JPH09246396A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH09246396A
JPH09246396A JP8050174A JP5017496A JPH09246396A JP H09246396 A JPH09246396 A JP H09246396A JP 8050174 A JP8050174 A JP 8050174A JP 5017496 A JP5017496 A JP 5017496A JP H09246396 A JPH09246396 A JP H09246396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor region
misfet
semiconductor
gate electrode
conductivity type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8050174A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Ichinose
勝彦 一瀬
Kenichi Kikushima
健一 菊島
Masaya Iida
雅也 飯田
Kazue Sato
和重 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8050174A priority Critical patent/JPH09246396A/ja
Publication of JPH09246396A publication Critical patent/JPH09246396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理部と情報記憶部が同一基板内に形成
される半導体集積回路装置の動作速度とソフトエラー耐
性および集積度を向上する。 【解決手段】 半導体基板1の主面に形成した第1のM
ISFETQn1 ,Qp1 のソースおよびドレインを構
成するp形半導体領域9,n形半導体領域14を、第2
のMISFETQn2 ,Qp2 のp形半導体領域15,
n形半導体領域16よりも、ゲート電極6の下部のチャ
ネル領域の中央部寄りに形成し、第1のMISFETQ
1 ,Qp1 のp形半導体領域9,n形半導体領域14
の不純物濃度を、第2のMISFETQn2 ,Qp2
p形半導体領域15,n形半導体領域16よりも、低く
する。そして、第1のMISFETにより半導体集積回
路装置の情報処理部を構成し、第2のMISFETによ
り半導体集積回路装置の情報記憶部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特にMISFET(Metal
Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)
を情報記憶及び論理演算に使用する半導体集積回路装置
に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メモリやマイクロプロセッサに代表され
るLSIの高集積化、高性能化を実現するためには、L
SIを構成する素子の微細化技術、高性能化技術が不可
欠である。現在、LSIを構成する素子としては主にM
ISFETが使用されていることから、MISFETの
微細化および高性能化を実現する技術の検討が試みられ
ている。
【0003】ここで、MISFETの微細化によってチ
ャネル長が短くなると、ソース領域とドレイン領域の空
乏層同士が接触してしまうためにゲート電圧の制御が不
可能となってしまういわゆるパンチスルーの問題が存在
することが知られている。
【0004】このパンチスルーの問題を解決しようとす
る従来技術として、特開昭61−241967号公報に
記載されたMISFET構造がある。
【0005】この公報に記載されたMISFET構造
は、次のようなものである。
【0006】p形半導体基板の表面には、ゲート絶縁膜
を介してゲート電極が設けられており、ゲート電極の側
面にはサイドウォール・スペーサ(側壁絶縁膜)が設け
られている。このサイドウォール・スペーサの下部のp
形半導体基板の表面には、チャネル領域に接する低不純
物濃度のn- 形半導体領域が設けられており、さらにそ
の外側には、高不純物濃度のn+ 形半導体領域が設けら
れている。そして、この低不純物濃度のn- 形半導体領
域の下部のp形半導体基板に、この半導体基板よりも不
純物濃度の高いp+ 形半導体領域を設けたものである。
つまり、このMISFETは、低不純物濃度のn- 形半
導体領域と高不純物濃度のn+ 形半導体領域とでソース
領域、ドレイン領域を構成した、いわゆるLDD(Light
ly dopeddrain) 構造で構成され、さらにこのソース領
域、ドレイン領域の低不純物濃度のn- 形半導体領域の
下部のp形半導体基板にこの半導体基板よりも不純物濃
度の高いp+ 形半導体領域(ポケット領域ともいう)が
設けられている。
【0007】周知のように、LDD構造によれば、チャ
ネルホットエレクトロンによるMISFETの特性劣化
を防止し、さらにはチャネル長を短くした短チャネルM
ISFETを得ることができる。そして、LDD構造の
低不純物濃度のn- 形半導体領域の下部にポケット領域
を設けたことにより、その上部のn- 形半導体領域との
間に形成されるpn接合の空乏層の伸びを抑えることが
でき、パンチスルーを防止することができる。その結
果、MISFETのチャネル長をさらに短くした短チャ
ネルMISFETを得ることができる。
【0008】このポケット領域は、一般にイオン注入に
より不純物を導入して形成されるものである。通常は半
導体基板に対して垂直に不純物イオンを注入するが、I
EEE発行、IEDM94予稿集、p75〜p78に掲
載の論文「A 0.1 - μm CMOSTechnology with Tilt - I
mplanted Punchthrough Stopper(TIPS)」には、半導体
基板に対して斜めに不純物イオンを注入し、MISFE
Tの動作速度を向上する技術が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】MISFETのポケッ
ト領域を形成するに際して、前記の半導体基板に対して
斜めにイオン注入を行なう技術を用いる場合には、垂直
にイオン注入する場合に比べて、マスクとなるゲート電
極の下部に、より多くの不純物が注入されることとな
り、ポケット領域の不純物濃度を低減することが可能と
なる。その結果、斜めイオン注入によりポケット領域を
形成したMISFETでは、そのソースおよびドレイン
と半導体基板との間の接合容量の低減を図ることがで
き、そのようなMISFETは、より高速な動作が要求
される論理演算回路に適用して有効な素子となる。
【0010】しかしながら、斜めイオン注入によりポケ
ット領域を形成する技術では、イオン注入時のマスク材
により注入イオンの影が形成されるいわゆるシャドウイ
ングという問題を生じる。このため、シャドウイングの
影響を受けないよう、MISFETの隣接間隔を一定間
隔以上に保つ必要が生じ、その配置設計において制約を
受けることとなる。
【0011】すなわち、斜めイオン注入によりポケット
領域を形成したMISFETを用いる半導体集積回路装
置は、高速動作させることは可能となるが、その集積度
を向上することは難しくなる。
【0012】ところで、同一チップ内に情報記憶部と、
情報の書き込み、読み出し処理あるいは情報の論理的な
処理を行う情報処理部とを有する半導体集積回路装置で
は、情報処理部においてはそれを構成するMISFET
の高速動作が要求されるものの、情報記憶部においては
高速性はあまり要求されず、高い情報保持性能への要求
から、むしろそれを構成するMISFETの接合容量が
大きいことが望ましい。
【0013】つまり、同一チップ内に情報記憶部および
情報処理部を有する半導体集積回路装置に、斜めイオン
注入によるポケット領域形成法を採用した場合には、情
報処理部においては、接合容量を低減し、高速処理が可
能とすることができるが、情報記憶部においては、MI
SFETの配置に制約を受け、MISFET間の距離を
縮小してより多くの情報を同じ面積で記憶できるように
することが困難となるのに加え、MISFETの接合容
量が低下することによるα線等に起因するソフトエラー
の増大をもたらす確率が高くなる。
【0014】逆に、垂直イオン注入によるポケット領域
形成法を採用した場合には、情報記憶部においては、M
ISFETの配置に制約を受けず、MISFET間の距
離を縮小してより多くの情報を記憶することが可能とな
り、ソフトエラーに対する耐性が向上するものの、情報
処理部においては、MISFETの接合容量が増加し、
高速処理が困難となる。
【0015】本発明の目的は、同一基板内に情報記憶部
および情報処理部を有する半導体集積回路装置の性能と
集積度を向上することにある。
【0016】本発明の他の目的は、半導体集積回路装置
の情報処理部を構成するMISFETの動作速度を向上
することができるMISFETの構造とその製造方法と
を提供することにある。
【0017】本発明のさらに他の目的は、半導体集積回
路装置の情報記憶部を構成するMISFETの集積度と
ソフトエラー耐性を向上することができるMISFET
の構造とその製造方法とを提供することにある。
【0018】本発明のさらに他の目的は、情報処理部を
構成する前記MISFETと情報記憶部を構成する前記
MISFETとを同一基板に製造することができる製造
方法を提供することにある。
【0019】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0021】(1)本発明の半導体集積回路装置は、同
一の半導体基板内に第1および第2のMISFETを有
する半導体集積回路装置であって、第1および第2のM
ISFETは、第1導電形の半導体基板の主面上にゲー
ト絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、ゲート電極
の両側の半導体基板の主面に設けられた第2導電形の第
