JPH09246166A - フォトレジストの現像方法 - Google Patents

フォトレジストの現像方法

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JPH09246166A
JPH09246166A JP5653996A JP5653996A JPH09246166A JP H09246166 A JPH09246166 A JP H09246166A JP 5653996 A JP5653996 A JP 5653996A JP 5653996 A JP5653996 A JP 5653996A JP H09246166 A JPH09246166 A JP H09246166A
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JP
Japan
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photoresist
developing
developer
executed
plasma treatment
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JP5653996A
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Masushi Taki
益志 滝
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UMC Japan Co Ltd
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Nippon Steel Semiconductor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトレジスト表面における現像液の濡れ性
を改善して、欠陥のないレジストパターンを形成し得る
フォトレジストの現像方法を提供する。 【解決手段】 露光終了後で現像実施前のフォトレジス
ト2に対してプラズマ処理を施すことによってフォトレ
ジスト2の表面を若干粗して親水性に変化させる。次
に、このフォトレジスト2上に現像液を供給し、現像液
層3を形成してフォトレジスト2の現像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体装置
製造プロセス等のフォトリソグラフィー工程で用いられ
るフォトレジストの現像方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置製造プロセス等におけ
るフォトレジストの現像には、ネガ型の場合、キシレン
等の有機溶剤が、ポジ型の場合、アルカリ水溶液等が現
像液として用いられ、これらの現像液に対するフォトレ
ジストの露光部と未露光部の溶解度の差を利用してパタ
ーンを得るものである。フォトリソグラフィー工程にお
いて、パターンの解像度や感度、パターン欠陥の有無等
は最終的にこの現像工程で決まるといってもよい程、重
要な工程である。
【0003】以下、従来のフォトレジストの現像方法の
一例を図面に基づいて説明する。図2は、従来のフォト
レジストの現像方法の手順を示すプロセスフロー図であ
る。図2(a)は、半導体基板1上にフォトレジスト2
を形成し、露光を行った後の状態を示しており、この場
合、フォトレジスト2の露光部が2a、フォトレジスト
2の未露光部が2bである。次に、図2(b)に示すよ
うに、フォトレジスト2上に、現像液をシャワー状にし
て塗布し、表面張力で現像液層を形成するパドル法、も
しくは半導体基板を現像液中に浸漬するディップ法を用
いて現像液層3を形成する。
【0004】ついで、現像液層3を除去すると、図2
(c)に示すように、フォトレジスト2がポジ型の場合
はフォトレジスト2の露光部2aが現像液層3に溶け、
逆にネガ型の場合はフォトレジスト2の未露光部2bが
現像液層3に溶けることによりレジストパターン4が形
成される。図2(c)はフォトレジストがポジ型の場合
を示しており、フォトレジスト2の露光部2aは現像液
層3に溶けて除去され、現像終了後に完成したレジスト
パターン4はフォトレジストの未露光部2bである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、フォトレジス
トの表面は疎水性が高いため、水溶性現像液の濡れ性が
低いものである。したがって、上記従来の方法におい
て、図3(a)に示すように、現像液層3を形成する際
に現像液中に気泡5が発生し、気泡5がフォトレジスト
2表面に付着すると、気泡5が付着した部分の現像が進
行せず、図3(b)に示すようなパターン欠陥6が生じ
る。このパターン欠陥6の大きさは通常、50〜200
μmであり、1枚の半導体基板1上に2〜3個発生す
る。特にDRAMの場合、この欠陥サイズがあまりにも
大きいために、パターン欠陥はブロック状のビット不良
となり、冗長救済できない、という致命的な問題があ
る。
【0006】そこで、この問題点を解決する方法とし
て、特開平7−142344号公報には、露光済のフォ
トレジスト上にスピン塗布、スプレーや超音波等を用い
て純水等からなる親水性の被膜を形成し、その被膜上に
現像液を供給して現像する方法が開示されている。とこ
ろが、この方法においても以下のような問題点がある。
例えば、純水等の親水性被膜に対する現像液の濡れ性は
確かに改善されるが、フォトレジスト自体が疎水性が高
いものである以上、その上に親水性被膜を形成しようと
しても、その被膜中に気泡が発生し、その気泡がフォト
レジスト表面に付着して現像の進行を妨げる、という問
題が依然として残る。さらに、現像液層を供給した段階
でフォトレジスト上に親水性被膜が存在するために、フ
ォトレジスト表面における現像液の濃度が変化してしま
い、パターンの解像度等に影響を及ぼす、といった問題
が新たに生じる。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、フォトレジスト表面における現像
液の濡れ性を改善することによって欠陥のないレジスト
パターンを形成することのできるフォトレジストの現像
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のフォトレジストの現像方法は、露光終了
後で現像実施前のフォトレジストに対して酸素プラズマ
処理を施すことによってフォトレジストの表面を粗して
親水性とするプラズマ処理工程と、酸素プラズマ処理が
施されたフォトレジスト上に現像液を供給し現像液層を
形成することによってフォトレジストの現像を行う現像
工程、を有することを特徴とするものである。また、酸
素プラズマ処理で形成するフォトレジストの表面粗れを
数原子〜数nmの範囲とすることが望ましい。
