JP3844884B2 - 光情報記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光を用いて情報の再生、又は記録及び再生を行うことができる、貼り合わせタイプの光情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
文字情報、画像情報、音声情報等を大量に記録・再生する高密度光情報記録媒体(DVD)、また一回限りの情報の記録が可能な追記型のDVD(DVD−R)に対する要請は増大しつつある。光情報記録媒体の高密度化は光記録ディスクの最短ピット及びトラックピッチを光ディスク(CD)の半分以下にしたりする等の他、光ディスクを2層に貼り合わせることが採用されている。
このような貼り合わせタイプのDVDは、光ディスクと同じ層構成(基板、記録層、反射層、保護層等)を有するディスクを、保護層の面同士で接着させた構造を有している。ただし、貼り合わせるディスクの基板の厚みを光ディスクの基板の半分とし(通常0.6mm)、2枚貼り合わせたもの(DVD)の厚みが、光ディスクとほぼ同じになるようにさせている。また、2つのディスクのうち、1つは記録層を設けない場合が多い。
【0003】
このDVDの記録面の反対側の基板の表面には、通常予め印刷が施されるか、あるいは何も印刷をせずユーザーが光情報記録媒体にタイトルを付したり、分類・インデキシング等のための処理を行う。また、DVDの予め印刷が施された面に重ねてこのような処理を行うこともある。DVDの内容を書き込んだラベルを表面に貼りつける方法が最も簡単な処理方法であるが、高速回転するDVD表面にラベルを貼ると、偏芯を起こすので、忠実な書き込みや読み取りができなくなる。もう1つの方法はDVDの書き込みまたは読み取り用の光が入射する側とは反対側の表面に印刷や筆記を行うことである。ところが、この反対側の表面は基板の表面となっており、そして、基板は通常ポリカーボネート樹脂やポリアクリレート樹脂等を用いるため疎水性が高く、インクジェットプリンター等で用いる水性インクや筆記具等のインクを受けつけがたい。したがって、これらのインクを手などでこすると容易に剥がれ落ちてしまう。
ところで、パソコンの普及に伴って、プリンターとして水性インクを用いるインクジェットプリンターが一般的になりつつあり、DVDへのタイトル書き込みもインクジェット方式で行う要求が高まりつつある。特開平6−60432号公報には、CDの保護層の表面に水性印刷用インクが定着可能な、親水性表面を形成するために、親水性樹脂、例えばポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルホルマール等の溶液を保護層の上に塗布することが記載されているが、DVDのような2枚の光ディスクを貼り合わせ、記録面(記録・再生光が入射する面)の反対側の基板表面に水性インクを受理可能にすることは未だ試みられていない。
また、基板に親水性樹脂を被覆する場合、これをスクリーン印刷により行おうとすると、基板の中心円孔の周縁部にあるリング状突起(スタックリング)にスクリーン印刷版が押圧されるため、スクリーン印刷版が破損するに至る印刷回数が、スタックリング等の突起が無い場合に比較してより少なく、スクリーン版の破れやマスクテープの剥がれ等による早期破損の問題(耐刷性)があることが判明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、その第一の目的は、光情報記録媒体の書き込みまたは読み取り用の光が入射する側とは反対側のディスクの基板表面を、水性インク受理可能層とすることにより、基板表面の印刷性及び筆記性を向上させることにある。また本発明の第二の目的は、水性インク受理可能層と基板との密着性を改善することにより、光情報記録媒体の保存性を向上させると共に、該水性インク受理可能層をスクリーン印刷法により形成する場合に、スタックリングによるスクリーン印刷版の破れやマスクテープの剥がれ等による早期破損を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、以下の光情報記録媒体を提供することにより解決される。
(1)円盤状基板の上に1以上の層を積層した2枚のディスクを、各円盤状基板の非積層面が両外表面となるように貼り合わせた光情報記録媒体であって、少なくとも1枚のディスクの円盤状基板の内方に記録層が設けられ、かつ、書き込みまたは読み取り用の光が入射する側とは反対側に位置するディスクの円盤状基板の外表面に被膜形成性樹脂と吸水性微粒子からなる水性インク受理可能層が設けられ、水性インク受理可能層と円盤状基板の間に、水性インク受理可能層と円盤状基板の間の密着性を改良するための厚さ7〜20μmの下塗層が設けられた光情報記録媒体。