1半導体領域と、第1半導体領域とゲート電極の下部の
チャネル領域との間に設けられ、第1半導体領域よりも
不純物濃度の低い第2導電形の第2半導体領域と、第1
半導体領域および第2半導体領域を取り囲むように設け
られ、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電
形の第3半導体領域とを備え、第1のMISFETにお
ける第3半導体領域の不純物濃度は、第2のMISFE
Tにおける第3半導体領域の不純物濃度より低く、か
つ、第1のMISFETにおける第3半導体領域は、第
2のMISFETにおける第3半導体領域よりも、チャ
ネル領域の中央部寄りに形成されたものである。
【0022】このような構成の半導体集積回路装置によ
れば、それを構成するMISFETは、そのソースおよ
びドレインを、第1半導体領域と第2半導体領域とで構
成されるLDD構造に加えて第3半導体領域を有する構
造としたため、そのゲート電極下部のチャネル領域にお
いてソースおよびドレインからの空乏層の拡がりを抑制
することができ、チャネル長を短くした短チャネルMI
SFETとすることができる。
【0023】また、第1のMISFETの第3半導体領
域を、第2のMISFETの第3半導体領域よりもチャ
ネル領域の中央部寄りに形成し、第3半導体領域の不純
物濃度を第2のMISFETの不純物濃度よりも低くし
たため、第1のMISFETの接合容量は、第2のMI
SFETの接合容量よりも小さくなり、第1のMISF
ETを半導体集積回路装置の情報処理部に適用すること
ができる。
【0024】逆に、第2のMISFETの接合容量は、
第1のMISFETの接合容量よりも大きくなり、第2
のMISFETを半導体集積回路装置の情報記憶部に適
用すると好都合である。
【0025】さらに、前記第1および第2のMISFE
Tの各々を、情報処理部と情報記憶部とをともに有する
半導体集積回路装置に各々適用して、情報処理部におい
ては処理速度が向上し、情報記憶部においてはソフトエ
ラー耐性が向上する半導体集積回路装置とすることがで
きる。
【0026】なお、情報処理部には、純粋に論理演算を
つかさどる領域である論理演算部に加え、情報記憶部か
らの情報を読み出しおよび書き込み等する周辺回路の領
域をも含むものである。
【0027】(2)本発明の半導体集積回路装置は、同
一の半導体基板内に第1および第2のMISFETを有
する半導体集積回路装置であって、第1のMISFET
は、第1導電形の半導体基板の主面上にゲート絶縁膜を
介して設けられたゲート電極と、ゲート電極の両側の半
導体基板の主面に設けられた第2導電形の第1半導体領
域と、第1半導体領域とゲート電極の下部のチャネル領
域との間に設けられ、第1半導体領域よりも不純物濃度
の低い第2導電形の第2半導体領域と、第1半導体領域
および第2半導体領域を取り囲むように設けられ、半導
体基板よりも不純物濃度の高い第1導電形の第3半導体
領域とを備え、第2のMISFETは、前記のゲート電
極、第1半導体領域、第2半導体領域および第3半導体
領域に加えて、第1半導体領域の下部に設けられ、第3
半導体領域よりも不純物濃度の高い第1導電形の第4半
導体領域を備えているものである。
【0028】このような構成の半導体集積回路装置によ
れば、MISFETのソースおよびドレインをLDD構
造とした効果ならびに第3半導体領域を備えることによ
る短チャネル化の効果に加えて、第2のMISFET
に、第3半導体領域よりも不純物濃度の高い第1導電形
の第4半導体領域を備えたことにより、第2のMISF
ETの接合容量を増加することができる。このMISF
ETを半導体集積回路装置の情報記憶部を構成するMI
SFETとすると、ソフトエラー耐性に優れた半導体集
積回路装置とすることが可能となる。
【0029】(3)本発明の半導体集積回路装置は、同
一の半導体基板内に第1および第2のMISFETを有
する半導体集積回路装置であって、第2のMISFET
は、第1導電形の半導体基板の主面上にゲート絶縁膜を
介して設けられたゲート電極と、ゲート電極の両側の半
導体基板の主面に設けられた第2導電形の第1半導体領
域と、第1半導体領域とゲート電極の下部のチャネル領
域との間に設けられ、第1半導体領域よりも不純物濃度
の低い第2導電形の第2半導体領域と、第1半導体領域
および第2半導体領域を取り囲むように設けられ、半導
体基板よりも不純物濃度の高い第1導電形の第3半導体
領域とを備え、第1のMISFETは、前記のゲート電
極、第1半導体領域、第2半導体領域および第3半導体
領域に加えて、第1半導体領域の下部に設けられ、第3
半導体領域と同量の第1導電形を示す不純物を有し、か
つ、その不純物の濃度よりも低い第2導電形を示す不純
物を有する第1導電形の第5半導体領域を備えているも
のである。
【0030】このような構成の半導体集積回路装置によ
れば、LDD構造および第3半導体領域を設けた構造に
よる前記の効果に加えて、第1のMISFETに、第3
半導体領域と同量の第1導電形を示す不純物を有し、か
つ、その不純物の濃度よりも低い第2導電形を示す不純
物を有する第1導電形の第5半導体領域を備えたことに
より、第1のMISFETの接合容量を減少することが
できる。このMISFETを半導体集積回路装置の情報
処理部を構成するMISFETとすると、処理速度の高
い半導体集積回路装置とすることが可能となる。
【0031】(4)本発明の半導体集積回路装置は、n
チャネル形MISFETおよびpチャネル形MISFE
Tで構成される半導体集積回路装置であって、nチャネ
ル形MISFETおよびpチャネル形MISFETのの
少なくとも一方を、前記した構成の第1および第2のM
ISFETで構成したものである。
【0032】このような構成の半導体集積回路装置によ
れば、nチャネルもしくはpチャネルの単一チャネル形
MISFETとすることによるプロセスの簡略化、ある
いは、nチャネルおよびpチャネルの両チャネルを有す
るCMOS構成とすることによる低消費電力化、高信頼
性化を図ることができる。
【0033】(5)本発明の半導体集積回路装置は、情
報記憶部と情報処理部とを備え、情報処理部を構成する
MISFETを、前記の第1のMISFETとし、情報
記憶部を構成するMISFETを、前記の第2のMIS
FETとしたものである。
【0034】このような構成の半導体集積回路装置によ
れば、情報処理部は、高速処理が可能な接合容量の小さ
い第1のMISFETにより構成され、情報記憶部は、
ソフトエラー耐性に優れた接合容量の大きい第2のMI
SFETにより構成されるため、処理速度が高く、か
つ、信頼性に優れた半導体集積回路装置とすることがで
きる。
【0035】(6)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記した(1)に記載の半導体集積回路装置の
製造方法であって、第1導電形の半導体基板の主面上に
ゲート絶縁膜を介して第1および第2のMISFETの
ゲート電極を形成する工程と、そのゲート電極の両側の
半導体基板の主面にゲート電極をマスクにして不純物を
導入することにより第1および第2のMISFETの第
2導電形の第2半導体領域を形成する工程と、半導体基
板を不純物イオンの入射方向に対して傾斜するように設
置し、第1のMISFETのゲート電極の両側の半導体
基板の主面に、ゲート電極マスクにして不純物イオンを
半導体基板に対して斜め方向から入射させることにより
第1のMISFETの第1導電形の第3半導体領域を形
成する工程と、半導体基板を不純物イオンの入射方向に
対して垂直に設置し、第2のMISFETのゲート電極
の両側の半導体基板の主面に、ゲート電極をマスクにし
て不純物イオンを半導体基板に対して垂直に入射させる
ことにより第2のMISFETの第1導電形の第3半導
体領域を形成する工程と、ゲート電極の両側の半導体基
板の主面に、ゲート電極およびサイドウォール・スペー
サをマスクにして不純物を導入することにより、第1お
よび第2のMISFETの第2導電形の第1半導体領域
を形成する工程と、を含むものである。
【0036】このような構成の半導体集積回路装置の製
造方法によれば、第1のMISFETの第3半導体領域
を製造する際には、半導体基板を不純物イオンの入射方
向に対して傾斜するように設置し、不純物イオンを半導
体基板に対して斜め方向から入射させるため、第1のM
ISFETの第3半導体領域は、そのゲート電極下部の
チャネル領域の中央部にまで入り込むことができる。そ
のため、ソースおよびドレインからの空乏層の延びを有
効に抑制することができ、より少ない不純物濃度で有効
にパンチスルーをストップすることができる。その結
果、第1のMISFETの接合容量を低減し、その動作
速度を大きくすることができる。
【0037】一方、第2のMISFETの第3半導体領
域を製造する際には、半導体基板を不純物イオンの入射
方向に対して垂直に設置し、不純物イオンを半導体基板
に対して垂直に入射させるため、第2のMISFETの
製造に際しては、シャドウイングを考慮する必要がな
い。そのため、第2のMISFETの隣接間隔をシャド
ウイングを考慮して広げる必要はなく、その部分の集積
度を向上させることができる。また、第2のMISFE
Tの第3半導体領域は、第1のMISFETのそれと分
離して製造できるため、パンチスルーストッパとして作
用するに必要最低限の不純物濃度にして動作速度を向上
させる必要はなく、むしろ多めの不純物濃度として接合
容量を増加し、第2のMISFETのソフトエラー耐性
を向上させることが可能である。
【0038】すなわち、このような製造方法により製造
される半導体集積回路装置の情報処理部を第1のMIS
FETとし、情報記憶部を第2のMISFETとするこ
とにより、高速に動作し、集積度が高く、情報記憶信頼
性の優れた半導体集積回路装置を製造することができ
る。
【0039】なお、個々の不純物イオンの運動方向は正
確に一致しているわけではなく、統計的に分布している
ので、ここで斜め方向あるいは垂直方向と表現する場合
には、入射する不純物イオンの群としての方向つまり各
イオンの速度ベクトルあるいは変位ベクトルの平均の方
