JPH09243022A - 噴霧式燃焼器 - Google Patents
噴霧式燃焼器Info
- Publication number
- JPH09243022A JPH09243022A JP4773796A JP4773796A JPH09243022A JP H09243022 A JPH09243022 A JP H09243022A JP 4773796 A JP4773796 A JP 4773796A JP 4773796 A JP4773796 A JP 4773796A JP H09243022 A JPH09243022 A JP H09243022A
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- JP
- Japan
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- fuel
- inner cylinder
- combustion ring
- cylinder
- combustion
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- Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 噴霧ノズルからの噴射角度が、偏向しまたは
広がって外筒の内面に触れることによる不具合を解消す
ること。 【解決手段】 送風機２と連なる外筒１内に、内筒３
を、その外周と外筒１との間に通気路４を形成させて取
付け、且内筒３の内周壁に環状のスタビライザ８を設け
て、内筒３内に設けた燃料噴霧ノズル６から噴霧される
燃料を送風機２から供給させる空気と内筒３内で混合さ
せて燃焼させる噴霧式燃焼器において、スタビライザよ
り前方の内筒の内周壁に燃焼リング９を設け、燃焼リン
グ９の内周に前方に向かって立上がる立上壁９ａを設
け、更に燃焼リング９に通気孔９ｂを設けたこと。
広がって外筒の内面に触れることによる不具合を解消す
ること。 【解決手段】 送風機２と連なる外筒１内に、内筒３
を、その外周と外筒１との間に通気路４を形成させて取
付け、且内筒３の内周壁に環状のスタビライザ８を設け
て、内筒３内に設けた燃料噴霧ノズル６から噴霧される
燃料を送風機２から供給させる空気と内筒３内で混合さ
せて燃焼させる噴霧式燃焼器において、スタビライザよ
り前方の内筒の内周壁に燃焼リング９を設け、燃焼リン
グ９の内周に前方に向かって立上がる立上壁９ａを設
け、更に燃焼リング９に通気孔９ｂを設けたこと。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】燃料噴霧ノズルから噴霧され
る液体燃料を空気と混合して燃焼させる噴霧燃焼器に関
する。
る液体燃料を空気と混合して燃焼させる噴霧燃焼器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すごとく、外筒ａ内に有底筒型
の内筒ｂを設け、該外筒ｂと内筒ａとの間に通気路ｃを
形成すると共に、内筒ａの中心に燃料噴霧ノズルｄを設
け、該燃料噴霧ノズルｄの前方の内筒ａの内周壁に環状
のスタビライザｅを設けて、該燃料噴霧ノズルｄから噴
霧される燃料を送風機ａから供給させる空気と内筒ａ内
で混合させて燃焼させる噴霧式燃焼器は知られている。
の内筒ｂを設け、該外筒ｂと内筒ａとの間に通気路ｃを
形成すると共に、内筒ａの中心に燃料噴霧ノズルｄを設
け、該燃料噴霧ノズルｄの前方の内筒ａの内周壁に環状
のスタビライザｅを設けて、該燃料噴霧ノズルｄから噴
霧される燃料を送風機ａから供給させる空気と内筒ａ内
で混合させて燃焼させる噴霧式燃焼器は知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この噴霧ノズルｄから
噴霧される燃料の噴射角度θは、図５に示すごとく外筒
ｂに触れない程度に設定されている。しかし燃料噴霧ノ
ズルｄにタール等が付着し、または噴霧ノズルｄからの
燃料の噴霧圧・噴霧量が変化する等によって噴射角が偏
向し、または広がって、外筒ｂの内面に触れる角度θ´
になると、触れた部分で霧化した燃料滴が集まって燃焼
し難くい状態となる。
噴霧される燃料の噴射角度θは、図５に示すごとく外筒
ｂに触れない程度に設定されている。しかし燃料噴霧ノ
ズルｄにタール等が付着し、または噴霧ノズルｄからの
燃料の噴霧圧・噴霧量が変化する等によって噴射角が偏
向し、または広がって、外筒ｂの内面に触れる角度θ´
になると、触れた部分で霧化した燃料滴が集まって燃焼
し難くい状態となる。
