーター6でデジタルコードに変換したも
の)が転送されてくると(#704のY)、それを自身
のメモリあるいはRAM9内のアドレスDに記憶する
(#705)。
【0036】尚、後述の#711が終了する毎に、CP
U8には複数のデジタル入力コードに対するDUT2の
実出力値が順次1つずつ転送されてくることになるの
で、#705でこれら複数の実出力値をそれぞれ別々の
アドレスに記憶して残しておいてもよいが、本実施形態
のように、演算上支障を来さないようにしておけば(#
711)、転送されてきた実出力値をアドレスDに順次
上書きしてもよく、そうすることによってメモリ容量が
少なくてすむ。
U8には複数のデジタル入力コードに対するDUT2の
実出力値が順次1つずつ転送されてくることになるの
で、#705でこれら複数の実出力値をそれぞれ別々の
アドレスに記憶して残しておいてもよいが、本実施形態
のように、演算上支障を来さないようにしておけば(#
711)、転送されてきた実出力値をアドレスDに順次
上書きしてもよく、そうすることによってメモリ容量が
少なくてすむ。
【0037】次に、式(4)に示すように、アドレスD
に記憶しているデータVDとアドレスAに記憶している
データVAとの差から1LSB値VLSBを減じたものをL
SB値VLSBに換算し(1LSB値で割り)、その結果
VBEを自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスEに
記憶する(#706)。アナログ的に表現すると、VBE
はDUT2のある1つのデジタル入力コードに対する微
分非直線性誤差であるので、#706では微分非直線性
誤差を求めていることになる。 VBE={(VD−VA)−VLSB}÷VLSB …… (4)
に記憶しているデータVDとアドレスAに記憶している
データVAとの差から1LSB値VLSBを減じたものをL
SB値VLSBに換算し(1LSB値で割り)、その結果
VBEを自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスEに
記憶する(#706)。アナログ的に表現すると、VBE
はDUT2のある1つのデジタル入力コードに対する微
分非直線性誤差であるので、#706では微分非直線性
誤差を求めていることになる。 VBE={(VD−VA)−VLSB}÷VLSB …… (4)
【0038】次に、#706で算出した微分非直線性誤
差VBEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスF
に記憶してあるデータよりも大きいか否かを判定する
(#707)。大きい場合は(#707のY)、#70
6で算出した微分非直線性誤差VBEをアドレスFに上書
きして記憶する(#708)。大きくない場合は(#7
07のN)、#708をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスFには最小データ
(ゼロ)を記憶しておく。
差VBEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスF
に記憶してあるデータよりも大きいか否かを判定する
(#707)。大きい場合は(#707のY)、#70
6で算出した微分非直線性誤差VBEをアドレスFに上書
きして記憶する(#708)。大きくない場合は(#7
07のN)、#708をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスFには最小データ
(ゼロ)を記憶しておく。
【0039】次に、#706で算出した微分非直線性誤
差VBEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスG
に記憶してあるデータよりも小さいか否かを判定する
(#709)。小さい場合は(#709のY)、#70
6で算出した微分非直線性誤差VBEをアドレスGに上書
きして記憶する(#710)。小さくない場合は(#7
09のN)、#710をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスGには最大データ
(ゼロ)を記憶しておく。
差VBEが自身のメモリあるいはRAM9内のアドレスG
に記憶してあるデータよりも小さいか否かを判定する
(#709)。小さい場合は(#709のY)、#70
6で算出した微分非直線性誤差VBEをアドレスGに上書
きして記憶する(#710)。小さくない場合は(#7
09のN)、#710をスキップし、次ステップへ移行
する。尚、初期設定としてアドレスGには最大データ
(ゼロ)を記憶しておく。
【0040】#710が終了すると、#711でアドレ
スDに記憶しているデータをアドレスAに上書きして記
憶させる。#704へ戻り、実出力値Vが転送されてく
ると(#704のY)、#705〜711を実行する
が、実出力値Vが転送されてこない場合は(#704の
N)、DUT2の各デジタル入力コードに対して処理が
終了した(DUT2の各デジタル入力コードに対する微
分非直線性誤差を算出した)ということであるから、ア
ドレスFに記憶しているデータがDUT2の微分非直線
性誤差の最大値、アドレスGに記憶しているデータがD
UT2の微分非直線性誤差の最小値となるので、それら
を出力する(#712)。
スDに記憶しているデータをアドレスAに上書きして記
憶させる。#704へ戻り、実出力値Vが転送されてく
ると(#704のY)、#705〜711を実行する
が、実出力値Vが転送されてこない場合は(#704の
N)、DUT2の各デジタル入力コードに対して処理が
終了した(DUT2の各デジタル入力コードに対する微
分非直線性誤差を算出した)ということであるから、ア
ドレスFに記憶しているデータがDUT2の微分非直線
性誤差の最大値、アドレスGに記憶しているデータがD
UT2の微分非直線性誤差の最小値となるので、それら
を出力する(#712)。
【0041】以上のようなフローで処理をすれば、DU
T2の微分非直線性誤差の最大値、最小値を測定するた
めに新たに必要となるアドレス数は、DUT2のビット
数の関係なく、アドレスF、Gの2つですむ(従来は、
例えばDUT2が8ビットの場合は256アドレス必要
であり、DUT2のビット数が大きければ大きいほど多
くのアドレスが必要であった)。
T2の微分非直線性誤差の最大値、最小値を測定するた
めに新たに必要となるアドレス数は、DUT2のビット
数の関係なく、アドレスF、Gの2つですむ(従来は、
例えばDUT2が8ビットの場合は256アドレス必要
であり、DUT2のビット数が大きければ大きいほど多
くのアドレスが必要であった)。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、D/Aコンバーターの
特性である積分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差
の最大値、最小値を測定する際に、より少ないメモリ容
量ですむので、新たに外部記憶装置を接続する必要はな
くなり、回路規模が大きくなるという不具合もなくな
