JPH09243127A - 多室換気機能付き浴室暖房乾燥機 - Google Patents

多室換気機能付き浴室暖房乾燥機

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Publication number
JPH09243127A
JPH09243127A JP5322696A JP5322696A JPH09243127A JP H09243127 A JPH09243127 A JP H09243127A JP 5322696 A JP5322696 A JP 5322696A JP 5322696 A JP5322696 A JP 5322696A JP H09243127 A JPH09243127 A JP H09243127A
Authority
JP
Japan
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ventilation
bathroom
air
room
fan
Prior art date
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Pending
Application number
JP5322696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takeda
剛 竹田
Itaru Kimura
格 木村
Kazuyuki Morimoto
和幸 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Harman Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP5322696A priority Critical patent/JPH09243127A/ja
Publication of JPH09243127A publication Critical patent/JPH09243127A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工の手間が少なく、且つ、簡素な構成であ
って、しかも、設置スペースを極力小さくさせ、設置作
業やメンテナンス作業等を極力行い易いものにすること
が可能となる多室換気機能付き浴室暖房乾燥機を提供す
る。 【解決手段】 浴室Aの空気を通風路L1を通して通風
させる循環ファン1と、通風路L1内を通過する空気を
加熱する熱交換器5とを備えた装置本体部7に、浴室と
別室の空気を外部に排気する換気用ファン12を備えた
ファンボックス13が接続され、ファンボックス13
に、装置本体部7の換気用通風路に連通する換気用接続
口15、別室の空気を吸気する為の吸気ダクト接続口1
7,19、及び、各接続口15,17,19から吸気さ
れた空気を外部に導く為の換気ダクト接続口20の夫々
が、ファンボックス13における装置本体部7に対する
接続面13aと交差する外周面13b,13cに形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室を暖房すると
共に、浴室及び浴室とは異なる別室を換気することがで
きる多室換気機能付き浴室暖房乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、浴室を暖房すると共に、
浴室と別室の換気を行うものとして、例えば、図9に示
すように、循環ファン1の通風作動によって、浴室の空
気が吸気され、熱交換器5にて加熱された後に浴室に戻
るように循環通風路L1が形成され、浴室の暖房を行え
るように構成された装置本体部7に、浴室の空気を外部
に排気するための換気用開口50が形成され、外部に排
気するための換気ファン12を収納した風路形成部51
が、装置本体部7から離間した箇所に設けられ、この風
路形成部51と、装置本体部7の前記換気用開口とを換
気用ダクト52で接続する構成となっていた。そして、
この風路形成部51と、別室としての洗面所やトイレ等
の室内空間とを各換気ダクト53,54を通して連通さ
せて、換気ファン12を共用した状態で、排気ダクト5
5を通して排気口56から外部に排気させるようにし
て、複数の部屋の換気を行えるように構成したものがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、換気ファンを共用することで、各部屋毎に
換気ファンを設ける場合に較べて構成の簡素化を図るこ
とができるものの、風路形成部を、装置本体部とは別の
取付け箇所に設置するために、例えば、建物の壁等に取
付け用の工事を装置本体部とは別に行う必要がある。し
