JPH09245422A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH09245422A
JPH09245422A JP5323596A JP5323596A JPH09245422A JP H09245422 A JPH09245422 A JP H09245422A JP 5323596 A JP5323596 A JP 5323596A JP 5323596 A JP5323596 A JP 5323596A JP H09245422 A JPH09245422 A JP H09245422A
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information recording
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JP5323596A
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English (en)
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Minoru Suzuki
稔 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】相異なる複数の種類の情報記録媒体(例えばデ
ィスクの種類の相異なるSD−ROMとCD−ROMな
ど)に対して少なくとも情報の再生を行う情報処理装置
において、この装置に装着された情報記録媒体の種類を
最終的に判定するまでにかかる時間を従来の技術による
場合よりも短縮してその判定を効率良く行う。 【解決手段】相異なる複数の種類の情報記録媒体に対し
て少なくとも情報の再生を行う複数の情報処理系のう
ち、所定の情報処理系を選択して動作可能な状態に設定
(fl)を行う設定手段と、設定された情報処理系を用
いて得られた情報記録媒体からの情報に基づいて情報記
録媒体の種類の判定(f2)を行う仮判定手段と、仮判
定手段によつて判定された情報記録媒体の種類について
の判定(f3、f4、f5)を行つて最終的な判定を得
る本判定手段と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
等の情報記録媒体に対して少なくとも情報の再生を行う
ディスク再生装置等の情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報の記録や再生を行う技術
は、特に光学的な方法を利用したCD(コンパクトディ
スク)、CD−ROM(コンパクトディスクを利用した
読み出し専用メモリー)、LD(レーザーディスク)、
MD(光磁気ディスク)及びその他の光ディスク、ある
いは光カードや磁気カード、さらにはフロッピーディス
クやハードディスクなど、多くの種類の情報記録媒体に
おいて使用されている。それらの中で、例えばCD−R
OM(以下では特に明記しない限り前記のCD及びCD
−ROMをCD−ROMと総称する。)は、その大容
量、コストの安さ、取り扱いの簡便さ等から、音楽用、
またはコンピュータやゲーム機用の光ディスクとして、
急速に普及してきた。また同時に、コンピュータ上のマ
ルチメディアタイトル等で動画データを利用する機会が
多くなってきているように、ソフトが要求するディスク
の記憶容量は肥大化する一方である。
【0003】このような中で、次世代高密度光ディスク
用規格として登場したスーパーデンシティー(以下、S
Dと称す)規格をコンピュータ用に応用したSD−RO
M(SD規格による光ディスクを利用した読み出し専用
メモリ−)は、CD−ROMと同サイズのディスクであ
りながら、短波長レーザや再生技術の開発、あるいはデ
ィスクの多層化技術等によつてCD−ROMに比べてさ
らなる大容量化が図られ数Gバイト以上の情報の収録が
可能なため、コンピュータ等に使用する情報記録媒体と
して様々な応用が提案されている。
【0004】そのようなSD−ROMを再生するディス
ク再生装置においては、既に広く普及しているCD−R
OMについても再生を可能にするような互換再生機能が
CD−ROMの資産承継という点からも必要不可欠なも
のとなつている。この要求を満たすSD−ROMとCD
−ROMの両方のディスクの再生を行うことが可能なS
D/CD−ROM再生装置として、SD−ROM及びC
D−ROMの両方のディスクに対応する機能をもった光
学系や信号処理系などを備え、SD−ROMとCD−R
OMとを判定して判定したディスクに対応する上記光学
系や信号処理系を選択する互換再生機能を有する装置が
従来より提案されている。
【0005】図10に、この従来の装置における判定手
段を用いて、SD/CD−ROM再生装置にディスクが
ローディング(ディスク再生装置に装着)された場合に
そのディスクがSD−ROMと、CD−ROMと、ある
いはそれ以外との何れであるかというディスクの種類の
判定処理についてのフローチャートを示す。以下にその
ディスクの種類の判定処理について説明を行う。SD/
CD−ROM再生装置は、その初期状態としてSD−R
OMの再生が可能な状態、即ち、ピックアッブの対物レ
ンズ及び信号処理系がSD−ROM側へ切り替えられた
状態になつているものとする。
【0006】ディスクがセットされると、マイクロコン
トローラはキャディの検出をまず行う(dl)。SD/
CD−ROM再生装置では、キャディはSD−ROM用
とCD−ROM用の2種類が使用される。なおSD−R
OM用のキャディにCD−ROMが入つている場合やC
D−ROM用のキャディにSD−ROMが入っている場
合もあり得る。
【0007】ここでキャディが使用されておらず(実際
にSD−ROMやCD−ROMが使用される際にはキャ
ディは使用されない場合が多い)、キャディが検出され
なかつた場合には(d2)、ピックアップの対物レンズ
及び信号処理系は初期状態であるSD−ROM側に設定
される(d3)。またSD−ROM用のキャディが検出
された場合も(dll)、同様にピックアップの対物レ
ンズ及び信号処理系はSD−ROM側に設定される(d
3)。
【0008】次にデータを読み出すための前準備として
SD−ROMにおけるデータの記録開始位置ヘレーザー
光が照射されるようにピックアップを移動させ(d
4)、ピックアップのフォーカス合わせ(ピックアップ
のアクチュエータを駆動させることによってレーザー光
の焦点をディスクのデータ記録面に合わせること)をス
タートさせる(d5)。ここでフォーカスをロックさせ
る(ピックアップをディスクに接近させるなどして上記
焦点合わせを行うことが可能な状態にする)ことができ
なかった場合には(d6)、読み出し不可能なディスク
と判定して終了する(d10)。
【0009】フォーカスをロックすることができた場合
には(d6)、次にSD−ROMにおけるデータの読み
出し動作を実行し、実際にSD−ROMにおけるデータ
が読み出せるかをチェックする(d7)。ここでSD−
ROMにおけるデータの読み出しができてIDデータ等
が確認できたら(da)、現在のディスクをSD−RO
Mと判定して終了する(d9)。
【0010】ここでSD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合には(d8)、ピックアップの
対物レンズ及び信号処理系をCD−ROM側に切り替え
る(dl2)。続いてピックアップをディスク上のCO
−ROMにおけるデータの記録開始位置へ移動させ(d
13)、ピックアップのフォーカス合わせをスタートさ
せる(d14)。ここでフォーカスがロックしなかった
ら(d15)、読み出し不可能なディスクと判定して終
了する(d21)。
【0011】フォーカスがロックしたら(d15)、C
D−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行し、実
際にCD−ROMにおけるデータが読み出せるかをチェ
ックする(d16)。ここでデータの読み出しが確認で
きたら(d17)、ディスクをCD−ROMと判定して
終了する(d18)。ここでCD−ROMにおけるデ一
タの読み出しが出来なかつた場合は(d17)、既にS
D−ROMのチェックをしているので(d21)、読み
出し不可能なディスクと判定して終了する(d21)。
【0012】キャディの検出において、CD−ROM用
のキャディと判定した場合は(dl1)、ピックアップ
の対物レンズ及び信号処理系をCD−ROM側に切り替
える(d12)。次にピックアップをディスク上のCD
−ROMにおけるデータの記録開始位置へ移動させ(d
13)、ピックアップのフォーカス合わせをスタートさ
せる(d14)。ここでフォーカスがロックしなかつた
