JPH0924574A - 透明導電性積層体 - Google Patents

透明導電性積層体

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JPH0924574A
JPH0924574A JP7175855A JP17585595A JPH0924574A JP H0924574 A JPH0924574 A JP H0924574A JP 7175855 A JP7175855 A JP 7175855A JP 17585595 A JP17585595 A JP 17585595A JP H0924574 A JPH0924574 A JP H0924574A
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文晴 山崎
Shin Fukuda
福田  伸
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 透明高分子基体10の一方の主面上に、
第1層として少なくともチタン、タンタル、ニッケル、
パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれかを
含む第一の薄膜層(B)20と、主として酸化インジウ
ムからなる透明導電層(C)30と、スパッタリング法
によって形成した銅を主体とする第二の薄膜層(D)4
0と、をABCDなる構成で形成した透明導電性積層
体。 【効果】 低シート抵抗、高可視光透過性を有し、さら
にこれを用いてエレクトロルミネッセンスディスプレイ
を作製すると、光継続時の輝度低下を抑制し、さらに耐
屈曲性をも改善した耐久性に優れたものが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明導電性積層体に
関し、より詳しくはエレクトロルミネッセンスディスプ
レイの透明電極として好適に使用できる、発光輝度の経
時劣化を抑制し、耐屈曲性にも優れた透明導電性積層体
に関する。
【0002】
【従来の技術】透明導電性積層体は従来、液晶ディスプ
レイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、エレク
トロクロミックディスプレイなどの表示素子の電極、太
陽電池などの光電変換素子の窓電極、電磁波シールドの
電磁波遮蔽膜、あるいは透明タッチパネルなどの入力装
置の電極として利用されている。従来公知の透明導電層
としては金、銀、白金、パラジウムなどの貴金属薄膜
と、酸化インジウム、酸化第二スズ、酸化亜鉛などの酸
化物半導体薄膜とが知られている。前者の貴金属薄膜は
抵抗値の低いものは容易に得られるが透明性に劣る。後
者の酸化物半導体薄膜は抵抗値は貴金属薄膜に若干劣る
が、透明性に優れているため広く利用されている。その
中でも酸化スズを含有した酸化インジウム薄膜は低抵抗
で透明性に優れているため広く利用されている。スズを
ドープした酸化インジウム薄膜の抵抗率は通常5×10
-5〜1×10-3Ω・cm程度、透過率は一般に80〜9
0%である。
【0003】エレクトロルミネッセンスディスプレイは
透明基体上に透明導電膜を形成した透明導電性基体をベ
ースにし、上記透明導電膜上に発光体層、絶縁層及び背
面電極を順次形成し、さらに全体を透明防湿層で被覆し
た構造のものが知られている。透明導電膜には酸化ス
ズ、酸化インジウム等が、発光体層には硫化亜鉛、硫化
カドミウム、セレン化亜鉛等が、絶縁層には誘電率の高
い酸化イットリウム、窒化シリコン、酸化タリウム等
が、背面電極にはアルミニウムが用いられている。従来
エレクトロルミネッセンス用透明導電性基体には、ガラ
スを基体にしたものが用いられてきた。上記透明導電性
基体には、発光層で発光した可視光を効率的に外部に放
出させるために透明性に優れていること、駆動電圧の点
からシート抵抗がある程度低いことに加え、長時間の使
用に耐えることが要求されるが、ガラスを基体とした場
合には基体温度を400℃程度にまで加熱できるため、
化学的に安定な結晶性透明導電層が形成でき、透明性、
及び耐環境性に優れた透明導電性基体が容易に得られる
ためである。しかしながら、ガラスを基体とした場合に
は、割れやすい、重い、薄型化に限度がある、といった
問題があった。そのため、割れにくく、薄くて軽い透明
高分子基体を用いた透明電極が強く求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】透明高分子基体をエレ