かも、この風路形成部に接続される換気用ダクトの数が
多くなって、部品点数が多くなり構造が複雑になると共
に、ダクト接続用の施工の手間が多くかかり、結果的に
コスト高になる不利があった。
【0004】そこで、このような不利を解消するため
に、図10に示すように、装置本体部7の横側に換気フ
ァンを備えた風路形成部51を接続して、装置本体部7
と風路形成部51との間の換気ダクトを無くし、且つ、
風路形成部を装置本体部に接続することで、設置のため
の施工が容易に行えるようにして、風路形成部51にお
ける装置本体部7との接続面と交差する側部外周面51
a,51b及び接続面と反対側の外周面51cの夫々
に、各別に換気ダクト用接続口53a,54b,55a
を設ける構成が考えられた。
【0005】このような構成は、前記別室との間で接続
される換気用ダクトや外部への排気口との間で接続され
る換気用ダクト等を、それらが最短距離で接続できるよ
うに、風路形成部の適切な外周面にダクト接続させるこ
とができる利点があるけれども、次のような点で未だ改
善の余地があった。
【0006】即ち、比較的大型の部材である装置本体部
の横一側に風路形成部が接続され、且つ、その風路接続
部の更に外方側にダクト接続部が位置することになり、
装置本体部、風路形成部及びダクト接続部の夫々が直列
に並ぶ状態で配置されることになり、それだけ設置スペ
ースが大きくなって、例えば、部屋の天井裏等の狭い空
間に設置される場合、設置作業や点検等のメンテナンス
作業が行い難くなる等の不利がある。しかも、ダクト接
続部が、風路形成部の外周部に分散されることから、装
置を設置する際に前記各換気ダクトを接続するとき、他
のダクトが作業の邪魔になって作業が行い難いものにな
る等の不利もある。
【0007】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、建物の壁等に対する取付けの為の
施工の手間が少なく、且つ、極力、接続用のダクトの数
を少なくできるものでありながら、合理的な構成によ
り、設置スペースを極力小さくすることができると共
に、設置作業やメンテナンス作業等を極力行い易いもの
にすることが可能となる多室換気機能付き浴室暖房乾燥
機を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、浴室の空気を循環用通風路を通して循環通
風させる循環ファンと、前記循環用通風路内を通過する
空気を加熱する浴室暖房用熱交換器とを備えた装置本体
部が設けられるから、循環ファンの作動に伴って浴室の
空気が熱交換器にて加熱されながら循環通風され、浴室
の暖房を行うことができる。そして、この装置本体部に
対して、浴室並びに別室の空気を外部に排気する換気用
ファンを備えた風路形成部が接続され、この風路形成部
に、装置本体部に形成された換気用通風路に連通する換
気用接続口、前記別室の空気を吸気する為の吸気ダクト
接続口、及び、前記各接続口から吸気された空気を外部
に導く為の換気ダクト接続口の夫々が形成され、且つ、
前記吸気ダクト接続口及び前記換気ダクト接続口の夫々
が、風路形成部における装置本体部に対する接続面と交
差する外周面に形成されている。
【0009】従って、装置本体部に風路形成部を接続す
ることで、換気用接続口を通して、装置本体部に形成さ
れた換気用通風路と換気ファンとが連通し、吸気ダクト
接続口に接続される吸気ダクトを通して別室と換気ファ
ンとが連通して、換気ファンの作動に伴って、浴室及び
別室夫々の空気が風路形成部に吸気される。そして、換
気ダクト接続口に接続される換気ダクトを通して、上記
各部屋の空気が外部に排気されることになる。つまり、
浴室と別室とを共に換気することができるものでありな
がら、建物等の固定部に対する取付けは装置本体部だけ
で済み、複数の箇所に取付けを行う必要がなく、施工の
手間が少なくなり、装置本体部と風路形成部との間での
換気ダクトは不要で構成が簡素になる。
【0010】吸気ダクト接続口及び換気ダクト接続口の
夫々が、風路形成部における装置本体部に対する接続面
と交差する外周面に形成され、接続面と反対側の外周面
には、ダクト接続口が形成されず、この外周面よりも外
方側には部材が存在しないので、外形寸法が装置本体部
と風路形成部とを合わせた幅に収められることになり、
それだけ設置スペースを小さいものにできる。又、風路
形成部における接続面と反対側の外周面には部材が存在
しないことから、この箇所の近くからダクト接続作業を
行うことで、ダクトに干渉することなく各ダクト接続口
に対するダクトの接続作業を容易に行うことが可能とな
る。
【0011】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