(2)前記被膜形成性樹脂が、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする上記(1)に記載の光情報記録媒体。
(3)前記記録層が色素記録層であることを特徴とする、上記(1)に記載の光情報記録媒体。
(4)前記下塗層が、水性インク受理可能層を構成する被膜形成性樹脂と相溶性の樹脂からなることを特徴とする、上記1ないし3のいずれか1に記載の光情報記録媒体。
(5)前記下塗層が、紫外線硬化樹脂からなることを特徴とする、上記1ないし4のいずれか1に記載の光情報記録媒体。
(6)前記水性インク受理可能層および前記下塗層の少なくとも一方が、着色剤を含有することを特徴とする、上記1ないし5のいずれか1に記載の光情報記録媒体。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の光情報記録媒体は、光ディスクを2枚貼り合わせた構造を有する。各ディスクは、円盤状基板に1つ以上の層、例えば記録層、光反射層、及び保護層等をこの順に積層したディスクであり、少なくとも1つのディスクは記録層を有する構造となっている。前記の円盤状基板、記録層、光反射層、及び保護層等は、通常の光ディスクと同様の材料が用いられる。光ディスクとしては、追記型光ディスク(CD−R)、光磁気記録媒体(MO)、相変化型媒体(PD)等を用いることができる。
以下、本発明では追記型光ディスク(CD−R)を例にとって具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0007】
円盤状基板は、従来の光情報記録媒体の基板として用いられている各種の材料から任意に選択することができる。基板材料としては、例えばガラス、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスポリオレフィンおよびポリエステルなどを挙げることができる。上記のものは、所望により併用してもよい。上記材料の中では、耐湿性、寸法安定性および価格などの点からポリカーボネートが好ましい。
【0008】
記録層が設けられる側のディスクの基板表面には、平面性の改善、接着力の向上および記録層の変質防止の目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材料としては例えば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸−メタクリル酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアクリルアミド、スチレン−ビニルトルエン共重合体、クロルスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の高分子物質、およびシランカップリング剤などの表面改質剤を挙げることができる。下塗層は、上記物質を適当な溶剤に溶解または分散して塗布液を調製した後、この塗布液をスピンコート、ディップコート、エクストルージョンコートなどの塗布法を利用して基板表面に塗布することにより形成することができる。下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの範囲にあり、好ましくは0.01〜10μmの範囲である。
【0009】
基板(または下塗層)上には、トラッキング用溝またはアドレス信号等の情報を表わす凹凸(プレグルーブ)が形成されていることが好ましい。このプレグルーブは、ポリカーボネートなどの樹脂材料を射出成形あるいは押出成形する際に直接基板上に形成されることが好ましい。
【0010】
また、プレグルーブの形成を、プレグルーブ層を設けることにより行ってもよい。プレグルーブ層の材料としては、アクリル酸のモノエステル、ジエステル、トリエステルおよびテトラエステルのうちの少なくとも一種のモノマー(またはオリゴマー)と光重合開始剤との混合物を用いることができる。プレグルーブ層の形成は、例えば、まず精密に作られた母型(スタンパ)上に上記のアクリル酸エステルおよび重合開始剤からなる混合液を塗布し、更にこの塗布液層上に基板を載せたのち、基板または母型を介して紫外線を照射することにより塗布層を硬化させて基板と塗布層とを固着させる。次いで、基板を母型から剥離することにより得ることができる。プレグルーブ層の層厚は一般に、0.05〜100μmの範囲にあり、好ましくは0.1〜50μmの範囲である。