クトロルミネッセンスディスプレイ用透明電極に使用す
る場合、透明導電層を形成する際の基体の加熱温度は、
高分子基体の耐熱温度に制限されるため通常200℃以
下にしなければならない。そのため耐環境性に優れた結
晶性酸化インジウムを形成するのは容易ではない。エレ
クトロルミネッセンス用透明導電性基体として使用する
ためには、少なくとも可視光透過率80%以上、シート
抵抗1000Ω/□以下が要求される。透明高分子フィ
ルムの一方の主面に、主として酸化インジウムからなる
透明導電層を10nm以上形成すれば、可視光透過率8
0%以上、シート抵抗1000Ω/□以下の透明導電性
フィルムを作製できるが、これをエレクトロルミネッセ
ンスディスプレイ用透明電極としてそのまま使用する
と、発光層である硫化亜鉛あるいは硫化カドミウム等
と、主として酸化インジウムからなる透明導電層とが直
接接触するため、電圧を印加し長時間発光を継続させる
と発光層と透明導電層との界面が劣化し発光輝度が比較
的早期に減衰してしまうという問題があった。
【0005】また、該透明導電性積層体をそのままエレ
クトロルミネッセンス用透明電極として使用すると、高
分子フィルムとの密着強度が不足するために発光ムラが
起こり易い。特に、これを屈曲させた状態で使用する場
合には、その傾向が顕著に現れるため屈曲状態での使用
が制限されてしまう。透明導電性積層体を透明電極とし
て使用したエレクトロルミネッセンスディスプレイは、
屈曲可能な発光体が得られることが利点の一つに挙げら
れるが、密着強度不足による発光ムラの発生はこの利点
を十分に活かせない重大な問題点となっているため、そ
の改善が強く求められていた。具体的には従来公知の透
明導電性積層体を透明電極として使用したエレクトロル
ミネッセンスディスプレイは、直径10mmの屈曲状態
で使用すると発光ムラ及び発光輝度の低下が発生してい
たため、10mmより小さい径での屈曲にも耐えるもの
が要望されている。本発明は、エレクトロルミネッセン
スディスプレイの発光輝度の経時劣化を抑制させて長寿
命化を計り、さらに耐屈曲性をも改善し、なおかつ可視
光透過率80%以上でシート抵抗が1000Ω/□以下
の透明導電性積層体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、発光層と透明導
電層との間に、界面の劣化を抑制することのできる薄膜
層を設けることにより発光を継続させた時の劣化を抑
え、また透明高分子基体と透明導電層と間に、その密着
性を増強し耐屈曲性を改善するための層を積層させるこ
とにより、発光輝度の経時劣化の抑制と、耐屈曲性の改
善とが同時に達成できることを見いだし本発明を完成す
るにいたった。
【0007】すなわち、本発明は、(1)透明高分子基
体(A)の一方の主面に、少なくともチタン、タンタ
ル、ニッケル、パラジウム、バナジウム、クロム、ニオ
ブのいずれかを含む第一の薄膜層(B)と、主として酸
化インジウムからなる透明導電層(C)と、スパッタリ
ング法によって形成した銅を主体とする第二の薄膜層
(D)と、をABCDなる構成で形成した透明導電性積
層体であり、また、(2)少なくともチタン、タンタ
ル、パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれ
かを含む第一の薄膜層(B)の厚さが0.2〜10n
m、主として酸化インジウムからなる透明導電層(C)
の厚さが10〜200nm、スパッタリング法によって
形成した銅を主体とする第二の薄膜層(D)の厚さが1
〜20nm、であることを特徴とする(1)記載の透明
導電性積層体であり、また、(3)(1)及び(2)記
載の銅を主体とする薄膜層(D)が、実質的に銅のみか
らなる薄膜層であることを特徴とする透明導電性積層体
であり、また、(4)エレクトロルミネッセンスディス
プレイの透明電極として好適に使用しうる(1)〜
(3)のいずれかに記載の透明導電性積層体に関するも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、添付図面の[図1]を
もって説明するに、透明高分子基体(A)(10)の一
方の主面に、少なくともチタン、タンタル、ニッケル、
パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれかを
含む第一の薄膜層である第1層(B)(20)、主とし
て酸化インジウムからなる透明導電層である第2層
(C)(30)と、スパッタリング法により形成した銅
