JPH09243965A - 手振れ補正装置の取付け構造 - Google Patents

手振れ補正装置の取付け構造

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JPH09243965A
JPH09243965A JP8079498A JP7949896A JPH09243965A JP H09243965 A JPH09243965 A JP H09243965A JP 8079498 A JP8079498 A JP 8079498A JP 7949896 A JP7949896 A JP 7949896A JP H09243965 A JPH09243965 A JP H09243965A
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JP
Japan
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lens barrel
camera shake
image
lens
shake correction
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Application number
JP8079498A
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English (en)
Inventor
Shuji Moro
修司 茂呂
Kunio Nakazato
邦夫 中里
Yasuo Nishida
泰夫 西田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手振れの補正範囲が偏り易く、組立が煩雑
で、製造コストが増大していた。 【解決手段】 手振れ補正装置24の光学系25とレン
ズ鏡筒21の撮像レンズ系22との光軸合わせを行う位
置決め手段28と、手振れ補正装置24の像側に設けら
れた係止部材29と、レンズ鏡筒21の物体側に設けら
れ、手振れ補正装置24とレンズ鏡筒21とを相対的に
回転移動させて係止部材29に係止される係合部材30
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンディタイプの
ビデオカメラ装置等の光学機器の使用状態における、い
わゆる手振れを補正する手振れ補正装置のレンズ鏡筒へ
の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の手振れ補正装置は、例えばハン
ディタイプのビデオカメラ装置等の撮像レンズ系の前方
に、凸レンズや凹レンズからなるアフォーカル光学系を
光軸補正用レンズとして配置し、そのうちの凸レンズ及
び/又は凹レンズを光軸に直交する方向に移動させるこ
とにより、手振れを防止していた。
【0003】また、他の形式の手振れ補正装置にあって
は、上記撮像レンズ系の前方に、二枚のガラス板を配置
すると共にこれらの間に透明な液体を封入し、ガラス板
の角度を手振れと逆方向に変えることにより、手振れを
防止していた。
【0004】そして、手振れ補正装置の後方には、撮像
レンズ系を収容するレンズ鏡筒が配置されており、さら
に、このレンズ鏡筒の後方には、撮像素子(CCD)が
配置されている。
【0005】この手振れ補正装置は、その光学系がレン
ズ鏡筒内の撮像レンズ系の光軸に一致するように、ビデ
オカメラ装置等に取り付けられる。従来、手振れ補正装
置とレンズ鏡筒とは別々の取付け枠や基台に取り付けら
れるか、或いはレンズ鏡筒の周側面に手振れ補正装置を
ネジ止めして取り付けられ、手振れ補正装置の回転ずれ
が規制・防止されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、別々の取付
け枠等に手振れ補正装置とレンズ鏡筒とを取り付ける構
造にあっては、手振れ補正装置の光学系の光軸とレンズ
鏡筒内の撮像レンズ系の光軸とを一致させるのが困難で
あり、手振れ補正装置の補正範囲が偏り易いという問題
があった。
【0007】また、レンズ鏡筒の周側面に手振れ補正装
置をネジ止めして取り付ける構造にあっては、ネジ止め
前に手振れ補正装置とレンズ鏡筒とを仮固定することが
できないため、組立が煩雑であるという問題があった。
【0008】さらに、部品点数が多く、製造コストが増
大するという問題があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、手振れの補正範囲の偏りが無く、組立が簡
