JPH09243069A - バーナ用炎検出装置 - Google Patents

バーナ用炎検出装置

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JPH09243069A
JPH09243069A JP5121896A JP5121896A JPH09243069A JP H09243069 A JPH09243069 A JP H09243069A JP 5121896 A JP5121896 A JP 5121896A JP 5121896 A JP5121896 A JP 5121896A JP H09243069 A JPH09243069 A JP H09243069A
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JP
Japan
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burner
plate
flame
thermocouple
detection device
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JP5121896A
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Inventor
Yoshitaka Tanimura
愛隆 谷村
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種類の板状体からなる熱電対を使用し、火
炎のゆらぎや大小による影響を少なくして安定した起電
力が得られるバーナ用炎検出装置の提供。 【解決手段】 炎口からの火炎を検出する熱電対28を
2種類の板状体28a,28bから構成して、2種類の
板状体28a,28bを接合した感熱部28cを炎口に
臨ませてあって、感熱部28cを炎口の火炎形成予定箇
所の外周に沿わせて配設し、感熱部28cを炎口15の
火炎に対して保炎板として作用するように構成してある
バーナ用炎検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガス用のコ
ンロバーナなどにおいて、その燃焼状態を検出する炎検
出装置、より詳しくは、炎口からの火炎を検出する熱電
対を2種類の板状体から構成して、この2種類の板状体
を接合した感熱部を前記炎口に臨ませてあるバーナ用炎
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス用のコンロバーナを例にとる
と、炎検出用の熱電対としては、先端の感熱部を先鋭に
したシース型熱電対などが多用されている。しかし、こ
のようなシース型熱電対にあっては、感熱部が先鋭であ
るために温度上昇を点でとらえることになり、風による
火炎のゆらぎによる影響を受けやすく、安定した起電力
を得られないという欠点があり、さらに、熱電対そのも
のが高価であるため、炎検出装置がコスト高になるとい
う欠点があった。
【0003】このような従来の欠点を解消するものとし
て、特開平5−223220号公報に開示のように、熱
電対を2種類の板状体から構成し、この2種類の板状体
の横幅方向を互いに接合して感熱部とし、その感熱部を
バーナの炎口に臨ませる構成のものが提案された。この
公報に開示の熱電対にあっては、感熱部が炎口に形成さ
れる火炎の長さ方向に直交する方向に幅広となるため、
火炎のゆらぎによる影響を受けにくく、上述のシース型
熱電対に較べてかなり安定した起電力が得られ、かつ、
構造も簡単で安価となる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示のコンロバーナにおいては、2種類の板状体を
その横幅方向にのみ互いに接合して感熱部としているた
め、熱電対の感熱部が火炎の長さ方向に直行する方向に
は幅広であるが、火炎の長さ方向に沿う方向には比較的
短いものとなり、火炎の大小による影響が大きく、この
点に改良の余地があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、熱電対を2種類の板状体から
なる簡単な構造で構成することができ、火炎のゆらぎに
よる影響が少ないのは勿論、火炎の大小による影響も少
なく、常に安定した起電力が得られるバーナ用炎検出装
置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、熱電対を2種類の