を主体とする第二の薄膜層である第3層(D)(40)
と、を順次形成した透明導電性積層体である。そして好
ましくは、該少なくともチタン、タンタル、ニッケル、
パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれかを
含む第一の薄膜層(B)の厚さが0.2〜10nm、主
として酸化インジウムからなる透明導電膜(C)の厚さ
が10〜200nm、少なくともスパッタリング法によ
り形成した銅を含む第二の薄膜層(D)の厚さが1〜2
0nm、である透明導電性積層体にかかるものである。
【0009】本発明において使用する透明高分子基体と
しては、透明性を有するプラスチック成形体が使用でき
る。具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリエー
テルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカ
ーボネート、ポリプロピレン、ポリイミドなどが挙げら
れる。これら透明高分子基体は、透明導電層を形成する
主面が平滑であれば、板状であってもフィルム状であっ
てもよい。板状の高分子基体は寸法安定性と機械的強度
に優れているため、特にそれが要求される場合には好適
に使用できる。また高分子フィルムは可撓性を有してお
り透明導電層をロールツロール法で連続的に形成するこ
とができるため、これを使用した場合には効率よく透明
導電性基体を生産できる故にこれもまた好適に使用でき
る。この場合フィルムの厚さは通常10〜250μm程
度のものが用いられる。フィルムの厚さが10μmより
薄いと、基材としての機械的強度に不足し、250μm
より厚いと、可撓性が不足するためフィルムをロールで
巻きとって利用するのに適さない。
【0010】上記透明高分子基体のなかでもポリエチレ
ンテレフタレートは透明性及び加工性に優れているため
より好適に利用できる。また、ポリエーテルサルフォン
は耐熱性に優れているため、透明導電性積層体作製後に
熱処理を必要とする場合、また該透明導電性積層体を使
用してエレクトロルミネッセンスディスプレイを組み立
てる際に加熱処理を必要とする場合に、より好適に利用
できる。
【0011】この透明高分子基体はその表面に予めスパ
ッタリング処理、コロナ処理、火炎処理、紫外線照射、
電子線照射などのエッチング処理や、下塗り処理を施し
てこの上に形成される主として酸化インジウムからなる
透明導電層の上記フィルムに対する密着性を向上させる
処理を施してもよい。また、主として酸化インジウムか
らなる透明導電層を成膜する前に、必要に応じて溶剤洗
浄や超音波洗浄などの防塵処理を施してもよい。
【0012】本発明においては、かかる透明高分子基体
の一方の主面に、少なくともチタン、タンタル、ニッケ
ル、パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれ
かを含む第一の薄膜層を第1層として形成する。該少な
くともチタン、タンタル、ニッケル、パラジウム、バナ
ジウム、クロム、ニオブのいずれかを含む第一の薄膜層
は、透明高分子基体と、この上に積層する主として酸化
インジウムからなる透明導電層との間の密着力を増強さ
せる効果がある。密着力の増強によりエレクトロルミネ
ッセンスディスプレイを屈曲させて使用する際に生じる
剥がれを防止し、耐屈曲性に優れた発光体を得ることが
できるのである。
【0013】該薄膜層の材料としては、チタン、タンタ
ル、ニッケル、パラジウム、バナジウム、クロム、ニオ
ブのいずれかの単体であってもよいし、あるいはこれら
の2種類以上の材料を混合して用いてもよい。少なくと
もチタン、タンタル、ニッケル、パラジウム、バナジウ
ム、クロム、ニオブのいずれかを含んだものであれば、
該薄膜層を形成する目的である、密着力増強による耐屈
曲性向上の効果は得られる。例えば、上記材料の酸化物
や窒化物であっても同様な効果が得られる。また、該薄
膜層として使用できる2種類以上の材料を混合したもの
としては代表的なものにニッケルとクロムの合金である
ニクロムがあげられる。
【0014】少なくともチタン、タンタル、ニッケル、
パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれかを
含む第一の薄膜層の厚さは0.2〜10nm程度が好ま
しい。該薄膜層があまり薄いと密着力増強の効果が得ら
れず、これを透明電極としてエレクトロルミネッセンス
ディスプレイを作製しても耐屈曲性は改善されないた