装置本体部及び前記風路形成部が、浴室の周壁の外方側
に設置され、風路形成部の前記装置本体部と反対側に位
置する外周面には、ダクト接続口が設けられていないの
で、この外周面に極力近接させた状態で点検用開口を形
成することができ、この点検用開口を通して、浴室の周
壁の内方側から、前記外周面と交差する側面に設けられ
た各ダクト接続口に対するダクトの接続を容易に行うこ
とができる。
【0012】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
吸気ダクト接続口に、前記換気用ファンによる通風を許
容し、それとは反対方向の通風を阻止するように構成さ
れた逆流阻止手段が備えられている。
【0013】従って、例えば、別室として臭気が発生す
るトイレやその他の部屋である場合、あるいは、水分の
多い部屋である場合等であっても、換気ファンが作動し
ていないときに、逆流阻止手段によって、この臭気や水
分の多い空気等が風路形成部を介して連通する各々の部
屋に侵入することを防止でき、換気ファンの作動中に
は、各部屋の空気が有効に吸気されることになる。
【0014】請求項4に記載の特徴構成によれば、前記
別室が複数の部屋であり、夫々の部屋の空気を各別に吸
気する複数の吸気ダクト接続口が形成されているので、
浴室とは別に、複数の部屋、例えば、洗面室やトイレ等
の複数の部屋を同時に換気することができる。
【0015】請求項5に記載の特徴構成によれば、前記
複数の吸気ダクト接続口が、風路形成部における装置本
体部との接続面と交差する一側面に並列する状態で形成
され、換気ダクト接続口が前記接続面と交差する他側面
に形成される状態で振り分け配置されている。
【0016】一側面に並列する状態で近い箇所に設けら
れる複数の接続口は、換気ファンの作動に伴って共に各
部屋の空気が換気ファンにより吸気され、反対側に位置
する換気ダクト接続口から排気されるので、これらを近
接させても、各接続口同士の間で風が短絡流動すること
はなく、風の流れが乱れることはない。
【0017】従って、換気用通風状態を乱すことなく、
複数のダクト接続口を近接させて設けることができ、複
数の別室の換気を同時に行えるものでありながら、配置
スペースをコンパクトなものに収めることができる。
【0018】請求項6に記載の特徴構成によれば、前記
風路形成部は、前記装置本体部に対して上下反転した姿
勢の夫々にて接続自在に構成されている。つまり、浴室
と別室との位置関係や、浴室と外部排気口との位置関係
等に応じて、前記各接続口の位置を反転させて、各ダク
ト接続口の向きを変更させて、各換気用ダクトを極力短
いものにさせることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多室換気機能
付き浴室暖房乾燥機について図面に基いて説明する。こ
の乾燥暖房機は、浴室A内を暖房する機能、浴室A内を
乾燥させる機能、浴室A内の空気を循環通風させる機
能、浴室A及び複数の別室としての、洗面所を兼用する
脱衣室B、トイレCを同時に換気する機能の夫々の機能
を備えるように構成されている。
【0020】図2〜図4に示すように、この浴室暖房乾
燥機は、浴室Aの天井部において、建物のスラブ面Sb
とユニットバスUbの天井面との間に設置される構成と
なっており、ユニットバスUbに形成された開口部を通
して、浴室内に臨む状態で設置され、スラブ面Sbに予
め埋め込み固定された4本の吊り下げボルトBoにて吊
り下げ支持する構成となっている。そして、図5に示す
ように、浴室用循環ファン1が備えられ、この浴室用循
環ファン1の作動によって、吸い込み部2を通して吸気
された浴室A内の空気が吹き出し部3から浴室A内に吹
き出されるように、循環用通風路L1が形成され、この
循環用通風路L1に、外部熱源機Gから熱媒としての温
水(80°C)が温水供給路4を通して供給され、該循
環路L1内を通流する空気を加熱する浴室用熱交換器5
が備えられている。温水供給路4には温水の供給を断続
させる熱動弁6が設けられている。この熱動弁6は、温
水の通流を断続させる際に、水量が緩やかに変化するよ
うに制御自在に構成されており、急激な通流に起因して
衝撃音や振動が生じることが抑制できるようになってい
る。
【0021】浴室用循環ファン1、浴室用熱交換器5
は、下方側が開放された箱状の装置本体部7の内部にお
いて、位置固定状態で取付けられた循環路形成部材8に
よって区画された状態の循環用通風路L1の内部に配置
され、浴室用循環ファン1により通風する空気は浴室用
熱交換器5を有効に通風するように構成されている。
又、前記装置本体部7の下側開放部分には、開閉操作可