【0011】
プレグルーブの深さは0.01〜0.3μmの範囲にあることが好ましく、またその半値幅は、0.2〜0.9μmの範囲にあることが好ましい。またプレグルーブの深さを0.13〜0.25μmの範囲にすることにより反射率を殆ど低下させることなく感度を向上させることができ、特に好ましい。従って、このような光ディスク(深いプレグルーブの基板に色素記録層および光反射層が形成された光ディスク)は、高い感度を有することから、低いレーザーパワーでも記録が可能となり、これにより安価な半導体レーザの使用が可能となる、あるいは半導体レーザの使用寿命を延ばすことができる等の利点を有する。
【0012】
追記可能な光情報記録媒体の場合には、プレグルーブが形成された基板上には記録層として主に色素記録層が設けられる。本発明においては色素として公知のものが特に制限なく使用でき、例えば、シアニン系色素、フタロシアニン系色素、ピリリウム・チオピリリウム系色素、アズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、Ni、Crなどの金属錯塩系色素、ナフトキノン系・アントラキノン系色素、インドフェノール系色素、インドアニリン系色素、トリフェニルメタン系色素、トリアリルメタン系色素、アルミニウム系・ジインモニウム系色素、ニトロソ化合物などが挙げられる。
【0013】
色素記録層の形成は、前述した色素のほか、必要により褪色防止剤、結合剤、酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、及び潤滑剤など各種の添加剤を溶剤に溶解して塗布液を調製し、次いでこの塗布液を基板表面に塗布して塗膜を形成したのち乾燥することにより行なうことができる。なお、色素、褪色防止剤等を溶剤に溶解させる際、溶解を完全にするために、超音波処理分散を行うことが好ましい。色素層塗布液の溶剤の例としては、酢酸ブチル、セロソルブアセテートなどのエステル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトンなどのケトン、ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、クロロホルムなどの塩素化炭化水素、ジメチルホルムアミドなどのアミド、シクロヘキサンなどの炭化水素、テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジオキサンなどのエーテル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、ジアセトンアルコールなどのアルコール、2,2,3,3−テトラフロロプロパノールなどのフッ素系溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコールエーテル類などを挙げることができる。上記溶剤は使用する色素の溶解性を考慮して単独または二種以上を適宜併用することができる。
【0014】
結合剤の例としては、例えば、ゼラチン、セルロース誘導体、デキストラン、ロジン、ゴムなどの天然有機高分子物質、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリビニルアルコール、塩素化ポリエチレン、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、ゴム誘導体、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂等の合成有機高分子を挙げることができる。色素記録層の材料として結合剤を併用する場合に、結合剤の使用量は、色素100重量部に対して0.2〜20重量部、好ましくは、0.5〜10重量部、更に好ましくは1〜5重量部である。
【0015】
このようにして調製される塗布液中の色素の濃度は一般に0.01〜10重量%の範囲にあり、好ましくは0.1〜5重量%の範囲にある。
【0016】
塗布方法としては、スプレー法、スピンコート法、ディップ法、ロールコート法、ブレードコート法、ドクターロール法、スクリーン印刷法などを挙げることができる。好ましくは、色素膜厚の周内変動を小さくし、均一に成膜できる点から、スピンコート法が用いられる。色素記録層は単層でも重層でもよい。色素記録層の層厚は一般に20〜500nmの範囲にあり、好ましくは50〜300nmの範囲にある。また、色素記録層は基板の片面のみならず両面に設けられていてもよい。