め、密着力増強による耐屈曲性改善の効果を得るために
は該薄膜層の厚さは0.2nm以上が好ましいのであ
る。しかしながら、該薄膜層があまり厚いと透明性が損
なわれるのに加え、密着力増強の効果は厚さ10nmで
十分得られるので、いたずらに成膜時間をかけ該薄膜層
を10nmより厚くするのは好ましくない。
【0015】本発明においては、かかる透明高分子基体
の一方の主面に主として酸化インジウムからなる透明導
電層を第2層として形成する。該透明導電層は抵抗率を
低くするためにスズを混合しても良い。通常3〜20重
量%程度のスズを含有させることにより抵抗率を低下さ
せることができ、より薄い膜厚で必要とされるシート抵
抗値を有する透明導電層が形成できる。
【0016】主として酸化インジウムからなる透明導電
層の厚さは通常10nm〜200nm程度が好ましい。
透明導電層の厚さは、そのシート抵抗値及び可視光透過
率に影響する。シート抵抗値を小さくするためには、該
透明導電層の厚さをできる限り厚くすればよいが、厚く
すると可視光透過率が低下してしまう。そのため、要求
されるシート抵抗値及び可視光透過率によって該透明導
電層の厚さが決定される。該透明導電層の厚さが10n
mより薄いとシート抵抗値が高くなってしまうため、エ
レクトロルミネッセンスディスプレイの透明電極として
使用するには不適である。シート抵抗値を下げるために
は膜厚を厚くすればよいが、200nmよりあまりに厚
いと可視光透過率が低くなってしまうためこれもまた好
ましくない。
【0017】透明高分子基体の一方の主面に、少なくと
もチタン、タンタル、ニッケル、パラジウム、バナジウ
ム、クロム、ニオブのいずれかを含む第一の薄膜層を形
成し、その上に厚さが10〜200nm程度の主として
酸化インジウムからなる透明導電層を形成することで、
エレクトロルミネッセンスディスプレイの透明電極に要
求されるシート抵抗値及び可視光透過率を有する透明導
電性積層体が得られるわけであるが、該透明導電層は発
光継続時の耐久性に劣っていて、これをそのまま透明電
極に使用してエレクトロルミネッセンスディスプレイを
形成し、電圧を印加して発光を継続させると比較的早期
に発光強度が減衰してしまう。
【0018】そのため本発明においては、上記の如く主
として酸化インジウムからなる透明導電層を形成した
後、さらにこの上に、銅を主体とする薄膜層をスパッタ
リング法により成膜する。該薄膜層を設けるのは、酸化
インジウムと発光層である硫化亜鉛あるいは硫化カドミ
ウム等とが直接接触することによる主として酸化インジ
ウムからなる透明導電層の発光時の劣化を防ぐためであ
る。該薄膜層はまた、発光させるための通電に対する耐
久性にも優れているため、発光を継続した際に生じる発
光輝度の低下を著しく抑制することができるのである。
本発明において銅を主体とする薄膜層とは、実質的に銅
のみからなる薄膜層であっても、銅以外の不純物が少量
含まれていてもよい。通常、該薄膜層の成膜に使用する
スパッタリング用銅ターゲットには、0.01〜1重量
%程度の金属不純物(銀、クロム等)が含まれている
が、該薄膜層を積層する目的である発光継続時の輝度低
下抑制効果には影響はないのである。また、該薄膜層は
透明導電性積層体の表面を覆っているため直接大気に曝
されるが、そのため自然に酸化されることが予想され
る。しかしながら、自然酸化されて酸化銅等の酸化物層
になっていても、該薄膜層を積層する目的である発光継
続時の輝度低下抑制効果には影響ないことをつけ加えて
おく。
【0019】なおここで肝要なのは、銅を主体とする薄
膜層の形成はスパッタリング法によらなければならない
点である。銅を主体とする薄膜層の形成方法としては、
一般的にメッキ法、あるいは蒸着法といったスパッタ法
よりも簡便な方法がある。しかしながら、それらの方法
で作製した銅を含む薄膜層では、発光継続時の輝度低下
を抑制させる効果はなく、スパッタリング法によって形
成した場合にのみ、その効果が現れるのである。すなわ
ち、発光継続時の輝度低下を抑制させるための銅を含む
薄膜層を得るために、形成方法はスパッタリング法によ
らなければならないのである。
【0020】本発明において、スパッタリング法により
形成した銅を主体とする薄膜層の厚さは1〜20nm程
度が好ましい。さらに好ましくは1〜10nm程度であ
る。この厚さがあまり薄いと発光継続時の輝度低下抑制
の効果が得られないため1nm以上を有することが好ま
しい。すなわち、エレクトロルミネッセンスディスプレ
イの透明電極として発光継続時の輝度低下効果を付与さ