板状体から構成して、その感熱部を炎口の火炎形成予定
箇所の外周に沿わせて配設し、この感熱部を炎口の火炎
に対して保炎板として作用するように構成するものであ
るから、熱電対の感熱部が火炎の長さ方向に直交する方
向は勿論のこと、火炎の長さ方向にも沿うことになり、
しかも、その火炎に対して保炎板として作用するため、
火炎が常に感熱部に接触し、火炎のゆらぎによる影響も
火炎の大小による影響も少なく、したがって、熱電対を
2種類の板状体から構成する簡単な構造で常に安定した
起電力を得ることができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、バーナが
コンロバーナであり、このコンロバーナを構成するバー
ナキャップから庇部を突設し、かつ、環状の炎口のうち
の前記庇部の下方に位置する炎口を他の炎口よりもバー
ナ本体の中心側に偏位させ、このバーナ本体中心側へ偏
位させた炎口と前記庇部とによって副燃焼室を形成し、
この副燃焼室内の下方に熱電対の感熱部を位置させるも
のであるから、副燃焼室を形成する庇部によって感熱部
に煮汁などが直接かかることを極力回避でき、煮汁の付
着による起電力の低下や劣化を防止できるとともに、熱
電対への他物の当接による破損をも防止することがで
き、熱電対の使用寿命を延ばして比較的長年月にわたる
使用が可能となる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、バーナ本
体を板金で形成するものであるから、鋳物製などに較べ
て製造コストの低減を図ることができ、しかも、このバ
ーナ本体を形成する板金のうちの庇部の下方に位置する
部分を上方に膨出させ、この膨出部分によって熱電対の
2種類の板状体の一方を構成し、かつ、他方の板状体を
前記膨出部分の下面に接合するものであるから、バーナ
本体をそのまま熱電対の一方の板状体に兼用して構造の
簡素化を図ることができ、しかも、バーナ本体の一部を
膨出させて熱電対を形成することにより、バーナの炎口
に対する熱電対の位置を確定させ易く、より一層安定し
た起電力を得ることができる。その上、前記膨出部分に
よって熱電対を構成する他方の板状体の上方と周部とを
覆うように構成するものであるから、熱電対の感熱部で
ある2種類の板状体の接合部に煮汁などがかかることは
皆無となり、熱電対の使用寿命をさらに延ばして安定し
た起電力を得ることができる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、熱電対を
構成するバーナ本体の膨出部分とこの膨出部分の下面に
接合する他の板状体とにおいて、前記膨出部分を耐食性
の高い材料で、他の板状体を耐食性の低い材料で形成す
るものであるから、耐食性の低い板状体は、耐食性の高
い膨出部分によって上面と周部とを覆われて、火炎から
完全に保護されることになるため、熱電対の使用寿命を
さらに延ばすことができる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、バーナ本
体を上板と下板との2枚の板金で、かつ、これら上板と
下板との周部を互いに重ね合わせて形成し、この重ね合
わせた上板と下板とを上方に膨出させて前記膨出部分を
形成するものであるから、例えば燃焼用混合気が流動す
るバーナ本体のバーナ用管路を形成する板の一部を膨出
させる場合などに較べて、燃焼用混合気の流れを乱すこ
ともなく、バーナ本体の一部を膨出させるにもかかわら
ず、燃焼用混合気の流れを所望通りに維持して良好な燃
焼による安定した火炎を得ることができる。
【0011】請求項6に記載の発明によれば、バーナ本
体を上板と下板との2枚の板金で、かつ、これら上板と
下板との周部を互いに重ね合わせて形成するとともに、
前記下板の一部を切り欠いて、この切り欠き部に対応す
る部分の上板を上方に膨出させて前記膨出部分を形成す
るものであるから、熱電対の一方の板状体を構成するの
は上板のみとなり、上板と下板とを共に膨出させる場合
に較べて、熱電対の感熱部の熱容量を低下させることが
でき、それによって感熱部による起電力発生の立ち上が
り特性を向上させることができる。
【0012】請求項7に記載の発明によれば、前記下板
の切り欠き部の周部と上板とを互いにカシメて連結する
ものであるから、溶接による連結などに較べて簡単な構
造で、下板の切り欠き部周部と上板との間からの燃焼用
混合気の洩れを防止することができる。
【0013】請求項8に記載の発明によれば、前記下板