【0009】すなわち、本発明の現像方法は、露光終了
後の半導体基板を即座に現像工程に持っていくのではな
く、間にプラズマ処理工程を挟むことを特徴としてい
る。そして、フォトレジストの表面を酸素プラズマ処理
することにより、フォトレジストの表面を軽く粗して疎
水性から親水性へと変化させ、濡れ性を向上させる、と
いうものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1を参照して説明する。図1は本実施の形態のフォトレ
ジストの現像方法の手順を示すプロセスフロー図であ
る。ここではポジ型フォトレジストの場合を図示し、従
来の技術として示した図2と同一の要素については同一
の符号を付す。
【0011】図1(a)は、半導体基板1上にフォトレ
ジスト2を形成し、露光を行った後の状態を示してお
り、この場合、フォトレジスト2の露光部が2a、フォ
トレジスト2の未露光部が2bである。次に、図1
(b)に示すように、現像処理を行う前にフォトレジス
ト2表面に酸素プラズマによるプラズマ処理を施す。具
体的には、例えば装置としてはバレル型もしくは平行平
板型アッシング装置を用い、その条件は例えば圧力10
0mTorr 〜1Torr、酸素ガス流量150sccm、RFパワ
ー13.56MHz、400W、温度85℃、処理時間15
〜45秒とする。
【0012】上記のプラズマ処理を行うことによって、
図1(c)に示すように、フォトレジスト2の表面は若
干粗れた状態となり、疎水性から親水性へと変化して濡
れ性が向上する。そして、処理時間が長ければ長い程、
フォトレジスト2の表面粗さは大きくなるが、本実施の
形態では表面粗さの程度を数原子〜数nmの範囲とす
る。表面粗さが数原子未満であると、フォトレジスト2
表面は疎水性のままであり、現像液塗布時に気泡が発生
してパターン欠陥が生じるため、これを下限とする。一
方、表面粗さが数nm超であると、表面の凹凸が大きく
なり過ぎて現像液塗布時に凹部に微小な気泡が発生して
これもパターン欠陥の原因となるため、これを上限とす
る。また、表面粗さの程度を数原子〜数nmの範囲とす
るために、酸素ガス中にCF4 ガスの添加を行わず、A
rガスを添加することによって、フォトレジスト2のア
ッシングレートを低く抑えるように制御する。
【0013】次に、図1(d)に示すように、フォトレ
ジスト2上に、現像液をシャワー状にして塗布し、表面
張力で現像液層を形成するパドル法、もしくは半導体基
板を現像液中に浸漬するディップ法を用いて現像液層3
を形成する。そして、現像液層3を除去すると、図1
(e)に示すように、フォトレジスト2がポジ型の場
合、フォトレジスト2の露光部2aは現像液層3に溶け
て除去されるため、フォトレジスト2の未露光部2bか
らなるレジストパターン4が完成する。
【0014】本実施の形態の現像方法によれば、現像前
にプラズマ処理を行うことによってフォトレジスト2の
表面が疎水性から親水性へと変化して濡れ性が向上する
ため、現像液塗布時に気泡の発生が抑えられ、欠陥のな
い良好なレジストパターン4を形成することができる。
また、本方法は、従来の方法のように純水等の親水性被
膜を用いないため、現像液の濃度変化に伴うパターンの
解像度低下が生じることもない。
【0015】そこで、本方法に従って実際に現像処理を
行い、完成したレジストパターンの検査を行ったとこ
ろ、従来の方法では、サイズ0.5μm以上のパターン
欠陥が15mm□ 面積当たり80〜100個程度発生し
ていたものが、10個未満にまで減少した。したがっ
て、製造プロセス中に本現像方法を適用したDRAMで
は、ブロック状のビット不良の割合が激減し、その結
果、歩留まりを向上させることができた。
【0016】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば本実施の形態で示したプラズマ処理の条件はほんの
一例に過ぎず、これに限るものではない。また、フォト
レジストとしてはポジ型、ネガ型の双方に本発明を適用
することが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
フォトレジストの現像方法によれば、現像前にプラズマ
処理を行うことによりフォトレジストの表面が疎水性か
ら親水性へと変化して濡れ性が向上するため、現像液塗
布時に気泡の発生が抑えられ、欠陥のない良好なレジス
トパターンを形成することができる。また、本方法は、
従来の方法のように純水等の親水性被膜を用いないた
め、現像液の濃度変化に伴うパターンの解像度低下が生
じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるフォトレジストの
現像方法を示すプロセスフロー図である。
【図2】従来のフォトレジストの現像方法を示すプロセ
スフロー図である。
【図3】従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フォトレジスト 2a 露光部 2b 未露光部 3 現像液層 4 レジストパターン 5 気泡 6 パターン欠陥

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光終了後で現像実施前のフォトレジス
    トに対して酸素プラズマ処理を施すことによって前記フ
    ォトレジストの表面を粗して親水性とするプラズマ処理
    工程と、酸素プラズマ処理が施された前記フォトレジス
    ト上に現像液を供給し現像液層を形成することによって
    フォトレジストの現像を行う現像工程を有することを特
    徴とするフォトレジストの現像方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフォトレジストの現像
    方法において、前記酸素プラズマ処理で形成するフォト
    レジストの表面粗れを数原子〜数nmの範囲とすること
    を特徴とするフォトレジストの現像方法。
JP5653996A 1996-03-13 1996-03-13 フォトレジストの現像方法 Withdrawn JPH09246166A (ja)

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KR20010015280A (ko) * 1999-07-12 2001-02-26 가네꼬 히사시 포토레지스트패턴의 형성방법
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JP2019220682A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 シャープ株式会社 固体撮像素子の製造方法

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