せるためには、スパッタリング法により形成した銅を含
む薄膜層は少なくとも1nm以上の厚さが好ましいので
ある。また、この厚さがあまり厚いと透明性が損なわれ
る。該薄膜層の積層による発光継続時の輝度低下の抑制
は20nm以下の厚さで十分なされているため、いたず
らに成膜時間をかけ厚い層を形成するのは好ましくな
い。経済的には該薄膜層の厚さは発光継続時の輝度低下
効果を損なわない範囲内でなるべく薄い方が好ましく、
10nmの厚さでその効果は十分得られるため該薄膜層
の厚さは、1〜10nmがより好ましい。
【0021】少なくともチタン、タンタル、ニッケル、
パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれかを
を含む第一の薄膜層の形成方法としては、スパッタリン
グ法や真空蒸着法といった従来公知の物理的気相成長法
が利用できる。なかでも、スパッタリング法は、成膜方
法がスパッタリング法に限定される銅を含む薄膜層と同
方法であるため、これと連続的に生産できるため生産性
の観点から好んで使用できる。スパッタリング法におい
ては、例えば第一の薄膜層にニッケル・クロム合金を選
択した場合には、ターゲットに所定の組成のニッケル・
クロム合金、スパッタガスにアルゴン等の不活性ガスを
用い、通常スパッタガス圧力:1〜10mTorr、高
分子基体温度:20〜150℃の条件下で、直流あるい
は高周波スパッタリング法が利用できる。真空蒸着法に
よる場合は、蒸着材料に所定の組成のニッケル・クロム
合金を用い、抵抗加熱法や電子ビーム加熱法といった方
法でニッケル・クロム合金からなる薄膜層を蒸着するこ
とができる。
【0022】主として酸化インジウムからなる透明導電
層の成膜方法としては、スパッタリング法、真空蒸着
法、イオンプレーティング法といった従来公知の物理的
気相成長法のいずれも採用できる。スパッタリング法に
おいては、ターゲットに酸化インジウムあるいはスズを
含有した酸化インジウムを、スパッタガスにアルゴン等
の不活性ガスを用い、通常スパッタガス圧力:1〜10
mTorr、高分子基体温度:20〜150℃の条件下
で、直流(DC)あるいは高周波(RF)マグネトロン
スパッタ法が利用できる。また、透明導電層の透明性お
よび導電性を高くするためにスパッタガス中に0.1〜
20流量%の酸素ガスを混合しても良い。また、ターゲ
ットにインジウムあるいはスズ・インジウム合金を、ス
パッタガスにアルゴン等の不活性ガスを、反応性ガスに
酸素ガスを用いた直流あるいは高周波スパッタリング法
も好適に利用できる。この方法では透明導電層の透過率
および導電性が、反応性ガスである酸素ガスの分圧に敏
感に影響するので、その制御を厳密に行う必要がある。
上記のスパッタリング法はいずれも、透明性及び導電性
に優れた透明導電層が容易に得られるため、好適に利用
できる。
【0023】銅を主体とする薄膜層の成膜方法は、前述
したように、それを透明電極に使用したエレクトロルミ
ネッセンス発光素子の発光継続時の輝度低下を抑制させ
る効果を得るためにスパッタリング法によらなければな
らない。それは、ターゲットに銅を、スパッタガスにア
ルゴン等の不活性ガスを用い、通常スパッタガス圧力:
1〜10mTorr、高分子基体温度:20〜150℃
の条件下で、直流あるいは高周波スパッタリング法が利
用できる。
【0024】上記の方法により得られた透明導電性積層
体を、耐環境性を向上させるために、熱処理(アニーリ
ング)を施してもよい。熱処理温度は通常、100〜2
00℃程度である。なお、本発明にいう「ABCDなる
構成」とは、ABCDの層構成の間に他の層をさらに介
入させる構成を排除する趣旨ではない。また、いずれか
の表面に、表面保護等の目的で他の層をさらに形成して
もよい。
【0025】上記の方法により形成した透明導電層の原
子組成は、オージェ電子分光法(AES)、誘導結合プ
ラズマ法(ICP)、ラザフォード後方散乱法(RB
S)等により測定できる。またこれらの膜厚は、オージ
ェ電子分光の深さ方向観察、透過型電子顕微鏡による断
面観察等により測定できる。
【0026】なお、本発明の透明導電性積層体を用いて
エレクトロルミネッセンスディスプレイを作製する方法
は、例えば、背面電極となるアルミニウム箔の一方の面
にチタン酸バリウム粉末をアセトン溶液中に分散させた
液を塗布し乾燥させることで誘電体層を形成した後、さ
らにその上に硫化亜鉛粉末等をアセトン等の適当な溶液
中に分散させた液を塗布することで発光層を形成し、こ