ら(d15)、読み出し不可能なディスクと判定して終
了する(d21)。
【0013】フォーカスがロックしたら(d15)、C
D−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行し、実
際にCD−ROMにおけるデータが読み出せるかをチェ
ックする(d16)。ここでデータの読み出しが確認で
きたら(d17)、ディスクをCD−ROMと判定して
終了する(d18)。
【0014】ここでCD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合は(d17)、まだSD−RO
Mのチェックをしていないので(d19)、SD−RO
Mの判定処理を行う。まずピックアップの対物レンズ及
び信号処理系をSD−ROM側に切り替える(d3)。
次にピックアップをディスク上のSD−ROMにおける
デ一夕の記録開始位1へ移動させ(d4)、ピックアッ
プのフォーカス合わせをスタートさせる(d5)。ここ
でフォーカスがロックしなかつたら(d6)、読み出し
不可能なディスクと判定して終了する(d10)。
【0015】フォーカスがロックしたら(d6)、次に
SD−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行し、
実際にSD−ROMにおけるデータが読み出せるかをチ
ェックする(d7)。ここでSD−ROMにおけるデー
タの読み出しができてIDデータ等が確認できたら(d
a)、現在のディスクをSD−ROMと判定して終了す
る(d9)。ここでSD−ROMにおけるデータの読み
出しが{出来なかった場合には(d8)、既にCD−R
OMのチェックをしているので(d20)、読み出し不
可能なディスクと判定して終了する(d21)。
【0016】なお、光ディスクなどの光学的情報記録媒
体の種類の判定ということに関連して、装置に装着され
た情報記録媒体が正規のものか正規でないものかの2種
類を光学的に判定する判定手段を備える光学的情報記録
再生装置がある(第二の従来例)。その判定手段は情報
記録媒体に対する光の照射によつて発生した回折光を受
光し、その出力と予め設定された所定レベルとを大小比
較し、その比較による大小関係に基づいて、装置に装着
された情報記録媒体が正規の情報記録媒体であるか否か
を判定するというものである。(例えば、特公平6−9
5426号公報参照)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例における
ディスクの種類の判定はピックアップの対物レンズ及び
信号処理系がSD−ROM用またはCD−ROM用のど
ちらの場合においてデータの読み出しが実際に可能かど
うか、というチェックをすることによつて行つていた。
この場合にはまず上記のデータ読み出しチェックに際し
て、何らかの方法によってSD−ROM用またはCD−
ROM用のどちらかを選択してその選択した方からチェ
ックを開始しなければならない。ところがそのチェック
開始前の選択処理において上記のようなキャディの検出
という方法を用いた場合には以下の不具合が生ずる。
【0018】第一にキャディの存在が検出された場合に
はその検出による上記の選択はキャディの中に収められ
ているディスクからの情報ではなくあくまでもそのキャ
ディから得た上記の選択に関する情報を得て行うもので
あるためSD−ROM用のキャディにCD−ROMが入
つている場合やCD−ROM用のキャディにSD−RO
Mが入っている場合があり得ること、また第二にキャデ
ィが検出されない場合(実際にはキャディを使わない場
合が多いためにキャディは検出されないことが多い)に
おいては無条件に初期状態に設定されることなどから、
データ読み出しチェック開始前のピックアップの対物レ
ンズ及び信号処理系をSD−ROM用またはCD−RO
M用のどちらに設定するかという選択処理における選択
は確実性が低く信頼性に欠けたものと言える。
【0019】そのために前記選択処理によつてSD−R
OM側からデータの読み出しチェックを開始して実際に
セットされているディスクがCD−ROMであつた場合
にはSD−ROMにおけるデータの読み出しチェック処
理は不必要なものであったにも関わらずそれを実行して
しまつたという結果となる。また逆に、データ読み出し
チェックをCD−ROM側から開始して実際にセットさ
れているディスクがSD−ROMであつた場合も同様で
CD−ROMにおけるデータの読み出しチェックという
不必要な処理を実行してしまう。
【0020】すなわちデータ読み出しチェック前に前記
選択処理によつて設定されたディスクの種類と実際にロ
ーディングされているディスクの種類とが異なつていた
場合にはディスクの種類の判定に不必要な処理を含むこ
ととなる。このことはディスクの種類が最終的に判定さ
れるまでにかかる時間を長引かせる原因となり、その判
定処理に大きな時間のロスを生ずるという問題点とな
る。
【0021】また第二の従来例における判定手段は、情
報記録媒体に対する光の照射によつて発生した回折光を
受光し、その出力と予め設定された所定レベルとを大小
比較し、その比較による大小関係に基づいて、装置に装
着された情報記録媒体が正規の情報記録媒体であるか否
かを判定するというものである。しかしこの第二の従来
例においては、上記の所定レベルがもしも誤つた値に設
定された場合や対物レンズの汚れ等によって予め設定さ
れたレベルでは正しい判定が行えなくなった場合に、正
しい判定を行えるように対応する手段を有していない。
【0022】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、相異なる複数の種類の情報記録媒体(例えばデ
ィスクの種類の相異なるSD−ROMとCD−ROMな
ど)に対して少なくとも情報の再生を行う情報処理装置
において、この情報処理装置に装着された情報記録媒体
の種類の判定にかかる時間を短縮し、かつ精度の高い判
定処理を行って、情報記録媒体の種類の判定を効率良く
行うことを可能とする情報処理装置を提供しようとする
ものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第一の発明は、相異なる複数の種類の情報
記録媒体のそれぞれに対して少なくとも情報の再生を行
う複数の情報処理系(例えば、光学系及び信号処理系)
を有する情報処理装置において、前記複数の情報処理系
のうち、所定の情報処理系を選択して動作可能な状態に
設定を行う設定手段と、この設定手段によつて設定され
た情報処理系を用いて情報記録媒体から判定に関する情
報を得て、その情報に基づいて情報記録媒体の種類の判
定(仮判定)を行う第一の判定手段(仮判定手段)と、
この第一の判定手段によつて判定された情報記録媒体の
種類について判定(本判定)を行い、その結果を最終的
な判定とする第二の判定手段(本判定手段)と、を具備
した構成からなる。
【0024】この第一の発明の場合には判定を行うに際
して、まず上記設定手段によつて何れかの種類の情報記
録媒体に対して少なくとも情報の再生を行う状態となる
ように、複数の情報処理系のうちの所定の情報処理系を
選択して動作可能な状態に設定される。次に設定された
情報処理系によつて情報記録媒体から判定に関する情報
が得られ、得られた情報に基づいて上記第一の判定手段
(仮判定手段)によつて情報記録媒体の種類の判定(仮
判定)が行われる。続いて上記第二の判定手段(本判定
手段)によつて、第一の判定手段によって判定された情
報記録媒体の種類について判定(本判定)を行つてその
結果を最終的な判定とする。
【0025】また本発明の第二の発明は、相異なる複数
の種類の情報記録媒体に対して少なくとも情報の再生を
行う複数の情報処理系を有する情報処理装置において、
前記複数の情報処理系のうち、所定の情報処理系を選択
して動作可能な状態に設定を行う設定手段と、この設定
手段によって設定された情報処理系を用いて情報記録媒
体から判定に関する情報を得て、その情報と予め設定さ
れた判定の基準となる所定の情報とを比較し、その比較
結果に基づいて情報記録媒体の種類の判定(仮判定)を
行う第一の判定手段(仮判定手段)と、この第一の判定
手段によつて判定された情報記録媒体の種類について判
定(本判定)を行う第二の判定手段(本判定手段)と、
もしも第一の判定手段による判定結果が第二の判定手段
による判定結果と不一致である場合には、それらの判定
結果が一致するように第一の判定手段における判定の基
準となる前記所定の情報の補正を行う補正手段と、を具
備した構成からなる。
【0026】この第二の発明の場合には、まず上記設定
手段によつて情報記録媒体が何れかの種類の情報記録媒
体に対して少なくとも情報の再生を行う状態となるよう