【0017】
上記色素記録層の上には、特に情報の再生時における反射率の向上の目的で、光反射層が設けられる。光反射層の材料である光反射性物質はレーザ光に対する反射率が高い物質であり、その例としては、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及び半金属あるいはステンレス鋼を挙げることができる。これらのうちで好ましいものは、Cr、Ni、Pt、Cu、Ag、Au、Alおよびステンレス鋼である。これらの物質は単独で用いてもよいし、あるいは二種以上の組合せで、または合金として用いてもよい。光反射率の点からはAu、AgまたはAuとAgとの合金、或いはAu又はAgとPt、Cu、及びAlから選ばれる少なくとも一種の金属を含む合金が好ましい。合金成分としてのAu、Ag、Pt、Cu、及びAlの含有量は40重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは20重量%以下である。
光反射層は、例えば、上記光反射性物質を真空蒸着、スパッタリングまたはイオンプレーティングすることにより色素記録層の上に形成することができる。光反射層の層厚は、一般的には10〜800nmの範囲にあり、好ましくは20〜500nmの範囲、更に好ましくは50〜300nmの範囲である。
【0018】
光反射層の上には、色素記録層などを物理的および化学的に保護する目的で保護層を設けることが好ましい。この保護層は、基板の色素記録層が設けられていない側にも耐傷性、耐湿性を高める目的で設けることもできる。保護層に用いられる材料の例としては、SiO、SiO2 、MgF2 、SnO2 、Si3 N4 等の無機物質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線(UV)硬化性樹脂等の有機物質を挙げることができる。この中でも硬化性(即効、遅効)や粘度の制御の容易さ、必ずしも溶剤を必要としない点、コスト低減の点等からみて紫外線硬化性樹脂が好ましい。
紫外線硬化性樹脂としてはポリアクリレート系、ポリエステル系、ポリウレタン系等の樹脂が挙げられ、この中でもポリアクリレート系樹脂が好ましい。
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の場合には、これらを適当な溶剤に溶解して塗布液を調製したのち、この塗布液を塗布し、乾燥することによっても形成することができる。UV硬化性樹脂の場合には、溶剤を使用することなくそのままもしくは適当な溶剤に溶解して塗布液を調製したのちこの塗布液を塗布し、UV光を照射して硬化させることによっても形成することができる。これらの塗布液中には、更に帯電防止剤、酸化防止剤、UV吸収剤等の各種添加剤を目的に応じて添加してもよい。
保護層の層厚は一般には0.1〜100μmの範囲にある。
本発明における保護層は、スクリ−ン印刷法、スピンコート法等によって形成される。
【0019】
上記のような構成を有する2枚のディスク(ただし、少なくとも1枚は色素記録層を有している。)を保護層が内側となるように2枚重ね、接着剤等を用いて貼り合わせる。
接着剤は、特に公知の接着剤を制限なく使用することができるが、中でも無溶剤タイプの紫外線硬化性接着剤が好ましく用いられる。
紫外線硬化性接着剤としてはポリエーテル、ポリエステル、エポキシ、ウレタン等のアクリレートのオリゴマーを主成分として、それに光重合開始剤と光増感剤とを添加したもの等を用いることができ、中でも遅効性のエポキシ樹脂系接着剤が好ましく用いられる。
接着剤の塗布は適宜の方法を使用することができるが、スクリーン印刷法を用いることが好ましい。
【0020】
次に、本発明の水性インク受理可能層について説明する。本発明の水性インク受理可能層は被膜形成性樹脂と吸水性微粒子からなり、水性インクを受容しうるに十分な親水性を与える層であれば特に制限はない。
本発明において、水性インク受理可能層は、水との接触角が40〜90度、好ましくは、50〜87度、特に、60〜85度の範囲にあることが好ましい。水との接触角をこのような特定の範囲に設定することにより、水性インクが表面になじみ易くなり、色ムラなどが生じない良好な印刷適性を持つ表面が得られる。また、水との接触角が上記のような範囲にある水性インク受理可能層は油性のインクや筆記具をも受容するものである。
本発明においては、被膜形成性樹脂としては紫外線硬化樹脂であることが好ましいが、吸水性微粒子を層中に均一に分散保持し得る被膜形成性樹脂であればそれに限定されるものではない。このような被膜形成性樹脂としては、紫外線硬化樹脂の他各種の熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ニトロセルロース等の繊維素系樹脂、アクリル系樹脂等が挙げられる。
このような特性を持つ水性インク受理可能層は、例えば、以下の方法で形成することができる。
【0021】
吸水性微粒子は、水分を吸収し得る粒子であれば特に制限はないが、吸水性の材料を微粉末状に加工したものであることが好ましい。このような吸水性微粒子の例としては、グルコースのような単糖類、ショ糖や麦芽糖のような二糖類、及びセルロースやデンプンのような多糖類;硫酸セルロース及び燐酸セルロースなどの無機セルロースエステル、蟻酸セルロース及び酢酸セルロースなどの有機セルロースエステル、そしてカルボキシメチルセルロースナトリウム及びヒドロキシエチルセルロースなどのセルロースエーテルなどのセルロース誘導体;そして天然ポリペプチド及びタンパク質等の天然高分子の微粒子、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アクリル系ポリマー等の水溶性合成樹脂の微粒子、吸水性のポリマーの微粒子をを挙げることができる。これらの中では、酢酸セルロース又はタンパク質が好ましい。特に好ましいものは、タンパク質である。
【0022】
吸水性微粒子は、水性インク受理可能層中に含有させた場合に、その表面に突出しないような大きさであることが好ましい。具体的には、吸水性微粒子の平均粒子径は1〜8μm(更に好ましくは、3〜8μm)の範囲にあることが好ましい。また、吸水性微粒子の平均粒子径と水性インク受理可能層との層厚との比は、1/5〜1/2、好ましくは、1/4〜1/2、特に1/4〜1/2.5の範囲にあることが好ましい。
【0023】
水性インク受理可能層の結合剤として紫外線硬化性樹脂を用いることにより、水性インク受理可能層を容易に形成でき、製造上有利である。紫外線硬化性樹脂は、一般には分子中に一つ以上の反応性アクリル基やビニル基を持つ重合性化合物のモノマー又はオリゴマー、あるいはこれらの混合物、反応開始剤及び反応触媒からなり、従来から紫外線硬化性樹脂として知られているものから選択して使用することができる。なお、製品の変形などが伴わないように硬化収縮率の小さいものが選ばれる。
例えば、単官能モノマーとしては、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、ジシクロペンチルオキシ(メタ)アクリレート、フェニルカルビトール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリーレート、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイルモルホリン、ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリドンを挙げることができる。
多官モノマーとしては、ポリオールポリ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(トリ)(メタ)アクリレート、N,N’−メチレンビスア(メタ)クリルアミド、ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミドなどを挙げることができる。好ましいものとしては、アクリルアミド基、ビニルアミノ基、又は水酸基、カルボキシル基、アミノ基、ケトン基、スルホ基などの極性基を有する単官能又は多官能モノマー又はオリゴマーを挙げることができる。極性基を有する多官能モノマー又はオリゴマーからは、より親水性の高い層を形成することが可能であり、本発明の水性インク受理可能層を形成するのに好ましい。
【0024】
光重合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテルなどのベンゾイン又はそのエーテル、ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合物、ベンジル、ベンジルメチルケタール、ベンジルエチルケタールなどのベンジル系化合物、1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロパンなどのヒドロキシアルキルフェニルケトン系化合物などを挙げることができる。
【0025】