単で、製造コストを低減することができる手振れ補正装
置の取付け構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、撮像レンズ系を収容するレンズ鏡筒の物体側に配
置され、撮影時の手振れを補正する手振れ補正装置の取
付け構造において、上記手振れ補正装置とレンズ鏡筒と
の口径方向の位置合わせを行うことにより、手振れ補正
装置の光学系とレンズ鏡筒の撮像レンズ系との光軸合わ
せを行う位置決め手段と、上記手振れ補正装置の像側ま
たは上記レンズ鏡筒の物体側に設けられた係止部材と、
上記レンズ鏡筒の物体側または上記手振れ補正装置の像
側に設けられ、手振れ補正装置とレンズ鏡筒とを相対的
に移動させて上記係止部材に係止される係合部材とを有
する手振れ補正装置の取付け構造により、達成される。
【0011】本発明によれば、上記手振れ補正装置とレ
ンズ鏡筒との口径方向の位置合わせを行う位置決め手段
が備えられており、この位置決め手段は、手振れ補正装
置の像側面(またはレンズ鏡筒の物体側面)に突出した
ガイドリブであり、このガイドリブがレンズ鏡筒(また
は手振れ補正装置)に嵌合するので、手振れ補正装置の
光学系の光軸とレンズ鏡筒の撮像レンズ系の光軸とを簡
単な操作で確実に一致させることができる。
【0012】また、手振れ補正装置とレンズ鏡筒とを相
対的に移動させることにより、レンズ鏡筒の物体側(ま
たは手振れ補正装置の像側)に設けられた係合部材が、
上記手振れ補正装置の像側(または上記レンズ鏡筒の物
体側)に設けられた係止部材に係止されるので、これら
を仮固定してからネジ止め固定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施の形態は、本発明の好適な例であるから、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。な
お、後述する各部材の符号に付した「h」又は「v」の
添え字は、「h」は水平(H)方向に関するものである
ことを示し、また、「v」は垂直(V)方向に関するも
のであることを示すものである。
【0014】図3及び図4は、本発明において、手振れ
補正装置を組み込んだビデオカメラの構成を示してい
る。図3及び図4において、ビデオカメラ20は、ほぼ
中空円筒状のレンズ鏡筒21と、レンズ鏡筒21内に取
り付けられた撮像レンズ系22と、撮像レンズ系22の
後方に配設された撮像素子(CCD)23と、撮像レン
ズ系22の前方(物体側)に配設された光学式手振れ補
正装置24とから構成されている。
【0015】撮像レンズ系22は、図4に示すように、
三枚構成の第一群レンズ22a,三枚構成の第二群レン
ズ22b,一枚構成の第三群レンズ22c及び三枚構成
の第四群レンズ22dから成る、四群十枚構成のレンズ
であって、第二群レンズ22b及び第四群レンズ22d
が光軸方向に移動されることにより、焦点距離が変化す
ると共に、焦点合わせが行われる、ズームレンズとして
構成されている。
【0016】撮像素子(CCD)23は、撮像レンズ系
22によって結像された被写体の画像を取り込んで、画
像信号として出力するようになっている。
【0017】光学式手振れ補正装置24は、撮像レンズ
系22の前方(物体側)にて光路内に配設された光軸補
正用レンズ25と、垂直方向駆動手段5v及び水平方向
駆動手段5h(図4において5vのみ示す。)と、垂直
方向位置センサ16v及び水平方向位置センサ16h
(図4において16vのみ示す。)とを含んでいる。本
実施の形態にあっては、光軸補正用レンズ25はアフォ
ーカルレンズにより構成され、補正用凹レンズ25aと
補正用凸レンズ25bとから成っている。
【0018】図5乃至図7は、本発明の実施の形態にお
いて、光軸補正用レンズの駆動装置を示している。図中
1は光軸補正用レンズの駆動装置であり、アフォーカル
レンズにより構成された光軸補正用レンズ25のうち撮
像レンズ系22側に位置された補正用凸レンズ25bと
この補正用凸レンズ25bをその光軸X’が撮像レンズ
系22の主光軸Xと平行な状態を保ちながら移動可能な
ように支持したサスペンション4,4と補正用凸レンズ
25bを所定の位置に移動させる駆動手段5h、5v等
を有する。
【0019】補正用凸レンズ25bはレンズホルダ6に
支持されて撮像レンズ系22の前方に位置されると共
に、その光軸X’は撮像レンズ系22の主光軸Xと平行
になるように位置される。
【0020】レンズホルダ6はほぼリング状を呈してお
り、その上端部及び右端部にはコイルボビン7h、7v