に前記複数の情報処理系のうち、所定の情報処理系を選
択して動作可能な状態に設定が行われる。次に第一の判
定手段(仮判定手段)によって、設定された情報処理系
を用いて情報記録媒体から判定に関する情報を得て、そ
の情報と予め設定された判定の基準となる所定の情報と
を比較し、その比較結果に基づいて情報記録媒体の種類
の判定(仮判定)が行われる。続いて、第一の判定手段
によつて判定された情報記録媒体の種類についての判定
(本判定)が第二の判定手段(本判定手段)によつて行
われる。ここでもしも第一の判定手段による判定結果と
第二の判定手段による判定結果が不一致であつた場合に
は、上記補正手段によつてそれらの判定結果が一致する
ように第一の判定手段における判定の基準となる所定の
情報の補正がなされる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明を行う。
【0028】図1は本発明における情報記録媒体の種類
の判定処理をフローチヤートによつて示した第一の実施
の形態である。なおこのフローチャートに従って処理を
行う情報処理装置は、媒体A、媒体B、媒体Cの3種類
の情報記録媒体に対して少なくとも情報の再生が可能で
あるものとする。
【0029】情報記録媒体が装置にローディングされる
と情報記録媒体に対する再生や記録が行われる前に、そ
の情報記録媒体の種類を判定するための判定処理が開始
される。
【0030】情報記録媒体の種類の判定処理は、上記3
種類のような相異なる複数の種類の情報記録媒体に対し
て少なくとも情報の再生を行う複数の情報処理系(光学
系及び信号処理系)のうち、所定の情報処理系を選択し
て動作可能な状態になるように設定される情報処理系の
設定から行われる(fl)。この設定を行うのは上記の
ような複数の情報記録媒体に対して少なくとも情報の再
生を行う情報処理装置を動作させる際に、何れかの種類
の媒体の情報を少なくとも再生可能であるような状態に
装置を設定しなければならないためである。
【0031】次に情報記録媒体の種類の仮判定処理が行
われる(f2)。その仮判定における一連の処理は判定
の対象となつている情報記録媒体の種類が何れの種類に
属するかどうかを判断する選択的な処理と言えるもので
ある。またこの仮判定処理は後に続く情報記録媒体の種
類を最終的に判定する本判定処理に準ずるようなもので
あつて、情報記録媒体の種類の判定が簡易的になされれ
ばよいような場合には仮判定処理のみによつて情報記録
媒体の種類の最終的な判定となし得る。
【0032】そのような仮判定処理の一例として次のも
のが挙げられる。情報記録媒体へ光を照射し、その情報
記録媒体から直接的に得られた正反射による反射光の信
号強度を測定して(例えば反射率を得て、その反射率の
違いに基づいて)、情報記録媒体の種類の仮判定を行
う。なお正反射とは反射面に対する入射光の入射角と出
射光の出射角が同一であるようないわゆる反射であつ
て、回折格子に光を照射した際に回折現象によつて発生
するものとは異なるものである。
【0033】上記の反射率の違いに基づく仮判定は、例
えば次のような方法による。判定の結果として得られる
可能性を有する情報記録媒体(媒体A、媒体B、媒体
C)の各反射率を値の大きさによつて順に並べ、隣り合
つた2つの反射率について、それらの平均値を求め、そ
の平均値を判定の基準となる所定の情報として予め設定
しておく。これによって、判定の対象となつている情報
記録媒体から得られる反射率は、その設定された所定の
情報によつて分けられた複数の範囲の何れかの範囲に含
まれることになる。それらの範囲は、媒体A、媒体B、
媒体Cのそれぞれの反射率が対応している。そのため、
判定の対象となつている情報記録媒体から得られる反射
率が、その複数の範囲のうち、何れの範囲に含まれるか
を判断することによつて、判定の対象となっている情報
記録媒体の種類の判定を行うことができる。
【0034】ここで、前記した第一の従来例がキャディ
の種類の判定(間接的な情報記録媒体の種類の判定)に
止まり、情報記録媒体の種類の判定を直接的には行って
いなかったということを確認しておく。一方、上記の仮
判定処理は前記キャディの種類の判定による判定処理の
手順を単に選択したに過ぎないと言い得るような信頼性
の低い判定ではなく、情報記録媒体から直接的に得た情
報(上記の例では反射率)を基に情報記録媒体の種類の
判定を行っている。そのため本発明の仮判定は、情報記
録媒体の種類の判定に関してある程度の信頼性と確実性
とを有している。
【0035】続いて仮判定処理による仮判定の結果に基
づいて情報記録媒体の種類別に本判定処理を行い、情報
記録媒体の種類を最終的に判定して終了する(f3、f
4、f5)。この最終的な判定処理は、仮判定処理によ
って選択された情報記録媒体の種類についての仮の判定
が正しいものであるかどうかを、それぞれの情報記録媒
体の種類別に判定する確認的な処理と言えるものであ
る。
【0036】その本判定処理の一例を図中の符号f3を
通るフローについて以下に説明する。まず上記の仮判定
処理によつて判定の対象となっている情報記録媒体の種
類は媒体Aである、という仮判定がなされたとする。そ
の場合、情報処理装置は媒体Aに対して少なくとも情報
の再生を行うことが可能な状態に切り替えられ、判定の
対象となつている情報記録媒体からの情報の再生等が実
際に可能かどうかのチェックを行う。そこで情報の再生
等が実際に可能であれば判定の対象となつている情報記
録媒体の種類は媒体Aであつたということになり、情報
記録媒体の種類を媒体Aと最終的に本判定して終了す
る。
【0037】上記のように第一の実施の形態は、情報記
録媒体から得た情報を判定の材料とし、後に続く本判定
においても同一の判定結果が得られる可能性の高い仮判
定処理によつて情報記録媒体の種類を選択的に仮判定
し、その仮判定処理によつて判定された情報記録媒体か
ら優先的に情報の再生等によつて本判定を行う。よつて
本判定処理においては、第一回目の本判定処理で仮判定
の結果と同一の結果が得られる確率が高くなり、不要な
本判定処理を行う確率が極めて低くなる。したがって全
体的な判定を開始してから最終的に情報記録媒体の種類
の判定を行つて終了するまでにかかる時間を従来よりも
短縮することが可能となる。
【0038】もしも本判定処理によつて判定された情報
記録媒体の種類と仮判定処理によつて判定された情報記
録媒体の種類が異なる場合には、図2のようなフローチ
ヤートに従つて処理を行う(第二の実施の形態)。その
処理における本判定処理では、判定の対象となる情報記
録媒体の種類が特定されるまで、仮判定処理によつて判
定された情報記録媒体の種類以外の情報記録媒体の種類
について、所定の順序に従って本判定処理を繰り返して
最終的な判定を得る。また本判定処理の後に、最終的に
得られた情報記録媒体の種類を正しい判定結果であると
みなし、仮判定処理における処理の内容に若干の変更を
加える。
【0039】この第二の実施の形態の判定処理について
以下に説明する。第一の実施の形態と同様に、まず情報
処理系の設定がなされ(fl)、続いて仮判定処理によ
つて情報記録媒体の種類について仮の判定がなされる
(f2)。例えば仮判定処理によって判定の対象となっ
ている情報記録媒体は媒体Aであると仮判定されたとす
る。その場合には続いて媒体Aについての本判定処理
(第一回目の本判定処理)を行う(f6)。もしも媒体
Aについての本判定処理において、仮判定処理と同じ結
果が得られた場合には判定の対象となっている情報記録
媒体は媒体Aであると最終的に本判定を行って処理を終
了する。
【0040】しかしここで、媒体Aについての本判定処
理において判定の対象となつている情報記録媒体は媒体
Aではないという判定結果が出された場合には仮判定処
理と本判定処理との結果が異なるため、続いて媒体Bに
ついての本判定処理(第二回目の本判定処理)を開始す
る(f7)。その媒体Bについての本判定処理において
も、媒体Aについての本判定処理と同様の判定処理を行
つた後に、媒体Bについての本判定処理の結果と仮判定
処理の結果とを照らし合わせる。そこで仮判定処理と本
判定処理が同一の結果となれば、その結果を最終的な判
定として終了する。
【0041】もしも仮判定処理と媒体Bについての判定
結果が異なるものとなれば、次にまだ判定を行つていな
い媒体Cについての本判定処理(第三回目の本判定処
理)を行う(f8)。この判定においても上記と同様の
処理を繰り返して最終的な判定を行う。
【0042】上記のように本判定処理を繰り返して最終
的に得られた判定結果が、情報処理装置に装着された情
報記録媒体は媒体Cである、というものであつたとす
る。その場合には本判定手段によって判定された情報記
録媒体の種類(媒体C)が上記の仮判定手段によつて判