水性インク受理可能層は、必要により有機溶剤などを用いて上記の紫外線硬化性樹脂と吸水性微粒子とを混合分散し、水性インク受理可能層形成用塗布液を調製した後、これを書き込みまたは読み取り用の光が入射する側とは反対側のディスクの基板上に塗布することにより、形成することができる。塗布方法は、特に限定されないが、スクリーン印刷による方法が有利である。水性インク受理可能層は、吸水性微粒子と紫外線硬化樹脂とが30:70〜80:20の重量比で形成されていることが好ましい。吸水性微粒子の含有率が前記比率より小さいと、吸水性が低下するため水性インクののりが悪くなり、また前記比率より大きいとインク受理可能層の機械的強度が低下しやすく好ましくない。吸水性微粒子と紫外線硬化樹脂の比率は、好ましくは、35:65〜70:30である。
水性インク受理可能層の層厚は、3〜30μm、好ましくは、5〜20μm、特に好ましくは8〜15μmの範囲にあることが好ましい。層厚が5μmより小さいと水性インク吸収性が悪くなり、また30μmより大きいとディスクが反りやすくなるので、前記の範囲が望ましい。
【0026】
本発明において、水性インク受理可能層と基板との密着性を高めるための下塗層を、1層以上水性インク受理可能層と基板との間に設けることが好ましい。また、このような下塗層を設けることにより、密着性が高められる他、スタックリングによるスクリーン印刷版の破れやマスクテープの剥がれ等を防止し工程適性を改善することができる。水性インク受理可能層として、吸水性微粒子を混入させた紫外線硬化樹脂を用いた場合、その吸水性微粒子の微粒子が存在することによって、若干基板との接着性が低下することがあるが、基板と水性インク受理可能層の層の間にこのような下塗層を設けることにより、十分な接着性を確保することができる。
下塗層を構成する樹脂としては、水性インク受理可能層を形成するのに用いられる被膜形成性樹脂と相溶性を有する樹脂を用いることが好ましく、特に水性インク受理可能層に紫外線硬化樹脂を用いる場合、その紫外線硬化樹脂と同様のもの、より好ましくは同じ紫外線硬化樹脂が使用される。
下塗層は、スクリーン印刷法、スピンコート法等により形成することができるが、層形成が容易であること、低コストであること等によりスピンコート法で行うことが好ましい。
前記の下塗層は、基板の中心円孔の周縁部のリング状突起(スタックリング)の高さの少なくとも20分の1以上の厚さになるように層形成をすると、前記の効果を得ることができる。リング状突起は通常断面形状が台形であり、例えばその頂点から円盤状基板までの高さが180μmの場合、水性インク受理可能層と円盤状基板の間の密着性を改良するための下塗層の厚さを9μmとした場合でも十分な効果が得られる。また前記下塗層の厚さが、リング状突起の高さの10分の1以上の厚さに形成することが好ましく、また、前記リング状突起の高さ以下であることが好ましい。
例えば、リング状突起の高さが180μmの場合、前記下塗層は、3〜200μm、好ましくは5〜100μm、特に好ましくは7〜20μmの厚さに被覆される。3μmより薄い膜を形成するのは困難であり、また上記工程適性を改善する作用が得られず、また200μmより厚いとディスクが反りやすくなるので、前記の範囲が望ましい。
また、下塗層に紫外線硬化樹脂を用いる場合、完全に硬化しない状態で、水性インク受理可能層を形成することが、両層の密着性を高める上で好ましい。また、下塗層はディスクを貼り合わせる前に形成してもよいし、貼り合わせた後に形成してもよい。
【0027】
また、水性インク受理可能層と基板との密着性を高めるために、この他に、基板の表面に密着性促進処理を施すことも可能である。このような処理としては、紫外線照射処理、コロナ放電処理、電子線照射処理等の高エネルギー線照射処理である。
【0028】
また、前記の水性インク受理可能層と円盤状基板の間の密着性を改良するための下塗層に、着色剤を含有させることが可能である。このように下塗層を着色することにより、審美性や意匠的効果を向上させ、色分けによる分類・インデキシング等の機能を付与することができる。また、ディスク同士を貼り合わせている接着層の劣化を防ぐことも可能である。下塗層を着色するためには、下塗層のための塗布液に、顔料、染料等が適宜混合される。顔料、染料としては、有彩色のものに限らず無彩色のものも使用できる。本発明において使用される顔料及び染料としては、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、コバルトブルー、紺青、群青等の無機顔料、アゾ系顔料、フタロシアニン、アントラキノン、ぺリレン、チオインジゴ、キナクリドン、ジオキサジン、イソインドリノン、キノフタロン等の有機顔料、アゾ、アントラキノン、フタロシアニン、インジゴイド、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、アクリジン、キノリン、チアゾール、オキサジン、チアジンなどの染料が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0029】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