が外方へ向かって一体に突設され、また、その下端部及
び左端部には後述する位置センサのLEDを取り付ける
取付け片8h、8vが外方へ向かって一体に突設されて
いる。
【0021】このようにレンズホルダ6の周縁にその周
方向にほぼ等間隔にコイルボビン7h、7v及び取付け
片8h、8vを形成することにより、レンズホルダ6の
重心をそれに保持した補正用凸レンズ25bの光軸と一
致させることができ、全体のバランスを良くすることが
できる。
【0022】コイルボビン7は互いに平行な二つのボビ
ン片7a,7aからなり、この二つのボビン片7a,7
aとの間の空間の中心がレンズホルダ6の軸心を中心と
した放射方向に一致するようになっている。
【0023】サスペンション4は、前後方向に長く水平
な向きに位置され互いに上下に離間した二つの垂直用バ
ネ片9,9と、各垂直用バネ片9,9の一方の側縁の前
端部間を連結した垂直な向きの支持片10と、各垂直用
バネ片9,9の反支持片10側の後端部間を連結した垂
直な向きの被支持片11とから成り、支持片10及び被
支持片11の垂直用バネ片9,9寄りの位置には上下に
長い矩形孔10a,11aがそれぞれ形成され、これに
より、支持片10及び被支持片11の垂直用バネ片9,
9寄りの位置であってその上下両端縁に垂直な向きで細
幅の水平用バネ片12,12,・・・が形成される。
【0024】このようなサスペンション4は所定の大き
さの板金材料に穿孔加工及び折り曲げ加工を施すことに
より形成される。そして、このように形成されたサスペ
ンション4,4はその被支持片11,11が上記撮像レ
ンズ系22のレンズ鏡筒の左右両側面に垂直な向きで、
かつ、支持片10,10が撮像レンズ系22よりも前方
へ突出した状態で、ネジ等により固定される。
【0025】レンズホルダ6はその左右両端部がサスペ
ンション4,4の支持片10,10先端部に所定の向き
(上端部のコイルボビン7が上方に延び、下端部の取付
け片8が下方に延びる向き)でネジ等により支持され、
また、サスペンション4,4の各バネ片9,9,・・
・,12,12,・・・が撓んでいない状態で、上記補
正用凸レンズ25bの光軸X’が撮像レンズ系22の主
光軸Xと一致するようになっている。
【0026】駆動手段5はレンズホルダ6のコイルボビ
ン7のボビン片7a,7aに巻回されたコイル13と図
示しない本体側に固定された断面E字状のヨーク14と
このヨーク14に取着されたマグネット15,15から
成る。
【0027】ヨーク14はその真ん中の片14aが上記
コイルボビン7のボビン片7aと7aとの間の間隔より
充分に小さく形成されていると共に、この真ん中の片1
4aがボビン片7aと7aとの間の空間に外方から装入
される位置に配置され、また、その両端の片14b,1
4bに上記マグネット15,15が取着されている。そ
して、コイル13に給電することにより、レンズホルダ
6は上記放射方向に移動することになる。
【0028】また、このような駆動手段5h,5vはレ
ンズホルダ6の上端部と右端部とにそれぞれ配置されて
おり、これにより、上端部に配置された駆動手段5vの
駆動により補正用凸レンズ25bを垂直方向に、また、
右端部に配置された駆動手段5hの駆動により、補正用
凸レンズ25bを水平方向に移動することができる。
【0029】16h,16vは位置センサであり、上記
レンズホルダ6に取着されたLED17h,17vと図
示しない本体側に取着されたPSD18h,18vとか
ら成る。LED17h,17vは上記レンズホルダ6の
下端部及び左端部に形成された取付け片8h,8vにそ
の発光側が撮像レンズ系22側を向く向きで取り付けら
れている。PSD18h,18vは細長な矩形をした板
状をしており、その長手方向が撮像レンズ系22の光軸
Xを中心とした放射方向と一致し、かつ、その受光面が
上記LED17h,17vに対向する向きで配置されて
いる。
【0030】19h,19v(図6において19vのみ
示す。)は角速度センサからなる手振れ検出センサであ
り、手振れを検出すると振れ検出信号が出力され、この
振れ検出信号は角速度データであるため、これを手振れ
量演算回路26h、26v(図6において26vのみ示
す。)にて積分演算して角度の変化分を検出する。
【0031】手振れ量演算回路26h,26vにて検出
された角度データは光軸補正用レンズ位置制御回路27
h,27v(図6において27vのみ示す。)にて上記
位置センサ16h又は16vにより得られた補正用凸レ
ンズ25bの位置データと比較され、補正すべき角度の
量が検出され、この補正データが上記駆動手段5h又は