定された情報記録媒体の種類(媒体A)と異なるという
ことになる。
【0043】本判定処理は前記したように、例えば情報
記録媒体から情報の再生を実際に行うなどして情報記録
媒体の種類を判定する処理であることが一例として挙げ
られる。そのため本判定処理は仮判定処理よりも判定に
信頼性があり、より正しい判定を与えるものといえる。
したがってこの本判定処理によつて最終的に判定された
情報記録媒体の種類を正しいものとみなし、この例で
は、情報記録媒体は媒体Cである、という仮判定がなさ
れるように、前記の仮判定手段における判定の基準とな
つた所定の情報に変更を加えることによつて仮判定手段
における判定情報の補正を行う(f9)。
【0044】なお上記の例における本判定処理において
は本判定を行う所定の順序(媒体Aから媒体B、媒体B
から媒体C、媒体Cから媒体A、の順序)が予め決めら
れていたが、この順序は仮判定の結果に基づいて決めら
れるようなものであつてよい。即ち、仮判定処理によつ
て得られる仮の判定結果を、その結果が正しいであろう
ということを示す確率(判定の確かさ)と伴に得てお
き、その確率が高い方からの仮判定結果に基づいて本判
定処理を行う。
【0045】前記した仮判定処理(情報記録媒体から反
射率を測定し、反射率の違いを基に情報記録媒体の種類
の仮判定を行う仮判定処理)の場合においては、判定の
対象となつている情報記録媒体から測定によって得られ
た反射率の値と、判定の結果として得られる可能性があ
るとして判定の基準として予め設定しておいた情報記録
媒体(媒体A、媒体B、媒体C)の各反射率の値との比
較を行う。比較の方法としては、例えば予め設定してお
いた各情報記録媒体の反射率の値と、測定によつて得ら
れた反射率の値との差の絶対値を求めることなどによつ
て行う。この場合、その絶対値が小さいほど仮判定の結
果が正しいであろうという確率が高いとしておく。そし
てその確率が高い方から並べた情報記録媒体の順序を前
記の所定の順序として、その順序に従つて本判定を行
う。
【0046】この第二の実施の形態によると、適正な判
定結果が出され、情報記録媒体の種類が特定されるまで
本判定処理を繰り返し、その結果に基づいて仮判定処理
の処理内容に変更を加えるため、第一の実施の形態より
も正確な判定を行うことが可能となる。なお仮判定処理
によつて概ね正確な予測が立てられた後に本判定処理ヘ
移るため、本判定処理は1回目で終了する確率が高く
(何度も本判定処理を繰り返す確率は低く)、情報記録
媒体の種類の最終的な判定にかかる時間を従来よりも短
縮することが可能である。
【0047】また何らかの原因によつて仮判定処理が正
確に判定を行わなくなつた場合(本判定処理と異なる結
果を仮判定処理が出すようになった場合)にも即時にそ
れらの判定結果が一致するように仮判定処理における判
定の基準が補正される。そのため、ひとたび判定の基準
が補正された後は効率の良い判定が再び行われるように
なり、情報記録媒体の種類の判定にかかる時間を短縮す
ることが.可能となる。
【0048】さらに前記のように、仮判定処理の結果に
基づいて決められた所定の順序に従って本判定処理を行
うようにした場合には、仮判定の結果と本判定の結果が
一致する確率が高いものから処理を行う。そのため第一
回目の本判定処理で両結果が一致する確率が高いのはも
ちろん、第一回目で一致しない場合においても、一致す
る情報記録媒体の種類についての処理を早期に行うこと
ができる。よつて最終的な判定にかかるまでの時間を短
縮し、効率の良い判定をすることが可能となる。次にS
D−ROMとCD−ROMの2種類のディスクに対して
情報の再生が可能なSD/CD−ROM再生装置を例と
して本発明の実施の形態についての説明を行う。
【0049】図3は本発明の第三の実施の形態によるS
D/CD−ROM再生装置の主要な部分についてのブロ
ック図を示している。全体的な構成は、メカ部52、プ
ロセッサ部(RFシグナルプロセッサ6、SDデータプ
ロセッサ14、CD−DAデータプロセッサ41、SD
/CD−ROMデータプロセッサ30)、コントローラ
部(マイクロコントローラ37、アクセスコントローラ
38、ホストインターフェースコントローラ36、サー
ボコントローラ53)、及びメモリー部(バッファメモ
リ−31、ROM39、RAM40)からる。メカ部5
2は、ディスク1、光学式ピックアップ2、レンズ切り
替え部3、スピンドルモータ4、及び送りモータ5によ
って構成される。
【0050】プロセツサ部において、RFシグナルプロ
セッサ6は、RFアンプ7及びサーボエラーアンプ8か
らり、SDデータプロセッサ14は、8−16復調回路
15、PLL回路16、CLV制御回路17、エラー訂
正回路18、RAM19、タイミング制御回路20、C
PUインターフェース21、及び種別仮判定部22から
なる。さらにCD−DAデータプロセッサ41は、EF
M復訓回路、PLL回路24、CLV制御回路25、C
D−DAエラー訂正回路26、RAM27、タイミング
制御回路28、及びCPUインターフエース29からな
り、SD/CD−ROMデータプロセッサ30は、バッ
フアメモリーコントローラ32、CD−ROM同期検出
回路33、デスクランブル回路34、及びCD−ROM
エラー訂正回路35からなる。
【0051】またサーボコントローラ53は、ディジタ
ルサーボ回路9、送りモータサーボ回路10、アクチュ
エータドライバ11、スピンドルモータドライバ12、
及び送りモータドライバ13によつて構成される。
【0052】この実施の形態の大まかな動作としては、
メカ部52で読み出された信号がRFシグナルプロセッ
サ6でエラー信号とRF信号に分離され、そのエラー信
号によつてサーボコントローラ53がメカ部52におけ
る信号の読み取りを制御する。ー方RF信号を基に種別
仮判定部22においてディスクの種類の仮判定が行わ
れ、その仮判定の結果によつてSDデータプロセッサ1
4またはCD−DAデータプロセッサ41の何れかにお
いてRF信号が復調されてSDデータまたはCD−DA
データが作られる。その何れかのデータはSD/CD−
ROMデータプロセッサ30においてデータの解読がな
されて、ホストインターフエースコントローラ36を介
して図示しない外部デバイス(ホストコンピュータ等)
に処理したデータの転送を行う。これら一連の動作はマ
イクロコントローラ37からの指示によつて統括制御さ
れている。
【0053】次に各プロックの動作を詳細に説明する。
まずローディングされたディスク1がSD−ROMであ
ると種別仮判定部22(後述)によつて仮判定された場
合、光ピックアップ2はレンズ切り替え部3によつてS
D−ROM用対物レンズに切り替えられる。その光ピッ
クアップ2は送りモータ5によつてディスク1の半径方
向に可動であり、スピンドルモータ4によつて回転され
るディスク1から信号を読み出す。
【0054】なお図4に、上記した対物レンズ切り替え
の一例として、2レンズ切り替え方式によるアクチュエ
ータの外観図(a)及び断面図(b)を示す。このアク
チュエータは図3における光ピックアップ2の一部を構
成する。
【0055】図4において、アクチュエータ81は軸摺
回転型アクチュエータを応用し、SD−ROM用対物レ
ンズ82とCD−ROM用対物レンズ83を回転軸84
に対して90度の角度で対物レンズホルダ87に設置し
たものである。対物レンズホルダ87は回転軸84を中
心軸として、アクチュエータ本体88に対して軸摺回転
をを行う。また、対物レンズホルダ87には駆動コイル
85が設けられ、この駆動コイル85に対向した位置で
アクチュエータ本体88には磁石86が設けられてい
る。
【0056】上記の2つの対物レンズの切り替えは、マ
イクロコントローラ37がレンズ切り替え命令をレンズ
切り替え部3に行い、レンズ切り替え命令を受けたレン
ズ切り替え部3がアクチュエータ81の駆動コイル85
ヘレンズ切り替え信号を与え、レンズ切り替え信号を受
けた駆動コイル85と磁石86との相互作用によつて、
上記の2つの対物レンズを有する対物レンズホルダ87
が回転軸84を中心に回転駆動し、2つの対物レンズの
うち、マイクロコントローラ37によって選択された方
の対物レンズをレーザー光の光路上に移動させることに
よって行われる。 上記のような構成からる光ピックア
ップ2によって読み出された信号はRFシグナルプロセ
ッサ6のRFアンプ7及びサーボエラーアンプ8に入力
される。RFアンプ7では光学式ピックアップ2の出力
を増幅したRF信号をレベルスライスにより2値化し、
8−16信号を生する。サーボエラーアンプ8ではピッ
クアップサーボに必要なフォーカスエラー信号及びトラ
ッキングエラー信号を生し、ディジタルサーボ回路9へ
供給する。
【0057】ディジタルサーボ回路9は前記エラー信号