【０００４】液体燃料の燃焼状態を説明すると、図４に
示すごとく、空気中にある燃料滴Ａはその周囲に気化し
た燃料と空気の混合層Ｂを形成しつつ自己の燃焼熱によ
り気化し燃焼する。したがって燃料滴が小さければ燃焼
し易いが、燃料滴が集まって大きくなりまたは液状に戻
ると、自己の燃焼熱による気化が遅れ勝ちで、未燃生成
物、例えばアルデヒド等の低沸点炭化水素類や、一酸化
炭素・黒煙等が発生し、また外筒ｂ内壁へのカーボン及
びタールの生成を生じ、また燃焼完結までに時間がかか
り炎が長く成ると言う不具合を生じる。本発明はかかる
不具合のない噴霧燃焼器を提供することを課題とする。
示すごとく、空気中にある燃料滴Ａはその周囲に気化し
た燃料と空気の混合層Ｂを形成しつつ自己の燃焼熱によ
り気化し燃焼する。したがって燃料滴が小さければ燃焼
し易いが、燃料滴が集まって大きくなりまたは液状に戻
ると、自己の燃焼熱による気化が遅れ勝ちで、未燃生成
物、例えばアルデヒド等の低沸点炭化水素類や、一酸化
炭素・黒煙等が発生し、また外筒ｂ内壁へのカーボン及
びタールの生成を生じ、また燃焼完結までに時間がかか
り炎が長く成ると言う不具合を生じる。本発明はかかる
不具合のない噴霧燃焼器を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本願の請求項１記載の発
明は、外筒内に有底筒型の内筒を設け、該外筒と内筒と
の間に通気路を形成すると共に、内筒の中心に燃料噴霧
ノズルを備えると共に該燃料噴霧ノズルの前方の内筒の
内周に環状のスタビライザを設け、該燃料噴霧ノズルか
ら噴射される燃料を送風機から供給させる空気と混合さ
せて燃焼させる噴霧燃焼器において、該スタビライザよ
り前方の内筒の内周に燃焼リングを設けると共に、該燃
焼リングに通気孔を設けたことを特徴とし、かかる構成
を備えることで、何等かの原因で該噴霧角が偏向、拡大
した場合も、偏向しまたは広がった噴霧を燃焼リングよ
り前方に飛散するのを阻止できて、該燃焼リング以降の
内筒内の霧化されない燃料の付着が回避され、内筒の内
壁へのカーボン、タールの付着を抑制出来る。
明は、外筒内に有底筒型の内筒を設け、該外筒と内筒と
の間に通気路を形成すると共に、内筒の中心に燃料噴霧
ノズルを備えると共に該燃料噴霧ノズルの前方の内筒の
内周に環状のスタビライザを設け、該燃料噴霧ノズルか
ら噴射される燃料を送風機から供給させる空気と混合さ
せて燃焼させる噴霧燃焼器において、該スタビライザよ
り前方の内筒の内周に燃焼リングを設けると共に、該燃
焼リングに通気孔を設けたことを特徴とし、かかる構成
を備えることで、何等かの原因で該噴霧角が偏向、拡大
した場合も、偏向しまたは広がった噴霧を燃焼リングよ
り前方に飛散するのを阻止できて、該燃焼リング以降の
内筒内の霧化されない燃料の付着が回避され、内筒の内
壁へのカーボン、タールの付着を抑制出来る。
【０００６】本願の請求項２記載の発明は、請求項１記
載の発明において、燃焼リングの内周に前方に向かって
立上がる立上壁を設けたことを特徴とし、かかる構成を
備えることで、燃料の巻込みに伴って火炎が燃焼リング
の前面に付着して燃焼リングを異常に熱する不具合を解
消出来る。
載の発明において、燃焼リングの内周に前方に向かって
立上がる立上壁を設けたことを特徴とし、かかる構成を
備えることで、燃料の巻込みに伴って火炎が燃焼リング
の前面に付着して燃焼リングを異常に熱する不具合を解
消出来る。
【０００７】本願の請求項３記載の発明は、請求項１記
載の発明において、該燃焼リングに通気孔を設けたこと
を特徴とし、かかる構成を備えることで、霧化した燃料
が燃焼リングの中央開口と該透孔とを分散して流れるこ
とで、霧化した燃料と空気との混合をより良くすると共
に、燃焼リングの中央開口での流速を抑制出来る。
載の発明において、該燃焼リングに通気孔を設けたこと
を特徴とし、かかる構成を備えることで、霧化した燃料
が燃焼リングの中央開口と該透孔とを分散して流れるこ
とで、霧化した燃料と空気との混合をより良くすると共
に、燃焼リングの中央開口での流速を抑制出来る。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明実施の形態を図面に付き説
明する。図面で１は送風機２の吐出口２ａに設けた外
筒、３は該外筒１内に設けた有底筒型の内筒を示し、該
外筒１の内周と内筒３の外周との間に通気路４を形成
し、該内筒３の周壁に設けた空気孔５ａ並びに底壁に設
けた空気孔５ｂから内筒３内に燃焼空気を供給する。６
は該内筒３の中心に前方に向けて設けた燃料噴霧ノズ
ル、７は該燃料噴霧ノズル６の近傍に臨ませた点火プラ