の切り欠き部の周部と上板とを互いに変形させて連結す
るものであるから、下板の切り欠き部周部と上板との間
からの燃焼用混合気の洩れをより確実に防止することが
できる。
【0014】請求項9に記載の発明によれば、熱電対を
構成する2種類の板状体のうち、耐食性の高い板状体に
よって上方への膨出部分を形成し、この膨出部分の下面
に耐食性の低い板状体を接合して、この膨出部分によっ
て耐食性の低い板状体の上方と周部とを覆うように構成
するものであるから、耐食性の低い板状体は、耐食性の
高い膨出部分によって煮汁や火炎から完全に保護される
ことになり、熱電対の使用寿命をさらに延ばすことがで
きるとともに、膨出部分を形成する方の板状体をバーナ
本体に接合するものであるから、バーナ本体への接合も
強固なものとなり、しかも、膨出部分のみを必要な材
料、例えばステンレスで構成することが可能となるた
め、バーナ本体の方は比較的安価な材料で形成すること
ができ、バーナのコストダウンを図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明によるバーナ用炎検出装置
の実施の形態を図面に基いて説明する。図面は、ガスコ
ンロ用のバーナを示し、このバーナは、図1から図3に
示すように、燃料ガスと燃焼用の一次空気とを混合して
供給する混合管1と、この混合管1に連設された略円環
状のバーナ本体2と、このバーナ本体2の上部に嵌合載
置されるバーナキャップ3などから構成されている。前
記混合管1とバーナ本体2とは、所定の形状に屈曲成形
されたステンレスからなる板金製の上板4aと下板4b
とから構成され、これら上板4aと下板4bの周部や必
要箇所を互いに重ね合わせ、かつ、カシメなどで連結す
ることにより一体化されて形成されている。
【0016】前記混合管1の基端側には、この混合管1
により形成される混合管路5内に燃料ガスを供給するガ
スノズル6が配設され、このガスノズル6の外周部に
は、燃焼用の一次空気を吸引するための吸入口7が設け
られ、かつ、この吸入口7から吸引する一次空気の量を
調節するためのダンパ8も設けられている。前記混合管
路5は、バーナ本体2により形成される環状のバーナ用
管路9に連通接続され、このバーナ本体2の上面には、
このバーナ本体2とバーナキャップ3とによって形成さ
れる環状空間10と前記バーナ用管路9とを連通するた
めの複数の連通孔11が穿設され、かつ、バーナ本体2
の中心部には、上下方向に貫通する二次空気取り入れ用
の円形の中央開口部12が形成されている。
【0017】前記バーナキャップ3は、混合管1やバー
ナ本体2とは別体に構成され、その下部に一体的に連設
の円筒部13をバーナ本体2の中央開口部12に内嵌す
ることによってバーナ本体2上に載置保持可能に構成さ
れ、この載置保持状態において、バーナ本体2とバーナ
キャップ3との間に前記環状空間10が形成されるよう
に構成されている。このバーナキャップ3の外周部の下
面には、図4に示すように、複数の燃料ガス噴出用凹部
14と、これら燃料ガス噴出用凹部14よりも若干中心
側に偏位した2種類の燃料ガス噴出用凹部14a,14
bとが全周にわたって形成され、バーナキャップ3をバ
ーナ本体2上に載置した状態において、各ガス噴出用凹
部14,14a,14bとバーナ本体2とによって環状
に配設された複数の主炎口15,15a,15bが形成
されて環状空間10に連通するとともに、円筒部13の
内部空間がバーナ本体2の中央開口部12と同芯状に連
通するように構成されている。
【0018】前記バーナキャップ3の上部には、円筒状
の遮熱壁16が下方の円筒部13と同芯状に一体形成さ
れ、この遮熱壁16の下方には、二次空気を供給するた
めの外向きの開口17が形成されていて、遮熱壁16と
円筒部13とが複数の連結部18によって一体的に連結
されている。この遮熱壁16の下端部には、バーナ本体
2の中央開口部12から供給される空気を円筒状の遮熱
壁16内部側と開口17側とに分流し、かつ、開口17
からの二次空気を径方向の外方に向けて案内するための
分流壁19が一体的に連設されている。さらに、このバ
ーナキャップ3において、前記環状空間10を形成する
ための環状凹溝の奥には、上下方向に貫通する周方向に
長いガス噴出孔20が3箇所に穿設され、かつ、各ガス
噴出孔20の上方には、ガス噴出孔20から上方に向け
て噴出されるガスを径方向外方の斜め上方に向けて案内
する覆い部21がバーナキャップ3と一体的に形成さ
れ、環状の主炎口15,15a,15bとは別の補助炎