の塗布面と、本発明の透明導電性積層体の第二の薄膜層
とを密着させた上で加熱処理することにより貼り合わせ
て得ることができる。湿気に対する発光層の耐久性を向
上させるために、さらにエレクトロルミネッセンスディ
スプレイ全体を防湿フィルム2枚で挟み込んでもよい。
【0027】
【実施例】つぎに、本発明を実施例により具体的に説明
する。 (実施例1)ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚
さ188μm)の一方の面に、第1層として、ターゲッ
トにニッケル・クロム合金(クロム含有量:20重量
%)を、スパッタリングガスにアルゴンガスを用いて、
3mTorrの雰囲気下で、DCマグネトロンスパッタ
リング法により、厚さ1nmの第一の薄膜層(B)を形
成し、その上に第2層として、ターゲットに酸化スズを
5重量%含有した酸化インジウムを、スパッタリングガ
スにアルゴンガス、反応性ガスに酸素ガス(流量比、ア
ルゴン:酸素=10:0.1)を用いて、3mTorr
の雰囲気の下で、DCマグネトロン反応性スパッタリン
グ法により厚さ50nmの透明導電層(C)を形成し
た。さらにその上に、第3層として、ターゲットに銅
を、スパッタリングガスにアルゴンガスを用いて、3m
Torrの雰囲気下で、DCマグネトロンスパッタリン
グ法により厚さ5nmの第二の薄膜層(D)を形成し、
BCDの3層構成の透明導電性積層体を作製した。
【0028】(実施例2)第1層を形成する際、ターゲ
ットにチタンを用いて、チタンからなる第一の薄膜層を
形成したこと以外は、実施例1と同じ手法で3層構成の
透明導電性積層体を作製した。 (実施例3)第1層を形成する際、ターゲットにタンタ
ルを用いて、タンタルからなる第一の薄膜層を形成した
こと以外は、実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電
性積層体を作製した。
【0029】(実施例4)第1層を形成する際、ターゲ
ットにニッケルを用いて、ニッケルからなる第一の薄膜
層を形成したこと以外は、実施例1と同じ手法で3層構
成の透明導電性積層体を作製した。 (実施例5)第1層を形成する際、ターゲットにパラジ
ウムを用いて、パラジウムからなる第一の薄膜層を形成
したこと以外は、実施例1と同じ手法で3層構成の透明
導電性積層体を作製した。
【0030】(実施例6)第1層を形成する際、ターゲ
ットにバナジウムを用いて、バナジウムからなる第一の
薄膜層を形成したこと以外は、実施例1と同じ手法で3
層構成の透明導電性積層体を作製した。 (実施例7)第1層を形成する際、ターゲットにクロム
を用いて、クロムからなる第一の薄膜層を形成したこと
以外は、実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電性積
層体を作製した。
【0031】(実施例8)第1層を形成する際、ターゲ
ットにニオブを用いて、ニオブからなる第一の薄膜層を
形成したこと以外は、実施例1と同じ手法で3層構成の
透明導電性積層体を作製した。 (実施例9〜実施例11)第3層の薄膜層の厚さを1n
m(実施例9)、10nm(実施例10)、20nm
(実施例11)とした以外は実施例1と同じ手法で3層
構成の透明導電性積層体を作製した。
【0032】(実施例12〜実施例14)第1層の薄膜
層の厚さを0.2nm(実施例12)、5nm(実施例
13)、10nm(実施例14)とした以外は実施例1
と同じ手法で3層構成の透明導電性積層体を作製した。 (実施例15〜実施例16)第2層の透明導電層の厚さ
を10nm(実施例15)、200nm(実施例16)
とした以外は実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電
性積層体を作製した。
【0033】(比較例1)第1層、及び第3層の薄膜層
を形成しなかったこと以外は実施例1と同じ手法で1層
構成の透明導電性積層体を作製した。 (比較例2)第3層の薄膜層を形成しなかったこと以外
は、実施例1と同じ手法で2層構成の透明導電性積層体
を作製した。
【0034】(比較例3)第3層を形成する際、ターゲ
ットにパラジウムを用いて、パラジウムからなる薄膜層
を形成したこと以外は、実施例1と同じ手法で3層構成
の透明導電性積層体を作製した。 (比較例4)第3層を形成する際、ターゲットにインジ
ウムを用いて、インジウムからなる薄膜層を形成したこ
と以外は、実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電性