グ、８は該燃料噴霧ノズル６の前方の内筒３の内周に設
けた環状のスタビライザ、８ａは該スタビライザ８に設
けた旋回羽根、９は該スタビライザ８の前方の内筒３の
内面に取付けた前記燃料噴霧ノズル６からの噴霧パター
ンを整形する燃焼リングを示し、該燃焼リング９は、そ
の開口内周縁が燃料噴霧ノズル６からの噴霧ノズル６か
ら円錐状に噴霧される霧の外周に略接する位置に臨むよ
うに内筒３の内周面に取付ける。
明する。図面で１は送風機２の吐出口２ａに設けた外
筒、３は該外筒１内に設けた有底筒型の内筒を示し、該
外筒１の内周と内筒３の外周との間に通気路４を形成
し、該内筒３の周壁に設けた空気孔５ａ並びに底壁に設
けた空気孔５ｂから内筒３内に燃焼空気を供給する。６
は該内筒３の中心に前方に向けて設けた燃料噴霧ノズ
ル、７は該燃料噴霧ノズル６の近傍に臨ませた点火プラ
グ、８は該燃料噴霧ノズル６の前方の内筒３の内周に設
けた環状のスタビライザ、８ａは該スタビライザ８に設
けた旋回羽根、９は該スタビライザ８の前方の内筒３の
内面に取付けた前記燃料噴霧ノズル６からの噴霧パター
ンを整形する燃焼リングを示し、該燃焼リング９は、そ
の開口内周縁が燃料噴霧ノズル６からの噴霧ノズル６か
ら円錐状に噴霧される霧の外周に略接する位置に臨むよ
うに内筒３の内周面に取付ける。
【０００９】９ａは燃焼リング９の内周に設けた立上
壁、９ｂは燃焼リング９に設けた通気孔を示す。そし
て、前記内筒３の周壁に設けた空気孔５ａは、内筒３の
前端位置に近い部分と、燃焼リング９の前後と、スタビ
ライザ８の前方のスタビライザ８に接近した位置との前
後４段に設けた。
壁、９ｂは燃焼リング９に設けた通気孔を示す。そし
て、前記内筒３の周壁に設けた空気孔５ａは、内筒３の
前端位置に近い部分と、燃焼リング９の前後と、スタビ
ライザ８の前方のスタビライザ８に接近した位置との前
後４段に設けた。
【００１０】つぎに本噴霧式燃焼器装置により燃焼を説
明する。燃料噴霧ノズル６に連なる燃料ポンプＰを作動
させ、燃料噴霧ノズル６から液体燃料を噴霧させる。す
ると液体燃料は所定の噴霧角θを保った円錐形のパター
ンを形成しつつ噴霧されこれに点火プラグ７で点火させ
ると、スタビライザ８で保炎されて安定した火炎を形成
しつつ燃焼する。なお、この安定した燃焼時にも火炎は
該燃焼リング９によって多少絞られ、この部分に空気孔
５ａから二次空気が供給を受けるため、燃焼リング９は
火炎と二次空気との接触混合を助ける働きをする。
明する。燃料噴霧ノズル６に連なる燃料ポンプＰを作動
させ、燃料噴霧ノズル６から液体燃料を噴霧させる。す
ると液体燃料は所定の噴霧角θを保った円錐形のパター
ンを形成しつつ噴霧されこれに点火プラグ７で点火させ
ると、スタビライザ８で保炎されて安定した火炎を形成
しつつ燃焼する。なお、この安定した燃焼時にも火炎は
該燃焼リング９によって多少絞られ、この部分に空気孔
５ａから二次空気が供給を受けるため、燃焼リング９は
火炎と二次空気との接触混合を助ける働きをする。
【００１１】次ぎに前述したごとく、何等かの原因で該
噴霧角θが偏向し、または広がって内筒３の内周面に噴
霧が触れる状態となった場合の燃焼を説明する。 燃料
噴霧ノズル６から噴霧される噴霧パターンが偏向しまた
は広がると、偏向しまたは広がった噴霧は燃焼リング９
に当たり燃焼リング９より前方への飛散を阻止される。
噴霧角θが偏向し、または広がって内筒３の内周面に噴
霧が触れる状態となった場合の燃焼を説明する。 燃料
噴霧ノズル６から噴霧される噴霧パターンが偏向しまた
は広がると、偏向しまたは広がった噴霧は燃焼リング９
に当たり燃焼リング９より前方への飛散を阻止される。
【００１２】このため、該燃焼リング９以降の内筒３内
に霧化されない燃料の付着が回避され、内筒３への内壁
へのカーボン・タールの付着を抑制出来る。
に霧化されない燃料の付着が回避され、内筒３への内壁
へのカーボン・タールの付着を抑制出来る。
【００１３】また、燃焼リング９に付着した燃料は、火
炎によって温度が高くなる燃焼リングの裏面で蒸発し、
該燃焼リング９の前後の内筒３に設けた空気孔５ａから
内筒３内に流入する空気と混合して燃焼する。このとき
燃焼リング９は、その手前にある空気孔５ａからの空気
によって冷やされるため特に燃焼リング９が耐久温度を
越えて極端に高温度となることがない。しかも、燃焼リ
ング９の内側に設けた立上壁９ａによって、燃焼リング
９の前面への霧化した燃料の巻込みを抑制でき、燃料の
巻込みに伴って火炎が燃焼リング上で伸び燃焼リング９
を異常に熱する等の不具合を解消出来る。これを説明す
ると、立上壁９ａがないと燃焼リング９の前面に霧化し