参考例
射出成形機(住友重機械工業(株)製)を用いて、ポリカーボネート樹脂から、スパイラル状のグループ(深さ156nm、幅290nm、トラックピッチ0.74μm)を有する、厚さ0.6mm、直径120mmの基板を成形した。
以下の化学式で示される色素2.0gを、2,2,3,3−テトラフルオロペンタノール100mlに溶解した塗布液を調製し、この塗布液を、上記基板のグルーブが形成された面上に、スピンコート法により塗布・乾燥し、色素層を形成した。このときの色素層の膜厚は100nmであった。
【0030】
色素
【化1】
【0031】
次に、前記の基板の色素塗布面の上に銀をスパッタリングして、膜厚約150nmの反射層を形成した後、この反射層の上に、紫外線硬化型オーバーコート剤(大日本インク化学工業(株)製 ダイキュアクリアSD−318)をスピンコート法で塗布し、メタルハライドランプで紫外線照射(照射条件80W/cm2 灯、2秒)することにより、約7μmの保護層を形成した。0.6mm厚のディスクAを得た。
また、前記基板に色素層を設けない他は同様にして、銀反射層及び保護層を形成して、色素記録層のない0.6mm厚のディスクBを得た。
【0032】
前記ディスクAとディスクBとを以下のようにして貼合わせ、1枚のディスクとして完成させた。まず、ディスクA及びディスクBの保護層の上に遅効性カチオン重合型接着剤(ソニーケミカル社製 SK7000)をスクリーン印刷によって塗布した。このとき、スクリーン印刷版のメッシュサイズは300メッシュを使用した。次に、メタルハライドランプを使用して各々の接着剤層に紫外線照射(照射条件280W/cm1灯、1秒)をした直後、ディスクAとディスクBとを貼り合せ、両面から圧縮した。約5分間放置すると、接着剤は完全に硬化し、厚さ1.2mmの1枚のディスクCが得られた。
次に、ディスクB側の基板上に、紫外線硬化インク(帝国インク製 UV PAL−71216、タンパク質微粒子を35%含有)をスクリーン印刷で塗布した後、メタルハライドランプを用いて紫外線硬化(照射条件80W/cm2灯、2秒)させることで、層厚約12μmの水性インク受理可能層を形成した。この水性インク受理可能層の水との接触角は82度であった。
【0033】
実施例1
参考例と同様にして得られた貼り合わせディスクCの非記録側の基板表面上に、紫外線硬化型オーバーコート剤(大日本インク化学工業(株)製 SD−318)をスピンコートによって塗布し、メタルハライドランプで紫外線硬化(照射条件80W/cm2灯、1.5秒)させ、約14μmの層を形成した。
この層の上に、紫外線硬化インク(帝国インク製 UV PAL−71216、タンパク質微粒子を35%含有)をスクリーン印刷で塗布した後、メタルハライドランプを用いて紫外線硬化(照射条件80W/cm2灯、2秒)させることで、層厚12μmの水性インク受理可能層を形成した。この水性インク受理可能層の水との接触角は83度であった。
【0034】
実施例2
参考例と同様にして得られた貼り合わせディスクDの非記録側の基板表面上に、赤色の紫外線硬化インク(大日本インク化学工業(株)製、ダイキュアSSD156)をスクリーン印刷し、メタルハライドランプで紫外線硬化(照射条件80W/cm2灯、2秒)させ、約12μmの層を形成した。
この層の上に、紫外線硬化インク(帝国インク製 UV PAL−71216、タンパク質微粒子35%を含有)をスクリーン印刷で塗布した後、メタルハライドランプを用いて紫外線硬化(照射条件80W/cm2灯、2秒)させることで、層厚12μmの水性インク受理可能層を形成した。この水性インク受理可能層の水との接触角は83度であった。
【0035】
[光情報記録媒体の評価]
(1)保存性の評価
得られた光情報記録媒体の保存性を評価するため、▲1▼80℃85%RH、及び▲2▼80℃50%RHの条件下で保存する試験を実施し、水性インク受理可能層の膜剥がれが保存開始後何時間で発生するかを測定した。その結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