及びSDデータプロセッサ14のCLV制御回路17か
らの制御信号を基に、アクチュエータドライバ11及び
スピンドルモータドライバ12を介して図示しないアク
チュエータ(光ピックアップの一部で、ディスク上の信
号記録面にレーザー光が正しく照射されるように動作す
る)及びスピンドルモータ4を制御する。送りモータド
ライバ13は、送りモ−タサーボ回路10に入力される
ディジタルサーボ回路9からの制御信号及びマイクロコ
ントローラ37からアクセスコントローラ38を介して
送られてくるサ一チ指示信号によつて送りモータ5を制
御する。
【0058】SDデータプロセッサ14のPLL回路1
6では、前記8−16信号を読みとるための8−16信
号に同期したPLLクロックを生すると伴に、PLLク
ロックを用いて周期的なSD同期信号検出を行う。検出
した同期信号はエラー訂正回路18及びCLV制御回路
17に供給される。エラー訂正回路18はRAM上のデ
ータに訂正処理を施して訂正が完了したセクタデータを
外部デバイスヘデータ転送するためにバッファメモリ−
31へ転送する。8−16復調回路15では、前記PL
Lクロックを使用して8−16信号の復鯛を行い、復調
されたデータはPLLクロックによりRAM19に書か
れる。SDデータプロセッサ14におけるこれらの動作
はCPUインターフェース21を介してマイクロコント
ローラ37が設定したタイミング制御回路20が制御を
行う。
【0059】バッファメモリーコントローラ32はSD
データプロセッサ14から送られたデータのバッファメ
モリ−31への書き込み並びに読み出し制御、及び外部
デバイスからホストインターフェース回路36を介して
送られてきたデータの書き込み並びに読み出し制御を行
う。 ホストインターフェース36はバッファメモリー
31から読み出したデータの外部デバイスへの転送及び
外部デバイスとの交信制御をマイクロコントローラ37
の指示に従って制御する。
【0060】一方、種別仮判定部22の仮判定結果によ
ってCD−ROMの再生が行われる場合、マイクロコン
トローラ37の指示によってレンズ切り替え部3により
CD一ROM用対物レンズへの切り替えが光ピックアッ
プ2において行われ、その光ピックアップ2によつてデ
ィスク1から信号が読み出される。
【0061】その読み出された信号はRFシグナルプロ
セッサ6のRFアンプ7及びサーボエラーアンプ8に入
力される。RFアンプ7では光学式ピックアップ2の出
力を増幅したRF信号をレベルスライスにより2値化
し、EFM信号を生する。サーボエラーアンプ8ではピ
ックアップサーボに必要なフォーカスエラー信号及びト
ラッキングエラー信号を生し、ディジタルサーボ回路9
へ供給する。
【0062】ディジタルサーボ回路9は前記エラー信号
及びCDデータプロセッサ41のCLV制御回路25か
らの制御信号を基に、アクチユエータドライバ11及び
スピンドルモータドライバ12を介してアクチュエータ
及びスピンドルモータ4を制御する。送りモータドライ
バ13は、送りモータサーボ回路10で受けたディジタ
ルサーボ回路9からの制御信号及びマイクロコントロー
ラ37からアクセスコントローラ38を介して送られて
くるサーチ指示信号によつて送りモータ5を制御する。
【0063】CD−DAデータプロセッサ41のPLL
回路24では、前記EFM信号を読みとるためのEFM
信号に同期したPLLクロックを生すると伴に、PLL
クロックを用いて周期的なCD同期信号検出を行う。検
出した同期信号はエラー訂正回路26及びCLV制御回
路25に供給される。EFM復調回路23では、前記P
LLクロックを使用してEFM信号の復調を行い、復調
されたデータはPLLクロックにより、RAM27に書
かれる。CD−DAエラー訂正回路26はRAM27上
のデータにCD−DAの訂正処理を施し、その出力をC
D−ROM同期検出回路33に入力する。
【0064】CD−ROM同期検出回路33では同期信
号の検出を行い、そこで得られた同期信号はデスクラン
ブル回路34及びCD−ROMエラー訂正回路35に供
給される。デスクランブル回路34は前記同期信号を基
準にしてデータのスクランブルを解除し、その出力をC
D−ROMエラー訂正回路35に供給する。CD−RO
Mエラー訂正回路35は供給されたデータにCD−RO
Mのエラー訂正処理を施してそのデータを外部デバイス
ヘ転送するためにバッファメモリ−31へ転送する。バ
ッファメモリーコントローラ32はCD−ROMデータ
のバッファメモリ−31への書き込み並びに読み出し制
御、及び外部デバイスからホストインターフェース回路
36を介して送られてきたデータの書き込み並びに読み
出し制御を行う。ホストインターフェース回路36はバ
ッファメモリ−31から読み出したデータの外部デバイ
スへの転送及び外部デバイスとの交信制御をマイクロコ
ントローラ37の指示に従つて制御する。
【0065】本発明の第三の実施の形態は種別仮判定部
22を有している点で従来の技術と回路的に異なる。こ
の種別仮判定部22はゲイン調整前の状態におけるRF
アンプ7から得られるディスク1からの反射光の強度信
号によつて反射率を算出し、その反射率の値とマイクロ
コントローラ37に予め設定された基準値とを比較し
て、その反射率がSD−ROMあるいはCD−ROMの
何れの反射率かを判断することによつてディスクの種類
の仮判定を行う。なお上記のゲイン調整とは、ディスク
の種類が異なる場合においても信号の処理を同様に行う
ことができるように、SD−ROMによって得られる信
号のレベルとCD−ROMによって得られる信号のレベ
ルとの違いをなくすために行われるものである。
【0066】図5(a)に種別仮判定部22及びその周
囲の構成を示す。種別仮判定部22は、アナログ/ディ
ジタル変換部44、ピーク値ラッチ部45、並びに比較
部47からるSD、CD判定回路42、及び仮判定用基
準値設定部43から構成される。光ピックアップ2によ
って受光されたディスク1からのフォーカス合わせ時の
信号についてRFアンプ7を経由することでRF信号の
検出を行う。そこで得られたRF信号をアナログ/ディ
ジタル変換部44によつてアナログ信号をディジタル信
号に変換した後、そのディジタル信号のピーク値をラツ
チ部45で保持する。その保持されたピーク値とマイク
ロコントローラ37で予め設定された仮判定用基準値設
定部43の基準値とを比較することによってディスクの
種類の仮判定を行う。マイクロコントローラ37はその
仮判定結果を読み取つて装置全体の動作を統括制御す
る。
【0067】図5(b)にフォーカス合わせ時に得られ
たRF信号の強度変化を示す。図の縦軸がRF信号の強
度を、横軸がフォーカス合わせ動作を行った際に費やし
た時間を表す。フオーカス合わせは例えばディスクに対
する対物レンズの距離を接近させていく間(前記の時間
はこの対物レンズの移動に費やした時間に対応する)に
おいて、最も高い信号強度が得られる位置を探すことに
よつて行われる。すなわち最も高い信号強度の値(ピー
ク値)が得られた位置がフォーカスのちようど合つた位
置ということである。またそのピーク値は各ディスクの
反射率等に対応した固有の値であり、それを基に反射率
等を求めることができる。
【0068】このようにして測定した値によつてディス
クの種類の判定を行う際には、上記の反射光から得た信
号強度のピーク値と、ある所定の値に設定された判定を
行うための基準値とを大小比較することによってディス
クの種類の判定を行う。SD一ROMとCD−ROMに
ついてのディスクの種類の判定においては通常CDーR
OMの反射率が70%以上、SD−ROMの反射率が3
0%前後である場合が多いため、仮判定の基準値を例え
ば反射率50%相当の信号強度とする。そのような場
合、図5(b)で示すようにピーク値Pが基準値よりも
大きければCD一ROM、もしも小さければSD−RO
Mというように、高い確率と信頼性を有したディスクの
種類の判定を行うことが可能となる。なお同図に示すよ
うに仮判定用基準値設定部で設定した基準値を複数設け
た場合には3種類以上のディスクの判定を行うことも可
能となる。
【0069】図6は本発明の第三の実施の形態における
SD/CD−ROM再生装置において、ローディングさ
れたディスクがSD−ROMかCD−ROMかを判定す
る処理を示したフローチャートである。以下にそのディ
スクの種類の判定処理について説明を行う。
【0070】SD/CD−ROM再生装置は初期状態と
してとりあえず、SD−ROMの再生が可能な状態、す
なわち光ピックアップの対物レンズなどのメカ部におけ
る光学系統及びデータプロセッサ等の信号処理系統がS
D−ROM側へ切り替えられた状態になつているものと
する。
【0071】ディスクがローディングされるとマイクロ