る。
特性である積分非直線性誤差あるいは微分非直線性誤差
の最大値、最小値を測定する際に、より少ないメモリ容
量ですむので、新たに外部記憶装置を接続する必要はな
くなり、回路規模が大きくなるという不具合もなくな
る。
【図1】 本発明の一実施形態であるD/Aコンバータ
ーの特性の測定ユニット20にテストシステム1とDU
T2を接続した状態のブロック図。
ーの特性の測定ユニット20にテストシステム1とDU
T2を接続した状態のブロック図。
【図2】 本発明の測定ユニットにオシロスコープを接
続することにより得られる積分非直線性誤差のデータの
一例を示す図。
続することにより得られる積分非直線性誤差のデータの
一例を示す図。
【図3】 本発明の測定ユニットにオシロスコープを接
続することにより得られる微分非直線性誤差のデータの
一例を示す図。
続することにより得られる微分非直線性誤差のデータの
一例を示す図。
【図4】 本発明の一実施形態であるD/Aコンバータ
ーの特性の測定ユニットのブロック図。
ーの特性の測定ユニットのブロック図。
【図5】 デジタルデータ表示装置14の一構成例を示
す図。
す図。
【図6】 積分非直線性誤差の最大値、最小値を測定す
る場合にCPU8が行う演算の流れを示すフローチャー
ト。
る場合にCPU8が行う演算の流れを示すフローチャー
ト。
【図7】 微分非直線性誤差の最大値、最小値を測定す
る場合にCPU8が行う演算の流れを示すフローチャー
ト。
る場合にCPU8が行う演算の流れを示すフローチャー
ト。
【図8】 D/Aコンバーターの理想直線を示す図。
1 テストシステム 2 DUT 3 差動アンプ 4 入力レンジ切り替えアンプ 5 ローパスフィルター 6 A/Dコンバーター 7 データラッチ回路 8 CPU 9 RAM 10 データラッチ回路 11 D/Aコンバーター 12 ローパスフィルター 13 アンプ 14 デジタルデータ表示装置 20 D/Aコンバーターの特性の測定ユニット 51 ドライバーIC 52 LED
Claims (2)
- 【請求項1】 被測定物であるD/Aコンバーターが出
力するアナログ電圧をデジタルコードに変換し、そのデ
ジタルコードに基づいて演算を行って積分非直線性誤差
あるいは微分非直線性誤差を算出するD/Aコンバータ
ーの特性の測定方法において、演算を終了する毎に、そ
の演算結果が、記憶装置内の第1アドレスに記憶してあ
るデータよりも大きければ、前記演算結果を前記第1ア
ドレスに上書きして記憶し、記憶装置内の第2アドレス
に記憶してあるデータよりも小さければ、前記演算結果
を前記第2アドレスに上書きして記憶することを特徴と
するD/Aコンバーターの特性の測定方法。 - 【請求項2】 少なくとも被測定物であるD/Aコンバ
ーターが出力するアナログ電圧をデジタルコードに変換
するA/D変換手段、及び、そのA/D変換手段を経た
デジタルコードに基づいて演算を行う演算処理手段を有
し、D/Aコンバーターの特性の測定のみを行うD/A
コンバーターの特性の測定ユニットにおいて、前記演算
処理手段が、演算を終了する毎に、その演算結果が、記
憶装置内の第1アドレスに記憶してあるデータよりも大
きければ、前記演算結果を前記第1アドレスに上書きし
て記憶し、記憶装置内の第2アドレスに記憶してあるデ
ータよりも小さければ、前記演算結果を前記第2アドレ
スに上書きして記憶することを特徴とするD/Aコンバ
ーターの特性の測定ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04915496A JP3499674B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | D/aコンバーターの特性の測定方法及びd/aコンバーターの特性の測定ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04915496A JP3499674B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | D/aコンバーターの特性の測定方法及びd/aコンバーターの特性の測定ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09246969A true JPH09246969A (ja) | 1997-09-19 |
JP3499674B2 JP3499674B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=12823187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04915496A Expired - Fee Related JP3499674B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | D/aコンバーターの特性の測定方法及びd/aコンバーターの特性の測定ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3499674B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005513986A (ja) * | 2001-12-19 | 2005-05-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ブラシレス直流モータのスタート方法 |
JP2011041224A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Advantest Corp | 測定装置および測定方法 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP04915496A patent/JP3499674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005513986A (ja) * | 2001-12-19 | 2005-05-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ブラシレス直流モータのスタート方法 |
JP4673553B2 (ja) * | 2001-12-19 | 2011-04-20 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ブラシレス直流モータのスタート方法 |
JP2011041224A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Advantest Corp | 測定装置および測定方法 |
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---|---|
JP3499674B2 (ja) | 2004-02-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |