JPH09245380A - 記憶ディスク及び記憶ディスクの受理層形成方法 - Google Patents

記憶ディスク及び記憶ディスクの受理層形成方法

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JPH09245380A
JPH09245380A JP7946996A JP7946996A JPH09245380A JP H09245380 A JPH09245380 A JP H09245380A JP 7946996 A JP7946996 A JP 7946996A JP 7946996 A JP7946996 A JP 7946996A JP H09245380 A JPH09245380 A JP H09245380A
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cdr
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Futoshi Kozutsumi
太 小堤
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TEIKOKU INK SEIZO KK
Teikoku Printing Inks Manufacturing Co Ltd
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TEIKOKU INK SEIZO KK
Teikoku Printing Inks Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンターを用いて任意の印刷が可能な記憶
ディスク及び記憶ディスクの受理層形成方法を提供す
る。 【解決手段】 プラスチック製のCDR11の表面13
に、UV硬化性モノマー及び/又はUV硬化性オリゴマ
ーと、水溶性・親水性樹脂であるポリビニルアルコール
とを含有した第3の塗工インキをスクリーン印刷する。
そして、これを紫外線により乾燥させ、CDR11の表
面13に受理層14を形成する。この受理層5は、イン
クジェット式プリンタ用の水性インキを吸収するととも
に滲みを防止する。また、紫外線硬化型の第3の塗工イ
ンキを用いて受理層14を形成するので、プラスチック
製CDR11への密着性が高まり、受理層14とCDR
11との間にアンダーコート層を設ける必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記憶媒体と
してのディスク、すなわち、CD、CDR、DVD、フ
ォトCDなどの記憶ディスク及び記憶ディスクの受理層
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカラオケ店においては、唄った歌
を、CDR(追記型コンパクトディスク)に録音する録
音装置が設置されている。
【0003】前記CDRは、薄肉円板状のプラスチック
によって形成されており、一般に販売されているCD
(コンパクトディスク)と同形状に形成されている。前
記CDRの表面には、CDR、つまり追記型コンパクト
ディスクであることを示す印刷が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記録
音装置にて録音されたCDRは、全てが同形状であると
ともに、表面には、同じ絵柄あるいは同じ文字等の印刷
が施されている。このため、自分が作成したCDRと、
他人が作成したCDRとの外見上の差別化を図ることが
できなかった。また、手持ちのCDRの枚数が増えた場
合には、各々のCDRを区別することができなくなり、
整理する際に苦労を要する。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、プリンターを用いて任意の印刷が
可能な記憶ディスク及び記憶ディスクの受理層形成方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の記憶ディスクにあっては、データを記憶するデ
ィスクの表面に、プリンターから出力されるインキを受
理して定着させる受理層を形成した。
【0007】すなわち、ディスクの表面には、インキを
受理して定着させる受理層が形成されているので、プリ
ンターによるディスク表面への印刷が可能となる。この
ため、プリンターを用いることによって、個々の記憶デ
ィスクには、各々絵柄や文字などの印刷が施される。
【0008】また、前記受理層は、UV硬化性モノマー
及び/又はUV硬化性オリゴマーを含有してなる。
【0009】すなわち、前記受理層は紫外線硬化型であ
り、前記ディスクの表面に形成させる際の乾燥時間が短
縮化される。また、紫外線硬化型の受理層を用いること
により、プラスチック製ディスクへの密着性が確保され
る。さらに、紫外線硬化型の受理層を用いることによ
り、当該受理層の耐擦過性が高められる。
【0010】あるいは、前記ディスクの表面にアンダー
コート層を形成し、該アンダーコート層上に前記受理層
を形成した。
【0011】つまり、受理層とディスクとの間には、ア
ンダーコート層が形成されているので、前記ディスクが
プラスチック製であり、このディスクに紫外線硬化型以
外の受理層を形成する場合であっても、前記受理層はデ
ィスクの表面に安定した状態で形成される。
【0012】また、前記プリンターは、インクジェット
式である。
【0013】すなわち、前記受理層は、インクジェット
式プリンターから出力されるインキを受理して定着させ
ることができるので、インクジェット式プリンターを用
いることにより、個々の記憶ディスクには各々絵柄や文
字などの印刷が施される。
【0014】また、本発明の記憶ディスクの受理層形成
方法にあっては、データを記憶するディスクの表面に、
プリンターから出力されるインキを受理して定着させる
受理層を、印刷により形成する。
【0015】すなわち、前記受理層は、印刷技術を用い
て形成されるので、正確な位置に面一に形成される。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の第1実施例を図面にした
がって説明する。図1は、記憶ディスクの一つであるC
DR1(追記型コンパクトディスク)の断面を示す模式
図であり、該CDR1は、カラオケ店において、唄った
歌を録音する際に用いられている。
【0017】このCDR1は、薄肉円板状のプラスチッ
クによって、一般に販売されているCD(コンパクトデ
ィスク)と同形状に形成されており、裏面2は、データ
を記憶する記憶面を形成している。また、前記CDR1
の表面3には、第1の工程によってアンダーコート層4
が形成されており、該アンダーコート層4上には、第2
の工程によって受理層5が形成されている。
【0018】すなわち、前記第1の工程では、CDR1
の表面3に樹脂組成物を含有した紫外線硬化型の第1の
塗工インキをスクリーン印刷した後、これを紫外線硬化
して前記アンダーコート層4を形成しており、このアン
ダーコート層4は、前記CDR1と前記受理層5との接
着力を向上させる働きをしている。そして、前記第1の
塗工インキは、次に示す成分が各々の割合で混合されて
なる。
【0019】 着色剤(体質顔料を含む)・・・・・・・ 0.0〜40.0% ビニール樹脂・・・・・・・・・・・・・ 12.0〜20.0% ウレタン系ジアクリレート・・・・・・・ 18.0〜30.0% エーテル系ジアクリレート・・・・・・・ 18.0〜30.0% ビニール系モノマー・・・・・・・・・・ 12.0〜20.0% ここで用いる第1の塗工インキは、紫外線硬化型のみな
らず、加熱乾燥型の塗工インキ、すなわち、次に示す成
分が各々の割合で混合されてなるインキをも用いること
ができる。
【0020】 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・・ 5.0〜10.0% エステル系溶剤・・・・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% 芳香族炭化水素系溶剤・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% 着色顔料(体質顔料を含む)・・・・・・ 5.0〜50.0% アクリルウレタン系樹脂・・・・・・・・ 20.0〜45.0% 添加剤・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.0〜 3.0% また、前記第2の工程では、第1の工程で形成された前
記アンダーコート層4上に、水溶性・親水性樹脂を含有
した第2の塗工インキをスクリーン印刷した後、これを
加熱乾燥させて前記受理層5を形成しており、前記第2
の塗工インキは、次に示す成分が各々の割合で混合され
てなる。
【0021】 マット剤・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% ポリビニルアルコール・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% 多価アルコール・・・・・・・・・・・・ 10.0〜20.0% 添加剤・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50.0〜70.0% これらからなる第2の塗工インキは、多価アルコールを
遅乾溶剤として用いており、水のみを溶剤として用いた
場合と比較して、乾燥速度を押えることができ、印刷の
際のスクリーン上での固化や、目詰まり等の不具合を防
止している。また、溶剤として前記多価アルコールを用
いることにより、水との混合を容易にしている。そし
て、この第2の工程においては、前記第2の塗工インキ
に、水溶性・親水性樹脂であるポリビニルアルコールを
混合するとともに、これをマトリックス樹脂化して受理
層5を形成することにより、該受理層5における水性イ
ンキ、具体的には、インクジェット式プリンタのインキ
の吸収力を向上させるとともに、インキの滲みを防止し
ている。
【0022】なお、第1及び第2の工程においては、第
1及び第2の塗工インキをスクリーン印刷した場合につ
いて説明したが、例えば、ロールコーター、あるいは、
ナイフコーターなどによって、第1及び第2の塗工イン
キを塗工する印刷方法により行っても良い。また、第2
の塗工インキにおいては、多価アルコールを遅乾溶剤と
して用いたが、この他にエーテル、エステル類を用いて
も良い。
【0023】また、前記紫外線硬化型の第1の塗工イン
キにおいては、紫外線硬化型の樹脂組成物としてビニー
ル系モノマー、ウレタン系ジアクリレート、エーテル系
ジアクリレートを使用したが、これらの他、紫外線硬化
性反応基を有する樹脂等、前記CDR1と前記受理層5
との接着力を向上させる働きを有したものであれば良
い。そして、加熱乾燥型の第1の塗工インキにおいて、
加熱乾燥型の樹脂組成物としてアクリルウレタン系樹脂
を用いた場合について説明したが、他のポリ塩化ビニル
系樹脂や、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ジアセテート系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂等、前述と同様に前記CD
R1と前記受理層5との接着力を向上させる働きを有し
たものであれば良い。
【0024】さらに、前記第2の塗工インキでは、水溶
性・親水性樹脂としてポリビニルアルコールを用いた場
合を例に挙げて説明したが、例えば、カゼイン、澱粉等
の天然樹脂やカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルイ
ミダゾール、ポリエチレンオキサイド、ポリアミド等の
合成樹脂を使用しても良い。
【0025】また、前記第2の工程においては、第2の
塗工インキに水溶性・親水性樹脂を混合させて前記受理
層5を形成したが、第2の塗工インキに親水性体質顔
料、具体的には、合成シリカ粉末、軽質炭酸カルシウ
ム、アルミナシリケート、天然または合成ゼオライト、
カオリンクレー、ケイソウ土、二酸化チタン、水酸化ア
ルミニウム等を混合して前記受理層5を形成しても良
く、この場合においては、カラーインキを用いて受理層
5に印刷を施した際に、カラーインキの発色性を向上さ
せることができる。
【0026】以上の構成からなる本実施例において、前
記CDR1は、プラスチックによって形成されており、
このCDR1の表面3に、水溶性・親水性樹脂を含有し
た第2の塗工インキを直接印刷して前記受理層5を形成
することは難しい。しかし、本実施例にかかるCDR1
にあっては、CDR1の表面3に、樹脂組成物を含有し
た第1の塗工インキを印刷してアンダーコート層4を形
成した後、このアンダーコート層4上に前記受理層5を
形成しているので、受理層5をCDR1に安定した状態
で形成することができるとともに、この受理層5のCD
R1への密着性を高めることができる。
【0027】また、CDR1に、インキを受理して定着
させる受理層5を形成したことにより、図2に示すよう
に、プリンターを使用して、CDR1に文字6や絵柄
7,8を印刷することができる。このため、各々のCD
R1ごとに、任意の絵柄7,8や任意の文字6などを印
刷することにより、同形状のCDR1同士であっても、
表面の印刷の違いによる外見上の区別化を図ることがで
きる。よって、多くの人が集まるカラオケ店にて、CD
R1を作成した場合であっても、自分が作成したCDR
と、他人が作成したCDRとの差別化を図ることができ
る。また、手持ちのCDR1の枚数が増えた場合であっ
ても、録音日や曲名などをCDR1に印刷しておくこと
により、各々のCDR1を区別することができ、これに
より、CDR1の整理が容易となる。
【0028】一方、前記アンダーコート4及び前記受理
層5は、印刷技術を用いて形成されており、所定の位置
に正確にかつ、面一に形成されている。このため、プリ
ンターによる印刷に適した凹凸の無い受理層5を、正確
な位置に形成することができる。そして、この受理層5
は、水性インキ、すなわち、インクジェット式プリンタ
ーから出力されるインキをも、受理して定着させること
ができるので、前記文字6や絵柄7,8を、インクジェ
ット式プリンターによって印刷することができる。特
に、インクジェット式プリンターによって印刷する際に
は、インキを印刷面に噴出させて印刷を行うため、噴出
ヘッドと印刷面との距離を一定に保つ必要がある。この
ような条件においても、前記受理層5は、前述したよう
に、面一に形成されていることから、インクジェット式
プリンターによる印刷に優れている。
【0029】そして、インクジェット式プリンターを用
いて印刷することができるので、低コストにてカラー印
刷をすることができ、印刷された色によるCDR1の分
類が可能となる。このため、文字6または絵柄7,8の
みによって、他との差別化を図る場合と比較して、情報
量が大幅に増加するとともに、外観品質の向上化を図る
ことができる。
【0030】なお、インクジェット式プリンターは、イ
ンキを噴出させて印刷するので印刷用ヘッドが印刷面に
接触することがなく、また、インキを定着させるために
印刷物を加熱する事も無いので、データを記憶した熱に
弱いプラスチック製のCDR1への印刷に適しており、
CDR1への印刷をインクジェット式プリンターにて行
うことが望ましい。
【0031】(第2実施例)図3は、第2実施例を示す
ものであり、記憶ディスクの1つであるCDR11(追
記型コンパクトディスク)断面の模式図が示されてい
る。
【0032】このCDR11は、第1実施例のCDR1
と同様に、薄肉円板状のプラスチックによって形成され
ており、裏面12は、データを記憶する記憶面を形成し
ている。また、前記CDR11の表面13には受理層1
4が形成されている。
【0033】該受理層14は、CDR11の表面13
に、第3の塗工インキを直接スクリーン印刷した後、こ
れを乾燥させて形成されており、前記第3の塗工インキ
は、第1実施例における第2の塗工インキに、UV硬化
性モノマー及び/又はUV硬化性オリゴマーを混合して
なる。すなわち、前記第3の塗工インキは、水溶性・親
水性樹脂であるポリビニルアルコールの他に、UV硬化
性モノマー及び/又はオリゴマーを含有してなり、これ
らUV硬化性モノマー及び/又はオリゴマーは、前記ポ
リビニルアルコールを1としたとき、1〜10の割合で
混合されている。つまり、ポリビニルアルコールを
(A)、UV硬化性モノマー及び/又はオリゴマーを
(B)としたとき、 (A):(B)=1:1〜10 となるように構成されている。
【0034】そして、水溶性・親水性樹脂であるポリビ
ニルアルコールと、UV硬化性モノマー及び/又はオリ
ゴマーとを含有した第3の塗工インキを、マトリックス
樹脂化して受理層14を形成することにより、該受理層
14における水性インキ、具体的には、インクジェット
式プリンタのインキの吸収力を向上させるとともに、イ
ンキの滲みを防止している。
【0035】以上の構成からなる本実施例において、C
DR11には、インキを受理して定着させる受理層14
が形成されているので、第1実施例と同様に、プリンタ
ーを使用して、CDR11に、文字や絵柄を印刷するこ
とができる。このため、各々のCDR11ごとに、別の
絵柄や文字などを印刷することにより、同形状のCDR
11同士であっても、表面の印刷の違いによる区別化を
図ることができる。
【0036】また、前記受理層14は、印刷技術を用い
て、正確な位置に面一に形成されているので、プリンタ
ーによる印刷に適している。そして、この受理層5は、
水性インキ、すなわち、インクジェット式プリンターか
ら出力されるインキをも、受理して定着させることがで
きるので、インクジェット式プリンターを用いることに
より、低コストにてカラー印刷をすることができる。
【0037】これらに加えて、本実施例のCDR11に
おける前記受理層14は、UV硬化性モノマー及び/又
はUV硬化性オリゴマーを含有した第3の塗工インキに
より形成されているので、第3の塗工インキを乾燥する
際に、紫外線を当てることにより、乾燥時間の短縮化を
図ることができる。これにより、前記CDR11の生産
効率が向上する。
【0038】また、紫外線硬化型の第3の塗工インキを
用いて受理層14を形成することにより、紫外線硬化型
以外の塗工インキを用いて受理層14を形成した場合と
比較して、受理層14のプラスチック製CDR11への
密着性を容易に高めることができる。このため、第1実
施例で示したように、受理層14とCDR11との間
に、予めアンダーコート層を設ける必要がなくなる。
【0039】さらに、紫外線硬化型の受理層14を用い
ることにより、当該受理層14の耐擦過性を高めること
ができるので、受理層14の表面を保護するための表面
保護層を設ける必要もなくなる。このように、生産効率
を高めるとともに、前記アンダーコート層や前記表面保
護層を削減することにより、トータル的な生産コストを
押えることができる。
【0040】なお、第1及び第2実施例にあっては、イ
ンクジェット式プリンターを用いてCDR1,11に文
字6や絵柄7を印刷した場合についてのみ説明したが、
これに限定されるものではなく、例えば、熱転写型のプ
リンターによって前記文字6や絵柄7などを印刷しても
良い。
【0041】また、第1及び第2実施例においては、光
ディスクであるCDR1,11に受理層5,14を形成
した場合を例に挙げて説明したが、例えば、フォトC
D、DVD、MO、PDなどのパーソナルユース用の記
憶ディスクに受理層5,14を形成しても良く、特に、
フォトCD、DVDなど画像を記憶する記憶ディスクに
あっては、記憶された画像の一部を、記憶ディスクの表
面にカラー印刷することによって、記憶ディスクの内容
の把握が一目瞭然となる。
【0042】さらに、記憶データの書き換えができない
CDの任意の部位に、前記受理層5,14を形成した場
合には、この部位に、CDの購入日、整理番号、コメン
ト等の情報を付加することができ、パーソナルユースに
適した記憶ディスクとなり得る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記憶ディ
スクにあっては、プリンターによるディスク表面への印
刷が可能となるので、プリンターを用いることによっ
て、個々の記憶ディスクに、各々絵柄や文字等、任意の
印刷を施すことができる。このため、同形状の記憶ディ
スク同士であっても、表面の印刷の違いによる外見上の
区別化を図ることができる。よって、多くの人が集まる
カラオケ店にて、記憶ディスクとしてのCDRを作成し
た場合であっても、自分が作成したCDRと、他人が作
成したCDRとの差別化を図ることができる。また、手
持ちのCDRの枚数が増えた場合であっても、CDRを
作成した日付や曲名などをディスクの表面に印刷してお
くことにより、各々のCDRを区別することができ、こ
れにより、CDRの整理が容易となる。
【0044】また、前記受理層を、UV硬化性モノマー
及び/又はUV硬化性オリゴマーを含有した紫外線硬化
型にすることにより、受理層を形成する際の乾燥時間の
短縮化を図ることができるので、記憶ディスクの生産効
率が向上する。そして、紫外線硬化型の受理層を用いる
ことにより、紫外線硬化型以外の受理層を形成した場合
と比較して、プラスチック製ディスクへの密着性を容易
に高めることができる。このため、受理層とディスクと
の間に、予めアンダーコート層を設ける必要がなくな
る。また、紫外線硬化型の受理層を用いることにより、
耐擦過性を高めることができるので、受理層表面を保護
するための表面保護層を設ける必要もなくなる。このよ
うに、生産効率を高めるとともに、前記アンダーコート
や表面保護層を削減することにより、トータル的な生産
コストを押えることができる。
【0045】さらに、前記ディスクの表面にアンダーコ
ート層を形成し、該アンダーコート層上に前記受理層を
形成したものに関しては、該受理層のプラスチック製デ
ィスクへの密着性を高めることができる。
【0046】加えて、インクジェット式プリンターから
出力されるインキを受理して定着させる受理層が形成さ
れた記憶ディスクにおいては、インクジェット式プリン
ターを用いて、記憶ディスクの表面に絵柄や文字などの
印刷を施すことができるので、低コストにてカラー印刷
を行うことができる。したがって、印刷された色による
分類が可能となり、文字または絵柄のみによって他との
差別化を図る場合と比較して、情報量が大幅に増加する
とともに、外観品質の向上化を図ることができる。
【0047】また、本発明の記憶ディスクの受理層形成
方法にあっては、インキを受理して定着させる受理層を
印刷技術を用いて形成するため、前記受理層を正確な位
置に、かつ面一に形成することができる。したがって、
前述した様に、プリンターを用いることによって、個々
の記憶ディスクに、各々絵柄や文字等、任意の印刷を施
すことができる。また、前記受理層を正確な位置に形成
することができ、なおかつ面一の受理層を形成すること
ができるので、プリンターによる印刷に適した記憶ディ
スクの受理層となり得る。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す模式断面図である。
【図2】同実施例の使用形態を示す平面図である。
【図3】第2実施例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 CDR(追記型コンパクトディスク) 3 表面 4 アンダーコート層 5 受理層 6 文字 7 絵柄 8 絵柄 11 CDR(追記型コンパクトディスク) 13 表面 14 受理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/00 PPC C09D 11/00 // C09D 11/00 B41J 3/04 101Y

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するディスクの表面に、プ
    リンターから出力されるインキを受理して定着させる受
    理層を形成したことを特徴とする記憶ディスク。
  2. 【請求項2】 前記受理層は、UV硬化性モノマー及び
    /又はUV硬化性オリゴマーを含有してなることを特徴
    とする請求項1記載の記憶ディスク。
  3. 【請求項3】 前記ディスクの表面にアンダーコート層
    を形成し、該アンダーコート層上に前記受理層を形成し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の記憶ディス
    ク。
  4. 【請求項4】 前記プリンターは、インクジェット式で
    あることを特徴とする請求項1、2又は3記載の記憶デ
    ィスク。
  5. 【請求項5】 データを記憶するディスクの表面に、プ
    リンターから出力されるインキを受理して定着させる受
    理層を、印刷により形成することを特徴とした記憶ディ
    スクの受理層形成方法。
JP7946996A 1996-03-07 1996-03-07 記憶ディスク及び記憶ディスクの受理層形成方法 Pending JPH09245380A (ja)

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WO1999016835A1 (fr) * 1997-09-27 1999-04-08 Tdk Corporation Composition d'enduisage et supports d'enregistrement optique
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