向を意味することはいうまでもない。
【0040】(7)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記した(2)に記載の半導体集積回路装置の
製造方法であって、第1導電形の半導体基板の主面上に
ゲート絶縁膜を介して第1および第2のMISFETの
ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極の両側の半導
体基板の主面に、ゲート電極をマスクにして不純物を導
入することにより、第1および第2のMISFETの第
2導電形の第2半導体領域を形成する工程と、半導体基
板を不純物イオンの入射方向に対して傾斜するように設
置し、ゲート電極の両側の半導体基板の主面に、ゲート
電極をマスクにして不純物イオンを半導体基板に対して
斜め方向から入射させることにより第1および第2のM
ISFETの第1導電形の第3半導体領域を形成する工
程と、ゲート電極の両側の半導体基板の主面に、ゲート
電極およびサイドウォール・スペーサをマスクにして不
純物を導入することにより、第1および第2のMISF
ETの第2導電形の第1半導体領域を形成する工程と、
第2のMISFETのゲート電極の両側の半導体基板の
主面に、ゲート電極およびサイドウォール・スペーサを
マスクにして不純物を導入することにより、第2のMI
SFETの第1導電形の第4半導体領域を形成する工程
と、を含むものである。
【0041】このような構成の半導体集積回路装置の製
造方法によれば、第1および第2のMISFETの第3
半導体領域を製造する際には、半導体基板を不純物イオ
ンの入射方向に対して傾斜するように設置し、不純物イ
オンを半導体基板に対して斜め方向から入射させるた
め、第1および第2のMISFETの第3半導体領域
は、そのゲート電極下部のチャネル領域の中央部にまで
入り込むことができる。そのため、ソースおよびドレイ
ンからの空乏層の延びを有効に抑制することができ、よ
り少ない不純物濃度で有効にパンチスルーをストップす
ることができる。その結果、第1のMISFETの接合
容量を低減し、その動作速度を大きくすることができ
る。
【0042】一方、第2のMISFETについては、さ
らに、そのゲート電極の両側の半導体基板の主面に、ゲ
ート電極およびサイドウォール・スペーサをマスクにし
て不純物を導入し、第1導電形の第4半導体領域を形成
するため、第2のMISFETの接合容量を増加するこ
とができ、第2のMISFETのソフトエラー耐性を向
上させることができる。
【0043】すなわち、このような製造方法により製造
される半導体集積回路装置の情報処理部を第1のMIS
FETとし、情報記憶部を第2のMISFETとするこ
とにより、高速に動作し、かつ、情報記憶信頼性の優れ
た半導体集積回路装置を製造することができる。
【0044】(8)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記した(3)に記載の半導体集積回路装置の
製造方法であって、第1導電形の半導体基板の主面上に
ゲート絶縁膜を介して第1および第2のMISFETの
ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極の両側の半導
体基板の主面に、ゲート電極をマスクにして不純物を導
入することにより、第1および第2のMISFETの第
2導電形の第2半導体領域を形成する工程と、半導体基
板を不純物イオンの入射方向に対して垂直に設置し、ゲ
ート電極の両側の半導体基板の主面に、ゲート電極をマ
スクにして不純物イオンを半導体基板に対して垂直に入
射させることにより第1および第2のMISFETの第
1導電形の第3半導体領域を形成する工程と、ゲート電
極の両側の半導体基板の主面に、ゲート電極およびサイ
ドウォール・スペーサをマスクにして不純物を導入する
ことにより、第1および第2のMISFETの第2導電
形の第1半導体領域を形成する工程と、第1のMISF
ETのゲート電極の両側の半導体基板の主面に、ゲート
電極およびサイドウォール・スペーサをマスクにして第
2導電形を示す不純物を導入することにより、第1のM
ISFETの第1導電形を示す第3半導体領域の一部の
領域に、第1導電形を示す不純物と第2導電形を示す不
純物とをともに有する第1のMISFETの第1導電形
の第5半導体領域を形成する工程と、を含むものであ
る。
【0045】このような構成の半導体集積回路装置の製
造方法によれば、第1および第2のMISFETの第3
半導体領域を製造する際には、半導体基板を不純物イオ
ンの入射方向に対して垂直に設置し、不純物イオンを半
導体基板に対して垂直に入射させるため、シャドウイン
グを考慮する必要がない。そのため、第1および2のM
ISFETの隣接間隔をシャドウイングを考慮して広げ
る必要はなく、その部分の集積度を向上させることがで
きる。また、第2のMISFETの第3半導体領域につ
いては、パンチスルーストッパとして作用するに必要最
低限の不純物濃度にして動作速度を向上させる必要はな
く、むしろ多めの不純物濃度として接合容量を増加し、
第2のMISFETのソフトエラー耐性を向上させるこ
とができる。
【0046】一方、第1のMISFETについては、さ
らに、その第3半導体領域に逆導電形の不純物を導入し
て第5半導体領域を形成し、その部分の第1導電形を打
ち消してキャリア密度を低減することができる。その結
果、第1のMISFETの接合容量を低減し、その動作
速度を大きくすることができる。
【0047】すなわち、このような製造方法により製造
される半導体集積回路装置の情報処理部を第1のMIS
FETとし、情報記憶部を第2のMISFETとするこ
とにより、高速に動作し、集積度が高く、情報記憶信頼
性の優れた半導体集積回路装置を製造することができ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0049】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の要部の一例を示す断
面図であり、図1(a)は第1のMISFETについ
て、図1(b)は第2のMISFETについて示したも
のである。以下の図において、図1(a)に示す第1の
MISFETと図1(b)に示す第2のMISFETと
は、便宜的に分離して表示しているが、両者は同一の半
導体基板上に形成されているものである。
【0050】この半導体集積回路装置は、第1および第
2のMISFETともに、nチャネル形MISFETQ
1 ,Qn2 と、pチャネル形MISFETQp1 ,Q
2とから、つまり相補形MISFET(CMOSFE
T)で半導体メモリあるいはマイクロプロセッサなどの
集積回路を構成している。
【0051】まず、図1(a)に示す第1のMISFE
Tについて説明する。
【0052】nチャネル形MISFETQn1 は、p-
形の半導体基板1に形成されたp-形ウエル2の主面の
フィールド絶縁膜4で囲まれたアクティブ領域に形成さ
れ、pチャネル形MISFETQp1 は、n- 形ウエル
3の主面のフィールド絶縁膜4で囲まれたアクティブ領
域に形成されている。
【0053】nチャネル形MISFETQn1 は、ゲー
ト絶縁膜5を介してp- 形ウエル2の主面上に形成され
たゲート電極6と、p- 形ウエル2に形成されたヒ素か
らなる高不純物濃度のn+ 形半導体領域(第1半導体領
域)7と、ゲート電極6の側面に形成されたサイドウォ
ール・スペーサ10の下部に位置し、n+ 形半導体領域
7とゲート電極6の下部のチャネル領域との間に形成さ
れたリンまたはヒ素あるいはその両方からなる低不純物
濃度のn- 形半導体領域(第2半導体領域)8と、n+
形半導体領域7およびn- 形半導体領域8を取り囲むよ
うに形成され、p- 形ウエル2よりも不純物濃度の高
い、ボロンからなるp形半導体領域(第3半導体領域)
9とから構成されている。
【0054】pチャネル形MISFETQp1 は、ゲー
ト絶縁膜5を介してn- 形ウエル3の主面上に形成され
たゲート電極6と、n- 形ウエル3に形成されたホウ素
からなる高不純物濃度のp+ 形半導体領域(第1半導体
領域)12と、ゲート電極6の側面に形成されたサイド
ウォール・スペーサ10の下部に位置し、前記p+ 形半
導体領域12とゲート電極6の下部のチャネル領域との
間に形成されたホウ素からなる低不純物濃度のp- 形半
導体領域(第2半導体領域)13と、p+ 形半導体領域
12およびp- 形半導体領域13を取り囲むように形成
され、n- 形ウエル3よりも不純物濃度の高い、リンま
たはヒ素あるいはその両方からなるからなるn形半導体
領域(第3半導体領域)14とから構成されている。
【0055】次に、図1(b)に示す第2のMISFE
Tについて説明する。
【0056】nチャネル形MISFETQn2 およびp
チャネル形MISFETQp2 は、先に説明した第1の
MISFETと、ウエルおよびゲート電極部の構造にお
いて同様であるため、相違するソース・ドレインの構造
についてのみ以下に説明する。
【0057】nチャネル形MISFETQn2 のソース
およびドレインは、p- 形ウエル2に形成されたヒ素か
らなる高不純物濃度のn+ 形半導体領域(第1半導体領
域)7と、ゲート電極6の側面に形成されたサイドウォ
ール・スペーサ10の下部に位置し、n+ 形半導体領域
7とゲート電極6の下部のチャネル領域との間に形成さ
れたリンまたはヒ素あるいはその両方からなる低不純物
濃度のn- 形半導体領域(第2半導体領域)8と、n+
形半導体領域7およびn- 形半導体領域8を取り囲むよ
うに形成され、p- 形ウエル2よりも不純物濃度の高
い、ボロンからなるp形半導体領域(第3半導体領域)
15とから構成されている。
【0058】pチャネル形MISFETQp2 のソース
およびドレインは、n- 形ウエル3に形成されたホウ素
からなる高不純物濃度のp+ 形半導体領域(第1半導体
領域)12と、ゲート電極6の側面に形成されたサイド
ウォール・スペーサ10の下部に位置し、前記p+ 形半
導体領域12とゲート電極6の下部のチャネル領域との
間に形成されたホウ素からなる低不純物濃度のp- 形半
導体領域(第2半導体領域)13と、p+ 形半導体領域
12およびp- 形半導体領域13を取り囲むように形成
され、n- 形ウエル3よりも不純物濃度の高い、リンま
たはヒ素あるいはその両方からなるからなるn形半導体
領域(第3半導体領域)16とから構成されている。
【0059】ここで、第1のMISFETの第3半導体
領域であるp形半導体領域9は、第2のMISFETの
p形半導体領域15よりも、その不純物濃度を低くし、
かつ、チャネル領域の中央部寄りに形成されている。p
チャネル形についても同様に、第1のMISFETのn
形半導体領域14は、第2のMISFETのn形半導体
領域16よりも、その不純物濃度を低くし、かつ、チャ
ネル領域の中央部寄りに形成されている。
【0060】このように、本実施の形態のMISFET
Qn1 ,Qn2 ,Qp1 ,Qp2 は、いずれもLDD構
造で構成され、さらにパンチスルーストッパとしての第
3半導体領域を有するものであり、第1のMISFET
に係るMISFETQn1 ,Qp1 には、第2のMIS
FETに係るMISFETQn2 ,Qp2 の第3半導体
領域よりも不純物濃度が低く、チャネル領域の中央部寄
りに形成された第3半導体領域が形成されているもので
ある。
【0061】また、本実施の形態のMISFETQ
1 ,Qn2 ,Qp1 ,Qp2 は、素子保護用絶縁膜1
8で覆われ、素子保護用絶縁膜18上には、コンタクト
ホールを介してMISFETQn1 ,Qn2 ,Qp1
Qp2 のソースおよびドレインに接続される金属配線1
9が設けられている。
【0062】なお、本実施の形態では、第1のMISF
ETに係るMISFETQn1 ,Qp1 は、半導体集積
回路装置の情報処理部を構成し、第2のMISFETに
係るMISFETQn2 ,Qp2 は、半導体集積回路装
置の情報記憶部を構成することができる。
【0063】次に、本実施の形態のMISFETの製造
方法を図2〜図10を用いて説明する。
【0064】まず、表面が(100)面で比抵抗が10
Ω・cm程度のp- 形の半導体基板1を用意し、その表
面に、熱酸化法(LOCOS法)で素子分離用の厚いフ
ィールド絶縁膜4を形成する(図2)。フィールド絶縁
膜4の厚さはたとえば400nmとすることができる。
【0065】次に、フォトレジストをマスク材として、
半導体基板の主面のp- 形ウエル2が形成される領域
に、p形不純物たとえばBイオンを、200keVのエ
ネルギで1×1013atoms/cm2 程度のドーズ量となるよ
うにイオン注入技術により注入し、さらにたとえばBイ
オンを10keVのエネルギで1.5×1012atoms/cm2
程度のドーズ量でイオン注入し、NMOSFETのしき
い値電圧を調整する。同様に、フォトレジストをマスク
材として、半導体基板の主面のn- 形ウエル3が形成さ
れる領域に、n形不純物たとえばPイオンを、400k
eVのエネルギで1×1013atoms/cm2 程度のドーズ量
となるようにイオン注入技術により注入する。さらに、
たとえばBF2 イオンを25keVのエネルギで4×1
12atoms/cm2 程度のドーズ量でイオン注入し、PMO
SFETのしきい値電圧を調整する。また、アクティブ
領域の表面に清浄なゲート絶縁膜5を形成する(図
3)。
【0066】前記ゲート絶縁膜5は、湿式酸化法により
800℃〜900℃の温度で形成することができる。ゲ
ート絶縁膜5の膜厚は、回路の動作電圧(Vcc)が5V
の場合は10nm〜20nm程度、3.3V以下の場合は5nm
〜10nm程度に設定する。ゲート絶縁膜5は、CVD法
で堆積した第1の絶縁膜を堆積した後に、さらに湿式酸
化法により800℃〜900℃の温度で熱処理した膜で
構成してもよい。
【0067】次に、p- 形ウエル2、n- 形ウエル3の
それぞれの主面上にゲート電極6を形成する。ゲート電
極6上には、ゲート電極6の保護膜となるキャップ絶縁
膜17を形成する(図4)。
【0068】ゲート電極6は、多結晶シリコン膜とシリ
サイド膜の積層膜およびその上に堆積したキャップ絶縁
膜17をパターニングして形成する。多結晶シリコン膜
はCVD法で堆積し、Pなどのn形不純物を導入して低
抵抗化する。シリサイド膜は、CVD法またはスパッタ
法で堆積したタングステンシリサイドなどの高融点金属
シリサイド膜からなる。また、キャップ絶縁膜17は、
CVD法で堆積した酸化シリコン膜からなる。
【0069】次に、半導体基板1を800℃〜900℃
の(好ましくは乾燥した)酸化性雰囲気中で熱処理す
る。これにより、5〜20nmの比較的薄い酸化シリコン
膜(図示せず)が形成される。この熱処理により、ゲー
ト電極6の加工時に薄くなったゲート電極6の端部のゲ
ート絶縁膜5が補強され、回路の動作時にゲート絶縁膜
5が破壊されるのを防止することができる。
【0070】次に、情報記憶部を構成する第2のMIS
FETQn2 ,Qp2 となる領域および情報処理部を構
成する第1のMISFETのPMOSFETQp1 とな
る領域を、フォトレジスト20で覆い、情報処理部を構
成する第1のMISFETのNMOSFETQn1 とな
る領域のp- 形ウエル2に、ゲート絶縁膜5およびキャ
ップ絶縁膜17をマスクとして低不純物濃度のn- 形半
導体領域8を形成し、さらに、p形半導体領域9を形成
する(図5)。
【0071】n- 形半導体領域8は、たとえばAsイオ
ンを、25keVのエネルギで1×1014atoms/cm2
度イオン注入して形成する。
【0072】p形半導体領域9は、たとえばBイオン
を、30keVのエネルギで7×1012atoms/cm2 程度
イオン注入して形成する。このとき、Bイオンが、半導
体基板に対し60°の角度で入射して注入されるよう、
半導体基板を傾けて設置する。このようにBイオンを斜
めから入射させることにより、p形半導体領域9はゲー
ト電極6の下部のチャネル領域の中央よりに形成するこ
とができる。
【0073】次に、フォトレジスト20を除去した後、
情報記憶部を構成する第2のMISFETQn2 ,Qp
2 となる領域および情報処理部を構成する第1のMIS
FETのNMOSFETQn1 となる領域を、フォトレ
ジスト21で覆い、情報処理部を構成する第1のMIS
FETのPMOSFETQp1 となる領域のn- 形ウエ
ル3に、ゲート絶縁膜5およびキャップ絶縁膜17をマ
スクとして低不純物濃度のp- 形半導体領域13を形成
し、さらに、n形半導体領域14を形成する(図6)。
【0074】p- 形半導体領域13は、たとえばBF2
イオンを、10keVのエネルギで1×1014atoms/cm
2 程度イオン注入して形成する。
【0075】n形半導体領域14は、たとえばPイオン
を、100keVのエネルギで1×1013atoms/cm2
度イオン注入して形成する。このとき、Pイオンが、半
導体基板に対し60°の角度で入射して注入されるよ
う、半導体基板を傾けて設置する。このようにPイオン
を斜めから入射させることにより、n形半導体領域14
はゲート電極6の下部のチャネル領域の中央よりに形成
することができる。
【0076】次に、フォトレジスト21を除去した後、
情報処理部を構成する第1のMISFETQn1 ,Qp
1 となる領域および情報記憶部を構成する第2のMIS
FETのPMOSFETQp2 となる領域を、フォトレ
ジスト22で覆い、情報記憶部を構成する第2のMIS
FETのNMOSFETQn2 となる領域のp- 形ウエ
ル2に、ゲート絶縁膜5およびキャップ絶縁膜17をマ
スクとして低不純物濃度のn- 形半導体領域8を形成
し、さらに、p形半導体領域15を形成する(図7)。
【0077】n- 形半導体領域8は、先に説明した通り
であり、p形半導体領域15は、たとえばBイオンを、
20keVのエネルギで2×1013atoms/cm2 程度イオ
ン注入して形成する。このとき、Bイオンは、半導体基
板に対し垂直に入射して注入されるよう、半導体基板を
垂直に設置する。
【0078】次に、フォトレジスト22を除去した後、
情報処理部を構成する第1のMISFETQn1 ,Qp
1 となる領域および情報記憶部を構成する第2のMIS
FETのNMOSFETQn2 となる領域を、フォトレ
ジスト23で覆い、情報記憶部を構成する第2のMIS
FETのPMOSFETQp2 となる領域のn- 形ウエ
ル3に、ゲート絶縁膜5およびキャップ絶縁膜17をマ
スクとして低不純物濃度のp- 形半導体領域13を形成
し、さらに、n形半導体領域16を形成する(図8)。
【0079】p- 形半導体領域13は、先に説明した通
りであり、n形半導体領域16は、たとえばPイオン
を、60keVのエネルギで2.5×1013atoms/cm2
度イオン注入して形成する。このとき、Pイオンは、半
導体基板に対し垂直に入射して注入されるよう、半導体
基板を垂直に設置する。なお、ここでの垂直は完全90
°でなければならないことはない。±5°のわずかなズ
レは許容の範囲である。
【0080】次に、フォトレジスト23を除去した後、
ゲート電極6の側壁にサイドウォール・スペーサ10を
形成し、その後、第1および第2のMISFETのPM
OSFETQp1 ,Qp2 となるn- 形ウエル3をフォ
トレジスト24で覆い、ゲート電極6とサイドウォール
・スペーサ10をマスクに、第1および第2のMISF
ETのNMOSFETQn1 ,Qn2 となるp- 形ウエ
ル2にn形不純物を注入することにより、n+ 形半導体
領域7を形成する(図9)。
【0081】サイドウォール・スペーサ10は、CVD
法で順次堆積した5〜30nmの比較的薄い窒化シリコン
膜(図示せず)と酸化シリコン膜を異方性エッチングで
パターニングして形成する。もちろん、酸化シリコン膜
を用いず、窒化シリコン膜を厚くして形成してもよい。
サイドウォール・スペーサ10のゲート長方向の膜厚
は、0.2μm 程度に設定する。
【0082】n+ 形半導体領域7は、たとえばAsイオ
ンを、40keVのエネルギで2×1015atoms/cm2
度注入して形成する。
【0083】次に、フォトレジスト24を除去した後、
第1および第2のMISFETのNMOSFETQ
1 ,Qn2 となるp- 形ウエル2をフォトレジスト2
5で覆い、ゲート電極6とサイドウォール・スペーサ1