表1から分かるように、本発明において、水性インク受理可能層と基板の間に、水性インク受理可能層と円盤状基板の間の密着性を改良するための下塗層を設けない場合でも、実用的な保存性が得られ、また、前記の2つの層の間に水性インク受理可能層と円盤状基板の間の密着性を改良するための層を設けた場合には、さらに優れた保存性が得られる。
【0038】
(2)インクジェットプリンタによる印刷画像の評価
1)色ムラの評価
水性インク受理可能層上にインクジェットプリンタを用いてベタ印刷した。そしてその印刷画像を観察し、色ムラの評価を以下の基準で行なった。また、印刷後、インクが乾燥するまでの時間aを測定した。
水性インクジェットプリンタの機種:EPSON(株)製、MJ−500C
印刷画像の評価基準
A:色ムラは殆ど観察されなかった。
B:小さな色ムラが観察された。
C:インクを弾いてインクが表面に定着しなかった。
【0039】
2)にじみの評価
水性インク受理可能層上にインクジェットプリンタを用いて細い文字(0.5mm)を印刷した。そしてその文字の印刷状態を観察し、にじみの評価を以下の基準で行なった。
水性インクジェットプリンタの機種:上記と同じ機種
印刷状態の評価基準
AA:にじみは殆ど観察されず、精細な文字が印刷された。
BB:にじみが僅かに観察された。
以上の評価結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】
表2に示されているように、基板の表面に水性インク受理可能層を設けると、水性インクを用いるインクジェットプリンタで印刷を行った場合、色ムラやにじみは観察されず、インクジェットプリンタにより、良好な印刷ができることが確認された。
また、水性ペンおよび油性ペンによる筆記も良好に行うことができた。さらに前記の印刷面及び筆記面を手で擦っても剥がれは生じなかった。
【0042】
【発明の効果】
本発明の貼り合わせディスクの、書き込みまたは読み取り用の光が入射する側とは反対側のディスクの基板の表面に水性インク受理可能層を設けたことにより、基板の表面の印刷性及び筆記性が向上し、水性インクを用いる印刷、例えばインクジェットプリント等を良好に行うことができる。勿論、油性インクによる印刷性及び筆記性が阻害されることもない。
また、基板と水性インク受理可能層の間に、両層の密着性を改良するための層を形成したことにより、層間の密着性がより改善されて光情報記録媒体の保存性がさらに向上し、また、スタックリングによるスクリーン印刷版の破れやマスクテープの剥がれ等による早期の破損を防止することができる。さらに、紫外線硬化樹脂を含有する層を着色すると、審美性や意匠的効果を向上させ、色分けによる分類・インデキシング等の機能を付与できる。さらに、ディスク同志を貼り合わせている接着剤層の劣化が防止され、保存性を向上させることができる。
Claims (6)
- 円盤状基板の上に1以上の層を積層した2枚のディスクを、各円盤状基板の非積層面が両外表面となるように貼り合わせた光情報記録媒体であって、少なくとも1枚のディスクの円盤状基板の内方に記録層が設けられ、かつ、書き込みまたは読み取り用の光が入射する側とは反対側に位置するディスクの円盤状基板の外表面に被膜形成性樹脂と吸水性微粒子からなる水性インク受理可能層が設けられ、水性インク受理可能層と円盤状基板の間に、水性インク受理可能層と円盤状基板の間の密着性を改良するための厚さ7〜20μmの下塗層が設けられた光情報記録媒体。
- 前記被膜形成性樹脂が、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
- 前記記録層が色素記録層であることを特徴とする、請求項1に記載の光情報記録媒体。
- 前記下塗層が、水性インク受理可能層を構成する被膜形成性樹脂と相溶性の樹脂からなることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光情報記録媒体。
- 前記下塗層が、紫外線硬化樹脂からなることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の光情報記録媒体。
- 前記水性インク受理可能層および前記下塗層の少なくとも一方が、着色剤を含有することを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の光情報記録媒体。
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