コントローラはキャディの検出をまず行う(al)。S
D/CD−ROM再生装位置ではキャディはSD−RO
M用とCD−ROM用の2種類が使用されるが、SD−
ROM用のキャディにCD−ROMが入つている場合や
CD−ROM用のキャディにSD−ROMが入っている
場合もあり得る。
【0072】ここでキャディが検出されなかった場合に
は(a2)、光学系統及び信号処理系統は初期状態であ
るSD−ROM側に設定される(a3)。次にピックア
ップをディスク上のSD−ROMにおけるデータの記録
開始位置へ移動させ(a4)、ピックアップのフォーカ
ス合わせをスタートさせる(a5)。この時に種別仮判
定部でディスクからの反射光によるゲイン調整前の信号
強度を測定する(a6)。ここでフォーカスがロックし
なかったら(a7)、読み出し不可能なディスクと本判
定して終了する(a16)。
【0073】フォーカスがロックしたら(a7)、次に
前記信号強度におけるピーク値と予め設定しておいた基
準値(ここでは反射率50%相当のレベル)とを比較
し、50%以上をCD−ROM,50%未満をSD−R
OMと仮判定する(a9)。ここでSD−ROMと仮判
定したら、SD−ROMにおけるデータの読み出し動作
を実行し、実際にSD−ROMにおけるデータが読み出
せるかをチェツクする(a10)。ここでSD−ROM
におけるデータの読み出しができてIDデータ等が確認
できたら(all)、現在のディスクをSD−ROMと
本判定する(a12)。
【0074】ここでSD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合には(al1)、光学系統及び
信号処理系統をCD−ROM側に切り替える(a2
2)。続いてピックアップをディスク上のCD−ROM
におけるデータの記録開始位置ヘ移動させ(a23)、
ピックアップのフォーカス合わせをスタートさせる(a
24)。ここでフォーカスがロックしなかったら(a2
5)、読み出し不可能なディスクと本判定して終了する
(a34)。
【0075】フォーカスがロックしたら(a25)、C
D−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行し、実
際にCD−ROMにおけるデータが読み出せるかをチェ
ックする(a26)。ここでデータの読み出しが確認で
きたら(a27)、ディスクをCD−ROMと本判定し
て終了する(a28)。ここでは仮判定の結果と最終的
な本判定の結果が一致しなかつたので(a30)、基準
値を−10%補正しておく。これは対物レンズの汚れ等
によつて生じた測定結果の誤差を補正するためのもので
ある。
【0076】ここでCD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合は(a27)、既にSD−RO
Mのチェックをしているので(a32)、読み出し不可
能なディスクと本判定して終了する(a34)。
【0077】前記仮判定でCD−ROMと仮判定した場
合には(a9)、光学系統及び信号処理系統をCD−R
OM側に切り替える(a22)。次にピックアップをデ
ィスク上のCD−ROMにおけるデータの記録開始位置
へ移動させ(a23)、ピックアップのフォーカス合わ
せをスタートさせる(a24)。ここでフォーカスがロ
ックしなかつたら(a25)、読み出し不可能なディス
クと本判定して終了する(a34)。
【0078】フォーカスがロックしたら(a25)、C
D−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行し、実
際にCD−ROMにおけるデータが読み出せるかをチェ
ックする(a26)。ここでデータの読み出しが確認で
きたら(a27)、ディスクをCD−ROMと本判定し
て終了する(a28)。
【0079】ここでCD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合は(a27)、まだSD−RO
Mのチェックをしていないので(a32)、SD−RO
Mの判定動作を行う。まず光学系統及び信号処理系統を
SD−ROM側に切り替える(a18)。次にピックア
ップをディスク上のSD−ROMにおけるデータの記録
開始位置へ移動させ(a19)、ピックアップのフォー
カス合わせをスタートさせる(a20)。ここでフォー
カスがロックしなかったら(a21)、読み出し不可能
なディスクと本判定して終了する(a34)。
【0080】フォーカスがロックしたら(a21)、次
にSD−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行
し、実際にSD−ROMにおけるデータが読み出せるか
をチェックする(a10)。ここでSD−ROMにおけ
るデータの読み出しができてIDデータ等が確認できた
ら(a11)、現在のディスクをSD−ROMと本判定
する(a12)。ここでは仮判定の結果と最終的な判定
の結果が一致しなかつたので(a14)、前記と同様に
測定結果の誤差補正のため、仮判定の基準値を+10%
に補正する(a15)。
【0081】ここでSD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合には(a11)、既にCD−R
OMのチェックをしているので(a33)、読み出し不
可能なディスクと本判定して終了する(a34)。
【0082】前記キャディの検出においてキャディがあ
る場合であつて(a2)、その判定がSD−ROM用の
キャディであると判定した場合には(a17)、光学系
統及び信号処理系統は初期状態であるSD−ROM側に
設定される(a18)。次にピックアップをディスク上
のSD−ROMにおけるデータの記録開始位置へ移動さ
せ(a19)、ピックアップのフォーカス合わせをスタ
ートさせる(a20)。ここでフォーカスがロックしな
かったら(a21)、読み出し不可能なディスクと本判
定して終了する(a34)。
【0083】フォーカスがロックしたら(a21)、次
にSD−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行
し、実際にSD−ROMにおけるデータが読み出せるか
をチェックする(a10)。ここでSD−ROMにおけ
るデータの読み出しができてIDデータ等が確認できた
ら(all)、現在のディスクをSD−ROMと本判定
する(a12)。
【0084】ここでSD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合には(a11)、光学系統及び
信号処理系統をCD−ROM側に切り替える(a2
2)。続いてピックアップをディスク上のCD−ROM
におけるデータの記録開始位置ヘ移動させ(a23)、
ピックのフォーカス合わせをスタートさせる(a2
4)。ここでフォーカスがロックしなかつたら(a2
5)、読み出し不可能なディスクと本判定して終了する
(a34)。
【0085】フォーカスがロックしたら(a25)、C
D−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行し、実
際にCD−R0Mにおけるデータが読み出せるかをチェ
ックする(a26)。ここでデータの読み出しが確認で
きたら(a27)、ディスクをCD−ROMと本判定し
て終了する(a28)。
【0086】ここでCD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合は(a27)、既にSD−RO
Mのチェックをしているので(a32)、読み出し不可
能なディスクと本判定して終了する(a34)。
【0087】前記キャディの判定においてCD−ROM
用のキャディであると判定した場合には(a17)、光
学系統及び信号処理系統をCD−ROM側に切り替える
(a22)。次にピックアップをディスク上のCD−R
OMにおけるデータの記録開始位置へ移動させ(a2
3)、ピックアップのフォーカス合わせをスタートさせ
る(a24)。ここでフォーカスがロックしなかつたら
(a25)、読み出し不可能なディスクと本判定して終
了する(a34)。
【0088】フォーカスがロックしたら(a25)、C
D−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行し、実
際にCD−ROMにおけるデータが読み出せるかをチェ
ックする(a26)。ここでデータの読み出しが確認で
きたら(a27)、ディスクをCD−ROMと本判定し
て終了する(a28)。
【0089】ここでCD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合は(a27)、まだSD−RO
Mのチェックをしていないので(a32)、SD−RO