口22が形成されている。
【0019】したがって、バーナキャップ3をバーナ本
体2上に載置した状態においては、混合管路5からの燃
料ガスがバーナ用管路9と各連通孔11を介して環状空
間10内に供給され、この環状空間10から主炎口1
5,15a,15bを介して径方向の外方に向けて噴出
され、燃焼によって環状の主火炎を形成する。同時に、
環状空間10内の燃料ガスは、補助炎口22を介して径
方向外方の斜め上方に向けて噴出され、燃焼によって環
状の主火炎より径方向内方の3箇所において周方向に長
い補助火炎を形成する。そして、これら主火炎と補助火
炎に対して、開口17から燃焼用の二次空気が供給され
ることになる。
【0020】前記バーナ本体2の中央開口部12内に
は、サーミスタなどからなる過熱状態検出センサ23を
保持する伸縮可能な棒状の保持部材24が位置され、調
理鍋などの底面温度を検出するように構成されている。
すなわち、前記保持部材24が、図外のコンロフレーム
などに取り付けられ、かつ、スプリングなどによって伸
縮可能に構成されるとともに、その上端に過熱状態検出
センサ23が取り付けられていて、バーナキャップ3を
バーナ本体2上に載置した状態において、この過熱状態
検出センサ23がバーナキャップ3の上端面よりも若干
上方へ突出するように構成されている。
【0021】したがって、調理鍋などをコンロ上に載置
すると、その調理鍋の底面が過熱状態検出センサ23に
当接して保持部材24を圧縮し、調理鍋の底面と過熱状
態検出センサ23との接触状態を維持するとともに、前
記遮熱壁16が過熱状態検出センサ23の外周部を覆っ
て火炎からの熱を遮断し、調理鍋の底面の温度を確実に
検出する。そして、この過熱状態検出センサ23による
検出温度が予め設定された設定温度以上になると、図外
の警報器を作動させたり、燃料供給路に備えられた電磁
弁を閉弁操作して燃料ガスの供給を停止するなどして、
調理物の焦げつきや過熱を防止する。
【0022】前記バーナ本体2の混合管1とは反対側の
下方には、所定の形状に屈曲成形された板金製のターミ
ナル25が取り付けられ、このターミナル25には、主
炎口15,15a,15bに点火させるために火花放電
する点火プラグ26が取り付けられている。この点火プ
ラグ26は、バーナ本体2の外周部に穿設の挿通孔27
を貫通して上方に突出され、その上方先端部が主炎口1
5aに臨むように配設されている。この点火プラグ26
用の挿通孔27の横側方において、バーナ本体2を形成
するステンレス製の上板4aの一部が、適当な横幅と長
さを有する状態で、その上面が斜め上方を向くように膨
出され、図5に示すように、その膨出部分28aの下面
にコンスタンタンからなる板状体28bが適当な長さに
わたってスポット溶接などによって接合され、このステ
ンレス製上板4aの膨出部分28aとコンスタンタン製
の板状体28bとにより、バーナの炎を検出する熱電対
28が構成されている。
【0023】この上板4aの膨出部分28aに対応する
下板4bにおいては、膨出部分28aに対応する箇所が
一部切り欠かれていて、図6に示すように、この下板4
bの切り欠き部29の周部と上板4aとが、互いにカシ
メられて連結されている。そして、図5や図6から明ら
かなように、コンスタンタンに較べて耐食性の高いステ
ンレス製の膨出部分28aが、耐食性の低いコンスタン
タン製の板状体28bの上面は勿論のこと、その周部を
もすっぽりと完全に包み込む状態で覆うように構成され
ている。
【0024】前記点火プラグ26と熱電対28とが位置
するバーナキャップ3部分には、点火プラグ26と熱電
対28との上方を覆う庇部30,31がそれぞれ一体的
に連設され、これら庇部30,31に対応するガス噴出
用凹部14a,14bが、他のガス噴出用凹部14より
も若干中心側に寄った位置に配設されている。つまり、
点火プラグ26が臨む主炎口15aは、他の主炎口15
よりも中心側に偏位し、この偏位した主炎口15aと庇
部30とによって点火用副燃焼室32が形成されて、こ
の点火用副燃焼室32内に点火プラグ26が位置されて
いる。同様に、熱電対28の感熱部28cである膨出部
分28aと板状体28bとの接合部分が臨む主炎口15
bも、他の主炎口15より中心側に偏位していて、この
偏位した主炎口15bと庇部31とによって炎検出用副
燃焼室33が形成され、この炎検出用副燃焼室33内に
熱電対28の感熱部28cが位置するように構成され、
かつ、点火ブラグ26の上方を覆う庇部30には、放電