積層体を作製した。
【0035】(比較例5)第3層を形成する際、ターゲ
ットにスズを用いて、スズからなる薄膜層を形成したこ
と以外は、実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電性
積層体を作製した。 (比較例6)第3層を形成する際、ターゲットにクロム
を用いて、クロムからなる薄膜層を形成したこと以外
は、実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電性積層体
を作製した。
【0036】(比較例7)第3層を形成する際、ターゲ
ットにアルミニウムを用いて、アルミニウムからなる薄
膜層を形成したこと以外は、実施例1と同じ手法で3層
構成の透明導電性積層体を作製した。 (比較例8)第3層を形成する際、ターゲットに銀を用
いて、銀からなる薄膜層を形成したこと以外は、実施例
1と同じ手法で3層構成の透明導電性積層体を作製し
た。
【0037】(比較例9)ポリエチレンテレフタレート
フィルム(厚さ188μm)の一方の面に、第1層とし
て、ターゲットにニッケル・クロム合金(クロム含有
量:20重量%)を、スパッタリングガスにアルゴンガ
スを用いて、3mTorrの雰囲気下で、DCマグネト
ロンスパッタリング法により、厚さ1nmの第一の薄膜
層を形成し、その上に第2層としてターゲットに酸化ス
ズを5重量%含有した酸化インジウムを、スパッタリン
グガスにアルゴンガス、反応性ガスに酸素ガス(流量
比、アルゴン:酸素=10:0.1)を用いて、3mT
orrの雰囲気の下で、DCマグネトロン反応性スパッ
タリング法により厚さ50nmの透明導電層を形成し
た。さらにその上に、第3層として、蒸着源に銅を用い
て、5×10-5Torrの雰囲気下で、電子ビーム蒸着
法により厚さ5nmの第二の薄膜層を形成し、3層構成
の透明導電性積層体を作製した。
【0038】(比較例10)第1層の薄膜層を形成しな
かったこと以外は、実施例1と同じ手法で2層構成の透
明導電性積層体を作製した。 (比較例11)第3層の薄膜層の厚さを50nmとした
以外は実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電性積層
体を作製した。
【0039】(比較例12)第1層の薄膜層の厚さを2
0nmとした以外は実施例1と同じ手法で3層構成の透
明導電性積層体を作製した。 (比較例13〜比較例14)第2層の透明導電層の厚さ
を5nm(比較例13)、400nm(比較例14)と
した以外は実施例1と同じ手法で3層構成の透明導電性
積層体を作製した。
【0040】以上のようにして作製した透明導電性フィ
ルムの、透明導電層及び薄膜層の厚さ、シート抵抗、可
視光透過率、耐環境性は以下の手法で評価した。 第一の薄膜層(第1層)の厚さ[T1 (nm)]及
び、透明導電層(第2層)の厚さ[T2 (nm)]、第
二の薄膜層(第3層)の厚さ[T3 (nm)]:前もっ
て成膜速度r(nm/min)を測定しておき、膜厚は
成膜時間t(min)を制御することで変化させた。膜
厚T(nm)は以下の式より求められる。T=r×t シート抵抗[R( Ω/□) ]:4端子法により測定し
た。 可視光透過率[Tvis(%)]:日立製作所(株)
製、分光光度計U−3400により測定した。 発光継続試験[I/I0 ]:後述する工程でエレクト
ロルミネッセンスディスプレイを作製し、温度50℃、
湿度60%の雰囲気下で、交流100V(周波数:1k
Hz)の電圧を印加し発光させ、その時の初期発光輝度
0 (カンデラ/m2 )と、そのまま3000時間発光
を継続させた後の発光輝度I(カンデラ/m2 )とをミ
ノルタ(株)製の輝度計:LS−110を用いて測定
し、その変化率I/I0 で評価した。 耐屈曲性[mm]:後述する工程でエレクトロルミネ
ッセンスディスプレイを作製し、それを直径20mmの
円柱に巻き付けた状態で、温度:室温、湿度60%の雰
囲気下で、交流100V(周波数:1kHz)の電圧を
印加して発光させ、発光状態を観察しながら円柱の直径
を1mmづつ小さいものに変えていった時、輝度低下や
発光ムラといった異常の発生しない最低の直径値を、屈
曲可能な径として耐屈曲性の評価値とした。
【0041】エレクトロルミネッセンスディスプレイ
は、背面電極となるアルミニウム箔の一方の面にチタン
酸バリウム粉末をアセトン溶液中に分散させた液を塗布
し乾燥させることで誘電体層を形成した後、さらにその
上に硫化亜鉛粉末等をアセトン等の適当な溶液中に分散