0をマスクに、第1および第2のMISFETのPMO
SFETQp1 ,Qp2 となるn- 形ウエル3にp形不
純物を注入することにより、p+ 形半導体領域12を形
成する(図10)。
【0084】p+ 形半導体領域12は、たとえばBF2
イオンを、10keVのエネルギで2×1015atoms/cm
2 程度注入して形成する。
【0085】最後に、素子保護用絶縁膜18、金属配線
19を形成して、図1の半導体集積回路装置がほぼ完成
する。
【0086】このような構成の半導体集積回路装置によ
れば、各MISFETQn1 ,Qn2 ,Qp1 ,Qp2
は、そのソースおよびドレインを、LDD構造に加えて
第3半導体領域であるp形半導体領域9,15およびn
形半導体領域14,16を有する構造としたため、その
ゲート電極6下部のチャネル領域においてソースおよび
ドレインからの空乏層の拡がりを抑制することができ、
チャネル長を短くした短チャネルMISFETとするこ
とができる。
【0087】また、第1のMISFETQn1 ,Qp1
の第3半導体領域であるp形半導体領域9およびn形半
導体領域14を、第2のMISFETQn2 ,Qp2
第3半導体領域であるp形半導体領域15およびn形半
導体領域16よりもチャネル領域の中央部寄りに形成
し、その不純物濃度をより低くしたため、第1のMIS
FETQn1 ,Qp1 の接合容量は、第2のMISFE
TQn2 ,Qp2 の接合容量よりも小さくなり、第1の
MISFETQn1 ,Qp1 を半導体集積回路装置の情
報処理部に適用すると有効となる。
【0088】逆に、第2のMISFETQn2 ,Qp2
の接合容量は、第1のMISFETQn1 ,Qp1 の接
合容量よりも大きくなり、第2のMISFETQn2
Qp2 を半導体集積回路装置の情報記憶部に適用すると
好都合となる。
【0089】この結果、情報処理部においては処理速度
が向上し、情報記憶部においてはソフトエラー耐性が向
上する半導体集積回路装置を得ることが可能となる。
【0090】また、前記の製造方法によれば、第1のM
ISFETのp形半導体領域9およびn形半導体領域1
4を製造する際には、半導体基板1を不純物イオンの入
射方向に対して傾斜するように設置し、不純物イオンを
半導体基板1に対して斜め方向から入射させるため、p
形半導体領域9およびn形半導体領域14は、そのゲー
ト電極6の下部のチャネル領域の中央部にまで入り込む
ことができる。この効果は前記したとおりである。
【0091】一方、第2のMISFETのp形半導体領
域15およびn形半導体領域16を製造する際には、半
導体基板1を不純物イオンの入射方向に対して垂直に設
置し、不純物イオンを半導体基板1に対して垂直に入射
させるため、シャドウイングを考慮する必要がなく、第
2のMISFETの隣接間隔を必要最低限として集積度
を向上させることができる。
【0092】なお、本実施の形態で説明した各半導体領
域の製造の順序は一つの例示であり、第1のMISFE
Tと第2にMISFETの製造の順序を入れ換えても良
く、NMOSFETとPMOSFETの製造の順序を入
れ換えても構わない。
【0093】また、n- 形半導体領域8の形成に続いて
p形半導体領域9,15を、p- 形半導体領域13の形
成に続いてn形半導体領域14,16を形成する例を示
したが、第1および第2のMISFETに係るNMOS
FETQn1 ,Qn2 のn-形半導体領域8を同時に形
成した後に、第1のMISFETのp形半導体領域9と
第2のMISFETのp形半導体領域15を設けてもよ
い。PMOSFETQp1 ,Qp2 についても同様であ
る。
【0094】(実施の形態2)図11は、本発明の別の
実施の形態である半導体集積回路装置の要部の一例を示
す断面図であり、図11(a)は第1のMISFETに
ついて、図11(b)は第2のMISFETについて示
したものである。図11(a)に示す第1のMISFE
Tと図11(b)に示す第2のMISFETとは、同一
の半導体基板上に形成されているものであることは実施
の形態1と同様である。
【0095】本実施の形態2の半導体集積回路装置を構
成するMISFETのうち、図11(a)に示す第1の
MISFETは、実施の形態1で示した第1のMISF
ETと同じものである(図1(a)参照)ので、説明を
省略する。
【0096】図11(b)に示す第2のMISFET
は、図11(a)に示す第1のMISFETの構成要件
に加えて、各ソースおよびドレインの高濃度不純物領域
の下部に第4半導体領域であるp形半導体領域26およ
びn形半導体領域27を設けたものである。
【0097】すなわち、p形半導体領域26は、第2の
MISFETのNMOSFETのn+ 形半導体領域7の
下部に設けられ、第3半導体領域であるp形半導体領域
9よりも不純物濃度が高くなっているものである。
【0098】また、n形半導体領域27は、第2のMI
SFETのPMOSFETのp+ 形半導体領域12の下
部に設けられ、第3半導体領域であるn形半導体領域1
4よりも不純物濃度が高くなっているものである。
【0099】なお、素子保護用絶縁膜18および金属配
線19については実施の形態1と同様であるため説明を
省略する。
【0100】また、第1のMISFETQn1 ,Qp1
は情報処理部を構成し、第2のMISFETQn2 ,Q
2 はの情報記憶部を構成することができるのは実施の
形態1と同様である。
【0101】次に、本実施の形態2のMISFETの製
造方法を図12〜図13を用いて説明する。
【0102】半導体基板1を準備し、その後、n+ 形半
導体領域7およびp+ 形半導体領域12を形成するまで
は、前記した実施の形態1の第1のMISFETQ
1 ,Qp1 の製造方法と同様である。つまり、半導体
基板1の全面にわたって、前記実施の形態1に示した第
1のMISFETの製造方法と同様の製造方法により、
本実施の形態2の半導体集積回路装置を構成するMIS
FETを製造する。
【0103】次に、第1のMISFETQn1 ,Qp1
および第2のMISFETのPMOSFETQp2 をフ
ォトレジスト28で覆い、ゲート電極6とサイドウォー
ル・スペーサ10をマスクに、p- 形ウエル2にp形不
純物を注入することにより、p形半導体領域26を形成
する(図12)。
【0104】p形半導体領域26は、たとえばBイオン
を、20keVのエネルギで1.3×1013atoms/cm2
度注入して形成する。
【0105】次に、フォトレジスト28を除去した後、
第1のMISFETQn1 ,Qp1および第2のMIS
FETのNMOSFETQn2 をフォトレジスト29で
覆い、ゲート電極6とサイドウォール・スペーサ10を
マスクに、n- 形ウエル3にn形不純物を注入すること
により、n形半導体領域27を形成する(図13)。
【0106】n形半導体領域27は、たとえばPイオン
を、60keVのエネルギで1.5×1013atoms/cm2
度注入して形成する。
【0107】最後に、素子保護用絶縁膜18、金属配線
19を形成して、図11の半導体集積回路装置がほぼ完
成する。
【0108】本実施の形態2の半導体集積回路装置によ
れば、実施の形態1に説明した効果に加えて、第2のM
ISFETQn2 ,Qp2 に、p形半導体領域9,n形
半導体領域14よりも不純物濃度の高いp形半導体領域
26およびn形半導体領域27を備えたことにより、第
2のMISFETQn2 ,Qp2 の接合容量を増加する
ことができる。このMISFETQn2 ,Qp2 を半導
体集積回路装置の情報記憶部を構成するMISFETと
すると、ソフトエラー耐性に優れた半導体集積回路装置
とすることが可能となる。
【0109】また、本実施の形態2の製造方法によれ
ば、第1および第2のMISFETQn1 ,Qn2 ,Q
1 ,Qp2 のp形半導体領域9,n形半導体領域14
を製造する際には、半導体基板1を不純物イオンの入射
方向に対して傾斜するように設置し、不純物イオンを半
導体基板1に対して斜め方向から入射させるため、第1
および第2のMISFETQn1 ,Qn2 ,Qp1 ,Q
2 のp形半導体領域9,n形半導体領域14は、その
ゲート電極6の下部のチャネル領域の中央部にまで入り
込むことができる。そのため、ソースおよびドレインか
らの空乏層の延びを有効に抑制することができ、より少
ない不純物濃度で有効にパンチスルーをストップするこ
とができる。その結果、第1のMISFETQn1 ,Q
1 の接合容量を低減し、その動作速度を大きくするこ
とができる。
【0110】また、本実施の形態2の製造方法によれ
ば、第2のMISFETQn2 ,Qp2 については、さ
らに、そのゲート電極の両側の半導体基板の主面に、ゲ
ート電極およびサイドウォール・スペーサをマスクにし
て不純物を導入し、p形半導体領域26およびn形半導
体領域27を形成するため、第2のMISFETQ
2,Qp2 の接合容量を増加することができる。
【0111】なお、本実施の形態2で説明した各半導体
領域の製造の順序は一つの例示であり、第1のMISF
ETと第2にMISFETの製造の順序を入れ換えても
良く、NMOSFETとPMOSFETの製造の順序を
入れ換えても構わない。
【0112】(実施の形態3)図14は、本発明のさら
に別の実施の形態である半導体集積回路装置の要部の一
例を示す断面図であり、図14(a)は第1のMISF
ETについて、図14(b)は第2のMISFETにつ
いて示したものである。図14(a)に示す第1のMI
SFETと図14(b)に示す第2のMISFETと
は、同一の半導体基板上に形成されているものであるこ
とは実施の形態1および2と同様である。
【0113】本実施の形態3の半導体集積回路装置を構
成するMISFETのうち、図14(b)に示す第2の
MISFETは、実施の形態1で示した第2のMISF
ETと同じものである(図1(b)参照)ので、説明を
省略する。
【0114】図14(a)に示す第1のMISFET
は、図14(b)に示す第2のMISFETの構成要件
に加えて、各ソースおよびドレインの高濃度不純物領域
の下部に第5半導体領域であるp形半導体領域30およ
びn形半導体領域31を設けたものである。
【0115】p形半導体領域30は、第1のMISFE