た燃料が巻込まれて図３のａに示すごとく、空気孔５ａ
からの空気と混合して燃焼リング９の前面に付着した火
炎を生じる。このため該燃焼リング９の前面にカーボン
・タールが付着したり、燃焼リングが耐久温度を越えて
異常に高まる不具合がある。
炎によって温度が高くなる燃焼リングの裏面で蒸発し、
該燃焼リング９の前後の内筒３に設けた空気孔５ａから
内筒３内に流入する空気と混合して燃焼する。このとき
燃焼リング９は、その手前にある空気孔５ａからの空気
によって冷やされるため特に燃焼リング９が耐久温度を
越えて極端に高温度となることがない。しかも、燃焼リ
ング９の内側に設けた立上壁９ａによって、燃焼リング
９の前面への霧化した燃料の巻込みを抑制でき、燃料の
巻込みに伴って火炎が燃焼リング上で伸び燃焼リング９
を異常に熱する等の不具合を解消出来る。これを説明す
ると、立上壁９ａがないと燃焼リング９の前面に霧化し
た燃料が巻込まれて図３のａに示すごとく、空気孔５ａ
からの空気と混合して燃焼リング９の前面に付着した火
炎を生じる。このため該燃焼リング９の前面にカーボン
・タールが付着したり、燃焼リングが耐久温度を越えて
異常に高まる不具合がある。
【００１４】これに対し、立上壁９ａがあると、燃焼リ
ング９の前面に霧化した燃料が巻込まれても図３のｂに
示すごとく、燃焼リング９の前面から離れた位置に火炎
を生じる。このため前述する不具合を解消出来る。
ング９の前面に霧化した燃料が巻込まれても図３のｂに
示すごとく、燃焼リング９の前面から離れた位置に火炎
を生じる。このため前述する不具合を解消出来る。
【００１５】更に該燃焼リング９を設けると、該燃焼リ
ング９を設けた部分で絞られ、該開口を流れる流れが図
３図のａに示すごとく早まり火炎がリフトし易くなる。
ング９を設けた部分で絞られ、該開口を流れる流れが図
３図のａに示すごとく早まり火炎がリフトし易くなる。
【００１６】そこで燃焼リング９に透孔９ｂを設けて、
図３のｂに示すごとく霧化した燃料が燃焼リング９の中
央開口と該透孔９ｂとを分散して流れるようにして、霧
化した燃料と空気との混合をより良くすると共に、燃焼
リング９の中央開口での流れを抑制して火炎のリフトを
回避させた。なお、上述の説明では、ポンプＰで燃料を
圧送させるものを示したが、該ポンプＰは省略すること
もできる。
図３のｂに示すごとく霧化した燃料が燃焼リング９の中
央開口と該透孔９ｂとを分散して流れるようにして、霧
化した燃料と空気との混合をより良くすると共に、燃焼
リング９の中央開口での流れを抑制して火炎のリフトを
回避させた。なお、上述の説明では、ポンプＰで燃料を
圧送させるものを示したが、該ポンプＰは省略すること
もできる。
【００１７】
【発明の効果】請求項１記載の噴霧燃焼器では、何等か
の原因で該噴霧角が偏向、拡大した場合も、偏向しまた
は広がった噴霧を燃焼リングより前方に飛散するのを阻
止できて、該燃焼リング以降の内筒内への霧化されない
燃料の付着が回避され、内筒の内壁へのカーボン、ター
ルの付着を抑制出来る。
の原因で該噴霧角が偏向、拡大した場合も、偏向しまた
は広がった噴霧を燃焼リングより前方に飛散するのを阻
止できて、該燃焼リング以降の内筒内への霧化されない
燃料の付着が回避され、内筒の内壁へのカーボン、ター
ルの付着を抑制出来る。
【００１８】しかも、燃焼リングに付着した燃料は、火
炎によって温度が高くなる燃焼リング面で蒸発し、内筒
に設けた空気孔からの空気と混合して燃焼するため、該
燃焼リング面にカーボンまたはタール化して付着するこ
ともない。しかも、該燃焼リングの前後の内筒に設けた
空気孔から内筒３内に流入する空気によって該燃焼リン
グに付着した燃料を燃焼させることが出来、燃焼リング
の手前にある空気孔からの空気によって該燃焼リングを
冷やすことができる。
炎によって温度が高くなる燃焼リング面で蒸発し、内筒
に設けた空気孔からの空気と混合して燃焼するため、該
燃焼リング面にカーボンまたはタール化して付着するこ
ともない。しかも、該燃焼リングの前後の内筒に設けた
空気孔から内筒３内に流入する空気によって該燃焼リン
グに付着した燃料を燃焼させることが出来、燃焼リング
の手前にある空気孔からの空気によって該燃焼リングを
冷やすことができる。
【００１９】請求項２記載の噴霧燃焼器では、燃焼リン
グの内周に前方に向かって立上がる立上壁を設けたこと
で、燃焼リングの前面に形成させる火炎を燃焼リングか
ら離すことができて、燃焼リングへのカーボン・タール
の付着を回避出来ると共に燃焼リングの温度管理が出来
る。
グの内周に前方に向かって立上がる立上壁を設けたこと