能なグリル板9が装着されるようになっており、このグ
リル板9に前記吸い込み部2及び吹き出し部3が夫々形
成されている。そして、循環ファン1の作動に伴って、
吸い込み部2を通して、循環路形成部材8における循環
ファン1の横側箇所に形成された吸入部10から浴室A
の空気を吸入して、循環用通風路L1内を通風させ、熱
交換器5を通過した後に、吹き出し部3から浴室Aに温
風を吹き出すようになっている。
【0022】そして、浴室A内の空気と、脱衣室B及び
トイレC内の空気を換気ダクト11を通して同時に外部
に排気させる換気ファン12が備えられ、浴室A、脱衣
室B、及びトイレCの各部屋を同時に換気できるように
なっている。つまり、換気ファン12は、装置本体部7
の横一側に、フランジ接続されるファンボックス13内
に備えられ、縦軸芯周りで回転駆動される構成となって
おり、その下方側の吸入部12aからファンボックス1
3の内部空間Qの空気を吸入するように構成されてい
る。そして、図7に示すように、装置本体部7の横側面
(ファンボックス13の接続面)に形成された換気用開
口14と、ファンボックス13の接続面13aに形成さ
れた換気用接続口15が連通する状態で接続され、装置
本体部7の内部とファンボックス13の内部空間Qとが
連通するように構成されている。従って、換気ファン1
2の作動に伴って、前記吸い込み部2や吹き出し口3か
ら装置本体部7の内部空間のうち前記循環用通風路L1
の外方側の空間、及び、換気用開口14、換気用接続口
15、ファンボックス13の内部空間Qを通して浴室A
の空気を吸気するように構成されている。
【0023】又、ファンボックス13の接続面13aと
交差する一側面13bには、脱衣室Bとファンボックス
13の内部空間Qとを連通するように、脱衣室用換気ダ
クト16が接続される脱衣室用換気ダクト接続口17
と、トイレCとファンボックス13の内部空間とを連通
するように、トイレ用換気ダクト18が接続されるトイ
レ用換気ダクト接続口19とが横方向に並列する状態で
形成され、換気ファン12の作動に伴って、夫々の部屋
の空気が吸気されるように構成されている。
【0024】そして、ファンボックス13の接続面と交
差する他側面13cには、排気ダクト接続口20が形成
され、この接続口20には換気ファン12の作動に伴っ
て排出される空気を外部に導く排気ダクト11が接続さ
れる構成となっている。
【0025】浴室Aの周壁を構成するユニットバスUb
における装置取付け箇所の横一側の箇所に、上述したよ
うな各ダクトをファンボックス13に接続させる設置作
業や、修理点検等のメンテナンス作業を、浴室Aの内部
側から行えるようにするための点検口TKが形成されて
おり、この点検口TKは、開閉自在な板体21で閉塞さ
れている。この点検口TKは、ファンボックス13の装
置本体部7と反対側に位置する外周面13dに近接する
箇所に形成されている。この外周面13dには、ダクト
接続口が設けられていないことから、この点検口TKを
極力近接させた状態で配置させることができ、又、ダク
トが作業者に干渉するおそれも少なく、この点検口TK
からダクト接続作業を容易に行うことができる。尚、装
置本体部7の内部を点検する際には、グリル板9を取り
外すことによって行うことができる。
【0026】前記各換気ダクト接続口17,19、及
び、排気ダクト接続口20の夫々には、換気ファン12
による通風を許容し、それとは反対方向の通風を阻止す
るように構成された逆流阻止手段としてのシャッター板
22が設けられている。このシャッター部材22は、夫
々、図8に示すように、上部横軸芯X周りで回動自在に
枢支されると共に、通風力が作用していない状態では、
自重にて接続口を閉塞するように自重にて閉状態に付勢
される構成となっており、換気ファン12による通風作
動によって、その通風力にて開放されて、空気の流動を
許容するように構成されている。つまり、各換気ダクト
接続口17,19に設けられるシャッター板22は、フ
ァンボックス13の内部空間への空気の流入を許容し、
各脱衣室BやトイレC側への空気の流出を阻止するよう
に設けられ、排気ダクト接続口20に設けられるシャッ
ター板22は、ファンボックス13の内部空間への空気
の流入を阻止し、外部排出口(図示せず)への空気の流
動を許容するように設けられている。従って、換気ファ
ン12が作動していないときに、トイレCの臭気が、浴
室Aや脱衣室Bに侵入したり、浴室Aの水分の多い空気
が脱衣室BやトイレC等に侵入することがなく、又、排
気ダクト11の外方側から外気の逆風が吹き込む等のお
それを防止できるようになっている。
【0027】前記ファンボックス13は、その接続部分