用の電極用突起34が一体的に突設されている。
【0025】前記熱電対28の感熱部28cは、適当な
横幅を有し、かつ、バーナ本体2の中心から遠ざかるほ
ど上方に位置するように斜めに配設されているので、炎
検出用副燃焼室33内において、主炎口15bの火炎形
成予定箇所の外周の下方に沿って位置し、その主火炎に
対して保炎板として作用することになる。この熱電対2
8は、バーナ燃焼時に主火炎で加熱されると、所定の熱
起電力を発生し、その熱起電力に基づいて燃料供給路に
設けられる図外の閉弁付勢型電磁弁を開弁状態に維持
し、例えば煮汁の吹き溢れなどに起因してバーナの炎が
消されたような場合に、熱起電力の発生を停止して電磁
弁が閉弁操作するためのもので、ステンレス製のバーナ
本体2側に陽極側リード線が、コンスタンタン製の板状
体28b側に陰極側リード線がそれぞれ接続されてい
る。
【0026】〔別実施形態〕先の実施態様においては、
図6において下板4bの切り欠き部29の周部と上板4
aとをカシメて互いに連結する構成のものを示したが、
図7に示すように、下板4bの切り欠き部29の周部と
上板4aとを互いに変形させて連結したり、あるいは、
変形させて互いにカシメるなど、種々の連結構造を採用
することができる。また、これまでの実施形態のような
切り欠き部29を設けず、図8に示すように、上板4a
と下板4bとを共に上方に膨出させて膨出部分28aと
し、この膨出部分28aを形成する下板4bの下面にコ
ンスタンタンからなる板状体28bを接合して熱電対2
8を構成することもできる。
【0027】図9はさらに別の実施形態を示すもので、
熱電対28を構成するステンレス製の膨出部分28aを
バーナ本体2の上板4aや下板4bと別体に形成し、こ
のステンレス製膨出部分28aの下面にスポット溶接な
どでコンスタンタン製の板状体28bを接合して熱電対
28を構成し、かつ、ステンレス製の膨出部分28aに
よってコンスタンタン製の板状体28bの上面や周部を
すっぽりと包み込む状態で覆うように構成して、その膨
出部分28aを上板4aや下板4bに固着することで、
この熱電対28の感熱部28cが、適当な横幅を有する
状態で斜めに配設されて保炎板として作用するように構
成することもできる。この場合には、上板4aや下板4
bを必ずしもステンレス製にする必要はなく、仮にステ
ンレス以外の材料で形成するとすれば、陽極側リード線
については、ステンレス製の膨出部分28aに直接接続
することになる。
【0028】これまでの実施形態においては、ステンレ
ス製の膨出部分28aによってコンスタンタン製の板状
体28bの上面と周部とをすっぽりと完全に包み込む状
態で覆うように構成したものを示したが、コンスタンタ
ン製の板状体28bの上面のみを覆うように構成して実
施することもできる。つまり、上面が斜め上方を向くよ
うに構成された膨出部分28aにおいては、主炎口15
bにより形成される主火炎の先端側に位置するひとつの
面と、横側に位置する三角形の2つの面との合計3つの
面を有するが、これら3つの面は必ずしも必要なもので
はなく、少なくともコンスタンタン製の板状体28aの
上面を覆うようにし、かつ、保炎板として作用するよう
に構成しさえすれば、先端側が開口した形状であって
も、また、横側の一方あるいは両方が開口した形状であ
っても実施可能である。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスコンロ用バーナの平面図
【図2】図1のP−O−R線断面図
【図3】ガスコンロ用バーナの分解斜視図
【図4】バーナキャップの底面図
【図5】熱電対を示すバーナ要部の断面図
【図6】熱電対の正面図
【図7】別の実施態様を示す熱電対の正面図
【図8】別の実施態様を示す熱電対の正面図
【図9】別の実施態様を示す要部の斜視図
【符号の説明】
2 バーナ本体 3 バーナキャップ 4a 上板 4b 下板 15,15b 炎口 28 熱電対 28a 耐食性の高い板状体からなる膨出部分 28b 耐食性の低い板状体 28c 感熱部 29 切り欠き部 31 庇部 33 副燃焼室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎口(15)からの火炎を検出する熱電
    対(28)を2種類の板状体(28a),(28b)か
    ら構成して、この2種類の板状体(28a),(28
    b)を接合した感熱部(28c)を前記炎口(15)に
    臨ませてあるバーナ用炎検出装置であって、 前記感熱部(28c)を前記炎口(15)の火炎形成予