TのNMOSFETのn+ 形半導体領域7の下部に設け
られ、第3半導体領域であるp形半導体領域15とほぼ
同量のp形不純物を有し、かつ、そのp形不純物の濃度
よりも低いn形不純物を有するものである。
【0116】また、n形半導体領域31は、第1のMI
SFETのPMOSFETのp+ 形半導体領域12の下
部に設けられ、第3半導体領域であるn形半導体領域1
6とほぼ同量のn形不純物を有し、かつ、そのn形不純
物の濃度よりも低いp形不純物を有するものである。
【0117】つまり、第3半導体領域であるp形半導体
領域15およびn形半導体領域16に各々逆導電形を示
す不純物を重ねて導入し、その導電性を低下させた半導
体領域(第5半導体領域)を設けるものである。
【0118】なお、素子保護用絶縁膜18および金属配
線19については実施の形態1と同様であるため説明を
省略する。
【0119】また、第1のMISFETQn1 ,Qp1
は情報処理部を構成し、第2のMISFETQn2 ,Q
2 はの情報記憶部を構成することができるのは実施の
形態1および2と同様である。
【0120】次に、本実施の形態3のMISFETの製
造方法を図15〜図16を用いて説明する。
【0121】半導体基板1を準備し、その後、n+ 形半
導体領域7およびp+ 形半導体領域12を形成するまで
は、前記した実施の形態1の第2のMISFETQ
2 ,Qp2 の製造方法と同様である。但し、p型半導
体領域15,n型半導体領域16は垂直イオン注入で形
成する点が異なる。エネルギー、ドーズ量は実施の形態
1のMISFETQn2 ,Qp2 と同じである。
【0122】次に、第2のMISFETQn2 ,Qp2
および第1のMISFETのPMOSFETQp1 をフ
ォトレジスト32で覆い、ゲート電極6とサイドウォー
ル・スペーサ10をマスクに、p- 形ウエル2にn形不
純物を注入することにより、p形半導体領域30を形成
する(図15)。
【0123】p形半導体領域30は、たとえばPイオン
を、60keVのエネルギで2×1013atoms/cm2 程度
注入して形成する。
【0124】次に、フォトレジスト32を除去した後、
第2のMISFETQn2 ,Qp2および第1のMIS
FETのNMOSFETQn1 をフォトレジスト33で
覆い、ゲート電極6とサイドウォール・スペーサ10を
マスクに、n- 形ウエル3にp形不純物を注入すること
により、n形半導体領域31を形成する(図16)。
【0125】n形半導体領域31は、たとえばBイオン
を、20keVのエネルギで2.5×1013atoms/cm2
度注入して形成する。
【0126】最後に、素子保護用絶縁膜18、金属配線
19を形成して、図11の半導体集積回路装置がほぼ完
成する。
【0127】本実施の形態3の半導体集積回路装置によ
れば、実施の形態1に説明した効果に加えて、第1のM
ISFETQn1 ,Qp1 に、p形半導体領域30およ
びn形半導体領域31を備えたことにより、第1のMI
SFETQn1 ,Qp1 の接合容量を減少することがで
きる。その結果、このMISFETQn1 ,Qp1 を半
導体集積回路装置の情報処理部を構成するMISFET
とすると、処理速度の高い半導体集積回路装置とするこ
とが可能となる。
【0128】また、本実施の形態3の製造方法によれ
ば、第1および第2のMISFETQn1 ,Qn2 ,Q
1 ,Qp2 のp形半導体領域15およびn形半導体領
域16を製造する際には、半導体基板1を不純物イオン
の入射方向に対して垂直に設置し、不純物イオンを半導
体基板1に対して垂直に入射させるため、シャドウイン
グを考慮する必要がない。そのため、第1および2のM
ISFETQn1 ,Qn2 ,Qp1 ,Qp2 の隣接間隔
をシャドウイングを考慮して広げる必要はなく、その部
分の集積度を向上させることができる。また、第2のM
ISFETQn2,Qp2 のp形半導体領域15および
n形半導体領域16については、パンチスルーストッパ
として作用するに必要最低限の不純物濃度にして動作速
度を向上させる必要はなく、むしろ多めの不純物濃度と
して接合容量を増加し、第2のMISFETQn2 ,Q
2 のソフトエラー耐性を向上させることができる。
【0129】一方、第1のMISFETQn1 ,Qp1
については、さらに、そのp形半導体領域15およびn
形半導体領域16に逆導電形の不純物を導入してp形半
導体領域30およびn形半導体領域31を形成し、その
部分の導電形を打ち消してキャリア密度を低減すること
ができる。その結果、第1のMISFETQn1 ,Qp
1 の接合容量を低減し、その動作速度を大きくすること
ができる。
【0130】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0131】なお、本発明は、同一基板内に論理回路お
よび記憶回路を有する半導体集積回路装置に適用して有
効なものであるが、特にマイクロプロセッサまたはスタ
ティックRAMに適用して効果が顕著となる。
【0132】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0133】(1)半導体集積回路装置を構成するMI
SFETの短チャネル効果を抑制して、MISFETの
微細化を実現することができる。
【0134】(2)情報処理部と情報記憶部が同一基板
内に形成される半導体集積回路装置の情報処理部を構成
するMISFETの接合容量を低減することにより、半
導体集積回路装置の動作速度を向上することができる。
【0135】(3)情報処理部と情報記憶部が同一基板
内に形成される半導体集積回路装置の情報記憶部を構成
するMISFETの接合容量を増加することにより、半
導体集積回路装置の信頼性(ソフトエラー耐性)を向上
することができる。
【0136】(4)情報処理部と情報記憶部が同一基板
内に形成される半導体集積回路装置の情報記憶部を構成
するMISFETの隣接間隔を低減することにより、半
導体集積回路装置の集積度を向上することができる。
【0137】(5)前記(1)〜(4)の効果を同時に
相乗的に実現するMISFETの構造と製造方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての要部の一
例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施の形
態である半導体集積回路装置の第2のMISFETにつ
いての要部の一例を示す断面図である。
【図2】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図3】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図4】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図5】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図6】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図7】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図8】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図9】(a)は、本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の第1のMISFETについての製造工程
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFET
についての製造工程の一例を示す断面図である。
【図10】(a)は、本発明の一実施の形態である半導
体集積回路装置の第1のMISFETについての製造工
程の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の一実
施の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFE
Tについての製造工程の一例を示す断面図である。
【図11】(a)は、本発明の他の実施の形態である半
導体集積回路装置の第1のMISFETについての要部
の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の他の実
施の形態である半導体集積回路装置の第2のMISFE
Tについての要部の一例を示す断面図である。
【図12】(a)は、本発明の他の実施の形態である半
導体集積回路装置の第1のMISFETについての製造
工程の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の他
の実施の形態である半導体集積回路装置の第2のMIS
FETについての製造工程の一例を示す断面図である。
【図13】(a)は、本発明の他の実施の形態である半
導体集積回路装置の第1のMISFETについての製造
工程の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の他
の実施の形態である半導体集積回路装置の第2のMIS
FETについての製造工程の一例を示す断面図である。
【図14】(a)は、本発明のさらに他の実施の形態で
ある半導体集積回路装置の第1のMISFETについて
の要部の一例を示す断面図であり、(b)は、本発明の
さらに他の実施の形態である半導体集積回路装置の第2
のMISFETについての要部の一例を示す断面図であ
る。
【図15】(a)は、本発明のさらに他の実施の形態で
ある半導体集積回路装置の第1のMISFETについて
の製造工程の一例を示す断面図であり、(b)は、本発
明のさらに他の実施の形態である半導体集積回路装置の
第2のMISFETについての製造工程の一例を示す断
面図である。
【図16】(a)は、本発明のさらに他の実施の形態で
ある半導体集積回路装置の第1のMISFETについて
の製造工程の一例を示す断面図であり、(b)は、本発
明のさらに他の実施の形態である半導体集積回路装置の