の下端部が装置本体部7の下端位置よりも少し上方側に
位置するように取付けられ、ユニットバスUbにおける
中間分離箇所を連結するためのL字形連結用金具KEに
干渉することが無いように構成されている。
【0028】前記循環ファン1、換気ファン12、熱動
弁6の動作を制御すると共に、外部熱源機Gの運転開始
・停止を制御する制御手段としての制御部23と、この
制御部23に運転モード等の動作情報を指令するリモコ
ン操作部24とが備えられている。リモコン操作部24
は、浴室Aの入口部分や、例えば脱衣室Bの壁部等に備
えられる。
【0029】リモコン操作部24は、図6に示すよう
に、浴室内の乾燥を行う乾燥モードを指令する乾燥スイ
ッチ25、浴室用循環ファン1の通風作動だけを実行す
る涼風モードを指令する涼風スイッチ26、浴室暖房モ
ードを指令する浴室暖房指令手段としての浴室暖房スイ
ッチ27、換気モードを指令する換気スイッチ28、運
転動作を停止させる停止スイッチ29、タイマー時間を
設定するタイマー設定スイッチ30が備えられている。
上記各運転モードを指令する各スイッチの近くには、各
モードに設定されていることを表示するモード表示ラン
プ25a,26a,27a,28a,28bが夫々設け
られている。又、後述する設定時間を表示する表示手段
としてのタイマー表示部31が設けられている。換気モ
ードを表示するモード表示ランプ28a,28bは、フ
ァン強度の強弱2種の夫々の状態を表示するように2個
設けられている。
【0030】前記制御部23は、マイクロコンピュータ
を備えて構成され、前記リモコン操作部24の動作情報
に基づいて、前記各ファン1,5,12の運転状態、熱
動弁6の断続状態の切り換え操作、及び、外部熱源機G
の運転開始・停止の切り換え等の夫々の制御を実行する
ように構成されている。即ち、前記各モード指令用スイ
ッチ25〜28のうちいずれかがON操作されると、そ
の選択された運転モードで運転を開始し、その後、別の
運転モードが指令されると、新たな運転モードで運転を
開始する。
【0031】いずれかの運転モードにて運転を行う場合
に、タイマー設定スイッチ30にて運転時間を設定する
ことができ、その設定時間が経過すると、自動的に運転
が停止するようになっている。尚、設定時間が経過する
前であっても、停止スイッチ29が操作されると運転を
停止させる。
【0032】各運転モードにおける制御動作について説
明する。浴室暖房スイッチ27が操作されると、浴室暖
房モードに設定され、モード表示ランプ27aを点灯さ
せると共に、タイマー表示部31を点灯させる。このと
き、使用者によってタイマー設定スイッチ30で任意の
設定時間が設定される。そして、外部熱源機Gの運転を
開始させ、且つ、熱動弁6を開弁させて浴室用熱交換器
5に温水を供給させる。又、浴室用循環ファン1を運転
開始させて、浴室Aの暖房運転を開始する。この運転モ
ードにおいては、浴室用循環ファン1の通風作動によっ
て、浴室A内の空気が吸い込み部2を通して吸気され、
循環用通風路L1に沿って案内され、吹き出し部3から
浴室A内に吹き出されるように循環通風されるが、循環
用通風路L1に備えられた浴室用熱交換器5によって通
流する空気が加熱されることで、浴室A内が暖房される
ことになる。その後、浴室暖房スイッチ27が再度操作
されるか又は前記設定時間が経過すると、外部熱源機
G、浴室用循環ファン1の運転を停止させ、熱動弁6を
閉弁させて暖房運転を停止させ、モード表示ランプ27
a及びタイマー表示部31を消灯させる。
【0033】乾燥スイッチ25が操作されると、乾燥モ
ードに設定され、モード表示ランプ25aとタイマー表
示部31を点灯させ、タイマー設定スイッチ30で任意
の設定時間が設定される。そして、外部熱源機Gの運転
を開始させ、且つ、熱動弁6を開弁させて浴室用熱交換
器5に温水を供給させる。又、浴室用循環ファン1と、
換気ファン12とを運転開始させる。この運転モードに
おいては、浴室暖房運転と同様に、浴室用循環ファン1
の作動により、浴室A内の空気を循環用通風路L1に沿
って案内させながら、浴室用熱交換器5にて加熱させる
ことで浴室A内を暖房させる。又、換気ファン12の作
動により、吸い込み部から、循環用通風路L1の外方側
の空間を通して、浴室の空気を吸気して、排気ダクト1
1を通して外部に排気させる。このとき、脱衣室B、及
び、トイレCの空気も合わせて換気ファン12によって
吸気されて排気されることになる。
【0034】この運転モードは、浴室A内に吊るされた
例えば洗濯物等の水分を多く含む被乾燥物を乾燥させる
場合等に用いられる。つまり、暖房運転により浴室内の
温度を上昇させて、洗濯物等の水分を蒸発させ、蒸発し