    定箇所の外周に沿わせて配設し、この感熱部(28c)
    を前記炎口(15)の火炎に対して保炎板として作用す
    るように構成してあるバーナ用炎検出装置。
  2. 【請求項2】 前記バーナが、バーナ本体(2)とこの
    バーナ本体(2)の上方に位置するバーナキャップ
    (3)とにより構成される周部に環状の炎口(15)を
    有するコンロバーナで、前記バーナキャップ(3)から
    庇部(31)を突設し、かつ、前記環状の炎口(15)
    のうちの前記庇部(31)の下方に位置する炎口(15
    b)を他の炎口(15)よりもバーナ本体(2)の中心
    側に偏位させ、このバーナ本体(2)中心側へ偏位させ
    た炎口(15b)と前記庇部(31)とによって副燃焼
    室(33)を形成し、この副燃焼室(33)内の下方に
    前記熱電対(28)の感熱部(28c)を位置させてあ
    る請求項1記載のバーナ用炎検出装置。
  3. 【請求項3】 前記バーナ本体(2)を板金で形成し、
    このバーナ本体(2)を形成する板金のうちの前記庇部
    (31)の下方に位置する部分を上方に膨出させ、この
    膨出部分(28a)によって前記熱電対(28)の2種
    類の板状体の一方を構成し、かつ、他方の板状体(28
    b)を前記膨出部分(28a)の下面に接合するととも
    に、この膨出部分(28a)によって他方の板状体(2
    8b)の上方と周部とを覆うように構成してある請求項
    2記載のバーナ用炎検出装置。
  4. 【請求項4】 前記熱電対(28)を構成するバーナ本
    体(2)の膨出部分(28a)とこの膨出部分(28
    a)の下面に接合する他の板状体(28b)とにおい
    て、前記膨出部分(28a)を耐食性の高い材料で、前
    記他の板状体(28b)を耐食性の低い材料で形成して
    ある請求項3記載のバーナ用炎検出装置。
  5. 【請求項5】 前記バーナ本体(2)を上板(4a)と
    下板(4b)との2枚の板金で、かつ、これら上板(4
    a)と下板(4b)との周部を互いに重ね合わせて形成
    し、この重ね合わせた上板(4a)と下板(4b)とを
    上方に膨出させて前記膨出部分(28a)を形成してあ
    る請求項3または4記載のバーナ用炎検出装置。
  6. 【請求項6】 前記バーナ本体(2)を上板(4a)と
    下板(4b)との2枚の板金で、かつ、これら上板(4
    a)と下板(4b)との周部を互いに重ね合わせて形成
    するとともに、前記下板(4b)の一部を切り欠いて、
    この切り欠き部(29)に対応する部分の上板(4a)
    を上方に膨出させて前記膨出部分(28a)を形成して
    ある請求項3または4記載のバーナ用炎検出装置。
  7. 【請求項7】 前記下板(4b)の切り欠き部(29)
    の周部と前記上板(4a)とを互いにカシメて連結して
    ある請求項6記載のバーナ用炎検出装置。
  8. 【請求項8】 前記下板(4b)の切り欠き部(29)
    の周部と前記上板(4a)とを互いに変形させて連結し
    てある請求項6記載のバーナ用炎検出装置。
  9. 【請求項9】 前記熱電対(28)を構成する2種類の
    板状体(28a),(28b)のうち、耐食性の高い板
    状体によって上方への膨出部分(28a)を形成し、こ
    の膨出部分(28a)の下面に耐食性の低い板状体(2
    8b)を接合するとともに、この膨出部分(28a)に
    よって耐食性の低い板状体(28b)の上方と周部とを
    覆うように構成し、かつ、この膨出部分(28a)を形
    成する方の板状体を前記バーナ本体(2)に接合してあ
    る請求項2記載のバーナ用炎検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006029723A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Harman Pro:Kk こんろ用バーナ
JP2020067259A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 リンナイ株式会社 コンロバーナー

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