で、燃焼リングの前面に形成させる火炎を燃焼リングか
ら離すことができて、燃焼リングへのカーボン・タール
の付着を回避出来ると共に燃焼リングの温度管理が出来
る。
【００２０】請求項３記載の噴霧燃焼器では、霧化した
燃料が燃焼リングの中央開口と該透孔とを分散して流れ
ることで、霧化した燃料と空気との混合をより良くする
と共に、燃焼リングの中央開口での流れを抑制して火炎
のリフトを回避出来る。
燃料が燃焼リングの中央開口と該透孔とを分散して流れ
ることで、霧化した燃料と空気との混合をより良くする
と共に、燃焼リングの中央開口での流れを抑制して火炎
のリフトを回避出来る。
【図１】 発明の実施の形態を示す一部を切除した側面
図
図
【図２】 燃焼リングに立上壁がある状態とない状態と
を比較して説明する説明図
を比較して説明する説明図
【図３】 燃焼リングに通気孔がある状態とない状態と
を比較して説明する説明図
を比較して説明する説明図
【図４】 燃料滴の燃焼を説明する説明図
【図５】 従来例を示す一部を切除した側面図
１ 外筒 ２ 送風機 ３ 内筒 ４ 通気路 ８ スタビライザ ９ 燃焼リング ９ａ 立上壁 ９ｂ 通気孔
Claims (3)
- 【請求項１】 送風機と連なる外筒内に有底筒型の内筒
を設けて、該外筒と内筒との間に通気路を形成すると共
に、内筒の中心に燃料噴霧ノズルを設け、該燃料噴霧ノ
ズルの前方の内筒の内周壁に環状のスタビライザを設け
て、該燃料噴霧ノズルから噴霧される燃料を送風機から
供給させる空気と内筒内で混合させて燃焼させる噴霧式
燃焼器において、該スタビライザより前方の内筒の内周
壁に燃焼リングを設けたことを特徴とする噴霧式燃焼
器。 - 【請求項２】 該燃焼リングの内周に前方に向かって立
上がる立上壁を設けたことを特徴とする請求項１記載の
噴霧燃焼器。 - 【請求項３】 該燃焼リングに通気孔を設けたことを特
徴とする請求項１記載の噴霧燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4773796A JPH09243022A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 噴霧式燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4773796A JPH09243022A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 噴霧式燃焼器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09243022A true JPH09243022A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12783666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4773796A Pending JPH09243022A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 噴霧式燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09243022A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012177503A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sakae Seiki Kk | 噴霧式火炎発生装置 |
| CN113917068A (zh) * | 2021-09-27 | 2022-01-11 | 聚光科技(杭州)股份有限公司 | 水中碳的检测系统和方法 |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP4773796A patent/JPH09243022A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012177503A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sakae Seiki Kk | 噴霧式火炎発生装置 |
| CN113917068A (zh) * | 2021-09-27 | 2022-01-11 | 聚光科技(杭州)股份有限公司 | 水中碳的检测系统和方法 |
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