させた液を塗布することで発光層を形成し、この塗布面
と、実施例1〜実施例16及び比較例1〜比較例14に
より得た透明導電性積層体の積層面とを密着させ、その
後60℃で120分間、さらに120℃で2分間加熱処
理することにより貼り合わせることで作製した。以上の
測定結果を[表1]〜[表6]に掲げる。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】上記[表1]〜[表6]から明らかなよう
に、本発明の透明導電性積層体は、低シート抵抗、高可
視光透過率を有し、さらにこれを用いてエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイを形成すると発光継続時の輝度
低下を著しく抑制し、さらに耐屈曲性にも優れた、耐久
性に優れたものが得られるのが分かる。
【0049】
【発明の効果】以上のごとく、本発明においては、高分
子透明基体の一方の主面に、第1層として少なくともチ
タン、タンタル、ニッケル、パラジウム、バナジウム、
クロム、ニオブのいずれかを含む第一の薄膜層を形成
し、その上に第2層として主として酸化インジウムから
なる透明導電層を形成し、さらにその上に第3層として
スパッタリング法により形成した銅を主体とする薄膜層
を形成することで、発光継続時の輝度低下を抑制し、耐
屈曲性にも優れた、エレクトロルミネッセンスディスプ
レイの透明電極に適した透明導電性積層体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明導電性積層体の一例を示す断面図
【符号の説明】
10 透明高分子基体 20 少なくともチタン、タンタル、ニッケル、パラジ
ウム、バナジウム、クロム、ニオブのいずれかを含む第
一の薄膜層 30 主として酸化インジウムからなる透明導電層 40 スパッタリング法によって形成された銅を主体と
する第二の薄膜層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明高分子基体(A)の一方の主面に、
    少なくともチタン、タンタル、ニッケル、パラジウム、
    バナジウム、クロム、ニオブのいずれかを含む第一の薄
    膜層(B)と、主として酸化インジウムからなる透明導
    電層(C)と、スパッタリング法によって形成した銅を
    主体とする第二の薄膜層(D)と、をABCDなる構成
    で形成した透明導電性積層体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の、少なくともチタン、タ
    ンタル、パラジウム、バナジウム、クロム、ニオブのい
    ずれかを含む第一の薄膜層(B)の厚さが0.2〜10
    nm、主として酸化インジウムからなる透明導電層
    (C)の厚さが10〜200nm、スパッタリング法に
    よって形成した銅を主体とする第二の薄膜層(D)の厚
    さが1〜20nm、であることを特徴とする透明導電性
    積層体。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2記載の、銅を主体
    とする薄膜層(D)が、実質的に銅のみからなる薄膜層
    であることを特徴とする透明導電性積層体。
  4. 【請求項4】 エレクトロルミネッセンスディスプレイ
    の透明電極として好適に使用しうる請求項1〜3のいず
    れかに記載の透明導電性積層体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2002042560A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 Toppan Printing Co Ltd 導電性部材及びそれを用いた表示装置及びその製造方法
CN102543266A (zh) * 2010-12-27 2012-07-04 迎辉科技股份有限公司 具有铜导线的透明导电膜

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JP2002042560A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 Toppan Printing Co Ltd 導電性部材及びそれを用いた表示装置及びその製造方法
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