Mの判定動作を行う。まず光学系統及び信号処理系統を
SD−ROM側に切り替える(a18)。次にピックア
ップをディスク上のSD−ROMにおけるデータの記録
開始位置へ移動させ(a19)、ピックアップのフォー
カス合わせをスタートさせる(a20)。ここでフォー
カスがロックしなかったら(a21)、読み出し不可能
なディスクと本判定して終了する(a34)。
【0090】フォーカスがロックしたら(a21)、次
にSD−ROMにおけるデータの読み出し動作を実行
し、実際にSD−ROMにおけるデータが読み出せるか
をチェックする(a10)。ここでSD−ROMにおけ
るデータの読み出しができてIDデータ等が確認できた
ら(all)、現在のディスクをSD−ROMと本判定
する(a12)。
【0091】ここでSD−ROMにおけるデータの読み
出しが出来なかつた場合には(al1)、既にCD−R
OMのチェックをしているので(a33)、読み出し不
可能なディスクと本判定して終了する(a34)。
【0092】本発明の第三の実施の形態においては以上
説明したような構成及び判定処理によつて、ディスクか
ら直接的に得た判定の材料となる情報を基にしてディス
クの種類を選択的に仮判定した後にその仮判定の結果に
基づいた該当するディスクについてのデータ読み出し等
の本判定を優先的に行うため、本判定処理では不要な判
定処理を行う確率が極めて低くなり、全体的な判定を開
始してから最終的にディスクの種類の判定を行つて終了
するまでにかかる時間を従来よりも短縮することが可能
となる。
【0093】また万が一対物レンズの汚れ等によつて判
定における条件が変化して仮判定処理が正しく行われず
に判定処理が不要な判定処理を含むようになつた場合で
も、上記したように仮判定の基準値がすぐに補正されて
補正後はまた元の状態に戻るため、正確で短時間に終了
する判定処理を半永久的に行うことが可能となる。
【0094】図7は本発明の第四の実施の形態によるS
D/CD−ROM再生装置のメカ部52を示している。
この第四の実施の形態では、光学式ピックアップ2にお
いてSD−ROM用とCD−ROM用の2種類の開口率
をマイクロコントローラ37からの指示により、開口率
切り替え部50によつて切り替えて使用する方式をとっ
ている。その他の構成要素は第三の実施の形態と同じで
ある。
【0095】図8に、開口率切り替えを行う先ピックア
ップ2の一例を示す。図8(a)においては、ディスク
1にレーザー先の集束及び照射を行う対物レンズ91
へ、平行光束として入射するレーザー光の、対物レンズ
91への入射量を制限する開口92を設ける。図8
(b)においては、レーザー光の対物レンズ91への入
射量を開口92よりも、さらに制限する開口93を設け
る。
【0096】このような構成によつて、開口率の切り替
えが次のように行われる。マイクロコントローラ37が
開口率切り替え命令を開口率切り替え部50に対して行
うと、開口率切り替え命令を受けた開口率切り替え部5
0は光ピックアップ2に対して、上記した2種類の開口
92、93の切り替え指示を行う。マイクロコントロー
ラ37がSD−ROM用の開口率に切り替える指示を行
うと、光ピックアップ2における上記の開口は開口92
のみの状態に切り替えられ、図8(a)に示すように、
SD−ROM用として大きい開口率をもつレーザー光が
ディスク1に照射されるように切り替えが行われる。一
方、マイクロコントローラ37がCD−ROM用の開口
率に切り替える指示を行うと、光ピックアップ2におけ
る開口は開口93がレーザー光の光路上に挿入された状
態に切り替えられ、図8(b)に示すように、CD−R
OM用として小さい開口率をもつレーザー光がディスク
1に照射されるように切り替えが行われる。
【0097】図9は本発明の第四の実施の形態によるS
D/CD−ROM再生装置において、ロ一ディングされ
たディスクがSD−ROMかCD−ROMかを判定する
処理を示したフローチャートである。ここでは、第三の
実施の形態における対物レンズ設定/切り替え(a3、
a18、a22)の部分のみを開口率の設定/切り替え
(b3、b18、b22)としたものと同一のフローと
なる。そのため第四の実施の形態では第三の実施の形態
と同様の効果が得られる。
【0098】上記の第三及び第四の実施の形態の説明で
はディスクの種類の判定処理を始めるにあたってまずキ
ャディの検出を行ったが、その検出処理は必ずしも必要
ではなく前記した仮判定からディスクの種類の判定処理
を開始するような場合にも従来の技術で行つていた不必
要な判定処理を行わずに最終的にディスクの種類を判定
するまでにかかる時間の短縮を行うことが可能であるこ
とは言うまでもない。本発明の実施の形態では、特にS
D/CD−ROM再生装置を例に挙げて説明を行つた
が、本発明は光ディスクや光カードなどの情報記録媒体
の種類の判定を必要とする全ての装置に利用可能であ
る。上記した実施の形態のような再生装置の他に、書き
込み可能な情報記録媒体に信号の記録を行う記録装置若
しくは信号の記録及び再生を行う記録再生装置、または
SD−ROMとCD−ROMとの組み合わせ以外の組み
合わせからなる相異なる複数の種類の情報記録媒体を取
り扱う装置などに本発明は利用可能である。
【0099】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0100】相異なる複数の種類の情報記録媒体(例え
ば、ディスクの種類の相異なるSDーROMとCD−R
OM)に対して少なくとも情報の再生を行う情報処理装
置において、その情報記録媒体の種類を最終的に判定す
るまでにかかる時間を従来の技術による場合よりも短縮
して、情報記録媒体の種類の判定を効率良く行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における情報記録媒
体の種類の判定処理を説明するフローチャート。
【図2】本発明の第二の実施の形態における情報記録媒
体の種類の判定処理を説明するフローチャート。
【図3】本発明の第三の実施の形態によるSD/CD−
ROM再生装置の主要な部分についてのブロック図。
【図4】本発明の第三の実施の形態における対物レンズ
の切り替えを説明するための図。
【図5】本発明の第三の実施の形態における種別仮判定
部を説明するための図。
【図6】本発明の第三の実施の形態によるディスクの種
類の判定処理を説明するフローチャート。
【図7】本発明の第四の実施の形態によるSD/CD−
ROM再生装置のメカ部についてのプロック図。
【図8】本発明の第四の実施の形態における開口率の切
り替えを説明するための図。
【図9】本発明の第四の実施の形態によるディスクの種
類の判定処理を説明するフローチャート。
【図10】従来例によるディスクの種類の判定処理を説
明するフローチャート。
【符号の説明】
1 光ROMディスク 2 光学式ピックアップ 3 対物レンズ切り替え部 6 RFシグナルプロセッサ 14 SDデータプロセッサ 22 種別仮判定部 30 SD/CD−ROMデータプロセッサ 37 マイクロコントローラ 41 CD−DAデータプロセッサ 42 SD、CD判定回路 43 仮判定用基準値設定部 50 開口率切り替え部 52 メカ部 53 サーボコントローラ a3〜a9 仮判定処理 a10Na12 SD−ROMディスク判定処理 a22〜a28 CD−ROMディスク判定処理 fl 情報処理系の設定 f2 情報記録媒体の種類を仮に判定する仮
判定処理 f3〜f8 情報記録媒体の各種類について判定を
行う本判定処理 f9 仮判定の基準となる情報の補正

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相異なる複数の種類の情報記録媒体に対
    して少なくとも情報の再生を行う複数の情報処理系を有
    する情報処理装置において、前記複数の情報処理系のう
    ち、所定の情報処理系を選択して動作可能な状態に設定
    を行う設定手段と、この設定手段によつて設定された前
    記情報処理系を用いて得た情報記録媒体からの情報に基
    づいて情報記録媒体の種類の判定を行う第一の判定手段
    と、この第一の判定手段によつて判定された情報記録媒
    体の種類について判定を行う第二の判定手段と、を具備
    することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 相異なる複数の種類の情報記録媒体に対
    して少なくとも情報の再生を行う複数の情報処理系を有
    する情報処理装置において、前記複数の情報処理系のう
    ち、所定の情報処理系を選択して動作可能な状態に設定
    を行う設定手段と、この設定手段によつて設定された前