5vに出力されて、補正用凸レンズ25bが垂直方向又
は水平方向へ移動されて、光軸の補正がなされるように
なっている。
【0032】しかして、手振れが発生した場合、その振
れを手振れ検出センサ19h,19vで検出し、得られ
た角速度データを手振れ量演算回路26h,26vにて
角度の変化分として算出する。
【0033】一方、位置センサ16h,16vで得られ
た補正用凸レンズ3の位置データと上記角度データとを
光軸補正用レンズ位置制御回路27h,27vにて比較
し、補正すべき角度の量を算出して、その分の駆動電流
を上記駆動手段5h,5vのコイル13h,13vに供
給する。
【0034】そして、例えば垂直用の駆動手段5vのコ
イル13vに給電されると、補正用凸レンズ3は垂直方
向に移動されることとなり、サスペンション4,4の垂
直用バネ片9,9,・・・が撓み、垂直用の位置センサ
16vのLED17vとPSD18vとの相対的な位置
関係にずれが生じ、この位置データが目標値となるよう
に位置閉ループサーボ制御が行われる。
【0035】また、補正用凸レンズ25bの水平方向に
おける位置も上記垂直方向における位置と同様に閉ルー
プサーボ制御が行われ、このとき、サスペンション4,
4はその水平バネ片12,12,・・・が撓むことにな
る。
【0036】そして、手振れが垂直方向と水平方向の成
分を有するときは二つの上記位置閉ループサーボ制御が
働き、サスペンション4,4の撓みは垂直方向及び水平
方向に同時に生じることになる。
【0037】また、補正用凸レンズ25bがローリング
したときは、位置センサ16h,16vのPSD18
h,18vをその長手方向が撮像レンズ系22の放射方
向と一致するように配置したので、LED17h,17
vはPSD18h,18vに対して相対的にほぼ直交方
向へ移動するだけで、PSD18h,18vの長手方向
には移動しないため、この状態を補正用凸レンズ25b
の放射方向への移動と誤認することはない(図7参
照)。
【0038】図1は、本発明の実施の形態に係る手振れ
補正装置の取付け構造を示す分解斜視図であり、図2
は、その組立状態の要部を示す斜視図である。図1及び
図2において、手振れ補正装置24の後方面(像側面)
には、この手振れ補正装置24とレンズ鏡筒21との口
径方向の位置合わせを行うことにより、手振れ補正装置
24の光軸補正用レンズ25とレンズ鏡筒21の撮像レ
ンズ系22との光軸合わせを行う位置決め手段28が設
けられている。この位置決め手段28は、手振れ補正装
置24の後方面に、レンズ鏡筒21側へ向けて突出した
一対のガイドリブによって形成されている。本実施の形
態において、ガイドリブ28は、手振れ補正装置24の
後方面における内周壁近傍に、相対向する二箇所に形成
されているが、これに限るものではなく、周方向に沿っ
て均等に三箇所以上形成してもよい。
【0039】これらガイドリブ28,28は円弧状を呈
しており、レンズ鏡筒21の前方部(物体側部)の外周
面21aに嵌合して、これらの口径方向の位置合わせを
行うようになっている。ガイドリブ28,28とレンズ
鏡筒21の外周面21aとの嵌合隙間は、2000μm
以下に設定されている。また、ガイドリブ28,28の
嵌合長は、その外径の1%以上に設定されている。
【0040】なお、本実施の形態にあっては、位置決め
手段28としてのガイドリブを手振れ補正装置24の後
方面(像側面)に突出させて設けたが、これに限るもの
ではなく、レンズ鏡筒21の前方面(物体側面)に突出
させて設けてもよい。この場合には、レンズ鏡筒21の
前方面に突出したガイドリブは、手振れ補正装置24に
嵌合するように構成される。
【0041】そして、手振れ補正装置24の後方面(像
側面)には、レンズ鏡筒21の前方部(物体側部)の外
周面21aに形成された係合部材29を係止する係止部
材30が形成されている。
【0042】上記係合部材29は一対の耳状係合リブに
よって形成され、これら係合リブ29,29は、レンズ
鏡筒21の前方部外周面21aに径方向外方へ相反する
ように張り出している。
【0043】一方、上記係止部材30は一対のカギ状の
係止フックによって形成され、上記ガイドリブ28,2
8をレンズ鏡筒21に嵌合させた上で、手振れ補正装置
24とレンズ鏡筒21とを相対的に回転移動させること
により、係合リブ29,29が係止フック30,30に
係止されるように成っている。したがって、カギ状の係
止フック30,30は、その周方向に沿って同一方向が
開口している。すなわち、本実施の形態において、レン
ズ鏡筒21をその後方側から見て右回りに回転移動させ