第2のMISFETについての製造工程の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p- 形ウエル 3 n- 形ウエル 4 フィールド絶縁膜 5 ゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 n+ 形半導体領域 8 n- 形半導体領域 9 p形半導体領域 10 サイドウォール・スペーサ 12 p+ 形半導体領域 13 p- 形半導体領域 14 n形半導体領域 15 p形半導体領域 16 n形半導体領域 17 キャップ絶縁膜 18 素子保護用絶縁膜 19 金属配線 20〜25 フォトレジスト 26 p形半導体領域 27 n形半導体領域 28,29 フォトレジスト 30 p形半導体領域 31 n形半導体領域 32,33 フォトレジスト Qn1 第1のnチャネル形MISFET Qn2 第2のnチャネル形MISFET Qp1 第1のpチャネル形MISFET Qp2 第2のpチャネル形MISFET
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和重 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の半導体基板内に第1および第2の
    MISFETを有する半導体集積回路装置であって、 前記第1および第2のMISFETは、第1導電形の半
    導体基板の主面上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲ
    ート電極と、 前記ゲート電極の両側の前記半導体基板の主面に設けら
    れた第2導電形の第1半導体領域と、 前記第1半導体領域と前記ゲート電極の下部のチャネル
    領域との間に設けられ、前記第1半導体領域よりも不純
    物濃度の低い第2導電形の第2半導体領域と、 前記第1半導体領域および前記第2半導体領域を取り囲
    むように設けられ、前記半導体基板よりも不純物濃度の
    高い第1導電形の第3半導体領域とを備え、 前記第1のMISFETにおける前記第3半導体領域の
    不純物濃度は、前記第2のMISFETにおける前記第
    3半導体領域の不純物濃度より低く、かつ、前記第1の
    MISFETにおける前記第3半導体領域は、前記第2
    のMISFETにおける前記第3半導体領域よりも、前
    記ゲート電極の下部のチャネル領域の中央部寄りに形成
    されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 同一の半導体基板内に第1および第2の
    MISFETを有する半導体集積回路装置であって、 前記第1のMISFETは、第1導電形の半導体基板の
    主面上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極
    と、 前記ゲート電極の両側の前記半導体基板の主面に設けら
    れた第2導電形の第1半導体領域と、 前記第1半導体領域と前記ゲート電極の下部のチャネル
    領域との間に設けられ、前記第1半導体領域よりも不純
    物濃度の低い第2導電形の第2半導体領域と、 前記第1半導体領域および前記第2半導体領域を取り囲
    むように設けられ、前記半導体基板よりも不純物濃度の
    高い第1導電形の第3半導体領域とを備え、 前記第2のMISFETは、前記第1〜3半導体領域に
    加えて、前記第1半導体領域の下部に設けられ、前記第
    3半導体領域よりも不純物濃度の高い第1導電形の第4
    半導体領域を備えていることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  3. 【請求項3】 同一の半導体基板内に第1および第2の
    MISFETを有する半導体集積回路装置であって、 前記第2のMISFETは、第1導電形の半導体基板の
    主面上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極
    と、 前記ゲート電極の両側の前記半導体基板の主面に設けら
    れた第2導電形の第1半導体領域と、 前記第1半導体領域と前記ゲート電極の下部のチャネル
    領域との間に設けられ、前記第1半導体領域よりも不純
    物濃度の低い第2導電形の第2半導体領域と、 前記第1半導体領域および前記第2半導体領域を取り囲
    むように設けられ、前記半導体基板よりも不純物濃度の
    高い第1導電形の第3半導体領域とを備え、 前記第1のMISFETは、前記第1〜3半導体領域に
    加えて、前記第1半導体領域の下部に設けられ、前記第
    3半導体領域と同量の第1導電形を示す不純物を有し、
    かつ、第1導電形を示す前記不純物の濃度よりも低い第
    2導電形を示す不純物を有する第1導電形の第5半導体
    領域を備えていることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置であって、 前記半導体集積回路装置は、nチャネル形MISFET
    およびpチャネル形MISFETで構成され、前記nチ
    ャネル形MISFETまたは前記pチャネル形MISF
    ETの少なくとも一方を、請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の第1および第2のMISFETで構成したこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    集積回路装置であって、 前記半導体集積回路装置は、情報を保持する情報記憶部
    と、前記情報の書き込みおよび読み出し処理、あるいは
    前記情報の論理的な処理を行う情報処理部とを備え、前
    記情報処理部を構成するMISFETは、前記第1のM
    ISFETとし、前記情報記憶部を構成するMISFE
    Tは、前記第2のMISFETとしたことを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の第1および第2のMIS
    FETを有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
    て、(1)前記第1導電形の前記半導体基板の主面上に
    前記ゲート絶縁膜を介して前記第1および第2のMIS
    FETのゲート電極を形成する工程と、(2)前記第1
    および第2のMISFETのゲート電極の両側の前記半
    導体基板の主面に、前記第1および第2のMISFET
    のゲート電極をマスクにして不純物を導入することによ
    り、前記第1および第2のMISFETの第2導電形の
    第2半導体領域を形成する工程と、(3)前記半導体基
    板を不純物イオンの入射方向に対して傾斜するように設
    置し、前記第1のMISFETのゲート電極の両側の前
    記半導体基板の主面に、前記第1のMISFETのゲー
    ト電極をマスクにして前記不純物イオンを前記半導体基
    板に対して斜め方向から入射させることにより前記第1
    のMISFETの第1導電形の第3半導体領域を形成す
    る工程と、(4)前記半導体基板を不純物イオンの入射
    方向に対して垂直に設置し、前記第2のMISFETの
    ゲート電極の両側の前記半導体基板の主面に、前記第2
    のMISFETのゲート電極をマスクにして前記不純物
    イオンを前記半導体基板に対して垂直に入射させること
    により前記第2のMISFETの第1導電形の第3半導
    体領域を形成する工程と、(5)前記第1および第2の
    MISFETのゲート電極の両側の前記半導体基板の主
    面に、前記第1および第2のMISFETのゲート電極
    およびその側面に形成したサイドウォール・スペーサを
    マスクにして不純物を導入することにより、前記第1お
    よび第2のMISFETの第2導電形の第1半導体領域
    を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の第1および第2のMIS
    FETを有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
    て、(1)前記第1導電形の前記半導体基板の主面上に
    前記ゲート絶縁膜を介して前記第1および第2のMIS
    FETのゲート電極を形成する工程と、(2)前記第1
    および第2のMISFETのゲート電極の両側の前記半
    導体基板の主面に、前記第1および第2のMISFET
    のゲート電極をマスクにして不純物を導入することによ
    り、前記第1および第2のMISFETの第2導電形の
    第2半導体領域を形成する工程と、(3)前記半導体基
    板を不純物イオンの入射方向に対して傾斜するように設
    置し、前記第1および第2のMISFETのゲート電極
    の両側の前記半導体基板の主面に、前記第1および第2
    のMISFETのゲート電極をマスクにして前記不純物
    イオンを前記半導体基板に対して斜め方向から入射させ
    ることにより前記第1および第2のMISFETの第1
    導電形の第3半導体領域を形成する工程と、(4)前記
    第1および第2のMISFETのゲート電極の両側の前
    記半導体基板の主面に、前記第1および第2のMISF
    ETのゲート電極およびその側面に形成したサイドウォ
    ール・スペーサをマスクにして不純物を導入することに
    より、前記第1および第2のMISFETの第2導電形
    の第1半導体領域を形成する工程と、(5)前記第2の
    MISFETのゲート電極の両側の半導体基板の主面
    に、前記第2のMISFETのゲート電極およびその側
    面に形成したサイドウォール・スペーサをマスクにして
    不純物を導入することにより、前記第2のMISFET
    の第1導電形の第4半導体領域を形成する工程と、を含
    むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の第1および第2のMIS
    FETを有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
    て、(1)前記第1導電形の前記半導体基板の主面上に
    前記ゲート絶縁膜を介して前記第1および第2のMIS
    FETのゲート電極を形成する工程と、(2)前記第1
    および第2のMISFETのゲート電極の両側の前記半
    導体基板の主面に、前記第1および第2のMISFET
    のゲート電極をマスクにして不純物を導入することによ
    り、前記第1および第2のMISFETの第2導電形の
    第2半導体領域を形成する工程と、(3)前記半導体基
    板を不純物イオンの入射方向に対して垂直に設置し、前
    記第1および第2のMISFETのゲート電極の両側の
    前記半導体基板の主面に、前記第1および第2のMIS
    FETのゲート電極をマスクにして前記不純物イオンを
    前記半導体基板に対して垂直に入射させることにより前
    記第1および第2のMISFETの第1導電形の第3半
    導体領域を形成する工程と、(4)前記第1および第2
    のMISFETのゲート電極の両側の前記半導体基板の
    主面に、前記第1および第2のMISFETのゲート電
    極およびその側面に形成したサイドウォール・スペーサ
    をマスクにして不純物を導入することにより、前記第1
    および第2のMISFETの第2導電形の第1半導体領
    域を形成する工程と、(5)前記第1のMISFETの
    ゲート電極の両側の前記半導体基板の主面に、前記第1
    のMISFETのゲート電極およびその側面に形成した
    サイドウォール・スペーサをマスクにして第2導電形を
    示す不純物を導入することにより、前記第1のMISF
    ETの第1導電形を示す第3半導体領域の一部の領域
    に、第1導電形を示す不純物と第2導電形を示す不純物
    とをともに有する前記第1のMISFETの第1導電形
    の第5半導体領域を形成する工程と、を含むことを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
JP8050174A 1996-03-07 1996-03-07 半導体集積回路装置およびその製造方法 Pending JPH09246396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8050174A JPH09246396A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 半導体集積回路装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8050174A JPH09246396A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 半導体集積回路装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09246396A true JPH09246396A (ja) 1997-09-19

Family

ID=12851849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8050174A Pending JPH09246396A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 半導体集積回路装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09246396A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001007330A (ja) * 1999-06-25 2001-01-12 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 絶縁ゲート型電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2002043436A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Denso Corp 半導体装置の製造方法
JP2003017578A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Fujitsu Ltd 半導体装置とその製造方法
KR20040006493A (ko) * 2002-07-12 2004-01-24 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조방법
JP2010157759A (ja) * 2001-09-28 2010-07-15 Agere Systems Guardian Corp 所望のドーパント濃度を実現するためのイオン注入法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001007330A (ja) * 1999-06-25 2001-01-12 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 絶縁ゲート型電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2002043436A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Denso Corp 半導体装置の製造方法
JP2003017578A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Fujitsu Ltd 半導体装置とその製造方法
JP4665141B2 (ja) * 2001-06-29 2011-04-06 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置とその製造方法
JP2010157759A (ja) * 2001-09-28 2010-07-15 Agere Systems Guardian Corp 所望のドーパント濃度を実現するためのイオン注入法
KR20040006493A (ko) * 2002-07-12 2004-01-24 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7166893B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US6768179B2 (en) CMOS of semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2897004B2 (ja) Cmosfet製造方法
US7456448B2 (en) Semiconductor device and method for producing the same
US6638799B2 (en) Method for manufacturing a semiconductor device having a silicon on insulator substrate
JPH06224428A (ja) 電界効果トランジスタ及びその形成方法
JP3239853B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004072073A (ja) 半導体デバイスの製造方法および半導体デバイス
JP2002324847A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US7898016B2 (en) CMOS semiconductor non-volatile memory device
KR100529759B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JPH09246396A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2002076136A (ja) 半導体装置の製造方法
US20080224223A1 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
US20060141712A1 (en) Method for manufacturing PMOSFET
JPH08148679A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
US7588987B2 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
JP2001176984A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
US20050153498A1 (en) Method of manufacturing p-channel MOS transistor and CMOS transistor
JP2003249567A (ja) 半導体装置
JP4115769B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2003051551A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP3970689B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0922947A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP4068671B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法