た水分を含む空気は換気ファン12にて外部に排出され
ることによって、浴室Aに設置された被乾燥物が乾燥す
るようになっている。その後、停止スイッチ29が操作
されるか又は前記設定時間が経過すると、外部熱源機
G、浴室用循環ファン1、換気ファン12の運転を停止
させ、熱動弁6を閉弁させて乾燥運転を停止させ、モー
ド表示ラン25a及びタイマー表示部31を消灯させ
る。
【0035】換気スイッチ28が操作されると、モード
表示ランプ28aとタイマー表示部31を点灯させ、タ
イマー設定スイッチ30で任意の設定時間が設定され
る。そして、換気ファン12の作動を開始させる。この
運転モードにおいては、図1に示すように、換気ファン
12の通風作動によって、上述したように、浴室A、脱
衣室B、トイレCの夫々の空気が、ファンボックス13
の内部空間に吸引され、排気ダクト11を通して外部に
排気され、各部屋の換気が行われる。尚、換気ファン1
2は、通風能力(回転数)が強弱2段階に切り換え自在
に設けられ、初回の操作においては「強」に設定され、
換気スイッチ28を再度操作すると、「弱」に設定さ
れ、モード表示ランプ28aが消灯して、モード表示ラ
ンプ28bが点灯する。その後、停止スイッチ29が操
作されるか又は前記設定時間が経過すると、換気ファン
12の運転を停止させ、モード表示ランプ28a(又は
28b)及びタイマー表示部39を消灯させる。
【0036】涼風スイッチ26が操作されると、涼風モ
ードに設定され、モード表示ランプ26aと、タイマー
表示部31を点灯させ、タイマー設定スイッチ30で任
意の設定時間が設定される。そして、浴室用循環ファン
1の作動を開始させる。この運転モードにおいては、浴
室用循環ファン1の通風作動によって、浴室A内の空気
が循環用通風路L1を通して循環通風され、加熱される
ことなく吹き出し口3から吹き出される。この運転モー
ドは、例えば夏場の入浴時等に通風循環させて涼風感覚
を得るために用いられる。その後、停止スイッチ29が
操作されるか又は前記設定時間が経過すると、浴室用循
環ファン1の運転を停止させ、モード表示ランプ26a
及びタイマー表示部31を消灯させる。
【0037】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、流出阻止手段としてのシャッ
ター部材22が、自重によって閉じ付勢されると共に、
換気ファン12の通風力によって開放される構成とし
て、極力簡単な構造で構成される場合を例示したが、こ
のような構成に限らず、例えば、バネ等の付勢操作手段
にて閉じ付勢すると共に、換気ファンの通風力にて開放
される構成としてもよく、又、電動モータ等のアクチュ
エータによって開閉操作自在に構成すると共に、換気フ
ァンの運転開始に伴って開き操作され、且つ、運転停止
に伴って閉じ操作されるようにアクチュエータを操作さ
せる構成としてもよい。上記実施形態では、シャッター
部材が、ファンボックス13に近い位置に配置される構
成としたが、吸気ダクトは排気ダクトの途中部や、ダク
トにおける吸気口あるいは排気口付近に設ける構成とし
てもよい。又、前記シャッター部を設けない構成であっ
てもよい。
【0038】(2)前記ファンボックス13を上下反転
させた夫々の姿勢で装置本体部7に接続できるように構
成してもよい。つまり、換気用接続口15を接続面13
aの中心に位置させると共に、シャッター部材22を、
バネ等による付勢手段にて閉付勢させる構成とするか、
又は、自重による閉付勢式構成において枢支部を上下両
側に設けて、枢支箇所を上下逆にさせるように構成して
もよい。
【0039】(3)上記実施形態では、浴室以外の別室
は換気のみ行う構成としたが、別室の暖房を行える構成
としてもよい。
【0040】(4)上記実施形態では、浴室と異なる別
室として脱衣室とトイレを例示したが、これらに限ら
ず、例えば、居間や、その他の部屋であってもよく、こ
れらの複数の部屋を同時に換気する構成としてもよい。
又、浴室、及び、浴室以外の別室として上述したような
部屋のうちのいずれか1つの換気を行う構成としてもよ
く、3つ以上の部屋を同時に換気する構成としてもよ
い。
【0041】(5)上記実施形態では、浴室の周壁とし
て天井面に設置される構成としたが、横壁部に設置され
る構成としてもよい。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】横断平面図
【図2】正面図
【図3】底面図
【図4】側面図
【図5】概略構成図
【図6】リモコン操作部の正面図
【図7】ファンボックスの斜視図
【図8】シャッター部材の斜視図
【図9】従来のダクト接続状態を示す図
【図10】従来のダクト接続状態を示す図