るか、及び/又は手振れ補正装置24をその前方側から
見て右回りに回転移動させることにより、係合リブ2
9,29が係止フック30,30に係止される。
【0044】なお、本実施の形態にあっては、手振れ補
正装置24の後方面に係止フック30,30を形成する
と共に、レンズ鏡筒21の前方部の外周面21aに係合
リブ29,29を形成したが、これに限るものではな
く、手振れ補正装置24の後方部の外周面に係合リブ2
9,29を形成すると共に、レンズ鏡筒21の前方面に
係止フック30,30を形成してもよい。また、係合リ
ブ29と係止フック30とが同数であり、双方が係合し
うる位置関係で形成されていれば、それぞれ三箇所以上
形成してもよい。さらに、本実施の形態にあっては、手
振れ補正装置24とレンズ鏡筒21とを相対的に回転移
動させることにより、係合リブ29,29を係止フック
30,30に係止させるように構成したが、これに限る
ものではなく、手振れ補正装置24とレンズ鏡筒21と
を相対的にスライド移動させることにより、係合リブ2
9,29が係止フック30,30に係止されるように構
成してもよい。
【0045】図2に示すように、手振れ補正装置24の
係止フック30,30の近傍部、及びレンズ鏡筒21の
係合リブ29,29には、それぞれネジ孔31,32が
穿孔されており、レンズ鏡筒21に形成された係合リブ
29,29が手振れ補正装置24に形成された係止フッ
ク30,30に係止された状態でこれらのネジ孔31,
32が一致する。
【0046】そして、これらのネジ孔31,32に、光
軸方向に沿って前方側(物体側)からネジ33が螺合さ
れることにより、手振れ補正装置24とレンズ鏡筒21
とが固定される。なお、ネジ33は、光軸方向に沿って
後方側(像側)からネジ孔31,32に螺合するように
してもよい。
【0047】すなわち、本実施の形態における手振れ補
正装置の取付け構造において、手振れ補正装置24とレ
ンズ鏡筒21とを固定する場合には、まず、手振れ補正
装置24をその前方側(物体側)から見て左回りに少し
回転させ、その後方面(像側面)とレンズ鏡筒21の前
方面(物体側面)とを密着させる。その際、手振れ補正
装置24の後方面に突出したガイドリブ28,28にな
らうようにして、レンズ鏡筒21を嵌入する。次に、手
振れ補正装置24をその前方側から見て右回りに戻す方
向へ回転させる。すると、レンズ鏡筒21に形成された
係合リブ29,29が手振れ補正装置24に形成された
係止フック30,30に噛み合い、回転しなくなったと
ころで係止される。この状態で、手振れ補正装置24の
前方側からネジ孔31,32にネジ33を螺合し、手振
れ補正装置24とレンズ鏡筒21とを固着させる。
【0048】かくして本実施の形態によれば、手振れ補
正装置24とレンズ鏡筒21との口径方向の位置合わせ
を行う位置決め手段28が備えられており、この位置決
め手段28は、手振れ補正装置24の後方面(像側面)
に突出した一対のガイドリブであり、これらガイドリブ
28,28がレンズ鏡筒21に嵌合するので、手振れ補
正装置24の光軸補正用レンズ25の光軸とレンズ鏡筒
21の撮像レンズ系22の光軸とを簡単な操作で精度良
く一致させることができ、手振れの補正範囲に偏りが生
じることはない。
【0049】また、手振れ補正装置24とレンズ鏡筒2
1とを相対的に回転移動させることにより、レンズ鏡筒
21の前方部(物体側部)の外周面21aに設けられた
係合リブ29,29が、手振れ補正装置24の後方(像
側)に設けられた係止フック30,30に係止されるの
で、これらを確実に仮固定してからネジ止め固定するこ
とができるので、部品点数が少なく、組立作業が簡単で
あり、衝撃時に直進、回転方向にて外れることを防止す
ることができる。
【0050】さらに、手振れ補正装置24の前方側(物
体側)からネジ止めすることができるので、カメラ本体
を組み立ててから手振れ補正装置24とレンズ鏡筒21
とを固着することができ、作業性が良く、短い時間で製
造することができるため、製造コストを低下させること
ができる。特に、既存のレンズ鏡筒21に対しても、そ
の前方側(物体側)から簡単にネジ止めすることができ
るので、既存のレンズ鏡筒21に対する機能追加の改良
を簡単に行うことができる。
【0051】そして、手振れ補正装置24またはレンズ
鏡筒21を単体で性能確認した後、これらを固定するこ
とができる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る手振れ
補正装置の取付け構造によれば、手振れ補正装置の光学