    記情報処理系を用いて得た情報記録媒体からの情報を、
    予め設定された判定の基準となる所定の情報と比較する
    ことによつて情報記録媒体の種類の判定を行う第一の判
    定手段と、この第一の判定手段によつて判定された情報
    記録媒体の種類について情報処理装置に装着された情報
    記録媒体に対して判定を行う第二の判定手段と、第一の
    判定手段によつて判定された情報記録媒体の種類が第二
    の判定手段によつて判定された情報記録媒体の種類と不
    一致である場合、第一の判定手段によつて判定された情
    報記録媒体の種類が第二の判定手段によって判定された
    情報記録媒体の種類と一致するように、第一の判定手段
    における判定の基準となる前記所定の情報の補正を行う
    補正手段と、を具備することを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 相異なる複数の種類の情報記録媒体に対
    して少なくとも情報の再生を行う複数の情報処理系を有
    する情報処理装置において、前記複数の情報処理系のう
    ち、所定の情報処理系を選択して動作可能な状態に設定
    を行う設定手段と、この設定手段によって設定された前
    記情報処理系を用いて得た情報記録媒体からの情報に基
    づいて、前記複数の種類の情報記録媒体の各々の種類に
    ついて判定の確かさを得ることによって情報記録媒体の
    種類の判定を行う第一の判定手段と、この第一の判定手
    段によって得られた判定の確かさの高い順に、情報記録
    媒体の各々の種類について判定を行い、情報記録媒体の
    種類が特定された時点で判定を終了する第二の判定手段
    と、を具備することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 相異なる複数の種類の情報記録媒体に対
    して少なくとも情報の再生を行う複数の情報処理系を有
    する情報処理装置において、前記情報処理系は、前記情
    報処理装置に装着される情報記録媒体に対して照射する
    光を発生する光発生手段と、この光発生手段によつて発
    生した光を情報記録媒体に対して照射する光照射手段
    と、この光照射手段による光の照射によつて情報記録媒
    体から反射した光を受光する受光手段と、この受光手段
    によって受光された光の強度を電気信号の強度に変換す
    る光電変換手段と、この光電変換手段によつて変換され
    た電気信号を処理し、この電気信号から情報を抽出して
    少なくとも情報の再生を行う信号処理手段と、から成
    り、前記複数の情報処理系のうち、所定の情報処理系を
    選択して動作可能な状態に設定を行う設定手段と、この
    設定手段によって設定された情報処理系を用い、前記光
    電変換手段によつて電気信号の強度に変換された光の強
    度から情報記録媒体の反射率を測定する反射率測定手段
    と、この反射率測定手段によつて測定された反射率と予
    め設定された判定の基準となる所定の情報によつて分け
    られる反射率についての前記複数の種類の情報記録媒体
    に対応する複数の範囲とを比較し、この複数の範囲のう
    ち、測定された反射率は何れの範囲に属するかを判断す
    ることによつて情報記録媒体の種類の判定を行う判定手
    段と、を具備することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 相異なる複数の種類の情報記録媒体に対
    して少なくとも情報の再生を行う複数の情報処理系を有
    する情報処理装置において、前記情報処理系は、前記情
    報処理装置に装着される情報記録媒体に対して照射する
    光を発生する光発生手段と、この光発生手段によつて発
    生した光を情報記録媒体に対して照射する光照射手段
    と、この光照射手段による光の照射によつて情報記録媒
    体から反射した光を受光する受光手段と、この受光手段
    によつて受光された光の強度を電気信号の強度に変換す
    る光電変換手段と、この光電変換手段によつて変換され
    た電気信号を処理し、この電気信号から情報を抽出して
    少なくとも情報の再生を行う信号処理手段と、から成
    り、前記複数の情報処理系のうち、所定の情報処理系を
    選択して動作可能な状態に設定を行う設定手段と、この
    設定手段によつて設定された情報処理系を用い、前記光
    電変換手段によって電気信号の強度に変換された光の強
    度から情報記録媒体の反射率を測定する反射率測定手段
    と、この反射率測定手段によつて測定された反射率と予
    め設定された判定の基準となる所定の情報によって分け
    られる前記複数の種類の情報記録媒体の反射率に対応す
    る複数の範囲とを比較し、前記複数の種類の情報記録媒
    体の反射率のうち、測定された反射率は何れの情報記録
    媒体の反射率である確率が高いかを判断し、前記複数の
    種類の情報記録媒体の各々の種類について判定の確かさ
    を得ることによつて情報記録媒体の種類の判定を行う第
    一の判定手段と、この第一の判定手段によって得られた
    判定の確かさの高い順に、情報記録媒体に対して少なく
    とも情報の再生を行う前記情報処理系を前記設定手段に
    よって設定し、この設定された情報処理系を用いて少な
    くとも情報の再生が正常に行われるかどうかを確認する
    ことによつて情報記録媒体の各々の種類について判定を
    行い、情報記録媒体の種類が特定された時点で判定を終
    了する第二の判定手段と、第一の判定手段によつて判定
    された情報記録媒体の種類が第二の判定手段によって判
    定された情報記録媒体の種類と不一致である場合、第一
    の判定手段によって判定された情報記録媒体の種類が第
    二の判定手段によつて判定された情報記録媒体の種類と
    一致するように、第一の判定手段における判定の基準と
    なる前記所定の情報の補正を行う補正手段と、を具備す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記光照射手段が、前記複数の種類の情
    報記録媒体に対応した複数の開口率を有する光学素子を
    有することを特微とする請求項4または請求項5記載の
    情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記光学素子が、前記複数の種類の情報
    記録媒体に対応した複数の対物レンズであることを特徴
    とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記光学素子が、前記複数の種類の情報
    記録媒体に対応した複数の開口率を有する1つの対物レ
    ンズであることを特徴とする請求項6記載の情報処理装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000066842A (ja) * 1998-07-03 2000-03-03 Deutsche Thomson Brandt Gmbh マルチモ―ドデ―タ再生及び記録装置の高速スタ―トアップ法
US6879555B2 (en) 2000-04-21 2005-04-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc apparatus for discriminating type of optical disk, and method therefor
JP2006252714A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Funai Electric Co Ltd ディスク再生装置およびディスク再生方法
JP2007317258A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Kenwood Corp 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法及び光ディスク再生プログラム
JP2008097739A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Kenwood Corp ディスク再生装置、および、ディスク判別方法

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