【符号の説明】 1 循環ファン 5 熱交換器 7 装置本体部 12 換気ファン 13 風路形成部 13a 接続面 13b,13c,13d 外周面 15 換気用接続口 17,19 吸気ダクト接続口 20 換気ダクト接続口 22 逆流阻止手段 A 浴室 L1 循環用通風路
フロントページの続き (72)発明者 森本 和幸 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室(A)の空気を循環用通風路(L
    1)を通して循環通風させる循環ファン(1)と、前記
    循環用通風路(L1)内を通過する空気を加熱する浴室
    暖房用熱交換器(5)とを備えた装置本体部(7)が設
    けられ、 前記浴室(A)並びに別室の空気を外部に排気する換気
    用ファン(12)を備えた風路形成部(13)が、前記
    装置本体部(7)に接続される状態で設けられ、 前記風路形成部(13)に、 前記装置本体部(7)に形成された換気用通風路に連通
    する換気用接続口(15)、前記別室の空気を吸気する
    為の吸気ダクト接続口(17),(19)、及び、前記
    各接続口(15),(17),(19)から吸気された
    空気を外部に導く為の換気ダクト接続口(20)の夫々
    が形成され、 且つ、前記吸気ダクト接続口(17),(19)及び前
    記換気ダクト接続口(20)の夫々が、前記風路形成部
    (13)における前記装置本体部(7)に対する接続面
    (13a)と交差する外周面(13b),(13c)に
    形成されている多室換気機能付き浴室暖房乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記装置本体部(7)及び前記風路形成
    部(13)が、前記浴室(A)の周壁(Ub)の外方側
    に設置され、 前記風路形成部(13)の前記装置本体部(7)と反対
    側に位置する外周面(13d)に近接する箇所におい
    て、前記周壁(Ub)に点検用開口(TK)が形成され
    るように構成されている請求項1記載の多室換気機能付
    き浴室暖房乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記吸気ダクト接続口(17),(1
    9)に、前記換気用ファン(12)による通風を許容
    し、それとは反対方向の通風を阻止するように構成され
    た逆流阻止手段(22)が備えられている請求項1又は
    2記載の多室換気機能付き浴室暖房乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記別室が複数の部屋であり、夫々の部
    屋の空気を各別に吸気する複数の吸気ダクト接続口(1
    7),(19)が形成されている請求項1、2又は3記
    載の多室換気機能付き浴室暖房乾燥機。
  5. 【請求項5】 前記複数の吸気ダクト接続口(17),
    (19)が、前記風路形成部(13)における、前記装
    置本体部(7)との接続面(13a)と交差する一側面
    に並列する状態で形成され、 前記換気ダクト接続口(20)が前記接続面(13a)
    と交差する他側面に形成される状態で振り分け配置され
    ている請求項4記載の多室換気機能付き浴室暖房乾燥
    機。
  6. 【請求項6】 前記風路形成部(13)は、前記装置本
    体部(7)に対して上下反転した姿勢の夫々にて接続自
    在に構成されている請求項1、2、3、4又は5記載の
    多室換気機能付き浴室暖房乾燥機。
JP5322696A 1996-03-11 1996-03-11 多室換気機能付き浴室暖房乾燥機 Pending JPH09243127A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0928931A1 (de) * 1998-01-08 1999-07-14 Zurecon Ag Lüftungsanlage
WO2012017990A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 花王株式会社 不織布の嵩増加装置

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US9080262B2 (en) 2010-08-06 2015-07-14 Kao Corporation Apparatus for bulking nonwoven fabric

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