系の光軸とレンズ鏡筒内の撮像レンズ系の光軸とを一致
させるのが容易であるので、手振れの補正範囲の偏りが
無く、部品点数が少ないので、組立が簡単で、製造コス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る手振れ補正装置の取
付け構造を示す分解斜視図である。
【図2】本実施の形態における手振れ補正装置の取付け
構造の組立状態の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態において、手振れ補正装置
を組み込んだビデオカメラの外観構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態において、手振れ補正装置
を組み込んだビデオカメラの内部構成を示す縦断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態において、光軸補正用レン
ズの駆動装置を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態において、光軸補正用レン
ズの駆動装置の全体構成を側方から見て示す概略図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態において、光軸補正用レン
ズがローリングしたときの発光部と受光素子との位置関
係を説明するための概略図である。
【符号の説明】
21・・・レンズ鏡筒、21a・・・レンズ鏡筒の外周
面、22・・・撮像レンズ系、24・・・手振れ補正装
置、25・・・光軸補正用レンズ、28・・・位置決め
手段(ガイドリブ)、29・・・係合部材(係合リ
ブ)、30・・・係止部材(係止フック)、31,32
・・・ネジ孔、33・・・ネジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像レンズ系を収容するレンズ鏡筒の物
    体側に配置され、撮影時の手振れを補正する手振れ補正
    装置の取付け構造において、 上記手振れ補正装置とレンズ鏡筒との口径方向の位置合
    わせを行うことにより、手振れ補正装置の光学系とレン
    ズ鏡筒の撮像レンズ系との光軸合わせを行う位置決め手
    段と、 上記手振れ補正装置の像側または上記レンズ鏡筒の物体
    側に設けられた係止部材と、 上記レンズ鏡筒の物体側または上記手振れ補正装置の像
    側に設けられ、手振れ補正装置とレンズ鏡筒とを相対的
    に移動させて上記係止部材に係止される係合部材とを有
    することを特徴とする手振れ補正装置の取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記手振れ補正装置とレンズ鏡筒とが、
    光軸方向に沿って物体側または像側からネジ止め可能で
    あることを特徴とする、請求項1に記載の手振れ補正装
    置の取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段が、前記手振れ補正装
    置の像側面または前記レンズ鏡筒の物体側面に突出した
    ガイドリブであり、このガイドリブがレンズ鏡筒または
    手振れ補正装置に嵌合して、これらの口径方向の位置合
    わせを行うことを特徴とする請求項1記載の手振れ補正
    装置の取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段が、前記手振れ補正装
    置の像側面または前記レンズ鏡筒の物体側面に突出した
    ガイドリブであり、このガイドリブがレンズ鏡筒または
    手振れ補正装置に嵌合して、これらの口径方向の位置合
    わせを行うことを特徴とする請求項2に記載の手振れ補
    正装置の取付け構造。
  5. 【請求項5】 前記ガイドリブとレンズ鏡筒または手振
    れ補正装置の外周面または内周面との嵌合隙間が200
    μm以下に設定され、上記ガイドリブの嵌合長がその外
    径の1%以上に設定されていることを特徴とする請求項
    3に記載の手振れ補正装置の取付け構造。
  6. 【請求項6】 前記ガイドリブとレンズ鏡筒または手振
    れ補正装置の外周面または内周面との嵌合隙間が200
    μm以下に設定され、上記ガイドリブの嵌合長がその外
    径の1%以上に設定されていることを特徴とする請求項
    4に記載の手振れ補正装置の取付け構造。
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